JP2566705Y2 - 自動包装機の袋二枚取検知装置 - Google Patents

自動包装機の袋二枚取検知装置

Info

Publication number
JP2566705Y2
JP2566705Y2 JP2784692U JP2784692U JP2566705Y2 JP 2566705 Y2 JP2566705 Y2 JP 2566705Y2 JP 2784692 U JP2784692 U JP 2784692U JP 2784692 U JP2784692 U JP 2784692U JP 2566705 Y2 JP2566705 Y2 JP 2566705Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
main body
bags
opening
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2784692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0575110U (ja
Inventor
雄大 藤富
Original Assignee
東洋自動機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東洋自動機株式会社 filed Critical 東洋自動機株式会社
Priority to JP2784692U priority Critical patent/JP2566705Y2/ja
Publication of JPH0575110U publication Critical patent/JPH0575110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566705Y2 publication Critical patent/JP2566705Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動包装機に於て充填物
を充填する前に袋口を開口する際に、把持された袋の二
枚取の有無を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品等の自動包装機の基本的な包装シス
テムは図3に示すように、貯袋器内の袋1を給袋装置A
の吸盤3で吸着して持上げ、把持手段27によりテーブ
ルT側の把持装置Bのチャック2,2に受渡す給袋工程
(I)、把持された袋1の表面に食品の製造年月日を捺
印する捺印工程(II)、袋1の口を開袋装置Dの吸盤
4で開ける開袋工程(III)、充填装置Eにより袋1
内に充填物及び充填液を充填する充填工程(IV)、
(V)、シール装置Fにより袋口を密封する第1次シー
ル工程(VI)、第2次シール工程(VII)、包装が
完了した袋1を次工程例えば真空包装機へ受渡し、或は
外部へ排出する排出工程(VIII)等で構成されてい
る。
【0003】上記包装システムの開袋工程(III)に
於ては、図3のように把持装置Bのチャック2,2で把
持された袋1の袋口両面を吸盤4で吸着して左右に引張
り開口するが、自立型袋のように袋底部が二重折りされ
たものは袋口用吸盤4とは別に本体(下部)用吸盤を設
け、二組の吸盤で袋口と本体とを同時に開口及び拡開す
るようになっている。図4(a)〜(b)は正常な開袋
動作手順を示したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、給袋工程
(I)で貯袋器内の袋1を吸盤3で吸着・供給する際、
袋1は上側から1枚ずつ吸着され把持手段27により把
持されてテーブルT側の把持装置Bのチャック2に受渡
されるが、下側の袋が密着したり、絡んだりして二枚の
袋1a,1bが同時に吸盤3で吸着されてチャック2に
受渡されることがある。
【0005】図5はこうして袋1a,1bを二枚取りし
た際の開袋作用を示したもので、(a)図のようにチャ
ック2,2で把持され二枚取りされた袋1a,1bは開
袋工程(III)に送られ、(b)のように駆動棒11
を駆動して上側の吸盤4a,4bを袋1の袋口(上部)
へ接触させ、又駆動棒12,13を駆動して下側の吸盤
5a,5bを袋1の本体(下部)へ接触させる、既に真
空圧を作用させた各吸盤を(c)図のように左右に拡開
すると、二枚の袋1a,bは夫々れ個別に左右に引き離
される(d)図。
【0006】この状態で袋1a,1bは充填工程(I
V)、(V)に送られ、図6に示すように定量の充填物
(液)が投入されるが、この際充填物(液)は開かれた
二枚の袋1a,1bの間から床上に投入され、或は袋縁
に当って周囲に散乱することになるといいう不都合が起
る。ところが従来はチャックで把持された袋が二枚取さ
れているか否かを検知する方法又は手段は無く、目視に
頼っている現状であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
することを目的とし、その特徴とするところは把持装置
で把持された袋の袋口及び本体を夫々れ一対の吸盤で真
空吸着して開口及び本体を拡開する開袋装置に於て、本
体側を拡開する吸盤の拡開位置で作用する負圧の有無を
検出するセンサーと、同センサーの検出信号に基づいて
袋二枚取の有無を判断し、それ以降の諸動作を制御する
制御装置とを備えた構成とする。
【0008】
【作用】袋の本体(下部)を拡開する吸盤に作用する負
圧有無を検出するセンサーとその検出信号を受けて出力
信号を出す制御装置を備えているので、そのセンサーで
袋の拡開動作時に本体側吸盤に作用する負圧を検出し、
その検出信号を制御装置に送って袋が二枚取されている
か否かを判断し、二枚取されていると判断されたら、そ
の袋に対しそれ以降の諸動作即ち充填物(液)の投入動
作やシール動作等が停止され、二枚の袋はそのまま排出
工程に送られて外部に排出されるものとなる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1は本考案を適用した開袋装置の構成を示したものであ
る。図示するように開袋装置Dは、袋1の袋口(上部)
を開口する1対の吸盤4a,4b及び袋1の本体(下
部)を拡開する1対の吸盤5a,5bを備えている。上
側の吸盤4a,4bは夫々れ真空パイプ4c,4dを介
して基柱16上部に設置された基台16aと軸10,2
5により回動自在に軸支されているリンク7,9に連結
されてなり、このリンク7,9同士は連結リンク8を介
して連結され、リンク7の他端は駆動棒11に連結され
ている。
【0010】一方、本体側の吸盤5a,5bは夫々れ真
空パイプ5c,5dを介して駆動棒12,13によって
移動する移動板12a,13aと連結されている。又、
上記袋口側の吸盤4a,4bに連結された真空パイプ4
c,4dは真空ホース14a,14bを介して、これに
対し本体側の吸盤5a,5bに連結された真空パイプ5
c,5dは真空ホース15a,15b及び真空回路20
を介して、真空ポンプ18に連結されてなる。そして、
この本体側の吸盤5a,5bと真空ポンプ18と連結す
る真空圧回路20には、回路圧検出用センサー19bが
設置され、又このセンサー19bによる検出信号は制御
装置22へ送られるようになっている。又この真空回路
の同センサーと前記真空ポンプの間には、制御装置22
の信号により吸盤の拡開動作のタイミングに合わせて真
空回路20を開き、他は閉じるようになした電磁切替2
3bが設置されている。
【0011】本装置による正常な場合(即ち袋一枚の場
合)の開袋動作手順を図4(a)〜(d)によって説明
すると、テーブルT側のチャック2,2で把持された一
枚の袋1が開袋工程(III)に送られ予め開かれてい
る上下の吸盤4a,4b及び5a,5b内に入ると(a
図)、制御装置22の信号により電磁切替弁23a,2
3bが開かれて真空回路20,21などを介して各吸盤
に真空作用が働く(図1)。次に駆動棒11を下方に、
又駆動棒12,13を閉方向へ動かし吸盤4a,4bを
袋1の袋口(上部)に、吸盤5a,5bを袋1の本体
(下部)に夫々れ接触させ(b図)、各吸盤を袋1に吸
着させた後、各駆動棒11,12,13を駆動して各吸
盤を左右に動かすと、袋1は全体がO寸法からS寸法
まで開口及び拡開される(c図)。
【0012】そこで杆6を袋口に挿入して開口に状態を
整え(場合によってはエアーを袋内に吹込んで拡開を促
進させ)、杆6を袋口から引抜く。ところで、吸盤5
a,5bの拡開動作は(b)図の寸法O寸法から(d)
図のS寸法まで行われるが、Sに拡開された位置で
袋1に拡大余地が無いため吸盤が袋から外れて真空回路
20の中へ空気が入り、真空回路圧は大気圧となる。即
ちS〜S間の吸盤位置に作用する回路圧が大気圧で
あることを正常としたセンサー19bの信号を制御装置
22に送り、次工程からの投入装置E、口封シール装置
Fを正常動作させる(図1)。
【0013】ところが給袋装置Aから密着したり絡んだ
りした、二枚の袋1a,1bが供給され、チャック2,
2が二枚取した場合も、開袋工程(III)に送られた
袋1に対前記図4に示した手順で開口及び拡開動作が実
行される。そして、(c)図のように上・下の吸盤4
a,4b及び5a,5bによって二枚の袋1a,1bは
個別に左右に引離され、(d)図のように完全にS
法まで引離された時、袋口(上部)開口吸盤4a,4b
はチャック2,2の把持部から袋口上部が短いため袋1
から引離され、真空回路21の回路圧は大気圧となる。
しかし、袋下部を吸着している本体(下部)の吸盤5
a,5bは夫々れ袋1a,1bが自由に変形するために
(d)図の位置でも依然袋の本体の吸着が行われてい
る。つまり、吸盤5a,5bに通ずる回路20は依然真
空圧(負圧)である。そこで吸盤5a,5bの拡開動作
〜S間が負圧である場合をセンサー19bで検出
し、同センサーの検出信号を制御装置22に送って二枚
取を判断して、次工程からの投入装置E、口封シール装
置F等の動作を止めて袋を空袋のまま機外に排出する。
尚、前記する拡開動作の位置検出とは包装機のタイミン
グカムによる同期信号である。
【0014】図2は二枚取検出動作のフローチャートを
示しており、先ず開袋工程(III)に於て袋口開口指
令に基づいて袋口がOからSまで開口されると、真空
回路21の負圧の有無をセンサー19aで検出し負圧で
あれば正常に袋口は開口されたと判断し、続いて吸盤が
〜S拡開されセンサー19bによる真空回路20
の負圧の有無を検出し、その検出信号が大気圧であれ
ば、即ち二枚取されず正常に一枚取されたと判断し、通
常の手順通りに充填物や充填液が投入され、袋口がシー
ルされて排出されるものとなる。これとは逆に吸盤5
a,5bがS〜Sに拡開されセンサー19bが真空
回路20の負圧が検出された場合は袋が二枚取されたと
判断し、それ以降の動作即ち充填工程(IV),(V)
に於ける充填物や充填液の投入動作、その検出動作及び
シール工程(VI),(VII)に於ける袋口シール動
作が全て停止され、チャック2,2に把持された二枚の
袋口1a,1bはそのまま排出工程(VIII)へ送ら
れた後外部に排出されるようになり、従来のような充填
物や充填液の誤投入による汚染、散乱、誤シール等が防
止されるものとなる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案の袋二枚取検
知装置によると、センサーで袋の本体下部を拡開する吸
盤に作用する負圧を検出し、その検出信号を制御装置に
送って袋が二枚取されているか否かを判断出来るように
なり、二枚取されていると判断されたらそれ以降の諸動
作、即ち充填動作やシール動作等を全て停止し、袋をそ
のまま排出工程へ送って排出するようになされるので、
従来のように二枚取袋に対する充填物や充填液の誤投
入、及び誤シールなどが防止され、充填物(液)や袋の
無駄、或は汚染や散乱等がなくなるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の袋二枚取検知装置を適用した開袋装置
の構成を示す図である。
【図2】上記装置に作用を示すフロチャート図である。
【図3】上記装置を適用する包装システムの概要を示す
図である。
【図4】(a)〜(d)は正常な開袋動作手順を示す図
である。
【図5】(a)〜(d)は袋二枚取の際の開袋動作手順
を示す図である。
【図6】従来の袋二枚取に伴う充填の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1a,1b 袋 2 チャック 4a, 4b 上側吸盤 5a, 5b 下側吸盤 19 負圧検出センサー 22 制御装置 23a,23b 電磁切替弁 27 把持手段 D 開袋装置 E 充填装置 F 口封シール装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持装置で把持された袋の袋口及び本体
    を夫々れ一対の吸盤で真空吸着して開口及び本体を拡開
    する開袋装置に於て、本体を拡開する吸盤の拡開位置で
    作用する負圧の有無を検出するセンサーと、同センサー
    の検出信号に基づいて袋二枚取の有無を判断し、それ以
    降の諸動作を制御する制御装置とを備えたことを特徴と
    する自動包装機の袋二枚取検知装置。
JP2784692U 1992-03-16 1992-03-16 自動包装機の袋二枚取検知装置 Expired - Fee Related JP2566705Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2784692U JP2566705Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自動包装機の袋二枚取検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2784692U JP2566705Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自動包装機の袋二枚取検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0575110U JPH0575110U (ja) 1993-10-12
JP2566705Y2 true JP2566705Y2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=12232288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2784692U Expired - Fee Related JP2566705Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自動包装機の袋二枚取検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566705Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5368927B2 (ja) * 2009-09-26 2013-12-18 大森機械工業株式会社 バンド不良検査方法及び検査装置
JP5348273B2 (ja) * 2012-03-28 2013-11-20 トヨタ自動車株式会社 燃料電池シーリングプレートの取り出し方法および燃料電池シーリングプレート
JP6098199B2 (ja) * 2013-02-05 2017-03-22 凸版印刷株式会社 アルミ蓋材及びその検査方法
JP6040406B2 (ja) * 2013-05-10 2016-12-07 ゼネラルパッカー株式会社 ガス充填包装方法とその包装機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0575110U (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2208678B1 (en) Bag opening method and apparatus for use in bag filling and packaging
CA2324752C (en) Bag filling and sealing machine and method for handling bags
JP2566705Y2 (ja) 自動包装機の袋二枚取検知装置
CA1268978A (en) Apparatus and method for inserting pouches into boxes
EP3286092B1 (en) Method for gas filling of a compartment of a flexible container
US5142846A (en) Apparatus and method for bagging a product
JP3016052B2 (ja) 自動包装機の脱気装置
CN205396669U (zh) 一种自动水平上袋装置
JPH068914A (ja) 自動包装機の開袋ガイド装置
US4872303A (en) Bag top forming method and apparatus
US6132350A (en) Method and apparatus for automatically lining a container
JP2603058Y2 (ja) 自動包装機の自立開口検出装置
CN108860782B (zh) 一种包装袋开袋装置
JP2578608Y2 (ja) 自動包装機の袋把持位置検知装置
JPH11105827A (ja) 穀粒等の自動袋詰め装置
JP3833590B2 (ja) 袋搬送装置
JPH05278725A (ja) 自動包装機に於ける袋の開口方法
JPH03124514A (ja) 自動袋詰め装置
JP3436406B2 (ja) テーブル回転型袋詰め包装機
JP3661125B2 (ja) 縦型製袋充填機の脱気装置
JPS6311054Y2 (ja)
CN215004094U (zh) 内装块状物料的长方体料袋的气密性检测装置
JP2002308224A (ja) 固形物充填済み包装袋の供給方法及び装置
CN212738599U (zh) 一种主机装袋机构
CN210284795U (zh) 洗衣粉自动装袋机

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971021

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees