JP2556435Y2 - 放熱板の接地構造 - Google Patents

放熱板の接地構造

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JP2556435Y2
JP2556435Y2 JP1992055526U JP5552692U JP2556435Y2 JP 2556435 Y2 JP2556435 Y2 JP 2556435Y2 JP 1992055526 U JP1992055526 U JP 1992055526U JP 5552692 U JP5552692 U JP 5552692U JP 2556435 Y2 JP2556435 Y2 JP 2556435Y2
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田 和 幸 岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は放熱板の接地構造に関
し、例えば、電気、電子機器に内蔵するプリント基板に
実装される発熱する電子部品、例えば、ICまたはTR
等の発熱体を保持する放熱板をプリント基板に立設する
と共にグラウンドに接続する放熱板の接地構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放熱板の接地構造としては一般に
放熱板がアルミ製のため、ハンダ付が困難なため、以下
に記載する接地構造11がとられている。例えば、図4
に示すように、発熱するIC12を保持する放熱板13
は、IC12の熱の伝達及び輻射が良いようにアルミニ
ウム板が用いられているため、プリント基板15との直
接のハンダによる接続が難しい。このため、通常は、プ
リント基板15に長方形の貫通孔15aを設け、放熱板
13の下部にこの貫通孔15aを貫通する取付け足13
aを設けている。放熱板13は、取付け足13aをプリ
ント基板15の貫通孔15aの下側まで貫通させて、さ
らに、取付け足13aの下部をプリント基板15の下側
で貫通孔15aの長手方向に対してペンチ等の治具でほ
ぼ直角に変形して、放熱板13の下部13bと、取付け
足13aの下部とで、プリント基板15をはさみ込むよ
うにして固定している。
【0003】また、放熱板13はラインにノイズを発生
させないため、接地する必要があるが、アルミニウム製
あるため、ハンダが直接に使用できず、通常は、リー
ド線16を用いて、放熱板13にはビス17で固定し、
プリント基板15のグランドにはリード線16の端をハ
ンダ18で固定して放熱板13をグラウンドに接続して
接地している。
【0004】
【従来技術】上記の改良技術として放熱板とプリント基
板のグラウンドとの電気接続として、特開昭61−29
2995に示されているようにリード線の代わりに導電
性の弾性部材を用い、該弾性部材を放熱板の対向突片で
弾性保持するものがあったが、導電性を長期保持させる
ためには、りん青銅のような錆にくい弾性部材を使用せ
ざるを得ず、また弾性保持による電気接続では電気抵抗
が不安定で高くなりやすいので、それを補うために接触
面積が大きくなるような部材を用いることで高価なもの
になってしまうし、加工工程の複雑さという点からも放
熱板に対向突片を設けたり、弾性部材の形状を特殊なも
のにすることが避けられないものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、安価な非弾性
部材を用いることができ、しかも電気接続を機械的圧接
によって行うことで電気抵抗を安定的に保持できる放熱
板の接地構造が望まれていた。
【0006】さらに、加工工程を簡単なものにするため
に、放熱板に取付部以外の特別な加工工程を要せず接地
部材の形状も一般的な加工工程で加工できるものが望ま
れていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は発熱体を保持した放熱板をプリント基板上
に立設すると共にプリント基板のグラウンドに接続する
放熱板の接地構造において、該放熱板に前記プリント基
板の貫通孔を貫通して裏面側に突出する取付部を設け、
前記プリント基板の表面に接地体を該放熱板と前記プリ
ント基板とで挟持されるように配置し、該接地体は導電
部材でつくられ且つ、その複数の足を前記プリント基板
を貫通させて裏面側でグラウンドに半田付され、前記放
熱板を前記プリント基板に機械的に保持するために前記
複数の取付部を変形させることによって生じる圧接力に
よって前記放熱板と前記接地体とを電気的に安定に接続
することを特徴とする放熱板の接地構造を提供するもの
である。
【0008】
【作用】本考案の放熱板の接地構造では導電部材からな
る接地体は、他のプリント基板上の部品と同時にディッ
ピング半田が可能であり、また放熱板と接地体の電気抵
抗は放熱板を取付け後において取付部を変形させた時の
圧接力が放熱板を接地体に圧接した状態を保つために安
定的に低い値に保たれる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案に係る放熱板の接地構造の実施例を
示す全体分解斜視図である。図2は取付片と接地体との
拡大図である。図2において、プリント基板3の裏面の
アースパターン7には接地体2が接続されている。ま
ず、構成について説明する。図1、2において、100
は放熱板の接地構造であり、放熱板の接地構造100は
アルミニウムからなる放熱板1と、放熱板1の直下に厚
さt約1.6mmのプリント基板3上に配置された導
電性部材である例えば銅メッキした接地体2と、から構
成されている。接地体2は両端が下方に屈折した足部2
aを有し、図3に示すように、プリント基板3のグラン
ド7に接続可能な位置に配置され、足部2aはプリント
基板3に形成された貫通孔3aを通してプリント基板3
の下側に突出し、グランド7にハンダ8により接続して
いる。放熱板1は、安定して立設できるように屈近した
形状をなし、側壁には発熱量の大きいIC4がビス5に
より固定されている。放熱板1は下端の圧接部1aが接
地体2の上面2bに交差して接触するよう配置され、下
部にはプリント基板3に形成された貫通孔3bを貫通し
てプリント基板3の下側に突出する取付け部1bを有し
ている。取付け部1bは、放熱板1の本体1Aと、本体
1Aから下方に延びる幅狭の頸部分1cと、頸部分1c
に続き幅が下方側広い肩部分1dと、肩部分1dに続
き、さらに下方にほぼ同じ幅である胴部分1eとからな
り、頸部分1c、肩部分1d、胴部分1eは一体的に形
成されている。頸部分1cの下方への長さtはプリン
ト基板3の厚さtより小さい。また、取付け部1bは
図3に示すように、本体1に対して矢印A方向に変形可
能であり、この変形により肩部分1dの上面でプリント
基板3の下縁と係合して、放熱板はプリント基板3上に
固定されている。次に、作用について説明する。接地体
2の足部2aは、プリント基板3の貫通孔3aに挿入
し、他のIC、Tr等の電子部品とともに、同時にプリ
ント基板3の所定の位置にハンダ等により接続される。
このとき足部2aはプリント基板3のグランド7に接続
される。次いで、このプリント基板3上の貫通孔3b内
にIC4をビス5にて固定した放熱板1の取付部1aを
挿入し、ついで、プリント基板3の下側に突出した取付
部1aの胴部分1cを約90゜回動させる。このとき
厚さt>厚さtであるめ、取付部1bは変形しなが
ら胴部分1eがプリント基板3の下側に入り、肩部分1
dが大きく変形してプリント基板3の下縁に係合する。
肩部1dは下方程幅が大きくなり、上縁が傾斜している
ため、変形が大きくなる程、本体1Aを下方に引く力が
作用し、本体1Aはプリント基板3に固定される。この
とき放熱板1の圧接部1aは接地体2の上面2aに圧接
され、電気的に接続する。したがって、放熱板1は取付
部1aを約90°回動させ変形させるという簡単な動作
のみでプリント基板3に固定されることができる。この
場合、接地体2はプリント基板3上面より若干盛り上が
っている状態が好ましい。また放熱体の取付片1aは本
実施例では2箇所であるが放熱板1の大きさに応じ被接
2と共に適当に数か所設けることが好ましい。ま
た、取付片1aの切欠形状はこれに限定されるべきもの
でなく本体1Aを下方に引く力を発生させ、これにより
接地を確実のものとさせるものであればよい。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
接地体に設けられるアース板は他の電子部品と一緒にデ
ィッピング時にハンダ付できるため工数の削減化が図れ
る。放熱板は取付、圧接の両機能をかねそなえていると
共に取付部を曲げるという簡単な動作により、放熱板に
力が働き被接地体との圧接が確実なものとなる。また、
取付作業においても熟練を必要とせず、生産性の向上が
図れると共に各工数削減による製造コストの低廉化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の放熱板の接地構造の一実施例を示す全
体分解構成図である。
【図2】図1に示す実施例の放熱板と接地体との圧接状
態を示す拡大図である。
【図3】図1に示す実施例の取付部を曲げた状態を示す
上面図である。
【図4】従来の放熱板の接地構造の説明図である。
【符号の説明】
1 放熱板 1a 圧接部 1b 取付部 2 接地体 3 プリント基板 4 熱体 5 ビス 6 リード線 7 アースパターン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体を保持した放熱板をプリント基板上
    に立設すると共にプリント基板のグラウンドに接続する
    放熱板の接地構造において、該放熱板に前記プリント基
    板の貫通孔を貫通して裏面側に突出する取付部を設け、
    前記プリント基板の表面に接地体を該放熱板と前記プリ
    ント基板とで挟持されるように配置し、該接地体は導電
    部材でつくられ且つ、その複数の足を前記プリント基板
    を貫通させて裏面側でグラウンドに半田付され、前記放
    熱板を前記プリント基板に機械的に保持するために前記
    複数の取付部を変形させることによって生じる圧接力に
    よって前記放熱板と前記接地体とを電気的に安定に接続
    することを特徴とする放熱板の接地構造。
JP1992055526U 1992-07-15 1992-07-15 放熱板の接地構造 Expired - Lifetime JP2556435Y2 (ja)

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JPH0611395U JPH0611395U (ja) 1994-02-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61292995A (ja) * 1985-06-20 1986-12-23 シャープ株式会社 アルミニウム製放熱板のア−ス接続機構

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JPH0611395U (ja) 1994-02-10

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