JPH063119Y2 - 車両のドアロック装置 - Google Patents

車両のドアロック装置

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JPH063119Y2
JPH063119Y2 JP13271188U JP13271188U JPH063119Y2 JP H063119 Y2 JPH063119 Y2 JP H063119Y2 JP 13271188 U JP13271188 U JP 13271188U JP 13271188 U JP13271188 U JP 13271188U JP H063119 Y2 JPH063119 Y2 JP H063119Y2
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JP
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door
door lock
panel
operation rod
outer handle
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JP13271188U
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勝昭 松井
宏明 児玉
健一 小川
忠男 向井
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のドアロック装置に関する。
(従来の技術) 従来、車両において、ドアインナとドアアウタとからな
るドアパネル(ドア)の閉塞状態を保持するドアロック
装置としては、上記ドアインナに取付られたドアロック
機構とドアアウタの上端部に取付けられたアウタハンド
ル機構とが操作ロッドを介して上記ドアロック機構のラ
ッチング方向またはアン・ラッチング方向へ操作可能に
連結されている(実開昭61−91424号公報参
照)。そして、上記ドアロック機構は、上記アウタハン
ドル機構(アウタハンドル)の操作(例えば引張り操
作)により連動する操作ロットのアン・ラッチング方向
への動きによってアン・ラッチング状態となり、ドアの
開閉状態が解除されてドアを開放するようになってい
る。
また、上記ドアインナにはロックノブ機構が取付けられ
ており、該ロツクノブ機構を操作(例えば押し下げ操
作)してロッキング状態にすることによって、ドアロッ
ク機構のアン・ラッチング方向への操作を不能にしてい
る。一方、ロックノブ機構を操作(例えば引き上げ操
作)してアン・ロッキング状態にすることによって、ド
アロック機構のアン・ラッチング方向への操作を可能に
している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、限界スピードをはるかに越えたコーナリング
時などに車体が横転してロール・オーバー(横向き回
転)すると、ドアアウタの上端部つまりアウタハンドル
機構付近のドアパネルに車体外方側から荷重が作用して
ドアアウタ(アウタハンドル機構)がドアインナ側へ凹
むように変形することがある。この場合、アウタハンド
ル機構のドアインナ側への移動量(凹み量)が操作ロッ
ドに伝達されて、該操作ロッドがアン・ラッチング方向
へ動く恐れがある。すなわち、ロックノブ機構がアン・
ロッキング状態であれば、ドアロック機構がアン・ラッ
チング状態となってドアが勝手に解放することになり、
ドアパネルの閉塞状態を保持するドアロック装置に対策
を講じる必要がある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、ドアアウタの変形時に操作ロッドがアン
・ラッチング方向へ動かないよう、操作ロッドおよびイ
ンナドア側に適宜改良を加えることにより、ロックノブ
機構のアン・ロッキング状態でロール・オーバーした際
のドアが不用意に解放することを禁止して、安全性に優
れたドアロック装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の解決手段は、ドア
パネルのドアインナに取付けられたドアロック機構とド
アアウタに取付けられたアウタハンドル機構とが操作ロ
ッドを介して上記ドアロツク機構のラッチング方向また
はアン・ラッチング方向へ操作可能に連結された車両の
ドアロック装置を前提とする。そして、上記操作ロッド
に、上記ドアアウタの変形時、ドアインナ側に設けられ
た係合部材に係合して操作ロッドのアン・ラッチング方
向への動きを阻止する係止部を設ける構成としたもので
ある。
(作用) 上記の構成により、本考案では、ドアアウタの上端部つ
まりアウタハンドル機構付近のドアパネルに荷重が作用
してドアアウタ(アウタハンドル機構)が変形した場
合、ドアアウタに取付けたアウタハンドル機構のドアイ
ンナ側への移動量(凹み量)によって操作ロッドがドア
インナ側に押されると、該操作ロッドに設けられた係止
部が、ドアインナ側に設けられた係合部材に係合され
て、操作ロッドのアン・ラッチング方向への動きが阻止
される。このため、アウタハンドル機構の移動量(凹み
量)が操作ロッドに伝達されても、該操作ロッドがアン
・ラッチング方向へ動くことはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は本考案の実施例に係るドアロック装置を用いた
自動車のサイドドアを示し、1はドアパネルであって、
該ドアパネル1はインナパネル2(ドアインナ)とアウ
タパネル3(ドアアウタ)とを一体に接合してなり、こ
の上縁部にはドアパネル1内外を連通する開口部4(第
1図参照)が形成され、その開口部4を介してウインド
ガラス5を昇降移動させてウインドを開閉するようにな
されている。また、6は、上記ウインドガラス5の昇降
移動をガイドする断面略コ字状のサッシであって、該サ
ッシ6の前後の下端部は、上記ドアパネル1内にてイン
ナパネル2の外面側(アウタパネル3側)の前後端部に
それぞれ固着されている。
上記インナパネル2の内面側(車室側)にはトリム材
(図示せず)が貼着されており、このトリム材の上縁部
前端にはインナハンドル機構7が設けられている。ま
た、上記のトリム材の上縁部後端には、押込スイッチタ
イプのロツクノブ機構8が設けられている。一方、上記
アウタパネル3の上縁部後端には、アウタハンドル機構
9が設けられているとともに、キーシリンダ10(第1
図参照)が設けられている。
また、第1図および第2図に示すように、上記アウタハ
ンドル機構9は、車外側への引張り操作自在のアウタハ
ンドル11と、該アウタハンドル11の内端部に連動可
能に連結された略L字状の操作アーム12と、該操作ア
ーム12の内端部に上部側が固着された上下方向へ延び
る第1操作ロッド13(操作ロッド)とからなる。上記
操作ロッド13の下端部には、上下方向へ延びる第1長
穴部14が設けられている。
さらに、上記ドアパネル1内のインナパネル2の後端面
略中央部には、ドアロック機構20が設けられている。
該ドアロック機構20は、第1図および第2図に示すよ
うに、ベースプレート21の前面部側に位置する連結系
統22と、後面部側(ドアパネル1の後面側)に位置す
るロック系統(図示せず)とで構成されている。上記連
結系統22は、上記ベースプレート21の上端部に第1
支持ピン部材23を介して略中間部が回転自在に支持さ
れた左右方向(ドアパネル内外方向)へ延びかつ略中間
部より下方へ延びる略T字状のプッシュレバー24と、
上記ベースプレート21の外方端下部に第2支持ピン部
材25を介して下部が回転自在に支持された上下方向へ
延びかつ上端部が内方側に延びる略L字状のオープンレ
バー26と、上記ベースプレート21の下端部に第3支
持ピン部材27を介して略中心部が回転自在に支持され
た略十字形状のロッキングプレート28とからなる。上
記プッシュレバー24の外端部は、上記第1操作ロッド
13の第1長穴部14に第1ピン部材29を介して回動
自在に支持されている。また、上記プッシュレバー24
の下端部には上下方向へ延びる第2長穴部30が設けら
れており、該第2長穴部30には、上記オープンレバー
26の内端部が第2ピン部材31を介して回動自在に支
持されている。さらに、上記プッシュレバー24の内方
端にはスプリング32が取付けられていて、該スプリン
グ32の付勢力によってプッシュレバー24が時計回り
に付勢されている。そして、上記ロッキグプレート28
の内端部には、上記ロックノブ機構8が第2操作ロッド
33を介して連結されているとともに、該ロッキングプ
レート28の外端部には、上記キーシリンダ10が第3
操作ロッド34を介して連結されている。
一方、上記のロック系統側には、車体側に設けられたス
トライカ(図示せず)に係止するラチェットが設けられ
ており、このラチェットによってドアロック機構20が
ラッチング方向へ操作されてドアパネル1が閉塞状態に
保持される。また、上記のラチェットを回動操作させる
ことによって、ストライカとの係合を解除するドアロッ
ク機構20のアン・ラッチング方向への操作がなされて
ドアパネル1が開放される。さらに、上記ベースプレー
ト12の前面部側(連結系統13)の外方端略中間部に
は、上記のロック系統側のラチェットを回動操作するラ
チェットプレート35が内外方向へ移動自在に取付けら
れている。そして、第1図の仮想線(一点鎖線)で示す
ように、上記アウタハンドル機構9のアウタハンドル1
1の引張り操作による操作アーム12を介して下方に押
し下げられた第1操作ロッド11のアンラッチング方向
への動きによって、プッシュレバー24がスプリング3
2の付勢力に抗して反時計方向へ回転してオープンレバ
ー26を内方側に回転させ、このオープンレバー26の
回転に伴って上記ラッチプレート35が操作されて上記
のラチェットが回動操作される。上記第1操作ロッド1
1は、上記プッシュレバー24を介したスプリング32
によって上方に押し上げられるラッチング方向への付勢
力が作用している。また、上記ロックノブ機構8による
第2操作ロッド33を介した操作、およびキーシリンダ
10による第3操作ロッド34を介した操作により、上
記第1操作ロッド11のラッチング方向への動きあるい
はアン・ラッチング方向への動きが自在になるようにア
ン・ロッキング状態に保持されていたロッキングプレー
ト28が回転操作され、このロッキングプレート28の
回転操作によって、上記ラチェットの回転操作が禁止さ
れるようにドアロック機構20がロッキング状態とな
り、上記第1操作ロッド11がプッシュレバー24およ
びオープンレバー26を介してラッチプレート35をア
ン・ラッチング方向へ操作させない空打ち状態にしてい
る。
そして、上記ドアパネル1内におけるサッシ6の後端部
略中間位置の外面には、断面略L字状の係合部材40が
固着されている。上記係合部材40には、外方側に略水
平状態で突出する係合部41が設けられている。また、
上記第1操作ロッド13の上端部には、後方へ略水平状
態で延設された係止部42が設けられていて、該係止部
42は、ドアパネル1の上端部の内方側への変形時に上
記係合部材40の係合部41に係止されるようになって
いる。この場合、上記係合部材40の係合部41は、上
記第1操作ロッド13の係止部42よりも側面視で下方
側に位置している。さらに、上記ドアパネル1内におけ
るサッシ6の後端部上部位置の外面側が位置するインナ
パネル2とアウタパネル3との間には、略ボックス形状
の補強ブラケット43が固着されていて、アウタハンド
ル機構9付近のアウタパネル3の補強がなされている。
尚、第1図中、44は、インナハンドル機構7によるラ
ッチング操作あるいはアン・ラッチング方向への操作を
ドアロック機構20に伝達する第4操作ロッドである。
また、第4図中、45は、インナパネル2の後端部を補
強するレインフォースメントである。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、ア
ウタパネル3の上端部つまりアウタハンドル機構9付近
のドアパネル1に荷重が作用して補強ブラケット43が
固着されているにも拘らずアウタパネル3(アウタハン
ドル機構9)が変形した場合、アウタパネル3に取付け
たアウタハンドル機構9のインナパネル2側への移動量
(凹み量)によって、アウタハンドル11および操作ア
ーム12を介して第1操作ロッド13がインナパネル2
側に押されると、該第1操作ロッド13の上端部に設け
られた係止部42が、インナパネル2に固着したサッシ
6の後端部略中間位置の外面に設けた係合部材40の係
合部41に係合されて、第1操作ロッド13による、ブ
ッュレバー24を介したオープンレバー26の内方側へ
の回転によってラチェットを回転操作させるラッチプレ
ート35のアン・ラッチング方向への操作(動き)が阻
止される。このため、アウタハンドル機構9の移動量
(凹み量)が第1操作ロッド13に伝達されても、該第
1操作ロッド13がアン・ラッチング方向へ動くことが
ない。この結果、ロックノブ機構8によるアン・ロッキ
ング状態にてロール・オーバーした際にドアパネル1が
不用意に解放されることが防止されて安全性に優れたド
アロック装置を提供することができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における車両のドアロック装置によ
れば、ドアアウタが変形してアウタハンドル機構のドア
インナ側への移動量によって操作ロッドがドアインナ側
に押されても、操作ロッドに設けた係止部がドアインナ
側に設けた係合部材に係合されて操作ロッドのアン・ラ
ッチング方向への動きが阻止されるので、アウタハンド
ル機構のドアインナ側への移動量によって操作ロッドが
アン・ラッチング方向へ動くことがない。この結果、ロ
ックノブ機構によるアン・ロッキング状態にてロール・
オーバーした際のドアパネルの不用意な解放が禁止され
て安全性に優れたドアロック装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第3図の
I−I線における断面図、第2図は第3図の要部拡大
図、第3図は外方側から視たドアパネルの正面図、第4
図は第1図のIV−IV線における断面図、第5図は第1図
のV−V線における断面図である。 2…インナパネル、3…アウタパネル、6…サッシ、9
…アウタハンドル機構、20…ドアロック機構、13…
第1操作ロッド、40…係合部材、41…係合部、42
…係止部。
フロントページの続き (72)考案者 向井 忠男 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実公 昭58−26285(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアインナに取付けられたドアロック機構
    とドアアウタに取付けられたアウタハンドル機構とが操
    作ロッドを介して上記ドアロック機構のラッチング方向
    またはアン・ラッチング方向へ操作可能に連結された車
    両のドアロック装置において、上記操作ロッドには、上
    記ドアアウタの変形時、ドアインナ側に設けられた係合
    部材に係合して操作ロッドのアン・ラッチング方向への
    動きを阻止する係止部が設けられていることを特徴とす
    る車両のドアロック装置。
JP13271188U 1988-10-11 1988-10-11 車両のドアロック装置 Expired - Lifetime JPH063119Y2 (ja)

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JP13271188U JPH063119Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 車両のドアロック装置

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JP13271188U JPH063119Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 車両のドアロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH0253469U JPH0253469U (ja) 1990-04-18
JPH063119Y2 true JPH063119Y2 (ja) 1994-01-26

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ID=31389928

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JP13271188U Expired - Lifetime JPH063119Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 車両のドアロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4999561B2 (ja) * 2007-06-11 2012-08-15 マツダ株式会社 自動車のドア構造

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JPH0253469U (ja) 1990-04-18

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