JP2567228Y2 - 歯科用エアータービンの停止装置 - Google Patents

歯科用エアータービンの停止装置

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JP2567228Y2
JP2567228Y2 JP1991086058U JP8605891U JP2567228Y2 JP 2567228 Y2 JP2567228 Y2 JP 2567228Y2 JP 1991086058 U JP1991086058 U JP 1991086058U JP 8605891 U JP8605891 U JP 8605891U JP 2567228 Y2 JP2567228 Y2 JP 2567228Y2
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air
air turbine
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turbine
solenoid valve
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博 堀内
庄作 川田
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Nakanishi Inc
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Nakanishi Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科用エアータービン
の停止装置、詳細には、エアータービンに供給される加
圧エアーの停止後、慣性によって回転するエアータービ
ンを確実に停止でき、かつエアータービン内部に患者の
唾液や歯牙切削片等が吸引されるのを防止できる停止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科用エアータービンを停止する
には、タービンの羽根を回転させるために供給される加
圧エアーを停止するだけで、なんらそれ以外の方法は採
られていなかった。従って、加圧エアーの供給停止後、
タービンのタービン羽根はその慣性によって短時間では
あるが回転する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この慣
性による回転によって、上記従来の歯科用エアータービ
ンの内部に負圧が生じ、患者の唾液や歯牙切削片等がエ
アータービン内部に吸引され、エアータービン内部及び
その配管系統の汚染、またはベアリング耐用年数の減
少、あるいは他の患者への院内感染を引き起こすという
問題があった。
【0004】従って、本考案は、上記従来の歯科用エア
ータービンの問題を解消すべくなされたもので、その目
的は、エアータービンに供給されるエアーの停止後、慣
性によって回転するエアータービンを確実に停止でき、
かつ患者の唾液や歯牙切削片等がエアータービン内部に
吸引されるのを防止できる歯科用エアータービンの停止
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨は、エアー源からエ
アーをエアータービンへ供給するための供給路と、該供
給路に設け、これを開放・閉鎖する第1の電磁弁と、該
エアータービンに供給された該エアーを排気するための
排気路と、該排気路に設け、これを開放・閉鎖する第2
電磁弁と、前記エアータービン及び前記第2の電磁弁
の間の前記排気路と前記エアー源との間に設けた導通路
と、該導通路に設け、これを開放・閉鎖する第3の電磁
と、前記第1,2及び3の電磁弁を開閉制御する制御
回路とからなり、該制御回路によって該エアーの供給停
止時、前記第1,2の電磁弁を閉鎖させると共に、該制
御回路のオンディレイタイマーリレーによって前記第3
電磁弁を時限開放し、前記エアー源からエアーを前記
導通路及び排気路を通してエアータービンへ供給させた
後、該第3の電磁弁が閉鎖するようにしたことを特徴と
する歯科用エアータービンの停止装置にある。
【0006】
【作用】本考案の歯科用エアータービンの停止装置は、
エアー供給停止時、制御回路によって第1及び第2の電
磁弁が閉鎖すると共に、制御回路のオンディレイタイマ
ーリレーによって第3の電磁弁時限開放し、エアー源
からエアーを導通路及び排気路を通してエアータービン
へ供給することによって、エアータービン内へ正圧を与
え、慣性回転するタービン羽根を停止させると共に、エ
アー圧を高め、その後、第3の電磁弁を閉鎖し、エアー
タービン内のエアー圧を自然降下するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る歯科用エアータービンの
停止装置の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0008】本考案の歯科用エアータービンの停止装置
は、その配管系及び制御系から構成され、各々その概略
回路図が図1,2にて示される。
【0009】図1は、本考案の歯科用エアータービンの
停止装置の配管系を概略的に示した一実施例としての回
路図である。
【0010】この図に示すように、歯科用エアータービ
ンの停止装置の配管系の回路図10は、加圧エアー源1
から加圧エアーをエアータービン2へ供給するための供
給路3と、この供給路3に設け、これを開放・閉鎖する
電磁弁SV02と、エアータービン2に供給された加圧エア
ーを排気するための排気路4と、この排気路4に設け、
これを開放・閉鎖する電磁弁SV03と、加圧エアー源1と
電磁弁SV03及びエアータービン2間との間に設けた導通
路5と、排気された加圧エアーがエアータービン2から
加圧エアー源1へ導通路5を通して通過するのを防止す
る逆止弁6と、この逆止弁6及び加圧エアー源1間に設
けた電磁弁SV01とを備え、後述の制御系11の回路(図
2参照)によって、電磁弁SV01,SV02,SV03は制御され
る。
【0011】この回路によって、加圧エアーの供給停止
時、電磁弁SV02,SV03を閉鎖させると共に、電磁弁SV01
を開放させ、加圧エアー源1から少量の加圧エアーを導
通路5及び排気路4を通してエアータービン2へ供給
し、エアータービン2内部を外部の圧力より高めた後、
電磁弁SV01を閉鎖する。
【0012】図2は、図1の歯科用エアータービンの停
止装置の制御系を概略的に示した一実施例としての回路
図である。
【0013】この図に示すように、歯科用エアータービ
ンの停止装置の制御系の回路図11において、X,Yは
各々、電源ラインであり、電源ラインXには(+)の電
圧が印加され、電源ラインYには(−)の電圧が印加さ
れている。
【0014】この電源ラインX,Y間には歯科用エアー
タービンの停止装置をオン・オフするフットペダルFP
と、リレーRY1及び電磁弁SV02,SV03の励磁コイルSV0
2’,SV03’の並列回路とから構成した直列回路を接続す
る。
【0015】常閉接点RY1’’は、リレーRY1の常閉接点
であり、これと後述のリレーRY2と電磁弁SV01の励磁コ
イルSV01’との直列回路を電源ラインX,Y間に接続す
る。常開接点RY1’は、リレーRY1の常開接点であり、こ
れと後述のオンデイレイタイマーリレーTMR1の常閉接点
TMR1’とリレーRY2との直列回路を電源ラインX,Y間
に接続する。
【0016】常開接点RY1’には、リレーRY2の常開接点
RY2’が並列に接続され、リレーRY2には、常閉接点RY
1’’とオンデイレイタイマーリレーTMR1との直列回路
が並列に接続される。
【0017】以上説明したように構成した本考案に係る
歯科用エアータービンの停止装置の動作について、図
1,2を参照しながら始動動作、停止動作に分けて説明
する。
【0018】<始動動作> フットペダルFPをオンすると、リレーRY1及び励磁コイ
ルSV02’,SV03’が付勢されるので、電磁弁SV02,SV03は
開放する。開放した電磁弁SV02によって加圧エアー源1
からの加圧エアーは供給路3及び電磁弁SV02を通してエ
アータービン2に連続して入り、エアータービン2内部
のタービン羽根(図示せず)を高速回転させた後、排気
路4及び開放した電磁弁SV03を通して排気され、この加
圧エアーの流れが繰り返される。この時、励磁コイルSV
01’は常閉接点RY1’によって付勢されず、電磁弁SV01
は閉鎖状態を維持する。また、常開接点RY1’と、常閉
接点RY1’’によって付勢されないオンデイレイタイマ
ーリレーTMR1の常閉接点TMR1’とによって、リレーRY2
は付勢され、その後常開接点RY2’によって自己保持
し、常閉接点TMR1’によってのみ付勢・消勢が決定され
る。
【0019】<停止動作> 次に、フットペダルFPをオフすると、リレーRY1及び励
磁コイルSV02’,SV03’が消勢されるので、電磁弁SV02,
SV03は閉鎖され、供給路3及び電磁弁SV02を通しての加
圧エアー源1からの加圧エアーは停止される。この時、
エアータービン2内部の高速回転させたタービン羽根
(図示せず)は、慣性回転するが、常閉接点RY1’によ
って励磁コイルSV01’が付勢され、電磁弁SV01は開放
し、加圧エアー源1からの加圧エアーが導通路5、電磁
弁SV01及び逆止弁6を通してエアータービン2及び電磁
弁SV03の間の排気路4からエアータービン2にタービン
羽根の慣性回転を停止させる方向に連続して入り、この
回転を停止させると共に、エアータービン2の内部圧を
外部の圧力より高める。この場合、常閉接点RY1’’に
よってオンデイレイタイマーリレーTMR1が、ある一定時
間(たとえば、1秒)後、付勢され、その後、すぐ常閉
接点TMR1’によって消勢されると共に、リレーRY2が消
勢され、その常開接点RY2’によって励磁コイルSV01’
は消勢され、電磁弁SV01は閉鎖される。従って、フット
ペダルFPがオフされた時、制御回路11は電磁弁SV01を
オンデイレイタイマーリレーTMR1によって時限開放さ
せ、加圧エアーを一時的にエアータービン2内部へ供給
させ、内部圧を外部圧より高める。その後、全ての電磁
弁SV01,SV02,SV03が閉鎖状態にあるので、エアーター
ビン2の内部圧は自然降下する。
【0020】ここで、本実施例では、制御回路にリレー
を用いたが、その代用としてマイロコンピューターを用
いた制御回路も考えられる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の歯科用エ
アータービンの停止装置は、エアータービンに供給され
るエアーの停止後、慣性によって回転するエアータービ
ンに、エアー源から導通路及び排気路を通してエアーを
供給させるので、エアータービン内部のタービン羽根に
逆回転方向の正圧を与えることができ、従ってエアータ
ービンを確実に停止でき、かつエアータービン内部の圧
力が外部の圧力より高められるので、エアータービン内
部に患者の唾液や歯牙切削片等が吸引されるのを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歯科用エアータービンの停止装置
の配管系を概略的に示した一実施例としての回路図であ
る。
【図2】図1の歯科用エアータービンの停止装置の制御
系を概略的に示した一実施例としての回路図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアー源からエアーをエアータービンへ
    供給するための供給路と、該供給路に設け、これを開放
    ・閉鎖する第1の電磁弁と、該エアータービンに供給さ
    れた該エアーを排気するための排気路と、該排気路に設
    け、これを開放・閉鎖する第2の電磁弁と、前記エアー
    タービン及び前記第2の電磁弁の間の前記排気路と前記
    エアー源との間に設けた導通路と、該導通路に設け、こ
    れを開放・閉鎖する第3の電磁弁と、前記第1,2及び
    3の電磁弁を開閉制御する制御回路とからなり、該制御
    回路によって該エアーの供給停止時、前記第1,2の
    磁弁を閉鎖させると共に、該制御回路のオンディレイタ
    イマーリレーによって前記第3の電磁弁を時限開放し、
    前記エアー源からエアーを前記導通路及び排気路を通し
    てエアータービンへ供給させた後、該第3の電磁弁が
    鎖するようにしたことを特徴とする歯科用エアータービ
    ンの停止装置。
JP1991086058U 1991-10-22 1991-10-22 歯科用エアータービンの停止装置 Expired - Lifetime JP2567228Y2 (ja)

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JPH0535114U JPH0535114U (ja) 1993-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5735654A (en) * 1980-08-07 1982-02-26 Nippon Tungsten Co Ltd Electrical contact material
JPS6122571U (ja) * 1984-07-14 1986-02-10 株式会社 永田製作所 動力噴霧機におけるホ−ス保持ベルト

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