JP2558364B2 - スライドバルブ用プレートれんがの補修方法 - Google Patents

スライドバルブ用プレートれんがの補修方法

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JP2558364B2
JP2558364B2 JP1316422A JP31642289A JP2558364B2 JP 2558364 B2 JP2558364 B2 JP 2558364B2 JP 1316422 A JP1316422 A JP 1316422A JP 31642289 A JP31642289 A JP 31642289A JP 2558364 B2 JP2558364 B2 JP 2558364B2
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tar
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勝 寺尾
光和 安藤
宏泰 初治
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスライドバルブ用プレートれんがの補修方法
に係り、本発明においてプレートれんがとはボトムプレ
ート(上プレート)、スライドプレート(中プレート)
及びシールプレート(下プレート)を言う。
従来の技術 この種の補修手段としては、 (1) 取鍋から取りはずしたプレート(ボトムプレー
トおよびスライドプレート)の摺動面に、ハイアルミナ
系耐火材と珪酸ソーダおよび黒鉛質潤滑材を混合してな
る耐火物摺動面潤滑材を塗付乾燥する、「スライデイン
グノズルプレート修復方法」(特開昭56-109877号公
報)及び (2) プレトーを溶融金属容器等に装着後、熱により
軟化あるいは液化する如き損傷防止材あるいは損傷補修
材を供給することを特徴とする「スライデイングノズル
装置におけるプレート摺動面の損傷防止、補修その他の
必要な処理を行う方法」(特開昭57-152366号公報)等
が知られている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記(1)の方法はプレートれんがの
摺動面に摺動面潤滑材を塗付、乾燥するだけであつて、
微細亀裂の内部まで浸透しないため修復の効果は期待で
きない。前記(2)の方法は、耐火骨材にピッチ等を加
えて成形したもの、成形耐火物の気孔にタールやピッチ
を含浸したものを、固定プレート又は摺動プレートの摺
動面に穿設した凹部、貫通孔に装入又は埋設するもので
あるが(該公報3頁右欄上段)、プレートが構造的に複
雑になることが免れず、かえつて亀裂の発生を誘発する
原因となるものと思考される。
課題を解決するための手段 本発明者等は、前述の如き従来方式の諸欠点を解決す
るため、種々検討、実験の結果本発明補修方法を開発し
たものであり、本発明の技術的構成は前記特許請求の範
囲に明記したとおり、スライドバルブ装置から取りはず
した要補修スライドバルブ用プレートれんがの摺動面を
研磨したのち、該プレートれんがをピツチ又はタールに
て含浸してピッチ又はタールを微細な亀裂部へ充填し、
ついで表面の付着物を除去し、摺動面損傷部及び開口を
有する亀裂部分にモルタルをすり込み塗付したのち、摺
動面を平滑にすることを特徴とする、スライドバルブ用
プレートれんがの補修方法であるが、更に具体的に詳述
する。
スライドバルブ用プレートれんが(ボトムプレート,
スライドプレート及びシールプレートれんが等)は、周
知の如く苛酷な条件下で使用されるのて、これらプレー
トれんがは熱歪みや面荒れ及び亀裂を発生し、ある回数
の使用後はこれらのプレートは補修、交換が必要とな
る。従つて、コスト低減を目的に使用後のプレートれん
がを撰別し、再使用可能なプレートれんがについては歪
修正のため摺動面を研磨した後、ピッチ又はタールの流
動性含炭素物質を発生した亀裂内に含浸させる。真空・
加圧含浸処理後、耐火モルタルで一部残存する損傷部及
び開口を有する亀裂部分を補修し、プレートとしての機
能を復活させることにより使用可能のプレートれんがと
する。
このような補修処理を行なうことにより、亀裂内部ま
で炭素物質が密閉充填(気孔率1%以下)されるので、
スライドバルブに必須のエアーリークが防止される。
実施例 本発明は、ダンデシュ用スライドバルブに使用され
る、プレートれんが(ボトムプレート,スライドプレー
ト及びシールプレート)の使用後品を選別し、補修可能
な物についての下記の補修を行なう: (1) 高アルミナ質,アルミナカーボーン質,マグネ
シア質等のプレートれんがは使用時に熱歪等が発生する
ため本発明方法の補修前に摺動面の面精度修正のため、
研磨を行なう。この研磨は、損傷部(一般には、ボトム
プレートの下側に密着してスライドプレートが前後に摺
動する範囲に、溝状に発生する)が、完全になくなるま
で切削,研磨するのではなく、表面を約0.5mm程度研磨
(平滑度0.05mm以内)し、所要厚みを確保する。したが
つて、損傷部(深さ約1.5mm以下)は、一部残存しても
よい。
なぜならば、プレトート類は、使用中の加熱により強
力な応力を受け、熱歪や亀裂及び面損傷が発生する。こ
れら損傷部を完全になくなるまで切削,研磨してしまう
と、プレート自体が薄くなつて強度が低下し、再使用時
亀裂が発生したり、又は薄くなつたために摺動面の面圧
低下により、摺動面部からエアー(大気)の吸気や溶鋼
が流出する漏鋼事故などが発生する危険性があるからで
ある。
(2) 次にエアー巻き込み(両プレートの注入孔を高
速で下方へ排出される溶鋼によつて、内部が減圧状態に
なり、プレートの隙間あるいは亀裂などから、エアー
(大気)が吸気され溶鋼中へ侵入することで、鋼品質上
好ましくない)防止対策として、常法によりピツチまた
はタールを再含浸し、微細な亀裂部(亀裂巾約0.1〜0.5
mm)の内部まで充填させる。
しかし、亀裂の巾が約0.5mm以上のいわゆる開口を有
する亀裂の場合は、処理したプレートをピツチ又はター
ル液中から取り出すと、再含浸されたピツチ又はタール
は冷却され、収縮して表層部が凹状となる場合があるの
で、次の(3)の工程に加える。
(3) 更に摺動面に一部残存した損傷部及び開口を有
する亀裂部分(0.5mm以上)にアルミナ系あるいはアル
ミナ・カーボン系モルタルをすり込み塗付し充分乾燥し
た後摺動面が平滑となるよう不要モルタルを除去する。
このようにモルタルをすり込むことによつて、一部残
存する損傷部をもと通りに補修出来るし、またピツチな
どが収縮し凹状になつている部分も、もと通り平滑に補
修できる。
また、亀裂の奥部に充填されているピツチなどは、表
面からモルタルでカバーされているので、再使用中にピ
ツチなどが無駄に流出してしまわず、有効に利用でき
る。
発明の効果 本発明方法により補修することでプレートれんがとし
ての機能がそなわり、実使用上問題なく使用出来ること
が確認された。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−17472(JP,A) 特公 昭60−39730(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライドバルブ装置から取りはずした要補
    修スライドバルブ用プレートれんがの摺動面を研磨した
    のち、該プレートれんがをピッチ又はタールにて含浸し
    てピッチ又はタールを微細な亀裂部へ充填し、ついで表
    面の付着物を除去し、摺動面損傷部及び開口を有する亀
    裂部分にモルタルをすり混み塗布したのち、摺動部を平
    滑にすることを特徴とする、スライドバルブ用プレート
    れんがの補修方法。
JP1316422A 1989-12-07 1989-12-07 スライドバルブ用プレートれんがの補修方法 Expired - Lifetime JP2558364B2 (ja)

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