JP2559131Y2 - バケット式掘削装置 - Google Patents

バケット式掘削装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベル等の掘削
機のバケットに装着されるバケット式掘削装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示す油圧ショベル1は、建設作業
現場等で地盤や舗装路の掘削に用いるもので、無限軌道
付きの下部走行体2に上部旋回体3を旋回自在に支持
し、上部旋回体3から揺動可能に延びるブーム4の先端
に、アーム5を介してバケット6が組み付けてある。ブ
ーム4は、油圧のブームシリンダ4aを駆動することで
上下に揺動し、ブーム4先端にピン結合したアーム5も
また、油圧のアームシリンダ5aを駆動することで上下
に揺動する。バケット6は、結合ピン7によりアーム5
先端に回動自在に取り付けられ、ヘッド側をアーム5に
連結されたバケットシリンダ6aから伸びるロッド8の
先端が、結合ピン9によりブラケット6bに連結されて
いる。このため、ロッド8の伸縮に応じてバケット6は
前後に首振り運動を行い、先端のカッティングエッジで
もって地盤を掘削する。
【0003】上記の油圧ショベル1は、土丹や軟岩或い
は大礫などの硬質の地盤を掘削するときや、或いは舗装
道路をリッピング作業するときなど、地盤が硬いために
通常の掘削力をそのままバケット6に伝えていたので
は、思うような掘削ができないときには、アーム5先端
のバケット6を硬質地盤の破砕作業に適した油圧ブレー
カ(図示せず)に付け替え、油圧ブレーカが発する衝撃
や振動により掘削能率を高める方法がとられるようにな
っている。
【0004】しかし、油圧ブレーカは硬質地盤の破砕作
業には適するが、削り出された岩石や土砂を運搬車等に
積み込む積み込み作業にはまったく不向きであり、この
ため積み込み作業を行うときは、油圧ブレーカを元のバ
ケット6に付け替え直さなければならなかった。また、
地盤の土質が硬軟の変化に富んでいるような場合も、土
質が変化するつど、油圧ブレーカとバケット6を頻繁に
交換しなければならず、アーム5先端の掘削具の交換に
時間がかかるため、掘削作業の能率低下が避けられなか
った。
【0005】一方、こうした問題に対処するため、油圧
ブレーカをバケットに組み付けて一体化させ、必要に応
じて油圧ブレーカを動作させる形式の油圧ショベルが提
案されている。しかし、例えば実開平1−138949
号「バケット式掘削装置」に開示された油圧ショベル
は、地盤の性状に合わせてバケットと油圧ブレーカを使
い分ける構成であり、バケットと油圧ブレーカを同時に
使用することができないために、破砕しつつ掘削するこ
とができなかった。一方、地盤の性状に応じてバケット
が自動的に動作する構成を採用したものもあり、例えば
特開昭61−257541号「ブレーカ装着バケット」
に開示された図6に示すバケット式掘削装置11は、バ
ケット12の底部に油圧で駆動されるブレーカ本体13
を収納し、バケット12のカッティングエッジから前方
に突出する掘削歯14を、ブレーカ本体13の打撃ピス
トン15に弾性体16を介して連結固定して構成してあ
る。このバケット式掘削装置11は、油圧回路に工夫が
施してあり、掘削抵抗の大きな地盤を掘削するときはブ
レーカ13本体を動作させ、破砕された土砂等をバケッ
ト12ですくって積み込むときはブレーカ13本体が作
動しないような回路構成としてある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の油圧バケッ
ト式掘削装置11は、地盤に応じて自動的に油圧ブレー
カ13を動作させることができるが、舗装道路を掘削す
るリッピング作業などのように、掘削歯14を道路に圧
し当てて地盤に衝撃力を及ぼしながら掘削する作業で
は、打撃ピストン15が掘削歯を打ち込むときにブレー
カ本体13には大きな負荷が作用し、また打ち込み直後
の掘削歯14の反動で打撃ピストン15が押し戻される
ときに、強大な力がブレーカ本体13に作用する。この
地盤からの反力は、ブレーカ本体13でまともに受ける
ならば繰り返し受ける衝撃荷重によりブレーカ本体13
の劣化を早めてしまうため、ブレーカ本体13の背後に
設けた弾性体16によりブレーカ本体13を緩衝支持さ
せ、直接的な悪影響がブレーカ本体13に及ばないよう
配慮されていた。しかし、弾性体16の緩衝支持により
ブレーカ本体13がブレるために、ブレーカ本体13か
ら打撃ピストン15に与えられる打撃力が掘削歯14に
有効に伝わらず、打撃数の割に破砕能力が発揮されない
などの課題があった。
【0007】また、受金18と打撃ピストン15の間の
摺接面は、掘削歯14を案内保持する筒状の受金19に
より外界とは遮断するよう配慮されてはいるが、この受
金19と掘削歯14の間のシールが完全でないために、
掘削により生じた土砂等が受金19と掘削歯14の間か
ら受金18と打撃ピストン15の摺接面に侵入し、受金
18,19の摩耗を進行させやすいといった課題を抱え
ていた。
【0008】本考案の目的は、油圧ブレーカに作用する
反力を、実質的にバケットにて受け、ブレーカ本体には
不必要な負荷を及ぼさず、ブレーカ本体の長寿命化を図
るとともに、掘削能率の向上を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、バケット先端
部に所定区間だけ往復動自在に挿通保持されたチゼル
と、このチゼルの先端部に取り付けた掘削歯と、流体圧
力により打撃ピストンを駆動して前記チゼルに打撃を与
えるブレーカ本体と、前記バケットの前記チゼル挿通保
持部分に嵌合されて該チゼルを摺動案内し、かつチゼル
からの反力をブレーカ本体に作用させないように先端に
設けたフランジ部が前記チゼルの復動限界位置を規定す
る摩耗ブッシュとを具備し、前記バケットの先端部分と
前記チゼルとの間に、チゼルの往復変位空間を囲繞して
伸縮自在に設けられ、該チゼルと前記摩耗ブッシュの間
の摺接面を外界から遮断するシールを設けたことを特徴
とするバケット式掘削装置を提供することにより、前記
目的を達成するものである。
【0010】さらにまた、本考案のバケット式掘削装置
は、前記チゼルの末端部を前記ブレーカ本体内に延在さ
せ、該ブレーカ本体内に係止させたピンを前記末端部に
形成した係合溝に係合させることにより、前記チゼルの
回り止めと往動限界位置を規定することを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】上記構成に基づき、摩耗ブッシュがチゼルの復
動限界位置を規定し、ブレーカ本体に対して直接地盤か
らの反力を作用させないようにし、またブレーカ本体か
ら打撃ピストンに与えられた打撃力を効率よく掘削歯に
伝えるようにし、少ない打撃数で高い破砕能力を発揮さ
せることができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案のバケット式掘削装置の駆動装
置の実施例について、図1ないし図4を参照して説明す
る。図1は、本考案のバケット式掘削装置を適用した油
圧ショベルの一実施例を示す側面図、図2は、図1に示
した油圧ショベルのバケット部分の縦断面図、図3は、
図1に示した油圧ショベルのバケット部分の平面図、図
4は、図1に示した油圧ショベルの油圧ブレーカ部分の
縦断面図である。
【0013】図1に示す油圧ショベル21は、油圧によ
り掘削歯22を駆動する油圧ブレーカがバケット24内
に組み込んである。掘削歯22は、図3に示したよう
に、メインツース22aとその両側に配設したサブツー
ス22bからなり、サブツース22bは固定歯であるた
め、メインツース22aだけが油圧ブレーカ23による
駆動を受ける。バケット24は、図2,3に示したよう
に、アーム5の先端に連結する結合ピン7のためのピン
穴25とロッド8先端を連結する結合ピン9のためのピ
ン穴26がブラケット27に穿設してある。ブラケット
27に一体化された背板28の先端には、切削刃となる
カッティングエッジ28aが形成されており、このカッ
ティングエッジ28aの側板29付近に、上記のサブツ
ース22bが固着してある。左右のサブツース22bの
中央部分に位置するメインツース22aは、チゼル30
の先端に結合ピン31により結合されている。
【0014】チゼル30は、図4に示したように、先端
の尖った棒状部材を先端側から大径部30a,中径部3
0b,小径部30cの順で3段階に縮径した形状をな
し、背板28とその上面中央部分を覆う保護板32の間
に所定区間だけ往復動自在に保持される。すなわち、背
板28と保護板32の間に形成された先端開口部は、孔
付きのブッシュに33により閉塞され、このブッシュ3
3に嵌合させた摩耗ブッシュ34にチゼル30の中径部
30bを摺動自在に嵌合させてある。チゼル30の小径
部30bは、ブレーカ本体23a内に延在しており、ブ
レーカ本体23aにより打撃駆動される。ブレーカ本体
23aは、バケット24外部に設けた油圧回路(図示せ
ず)からホースを介して供給される作動油を、2位置3
ポート切換弁35により給排制御され、油圧によりチゼ
ル30を前後に駆動する。なお、実施例では、メインツ
ース22とチゼル30とブレーカ本体23a並びに2位
置3ポート切換弁35等が、油圧ブレーカ23を構成す
る。
【0015】ブレーカ本体23aは、2箇所に大径部3
6a,36bを有するスプール型の打撃ピストン36と
チゼル30の小径部30cとを、シリンダ37内に所定
区間摺動可能に嵌合させたものであり、シリンダ37内
には、チゼル30と打撃ピストン36のための衝合空間
37aの外に、ピストン高圧室37b、パイロット室3
7c、排油室37d、ピストン反転室37e、打撃ピス
トン36を緩衝するガス室37fが画成されている。ピ
ストン高圧室37bは、打撃ピストン36の前方大径部
36aに高圧を作用させるための空間であり、2位置3
ポート切換弁35の小径受圧部35aに連通接続されて
おり、給油管路38から作動油の供給を受ける。パイロ
ット室37cは、打撃ピストン36の変位を内部の作動
油圧力として検出するための空間であり、2位置3ポー
ト切換弁35の大径受圧部35bに連通接続されてい
る。排油室37dは、打撃ピストン36の前方及び後方
の大径部36a,36b間の作動油を油圧回路側に排出
させるための空間を形成しており、排油管路39に連通
接続されている。ピストン反転室37eは、2位置3ポ
ート切換弁35から作動油の供給を受けて打撃ピストン
36を復動から往動に反転させる働きをする。ガス室3
7fには、打撃ピストン36の末端部が延在しており、
内部に充填されたガスが圧縮されて昇圧することで打撃
ピストン36を緩衝する。
【0016】ところで、2位置3ポート切換弁35が図
示のごとくピストン反転室37eと排油管路39を連通
する状態において、ピストン高圧室37b内に作動油が
送り込まれると、打撃ピストン36は復動し始め、打撃
ピストン36の復動とともにピストン高圧室37bがパ
イロット室37cに連通する。パイロット室37c内の
作動油は2位置3ポート切換弁35の大径受圧部35b
に作用するが、大径受圧部35bの受圧面積は小径受圧
部35aの受圧面積よりも大であるために、2位置3ポ
ート切換弁35は図示の状態から切り替わり、ピストン
反転室37eが給油管路38に連通する。その結果、給
油管路38からの作動油がピストン反転室37e内に導
かれ、打撃ピストン36は復動行程から往動行程に反転
する。このときに、ガス室37f内のガス圧力が打撃ピ
ストン36に作用するため、打撃ピストン36は非常に
大きな駆動力を受けて往動する。打撃ピストン36が往
動限界近くまで往動すると、打撃ピストン36の先端が
チゼル30を打撃し、メインツース22aは衝撃的に前
進する。また、このときにパイロット室37cが排油室
37dに連通するため、大径受圧部35b内の作動油の
圧力が低下し、小径受圧部35aに供給される給油管路
38からの作動油の圧力により、2位置3ポート切換弁
35は図示の状態に復帰する。
【0017】なお、打撃ピストン36が打撃するチゼル
30は、中径部30bを摩耗ブッシュ34により、また
小径部30cをシリンダ37にそれぞれ摺動自在に保持
されており、このためチゼル30に伝わる打撃ピストン
36の衝撃は常に同じ軸線上でメインツース22aに伝
えることができる。また、後述するごとく、ブレーカ本
体23aのシリンダ37に対しては掘削反力が直接作用
せず、シリンダ37が前後左右に揺れたりしないため、
打撃ピストン36からチゼル30に伝えられる衝撃力
も、きわめて高い効率で掘削力に変換される。
【0018】ここで、シリンダ37内に延在するチゼル
30の小径部30cの周面には、一定の距離範囲に亙っ
て係合溝40が形成してあり、シリンダ37のチゼル摺
動面に穿設した係止溝41に回転可能に係止するピン4
2が、この係合溝40に係合している。このため、チゼ
ル30は係合溝40に係合するピン42よりシリンダ3
7に対して回り止めされ、同時にまたチゼル30の往復
距離を規定する往動限界と復動限界のうち、往動限界が
係合溝40の後端部がピン42に衝合したときに規定さ
れる。ただし、復動限界については、係合溝40の前端
部がピン42に衝合する直前に、摩耗ブッシュ34がチ
ゼル30を係止して規定する。
【0019】すなわち、バケット24のチゼル挿通保持
部分に嵌合する摩耗ブッシュ34は、チゼル30を摺動
案内する円筒状のブッシュ本体34aと、このブッシュ
本体34aの先端に鍔状に一体形成したフランジ部34
bからなり、チゼル30の大径部30aと中径部30b
の間の段差部分で形成される係止面とフランジ34bの
前面とで形成される間隙δ1が、ピン42と係合溝40
で形成される間隙δ2よりも小となるよう設計してあ
る。このため、メインツース22aが掘削反力を受けた
ときの荷重は、チゼル30の復動限界位置を規定するフ
ランジ部34bにより受けられることになる。
【0020】また、バケット24の先端部分とチゼル3
0との間には、チゼル30の往復変位空間を囲繞する伸
縮自在のシール43が配設してある。このシール43
は、先端がチゼル30の大径部30aに固着され、後端
が摩耗ブッシュ34のフランジ部34bの側面及びブッ
シュ33の先端部側面に固着されており、チゼル30の
動きに合わせ余裕をもって軸方向に伸縮することができ
る。従って、チゼル30と摩耗ブッシュ34の間の摺接
面は、チゼル30の動きに合わせて軸方向に伸縮するシ
ール43により常に外界から遮断されることになり、ブ
ッシュ33と摩耗ブッシュ34の間や摩耗ブッシュ34
とチゼル30の間に、土砂や奮迅等の異物が侵入するこ
とはなく、摩耗ブッシュ34の不要な摩耗を確実に抑制
することができる。
【0021】ただし、摩耗限界に達した摩耗ブッシュ3
4は、シール43を取り外し、チゼル30を引き抜いた
あと、ブッシュ33から簡単に取り外すことができ、備
品として用意された新品と交換することができる。
【0022】このように、バケット24に油圧ブレーカ
23を一体化させたバケット式掘削装置44は、バケッ
ト24のチゼル挿通保持部分に摩耗ブッシュ34を嵌合
してチゼル30を摺動案内し、摩耗ブッシュ34の先端
に設けたフランジ部34bによりチゼル30の復動限界
位置を規定する構成としたから、例えば地盤が比較的柔
らかいためにブレーカ本体23aを作動させる必要がな
く、バケット24だけで掘削作業を行えばよいためにメ
インツース22aが復動限界位置に固定されるときや、
或いはまたリッピング作業にさいしてブレーカ本体23
aを動作させ、打ち込み直後のメインツース22aの反
動で打撃ピストン36が復動限界位置まで押し戻される
ときでも、ブレーカ本体23a内のピン42ではなく摩
耗ブッシュ34のフランジ部34bがチゼル30を係止
するために、ブレーカ本体23aに対して直接地盤から
の掘削反力が作用することはなく、従ってブレーカ本体
23aが無理な力を受けて損傷するといったことはな
い。またチゼル30自体は摩耗ブッシュ34により常に
軸線方向に摺動案内されるため、メインツース22aを
連続的に打ち込むような場合に、ブレーカ本体23aか
ら打撃ピストン36に与えられた打撃力を効率よくメイ
ンツース22aに伝えることができ、従って少ない打撃
数で高い破砕能力を発揮することができる。
【0023】また、バケット式掘削装置44は、バケッ
ト24の先端部分とチゼル30との間に、チゼル30の
往復変位空間を囲繞する伸縮自在のシール43を設け、
チゼル30と摩耗ブッシュ34の間の摺接面を外界から
遮断する構成としたから、掘削により生じた土砂等がチ
ゼル30と摩耗ブッシュ34の間の摺接面に侵入するこ
とはなく、土砂等の異物によって摺接面が汚損されるこ
とはない。
【0024】さらにまた、バケット式掘削装置44は、
チゼル30の末端部をブレーカ本体23a内に延在さ
せ、ブレーカ本体23a内に係止させたピン42を末端
部に形成した係合溝40に係合させることにより、チゼ
ル30の回り止めと往動限界位置を規定することができ
る。
【0025】なお、上記のバケット式掘削装置44は、
油圧ショベル21以外の例えばホイールローダやドーザ
ショベルのごとく、油圧ブレーカ23を一体化させたバ
ケット24を用いる建設機械すべてに適用できるもので
ある。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
摩耗ブッシュによりチゼルの復動限界位置を規定するよ
うにしたので、ブレーカ本体に対して直接地盤からの反
力が作用することはなく、またブレーカ本体から打撃ピ
ストンに与えられた打撃力を効率よく掘削歯に伝えるこ
とができるので、少ない打撃数で高い破砕能力を発揮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバケット式掘削装置を適用した油圧シ
ョベルの一実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示した油圧ショベルのバケット部分の縦
断面図である。
【図3】図1に示した油圧ショベルのバケット部分の平
面図である。
【図4】図1に示した油圧ショベルの油圧ブレーカ部分
の縦断面図である。
【図5】従来の油圧ショベルの一例を示す側面図であ
る。
【図6】従来のバケット式掘削装置の一例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
22a メインツース 23 油圧ブレーカ 23a ブレーカ本体 24 バケット 30 チゼル 34 摩耗ブッシュ 36 打撃ピストン 43 シール 33 バケット式掘削装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケット先端部に所定区間だけ往復動自
    在に挿通保持されたチゼルと、このチゼルの先端部に取
    り付けた掘削歯と、流体圧力により打撃ピストンを駆動
    して前記チゼルに打撃を与えるブレーカ本体と、前記バ
    ケットの前記チゼル挿通保持部分に嵌合されて該チゼル
    を摺動案内し、かつチゼルからの反力をブレーカ本体に
    作用させないように先端に設けたフランジ部が前記チゼ
    ルの復動限界位置を規定する摩耗ブッシュとを具備し、
    前記バケットの先端部分と前記チゼルとの間に、チゼル
    の往復変位空間を囲繞して伸縮自在に設けられ、該チゼ
    ルと前記摩耗ブッシュの間の摺接面を外界から遮断する
    シールを設けたことを特徴とするバケット式掘削装置。
  2. 【請求項2】 前記チゼルは、末端部が前記ブレーカ本
    体内に延在しており、該ブレーカ本体内に係止させたピ
    ンが前記末端部に形成した係合溝に係合し、前記チゼル
    の回り止めと往動限界位置を規定することを特徴とする
    請求項1記載のバケット式掘削装置。
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