JP2569081Y2 - 電話線用ケーブルカバー - Google Patents

電話線用ケーブルカバー

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JP2569081Y2 JP11267391U JP11267391U JP2569081Y2 JP 2569081 Y2 JP2569081 Y2 JP 2569081Y2 JP 11267391 U JP11267391 U JP 11267391U JP 11267391 U JP11267391 U JP 11267391U JP 2569081 Y2 JP2569081 Y2 JP 2569081Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電話線の保護を目的とす
るケーブルカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、街路の景観をよくしたい等の要望
から、地中に埋設された管内に、電話線等を配線するこ
とが増えてきた。しかし、そうした地中配線は都市の限
られた一部の地域で実施されているにすぎない。多くの
電話線等の配線は、未だに柱上配線法により行われてい
る。情報社会の一翼を担う電話線は街路の柱上を占有し
ている感がある。その電話線の近くには立体的に交差す
る電線等が配線されていることも多く見られる。また、
電話線が街路樹の間を抜くようにして配線されることも
珍しくはない。したがって、その電話線を保護するため
に、合成樹脂製のケーブルカバーで電話線を覆ってい
る。そのケーブルカバーの長さは約1〜2mの定寸であ
り、図4に示すように、隣接するケーブルカバーを針金
20で連結して、電話線の必要範囲の保護をしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記ケーブルカバーで
電話線を覆う作業は、連結により長くなったケーブルカ
バーを、高所において電話線周囲で押し引きする必要が
あり、その際、隣接するケーブルカバー間に不必要な隙
間を生じていた。そして、強風に煽られた枝や他の電線
等が前記隙間部分で露出している電話線に接触し該電話
線を損傷することが度々おきていた。また、前記電話線
をケーブルカバーで覆う作業は、ケーブルカバー間の隙
間を防ぎきれないにも拘わらず、次に示すように面倒な
ものであった。まず、あらかじめケーブルカバーの端部
の穴に通して捻り、ケーブルカバーの内側へ曲げておい
た針金を出してほどき、連結の準備をする。次いで、そ
の針金の一端を、隣接する他のケーブルカバーの端部の
穴に通し、再び針金の両端を捻り結束する。その際、一
度捻って癖がついた針金を扱うことになり、その場合の
針金の扱いが面倒なことは周知のことである。
【0004】本考案は上記課題を解決するためになされ
たもので、高所における作業が容易で、しかもケーブル
カバー間に隙間を生じることなく連結できる電話線用ケ
ーブルカバーの提供を目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本考案は、合成樹脂製管
状体の側面を軸方向に割って当該側面に開閉部を形成
し、該開閉部の対向する一側縁部を前記合成樹脂製管状
体の軸と直角方向へ外向きに所定量延長して第一延長部
となすとともに、該第一延長部と接するように前記開閉
部の他側縁部を延長して第二延長部とし、該第二延長部
の先端を、前記第一延長部の先端を挟む略コの字断面形
状の係合部とした電話線用ケーブルカバーにおいて、前
記管状体の軸方向の一端側をラッパ状に拡大して第一連
結部とするとともに前記管状体の軸方向の他端側を第二
連結部とし、前記第一連結部付近の管壁には前記管状体
の断面中心線に対称な位置各々に、クリップ支持穴とそ
れに対し所定量離れたクリップ仮止め穴とよりなるクリ
ップ装着部を、前記クリップ支持穴が管状体の軸方向に
沿ってクリップ仮止め穴よりも第一連結部の端部寄りと
なるように設け、前記クリップ支持穴に回転可能に挿入
係止される支持突起を一端に、穴に対する着脱可能装置
を他端に有する合成樹脂製クリップを前記対称位置のク
リップ装着部に各々装着し、前記第二連結部付近の管壁
には、前記管状体の断面中心線に対称な位置各々に前記
クリップの着脱可能装置が挿入可能なクリップ係止穴を
設けるとともに、前記第二連結部側の端から所定量前記
第一延長部および第二延長部を切り欠いたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】本考案の電話線用ケーブルカバー(以下単にカ
バーという)は、次のようにして電話線を覆って取り付
けられる。まず、第一番目のカバーを、その軸方向(径
方向と直交する方向)に沿う開閉部で開いて電話線に被
せ、前記開閉部の第一延長部と第二延長部を合わせて当
該開閉部を閉じ、第二延長部先端の係合部を第一延長部
の先端にはめてカバーが開かないようにする。その際、
前記カバーは、電話線の保護する部分へ、ラッパ状に拡
大した第一連結部が向くようにして電話線に被せられ
る。
【0007】次いで、前記電話線の保護する部分へ向け
て第一番目のカバーを押し出し、それまで前記第一番目
のカバーで覆われていてこのカバーの押し出し移動で露
出した電話線の部分に、第二番目のカバーを前記と同様
にして被せ、該第二番目のカバーの先端に位置するラッ
パ状の第一連結部を、前記第一番目のカバーの後端に位
置する第二連結部の外周にはめて重ね合わせる。これに
よって、第一番目と第二番目のカバー間に隙間が無くな
る。そして、第二番目のカバーの第一連結部付近に装着
されているクリップの端部の着脱可能装置をクリップ装
着部のクリップ仮止め穴から外し、当該クリップ装着部
のクリップ支持穴に挿入されているクリップの支持突起
を回転軸としてクリップを前記第一番目のカバーの後端
へ回転させ、前記第一番目カバーの後端に形成されてい
るクリップ係止穴にクリップの着脱可能装置を挿入係止
し、両カバーを連結する。続いて前記連結されたカバー
を電話線の保護部分へ向けて押し出し、第三のカバーを
同様にして電話線に被せ、第二番目のカバーと連結す
る。このようにして、電話線の保護される部分がすべて
カバーで覆われるまで前記連結押し出し作業を繰り返
す。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図を参照して以下に説明す
る。図1は本考案一実施例のカバーの管状体についての
正面図と右側面図、図2は図1の管状体にクリップを装
着したときの一部正面図、図3は本考案の一実施例のカ
バーを電話線に取り付けたときの一部正面図と断面図で
ある。
【0009】本考案の一実施例のカバーは、図1に示す
管状体1に図2に示すようにクリップ7が装着されてい
る。管状体1は、押し出し成形された合成樹脂製の管状
体の軸方向の一端が加熱されて型押しされ、冷却されて
ラッパ状に拡大した第一連結部2と、該第一連結部2と
は反対側の管状体1端部に第二連結部8を有する。
【0010】前記第一連結部2付近の管壁には、管状体
1の断面中心線Cに対して対称な位置に、クリップ支持
穴5a,51aとクリップ仮止め穴5b,51bとより
なるクリップ装着部5,51が各々形成されている。な
お、図においては管状体1の断面中心線Cに対して一側
のクリップ支持穴5a、5bのみ示し、それとは対称位
置にあるクリップ支持穴51a,51bおよびクリップ
装着部51については示していない。前記クリップ支持
穴5a,51aはクリップ7の一端側を回転可能に支持
するためのもので、クリップ仮止め穴5b,51bより
も第一連結部2の先端部寄りに位置する。それに対し、
クリップ仮止め穴5b,51bは、クリップ7の他端側
を着脱可能に係止するためのもので、管状体1の軸方向
に沿って前記クリップ支持穴5a,51aから所定距離
離れて位置する。
【0011】第二連結部8付近の管壁には、前記管状体
2の断面中心線Cに対称な位置にクリップ係止穴6,6
1(61については図示せず)が各々形成されている。
このクリップ係止穴6,61は、この発明のカバーを連
結する際に、後記するクリップ7の着脱可能装置7bを
挿入係止するためのもので、該着脱可能装置7bが挿入
可能な大きさで、かつ前記クリップ支持穴5a,51a
およびクリップ仮止め穴5b,51bとほぼ同じ高さに
形成されている。
【0012】また、前記管状体1の下部には、軸方向に
沿って管状体1の側面を割って形成した開閉部9を有す
る。この開閉部9の対向する一側縁部は、前記合成樹脂
製管状体1の軸と直角方向へ外向き(下向き)に所定量
延長されて第一延長部10を構成し、それに対して開閉
部9の他側縁部は前記第一延長部10と接する第二延長
部11を構成し、該第二延長部の先端(下端)が第一延
長部10の先端(下端)を挟む略コの字断面形状の係合
部12となっている。この係合部12は、電話線にカバ
ーを取り付ける際、一旦第一延長部10の先端(下端)
から外されて開閉部9が開かれ、電話線にカバーを被せ
た後に再び延長部10の先端(下端)に係止されて開閉
部9を閉じる。図3は本考案のカバーを電話線16に取
り付けた状態を示すもので、電話線16は電話線支持ケ
ーブル15によって支持されている。
【0013】前記第一延長部10および第二延長部11
は、前記第二連結部8側の端部で該端部から所定量切り
欠かれ、それによって切り欠き部4が形成されている。
この切り欠き部4は、図3に示すように、二つのカバー
の連結時、一方のカバーの第一連結部2が他方のカバー
の第二連結部8の外側にはめられる際に、第二連結部8
の下端で第一延長部10および第二延長部11が他のカ
バーの第一連結部2の下端に衝突して両カバーの連結を
妨げることがないようにするものである。
【0014】クリップ7は、本考案のカバーを連結状態
で維持するために一つのカバーに対して二つ用いられる
もので、合成樹脂製からなり、その一端には前記クリッ
プ支持穴5a,51aに挿入係止される支持突起7aが
形成され、他端には前記クリップ仮止め穴5b,51b
に着脱可能に挿入係止される着脱可能装置7bを有す
る。このクリップ7は、カバーの連結前においては、図
2に示すように、前記クリップ装着部5,51に各々装
着される。そして、カバーの連結時には図3に示すよう
に、着脱可能装置7bがクリップ仮止め穴5b,51b
から外されてクリップ支持突起7aを回転軸として他の
カバー側へ回転され、他のカバーの第二連結部8付近の
クリップ係止穴6,61に着脱可能装置7bが挿入係止
される。
【0015】前記実施例において、管状体1の材質はリ
ニアポリエチレン(三菱油化製ユカロン、UE320)
であるが、他のポリエチレンの使用でも何らさしつかえ
ない。また、クリップ7は市販品(株式会社ニフコ製)
を用いており、着脱可能装置7bとしてはプランジャー
2009とグロメット2001の組み合わせであり、更
にプラスティーリベット0033−1−10−110−
02が組み合わされている。
【0016】
【考案の効果】以上図示し説明したように、本考案の電
話線用ケーブルカバーによれば、高所での取り付け作業
も容易且つ確実に行え、しかもケーブルカバーの連結時
にケーブルカバー間に隙間を生じず、電話線を良好に保
護することができる。また、電話線への取り付け前にお
いては、クリップをケーブルカバーのクリップ装着部に
装着して仮止め状態としておけるので、ケーブルカバー
の輸送中に損傷を気遣う必要がなく、梱包形態の長さを
最小にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のケーブルカバーの管状体の正
面図と右側面図である。
【図2】本考案一実施例のケーブルカバーの管状体にク
リップを装着した状態の一部正面図である。
【図3】本考案一実施例のケーブルカバーを電話線に取
り付けたときの一部正面図と断面図である。
【図4】従来技術によるケーブルカバーの連結状態を示
す一部正面図である。
【符号の説明】
1 管状体 2 第一連結部 4 切り欠き部 5 クリップ装着部 5a クリップ支持穴 5b クリップ仮止め穴 6 クリップ係止穴 7 クリップ 7a 支持突起 7b 着脱装置 8 第二連結部 9 開閉部 10 第一延長部 11 第二延長部 12 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−117314(JP,A) 特開 平2−36718(JP,A) 実開 昭62−159117(JP,U) 実開 昭58−81823(JP,U) 実公 昭51−1037(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製管状体の側面を軸方向に割っ
    て当該側面に開閉部を形成し、該開閉部の対向する一側
    縁部を前記合成樹脂製管状体の軸と直角方向へ外向きに
    所定量延長して第一延長部となすとともに、該第一延長
    部と接するように前記開閉部の他側縁部を延長して第二
    延長部とし、該第二延長部の先端を、前記第一延長部の
    先端を挟む略コの字断面形状の係合部とした電話線用ケ
    ーブルカバーにおいて、 前記管状体の軸方向の一端側をラッパ状に拡大して第一
    連結部とするとともに前記管状体の軸方向の他端側を第
    二連結部とし、 前記第一連結部付近の管壁には前記管状体の断面中心線
    に対称な位置各々に、クリップ支持穴とそれに対し所定
    量離れたクリップ仮止め穴とよりなるクリップ装着部
    を、前記クリップ支持穴が管状体の軸方向に沿ってクリ
    ップ仮止め穴よりも第一連結部の端部寄りとなるように
    設け、 前記クリップ支持穴に回転可能に挿入係止される支持突
    起を一端に、穴に対する着脱可能装置を他端に有する合
    成樹脂製クリップを前記対称位置のクリップ装着部に各
    々装着し、 前記第二連結部付近の管壁には、前記管状体の断面中心
    線に対称な位置各々に前記クリップの着脱可能装置が挿
    入可能なクリップ係止穴を設けるとともに、前記第二連
    結部側の端から所定量前記第一延長部および第二延長部
    を切り欠いたことを特徴とする電話線用ケーブルカバ
    ー。
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