JP2561726B2 - 4,4′ージハロビフエニル類の製造方法 - Google Patents

4,4′ージハロビフエニル類の製造方法

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JP2561726B2 JP1061066A JP6106689A JP2561726B2 JP 2561726 B2 JP2561726 B2 JP 2561726B2 JP 1061066 A JP1061066 A JP 1061066A JP 6106689 A JP6106689 A JP 6106689A JP 2561726 B2 JP2561726 B2 JP 2561726B2
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
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    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、触媒としての少くとも5Åの孔径を有する
ゼオライトの存在下におけるビフエニル類の選択的ハロ
ゲン化による4,4′−ジハロビフエニル類の製造方法に
関する。
4,4′−ジクロル及びジブロム−ビフエニルは、例え
ば高耐熱性プラスチック例えば改質ポリフエニレンスル
フイドの製造の中間体として非常に興味がある(参照、
例えば特願昭61−231,030号又は米国特許第3,396,110号
[C.A.69、60564W])。
ビフエニル類のルイス酸の存在下における通常の塩素
化は、4,4′−誘導体が優先的ではない、非選択的ラン
ダム置換をもたらす。即ち、FeCl32.5%の存在下におけ
る100℃での塩素化は、8%にすぎない選択性で4,4−ジ
クロル異性体を生成する。この場合トリクロルビフエニ
ルのパーセントは15%で著しく高い。ポリ塩素化ビフエ
ニル類は、周知のとおり高毒性物質に属する。米国特許
第1,946,040号、米国特許第3,226,447号及び英国特許第
1,153,746号のデータによれば、ベンゼンの塩素化にお
ける硫黄化合物の添加は、p−置換に有利に選択性を増
大させることを意図している。しかしながら、後記の対
照例IIIが示すように、ビフエニルの塩素化において
は、4,4−ジクロルビフエニルへの選択性は、FeCl32.5
重量%に加えてチオフエン2.5重量%を添加してもとる
に足らない程しが増大しない。一方ポリ塩素化ビフエニ
ルは、反応生成物9重量%以上あり依然かなりのパーセ
ントを占める。
実際の適用において、ルイス酸の使用は、周知のとお
り、更に腐食の問題を増大させ、そしてより複雑な処理
と廃棄の問題をもたらす。
今般、式 [式中、X3は水素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましく
は水素、塩素又は臭素、特に好ましくは水素又は塩素、
非常に特に好ましくは水素を示し、そして R1及びR2は互いに独立に水素、C1〜C4アルキル(好まし
くはC1〜C2アルキル、特に好ましくはメチル)、C1〜C4
アルコキシ(好ましくはC1〜C2アルコキシ、特に好まし
くはメトキシ)、ヒドロキシル、弗素、塩素又は臭素を
示す] のビフエニルを、式 Mm/z[mMe1O2・nMe2O2]・qH2O [式中、Mは交換しうるカチオンを示し、 zはカチオンの原子価を示し、 Me1及びMe2はアニオン性骨格の元素を表わし、 n/mは元素の比を示し且つ少くとも1の値を有し、そし
て qは吸収された水の量を示す] を有し且つ少くとも5Åの細孔寸法を有するゼオライト
の存在下にハロゲン化剤と反応させることを特徴とする
該ビフエニルの接触ハロゲン化による式 [式中、R1及びR2は上述と同義であり、 そして X1及びX2は互いに独立に塩素、臭素又はヨウ素、好まし
くは塩素又は臭素、特に好ましくは塩素を示す] の4,4′−ジハロビフエニル類の製造方法を見出した。
本発明による方法は、従って前記のビフエニル類の使
用を可能にし、パラ位の1つがハロゲンですでに占有さ
れていてもよく、この変形は4,4′−位が異なるハロゲ
ンでハロゲン化されたビフエニル類の製造をも可能にす
る。特に好ましくは、未置換のビフエニルを反応させ
る。未置換のビフエニルを用いる場合、本発明の反応は
次の式で例示することができる: 4,4′−ジハロゲン化の高選択性は過去の技術におい
て予想することができなかった。もっぱら塩素、低級ア
ルキル又は低級アルコキシで置換されたベンゼン類のホ
ージヤサイト又はゼオライトLの存在下におけるパラモ
ノ塩素化は、事実文献に記載されており[ヨーロッパ特
許第112,722号、ヨーロッパ特許第118,851号;Stud.Sur
f.Sci.Catal.(アムステルダム)28、747〜754(198
6)]、パラ塩素化に対していくから高い選択性が得ら
れている。しかしながら、2環芳香族のゼオライトの存
在下におけるビスハロゲン化は、先入観が克服されねば
ならないから、明らかに既に記載されたものではない。
その理由は、前記のゼオライトを用いるベンゼン類のモ
ノ塩素化は、オルト/パラ比を、実験を繰返して判った
ように、通常の塩素化における1.1から単に0.68に下げ
るにすぎないからである。ビフエニルの場合には、可能
な置換様式の数が増えることを考えると、これらの結果
は、完全に不充分なものと考えられるべきものであり、
そして如何なる場合にも4,4′の選択性の8%(通常の
塩素化)から80%以上(本発明の塩素化)までの大きな
改善を説明するには絶対的に不適切なものである。それ
故、本発明の方法によるこの成果は、全く驚くべきもの
である。
本発明の方法における未置換のビフエニル以外の出発
物質の例は、メチル、ジメチル、エチル、イソプロピ
ル、ヒドロキシ及びメトキシ−ビフエニルである。非対
称の4,4′−ジハロジフエニル、例えば4−ブロム−
4′−クロルビフエニル、4′−クロル−4′−フルオ
ルビフエニル又は4−クロル−4′−ヨードビフエニ
ル、を製造するためには、4−クロル、4−フルオル、
4−ブロム又は4−ヨード−ビフエニルを出発物質とし
て使用することができる。
適当なハロゲン化剤は、Cl2、Br2、I2、SO2Cl2、SO2B
r2、N−クロル及びN−ブロムスクシンイミド並びにヨ
ウ化臭素及び塩化臭素である。原則として、ハロゲン化
剤は、ビフエニルに関して化学量論量で、即ち全然ハロ
ゲン化されていないビフエニルでは2:1のモル比で、す
でにモノハロゲン化されたビフエニルの場合には1:1の
モル比で使用される。この化学量論量からは±35モル%
まで、好ましくは±20%まで変動させることも可能であ
る。
本発明の方法は、触媒としてのゼオライトの存在下に
行なわれる。ゼオライトは、SiO4又はAlO4の四面体の網
状構造からなる結晶性のアルミノシリケートである。個
々の四面体は、酸素橋によりその核で互いに結合し、そ
して孔路及び空隙空間が入りこんだ3次元網状構造を形
成している。講師の負電荷と釣り合わせるために、交換
しうるカチオンが導入されている。
ゼオライト中のSi及びAlは、少くとも一部他の元素で
置き換えられていてもよく、斯くしてゼオライトは上述
の式(III)で記述することができる。
ゼオライトについての詳細は、例えばD.W.Breck著の
単行本Zeslite Molecular Sieve,Structure,Caemistry,
and Use,J.Wiley and Sons,New tork(1974)に記述さ
れている。本発明の方法に適当なゼオライトは、少くと
も5Åの、細孔径、例えば5〜9Å、好ましくは5〜7
Åの細孔径を有し、そして1〜3,000、好ましくは1〜
2,000のn/m比を有する。式(III)において、Me1は3価
の元素例えばAl、Ga、In、B、Vを示す。同様にMe1
P、As、Sb又はBiのような元素であってよい。
好ましくは、Me1は3価の元素、非常に特に好ましく
はAlそれ自体である。Me2は少くとも部分的にSiである
が、更にそれは他の4価の元素例えばti、Zr、Hfであっ
てもよく、好ましくはMe2はSuだけである。
特に適当なゼオライトは、例えばホージヤサイト、
L、オフタイト、グメリナイト、カンクリナイト、H、
ZSM12、ZSM25、ゼオライトβ、フエリエライト、ZSM5、
ZSM11、ヒユーランダイト、ZSM22、ZSM23、ZSM48、ZSM4
3、ZSM35、PSH−3、ゼオライトP、ZSM38、CSZ−1、Z
SM3、ZSM20、モルデナイト、ゼオライトΩ、エロナイ
ト、ボロンシリケート構造型のものであり、特に好まし
いゼオライトは、モルデナイト、フエリエライト、H、
L、Ω、ZSM11又はZSM5、非常に特に好ましくはΩ又は
L構のものである。
前記の型のゼオライトは、その合成に由来する交換し
うるカチオンを有して或いはイオン交換と関連していず
れかの他のカチオンを有して供給される。この交換は、
古い技術であり、当業者には良く知られている。本発明
によると、適当なゼオライトは、H形のものばかりでな
く、水素が完全に又は部分的に金属カチオン例えばアル
カリ金属イオン、好ましくはNa+又はK+で置換されたゼ
オライトである。多くの場合、水素が部分的に又は形の
2つの異なる金属カチオンで、例えばNe/Kの組合せで置
換されたものも適当である。特に好適な構造型Lは、例
えばH、Na、K又はこれらの混合物の、好ましくはNa、
K又はこれらの混合物の、特に好ましくはKのカチオン
を含有することができる。
ゼオライト触媒は、反応させるべきビフエニルの重量
に対して1〜100重量%、好ましくは5〜50重量%、特
に好ましくは10〜30重量%の量で用いられる。
更に今回、ゼオライト触媒の選択性は、共触媒によっ
て増大せしめうるということが見出された。共触媒は、
ゼオライト触媒の活性中心と相互作用しうると考えられ
る極性物質である。共触媒は、例えば次の群に属する:
水、アルコール、アルデヒド又はそのアセタール、ケト
ン、カルボン酸又はその塩、ハライド、アミド又はエス
テル、ニトリル、硫黄、硫黄ハライド、メルカプタン、
チオエーテル、チオカルボン酸、アミン又はその塩、四
級アンモニウム塩及びヨウ素。個々の化合物の例は、
水、メタノール、エタノール、(イソ)プロパノール、
ブタノール、クロルエタノール、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、ブチルアルデヒド、アセトアルデヒド
ジメチルアセタール、アセトン、メチルエチルケトン、
ベンゾフエノン、酢酸、クロル酢酸、ジクロル酢酸、メ
トキシ酢酸、プロピオン酢酸、カプロン酸、アセチル又
はプロピオニルクロライド、ジメチルアセトアミド、ク
ロルアセトアミド、酢酸エチル、酪酸メチル、アセトニ
トリル、プロピオニトリル、カプロニトリル、ベンゾニ
トリル、ぎ酸カリウム、酢酸ナトリウム、クロル酢酸カ
リウム、プロピオン酸カルシウム、スズブチレート、ジ
メチルスルフイド、ジブチルスルフイド、ジブチルジス
ルフイド、ジフエニルスルフイド、チオ酢酸、ジメチル
アミン、エチルアミン、ブチルアミン、ピリジン、ピコ
リン、キノリン、言及したアミンの塩、テトラメチルア
ンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロ
ライド及びI2である。
これらの共触媒は、用いるゼオライト触媒の重量に対
して0.01〜50重量%、好ましくは0.02〜20重量%の量で
添加される。共触媒の量は、一部選択する物質の極性に
依存し、普通広く変えることができるが、低い範囲の量
で、例えば0.02〜2重量%の量で有利に用いられる。
本発明の方法は、溶媒の不存在下又は存在下に行なう
ことができる。これらの溶媒は、用いるハロゲン化剤に
耐えねばならない。適当な例は、炭化水素又はハロ炭化
水素、例えば石油エーテル、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,1,1−トリクロルエタン、1,2−ジク
ロルエタン、パークロルエタン、パークロルエチレン、
低級カルボン酸例えば酢酸及び当業者にとって不活性で
あると知られる他のものである。しかしながら、好適反
応は好適には反応させるべきビフエニルの溶融物中で行
なわれ、斯くして反応バッチの処理が容易となる。更に
本発明による反応は、気相で行なうことができる。しか
しながら、これは液相で行なうことが好適である。
更に反応は、大気圧、減圧又は加圧下に、連続式又は
回分式で行なうことができる。圧力は、本発明の方法の
過程にとって臨界的ではなく、例えば反応を高温で且つ
高揮発性溶媒を用いて行なうことが望ましい場合に重要
なだけである。この場合、系の内部圧を利用することは
有利である。
本発明の方法は、広い温度範囲で、例えば0〜300
℃、好ましくは30〜180℃、特に好ましくは50〜150℃で
行なうことができる。
本発明の方法は、例えば回分操作の場合、ビフエニル
を攪拌しながら溶融し又はそれを前記の溶媒の1つに溶
解して行なわれる。次いでゼオライト触媒を粉末形で添
加し、次いでハロゲン化剤2モルを、それが消費される
速度で反応温度下の液相中に導入する。連続操作の場合
には、例えばゼオライト触媒を密に充填した塔が適当で
ある。用いる共触媒は、一般に溶融物又は溶液の液相中
に存在する。本発明に従って得られる4,4′−ジハロビ
フエニル類は、一般に公知の方法で例えば蒸留、真空蒸
留、再結晶又はクロマトグラフイーによって単離・精製
される。多くの場合、所望の4,4′−異性体は、同時に
生成する他の置換様式のハロゲン化ビフエニルに比べて
かなり高い融点とかなり低い溶解度を有する。3置換又
はそれ以上の多置換のビフエニルは、少量で、例えば多
くとも2重量%しか生成せず、多くの場合においては更
に少量である。これは、これらのより高度にハロゲン化
されたビフエニルが有毒であるから職業上の安全性と環
境の汚染に関して非常に有利であり、また本発明の方法
の経済性を助長する。4又は4′−位がモノ置換された
ビフエニルは、本発明の工程に再循環することができ、
これもまた経済性を増大させる。
蒸留残渣又は抽出残渣として残るゼオライト触媒は、
一般に更に活性化しないで本発明で再び使用しうる。数
回再使用した場合には、活性の低下が観察される。この
場合ゼオライト触媒は、常法により、例えば上昇温度
(例えば400〜600℃)での焼成により再活性化すること
ができる。
以上、本発明を広く説明したきたが、本発明は、 式 [式中、X3は水素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましく
は水素、塩素又は臭素、特に好ましくは水素又は塩素、
非常に特に好ましくは水素を示し、そして R1及びR2は互いに独立に水素、C1〜C4アルキル(好まし
くはC1〜C2アルキル、特に好ましくはメチル)、C1〜C4
アルコキシ(好ましくはC1〜C2アルコキシ、特に好まし
くはメトキシ)、ヒドロキシル、弗素、塩素又は臭素を
示す] のビフエニルを、式 Mm/z[mMe1O2・nMe2O2]・qH2O [式中、Mは交換しうるカチオンを示し、 zはカチオンの原子価を示し、 Me1はホウ素又はアルミニウムを表わし、 Me2は珪素を表わし、 n/mは元素の比を示し且つ少くとも1の値を有し、そし
て qは吸収された水の量を示す] を有し且つ少くとも5Åの細孔径を有するゼオライトの
存在下に塩素化剤又は臭素化剤と反応させることを特徴
とする該ビフエニルの接触塩素化又は臭素化による式 [式中、R1及びR2は上述と同義であり、 X1は塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは塩素又は臭素、
特に好ましくは塩素を示し、そして X2は塩素又は臭素、好ましくは塩素を示す] の4,4′−ジハロビフエニルの製造方法、に限定され
る。
実施例 実施例1〜15及び24〜28において、次のゼオライトを
使用した。
対照例I〜Vにおいては、ゼオライトの代わりに次の
触媒を用いる以外は実施例1の方法を繰返した。
実施例1〜13 攪拌機を備えた装置中において、ビフエニル77.1g
(0.5モル)を攪拌し且つ窒素を流しながら溶融し、活
性(400℃で3時間活性化)ゼオライトの粉末を添加
し、そしてこの混合物中に100℃で5時間Cl2ガス71g
(1モル)を導入した。この混合物を更に30分間100℃
に保ち、溶融物を窒素で脱気し、そして組成をガスクロ
マトグラフイーで決定した。
結果は、実施例14及び15並びに対照例I〜Vのものと
共に第1表に示す。
実施例14 ビフエニル77.1g(0.5モル)を、窒素下にK/Naゼオラ
イトL15gを添加して溶融し、次いでこの溶融物に、塩化
スルフリル135g(1モル)を攪拌しながら3時間にわた
り滴下した。ガスの発生が終わった後、混合物を窒素で
フラッシュし、そして溶融物の組成をガスクロマトグラ
フイーで決定した。
実施例15 K/NaゼオライトLの代りにKゼオライト15gを用いる
以外実施例14を繰返した。
実施例16〜20 触媒ゼオライトK−L15gと共に次の添加物を用いる以
外実施例1を繰返した。
実施例16 クロル酢酸 2g 実施例17 クロルアセチルクロライド 2g 実施例18 水 1g 実施例19 クロル酢酸ナトリウム 2g 実施例20 酢酸カリウム 2g 結果は、第2表に要約する。
実施例21〜23 異なる反応温度を用いる以外、K/NaゼオライトL(実
施例2による)15gを用いて実施例1を繰返した。
実施例21 70℃ 実施例2 100℃ 実施例22 120℃ 実施例23 150℃ 結果は、第3表に示す。
実施例24 ビフエニル77.1g(0.5モル)を実施例1と同様にNa/K
ゼオライトLの存在下に溶融し、この溶融物にBr2159.8
g(1モル)を8時間にわたって滴下した。攪拌を更に3
0分間続け、溶融物を30分間窒素によりフラッシュし、
組成をガスクロマトグラフイーにより決定した。転化率
100%、4,4′−ジブロムビフエニルの選択率75%及び4
−モノブロムビフエニルのそれは16.5%。
実施例25−28 実施例24を他のゼオライトを用いて繰返した。用いた
ビフエニルに対して転化率はそれぞれの場合100%であ
った。用いたゼオライト及び得られた選択性は次の表か
ら理解できる: 本発明の特徴及び態様は以下の通りである: 1.式 [式中、X3は水素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましく
は水素、塩素又は臭素、特に好ましくは水素又は塩素、
非常に特に好ましくは水素を示し、そして R1及びR2は互いに独立に水素、C1〜C4アルキル(好まし
くはC1〜C2アルキル、特に好ましくはメチル)、C1〜C4
アルコキシ(好ましくはC1〜C2アルコキシ、特に好まし
くはメトキシ)、ヒドロキシル、弗素、塩素又は臭素を
示す] のビフエニルを、式 Mm/z[mMe1O2・nMe2O2]・qH2O [式中、Mは交換しうるカチオンを示し、 zはカチオンの原子価を示し、 Me1及びMe2はアニオン性骨格の元素を表わし、 n/mは元素の比を示し且つ少くとも1の値を有し、そし
て qは吸収された水の量を示す] を有し且つ少くとも5Åの細孔径を有するゼオライトの
存在下にハロゲン化剤と反応させることを特徴とする該
ビフエニルの接触ハロゲン化による式 [式中、R1及びR2は上述と同義であり、 そして X1及びX2は互いに独立に塩素、臭素又はヨウ素、好まし
くは塩素又は臭素、特に好ましくは塩素を示す] の4,4′−ジハロビフエニルの製造方法。
2.Me1が3価の元素、好ましくはアルミニウムである上
記1の方法。
3.Me2が珪素である上記1の方法。
4.用いるゼオライトが、ホージヤサイト、L、オフレタ
イト、グメリナイト、カンクリナイト、H、ZSM12、ZSM
25、ゼオライトβ、フエリエライト、ZSM5、ZSM11、ヒ
ユーランダイト、ZSM22、ZSM23、ZSM48、ZSM43、ZSM3
5、PSH−3、ゼオライトP、ZSM38、CSZ−1、ZSM3、ZS
M20、モルデナイト、ゼオライトΩ、エロナイト(eroni
te)、ボロンシリケート構造型のもの、特に好ましく
は、モルデナイト、フエリエライト、H、L、Ω、ZSM1
1又はZSM5構造型のもの、非常に特に好ましくはΩ又は
L構造型のものである上記1の方法。
5.交換しうるカチオンが、水素、ナトリウム、カリウム
又はこれらの混合物、好ましくはナトリウム、カリウム
又はこれらの混合物、特に好ましくはカリウムのイオン
であるQ又はL構造型のゼオライトを用いる上記4の方
法。
6.反応を、反応させるべきビフエニルの重量に基づいて
1〜100重量%、好ましくは5〜50重量%、特に好まし
くは10〜30重量%のゼオライトの存在下に行なう上記1
の方法。
7.反応を、群:水、アルコール、アルデヒド又はそのア
セタール、ケトン、カルボン酸又はその塩、ハライド、
ソノアミド又はそのニトリル、ニトリル、硫黄、硫黄ハ
ライド、メルカプタン、チオエーテル、チオカルボン
酸、アミン又はその塩、四級アンモニウム塩及びヨウ素
からの共触媒の存在下に行なう上記1の方法。
8.反応を、用いるゼオライト触媒の重量に対して0.01〜
50重量%、好ましくは0.02〜20重量%の共触媒の存在下
に行なう上記7の方法。
9.反応を更なる溶媒なしにビフエニルの溶融物中で行な
う上記1の方法。
10.未置換のビフエニル又はその4−モノハロ誘導体を
用いる上記1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 39/15 C07C 39/15 41/22 41/22 43/225 7419−4H 43/225 B // B01J 29/06 B01J 29/06 Z 29/18 29/18 Z 29/40 29/40 Z 29/60 29/60 Z 29/65 29/65 Z 29/86 29/86 Z C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ロタール・プツペ ドイツ連邦共和国デー5093ブルシヤイ ト・アムバイアー 10アー (56)参考文献 特開 昭55−64532(JP,A) 特開 昭62−12728(JP,A) 特表 平1−502819(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、X3は水素、塩素、臭素またはヨウ素を示し、そ
    してR1及びR2は互いに独立に水素、C1〜C4アルキル、C1
    〜C4アルコキシ、ヒドロキシル、弗素、塩素又は臭素を
    示す] のビフエニルを、式 Mm/z[mMe1O2・nMe2O2]・qH2O [式中、Mは交換しうるカチオンを示し、 zはカチオンの原子価を示し、 Me1はホウ素又はアルミニウムを表わし、 Me2は珪素を表わし、 n/mは元素の比を示し且つ少くとも1の値を有し、そし
    て qは吸収された水の量を示す] を有し且つ少くとも5Åの細孔径を有するゼオライトの
    存在下に塩素化剤又は臭素化剤と反応させることを特徴
    とする該ビフエニルの接触塩素化又は臭素化による式 [式中、R1及びR2は上述と同義であり、 X1は塩素、臭素又はヨウ素を示し、そして X2は塩素又は臭素を示す] の4,4′−ジハロビフエニルの製造方法。
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