JP2558839Y2 - 自動車の内装構造 - Google Patents

自動車の内装構造

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JP2558839Y2
JP2558839Y2 JP1991046907U JP4690791U JP2558839Y2 JP 2558839 Y2 JP2558839 Y2 JP 2558839Y2 JP 1991046907 U JP1991046907 U JP 1991046907U JP 4690791 U JP4690791 U JP 4690791U JP 2558839 Y2 JP2558839 Y2 JP 2558839Y2
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Japan
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JP1991046907U
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雄三 足立
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車室内への雨水、ほこ
り等の侵入を防止することができると共に振動および騒
音の発生を防止することができる自動車の内装構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】オープントップタイプの自動車では、図
9に示すように、フロントウインド1を含むフロントガ
ラスフレーム2とバックウインドガラス3を含むロール
バー(クォーターピラー)4とを残して車体上部を開放
した態様と、フロントガラスフレーム2の上縁部とロー
ルバー4の上縁部との間にハードルーフ5を差渡して設
置した態様とを採り得る。
【0003】ところで、このような自動車で、車体上部
を開放した状態で使用する場合には、車体上部にロール
バー4が残っているために、十分な開放感が得られな
い。
【0004】そこで、本出願人は特願平1−27358
9号において、ロールバー4を車体に対して回動自在に
支持させ、該ロールバー4を車体内に格納し得るように
した自動車を提供した。
【0005】この場合、ロールバー4は、図10に示す
ようにロールバー4の両側下端部に設けられたピン6を
車体内側面に軸支し、このピン6を中心にロールバー4
を後方に回動させて、キャビン部後部の収納室に格納し
ている。
【0006】図11はキャビン部7に設けられた収納室
8と、パーティションパネル9でキャビン部7と仕切ら
れたトランクルーム10とを示したものである。キャビ
ン部7はシート11を配設した乗員席12と、乗員席1
2の後部側に設けられた収納室8に区画されている。乗
員席12はメインフロアパネル13上にコンソールボッ
クス14を挟んで一対のシート11が配置されており、
メインフロアパネル13の後端部に立設されたバルクヘ
ッド15の上端部に、リヤフロアパネル16の先端部が
接合されている。リヤフロアパネル16は収納室8とト
ランクルーム10のフロアを構成し、その途中に上記パ
ーティションパネル9が立設されている。
【0007】上記収納室8には、左右にシートベルトタ
ワー取付部17が設けられており、スルーリング等が内
蔵されている。この収納室8にはクォータインナパネル
18およびパーティションパネル9と間隙を置いてキャ
ビンバックトリム19およびシートベルトタワートリム
20が配設されている。
【0008】上記バックウインドガラス3およびロール
バー4は、回動してキャビンバックトリム19およびシ
ートベルトタワートリム20とクォータインナパネル1
8およびパーティションパネル9との間隙21内に格納
されるものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、パーティションパネル9とキャビン
バックトリム19との間隙21にバックウインドガラス
3およびロールバー4を格納するため、この間隙21を
通して雨水ほこり等が侵入し、パーティションパネル9
等に配線されたワイヤーハーネス等が短絡したり、パー
ティションパネル9が錆ついたりする問題がある。ま
た、バックウインドガラス3およびロールバー4がパー
ティションパネル9等に接触して騒音が発生し易くな
る。さらに、間隙21からパーティションパネル9ある
いはリヤフロアパネル16が露出し外観を損ねることに
なる。
【0010】本考案は上記課題を解決し、パーティショ
ンパネル表面をカバーすることにより、ワイヤーハーネ
スの短絡等を防ぎ、かつパーティションパネルの錆つき
を防止し、外観の向上を図り得る自動車の内装構造を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、キャビン部とトランクルームをパーティショ
ンパネルで仕切り、上記キャビン部の前部に運転席を、
後部に収納部を設け、この収納部に、ロールバーおよび
バックウインドガラスを回転させて格納するようにした
ルーフ開放型の自動車において、上記パーティションパ
ネルの前方にキャビンバックトリムを配設し、パーティ
ションパネルとキャビンバックトリムの間隙内に断面略
U字状のパーティショントリムを設けて収納部を構成
し、このパーティショントリムの下端部に間隙または水
抜き孔を設け、このパーティショントリムの前側上端部
を、再側のシートベルトタワーに螺着したシートベルト
タワーブレースに固定し、後側上端部を、上記パーティ
ションパネルに螺着し、このパーティションパネルの外
側には、クォータパネルに両端を接合した補強メンバが
接合され、かつ、この補強メンバの上端部に、上記パー
ティショントリムの後側上端部を、一体に共締めしたこ
とにある。
【0012】
【作用】ロールバーおよびバックウインドガラスを格納
する際、ロールバーおよびバックウインドガラスを回動
させると、ロールバーおよびバックウインドガラスは収
納室のパーティショントリム相互間に格納される。パー
ティションパネルの前面はパーティショントリムでカバ
ーするので、パーティションパネル側に配線されたワイ
ヤーハーネスの短絡等を防止する。
【0013】
【実施例】以下、図11と同一部分は同符号を付してそ
の説明を省略して示す図1および図2にしたがって本考
案の一実施例を詳細に説明する。
【0014】図1および図2は、キャビン内のバックウ
インドガラス3およびロールバー4を格納する収納部を
示したもので、キャビンバックトリム19とパーティシ
ョンパネル9との間隙21内に、収納部22を形成した
ものである。この収納部22は図2に示すように、下端
部23a,24aを互いに交叉するように湾曲した一対
のパーティショントリム23,24で構成されており、
パーティショントリム23の上端は両側のシートベルト
タワー25に螺着したシートベルトタワーブレース26
(以下ブレース26という。)に装着し、パーティショ
ントリム24の上端はパーティションパネル9の上端部
に螺着している。パーティショントリム23,24は、
塩化ビニールのフイルムで形成されているが、ポリプロ
ピレン等を使用してもよい。
【0015】図3はパーティショントリム23の上端部
を示したもので、パーティショントリム23の上端部湾
曲部にはU字状のトリムアタッチメント27が縫合され
ており、このトリムアタッチメント27をブレース26
に設けられた図4に示すような切り起こし部26aに係
合して固定されている。パーティショントリム23,2
4は端部をそれぞれ縫製してある。
【0016】図5はパーティショントリム24の上端部
を示したもので、パーティショントリム24の上端部は
折り返して内側にインサート部材28を挿入して縫合し
てある。このインサート部材28を挿入した上端部をボ
ルト29およびナット29aを介してパーティションパ
ネル9に螺着している。パーティションパネル9の外側
にはクォータパネル18に両端を接合した補強アッパー
メンバー30および補強ロアーメンバー31が接合され
ており、この補強アッパーメンバー30のフランジ部3
0aが上記ボルト29およびナット29aにより一体に
共締めされている。
【0017】上記パーティショントリム23,24の下
端部交叉部は図6に示すように互いに間隙32を設けて
配設されており、かつその先端部はそれぞれ縫合されて
いる。
【0018】図7は一体化したバックウインドガラス3
とロールバー4とを示したもので、ロールバー4の両側
はクォータパネル18にヒンジ機構33を介して取付け
られている。このロールバー4にテレスコープ式に嵌合
するようにバックウインドガラス3が独立して回動可能
に設けられている。
【0019】上記構成によると、バックウインドガラス
3およびロールバー4を格納する際に、回動させると、
バックウインドガラス3およびロールバー4はそれぞれ
独立して回動し、収納室8内のパーティショントリム2
3,24によって形成された収納部22内に収納され
る。バックウインドガラス3およびロールバー4に付着
した水滴等はパーティショントリム23,24の下端部
23a,24aの相互間の間隙32からリヤフロアパネ
ル16上に落下して、リヤフロアパネル16に形成され
た図示しない水抜き穴から排出される。パーティション
パネル9の前面はパーティショントリム24によってカ
バーされているので、パーティションパネル9に配線さ
れたワイヤーハーネス等の水濡れを防止する。
【0020】なお、上記実施例では収納部22を2枚の
パーティショントリム23,24で構成したが、図8に
示すように、断面U字状に形成した1枚のパーティショ
ントリム34で構成してもよい。この場合、下端部に水
抜き穴35を形成する。また、パーティションパネル9
の湾曲面等に沿わせるためにパーティショントリム34
の側部に摘み部分36を設けてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように本考案による自動車の
内装構造によれば、次のような効果を奏する。パーティ
ションパネルの前方にキャビンバックトリムを配設し、
パーティションパネルとキャビンパックトリムの間隙内
に断面略U字状のパーティショントリムを設けて収納部
を構成し、このパーティショントリムの下端部に間隙ま
たは水抜き孔を設けたので、ロールバーおよびバックウ
インドガラスに付着した水滴等は、パーティショントリ
ムの下端部より排出される。また、パーティションパネ
ル等に設けられたワイヤーハーネス等の電装品を雨水あ
るいは、ほこり等から保護することができる。さらに、
パーティションパネルあるいはリヤフロアパネル等が外
部から見えないので、外観が向上する。パーティション
トリムの前側上端部を、両側のシートベルトタワーに螺
着したシートベルトタワーブレースに固定し、後側上端
部を、上記パーティションパネルに螺着し、このパーテ
ィションパネルの外側には、クォータパネルに両端を接
合した補強メンバが接合され、かつ、この補強メンバの
上端部に、上記パーティショントリムの後側上端部を、
一体に共締めしたので、パーティショントリムの取付が
強固となり、ロールバーおよびバックウインドガラスに
接触するようなこともない。また、ロールバーおよびバ
ックウインドガラスをパーティショントリムの収納部内
に収納したので、接触音に伴う騒音、振動等が室内に伝
播するのを減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車の内装構造を示す部分断面
斜視図である。
【図2】バックウインドガラスおよびロールバー収納時
の構造を示す図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】ブレースの切り起こし部を示す斜視図である。
【図5】図2の部分拡大断面図である。
【図6】図2の部分拡大断面図である。
【図7】バックウインドガラスおよびロールバー使用時
の概念図である。
【図8】パーティショントリムの他の実施例を示す斜視
図である。
【図9】オープンカーの車体を示す斜視図である。
【図10】バックウインドガラスおよびロールバーを示
す斜視図である。
【図11】図9のオープンカーの従来の内装構造を示す
部分断面斜視図である。
【符号の説明】
3 バックウインドガラス 4 ロールバー 7 キャビン部 8 収納室 9 パーティションパネル 10 トランクルーム 12 乗員席 13 メインフロアパネル 15 バックヘッド 16 リヤフロアパネル 18 クォータパネル 19 キャビンバックトリム 20 シートべルトタワートリム 22 収納部 23,24 パーティショントリム 25 シートベルトタワー 26 ブレース 27 トリムアタッチメント 29 ボルト 32 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン部とトランクルームをパーティ
    ションパネルで仕切り、上記キャビン部の前部に運転席
    を、後部に収納部を設け、この収納部に、ロールバーお
    よびバックウインドガラスを回転させて格納するように
    したルーフ開放型の自動車において、上記パーティショ
    ンパネルの前方にキャビンバックトリムを配設し、パー
    ティションパネルとキャビンバックトリムの間隙内に断
    面略U字状のパーティショントリムを設けて収納部を構
    成し、このパーティショントリムの下端部に間隙または
    水抜き孔を設け、このパーティショントリムの前側上端
    部を、両側のシートベルトタワーに螺着したシートベル
    トタワーブレースに固定し、後側上端部を、上記パーテ
    ィションパネルに螺着し、このパーティションパネルの
    外側には、クォータパネルに再端を接合した補強メンバ
    が接合され、かつ、この補強メンバの上端部に、上記パ
    ーティショントリムの後側上端部を、一体に共締めした
    ことを特徴とする自動車の内装構造。
JP1991046907U 1991-05-24 1991-05-24 自動車の内装構造 Expired - Lifetime JP2558839Y2 (ja)

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JPH0526561U JPH0526561U (ja) 1993-04-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3632058A1 (de) * 1986-09-20 1988-04-07 Treser Walter Gmbh Aufklappbares verdeck fuer einen personenwagen
JPH02102824U (ja) * 1989-01-31 1990-08-15

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JPH0526561U (ja) 1993-04-06

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