JP2560372B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2560372B2
JP2560372B2 JP63001036A JP103688A JP2560372B2 JP 2560372 B2 JP2560372 B2 JP 2560372B2 JP 63001036 A JP63001036 A JP 63001036A JP 103688 A JP103688 A JP 103688A JP 2560372 B2 JP2560372 B2 JP 2560372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、メモリに記憶された演奏データを読み出
し、自動演奏を行う自動演奏装置に係り、特に、メモリ
容量の削減を図った自動演奏装置に関する。
「従来の技術」 楽曲には繰り返し部分を含む曲が多い。そして、従来
の自動演奏装置は、繰り返し部分について全く同じ演奏
データをメモリに記憶させていた。例えば、同じ部分が
3度繰り返される場合、その同じ部分についての演奏デ
ータを3度繰り返してメモリに記憶させていた。
他方、従来の自動演奏装置として、特公昭60−25791
号公報(発明の名称「電子楽器」)に記載されるものが
知られている。この公報に記載されるものは、演奏デー
タが記憶されたメモリの一部を、スイッチを押すことに
よって望みのタイミングで読み出し、自動演奏すること
ができるようになっている。すなわち、メモリの一部を
繰り返して演奏したい場合に、該スイッチを押せば、メ
モリ内に演奏データが一部しかないのにかかわらず、繰
り返し演奏を行うことができる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、この自動演奏装置は、スイッチを押し
た時点で即座にメモリの読み出しアドレスが変化するの
で、繰り返し演奏を行う場合は、小節線のタイミングに
ピッタリ合わせてスイッチ操作をしなければならず、実
際上は不可能に近い。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、ラ
フなスイッチ操作によって、1部しか記憶させてない演
奏データを繰り返し演奏することができ、したがって、
繰り返し部分がある楽曲の演奏データの容量を減らすこ
とができる自動演奏装置を提供することを目的としてい
る。
「課題を解決するための手段」 特許請求の範囲第1項に記載の発明は、複数に分割さ
れた記憶領域を有し、各記憶領域に演奏データを記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段から前記演奏データを順次
読み出し、その読み出し対象の記憶領域の最後の演奏デ
ータを読み出した時点で読み出しを終了する読出し手段
と、この読出し手段によって読み出された演奏データに
基づいて自動的に楽音を発生する楽音発生手段と、前記
記憶手段の記憶領域を指定する指定手段と、前記読出し
手段による演奏データの読み出し中において前記指定手
段が操作された場合、その時点以後の最初の楽曲の区切
りを検出する検出手段と、この検出手段によって楽曲の
区切りが検出された時点において前記演奏データの読出
し位置を前記指定手段によって指定された記憶領域の最
初の演奏データ読出し位置へ変更する変更手段とを具備
してなる。
特許請求の範囲第2項に記載の発明は、複数の演奏パ
ターンを記憶した演奏パターン記憶手段と、この演奏パ
ターン記憶手段に記憶された複数の演奏パターンの中か
ら自動演奏を行う演奏パターンを指定する演奏パターン
指定手段と、この演奏パターン指定手段で指定された演
奏パターンを読み出す読出手段と、上記演奏パターンに
基づく自動演奏中に新たな演奏パターンが指定される
と、該新たな演奏パターンによる演奏開始を小節線のタ
イミングまで遅延させる遅延手段と、前記読出手段で読
み出された演奏パターンに基づいて自動演奏を行う自動
演奏手段と、前記演奏パターンを識別するための表示を
する表示手段と、現在指定演奏されている演奏パターン
を識別するために上記表示手段によって第1の表示態様
で表示すると共に、前記新たな演奏パターンによる演奏
を遅延させている間前記新たな演奏パターンを識別する
ために前記第1と異なる第2の表示態様で表示するよう
に制御する表示制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
「作用」 特許請求の範囲第1項に記載の発明によれば、指定手
段によって記憶手段の記憶領域を指定すると、以後、楽
曲の次の区切りまで指定前の状態で演奏が続行され、次
の楽曲の区切りが検出されると、指定手段によって指定
された記憶領域の頭の位置へ自動演奏が戻り、そこから
再び演奏が行なわれる。
また、特許請求の範囲第2項に記載の発明によれば、
現在演奏されている演奏パターンを識別するための第1
の表示態様による表示がなされると共に、新たな演奏パ
ターンが指定されると、該新たな演奏パターンによる演
奏開始が小節線のタイミングまで遅延され、その間該新
たな演奏パターンを識別するための前記第1と異なる第
2の表示態様による表示がなされる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の第1の実施例につい
て説明する。第1図は同実施例による自動演奏装置を備
えた電子楽器の構成を示すブロック図である。
この電子楽器は、鍵盤10および操作パネル20を備えて
いる。鍵盤10は楽音を指定する複数の鍵からなり、各鍵
の押離鍵は鍵スイッチ回路10a内に各鍵に対応して設け
た複数の鍵スイッチの開閉成により検出されるようにな
っている。また、各鍵の押鍵に伴って鍵タッチ検出回路
10b内に各鍵に対応して設けた鍵タッチセンサも動作す
るようになっており、これらの鍵タッチセンサにより各
鍵の押鍵速度、押鍵圧力等のイニシャル鍵タッチが各々
検出されるようになっている。なお、これらの鍵スイッ
チ回路10a及び鍵タッチ検出回路10bはバス30に接続され
ている。
操作パネル20には、第2図に示すように、オートリズ
ムのスタート及びストップを各々指示するためのリズム
スタート操作子21a及びリズムストップ操作子21b、マー
チ、ワルツ等のリズム種類を選択するリズム選択操作子
群22と、オートリズムのテンポを各々上昇させ及び下降
させるアップ操作子23a及びダウン操作子23bと、自動演
奏データの記録開始及び再生開始を指示するための自動
演奏書込み操作子24a及び自動演奏読出し操作子24bと、
演奏データメモリ62の記憶領域(バンク)を指定するバ
ンクスイッチ25a〜25cと、上述した操作子24a,24bの上
方に設けられたLED(発光ダイオード)26w,26rと、バン
クスイッチ25a〜25cの各上方に設けられたLED26a〜26c
と、楽音の音色及び効果の付与を各々指示する音色操作
子群27a及び効果操作子群27bと、表示器28とが配設され
ている。これらの操作子群の操作は操作子スイッチ回路
20a内に各操作子に対応して設けた複数の操作子スイッ
チにより検出されるようになっており、表示器28および
LED26a〜26c,26w,26rは表示制御回路20bにより表示制御
されるようになっている。これらの操作子スイッチ回路
20a及び表示制御回路20bはバス30に接続されている。
さらに、バス30には、テンポ発振器40、リズム音信号
発生回路51、鍵盤用楽音信号発生回路52、自動演奏用楽
音信号発生回路53、データ記憶回路60及びマイクロコン
ピュータ70が接続されている。テンポ発振器40は設定さ
れたテンポに従ってリズムインタラプト信号としてのテ
ンポクロック信号をバス30を介してマイクロコンピュー
タ70に出力する。リズム音信号発生回路51はシンバル、
バスドラ等の打楽器に対応した打楽器音信号を形成する
複数の打楽器音信号形成回路を有し、マイクロコンピュ
ータ70からバス30を介して供給されるリズムパターンデ
ータに応じて前記打楽器音信号を形成出力する。鍵盤用
楽音信号発生回路52及び自動演奏用楽音信号発生回路53
は各々ピアノ、バイオリン等の楽器に対応した楽音信号
を形成する複数の楽音信号形成チャンネルを備えてお
り、鍵盤用楽音信号発生回路52は鍵盤10における押離
鍵、音色操作子群27aの操作及び効果操作子群27bの操作
に応じて、マイクロコンピュータ70からバス30を介して
供給される演奏データに基づく楽音信号を形成出力す
る。また、自動演奏用楽音信号発生回路53はデータ記憶
回路60に記憶されていて、マイクロコンピュータ70によ
り読出され、バス30を介して供給される自動演奏データ
に基づく楽音信号を形成出力する。これらのリズム音信
号を形成出力する。これらのリズム音信号発生回路51、
鍵盤用楽音信号発生回路52及び自動演奏用楽音信号発生
回路53からの楽音信号は混合されてアンプ54に供給され
るようになっている。アンプ54の出力はスピーカ55に接
続されており、同スピーカ55はアンプ54から供給される
楽音信号に対応した楽音を発音する。
データ記憶回路60はバス30に各々接続されたリズムパ
ターンデータメモリ61、演奏データメモリ62及びバッフ
ァレジスタ63からなる。リズムパターンデータメモリ61
はROMで構成されており、リズム音信号発生回路51にお
ける各打楽器信号の形成出力を指示するリズムパターン
データをリズム種類毎に1小節長に渡って時系列的に記
憶している。演奏データメモリ62はRAMで構成されてお
り、3つの記憶容量が等しい記憶領域(バンク)(容量
=N)に分割され、後述するアドレスADRによりアドレ
ス指定される多数の記憶位置APM(ADR)を有する。各記
憶位置APM(ADR)には、次のような各種自動演奏用デー
タが第3図に示すようなデータフォーマットで記憶され
るようになっている。
タイミングデータ・・・タイミングデータであることを
示す識別マークと、小節の頭からの経過時間を表す時間
データTIMDとからなる。
押鍵データ・・・鍵盤10における押鍵イベントデータで
あることを示す識別マークと、押鍵された鍵を表すキー
コードKCと、イニシャル鍵タッチ(音量レベル)を表す
タッチデータKTDとからなる。
離鍵データ・・・鍵盤10における離鍵イベントデータで
あることを示す識別マークと、離鍵された鍵を表すキー
コードKCとからなる。
音色等データ・・・音色操作子群27a又は効果操作子群2
7bにより各々更新された音色データ又は効果データであ
ることを示す識別マークと、該更新された音色又は効果
名を表す音色・効果名データとからなる。
小節コード・・・自動演奏の進行タイミングが小節の頭
に対応したタイミングであることを示す。
終了コード・・・自動演奏の終了タイミングであること
を示す。
マイクロコンピュータ70はバス30に各々接続されたプ
ログラムメモリ71、CPU72及びワーキングメモリ73とか
らなる。プログラムメモリ71はROMで構成され、メイン
プログラム、リズムインタラプトプログラム及びそれら
のサブプログラムを記憶している。CPU72は電源スイッ
チ(図示しない)の投入によりメインプログラムの実行
を開始するとともに同プログラムを電源スイッチの開成
まで繰返し実行し、テンポ発振器40からのテンポクロッ
ク信号の到来時には前記メインプログラムの実行を中断
してリズムインタラプトプログラムを割込み実行する。
ワーキングメモリ73はRAMで構成され、前記プログラム
の実行に必要な複数のデータ及びフラグを一時的に記憶
する。これらのデータ及びフラグのうち、主なものを列
挙すると次の通りである。
リズムランフラグRUN・・・オートリズムの動作状態を
表すフラグであり、“1"にて動作中を表し、かつ“0"に
て停止中を表す。
オートプレイライトフラグAPW・・・自動演奏の作動状
態を表すフラグであり、“1"にて自動演奏用データを演
奏データメモリ62に書込み中(記録モード)であること
を表し、かつ“0"にて前記記録モード中でないことを表
す。
オートプレイリードフラグAPR・・・自動演奏の作動状
態を表すフラグであり、“1"にて自動演奏用データを演
奏データメモリ62から読出し中(再生モード)であるこ
とを表し、かつ“0"にて前記再生モード中でないことを
表す。
シンクロスタートフラグSST・・・演奏データ書込み時
において、演奏者の鍵盤操作とリズム音の同期をとるた
めのフラグ。
頭出しフラグHEAD・・・演奏者によるバンク指定に応じ
て自動演奏の頭出しを行うためのフラグ。
テンポカウントTCNT・・・テンポ発振器40がテンポクロ
ック信号を発生する毎に「1」ずつ歩進するカウント値
であって、オートリズムの1小節内における進行位置を
示す。
アドレスADR・・・演奏データメモリ62のアドレスを表
す。
リードデータRDDT・・・演奏データメモリ62から読出し
た自動演奏用データを表す。
リードタイミグデータRDTIM・・・演奏データメモリ62
から読出した自動演奏用データ中、特にタイミングデー
タのみを表す。
バンクデータBANK・・・メモリ62のバンクの番号を示す
データ。
次に、上記のように構成した実施例の動作を、(1)
鍵盤10における押離鍵及び操作パネル20の操作に応じて
単に楽音を発生する通常演奏モード、(2)鍵盤10にお
ける押離鍵及び操作パネル20の操作に基づくデータを自
動演奏用データとして演奏データメモリ62に書込む自動
演奏記録モード、(3)演奏データメモリ62内の自動演
奏用データを読出して、該読出した自動演奏用データに
基づき楽音を発生する自動演奏モードに分けて、第4図
乃至第11図のフローチャートを参照しながら説明する。
(1)通常演奏モード 電源スイッチ(図示しない)が投入されると、CPU72
は第4図のステップ100にてメインプログラムの実行を
開始し、ステップ101にてワーキングメモリ73内の各レ
ジスタをクリアすることにより、マイクロコンピュータ
70を初期状態に設定する。この初期設定後、CPU72はス
テップ102にて鍵スイッチ回路10a内の各鍵スイッチ及び
操作子スイッチ回路20a内の各操作子スイッチをスキャ
ンすることにより、鍵盤10に関する押離鍵情報及び操作
パネル20に関する各操作子の操作情報をバス30を介して
読込み、ステップ103にて該読込んだ押離鍵情報及び操
作情報に基づきワーキングメモリ73との協働により鍵盤
10における押離鍵イベント又は操作パネル20における操
作イベントの有無を検出する。今、鍵盤10においていず
れも鍵も押離鍵されず、かつ操作パネル20においていず
れの操作子も操作されなければ、CPU72はステップ103に
て「NO」すなわちイベント無しと判定して、プログラム
をステップ102に戻し、ステップ102,103からなる循環処
理を実行し続ける。
また、鍵盤10においていずれかの鍵が押離鍵され、又
は操作パネル20においていずれかの操作子が操作される
と、CPU72は上記ステップ103にて「YES」すなわちイベ
ント有りと判定して、プログラムを該イベントの種類を
判定するステップ104の処理に進める。かかる場合、通
常演奏モードにおいては、操作パネル20上の各種操作子
群のうち、自動演奏書込み操作子24a、自動演奏読出し
操作子24b、バンクスイッチ25a〜25cが操作されること
はないので、これらの操作子が操作された場合について
は後述するとして、それら以外の鍵盤10の各鍵、リズム
スタート操作子21a、リズムストップ操作子21b、リズム
選択操作子群22、アップ操作子23a、ダウン操作子23b、
音色操作子群27a又は効果操作子群27bが操作された場合
について説明する。
最初に、鍵盤10の各鍵、音色操作子群27a又は効果操
作子群27bのいずれかが操作された場合について説明す
る。この場合、CPU72は上記ステップ104の処理によりプ
ログラムをステップ105に進め、ステップ105にて第5図
に詳細に示す鍵・音色イベントルーチンを実行する。こ
の鍵・音色イベントルーチンにおいては、ステップ200
にてその実行が開始され、ステップ200aにおいてシンク
ロスタートフラグSSTが“1"か否かを判断する。この場
合、判断結果は「NO」となり、ステップ201へ進む。ス
テップ201では、操作された鍵及び操作子に関する全て
のイベントデータがワーキングメモリ73に設けたイベン
トバッファレジスタ内に書込まれる。なお、鍵盤10にて
いずれかの鍵が押鍵された場合には、鍵タッチ検出回路
10bにて該押鍵に伴い検出されてイニシャル鍵タッチを
表す鍵タッチデータも前記イベントデータとしてイベン
トバッファレジスタ内に書込まれる。そして、ステップ
202にてこれらの全てのイベントデータはバス30を介し
て鍵盤用楽音信号発生回路52に出力される。鍵盤用楽音
信号発生回路52はこれらのイベントデータを取込み記憶
すると同時に、該データに基づき楽音信号の発生を制御
する。この場合、該イベントデータが鍵盤10における押
鍵に関するものであれば、鍵盤用楽音信号発生回路52は
押鍵された鍵に対応して鍵音高周波数の楽音信号の形成
を開始して、該形成した楽音信号をアンプ54を介してス
ピーカ55に供給する。なお、この場合、前述のイニシャ
ル鍵タッチデータも同時に楽音信号発生回路52に出力さ
れ、同発生回路52にて形成される楽音信号の音量を制御
するデータとして利用される。その結果、スピーカ55か
らは、鍵盤10にて押鍵された鍵に対応した鍵音高周波数
の楽音がイニシャル鍵タッチに応じた音量で発音され
る。また、前記イベントデータが鍵盤10における離鍵に
関するものであれば、鍵盤用楽音信号発生回路52は前述
のようにして今まで形成中であった離鍵された鍵に関す
る楽音信号の形成出力を停止する。その結果、スピーカ
55からは、鍵盤10にて離鍵された鍵に関する楽音が発音
されなくなる。
一方、上記のように鍵盤用楽音信号発生回路52に供給
されたイベントデータが音色操作子群27aまたは効果操
作子群27bに関するものであれば、同発生回路52は、該
供給されたイベントデータに基づき、操作された操作子
に応じて発生楽音信号の音色又は同信号に対する効果付
与を制御する。その結果、発音される楽音の音色及び同
楽音に対する効果付与が音色操作子群27a及び効果操作
子群27bの操作に応じて制御されるようになる。
上記ステップ202の処理後、CPU72はステップ203にて
オートプレイライトフラグAPWが“1"であるか否かを判
定する。この場合、当該電子楽器のモードは通常演奏モ
ードであって同フラグAPWは“0"であるので、ステップ2
03にて「NO」と判定され、プログラムはステップ204に
進められる。CPU72はこのステップ204にて前記イベント
バッファレジスタ内の全てのイベントデータをクリア
し、ステップ205にて鍵・音色イベントルーチンの実行
を終了して、プログラムを第4図のステップ102に戻
す。そして、CPU72は再び上記ステップ102,103からなる
循環処理を実行し、該循環処理中、鍵盤10における押離
鍵又は音色操作子群27bにおける操作があると、上記ス
テップ104,105の処理により上述のようにして前記押離
鍵又は操作に応じて楽音の発生を制御する。
次に、リズム選択操作子群22、アップ操作子23a及び
ダウン操作子23bのうちいずれかが操作された場合につ
いて説明する。この場合、CPU72は、上記ステップ102,1
03からなる循環処理中、ステップ103にて上記場合と同
様「YES」と判定してプログラムをステップ104に進め、
ステップ104の判定処理によりステップ106の処理を実行
する。このステップ106の処理においては、操作された
操作子がリズム選択操作子群22に関するものであれば、
ワーキングメモリ73内に記憶されていてオートリズムに
おけるリズム種類を表すリズム種類データが、操作され
た操作子に応じて更新される。また、アップ操作子23a
又はダウン操作子23bが操作された場合には、ワーキン
グメモリ73内に記憶されていてオートリズムのテンポを
制御するテンポ制御データが、前記操作子23a,23bの操
作時間に応じて更新されると同時に、該更新されたデー
タがバス30を介してテンポ発振器40に供給され、同発振
器40から出力されるテンポクロック信号の周波数が修正
される。このように、リズム選択操作子群22、アップ操
作子23a又はダウン操作子23bの操作された場合には、ス
テップ106の処理により、リズム種類及びリズムテンポ
が前記操作子22,23a,23bの操作に応じて指定される。そ
して、上記ステップ106の処理後、CPU72はプログラムを
再びステップ102に戻し、ステップ102,103からなる循環
処理を続ける。
また、かかる循環処理中、リズムスタート操作子21a
が操作されると、CPU72は上記と同様ステップ103にて
「YES」と判定してプログラムをステップ104に進め、ス
テップ104の判定処理によりステップ107の処理を実行す
る。このステップ107の処理においては、リズムランフ
ラグRUNが“1"に設定されるとともに、テンポカウントT
CNTが「0」に初期設定される。このステップ107の処理
後、CPU72は上記場合と同様プログラムをステップ102に
戻して、ステップ102,103からなる循環処理を再び実行
し続ける。
一方、かかる循環処理中、テンポ発振器40からテンポ
クロック信号が発生されると、CPU72は前記プログラム
の実行を中断して第6図のリズムインタラプトプログラ
ムの実行をステップ900から開始し、ステップ901にてリ
ズムランフラグRUNが“1"であるか否かを判定する。こ
の場合、リズムランフラグRUNは前述のステップ107(第
4図)の処理により“1"に設定されているので、前記ス
テップ901の判定処理においては「YES」と判定され、プ
ログラムはステップ902に進められる。CPU72は、ステッ
プ902にて、リズムパターンメモリ61を参照し、上述し
たようにリズム選択操作子群22の操作により設定された
リズム種類データ及び上記ステップ107(第4図)の処
理により「0」に初期設定されたテンポカウントTCNTに
基づき同メモリ61内に記憶されているリズムパターンデ
ータを読出して、該読出しデータをバス30を介してリズ
ム音信号発生回路51に出力する。リズム音信号発生回路
51は前記供給されたリズムパターンデータにより指定さ
れた打楽器音信号を形成し、該信号をアンプ54を介して
スピーカ55に供給する。その結果、スピーカ55からはリ
ズムパターンデータに従った打楽器音が発音される。
上記ステップ902の処理後、CPU72はステップ903にて
オートプレイリードフラグAPRが“1"であるか否かを判
定する。かかる場合、当該電子楽器は通常演奏モードに
設定されていてオートプレイリードフラグAPRは“0"で
あるので、前記ステップ903の判定処理においては「N
O」と判定され、プログラムはステップ904に進められ
る。CPU72はこのステップ904にて演奏TCNT=TCNT+1の
実行によりテンポカウントTCNTを「1」だけ歩進、すな
わち「1」に設定して、ステップ905にて該歩進したテ
ンポカウントTCNTが小節のエンド値「48」を示すか否か
を判定する。(なお、この実施例では、1小節を48タイ
ミングに分割している。)今、テンポカウントTCNTは
「0」から「1」に変更された直後であって小節エンド
値「48」を示していないので、前記ステップ905の判定
処理においては「NO」と判定され、プログラムはステッ
プ906に進められて、同ステップ906にてリズムインタラ
プトプログラムの実行が終了される。なお、上述のよう
にリズムスタート操作子21aの操作前であって、リズム
ランフラグRUNが“0"に設定されている状態でも、テン
ポ発振器40からテンポクロック信号が発生された場合に
は、このリズムインタラプトプログラムは実行される
が、かかる場合には上記ステップ901にて“0"に設定さ
れているリズムランフラグRUNに基づき「NO」と判定さ
れてプログラムは上記ステップ902を経ないで上記ステ
ップ906に進められるので、打楽器音が発音されること
はない。
かかるリズムインタラプトプログラムの終了後、CPU7
2は上記中断したプログラムの実行に移る。そして、テ
ンポ発振器40からテンポクロック信号が発生される毎
に、リズムインタラプトプログラムの上記ステップ900
〜906の処理が実行されて、リズムパターンデータに基
づく打楽器の自動発音が制御されるとともにテンポカウ
ントTCNTが順次「1」ずつ歩進される。このように動作
中、リズムスタート操作子21aの操作から1小節に対応
した時間が経過すると、リズムパターンデータメモリ61
に記憶されている1小節分のリズムパターンデータの読
出しが終了すると同時に、テンポカウントTCNTが小節エ
ンドに対応した値「48」となる。このとき、CPU72は、
上記ステップ905の判定処理にて、前記テンポカウントT
CNTに基づき「YES」と判定し、頭出しサブルーチンSUB1
のステップSa1へ進む。このステップSa1では、頭出しフ
ラグHEADが“1"か否かを判断する。そして、この場合、
判断結果は「NO」であり、したがって、頭出しサブルー
チンSUB1を出てステップ907へ進む。ステップ907では、
テンポカウントTCNTを「0」に初期設定して、プログラ
ムをステップ908に進める。ステップ908においては、オ
ートプレイライトフラグAPWが“1"であるか否かが判定
されるが、この場合、当該電子楽器は通常演奏モードに
あって同フラグAPWは“0"であるので、CPU72は同ステッ
プ908にて「NO」と判定し、ステップ906にてこのリズム
インタラプトプログラムの実行を終了する。これによ
り、オートリズム演奏は再び小節の頭から実行されるよ
うになる。このようなオートリズム演奏により、演奏者
は、当該モードにおいて、所望の自動リズム演奏ととも
に鍵盤10における演奏を行うことができる。
かかる自動リズム演奏中、リズムストップ操作子21b
が操作されると、CPU72は、上記場合と同様にステップ1
02,103(第4図)からなる循環処理中、ステップ103に
て「YES」と判定し、ステップ104の判定処理によりプロ
グラムをステップ108に進め、ステップ108にて第7図に
詳細に示すリズムストップルーチンを実行する。このリ
ズムストップルーチンにおいては、ステップ300にてそ
の実行が開始され、ステップ301にて上述のように“1"
に設定されているリズムランフラグRUNに基づき「YES」
と判定され、ステップ302にて同フラグRUNが“0"に設定
変更される。これにより、以降、テンポ発振器40からテ
ンポクロック信号が出力されてリズムインタラプトプロ
グラム(第6図)が実行されても、上述したように打楽
器音は発音されず自動リズム演奏は停止する。上記ステ
ップ302の処理後、ステップ303,304にてオートプレイラ
イトフラグAPW及びオートプレイリードフラグAPRが“1"
であるか否かが判定されるが、この場合、当該電子楽器
は通常演奏モードにあって両フラグAPW,APRは共に“0"
に設定されているので、前記両ステップ303,304にて共
に「NO」と判定され、ステップ305にてこのリズムスト
ップルーチンの実行が終了される。なお、リズムストッ
プ操作子21bが自動リズムの停止中すなわちリズムラン
フラグRUNが“0"であるときに操作されても、このリズ
ムストップルーチンはステップ300から実行開始される
が、この場合、ステップ301にて「NO」と判定され、ス
テップ305にて同ルーチンの処理が終了されるので、前
記リズムストップ操作子21bの操作は当該電子楽器の動
作に何ら影響を及ぼさない。
(2)自動演奏記録モード 次に、演奏データを演奏データメモリ62内に書き込む
自動演奏記録モードについて説明する。
演奏データの記録を行う場合、演奏者は、まず、バン
クスイッチ25a〜25cによってバンク(記憶領域)の選択
を行い、次いで、自動演奏書込み操作子24aを押し、そ
して鍵盤10および操作パネル20の各操作子を使用して演
奏を行う。
バンクスイッチ25a〜25cのいずれかが操作されると、
ステップ103(第4図)の判断結果が「YES」となり、ス
テップ104を介してステップ111へ進み、バンクスイッチ
処理が行なわれる。第10図はこのバンクスイッチ処理を
示しており、ステップ350でこのバンクスイッチ処理が
開始され、ステップ351では、オートプレイリードフラ
グAPRが“1"か否かが判断される。この場合、判断結果
が「NO」となり、ステップ352へ進む。ステップ352で
は、バンクデータBANKがi(i;操作されたバンクスイッ
チの番号)に設定され、また、アドレスADRが「N×
(i−1)」に設定される。すなわち、演奏者がバンク
スイッチ25aを押した場合は、アドレスADRとして「0」
が設定され、バンクスイッチ25bを押した場合はアドレ
スADRとして「N」が、また、演奏者がバンクスイッチ2
5cを押した場合は、アドレスADRとして「2N」が設定さ
れる。ここで「N」は、前述したように、演奏データメ
モリ62の各バンクの容量であり、したがって、「0」,
「N」,「2N」は各バンクのスタートアドレスを示して
いる。そして、上記のステップ352の処理が終了する
と、第4図のステップ102へ戻る。
次に、演奏者によって自動演奏書込み操作子24aが押
されると、ステップ103の判断結果が「YES」となり、ス
テップ104を介してステップ109のオートプレイライトル
ーチンへ進む。第8図はこのオートプレイライトルーチ
ンの流れ図であり、ステップ400でこのルーチンが開始
され、ステップ401へ進むと、CPU72がバンクデータBANK
が「0」か否かを判断する。この場合、上述したステッ
プ352(第10図)においてバンクデータBANKが「1」〜
「3」のいずれかに設定されているので、このステップ
401の判断結果が「NO」となり、ステップ402へ進む。な
お、ステップ401の判断結果が「YES」の場合は、ステッ
プ102(第4図)へ戻る。ステップ402では、データ
「1」からオートプレイライトフラグAPWが減算され、
この減算結果がフラグAPWとしてセットされる。すなわ
ち、オートプレイライトフラグAPWが反転される。次に
ステップ403へ進むと、オートプレイライトフラグAPWが
“1"か否かが判断される。そして、この判断結果が「N
O」の場合は、ステップ404へ進み、LED・26w(第2図)
が消燈される。一方、ステップ404の判断結果が「YES」
の場合はステップ405へ進む。ステップ405では、LED・2
6wが点灯され、オートプレイリードフラグAPRがリセッ
トされ、LED・26rが消燈され、また、シンクロスタート
フラグSSTが“1"にセットされる。そして、ステップ102
へ戻る。
このように、自動演奏書込み操作子24aが押される
と、いままでオートプレイライトフラグAPWが“1"(書
込み可能状態)であった場合は、同フラグAPWがリセッ
トされ、LED・26wが消燈され、書込み可能状態が終了す
る。一方、いままでフラグAPWが“0"であった場合は、
ステップ405の各セットが行なわれ、書込み可能状態と
なる。
次に、上述したフラグAPWが“1"の状態において、演
奏者が鍵盤10および操作パネル20の各操作子を使用して
演奏を行うと、その演奏状態を示す演奏データが演奏デ
ータメモリ62の、バンクスイッチ25a〜25cによって指定
したバンクへ逐次書込まれる。
すなわち、まず、演奏者が鍵盤10のキーを押すと、ス
テップ103,104を介して鍵・音色イベントルーチン(第
5図)へ進む。このルーチンでは、まず、ステップ200a
でシンクロスタートフラグSSTが“1"か否かが判断され
る。そして、この場合、判断結果が「YES」となること
から(第8図のステップ405参照)、ステップ200bへ進
む。ステップ200bでは、シンクロスタートフラグSSTが
リセット、リズムランフラグRUNがセットされ、また、
テンポカウントTCNTがクリアされる。次に、ステップ20
1,202の処理が実行された後、ステップ203へ進み、この
場合、ステップ203の判断結果が「YES」となることか
ら、ステップ206〜211からなる演奏データ書込みルーチ
ンへ進む。
この演奏データ書込みルーチンにおいては、最初、ス
テップ206にて演奏データメモリ62の記憶位置APM(AD
R)に演奏データとしてタイミングデータが記憶され
る。このタイミングデータは、第3図に示すように、識
別マーク及び時間データTIMDからなり、識別マークは該
演奏データがタイミングデータであることを示すコード
に設定され、かつ時間データTIMDはテンポカウントTCNT
が示す値に設定される。これにより、時間データTIMDは
小節の区切りからの時間に対応したタイミングを示すこ
とになる。なお、この時点でメモリ62の記憶位置APM(A
DR)にタイミングデータとして書込まれるデータは
「0」である。次に、CPU72は、ステップ207におけるア
ドレス歩進処理(ADR=ADR+1)後、ステップ208にて
上記ステップ201の処理によりイベントバッファレジス
タに記憶したイベントデータを1つだけ取出して、該取
出したイベントデータを演奏データとして演奏データメ
モリ62の記憶位置ARM(ADR)に記憶する。すなわち、前
記取出したイベントデータが鍵盤10における押鍵に関す
るものであれば、第3図に示すような押鍵を表す識別マ
ーク、押鍵された鍵を表すキーコードKC及びイニシャル
鍵タッチを表す鍵タッチデータKTDからなる押鍵データ
が演奏データとして記憶される。また、前記取出したイ
ベントデータは鍵盤10における離鍵に関するものであれ
ば、第3図に示すような離鍵を表す識別マーク及び離鍵
された鍵を表すキーコードKCから離鍵データが演奏デー
タとして記憶される。さらに、前記取出したイベントデ
ータが音色操作子群27a又は効果操作子群27bに関するも
のであれば、第3図に示すような音色・効果に関するデ
ータであることを示す識別マーク及び音色・効果名を表
す音色・効果名データからなる音色等データが演奏デー
タとして記憶される。そして、この時点においては、第
3図の押鍵データが演奏データとして記憶される。
上記ステップ208の処理後、CPU72はステップ209にて
前記演奏データメモリ62に転送記憶したイベントデータ
をイベントバッファレジスタからクリアし、ステップ21
0にて同レジスタ内にイベントデータが残っているか否
かを判定する。かかる場合、イベントデータが残ってい
れば前記ステップ210にて「YES」と判定され、CPU72は
上記ステップ207〜209の処理を再び実行して演奏データ
メモリ62の次の記憶位置APM(ADR+1)に上述のように
して演奏データを記憶する。このようなステップ207〜2
09の処理によりイベントバッファレジスタ内の残りのイ
ベントデータがなくなると、CPU72はステップ210にて
「NO」と判定し、ステップ211にてアドレスADRを「1」
だけ歩進させて、ステップ205の処理によってこの鍵・
音色イベントルーチンの実行を終了する。その結果、鍵
盤10における押離鍵又は音色操作子群27a、効果操作子
群27bの操作があると、同時に操作された鍵又は操作子
に関する押鍵データ、離鍵データ又は音色等データがタ
イミングデータの後に記憶される。このような鍵・音色
イベントルーチンの上記ステップ206〜210からなる処理
及び次に述べるリズムインタラプトプログラム(第6
図)のステップ908,909の処理により、演奏データメモ
リ62内に記憶される演奏データは、小節の区切り毎に小
節コードが記憶されるとともに、鍵盤10、音色操作子群
27a又は効果操作子群27bに関する演奏データがタイミン
グデータを先頭に、同時に発生したイベントに関する分
まとめて記憶されることになる。
一方、ステップ200bの処理によってリズムランフラグ
RUNが“1"になると、以後、テンポクロック信号が発生
する毎に上述したリズムインタラプトプログラム(第6
図)のステップ900〜906からなる処理が実行されて、ス
テップ902の打楽器音の発音制御によりオートリズム演
奏が行われる。また、かかる場合、時間経過に伴いオー
トリズム演奏の進行が小節の区切りになると、CPU72
は、上記ステップ900〜906からなる処理中のステップ90
5にて上記のように「YES」と判定し、ステップSa1を介
してステップ907へ進み、ステップ907の処理によるテン
ポカウントTCNTの初期設定後、ステップ908にて“1"に
設定されているオートプレイライトフラグAPWに基づき
「YES」と判定し、ステップ909にて演奏データメモリ62
の記憶位置APM(ADR)に小節コード(第3図参照)を書
込み、ステップ910にてADR=ADR+1の演算の実行によ
りアドレスADRを「1」だけ歩進させて、ステップ906に
てリズムインタラプトプログラムの実行を終了する。こ
れにより、オートリズム演奏とともに、同演奏の進行に
従って小節の区切りタイミグ毎に、演奏データメモリ62
の小節コードが書込まれていく。
次に、該自動演奏記録モードを終了するために、リズ
ムストップ操作子21bが操作されると、上記ステップ10
2,103(第4図)からなる循環処理を実行中のCPU72は、
ステップ103にて上記場合と同様「YES」と判定し、ステ
ップ104の判定処理によりプログラムをステップ108に進
め、ステップ108にて第7図に詳細に示すリズムストッ
プルルーチンを実行する。この場合も、前述した場合と
同様に、リズムストップルーチンの実行がステップ300
から開始され、ステップ301,302の処理によってリズム
ランフラグRUNが“0"に設定されてオートリズム演奏が
停止制御されるが、この場合におけるオートプレイライ
トフラグAPWは“1"に設定されているので、CPU72は前記
ステップ302の処理後のステップ303の判定処理において
「YES」と判定して、ステップ306へ進む。ステップ306
では、メモリ62の記憶位置APM(ADR)に終了コードが書
き込まれる。次いでステップ307へ進むと、アドレスADR
が「0」とされ、オートプレイライトフラグAPWがリセ
ットされ、また、LED・26wが消燈されて、書込みモード
が終了する。次にステップ304へ進むと、オートプレイ
リードフラグAPRが“1"か否かが判断され、この場合、
判断結果が「NO」であることから、ステップ305を介し
てステップ102へ戻る。
(3)自動演奏モード 次に、演奏データメモリ62内の演奏データを読み出
し、この読み出した演奏データに基づいて自動演奏を行
う自動演奏モードについて説明する。
いま、自動演奏を行いたい楽曲が、例えば第12図に示
すように、 a1(15小節)+a2(1小節)+a1+a3(1小節)+a4
(16小節) なる構成であったとする。この場合、予め、演奏データ
メモリ62の例えばバンク1に(a1+a2)を、また、バン
ク2に(a3+a4)を記憶させておく。
そして、自動演奏を行う場合は、まず、バンク1をバ
ンクスイッチ25aによって指定し、そして、自動演奏読
出し操作子24bを押す。これにより、(a1+a2)の自動
演奏が行なわれる。次に、操作者は、自動演奏が部分a2
にかかった時、再びバンク1を指定するバンクスイッチ
25aを押す(矢印P1参照)。これにより、部分a2の自動
演奏が終了した時点以降再び部分a1の自動演奏が行なわ
れる。次に操作者は、自動演奏が部分a1の最後の1小節
にかかった時、バンク2を指定するバンクスイッチ25b
を押す(矢印P2参照)。これにより、部分a1の自動演奏
が終了した時点以降、バンク2に記憶されている部分
(a3+a4)の自動演奏が行なわれる。
以下、上記の自動演奏の過程を更に詳細に説明する。
まず、操作者がバンクスイッチ25aを押すと、ステッ
プ103(第4図)の判断結果が「YES」となり、ステップ
104を介してステップ111のバンクスイッチ処理(第10
図)へ進む。このバンクスイッチ処理では、まず、ステ
ップ350を介してステップ351へ進み、オートプレイリー
ドフラグAPRが“1"か否かが判断される。この場合、判
断結果が「NO」となることから、ステップ352へ進み、
バンクデータBANKが「1」に設定され、また、アドレス
ADRが「0」に設定される。そして、ステップ102へ戻
る。
次に操作者が、自動演奏読出し操作子24bを押すと、
ステップ103,104を介してステップ110へ進み、オートプ
レイリードルーチンが実行される。第9図は、このオー
トプレイリードルーチンの流れ図である。このルーチン
は、ステップ450から開始され、ステップ451へ進むと、
バンクデータBANKが「0」か否かが判断される。この場
合、判断結果が「NO」となり、ステップ452へ進む。ス
テップ452では、オートプレイリードフラグAPRが反転さ
れる(第8図のステップ402参照)。次いでステップ453
へ進むと、オートプレイリードフラグAPRが“1"か否か
が判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合は
ステップ454へ進み、LED・26rが消燈され、自動演奏モ
ードが終了する。一方、ステップ453の判断結果が「YE
S」の場合は、ステップ455へ進む。ステップ455では、L
ED・26rが点灯され、オートプレイライトフラグAPWがリ
セットされ、LED・26wが消燈され、リズムランフラグRU
Nがセットされ、テンポカウンタTCNTがクリアされ、ま
た、アドレスADR(この場合「0」;ステップ352参照)
が示す記憶位置APM内のデータが読み出され、リードタ
イミングデータRDTIMとして設定される。そして、ステ
ップ102へ戻る。
しかして、上述したステップ455の処理が自動演奏を
行う上の準備的処理であり、このステップ455が行われ
ると、以後、テンポ発振器40から出力されるテンポクロ
ック信号に基づき、次の過程によって自動演奏が行なわ
れる。
すなわち、テンポクロック信号が出力されると、CPU7
2の処理が第6図のリズムインタラプト処理へ進み、ス
テップ900からステップ901へ進む。そして、この場合、
ステップ901の判断結果が「YES」となることから、ステ
ップ902へ進み、リズム音の発生が行なわれる。次に、
ステップ903へ進み、オートプレイリードフラグAPRが
“1"か否かが判断される。この場合、判断結果が「YE
S」となり、ステップ911の自動演奏データ読出しルーチ
ンへ進む。
第11図はこの自動演奏データ読出しルーチンの流れ図
であり、ステップ950でこのルーチンが開始され、CPU72
はステップ951にて上記ステップ405(第9図)の処理に
より初期設定されたリードタイミングデータRDTIM又は
後述するステップ959の処理により次から設定されるリ
ードタイミングデータRDTIMがテンポカウントTCNTに等
しいか否かを判定する。今、前記リードタイミングデー
タRDTIMとテンポカウントTCNTが等しくなければ、前記
ステップ951においては「NO」と判定され、ステップ952
にてこの自動演奏データ読出しルーチンの実行が終了さ
れる。一方テンポカウントTCNTが上昇して前記リードタ
イミングデータRDTIMとテンポカウントTCNTと等しくな
ると、CPU72は同ステップ951にて「YES」と判定し、ス
テップ953にてアドレスADRSを「1」だけ歩進させ、ス
テップ954にて該歩進させたアドレスADRにより指定され
る演奏データメモリ62の記憶位置APM(ADR)に記憶され
ている演奏データを読出して、該読出した演奏データを
リードデータRDDTとして設定する。
次に、CPU72は、ステップ955〜957の各判定処理によ
り、前記リードデータRDDTがタイミングデータ、終了コ
ード、小節コード又はその他のデータ(押鍵データ、離
鍵データ、音色等データ)のいずれかのデータであるか
を判定する。今、前記リードデータRDDTがその他のデー
タ(押鍵データ、離鍵データ、音色等データ)であれ
ば、ステップ955〜957の各判定処理にて全て「NO」と判
定され、ステップ958にて該リードデータRDDTは自動演
奏用楽音信号発生回路53へバス30を介して出力される。
自動演奏用楽音信号発生回路53はこれらの供給された押
鍵データ、離鍵データ又は音色等データに基づき楽音信
号の形成を制御して、該形成された楽音信号をアンプ54
を介してスピーカ55に出力し、スピーカ55が同楽音信号
に応じた楽音を発音する。これにより、スピーカ55から
は演奏データメモリ62に記憶されている演奏データに基
づき自動的に楽音が発音されるようになる。
上記ステップ958の処理後、CPU72はプログラムをステ
ップ953に戻し、同ステップ953にてアドレスADRを
「1」だけ歩進させ、ステップ954にて該歩進させたア
ドレスADRにより指定される演奏データメモリ62内の記
録位置APM(ADR)に記憶されている演奏データをリード
データRDDTとして再び設定し、さらに、このリードデー
タRDDTの種類をステップ955〜957の処理により判定す
る。かかる場合、リードデータRDDTが再び押鍵データ、
離鍵データ、音色等データであれば、再びステップ958
の処理により楽音の発生が制御される。このようにし
て、同一タイミングに記憶されている全ての押鍵デー
タ、離鍵データ、音色等データが演奏データメモリ62か
ら読出されて、自動演奏楽音の発生が制御される。
かかるステップ953〜958からなる循環処理中、上記ス
テップ954にて設定したリードデータRDDTがタイミング
データになると、CPU72はステップ955にて「YES」と判
定し、ステップ959にて同リードデータRDDTをリードタ
イミングデータRDTIMとして設定して、ステップ952にて
該自動演奏データ読出しルーチンの実行を終了する。そ
の後、リズムインタラプトプログラムが実行される毎に
上記ステップ950〜952からなる処理が実行され、前記設
定したリードタイミングデータRDTIMがテンポカウントT
CNTと等しくなると、CPU72は上記ステップ953〜958から
なる上記処理を実行して自動演奏音の発音を制御する。
次に、ステップ954において設定したリードデータRDD
Tが小節コードであった場合は、ステップ957の判断結果
が「YES」となり、ステップ953へ戻る。また、リードデ
ータRDDTが終了コードであった場合は、ステップ956の
判断結果が「YES」となり、ステップ962へ進む。ステッ
プ962では、オートプレイリードフラグAPRおよびリズム
ランフラグRUNが共にリセットされ、また、LED・26rが
消灯される。これにより、演奏データメモリ62内の演奏
データに基づく自動演奏が終了すると共に、自動リズム
演奏も終了することになる。
さて、バンク1内の演奏データに基づく自動演奏が進
行し、部分a2(第12図)の自動演奏にかかった時点でバ
ンクスイッチ25aが押されると、ステップ103(第4図)
の判断結果が「YES」となり、ステップ104を介してステ
ップ111のバンクスイッチ処理(第10図)へ進む。この
バンクスイッチ処理では、ステップ350からステップ351
へ進み、オートプレイリードフラグAPRが“1"か否かが
判断され、この場合、判断結果が「YES」となることか
ら、ステップ353へ進む。このステップ353では、頭出し
フラグHEADが“1"にセットされる。次にステップ354へ
進むと、現在のバンクデータBANKが、今回押されたバン
クスイッチ25aに対応するデータ「1」となっているか
否かが判断される。この場合、判断結果が「YES」とな
ることから、ステップ102へ戻る。また、同判断結果が
「NO」の場合は、ステップ355へ進み、今回押されたバ
ンクスイッチ25a〜25cに対応するデータ「1」〜「3」
がバンクデータBANKとして設定される。
このように、部分a2の自動演奏時においてバンクスイ
ッチ25aが押されると、頭出しフラグHEADが“1"にセッ
トされる。なお、この処理は部分a2の自動演奏になんら
影響を与えない。
次に、部分a2の終了時点、すなわち、小節線に達する
と、第6図のリズムインタラプト処理におけるステップ
905の判断結果が「YES」となり、頭出しサブルーチンSU
B1のステップSa1へ進み、頭出しフラグHEADが“1"か否
かが判断される。この場合、判断結果が「YES」となり
(第10図のステップ353参照)、ステップSa2へ進む。ス
テップSa2では、頭出しフラグHEADがリセットされ、ア
ドレスADRとして「N×(i−1)」(この場合
「0」)が設定され、また、演奏データメモリ62の、ア
ドレスADR(この場合「0」)が示す記憶位置内のデー
タがリードタイミングデータRDTIMとして設定される。
なお、上記の処理において、iはバンクデータBANKが使
用される。次いで、ステップ907,908,906を介して第4
図のメインルーチンへ戻る。
このように、前述したバンクスイッチ25a〜25cが操作
されることにより頭出しフラグHEADが“1"にセットされ
ると、次の小節線において上述したステップSa2の処理
が行なわれ、これにより自動演奏が、操作されたバンク
スイッチ25a〜25cに対応するバンクの先頭へ戻る。
以後、再び部分a1の自動演奏が行なわれ、そして、自
動演奏が部分a1の最後の小節に入ったところでバンクス
イッチ25bが押されると(第12図の矢印P2参照)、上述
した場合と同様に、第10図のステップ351,353が実行さ
れ、そして、ステップ354へ進む。ステップ354では、バ
ンクデータBANKがiか否かが判断される。この場合、バ
ンクデータBANKは「1」であり、一方、押されたバンク
スイッチは25bで、i=2であることから、ステップ354
の判断結果が「NO」となり、ステップ355へ進む。そし
て、ステップ355においてバンクデータBANKがi(この
場合「2」)に設定され、ステップ102へ戻る。以上の
処理の結果、次の小節線に達っすると、前述した場合と
同様に、第6図のステップSa2の処理が行なわれる。こ
れにより、自動演奏が、操作されたバンクスイッチ25a
〜25cに対応するバンク(この場合、バンク2)の先頭
へ進み、以後、バンク2に記憶されている部分(a3+a
4)の自動演奏が行なわれる。
以上がこの発明の第1の実施例の詳細である。
次に、この発明の第2の実施例について説明する。上
述した第1の実施例においては、LED・26a〜26cの点灯
が行なわれないが、以下に説明する第2の実施例におい
ては、これらLED・26a〜26cの点灯制御が行なわれる。
第13図は、LED・26a〜26cの点灯状態の一例を示す図で
ある。この例では、楽曲が a5+a6+…… という構成になっており、部分a5がバンク1に、また、
部分a6がバンク3に各々記憶されている。この場合、操
作者は、まず、バンクスイッチ25aを押し(矢印P3)、
部分a5の最後の小節においてバンクスイッチ25cを押す
(矢印P4)。また、LED・26a〜26cは、操作者がバンク
スイッチ25aを押した時点でLED・26aが点灯し、次いで
部分a5が終了し、部分a6が始まる時点でLED・26aが消燈
すると共に、LED・26cが点灯する。すなわち、この第2
実施例においては、バンク1の演奏データに基づく自動
演奏が行なわれている時はLED・26aが点灯し、同様に、
バンク2,3の演奏データに基づく自動演奏が行なわれて
いる時はLED・26b,26cが点灯する。
以下、上記の動作をさらに詳述する。この実施例が上
記第1の実施例と異なる点は、第1の実施例における第
10図のバンクスイッチ処理および第6図の頭出しサブル
ーチンSUB1である。第14図,第15図に各々第2の実施例
におけるこれらの処理を示す。なお、第1の実施例と同
一の処理には同一の符号が付してある。
さて、バンクスイッチ25aが押されると(矢印P3)、
第14図のステップ350,351を介してステップ352−1へ進
み、バンクデータBANKにi(この場合「1」)が設定さ
れると共に、アドレスADRに「N×(i−1)」が設定
され、また、バンクデータBANKの値が示すLED(この場
合、26a)が点灯される。次に、自動演奏読出し操作子2
4bが押されると、オートプレイリードフラグAPRが“1"
となり、以後、自動演奏が行なわれる。次に、部分a5の
最後の小節においてバンクスイッチ25cが押されると
(矢印P4)、第14図のステップ350,351を介してステッ
プ353へ進み、頭出しフラグHEADが“1"にセットされ、
次いでステップ354の判断結果が「NO」となることか
ら、ステップ355−1へ進む。このステップ355−1で
は、まず、LED制御データLCDAとして、バンクデータBAN
Kが設定され、次いで、バンクデータBANKとして、今回
操作されたバンクスイッチに対応するデータi(この場
合「3」)が設定される。そして、ステップ102へ戻
る。
次に、小節線のタイミングになり、第6図のステップ
905の判断結果が「YES」になると、第15図の頭出しサブ
ルーチンSUB2へ進む。このサブルーチンSUB2へ、まず、
ステップSa1の判断結果が「YES」となることからステッ
プSa3へ進む。このステップSa3では、LED制御データLCD
Aが「0」か否かが判断される。そして、この判断結果
が「YES」の場合、すなわち、第13図の矢印P4において
矢印P3と同じバンクスイッチが押された場合(第14図の
ステップ355−1が実行されない場合)は、ステップSa2
へ進み、「NO」の場合、すなわち、矢印P4において矢印
P3と異なるバンクスイッチが押された場合は、ステップ
Sa4へ進む。この場合、判断結果は「NO」となり、ステ
ップSa4へ進む。ステップSa4では、LED制御データLCDA
に対応するLED(この場合、26a)が消燈され、次いで、
LED制御データLCDAが「0」とされ、次いでバンクデー
タBANKに対応するLED(この場合、26c)が点灯される。
次に、ステップSa2が実行され、そして、第6図のステ
ップ907へ進む。以上がこの発明の第2の実施例であ
る。
次に、この発明の第3の実施例を説明する。この第3
の実施例においては、LED・26a〜26cの各々として、
赤,黄,緑の3色で発光するLEDが用いられる。そし
て、これらのLED・26a〜26cが第16図または第17図に示
すように点灯制御される。
すなわち、まず、第16図は、自動演奏中において、演
奏中のバンクと同一のバンクを指示するバンクスイッチ
が押された場合であり、演奏開始前において、例えばバ
ンクスイッチ25aが押されると(矢印P5)、LED・26aが
緑色に点灯し、矢印P6において再びバンクスイッチ25a
が押されると、LED・26aが黄色に変わり、次に小節線に
おいて、再び緑色に戻る。
また、第17図は、自動演奏中において、演奏中のバン
クと異なるバンクを指示するバンクスイッチが押された
場合であり、演奏開始前においてバンクスイッチ25bが
押されると(矢印P7)、LED・26bが緑色に点灯し、矢印
P8においてバンクスイッチ25cが押されると、その時点
でLED・26bが黄色に変化し、また、LED・26cが赤色に点
灯する。そして、次の小節線において、LED・26bが消燈
され、また、LED・26cが緑色に変わる。
このように、この実施例においては、通常の演奏中に
おいて演奏中のバンクに対応するLEDが緑色に点灯し、
バンクスイッチが操作されてから消燈までの間黄色に点
灯し、また、バンクスイッチが操作されてから実際に演
奏が開始されるまでの間赤色に点灯する。
次に、この第3の実施例における処理が第1の実施例
の処理と異なる点は、上記第2の実施例と同様に、バン
クスイッチ処理(第10図)と頭出しサブルーチンSUB1
(第6図)である。第18図および第19図に各々、第3の
実施例におけるこれらの処理を示す。
自動演奏開始前において、操作者によってバンクスイ
ッチ25a〜25cのいずれかが押されると、第18図のステッ
プ350,351を介してステップ352−2へ進む。ステップ35
2−2では、データiがバンクデータBANKとして設定さ
れ、iに対応するLEDが緑色に点灯され、またアドレスA
DRとして「N×(i−1)」が設定される。そして、ス
テップ102へ戻る。次に、オートプレイリードフラグAPR
が“1"とされ、自動演奏が開始される。次に、バンクス
イッチ25a〜25cが押されると、再び第18図のステップ35
0,351を介してステップ353へ進み、頭出しフラグHEADが
“1"とされ、次いでステップ354へ進む。このステップ3
54では、バンクデータBANKが、新たに操作されたバンク
スイッチを示すデータiに等しいか否かがチェックされ
る。そして、この結果が「YES」(第16図の場合)であ
れば、ステップ356へ進む。このステップ356では、デー
タiが示すLEDを黄色点灯とする。一方、ステップ354の
判断結果が「NO」の場合(第17図の場合)は、ステップ
357へ進む。ステップ357では、まず、いままでのバンク
データBANKをLED制御データLCDAとして設定し、次にLED
制御データLCDAが示すLEDを黄色点灯とし、次いでバン
クデータBANKにiを設定し、次いでバンクデータBANKが
示すLEDを赤色点灯とする。そして、ステップ102へ戻
る。
次に、小節線のタイミングになると、第6図のステッ
プ905の判断結果が「YES」となり、第19図の頭出しサブ
ルーチンSUB3へ進む。このサブルーチンSUB3では、ま
ず、ステップSa1を介してステップSa3へ進み、LED制御
データLCDAが「0」か否かが判断される。そして、この
判断結果が「YES」の場合(第16図の場合)は、ステッ
プSa5へ進み、バンクデータBANKが示すLEDを緑色点灯と
する。また、スイップSa5の判断結果が「NO」の場合
(第17図の場合)はステップSa6へ進む。このステップS
a6では、LED制御データLCDAが示すLEDを消燈し、次いで
同データLCDAを「0」とし、次いでバンクデータBANKが
示すLEDを緑色点灯とする。次に、ステップSa2を実行し
た後、第6図のステップ907へ進む。
なお、上記第3の実施例において、LED・26a〜26cの
点灯状態を、第17図に代えて第20図(イ)または(ロ)
のようにしてもよい。
また、上記の実施例では、楽曲の区切りを1小節単位
としたが、これに限らず、所定の複数小節単位で楽曲を
区切るようにしてもよい。
また、上記実施例では、楽曲の区切りをテンポカウン
トTCNTのカウント値から検出するようにしたが、これに
代えて、演奏データメモリから小節コードが読み出され
たことを検出することにより(第11図のステップ957参
照)、楽曲の区切りを検出するようにしてもよい。
また、上記実施例では、演奏データメモリを複数(3
個)のバンクに分割し、バンクスイッチによって所望の
バンクを指定して演奏データの書込み/読出しを行うよ
うにしたが、この発明はこれに限定されるものではな
く、演奏データメモリをバンク分割しないで、1つのバ
ンクだけからなる場合にも同様に実施できる。この場合
には、バンクスイッチの代わりに、別途設けられた繰り
返し用のスイッチを操作した後の最初の楽曲の区切りで
演奏データメモリの読出しアドレスを予め設定された所
定の(例えば、最初の)アドレスに変更するようにすれ
ばよい。このためには、第10図のステップ353の処理を
該スイッチのオンイベントで行うようにすればよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、1部しか記
憶させてない演奏データを繰り返し演奏させることがで
きるため、演奏データの記憶容量を減らすことができる
効果が得られる。また、ラフなスイッチ操作でも楽曲の
区切りにおいて演奏の切り換えが行われるため、自然か
つ多彩な自動演奏を容易に行うことができる効果も得ら
れる。
特に、特許請求の範囲第2項に記載の発明によれば、
現在演奏されているパターンに換えて新しいパターンの
演奏への切り替えが指示された後で、切り替えの待機状
態であることがすぐに確認できるので、自動演奏中の演
奏パターンの変更において使い勝手がよくなるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の構成を示すブロック図、第
2図は同実施例における操作パネルの構成を示す図、第
3図は同実施例において使用されるデータおよびコード
を示す図、第4図〜第11図は同実施例におけるCPU72の
プログラムを示す流れ図であり、第4図はメインルーチ
ンを示す流れ図、第5図は鍵・音色イベントルーチンを
示す流れ図、第6図はリズムインタラプト処理を示す流
れ図、第7図はリズムストップルーチンを示す流れ図、
第8図はオートプレイライトルーチンを示す流れ図、第
9図はオートプレイリードルーチンを示す流れ図、第10
図はバンクスイッチ処理を示す流れ図、第11図は自動演
奏データ読出しルーチンを示す流れ図、第12図は自動演
奏モードを説明するための図、第13図はこの発明の第2
の実施例におけるLED・26a〜26cの点灯状態を説明する
ための図、第14図,第15図は各々同第2の実施例におけ
るCPU72の処理の流れ図、第16図,第17図は各々この発
明の第3の実施例におけるLED・26a〜26cの点灯状態を
示す図、第18図,第19図は各々同第3の実施例における
CPU72の処理の流れ図、第20図は第3の実施例の変形例
を説明するための図である。 53……自動演奏用楽音信号発生回路、62……演奏データ
メモリ、71……プログラムメモリ、72……CPU、73……
ワーキングメモリ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数に分割された記憶領域を有し、各記憶
    領域に演奏データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記演奏データを順次読み出し、その
    読み出し対象の記憶領域の最後の演奏データを読み出し
    た時点で読み出しを終了する読出し手段と、 この読出し手段によって読み出された演奏データに基づ
    いて自動的に楽音を発生する楽音発生手段と、 前記記憶手段の記憶領域を指定する指定手段と、 前記読出し手段による演奏データの読み出し中において
    前記指定手段が操作された場合、その時点以後の最初の
    楽曲の区切りを検出する検出手段と、 この検出手段によって楽曲の区切りが検出された時点に
    おいて前記演奏データの読出し位置を前記指定手段によ
    って指定された記憶領域の最初の演奏データ読出し位置
    へ変更する変更手段と を具備してなる自動演奏装置。
  2. 【請求項2】複数の演奏パターンを記憶した演奏パター
    ン記憶手段と、 この演奏パターン記憶手段に記憶された複数の演奏パタ
    ーンの中から自動演奏を行う演奏パターンを指定する演
    奏パターン指定手段と、 この演奏パターン指定手段で指定された演奏パターンを
    読み出す読出手段と、 上記演奏パターンに基づく自動演奏中に新たな演奏パタ
    ーンが指定されると、該新たな演奏パターンによる演奏
    開始を小節線のタイミングまで遅延させる遅延手段と、 前記読出手段で読み出された演奏パターンに基づいて自
    動演奏を行う自動演奏手段と、 前記演奏パターンを識別するための表示をする表示手段
    と、 現在指定演奏されている演奏パターンを識別するために
    上記表示手段によって第1の表示態様で表示すると共
    に、前記新たな演奏パターンによる演奏を遅延させてい
    る間前記新たな演奏パターンを識別するために前記第1
    と異なる第2の表示態様で表示するように制御する表示
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動演奏装置。
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