JP2556570Y2 - 仮止め式ナット及び保持具 - Google Patents

仮止め式ナット及び保持具

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JP2556570Y2 JP1991054423U JP5442391U JP2556570Y2 JP 2556570 Y2 JP2556570 Y2 JP 2556570Y2 JP 1991054423 U JP1991054423 U JP 1991054423U JP 5442391 U JP5442391 U JP 5442391U JP 2556570 Y2 JP2556570 Y2 JP 2556570Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は保持具の取付け孔に仮
止めすることにより一体的な取扱いを可能とする仮止め
式ナット及びそのための保持具に関し、詳しくは自動車
等のボデーのスタッドボルトを利用して取付ける形式に
してかつ保持具の外側面を被うプロテクタを固定できる
仮止め式ナットと、スタッドボルト位置のバラツキを許
容できる保持具に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような仮止め式のナットとし
ては、例えば図14に示すように、自動車のパイプ保持
具(単に保持具ともいう)61をアンダーフロアやエン
ジンルーム等に取付ける場合に使用される、合成樹脂製
の筒状のナット51が知られている。このナット51
は、所定の内径に形成された筒状の軸部52の一端に角
形の頭部55とフランジ止め部56とを設け、又、軸部
52の他端の外周には雄ねじとなる二条の螺旋突条5
9,60を設けたものである。
【0003】一方、前記パイプ保持具61は外面側にプ
ロテクタ71を有するものであり、パイプ保持具61に
は図15に示すように、円形の取付け孔65を設けて、
図16に示すように、この取付け孔65には孔内へ傾斜
した撓み変形可能な一対のナット係止片66を突出させ
ている。プロテクタ71はその挿着孔73をパイプ保持
具61の外面の係止爪69に止着されていて、パイプ保
持具61の取付け孔65位置には該取付け孔65と同径
の貫孔72が設けられている。
【0004】貫孔72及び取付け孔65に対し外方側よ
りナット51の軸部52を押込んでナット51を右回転
させると、図16に示すように、ナット51のフランジ
止め部56にてプロテクタ71を押えた状態でナット係
止片66と螺旋突条59,60とを係合させることがで
きる。そしてナット係止片66と螺旋突条59,60と
の抜止め作用によりナット51をプロテクタ71ととも
にパイプ保持具61に仮止めした状態で一体的な取扱い
を可能としている。そして、仮止めしたナット51は図
14において、左回転させると、プロテクタ71を有す
るパイプ保持具61から外すことができる。
【0005】なお、仮止め状態のパイプ保持具61の使
用にあたっては、ボデーに突設したスタッドボルト(図
10のスタッドボルト42参照)にパイプ保持具61の
ボルト係止片67を挿入し、ナット51をスタッドボル
トに対して適宜に螺合させることにより、フランジ止め
部56の止め作用でパイプ保持具61をボデーに取付け
ることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図16に示すように、
プロテクタ71の外面側より保持具61に仮止めしたナ
ット51は、フランジ止め部56にてプロテクタ71を
押えた状態にあるが、螺旋突条59,60とナット係止
片66との係合位置において1/2ピッチPの段差が生
ずる。このため、ナット51のフランジ止め部56とプ
ロテクタ71との間に隙間Sができ、プロテクタ71の
固定が不充分となる問題があった。そして、螺旋突条5
9,60には戻り止めがないので、仮止めしたナット5
1は振動などにより保持具61から外れる場合が生ずる
問題があった。また、上記したナット51は、ボデーの
正規の取付け位置のスタッドボルトに対しては保持具6
1を良好に固定することができる。しかしながら、スタ
ッドボルトの取付け位置は実際は多少のバラツキを有す
るので、ずれた位置のスタッドボルトに対しては保持具
61が固定しにくい問題があった。
【0007】そこで本考案は、仮止めした従来の仮止め
式ナット及びパイプ保持具における前述の各問題点を解
決せんとしたものである。すなわち、本考案の課題は前
記パイプ保持具等の外面側をプロテクタで被った保持具
に対してプロテクタを押圧状に保持して保持具に仮止め
され、輸送時等において保持具と分離するおそれがな
く、かつ積極的に保持具と分離させたい場合には簡単に
分離させ得て、かつボデーのスタッドボルトには良好に
取付け得る仮止め式のナットを提供することにある。
【0008】また、本考案の他の課題は、外面側をプロ
テクタにて被った保持具であって、仮止め式のナットに
よる仮止めが可能でかつ仮止めにおいて十分に固定保持
され、かつスタッドボルト位置のバラツキを許容してボ
デーに取付け得る保持具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ための本考案のナットは、取付け孔と部品の保持部とを
備えかつ外面側にプロテクタが被われた前記保持具の該
プロテクタの貫孔及び保持具の取付け孔に挿入して仮止
めしかつ自動車等のボデーのスタッドボルトに嵌合させ
て前記保持具を前記ボデーに固定するためのナットであ
って、前記ナットは工具に適合する所定形の頭部と前記
プロテクタを押圧するフランジ止め部とスタッドボルト
に挿着する筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部には、
前記取付け孔の内周部より突出する一対の仮止め用係止
片にそれぞれ係合する二条の螺旋突条が設けられ、かつ
螺旋突条上端の軸部外周面部分には前記プロテクタを保
持具に押圧状に保持して前記仮止め用係止片を当接係止
する係止段部が設けられてなることを特徴とする。
【0010】そして、上記した課題を解決するための本
考案の保持具は、取付け孔と部品の保持部とを備え、外
面側に、プロテクタが被われる一方、工具適合用の頭部
とフランジ止め部と筒状の軸部とよりなり該軸部の外周
部に係止段部を有する仮止め式ナットの軸部を、前記プ
ロテクタの貫孔を介して前記取付け孔に挿入しプロテク
タをフランジ止め部にて押圧状に保持するとともに軸部
を取付け孔に仮止めし、かつ仮止めした仮止めナットの
該軸部を自動車等のボデーのスタッドボルトに嵌合させ
てプロテクタとともに前記ボデーに固定する保持具であ
って、前記貫孔及び取付け孔は前記軸部が挿入可能な長
孔とされ、かつ長孔の取付け孔の長手方向に沿う内周部
にはスタッドボルトに仮止めする一対のボルト係止片及
び仮止式ナットの係止段部に当接係止される一対のナッ
ト係止片が各幅広に設けられてなることを特徴とする。
【0011】
【作用】ナットの軸部をプロテクタの貫孔より保持具の
取付け孔に挿入し、軸部の螺合方向へ回転させると、軸
部は螺旋突条とナット係止片が係合した状態で螺入さ
れ、ナット係止片は螺旋突条の上端より係止段部に案内
されて係合される。係止段部とナット係止片との係合は
輸送時等における通常の作用力によっては外れない。ナ
ットを保持具から分離する場合は、軸部を引っ張りなが
ら軸部の螺退方向へ回転させると、ナット係止片の撓み
により仮止めが解除されてナットが抜ける。
【0012】仮止め状態の保持具は取付け孔をスタッド
ボルトに挿入し両ボルト係止片の隙間部分を介して軸体
の嵌合孔にスタッドボルトを圧入嵌合される。この圧入
嵌合により両ボルト係止片はスタッドボルトを係止す
る。保持具の取付け孔及びプロテクタの貫孔は各々長孔
であり、位置ずれしたスタッドボルトに対しても嵌着す
ることができる。
【0013】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図1〜図13に基
づいて説明する。図1は仮止め式の本例ナット1の外観
構造を示す。このナット1は合成樹脂からなる。ナット
1の軸部2は筒状に形成され、筒内は図12に示すよう
に、ボデー41のスタッドボルト42とかみ合う内径の
嵌合孔3とされている。軸部2の一端側は閉止あるいは
小孔、本例では小孔4とされていて、螺動操作用の角形
の頭部5と、後述のパイプ保持具21のプロテクタ31
に当接するフランジ止め部6とが形成されている。軸部
2の他端側は開口とされる。図4及び図5に示すよう
に、前記嵌合孔3は開口側が大径にされ大径部分にはス
タッドボルト42に塗着したサビ止め層を螺合時に除去
する複数の嵌着爪7が突設されている。嵌合孔3の大径
部より内方にはスタッドボルト42との嵌合性を良くす
るために開口側より内方へ向かう複数の条溝8が設けら
れている。
【0014】図1および図3に示すように、開口部の端
部付近の外周部には交互に巻かれた状態の二条の螺旋突
条9,10が形成されている。これらの螺旋突条9,1
0はナット1の軸心に対して対称な軸端外周部位置より
各半ピッチとなるように形成されている。螺旋突条9,
10は、図10に示すように、その下側面がガイド面9
A,10Aとされている。なお、螺旋突条9,10は、
スタッドボルト42の雄ねじの巻き方向と同じ右巻き方
向に形成されている。各螺旋突条9,10の上端の軸部
外周面部分には、螺旋突条9,10にて案内したナット
係止片26を当接係合するための係止段部11が形成さ
れている。
【0015】図1及び図3などに示すように、本例の係
止段部11は両螺旋突条9,10の上端の軸部外周面部
分に環状に設けた上方が小径のテーパ面よりなる。ナッ
ト1を右回転させた際、保持具21の両ナット係止片2
6は弾性変形しながらナット1の両螺旋突条9,10に
案内されて軸部2の係止段部11に導かれるようになっ
ている。(図11参照。)
【0016】一方、図6、図8、図9に本例のパイプ保
持具21の構造を示す。このパイプ保持具21は外面側
を保護するプロテクタ31を取付けて用いるものであ
り、合成樹脂にて形成されている。パイプ保持具21は
外面の両側にプロテクタ31を止着するための係止爪2
9が設けられ、内面側の左右部分にはフェーエルチュー
ブ等のパイプ体22をクランプするパイプ受座23が設
けられている。各パイプ受座23にはパイプ体22をク
ランプする際には撓み、クランプしたパイプ体22に対
しては抜け止め作用をする可撓性の抜け止め片24が設
けられている。パイプ保持具21の中央部分にはパイプ
受座23よりも両外方へ突出する長孔よりなる縦向きの
取付け孔25が設けられている。図6、図8、図9に示
すように、取付け孔25の長辺側の両壁面上部には一対
のナット係止片26が対向させて設けられている。前記
両ナット係止片26は同高位置より内方へ下傾状に所定
長突出させ、両ナット係止片26間の隙間は図11に示
すように、ナット1の軸部2を内挿し得る幅とされてい
る。
【0017】また、取付け孔25の長辺側の両壁面下部
には図6、図9に示すように、スタッドボルト42を係
止するボルト係止片27が対向させて設けられている。
前記両ボルト係止片27は同高位置より内方へ上傾状に
所定長突出させ、両者間の隙間は図10,図11などに
示すように、ナット1の軸部2先端に当接し得る幅とさ
れている。ナット係止片26及びボルト係止片27の爪
幅は取付け孔25の長孔方向に充分な幅広にされ、かつ
撓み変形し得る厚さに形成されている。なお、取付け孔
25の外方へ突出した壁面には成形時の型抜き用の開口
窓28が設けられている。
【0018】前記プロテクタ31は図7に示すように、
パイプ保持具21の外面を被う形状の一定厚さに合成樹
脂あるいはゴムなどにて形成され、中央にはパイプ保持
具21の取付け孔25と同形の長孔の貫孔32を有しか
つ両側部には保持具21の係止爪29を差込む挿着孔3
3を有する。プロテクタ31は挿着孔33を係止爪29
に差込み、貫孔33と取付け孔25を合致した状態に保
持具21の外面に取付けられる。
【0019】しかして、図2に示すように、プロテクタ
31を取付けたパイプ保持具21の各パイプ受座23に
はパイプ体22を各々クランプさせ、図2、図10に示
すように、プロテクタ31の貫孔32を介してパイプ保
持具21の取付け孔25にナット1が仮止めされる。す
なわち、取付け孔25に対し貫孔32を介してナット1
の軸部2を挿入し、螺旋突条9,10のガイド面9A,
10Aをナット係止片26に当接させる。次いでガイド
面9A,10Aをナット係止片26に押圧しながら、所
定の工具にて適度な力でナット1の頭部5を押し込む
と、ナット係止片26はガイド面9A,10Aの上端に
至り、フランジ止め部6がプロテクタ31に当接しかつ
ナット係止片26が係止段部11に挿入される(図1
0、図12参照)。ナット係止片26に係止段部11が
挿入されると、図10に示すように、係止段部11に対
しナット係止片26が抜け止め状に作用するため、ナッ
ト1は抜けない。このためフランジ止め部6はプロテク
タ31に当接状態を保持する。
【0020】なお、係止段部11は軸部外周面の所定位
置に形成されると共に一対のナット係止片26も取付け
孔25内において対向する同高位置に設けられているこ
とから(図10参照)、ナット1の上方への抜けに対し
ては、ナット1の軸部2が取付け孔25の内部において
どのような回転位置にあっても、両ナット係止片26が
係止段部11に当接係合し抜け止めされる。係止段部1
1は下方が大径のテーパ面であることより、仮止めした
軸部2は取付け孔25の下方側への移動を許すが、軸部
2の下方への抜けはフランジ止め部6により防止され
る。従って長孔内において抜止めが有効に行なわれる。
【0021】プロテクタ31を取付けたパイプ保持具2
1とナット1は通常、このような仮止め状態で輸送や納
品に供されるので、プロテクタ31を取付けたパイプ保
持具21とナット1とが不用意に分離して、その一方を
紛失したりするおそれがない。とくに本例の仮止めはフ
ランジ止め部6がプロテクタ31に当接させた状態にな
っているので、輸送や納品時等の振動においてナット1
と保持具21間に緩みが生じないので仮止めが解けてナ
ット1と保持具21が分離することがない。なお、仮止
め後においてプロテクタ31を取付けたパイプ保持具2
1あるいはナット1に不都合がある場合は、仮止めした
ナット1の頭部5を外方へ引きながら左回転させ、ナッ
ト係止片26を撓ませて係止段部11から外し、螺旋突
条9,10に沿って容易に外すことができ、正常なナッ
ト1あるいはパイプ保持具21と取り替えて再度の仮止
めすることができる。
【0022】次に、仮止め状態のパイプ保持具21を自
動車等のボデー31に取付けるにあたっては、図10に
示すように、ボデー41から突出したスタッドボルト4
2に対し、パイプ保持具21の取付け孔25を配置す
る。パイプ保持具21の取付け孔25及びプロテクタ3
1の貫孔32はいずれも長孔とされているので、スタッ
ドボルト42の位置が正規位置より多少のバラツキがあ
っても配置は可能である。しかる後、図12に示すよう
に、取付け孔25を外挿し、ナット1の嵌合孔3にスタ
ッドボルト42を挿入させ、軸部2を例えばインパクト
レンチにより回転させながらスタッドボルト42に嵌合
させる。すると、軸部2の嵌合孔3の内周部がスタッド
ボルト42の雄ねじにかみ合い、かつボルト係止片27
が軸部2の下端にて押し下げられてスタッドボルト42
を圧着するので、ナット1がスタッドボルト42に固定
される。そして、ナット1のフランジ止め部6によって
プロテクタ31及びパイプ保持具21がボデー41に固
定的に取付けられる。
【0023】なお、本実施例の係止段部11は軸部2の
所定位置の外周面部分に上方が小径のテーパ状に形成し
たが、係止段部11の形状はこれに限定するものではな
い。たとえば、図13に示すように、ナット1Aにおけ
る係止段部11Aは、螺旋突条9,10の上端の軸部外
周面部分に設けた環状溝とし、螺旋突条9,10にて案
内したナット係止片26を環状溝の係止段部11Aに当
接係合させるようにしてもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案の仮止め式のナットは、係止段部
を設けたことより、輸送時等の仮止め状態を維持したい
ときには、フランジ止め部でプロテクタを押圧保持させ
た状態でかつ十分に大きな組付け強度において保持具に
仮止めさせ得る。従ってナットと保持具とを仮止め状態
で一体的に取扱うことができる。そして仮止めしたナッ
トを保持具と積極的に分離したいときには、ナットを螺
旋突条の戻り方向へ回転させることにより、簡単に仮止
めを解除できる。従ってナットと保持具との取替えがで
きる。
【0025】また、本考案の保持具は取付け孔を長孔と
し、かつプロテクタの貫孔も同形状の長孔とし、かつナ
ットに対してはプロテクタを押圧固定した状態で仮止め
されることにより、長孔内の所定位置でスタッドボルト
を嵌合することができ、スタッドボルト位置のバラツキ
を長孔内において許容してボデーに取付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例に係わるナットの斜視図。
【図2】パイプ保持具とナットの仮止め状態図。
【図3】ナットの正面図。
【図4】図3のIV−IV線における断面図。
【図5】図3のP視方向図。
【図6】本考案実施例に係わるパイプ保持具の正面図。
【図7】プロテクタの正面図。
【図8】プロテクタを取付けたパイプ保持具の側面図。
【図9】貫孔及び取付け孔を主体とした断面図。
【図10】仮止め状態にした保持具のスタッドボルトへ
の配置図。
【図11】パイプ保持具のボデー取付け状態図。
【図12】仮止め状態の要部拡大図。
【図13】ナットの別例図。
【図14】従来のパイプ保持具及び従来のナットの形状
説明図。
【図15】従来のパイプ保持具の平面図。
【図16】従来の仮止め状態を示す要部拡大図。
【符号の説明】
1,1A ナット 2 軸部 3 嵌合孔 5 頭部 6 フランジ止め部 9,10 螺旋突条 11,11A 係止段部 21 パイプ保持具 25 取付け孔 26 ナット係止片 27 ボルト係止片 31 プロテクタ 41 ボデー 42 スタッドボルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−234611(JP,A) 実開 平1−168009(JP,U) 実開 平2−25709(JP,U) 実開 平1−109610(JP,U) 実開 昭63−182313(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け孔と部品の保持部とを備えかつ外
    面側にプロテクタが被われた前記保持具の該プロテクタ
    の貫孔及び保持具の取付け孔に挿入して仮止めしかつ自
    動車等のボデーのスタッドボルトに嵌合させて前記保持
    具を前記ボデーに固定するためのナットであって、前記
    ナットは工具に適合する所定形の頭部と前記プロテクタ
    を押圧するフランジ止め部とスタッドボルトに挿着する
    筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部には、前記取付け
    孔の内周部より突出する一対の仮止め用係止片にそれぞ
    れ係合する2条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋突条上
    端の軸部外周面部分には前記プロテクタを保持具に押圧
    状に保持して前記仮止め用係止片を当接係止する係止段
    部が設けられてなることを特徴とした仮止め式ナット。
  2. 【請求項2】 取付け孔と部品の保持部とを備え、外面
    側に、プロテクタが被われる一方、工具適合用の頭部と
    フランジ止め部と筒状の軸部とよりなり該軸部の外周部
    に係止段部を有する仮止め式ナットの軸部を、前記プロ
    テクタの貫孔を介して前記取付け孔に挿入しプロテクタ
    をフランジ止め部にて押圧状に保持するとともに軸部を
    取付け孔に仮止めし、かつ仮止めした仮止めナットの該
    軸部を自動車等のボデーのスタッドボルトに嵌合させて
    プロテクタとともに前記ボデーに固定する保持具であっ
    て、前記貫孔及び取付け孔は前記軸部が挿入可能な長孔
    とされ、かつ長孔の取付け孔の長手方向に沿う内周部に
    はスタッドボルトに仮止めする一対のボルト係止片及び
    仮止式ナットの係止段部に当接係止される一対のナット
    係止片が各幅広に設けられてなることを特徴とした保持
    具。
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