JP2567940B2 - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

Info

Publication number
JP2567940B2
JP2567940B2 JP1083938A JP8393889A JP2567940B2 JP 2567940 B2 JP2567940 B2 JP 2567940B2 JP 1083938 A JP1083938 A JP 1083938A JP 8393889 A JP8393889 A JP 8393889A JP 2567940 B2 JP2567940 B2 JP 2567940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger
end portion
riser
cleat
skirt guard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1083938A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02265894A (ja
Inventor
忠一 斎藤
秋夫 石田
達也 金子
俊彦 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1083938A priority Critical patent/JP2567940B2/ja
Publication of JPH02265894A publication Critical patent/JPH02265894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567940B2 publication Critical patent/JP2567940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エスカレータや電動道路などの乗客コンベ
アに係り、特にエスカレータのステツプと、これに近接
するスカートガードとの間に履物や衣類が引き込まれる
ことによる人身事故の防止に好適な乗客コンベアの構成
に関する。
[従来の技術] 一般に、乗客コンベアの乗客搭乗用部材、例えば、エ
スカレータのステツプは、欄干の内側のスカートガード
に対して所定の隙間をもつて保持された状態で、無端状
に連結して移動させることにより乗客を移送するように
構成されており、このとき、ステツプの上面に、その進
行方向に沿つて複数の頂部を有する、ストライプ状のク
リートを形成して踏面とし、さらに、このステツプの蹴
上げを形成する面にも、垂直方向に延びる複数の頂部を
有する、ストライプ状のライザが備えられるのが通例で
ある。
このような従来の乗客コンベアの構成について、エス
カレータを例にとり、第5図乃至第7図によつて説明す
ると、まず第5図は一般的なエスカレータに共通な部分
の一部を斜視図で示したもので、この図と第6図におい
て、1が乗客搭乗用部材となるステツプであり、このス
テツプ1の上面にはクリート1Aが設けられ、これにより
乗客が搭乗する踏面が形成されている。そして、これら
のステツプ1は無端状に連結され、移動手摺り(ハンド
レール)Hを案内する欄干Lの内側、下方に設けられて
いるスカートガード2に対して、通常、2〜3mm程度の
所定の隙間gを保つようにして、図示してない駆動機構
を介してモータにより回動駆動されるようになつてい
る。
そして、上記クリート1Aには、エスカレータの乗降口
の床面に設けられているコームKの歯先Kaと噛み合うよ
うに多数の凹凸が設けられており、この凸部の頂部1Bを
踏面として乗客が乗り、移送されて行くようになつてい
る。
また、このステツプ1の一部をなす蹴上げ部1Dにはラ
イザ1Cが設けられているが、このライザ1Cの表面には、
このステツプ1の次に連結されているステツプのクリー
ト1Aの端部(前端という)1AAと噛み合うようにして凹
凸部1DDが形成されており、これらのクリート1Aとコー
ムK、それにクリート1Aとライザ1Cの噛み合いにより、
ステツプによる衣類などの噛み込みが防止されるように
なつている。
ところで、このような乗客コンベアにおいては、ステ
ツプ1とスカートガード2との間の隙間gに、乗客の靴
先や衣類の先端などが引き込まれる虞れのあることが、
実公昭48-13918号公報などにより開示されており、それ
によれば、このような人身の安全に関わるトラブルは、
ステツプ1が上昇方向に動いているときには、第6図の
矢印Aから矢印Aa方向に、そして、ステツプ1が下降方
向に動いているときには、第7図の矢印Bから矢印Bb方
向に乗客の靴先などが引き込まれるという形で現れるも
のであり、そこで、この公報では、ステツプ1のスカー
トガード2に近い端部を、黄色などの注意を喚起する色
で着色する方法について開示している。
他方、同じく実公昭40-6033号公報、特開昭50-160991
号公報では、第8図に示すように、ステツプ1の側端部
に、ゴムなどの弾性体からなる突出片Saを設け、乗客の
靴先などが接近して、図の矢印C方向の力が働いたとき
には、破線で想像図として描かれているように、この突
出片Saが変形して隙間gを塞ぎ、靴先などの引き込みが
防止されるようにする方法について開示している。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術のうち、先ず着色による方法は、視覚的
な注意喚起によるものであるため、或る程度の知識や理
解力を必要とし、幼児などには充分な安全性の確保の点
で問題があり、ときには、第6図や第7図の矢印A,Bに
示すように、隙間gの入口部分に靴先などを近づけたと
き、この隙間gの中に矢印Aa,Bbで示すように、靴先な
どが引き込まれ、このとき、ステツプ1とスカートガー
ド2の変形も現われるため、さらに奥まで引き込まれて
しまう虞れがある点についての改善は、特に望めない。
また、突出片による方法では、この突出片の真上に乗
客の靴先などが位置し、これに乗客の体重などによる力
が作用したときには、この力により垂直方向に簡単に沈
下変形してしまい、コームとの噛み合い部分では、靴先
などの引き込みに対して、かえつて危険な方向に作用
し、充分な安全性の確保が困難であるという問題があつ
た。
本発明の目的は、エスカレータのステツプなどの乗客
搭乗用部材とスカートガードとの間で発生する虞れのあ
る、どのような人身事故に対しても、常に充分な安全性
の確保が得られるようにした乗客コンベアを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、乗客搭乗用部材
とスカートガードとの隙間、あるいはステップ部材の蹴
上げ部とスカートガードとの隙間に、金属ばね部材など
の剛性板状弾性体からなる防護部材を設け、この比較的
硬い材料からなる防護部材の、上記乗客搭載用部材の踏
面あるいはステップ部材の蹴上げ部の表面に位置する端
部をこれらの踏面あるいは表面から離れる方向に折り曲
げ形成すると共に、この端部にこの端部とほぼ直角にな
った複数の切り込みを形成し、この端部が上記スカート
ガードに接近する方向へ弾性変位可能であるように、取
付けたことを特徴とする。
[作用] 上記保護部材は、上記乗客搭乗用部材の踏面や上記ス
テップ部材の蹴上げ部の表面に位置する端部が、これら
の踏面や表面から離れ、スカートガードに近づく方向に
折り曲げられていて、この部分に乗客の靴先などが入り
込む空間を形成しているため、垂直方向の荷重を受ける
ことがなく、危険な沈下現象がなくなり、かつ、この端
部には複数の切り込みが形成されていて、局部的に変形
し易くなっているため、乗客の靴先などが触れたときの
力により容易に変形してスカートガードとのあいだの隙
間を塞ぎ、靴先などの引き込みを充分に抑えることがで
きる。
[実施例] 以下、本発明による乗客コンベアについて、図示の実
施例により詳細に説明する。
まず、第1図は本発明をエスカレータに適用した場合
の一実施例で、第5図の一部斜視図におけるI−I線に
沿う断面図を示している。
まず、この第1図の実施例において、3は防護部材
で、そのステツプ1の踏面を形成するクリート1Aの側端
部材1aの側面1aaに、ねじ5により取付けられているも
のである。
この防護部材3は、クリート1Aとは異なる色調の黄色
系に着色された、ばね鋼材や所定の剛性と弾性を有する
合成樹脂材からなる、比較的硬い材料の板材から形成さ
れ、その上端部は所定の斜面3bbが形成されるように折
り曲げ形成され、これにより、ステツプ1とスカートガ
ード2との隙間gが、この防護部材3の上端折り曲げ部
により、ほとんど塞がれた状態にされるようにする。そ
して、さらに、この防護部材3には、所定の間隔で切り
込み3ccが設けられ、これにより、この防護部材3の上
端が局部的に変形し易いようにしてある。
また、これに応じて、クリート1Aの側端部材1aの外側
上端部を斜めに削り取つて斜面1ddが形成されるように
し、これにより、防護部材3の斜面3bbと側端部材1aの
斜面1ddとにより、V字形断面の空所Mが形成されるよ
うになつている。
そこで、いま、第2図に示すように、乗客がエスカレ
ータに搭乗した際、その靴Sの位置が不適切で、靴先X
がスカートガード2に接近、或いは接触してしまつたと
すると、乗客の体重や足に加えられている力、それに靴
先Xとスカートガード2との間に働く摩擦力などによ
り、図の矢印Paで表わすような力が発生し、この結果、
防護部材3の上端部は図示のように弾性変形し、隙間g
を塞ぐように作用するので、靴先Xが隙間gに引き込ま
れるのを充分に抑えることができる。
また、このとき、靴先Xの細い部分は、この防護部材
3の上端折り曲げ部による斜面3bbと、側端部材1aの斜
面1ddとで形成されるV字形断面の空所M(第1図)内
に収まり、ここで保持されてしまうため、上記した隙間
g内への靴先Xの引き込みの発生は、さらに抑えられ、
ほぼ完璧に防止されることになる。
一方、この防護部材3は、上記したように、ばね鋼材
や合成樹脂などの所定の剛性を有する材料で作られてい
るため、靴先Xなどにより力が加えられたときでも、曲
げ方向に弾性変形するだけであり、このため、従来例の
ように、この部材が隙間g内に押し込まれるように変形
することは無く、充分に靴先Xの保持が得られ、引き込
みをほぼ完全に防止することができる。
また、このとき、この防護部材3には、上記したよう
に、所定の間隔で切り込み3ccが設けられているので、
靴先Xによる、上記した弾性変形が容易になり、その材
質の選択範囲を充分に広くすることができる。
従つて、この実施例によれば、乗客には、この防護部
材3の色彩による注意が与えられると共に、その弾性変
形による隙間gの閉塞作用と、空所Mによる靴先などの
保持作用とが与えられることになり、危険な沈下現象を
無くし、乗客の安全を充分に確保することができる。
次に、本発明の他の一実施例について説明する。
上記したように、エスカレータにおいては、第5図で
説明したように、ステツプ1の一部をなす蹴上げ部1Dが
存在する。そして、この部分も、その両側端でスカート
ガード2との間に隙間gをもつて移動し、従つて、この
部分でも乗客の靴先などが引き込まれる虞れを生じる。
そこで、本発明をエスカレータの蹴上げ部1Dに適用し
たのが第3図の実施例で、この図は第5図のII-II線に
沿つた断面図であり、この第3図において、4が防護部
材で、第1図の実施例の場合と同様に、所定の剛性と弾
性を有し、主として曲げ方向にだけ容易に弾性変形する
ように、ばね鋼材や合成樹脂などの比較的硬い材料の板
材から作られ、図示のように、ライザ1Cの後端部分にね
じ6により取付けられている。また、この防護部材4
は、これも第1図の実施例と同様に、注意を喚起するの
に役立つ、黄色系に着色され、かつ、所定の部分に所定
の曲げ方向に、容易に弾性変形し得るように、切り込み
4ccが形成されている。
さらに、この防護部材4は、特に第4図に示されてい
るように、その折り曲げ部4ffが、ライザ1Cとスカート
ガード2の間の隙間gを塞ぎ、かつ、ライザ1Cの側端部
材1ccとの間に、所定の形状の空所Nが形成されるよう
な形状に作成されている。
従つて、この実施例によれば、この防護部材4によ
り、ステツプ1の蹴上げ1Dの両側端に存在する、スカー
トガード2との間の隙間gが、ほぼ完全に塞がれるよう
にできるため、エスカレータが下降運転中、乗客の靴S
が第4図のような端部に位置し、そのヒール部Yがスカ
ートガード2に接する状態になり、このとき、図示の矢
印Pbで示すような力が作用したとしても、このときに
は、防護部材4が隙間gを塞ぐようにして存在するた
め、この防護部材4の折り曲げ部4ffがヒール部Yによ
り押され、さらに隙間gを塞ぐ方向に弾性変形し、この
結果、ヒール部Yは空所N内に保持され、効果的に引き
込みが防止され、充分に安全の確保ができることにな
る。
そして、このとき、この防護部材4は、上記したよう
に、所定の剛性を有する比較的硬い材料で作られている
ため、危険な沈下現象の発生は確実に抑えることが出来
る。
なお、本発明をエスカレータに適用する場合には、上
記した第1図,第2図の実施例と、この第3図,第4図
で説明した実施例とを組合せて実施してもよく、このよ
うな実施例によれば、エスカレータが下降運転中でも、
そのステツプの蹴上げ部分での引き込みの虞れは充分に
抑えられることになり、どのような運転時でも常に充分
な安全性の確保を得ることができる。
次に、第9図は本発明のさらに別の一実施例で、ステ
ツプ1の上面に設けられているクリート1Aの両側端のス
カートガード2に面する部分を部分的に斜めに削り、第
10図に詳細に示してあるように、斜面部1xと凸部1yを交
互に形成させたものであり、その他は、第3図と第4図
で説明した実施例と同じである。なお、この第10図は、
第9図のIII-III線による断面図である。
この実施例における斜面部1xは、第11図に示すよう
に、スカートガード2に対して所定の角度θをもつて形
成してあり、これにより、例えば乗客のビニール靴12な
どが隙間gへ引き込まれるのを防止するように働く。す
なわち、いまエスカレータが上昇運転しているとき、こ
のビニール靴12の爪先12Tがスカートガード2に接触し
た状態で、乗客がクリート1Aに乗つていたとすると、こ
のビニール靴12の爪先12Tは、スカートガード2との摩
擦力により、この第11図に示すように、斜面部1xとスカ
ートガード2の面がなすV字形の空間に入り込み、この
空間内で矢印E方向の力を受ける。しかして、この力は
斜面部1xで受け止められ、この結果、反力Rが発生す
る。
そして、この反力Rは、上記したスカートガード2と
爪先12Tとの摩擦力よりも大きくなり、この結果、これ
らの間で滑りが現われ、これにより爪先12Tが隙間gに
入り込むのが防止されるのである。このように、単に斜
面部1xを設けただけでも充分に効果があるが、この斜面
部1xの長手方向に複数の凸部1yを設けることにより、爪
先12Tが隙間gの長さ方向に移動するのが抑えられるの
で、さらに安全性を増すことができる。
従つて、この実施例によれば、第4図で説明したよう
に、防護部材4の存在により、エスカレータ上昇時での
蹴上げ部での安全性を充分に保持することができると共
に、クリート部での安全性をも充分に保つことができ
る。
ところで、本発明における防護部材の材質としては、
所定の剛性と弾性を有し、硬い板材で有るという点で、
上記した実施例のように、ばね鋼材や合成樹脂材が好ま
しいが、黄色系統の注意喚起に有効な色彩を与え易いと
いう点では、合成樹脂材料が有利であり、かつ、この場
合には、スカートガードと接触しても摺摩音が発生しな
いので、さらに好都合である。
なお、この防護部材は、エスカレータなどの乗客コン
ベアの運転方向に応じて、第1図の実施例のように、ス
テツプ1のクリートの両側に設けたり、ライザの両側に
設けたりすれば良く、或いは、これらの双方に設置して
もよいことはいうまでもない。
また、上記した実施例では、本発明をエスカレータに
適用した場合について説明したが、複数個の乗客搭乗用
部材を無端状に連結し、これをスカートガード間に移動
させて乗客を運ぶ装置なら、どのような乗客コンベアに
でも本発明が適用可能なことは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明によれば、エスカレータや電動道路などの乗客
コンベアにおいて、乗客搭乗用部材や、ステップ部材の
蹴上げ部とスカートガードとの間の隙間に、金属ばね材
料などの剛性板状弾性体からなる防護部材を設け、この
防護部材の、乗客搭乗用部材の踏面やステップ部材の蹴
上げ部の表面に位置する端部をこれらの踏面や表面から
離れてスカートガードに近づく方向に折り曲げ、この部
分に乗客の靴先などが入り込む空間を形成したので、垂
直方向の荷重を受けることがなく、危険な沈下現象がな
くなり、しかも、この端部に複数の切り込みを形成し、
局部的に変形し易くしたので、乗客の靴先などが触れた
ときの力により容易に変形してスカートガードとの間の
隙間を塞ぎ、靴先などが引き込まれるのを充分に無くす
ことができ、したがって、人身事故の防止が確実に得ら
れ、高い安全性を容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による乗客コンベアの一実施例を示す一
部断面による斜視図、第2図は同じく本発明の一実施例
を示す一部断面図、第3図は本発明の他の一実施例を示
す一部断面による斜視図、第4図は同じく他の一実施例
を示す一部断面図、第5図は本発明の適用対象の1つで
あるエスカレータの説明図、第6図,第7図それに第8
図はそれぞれ従来例によるエスカレータの説明図、第9
図は本発明のさらに別の一実施例を示す斜視図、第10図
は第9図の一部断面図、第11図は動作説明図である。 1……ステツプ、1A……クリート、1C……ライザ、2…
…スカートガード、3,4……防護部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 俊彦 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 昭52−112983(JP,A) 特開 平2−81889(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結された複数個の乗客搭乗用部
    材からなる移動体をスカートガード間に保持した状態で
    回動移動させ、これら複数個の乗客搭乗用部材に形成さ
    れている踏面に乗客を搭乗させて移送する方式の乗客コ
    ンベアにおいて、上記乗客搭乗用部材の上記スカートガ
    ードに面する側面部に剛性板状弾性体からなる防護部材
    を設け、この防護部材の上記乗客搭乗用部材の踏面に位
    置する端部を該踏面から離れる方向に折り曲げ形成する
    と共に、この端部にこの端部とほぼ直角になった複数の
    切り込みを形成し、この端部が上記側面部に接する位置
    から上記スカートガードに接近する方向へ弾性変位可能
    に、該側面部に取付けられていることを特徴とする乗客
    コンベア。
  2. 【請求項2】無端状に連結された複数個の、踏面とこの
    踏面とほぼ垂直になった蹴上げ部を有するステップ部材
    からなる移動体をスカートガード間に保持した状態で回
    動移動させ、これら複数個のステップ部材の踏面に乗客
    を搭乗させて移送する方式の乗客コンベアにおいて、上
    記ステップ部材の蹴上げ部の上記スカートガードに面す
    る側部に剛性板状弾性体からなる防護部材を設け、この
    防護部材の上記蹴上げ部の表面に位置する端部を該表面
    から離れる方向に折り曲げ形成すると共に、この端部に
    この端部とほぼ直角になった複数の切り込みを形成し、
    この端部が上記側部に接する位置から上記スカートガー
    ドに接近する方向へ弾性変位可能に、該側部に取付けら
    れていることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 【請求項3】請求項1および請求項2のいずれか1つの
    項において、上記防護部材が、所定の弾性特性を有する
    金属ばね材からなる板状部材で形成されていることを特
    徴とする乗客コンベア。
  4. 【請求項4】請求項2において、上記ステップ部材の上
    記踏面と上記蹴上げ部に、このステップ部材の進行方向
    に沿ってほぼ平行に配列された複数の条片状突起部から
    なるクリートとライザとが形成されており、上記保護部
    材が、上記クリートとライザの少なくとも一方と異なる
    色調を呈するように構成されていることを特徴とする乗
    客コンベア。
  5. 【請求項5】請求項2において、上記ステップ部材の上
    記踏面に、このステップ部材の進行方向に沿ってほぼ平
    行に配列された複数の条片状突起部からなるクリートが
    形成されており、これらクリートの両側端の上記スカー
    トガードに面する部分が部分的に斜めに削られて斜面部
    と凸部が交互に形成されていることを特徴とする乗客コ
    ンベア。
JP1083938A 1989-04-04 1989-04-04 乗客コンベア Expired - Lifetime JP2567940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1083938A JP2567940B2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 乗客コンベア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1083938A JP2567940B2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 乗客コンベア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02265894A JPH02265894A (ja) 1990-10-30
JP2567940B2 true JP2567940B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=13816532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1083938A Expired - Lifetime JP2567940B2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 乗客コンベア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567940B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5242042A (en) * 1992-12-21 1993-09-07 Inventio Ag Escalator having lateral safety boundaries
JP4997866B2 (ja) * 2006-08-16 2012-08-08 三菱電機株式会社 エスカレーターのステップ
JP5189611B2 (ja) * 2010-03-10 2013-04-24 株式会社日立製作所 乗客コンベア

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02265894A (ja) 1990-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960004178B1 (ko) 에스컬레이터 또는 운행로의 디딤판부재
KR101225802B1 (ko) 스텝 브러쉬를 지닌 에스컬레이터, 그러한 에스컬레이터의스텝 및 에스컬레이터를 현대화 하는 방법
JP2004514628A (ja) 踏段フランジを有するエスカレータ
US4397383A (en) Escalator safety insert
JP2567940B2 (ja) 乗客コンベア
GB2069438A (en) Escalator Safety Device
JPH08198562A (ja) 乗客コンベア乗降口の滑り防止部材
JP5189611B2 (ja) 乗客コンベア
JPS6142717B2 (ja)
JPH02163285A (ja) 乗客コンベアのステツプ
US4004676A (en) Escalator with non-jaming step
JP4191142B2 (ja) 移動フランジを備える乗客用コンベアのコムプレート
JP3104961B2 (ja) 傾斜型乗客コンベア
JPH0428691A (ja) 乗客コンベア用ステップ並びにそれに用いる注意体
JP7167259B1 (ja) 安全装置、乗客コンベアおよび取付方法
JP2000118938A (ja) エスカレータ
KR910006598B1 (ko) 에스컬레이터의 계단
JP3460577B2 (ja) 乗客コンベア
JP7167260B1 (ja) 安全装置、乗客コンベアおよび取付方法
JPH04106090A (ja) マンコンベア用踏板
JP2010189099A (ja) エスカレータ
JP4398597B2 (ja) 乗客コンベア
KR200324875Y1 (ko) 승객 컨베이어용 스커트 패널
JPH0747461B2 (ja) 乗客コンベア及びその乗場床用櫛体
JP2006264925A (ja) 乗客コンベア

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 13