JPH0554657U - バケットの歯先加振装置 - Google Patents

バケットの歯先加振装置

Info

Publication number
JPH0554657U
JPH0554657U JP10635391U JP10635391U JPH0554657U JP H0554657 U JPH0554657 U JP H0554657U JP 10635391 U JP10635391 U JP 10635391U JP 10635391 U JP10635391 U JP 10635391U JP H0554657 U JPH0554657 U JP H0554657U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
vibrating
pair
tip
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10635391U
Other languages
English (en)
Inventor
勝介 粟野
徹郎 西脇
昭治郎 畠
等 戸高
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新キャタピラー三菱株式会社 filed Critical 新キャタピラー三菱株式会社
Priority to JP10635391U priority Critical patent/JPH0554657U/ja
Publication of JPH0554657U publication Critical patent/JPH0554657U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削地盤等の掘削抵抗を軽減して掘削性能の
向上を図ることが出来る上に、加振反力によってオペレ
ータに不快感を与えるおそれがない、バケットの歯先加
振装置を提供すること。 【構成】 バケット10の底部11を二重構造にし、該
底部11の空間12内に、該底部11の先端より突出す
る2個のティース21を有した左右一対の加振板20
を、バケット10の幅方向にのみスライド可能にした状
態で並列に配置し、また前記空間12内に、油圧モータ
31の回転運動を直線往復運動に変換し、これにより前
記左右一対の加振板20を互いに反対方向にスライドす
るように往復運動させて加振する、加振機構30を配置
してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ショベル系掘削装置のバケットに適用される、バケットの歯先加振 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベル等のバケットで地盤、土砂等を掘削する際に、掘削対象である地 盤、土砂等に振動を加えると、掘削抵抗が減少し、掘削性能が向上することが知 られている。
【0003】 このため、従来より、油圧ショベル等のバケット自体、あるいはバケットの歯 先等を加振する加振装置が種々提案されている。
【0004】 例えば、図4に示すものは、バケット100の底部先端に油圧又は電気で作動 する振動発生装置110を配置すると共に、該振動発生装置110にティース1 20を取り付けてなるもので、前記振動発生装置110を作動させて前記ティー ス120をバケット100の前後方向に加振させるようにしてある。なお、図4 中、符号130はバケットの側板に沿って配置された油圧ホース又は電気配線で ある。
【0005】 また、図5に示すものは、バケット100にリンク片140a、140b、1 40cからなるリンク機構140を配置すると共に、バケット100の底部先端 側のリンク片140cの先端にティース120を固定し、且つ前記リンク片14 0aと前記リンク片140bとの回動接合部に、油圧又は電気で作動する振動発 生装置150を配置してなるもので、該振動発生装置150によって前記リンク 片140bを揺動することにより、前記リンク片140c、前記ティース120 をバケット100の上下方向に加振させるようにしてある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記加振装置は、いずれも加振反力が、バケット100から油 圧ショベル等のフロント構造(アーム、ブーム)を介して上部旋回体に伝わり、 該上部旋回体に搭載されたキャブ内で作業するオペレータに不快感を与える等の 不都合があった。
【0007】 従って、本考案の目的は、掘削地盤等の掘削抵抗を軽減して掘削性能の向上を 図ることが出来る上に、加振反力によってオペレータに不快感を与えるおそれが ない、バケットの歯先加振装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、バケットの底部先端に、該底部先端より突出するティースを有した 一対の加振板を、バケットの幅方向にのみスライド可能にした状態で並列に配置 し、また前記バケットの底部に、前記一対の加振板を前記バケットの幅方向にお いて互いに反対方向にスライドするように往復運動させて加振する、加振機構を 配置したことを特徴とするバケットの歯先加振装置を提供することにより、前記 目的を達成するものである。
【0009】 また、本考案は、前記目的を達成するに際し、前記加振板、加振機構を保護す べく、前記バケットの底部を二重構造にして、該底部に形成された空間内に、前 記加振板と前記加振機構とを配置したことを特徴としている。
【0010】 また、本考案は、前記目的を達成するに際し、掘削地盤等に合わせて前記加振 板の振動数、振動ストロークを容易に変更出来るようにするため、前記加振機構 を、駆動源と、該駆動源の回転運動を直線往復運動に変換する運動変換機構と、 該運動変換機構のピストンと前記一対の加振板とを連結する一対のリンク片とを 具備し、前記ピストンが前進した時に前記加振板を互いに離れる方向にスライド させ、前記ピストンが後退した時に前記加振板を互いに接近させる方向にスライ ドさせて、前記加振板を前記バケットの幅方向に加振するように構成したことを 特徴としている。
【0011】
【作用】
加振機構を作動させると、ティースを有した一対の加振板が、互いに反対方向 にスライドするようにして、バケットの幅方向において往復運動する。
【0012】 これにより、バケットの歯先であるティースが加振され、掘削抵抗を軽減させ ることが出来る。
【0013】 このとき、加振板の往復運動によって生じる加振反力は互いに打ち消し合うよ うに働くため、バケット自体は振動しない。
【0014】
【実施例】
以下、本考案のバケットの歯先加振装置の実施例を図面を参照して説明する。 なお、図1乃至図3は本考案のバケットの歯先加振装置の一実施例を示すもので 、図1は本実施例のバケットの歯先加振装置の一部切欠して示した平面図、図2 は図1のII−II線矢視断面図、図3は本実施例のバケットの歯先加振装置を 装備した油圧ショベルの全体構成の説明側面図である。
【0015】 本実施例のバケットの歯先加振装置は、図1、図2及び図3に示すように、油 圧ショベル40のフロント構造であるアーム41の先端に装備されたバケット1 0の底部11を二重構造にし、該底部11に形成された空間12内に、左右一対 の加振板20と、該加振板20をバケット10の幅方向において往復運動させる 加振機構30とを配置して構成されている。
【0016】 前記加振板20は、図1に示すように、略方形板状で、前記底部11の先端か ら外に突出する、ティース21を複数個(図1では2個)並列に装着してなるも ので、前記空間12の先端側(前記底部11の先端側)に設けた抜け止め部13 とストッパ部14との間に、これら抜け止め部13とストッパ部14に拘束(規 制)されて前記バケット10の幅方向にのみスライド可能な状態で配置されてい る。ここで、前記抜け止め部13は、前記加振板20が前記空間12から抜け出 るのを防止する働きがある。また、前記ストッパ14は、掘削時に、前記ティー ス21を介して前記加振板20に作用する掘削力を受け止める働きがある。
【0017】 なお、前記加振板20を前記バケット10の幅方向にのみスライドするように 規制するには、前記抜け止め部13と前記ストッパ部14の代わりに、例えば、 前記加振板20と前記底部11のいずれか一方にピンを設け、他方に該ピンが係 合する長穴を設ける等、種々の手段が考えられる。
【0018】 前記加振機構30は、図1及び図2に示すように、前記底部11の後端部に配 置した、駆動源としての油圧モータ31と、該油圧モータ31の回転運動を直線 往復運動に変換する運動変換機構32と、該運動変換機構32のピストン33と 前記一対の加振板20とをピン34a、34bを介して連結する一対のリンク片 34とを具備し、前記ピストン33が前進した時に前記加振板20を互いに離れ る方向にスライドさせ、前記ピストン33が後退した時に前記加振板20を互い に接近させる方向にスライドさせて、前記加振板20を前記バケット10の幅方 向に加振するように構成されている。なお、駆動源として、油圧モータ31の代 わりに電動モータを使用してもよい。
【0019】 前記運動変換機構32は、前記ピストン33と、前記油圧モータ31によって 回転駆動される円板35と、該円板35と前記ピストン33とを連結する連結ロ ッド36と、前記ピストン33を前記空間12(前記底部11)の先端寄りの中 央位置(前記加振板20間の位置)において前記バケット10の縦方向に往復移 動自在に支持する軸受部37とを具備して構成されている。
【0020】 ここで、前記連結ロッド36は、その軸方向一端が前記円板35の中心から偏 心した位置にピン36aを介して取り付けられ、その軸方向他端が前記ピストン 33にピン36bを介して取り付けられている。
【0021】 前記油圧モータ31によって前記円板35を回転させると、前記連結ロッド3 6と前記ピストン33によって前記ピストン33が前記バケット10の縦方向に 往復運動する。この往復運動は、前記リンク片34を介して前記加振板20に伝 えられるが、前記加振板20は前記抜け止め部13と前記ストッパ部14によっ て前記バケット10の幅方向にのみスライドするように規制されているため、前 記加振板20の前記バケット10の幅方向における往復運動に変換される。
【0022】 なお、図1に示すように、前記加振板20の後端部中央には、連結部20aが 設けられ、該連結部20aに前記リンク片34がピン34bを介して連結されて いる。また、図2に示すように、前記空間12内には、前記加振板20の表面及 び裏面を挟み込んで、該加振板20のスライドを円滑にする、スライドプレート 15が装着されているが、該スライドプレート15を装着しなくても別段支障は ない。
【0023】 図3中、符号42は上部旋回体、43はキャブ、44はブーム、45は油圧シ リンダである。
【0024】 次に、以上のように構成されたバケットの歯先加振装置の作用について説明す る。
【0025】 油圧モータ31を作動させると、円板35が回転運動し、該回転運動が連結ロ ッド36とピストン33の作用により該ピストン33のバケット10の縦方向に おける往復運動に変換され、該往復運動が、リンク片34を介して左右一対の加 振板20に伝えられ、該加振板20のバケット10の幅方向における往復運動に 変換される。すなわち、ピストン33が前進運動すると、左右一対の加振板20 が互いに離れるようにスライドし、ピストン33が前進運動から後退運動に代わ ると、離れていた左右一対の加振板20が互いに接近するようにスライドするご とく、左右一対の加振板20がバケット10の幅方向において往復運動する。
【0026】 これにより、ティース21が掘削地盤を加振し、地盤の掘削抵抗を軽減し、掘 削性能の向上を図ることが出来る。
【0027】 また、加振板20を互いに反対方向にスライドさせるため、加振反力は互いに 打ち消し合うことになり(加振周波数が半周期ずれ、共振せず、打ち消し合うこ とになり)、バケット10自体は振動しない。従って、加振時における振動が、 油圧ショベル40のフロント構造であるアーム41、ブーム44を介して上部旋 回体42のキャブ43に伝わらず、キャブ43内のオペレータに不快感を与える おそれはない。
【0028】 さらに、円板35の回転数、円板35と連結ロッド36との間の偏心量等によ って、加振周波数、ストローク等を、掘削地盤に合わせて変更することが容易で ある。
【0029】 なお、本考案のバケットの歯先加振装置は、前記油圧ショベルの他に、ホイー ルローダ、ドーザショベル等、バケットを用いた全ての掘削装置に適用すること が出来る。
【0030】 また、本考案のバケットの歯先加振装置の構成は、前記実施例に示したものに 限定されるものではない。要は、加振機構により、加振板を、バケットの幅方向 において互いに反対方向にスライドするごとく、往復運動させて加振するように 構成してあればよい。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のバケットの歯先加振装置は、掘削地盤等の掘削 抵抗を軽減して掘削性能の向上を図ることが出来る上に、加振反力によってオペ レータに不快感を与えるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のバケットの歯先加振装置の一部切欠
して示した平面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】本実施例のバケットの歯先加振装置を装備した
油圧ショベルの全体構成を説明側面図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】別の従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 バケット 11 底部 12 空間 13 抜け止め部 14 ストッパ部 20 加振板 21 ティース 30 加振機構 31 駆動源(油圧モータ) 32 運動変換機構 33 ピストン 34 リンク片 35 円板 36 連結ロッド 37 軸受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 戸高 等 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットの底部先端に、該底部先端より
    突出するティースを有した、一対の加振板を、バケット
    の幅方向にのみスライド可能にした状態で並列に配置
    し、また前記バケットの底部に、前記一対の加振板を前
    記バケットの幅方向において互いに反対方向にスライド
    するように往復運動させて加振する、加振機構を配置し
    たことを特徴とするバケットの歯先加振装置。
  2. 【請求項2】 前記バケットの底部を二重構造にして、
    該底部に形成された空間内に、前記加振板と前記加振機
    構とを配置したことを特徴とする、請求項1記載のバケ
    ットの歯先加振装置。
  3. 【請求項3】 前記加振機構は、駆動源と、該駆動源の
    回転運動を直線往復運動に変換する運動変換機構と、該
    運動変換機構のピストンと前記一対の加振板とを連結す
    る一対のリンク片とを具備し、前記ピストンが前進した
    時に前記加振板を互いに離れる方向にスライドさせ、前
    記ピストンが後退した時に前記加振板を互いに接近させ
    る方向にスライドさせて、前記加振板を前記バケットの
    幅方向に加振するように構成したことを特徴とする、請
    求項1記載のバケットの歯先加振装置。
JP10635391U 1991-12-24 1991-12-24 バケットの歯先加振装置 Withdrawn JPH0554657U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10635391U JPH0554657U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 バケットの歯先加振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10635391U JPH0554657U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 バケットの歯先加振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0554657U true JPH0554657U (ja) 1993-07-23

Family

ID=14431417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10635391U Withdrawn JPH0554657U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 バケットの歯先加振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0554657U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110468894A (zh) * 2019-08-29 2019-11-19 三一重机有限公司 变频振动铲斗和操控***
CN112663703A (zh) * 2020-12-28 2021-04-16 中国人民解放军32395部队 一种挖掘机铲斗铲齿振动机构及使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110468894A (zh) * 2019-08-29 2019-11-19 三一重机有限公司 变频振动铲斗和操控***
CN112663703A (zh) * 2020-12-28 2021-04-16 中国人民解放军32395部队 一种挖掘机铲斗铲齿振动机构及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4958981A (en) Attachment connector assembly for hydraulic shovel type excavator
US4592696A (en) Material working machines
JPH0554657U (ja) バケットの歯先加振装置
US3465903A (en) Excavator shovel apparatus
JP2567609B2 (ja) 振動バケット
CN210946932U (zh) 一种多回转作业平台及工程车辆
JP4282217B2 (ja) 振動転圧板付きバケットを備えたパワーシヨベル
JPH0344837Y2 (ja)
JPS6233784Y2 (ja)
JPH0344836Y2 (ja)
JP2682550B2 (ja) アーム部材の回動装置
WO2009128732A1 (en) Pivoting implements and adjustment arrangements for earth moving or materials handling machines
JPH05187034A (ja) ふるいバケット
CN217974556U (zh) 振动打夯斗
JPS6233789Y2 (ja)
JP2682722B2 (ja) アーム部材の回動装置
JP2593027Y2 (ja) 油圧ショベルの作業機
JPH0724428Y2 (ja) パワーショベル用コンパクタ組立体又はオーガ組立体
RU2233948C1 (ru) Рабочее оборудование одноковшового гидравлического экскаватора
SU968202A1 (ru) Рабочее оборудование экскаватора - пр ма лопата
JPH0687447U (ja) 振動爪付きバケット装置
RU189553U1 (ru) Рабочее оборудование одноковшового гидравлического экскаватора
CN209779731U (zh) 一种正铲反铲自由转换的挖掘机机臂
JP2002309609A (ja) パワーショベルの振動バケット
JPH0739968Y2 (ja) 振動バケット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404