JP2568470Y2 - ホース継手 - Google Patents

ホース継手

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JP2568470Y2
JP2568470Y2 JP1991110047U JP11004791U JP2568470Y2 JP 2568470 Y2 JP2568470 Y2 JP 2568470Y2 JP 1991110047 U JP1991110047 U JP 1991110047U JP 11004791 U JP11004791 U JP 11004791U JP 2568470 Y2 JP2568470 Y2 JP 2568470Y2
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矢 鉄 夫 浦
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サンエー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホース継手の改良に係
り、継手自体に雌雄の区別を持たないようにしたホース
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニオン継手、早管継手等、各種
のホース継手があるが、いずれも、雌雄に区別されたホ
ース継手によって、一本のホースの一方に雄の継手を取
り付けた場合、他方は雌の継手を取付けるというよう
に、一本のホースの両端に雌雄別個の継手を取付けるも
のであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
雌雄の区別があるホース継手の場合、連結作業の際、雌
雄の配置を間違えると、雄側同士或は雌側同士では接続
することができないため、ホースの左右を改めて配置し
直す必要があり、面倒な作業を必要としていた。本考案
は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、継手を
介してホースを接続する際、ホースの左右方向の如何を
問わず連結できるように雌雄の区別がないホース継手を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案のホース継手は、ホース挿着側の外周に段
部を形成したホース挿着部と継手側外周にネジを左方向
に切った逆ネジ部とを有して成る内筒と、前記逆ネジに
螺合する内ネジを形成すると共に、継手側端部の周縁の
四等分のうち対向する二部分を切除して成る凹嵌部の右
回り周方向外端に凸部を残して切除した凹部が前記凸部
と同一形状となる外筒を形成し、この外筒を前記内筒の
継手側端部から螺入して該内筒の継手側端部が前記外筒
の凹部と凸部境界に至るまで結合することにより一個の
ホース継手を構成し、このホース継手の二個を互いに継
手側から嵌め込んで右回りに回動することにより、一方
のホース継手の凸部を他方のホース継手の凹部に嵌め合
わせて結合し、前記両方の内筒の継手側端部が互いに密
着するようにしたものであるまた、前記内筒の逆ネジ
部の前後外周にOリングを嵌合するのが好ましい
【0005】
【作用】本考案のホース継手を実施例に対応した図1に
基づいて説明すると、内筒1に外筒2を螺入してなるホ
ース継手を二個持ち寄って連結するには、例えば左方の
ホース継手の凹嵌部5、5’に、右方のホース継手の突
出片6、6’を嵌め入れる。この際、凹嵌部5と5’及
び突出片6と6’とは、外筒2の継手側端部2aを四等
分して、その中の互いに対向する二部分を切除してを凹
嵌部5、5’とし、残りの部分を突出片6、6’とした
ものであるから、互いに同幅の関係にあり、いずれの凹
嵌部5、5’と突出片6、6’とでも嵌り合う。
【0006】また、凹嵌部5、5’と突出片6、6’と
の嵌合後、左右の外筒2、2を互いに右方向に回動する
ことによって、例えば左方の外筒2の凹部7に対して右
方の外筒2の凸部8が嵌入する。これは、見方を変えれ
ば、右方の外筒2の凹部7に対して左方の外筒2の凸部
8が嵌入するとも云え、また図1の背面に位置する凹部
7’と凸部8’同士でも同様の嵌め合せが行われる。
【0007】以上のことから、本考案のホース継手は、
同一の継手を左右のホース10、10に接続して使用す
ることができ、互いに雌雄の関係がなく、継手の連結方
向を有しないものである。
【0008】また、外筒の各凹嵌部の凹部7、7’と凸
部8、8’とは嵌め合いを互いに右方向にしたのに対し
て、内筒1と外筒2とは互いに左回りの逆ネジによって
嵌合するから、二つのホース継手を連結する際、互いに
嵌め合い方向に回動すると、外筒2に対して内筒1はそ
の継手側端部1bを相手方の継手側端部1bに付勢させ
るから、左右の内筒1同士でその継手側端部1b、1b
同士が圧迫しあって、該接合部のシール性能を向上する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1は、本考案のホース継手の連結状態を
示す正面図である。図2(a) は本考案によるホース継手
の内筒と外筒とを接続した状態を示す正面図であり、図
2(b) は図2(a) の継手側端部を示す側面図である。図
3(a) は本考案によるホース継手の内筒を示す正面図で
あり、図3(b) は図3(a) の継手側端部を示す側面図で
ある。図4(a) は本考案によるホース継手の外筒を示す
正面図であり、図4(b) は図4(a) の継手側端部を示す
側面図である。
【0011】本考案のホース継手は、図1に示すよう
に、ホースの連結用継手として用いるものであり、図2
に示すように、内筒1の外周に外筒2を螺入して一個の
継手を形成してなるものである。
【0012】より詳細に説明すると、内筒1は、図3に
示すように、一定径の内腔12を有する金属製筒体から
なり、ホース挿着部1a側の外周に凹凸状の段部4を周
方向に沿って形成し、該段部4に沿ってホース10の挿
着を行うようにしてある。また、内筒1の継手側端部1
bの外周は、段部4の凸周部4aよりやや大径に形成さ
れ、該継手側端部1bからホース挿着部1aに至る外筒
収嵌部の外周には略中央に一定幅に亙ってネジを左方向
に切った逆ネジ部3を形成してある
【0013】次に、外筒2は、図4に示すように、内ネ
ジ部13を内周に形成した金属製筒体からなり、外筒2
の内ネジ部13に内筒1外周の逆ネジ部3を螺合して両
者を結合することができる。また、内筒1の逆ネジ部3
の前後の外周にOリング11、11を嵌合してあり、内
筒1と外筒2との螺合時に両者の隙間から泥水等が侵入
するのを防止するようにしてある。
【0014】この外筒2の継手側端部2aは周縁を四等
分した位置で、一対の対向部分を互いに同量だけ切除し
て二つの同一形状の凹嵌部5、5’を形成してある。さ
らに、凹嵌部5、5’の切除により外筒2の継手側端部
2aに残った一対の突出片6、6’の夫々に対して凹嵌
部5、5’の各内縁側から共に右回り周方向に同一形状
の凹部7、7’を切削するが、この凹部7、7’と継手
側端部に残留した凸部8、8’もまた互いに同一形状と
なるように形成する。
【0015】そこで、以上のような内筒1の外周に外筒
2を嵌入すると、内筒1の逆ネジ部3に対して外筒2の
内ネジ部13が螺合する。外筒2のねじ込み量として、
継手側端部が内筒1の凹部7、7’と凸部8、8’との
境界に位置する箇所、即ち内筒1の継手側端部1bが凹
部7、7’の周部に沿って露出する状態にしておく。か
くして一個のホース継手が形成されたが、このホース継
手を使用するには、図1に示すように、ホース継手の段
部4を各ホース10、10…の両端に挿着し、互いに左
右のホース継手を持ち寄って右側と左側とのホース継手
同士の突出片6、6’を凹嵌部5、5’に挿入する。次
いで、左右のホース継手を互いに右回りに回動すると、
突出片6、6’の凹部7、7’に凸部8、8’が嵌め合
わされて、左右のホース継手の連結がなされる。
【0016】この際、凹部7、7’の周部に沿って露出
した内筒1の継手側端部が突出片6、6’を挿入する際
の案内をして接続作業が容易となる。
【0017】また、二つのホース継手を連結する際、
いに嵌め合い方向(右周り方向)に回動すると、外筒2
は内筒1の左ネジに螺合されているため、左右の内筒
1、1の継手側端部1b、1bが互いに突出方向に付勢
され、これらの継手側端部1b、1bが互いに圧迫し合
って密着し、接合部のシール性能を向上すると共に、外
筒2、2内における内筒1、1の螺合の緩みを防止する
ことができる
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のホース継
手は、同一構成の継手の連結が可能となり、互いに雌雄
の関係がなく、継手の連結方向を有しないものである。
【0019】また、どの突出片6、6’をどの凹嵌部
5、5’に嵌め合わせるかという選定を必要とせず、周
方向について無作為な連結ができ、容易且つ迅速な連結
作業が可能となる。
【0020】さらに、左右のホース継手を互いに嵌め合
い方向(右周り方向)に回動する際、左右の内筒1、1
の継手側端部1b、1bが互いに突出方向に圧迫しあっ
てこれらの継手側端部1b、1bが互いに密着すること
により、この接合部のシール性能を向上すると共に、外
筒2、2内における内筒1、1の螺合の緩みを防止する
ことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案のホース継手の連結状態を示す
正面図である。
【図2】図2(a) は本考案によるホース継手の内筒と外
筒とを接続した状態を示す正面図であり、図2(b) は図
2(a) の継手側端部を示す側面図である。
【図3】図3(a) は本考案によるホース継手の内筒を示
す正面図であり、図3(b) は図3(a) の継手側端部を示
す側面図である。
【図4】図4(a) は本考案によるホース継手の外筒を示
す正面図であり、図4(b) は図4(a) の継手側端部を示
す側面図である。
【符合の説明】
1…内筒、1a…ホース挿着部、1b…内筒の継手側端
部、2…外筒、2a…外筒の継手側端部、3…内筒の逆
ネジ部、4…段部、5、5’…嵌合部、6、6’…突出
片、7、7’…凹部、8、8’…凸部、13…外筒の内
ネジ部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホース挿着側の外周に段部を形成したホー
    ス挿着部と継手側外周にネジを左方向に切った逆ネジ部
    とを有して成る内筒と、前記逆ネジに螺合する内ネジを
    形成すると共に、継手側端部の周縁の四等分のうち対向
    する二部分を切除して成る凹嵌部の右回り周方向外端に
    凸部を残して切除した凹部が前記凸部と同一形状となる
    外筒を形成し、この外筒を前記内筒の継手側端部から螺
    入して該内筒の継手側端部が前記外筒の凹部と凸部の境
    界に至るまで結合することにより一個のホース継手を構
    成し、このホース継手の二個を互いに継手側から嵌め込
    んで右回りに回動することにより、一方のホース継手の
    凸部を他方のホース継手の凹部に嵌め合わせて結合し、
    前記両方の内筒の継手側端部が互いに密着するようにし
    ことを特徴とするホース継手。
  2. 【請求項2】前記内筒の逆ネジ部の前後外周にOリング
    を嵌合して成ることを特徴とする請求項1記載のホース
    継手。
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