JP2553914B2 - 垂直昇降ジャッキ - Google Patents

垂直昇降ジャッキ

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JP2553914B2
JP2553914B2 JP63156699A JP15669988A JP2553914B2 JP 2553914 B2 JP2553914 B2 JP 2553914B2 JP 63156699 A JP63156699 A JP 63156699A JP 15669988 A JP15669988 A JP 15669988A JP 2553914 B2 JP2553914 B2 JP 2553914B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば自動車の点検修理等の際に使用さ
れるジャッキの改良に関する。
〔従来の技術〕
自動車のタイヤのパンクの修理等のため、自動車の前
輪あるいは後輪を持ち上げる際に使用されるジャッキ
は、車軸を支持するための受金の位置が低く、低寸の車
体の下方へ挿入しうるように全体として低寸であり、か
つ車輪をなるべく垂直に持ち上げうるようになっている
ことが必要である。
このような要求に応える各種のジャッキが、特公昭55
−16960号公報、特開昭55−84798号公報、実開昭59−26
496号公報、実開昭59−173697号公報等に記載されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
特公昭55−16960号公報に記載のものは、スコットラ
ッセル式で、荷受台は垂直に昇降するが、主アームの後
下端と補助アームの前下端を、床面より等高とする必要
があるので、据え起き式とする場合には問題ないが、前
部と中央部に車輪を設けて移動式とすると、ジャッキの
後部が床面に近接しているので、移動途中で方向転換す
る際、前輪を浮かせることができず、方向転換が困難と
なる。
これを避けるために、ジャッキと床面の間隔を大きく
すれば、ジャッキの高さが高くなり、またジャッキの後
端に車輪を設ければ、方向転換に際し、前輪を浮かすこ
とが困難となる。
方向転換を容易にするために自在車輪とすれば、複雑
大型になるとともに高価となる。
特開昭55−84798号公報に記載のものは、スコットラ
ッセル式ではなく、受板を近似的に垂直昇降させるため
には、揺動杆(主アーム)を長寸とする必要があり、ま
た多数の杆材と枢着点を使用しているので、構成が複雑
であり、ジャッキを強力にしようとすれば、杆材等を強
固にする必要があり、ジャッキは大型となる。
また、油圧シリンダは垂直となっているので、ジャッ
キの高さが高くなり、その高さを低くするために、油圧
シリンダを後方に設ければ、強力な油圧シリンダが必要
となる。
しかも、特公昭55−16960号公報に記載のもとの同
様、移動途中の方向転換が困難である。
実開昭59−26496号公報に記載のものは、スコットラ
ッセル式に似ているが、第1スイングアームの後下端
が、第2スイングアームの後下端とともに、若干傾斜す
る案内溝に沿って移動するので、第1スイングアームの
前上端の受金は垂直に昇降しない。
また油圧シリンダは垂直となっているので、ジャッキ
の高さについて上述したと同様の問題があり、さらに、
ジャッキの下面が後部まで床面に近接しているので、移
動途中の方向転換にも上述同様の問題がある。
実開昭59−173697号公報に記載のものは、スコットラ
ッセル式であって、受金は垂直に昇降するが、主アーム
の下方に主アームと等長の副アームを設けてあるので、
基台の下面後部がやはり床面に近接して、移動途中の方
向転換に、上述同様の問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、中央下部に前輪(4)を有するとともに、
後部下部に後輪(3)を有し、かつ下面(1a)が前上方
へ向かって傾斜している台枠(1)と、後端を、不動軸
(9)をもって台枠(1)の後端部に枢設された前方を
向く支持アーム(8)と、前後方向を向き、中央下部
が、支持軸(11)をもって支持アーム(8)の前下部に
枢着され、かつ前端に左右方向の摺動軸(12)を備える
スイングアーム(10)と、前記不動軸(9)の上方にお
いて、台枠(1)の前部に設けられ、後下方へ傾斜する
とともに、前記摺動軸(12)を嵌支する案内溝(13)
と、前記支持軸(11)の上方において支持アーム(8)
の前部に貫設され、かつ端部がスイングアーム(10)に
穿設した弧状孔(14)に貫入されている駆動軸(15)
と、前記摺動軸(12)と駆動軸(15)との間に設けた油
圧シリンダ(16)と、スイングアーム(10)の後端に枢
軸(19)をもって枢支された受金(18)と、受金(18)
の前面に設けたブラケット(20)の上端に、後端が水平
ピン(22)をもって枢着され、かつ前端が、スイングア
ーム(10)の中央部に設けた弧状孔へ貫挿した水平ピン
(24)をもって、前記支持アーム(8)における支持軸
(11)の前上方に枢着されている、ほぼ水平の補助アー
ム(21)とを備え、前記支持軸(11)は、前記不動軸
(9)と摺動軸(12)および枢軸(19)から等距離にあ
り、かつ支持軸(11)と摺動軸(12)と枢軸(19)とで
形成される下向二等辺三角形の両底角を、前記案内溝
(13)の床面(2)に対する傾斜角と等しく定め、さら
に前記摺動軸(12)の位置を、支持軸(11)の位置より
も高位としたことにより、上述の問題点の解決を図った
ものである。
〔作 用〕
本発明のジャッキは、スコットラッセル式の機構を応
用しているので、油圧シリンダの伸縮により、受金は垂
直に昇降する。
不使用時には、すべてのアーム類や油圧シリンダが、
左右に重合するようにほぼ水平となるので、ジャッキの
高さが著しく低くなる。
スイングアームの摺動軸が支持軸より上方に位置して
いるので、下面を前上方に傾斜させてある台枠のほぼ中
央に位置する前輪を中心として、容易に台枠の後部を床
面より浮かせることができ、方向転換が容易である。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、本発明の一実施例を示すもので、
台枠(1)の中央部両側には大径の前輪(4)が、また
台枠(1)の後部(図示左方)両側には、小径の後輪
(3)が設けられている。
台枠(1)の下面(1a)は、床面(2)に対して、僅
かに前上方へ傾斜している。
台枠(1)の前端には、移動用ハンドル(5)の下端
が、水平軸(6)をもって枢着され、同じく後端には、
接地台(7)が設けられている。
台枠(1)の後端部内側には、前後方向を向く左右2
対の支持アーム(8)の後端が、不動軸(9)をもって
枢設されている。
各支持アーム(8)の前下部には、前後方向を向く左
右1対のスイングアーム(10)の中央下部が、左右方向
の支持軸(11)をもって枢着されている。
左方と右方における互いに対をなすスイングアーム
(10)(10)の前端同士は、左右方向の摺動軸(12)を
もって連結されている。各摺動軸(12)の外端は、台枠
(1)の側板(1b)の前部内面に設けた上記不動軸
(9)の方向に向かって後下方へ傾斜する、内向コ字断
面の案内溝(13)に係合している。
各摺動軸(12)と、各支持軸(11)の上方において各
支持アーム(8)の前部に貫設した駆動軸(15)との間
には、油圧シリンダ(16)が設けられている。油圧シリ
ンダ(16)(16)は、台枠(1)の内側前部に設けた油
圧ポンプ(17)により伸縮させられる。
前記駆動軸(15)の端部は、スイングアーム(10)に
穿設した下向きの弧状孔(14)に貫入している。
各スイングアーム(10の後端には、受金(18)が枢軸
(19)をもって枢支されている。
受金(18)の前面に設けた前上方を向くブラケット
(20)の上端には、ほぼ水平をなす補助アーム(21)の
後端が、水平ピン(22)をもって枢着されている。補助
アーム(21)の前端は、スイングアーム(10)の中央部
に穿設した下向きの弧状孔(23)へ貫挿した水平ピン
(24)をもって、支持アーム(8)における支持軸(1
1)の前上方に枢着されている。
上記支持軸(11)は、不動軸(9)と摺動軸(12)お
よび枢軸(19)から等距離にあり、支持軸(11)と摺動
軸(12)と枢軸(19)とで形成される下向二等辺三角形
の両底角は、案内溝(13)の床面(2)に対する傾斜角
と等しく定められている。
上記構成の本発明ジャッキにおいて、油圧シリンダ
(16)を伸長させれば、駆動軸(15)は不動軸(9)と
摺動軸(12)を結ぶ直線より上方にあるので、後端が不
動軸(9)によって台枠(1)に枢着されている支持ア
ーム(8)は、上方へ回動する。
これにより、中央部が支持軸(11)をもって支持アー
ム(8)に枢着されたスイングアーム(10)の前端の摺
動軸(12)は、案内溝(13)内を後方へ摺動するととも
に、スイングアーム(10)の後端は上方へ回動する。
スイングアーム(10)の後端に枢設された受金(18)
は、補助アーム(21)の作用により、ほぼ水平を保った
まま、後述するように、床面(2)に対して垂直に上昇
し、受金(18)にかかる荷重は、後輪(3)と接地台
(7)を介して、床面(2)に伝えられる。
油圧シリンダ(16)を短縮すれば、上向き傾斜した各
部材は上述と逆に作動して下降し、水平状態となるの
で、ジャッキの高さは、従来のものより著しく低くな
る。
また、台枠(1)のほぼ中央に前輪(4)が設けてあ
り、台枠(1)の下面(1a)は、前上方に傾斜している
ので、前輪(4)を支点として、不使用時のジャッキの
後部を、容易に床面(2)により浮かせ、容易に方向転
換を行うことができる。
次に、ジャッキの受金(18)が垂直に昇降する理由
を、第4図に基づいて説明する。なお同図中のMNは、そ
れぞれ不動軸(9)と摺動軸(12)を含む水平線であ
る。
同図において、軸(12)(19)間の水平距離をL1
し、軸(9)(12)間と軸(9)(11)間と軸(12)
(11)間の水平距離を、それぞれL2、l1、l2、とすれ
ば、 となり、常時L1=L2となるので、受金(15)は垂直に昇
降する。
〔発明の効果〕
本発明のジャッキは、油圧シリンダを伸縮させれば、
支持アームとともにスイングアームが上下に揺動して、
後端の受金が垂直に昇降するので、自動車等を水平に保
ったまま持ち上げることができる。
また不使用時は、すべてのアーム類や油圧シリンダが
左右に重合するように水平となるので、ジャッキの高さ
は従来のものより低くなる。
さらに、ジャッキの前部に位置するスイングアームの
摺動軸が、中央部の支持軸より上方に位置しているの
で、ジャッキの下面を支持軸の近くより前上方へ傾斜さ
せるとともに、中央部、すなわち支持軸の近くに前輪が
位置しているので、ジャッキの後部を床面より容易に浮
かせることができ、移動中の方向転換が容易である。
本発明のジャッキは、このような特性を有しているの
で、特に自動車の点検修理等の際に使用して便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す平面図、 第2図は、第1図のA−A線断面図、 第3図は、使用中の本発明ジャッキの要部を略示する側
面図、 第4図は、本発明ジャッキの動作を説明するための、第
3図に相当する線図 である。 (1)台枠 (1a)下面 (1b)側板 (2)床面 (3)後輪 (4)前輪 (5)ハンドル (6)水平軸 (7)接地台 (8)支持アーム (9)不動軸 (10)スイングアーム (11)支持軸 (12)摺動軸 (13)案内溝 (14)弧状溝 (15)駆動軸 (16)油圧シリンダ (17)油圧ポンプ (18)受金 (19)枢軸 (20)ブラケット (21)補助アーム (22)水平ピン (23)弧状孔 (24)水平ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央下部に前輪(4)を有するとともに、
    後部下部に後輪(3)を有し、かつ下面(1a)が前上方
    へ向かって傾斜している台枠(1)と、 後端を、不動軸(9)をもって台枠(1)の後端部に枢
    設された前方を向く支持アーム(8)と、 前後方向を向き、中央下部が、支持軸(11)をもって支
    持アーム(8)の前下部に枢着され、かつ前端に左右方
    向の摺動軸(12)を備えるスイングアーム(10)と、 前記不動軸(9)の上方において、台枠(1)の前部に
    設けられ、後下方へ傾斜するとともに、前記摺動軸(1
    2)を嵌支する案内溝(13)と、 前記支持軸(11)の上方において支持アーム(8)の前
    部に貫設され、かつ端部がスイングアーム(10)に穿設
    した弧状孔(14)に貫入されている駆動軸(15)と、 前記摺動軸(12)と駆動軸(15)との間に設けた油圧シ
    リンダ(16)と、 スイングアーム(10)の後端に枢軸(19)をもって枢支
    された受金(18)と、 受金(18)の前面に設けたブラケット(20)の上端に、
    後端が水平ピン(22)をもって枢着され、かつ前端が、
    スイングアーム(10)の中央部に設けた弧状孔へ貫挿し
    た水平ピン(24)をもって、前記支持アーム(8)にお
    ける支持軸(11)の前上方に枢着されている、ほぼ水平
    の補助アーム(21) とを備え、 前記支持軸(11)は、前記不動軸(9)と摺動軸(12)
    および枢軸(19)から等距離にあり、かつ支持軸(11)
    と摺動軸(12)と枢軸(19)とで形成される下向二等辺
    三角形の両底角を、前記案内溝(13)の床面(2)に対
    する傾斜角と等しく定め、 さらに前記摺動軸(12)の位置を、支持軸(11)の位置
    よりも高位としてあることを特徴とする垂直昇降ジャッ
    キ。
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