JP2566104Y2 - 車両用ボディ構造 - Google Patents

車両用ボディ構造

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JP2566104Y2
JP2566104Y2 JP1992001299U JP129992U JP2566104Y2 JP 2566104 Y2 JP2566104 Y2 JP 2566104Y2 JP 1992001299 U JP1992001299 U JP 1992001299U JP 129992 U JP129992 U JP 129992U JP 2566104 Y2 JP2566104 Y2 JP 2566104Y2
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JP
Japan
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vehicle
fuel tank
impact beam
side impact
wheel
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JP1992001299U
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English (en)
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JPH0558576U (ja
Inventor
茂樹 山口
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の前方に燃料タン
クをそなえた車両用ボディ構造に関し、特に、バス等の
車両に用いて好適の、車両用ボディ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、従来のバス車両のボディ構造に
ついて説明すると、図4に示すようにフロントボディ2
とサイドボディ3とリヤボディ4とルーフ5とに大別さ
れる。ここで、フロントボディ2は、車両側面方向から
見てNO.2(ナンバー2)ピラー6より前部を指す。
【0003】大型のバス等においては燃料タンクの容量
が巨大化するため、前後輪の重量配分を考慮して前輪直
前のフロントオーバハング部に燃料タンク10を設置し
たものがあり、これは、車両側方から見てフロントボデ
ィ2と前輪のホイールハウジング11との間に位置して
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボディ構造では、車両側方へ衝突等の強い衝
撃が加わったときに、燃料タンク10にその影響が及ぶ
可能性があり、また、フロントボディの剛性が低いとフ
ロントボディが振動して乗心地の低下を招来しかねない
という課題がある。
【0005】本考案は、このような課題に鑑み創案され
たもので、車両側方からの衝突等に対して燃料タンクを
より安全に保護するとともに、フロントボディの剛性を
高めて乗心地を向上できるようにした車両用ボディ構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の車両
用ボディ構造は、前輪よりも前方に位置するフロントボ
ディと該前輪のホイールハウジングとの間において車幅
方向端部に互いに前後方向に離間して配設された2本の
ロアピラーと、該2本のロアピラー間に配設され、該2
本のロアピラーに対して着脱可能に構成されたサイドイ
ンパクトビームと、該2本のロアピラー間であって、且
つ該サイドインパクトビームよりも車幅方向内方に配設
された燃料タンクとをそなえていることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上述の本考案の車両用ボディ構造では、前輪の
前方に位置する車両のフロントボディと前輪のホイール
ハウジングとの間において前後に離間して設けられる
本のロアピラー間にサイドインパクトビームが介装され
ているので、車両側方からの衝突等による強い衝撃に対
しても燃料タンクが保護され、また、フロントボディの
剛性が高められる。さらに、燃料タンクの保守点検の際
には、サイドインパクトビームを上記のロアピラーから
離脱させることで保守点検を容易に行なえる。
【0008】
【実施例】以下、図面により、本考案の一実施例として
の車両用ボディ構造について説明すると、図1はその構
成を示す正面図(図3のA部拡大詳細図)、図2はその
構成を示す側面図(図1のB矢視図)、図3はその車両
用ボディ構造を採用したバスのボディ側面図である。
【0009】ここで、本考案を用いたバス車両のボディ
構造について説明すると、図3に示すようにフロントボ
ディ2とサイドボディ3とリヤボディ4とルーフ5とに
大別でき、車両側面方向から見てNO.2(ナンバー
2)ピラー6より前部がフロントボディ2である。この
NO.2ピラー6は前輪よりも前方に位置し、また、
ロントボディ2自体はフロントオーバハング部に、即
ち、前輪のホイールハウジング11よりも前方に位置し
ている。
【0010】のフロントボディ2と前輪のホイールハ
ウジング11との間には、前後に離間して2本のロアピ
ラー2a,2bがそなえられ、各ロアピラー2a,2b
の間にサイドインパクトビーム1が図1及び図3に示す
ように設置されている。ここで、上記2本のロアピラー
2a,2bは、図2に示すように、外板9の内側に上下
方向に沿って延設されている。
【0011】また、サイドインパクトビーム1は2本の
ビーム1a,1bとインパクトビームパネル1cとから
構成されており、2本のロアピラー2a,2bに着脱用
ボルト7によって固定されるようになっている。そし
て、図1及び図2に示すように、このインパクトビーム
パネル1cはその断面形状がコの字型のパネルであり、
その両端面には着脱用ボルト7が貫通しうるボルト貫通
穴8が設けられている。また、2本のビーム1a,1b
は四角の断面形状を有する角パイプ状のビームであり、
この2本のビーム1a,1bは、インパクトビームパネ
ル1cに溶着されている。
【0012】そして、ビーム1a,1bは、サイドイン
パクトビーム1を車両に取り付けたときに、車両に対し
て水平方向に平行になるようにインパクトビームパネル
1cに固定されている。なお、この車両の燃料タンク1
0は前輪直前のフロントオーバハング部であるフロント
ボディ2のNO.2ピラー6の内方、即ちホイールハウ
ジング11とフロントボディ2との間におけるサイドイ
ンパクトビーム1の車幅方向の内方に設置されている。
これは、大型のバス等においては燃料タンクの容量が巨
大化するため、前後輪の重量配分を考慮しているためで
ある。そして、上記サイドインパクトビーム1は車両に
取り付けることにより燃料タンク10の保護が図られる
ようになっている。
【0013】本考案の一実施例としての車両用ボディ構
造は上述のような構成により、車両側方からの衝突等に
よる強い衝撃に対してサイドインパクトビーム1が対抗
し、燃料タンク10が安全に保護される。また、サイド
インパクトビーム1をロアピラー2a,2bに着脱用ボ
ルト7により固定されているので、このサイドインパク
トビーム1が着脱可能となり、サイドインパクトビーム
1をロアピラー2a,2bから取り外すことによって燃
料タンク10のメンテナンスを容易に行なうことができ
る。
【0014】さらに、フロントボディ2とホイールハウ
ジング11との間にサイドインパクトビーム1を設ける
ことにより、フロントボディ2の剛性が向上して、フロ
ントボディ2の振動を抑制することができる。これによ
って、車両の乗心地を向上させることができる。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の車両用ボ
ディ構造によれば、前輪よりも前方に位置するフロント
ボディと該前輪のホイールハウジングとの間において車
幅方向端部に互いに前後方向に離間して配設された2本
のロアピラーと、該2本のロアピラー間に配設され、該
2本のロアピラーに対して着脱可能に構成されたサイド
インパクトビームと、該2本のロアピラー間であって、
且つ該サイドインパクトビームよりも車幅方向内方に配
設された燃料タンクとをそなえるという構成により、
後輪の重量配分を適切にしながら、車両側方からの衝突
等による強い衝撃に対して、燃料タンクを安全に保護で
き、また、燃料タンクの保守点検を容易に行なうことが
できるという利点がある。さらに、上記車両のフロント
ボディの剛性が高くなり乗心地が向上するという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての車両用ボディ構造の
構成を示す図であり、図3のA部拡大詳細図である。
【図2】本考案の一実施例としての車両用ボディ構造の
構成を示す図であり、図1のB矢視図である。
【図3】本考案の一実施例としての車両用ボディ構造を
採用したバスのボディ側面図である。
【図4】ホイールハウジングとフロントボディとの間
燃料タンクを設置した従来のバスのボディ側面図であ
る。
【符号の説明】
1 サイドインパクトビーム 1a ビーム 1b ビーム 1c インパクトビームパネル 2 フロントボディ 2a ロアピラー 2b ロアピラー 3 サイドボディ 4 リヤボディ 5 ルーフ 6 NO.2ピラー 7 着脱用ボルト 8 ボルト貫通穴 9 外板 10 燃料タンク11 ホイールハウジング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪よりも前方に位置するフロントボデ
    ィと該前輪のホイールハウジングとの間において車幅方
    向端部に互いに前後方向に離間して配設された2本のロ
    アピラーと、 該2本のロアピラー間に配設され、該2本のロアピラー
    に対して着脱可能に構成されたサイドインパクトビーム
    と、 該2本のロアピラー間であって、且つ該サイドインパク
    トビームよりも車幅方向内方に配設された燃料タンクと
    をそなえている ことを特徴とする、車両用ボディ構造。
JP1992001299U 1992-01-17 1992-01-17 車両用ボディ構造 Expired - Lifetime JP2566104Y2 (ja)

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JPH0558576U JPH0558576U (ja) 1993-08-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025862A (ja) * 1983-07-23 1985-02-08 Hino Shatai Kogyo Kk ロ−デツキバスの車体構造
JP3055386U (ja) * 1998-06-26 1999-01-12 始 小林 固形燃料用コンロ

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JPH0558576U (ja) 1993-08-03

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