JPH049051Y2 - - Google Patents

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JPH049051Y2
JPH049051Y2 JP15084987U JP15084987U JPH049051Y2 JP H049051 Y2 JPH049051 Y2 JP H049051Y2 JP 15084987 U JP15084987 U JP 15084987U JP 15084987 U JP15084987 U JP 15084987U JP H049051 Y2 JPH049051 Y2 JP H049051Y2
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metal plate
chamfered
recess
chamfering
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JP15084987U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属板の面取り用プレス金型に関す
る。
(従来技術とその問題点) 一般に金属板、例えば第9図及び第10図に示
すような車両のシート(シートバツク)1に固定
されたストツパー金具3は、パネル2に固定され
たバンドフツク4で係止するようになつている
が、安全のためにストツパー金具3の先端部3a
を面取りする必要がある。
このような金属板の面取り作業は、従来では、
バレル研摩あるいはグラインダー仕上げ等の手作
業でR0.3〜R1.0程度の面取りを行なつていた。
したがつて、面取り作業が煩わしく、部品コス
トが高くつくのみならず、面取り形状のバラツ
キ、一部面取り忘れなどが発生しやすいという問
題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたもので、プレス作業により簡単かつ迅速に金
属板に面取りができるようにすることを目的とす
るものである。
(考案の構成) このため本考案は、上型と下型の少なくとも一
方の内面に、面取りすべき金属板の板厚に相当す
る凹部が形成され、該凹部の内端壁と内底壁との
間のコーナ部分に、金属板の面取りすべき端部に
対向する面取り成形部が形成され、該凹部の内底
壁に、金属板の面取りすべき端部近傍の平面部に
V溝を入れる山形突起が設けられていることを特
徴とするものである。
上記山形突起は、金属板の面取りすべき端部側
の傾斜角が大きく、反対側の傾斜角が小さく設定
されているのが好ましい。
(考案の作用・効果) 本考案によれば、上型と下型の間に金属板を挟
んでプレスすると、凹部により金属板の板厚が保
障された状態で、山形突起が金属板の平面部にV
字状に喰い込んで、その余肉の張り出し力により
金属板の端部が金型の面取り成形部に押し付けら
れて塑性変形し、面取りされるようになる。
したがつて、プレス作業によつて金属板の端部
に面取りができるので、面取り作業性が向上して
部品コストが安価になるとともに、面取り形状が
均一化し、面取り忘れなどが皆無となる。
また、金属板の端部近傍にV溝が形成されるの
で、このV溝が補強リブの役目を果たし、金属板
の剛性も向上するようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図に示すように、金属板10の面取り用プ
レス金型11は、上型12と下型13とで構成さ
れている。
上記金属板10は、例えば第9図及び第10図
に示したと同様のストツパー金具であり、該スト
ツパー金具は、面取り作業前は板厚が3〜5mmの
鉄板をプレスで打抜いただけの展開状態である。
該金属板10は、半円状の先端部10aの矢印
で示す範囲Sが面取りすべき端部となる。
上記下型13の内面13aには、金属板10の
外形状に一致し、板厚の1/2の深さの凹部13b
が形成されている。
そして、金属板10の四角状の基部10bに対
応する凹部13bは、該基部10bを隙間なく嵌
合する内形状に設定され、先端部10aに対応す
る凹部13bは、該先端部10aと僅かの隙間
(0.1〜0.3mm)を隔てて嵌合する内形状に設定さ
れている。
また、金属板10の先端部10aに対応する凹
部13bの内端壁と内底壁との間のコーナ部分に
は、アールをつけた面取り成形部13c(第4図
参照)が形成されている。
一方、第3図に詳細に示すように、上記上型1
2の内面12aにも、金属板10の外形状に一致
し、板厚の1/2の深さの凹部12bが形成されて
いる。
そして、金属板10の四角状の基部10bに対
応する凹部12bは、該基部10bを隙間なく嵌
合する内形状に設定され、先端部10aに対応す
る凹部12bは、該先端部10aを僅かの隙間
(0.1〜0.3mm)を隔てて嵌合する内形状に設定さ
れている。
また、金属板10の先端部10aに対応する凹
部12bの内端壁と内底壁との間のコーナ部分に
は、アールをつけた面取り成形部12c(第4図
参照)が形成されている。
さらに、金属板10の先端部10aに対応する
凹部12bの内底壁には、第1図に矢印で示した
範囲Sにわたつて、該先端部10a近傍の上面部
10cにV溝10dを入れる山形突起12dが形
成されている。
該山形突起12bは、第4図のA部分を拡大し
た第6図に示すように、金属板10の先端部10
a側の傾斜角θ1が大きく、反対側の傾斜角θ2が小
さく設定されている。
このように、山形突起12dの傾斜角θ1,θ2
設定することにより、金属板10の上面部10c
にV溝10dを入れたとき、その余肉が先端部1
0a側に、より多く張り出すようになる。
上記のような構成であれば、下型13の凹部1
3bに金属板10の下面部を嵌合させて、上型1
2を下降させ、上型12の凹部12bに金属板1
0の上面部10cを嵌合させながらプレスする
と、凹部13b,12bにより金属板10の板厚
が保障された状態で、上型12の山形突起12d
が金属板10の先端部10aの上面部10cにV
字状に喰い込んでゆく。
そして、この喰い込みによる金属板10の余肉
の張り出し力により、第5図に示すように、金属
板10の先端部10aが上、下型12,13の面
取り成形部12c,13cに押し付けられて塑性
変形し、第2図aに示すように、金属板10の先
端部10aが面取りされる。
この面取り作業の終了後、金属板10の先端部
10aと基部10bとの間でL字状に折曲させて
必要な取付孔などを明けると、第2図bのように
ストツパー金具が完成する。
上記プレスによる面取り作業に伴つて金属板1
0の先端部10aにV溝10dが形成されるが、
このV溝10dが補強リブの役目を果たし、金属
板10の剛性が向上する。
上記実施例では、金属板10の上面部10cに
のみV溝10dを入れたものであつたが、第4図
及び第5図にそれぞれ対応する第7図及び第8図
に示すように、下型13の凹部13bの内底壁に
も山形突起13dを形成して、金属板10の下面
部10eにもV溝10dを入れるようにしてもよ
い。
この場合には余肉の張り出し量が多いので、大
きな曲率で面取りする場合に特に有利である。
ただし、上型12の山形突起12dと下型13
の山形突起13dが一致して、金属板10がせん
断されないように、各突起12d,13dの位置
を相互に内、外方向にずらせる必要がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る面取り用プレス金型の斜
視図、第2図aは面取りプレス後の金属板の斜視
図、第2図bは折曲後の金属板の斜視図、第3図
は上型の内面側斜視図、第4図は第1図の−
線に相当するプレス前の断面図、第5図は第4図
のプレス後の断面図、第6図は第4図のA部拡大
図、第7図及び第8図は変形例の第4図及び第5
図に相当する断面図、第9図は自動車用シートの
側面図、第10図はストツパー金具の斜視図であ
る。 10……金属板、10a……先端部、10c…
…上面部、10d……V溝、10e……下面部、
11……面取り用プレス金型、12……上型、1
2a……内面、12b……凹部、12c……面取
り成形部、12d……山形突起、13……下型、
13a……内面、13b……凹部、13c……面
取り成形部、13d……山形突起、θ1,θ2……傾
斜角。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上型と下型の少なくとも一方の内面に、面取
    りすべき金属板の板厚に相当する凹部が形成さ
    れ、該凹部の内端壁と内底壁とのコーナ部分
    に、金属板の面取りすべき端部に対向する面取
    り成形部が形成され、該凹部の内底壁に、金属
    板の面取りすべき端部近傍の平面部にV溝を入
    れる山形突起が設けられていることを特徴とす
    る金属板の面取り用プレス金型。 (2) 上記山形突起は、金属板の面取りすべき端部
    側の傾斜角が大きく、反対側の傾斜角が小さく
    設定されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の金属板の面取り用プレ
    ス金型。
JP15084987U 1987-10-01 1987-10-01 Expired JPH049051Y2 (ja)

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JP15084987U JPH049051Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JPS6454922U JPS6454922U (ja) 1989-04-05
JPH049051Y2 true JPH049051Y2 (ja) 1992-03-06

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