JP2553494Y2 - オーバーフェンダの取付構造 - Google Patents

オーバーフェンダの取付構造

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JP2553494Y2
JP2553494Y2 JP1991112201U JP11220191U JP2553494Y2 JP 2553494 Y2 JP2553494 Y2 JP 2553494Y2 JP 1991112201 U JP1991112201 U JP 1991112201U JP 11220191 U JP11220191 U JP 11220191U JP 2553494 Y2 JP2553494 Y2 JP 2553494Y2
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vehicle body
over fender
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幸太郎 芝本
正一 山本
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車体のホイールアーチ部
の外側に取り付けられるオーバーフェンダの取付構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、幅広なサイズのタイヤを使用した
場合に、タイヤによる泥のはね上げを防止するため、実
開昭60−54649号公報に記載のように、ホイール
アーチ部の外側に樹脂製のオーバーフェンダを取り付け
た車両が知られている。オーバーフェンダの下端部には
ホイールアーチのアウタパネル下端のクリンチ部に沿う
取付フランジが設けられ、この取付フランジと車体外板
とをネジやリベット等の締結具で固定している。また、
オーバーフェンダの上縁部近傍の裏側には爪部が突設さ
れ、この爪部を車体外板に形成された取付穴に強制嵌合
することにより、オーバーフェンダの上縁部の浮き上が
りを防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記取付構
造の場合には、車体外板の取付穴とオーバーフェンダの
爪部との位置が僅かでも食い違っていると、爪部が取付
穴に容易に嵌合せず、無理に嵌合させると爪部が折れる
といった問題があった。また、取付穴と爪部との取付性
を考慮して取付穴をやや大き目に形成すると、取付状態
におけるオーバーフェンダの上縁部が車体外板に対して
ズレやガタが生じるという問題が発生する。そこで、本
考案の目的は、オーバーフェンダと車体外板との高い位
置精度が要求されず、かつオーバーフェンダを安定に車
体外板に固定できるオーバーフェンダの取付構造を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、オーバーフェンダの下端部を車体外板と
ホイールハウスアウタパネルとの接合部に締結具により
固定するとともに、オーバーフェンダの上縁部近傍の内
側面に先端部に鍔を有するボスを突設し、車体外板には
上記ボスの鍔を挿入自在な取付穴を形成し、上記ボスの
鍔を上記取付穴に挿入した状態で、板ばねよりなるクリ
ップを車体外板の内側面と鍔の裏面との間に圧入するこ
とにより、オーバーフェンダの上縁部を車体外板に密着
させたものである。
【0005】
【作用】まず、オーバーフェンダの下端部を車体外板と
ホイールハウスアウタパネルとの接合部にリベットやボ
ルト等で締付固定する。つぎに、オーバーフェンダの鍔
付きボスを車体外板の取付穴に挿入し、鍔を取付穴の内
側へ貫通させる。ここで、車体の室内側から板ばねクリ
ップを鍔と車体外板との間に差し込むと、オーバーフェ
ンダの上縁部は車体外板の外面に密着する。車体外板の
取付穴を予め大きめに形成しておけば、鍔付きボスと取
付穴との位置精度に多少のズレがあってもボスを取付穴
に支障なく挿入でき、かつ板ばねクリップのばね力でオ
ーバーフェンダを車体外板に密着させるため、ガタやズ
レが発生しない。
【0006】なお、オーバーフェンダの下端部を車体外
板とホイールハウスアウタパネルとの接合部に固定した
のは、この接合部はオーバーフェンダの荷重を支えるだ
けの強度を有するからである。なお、接合部はホイール
ハウスアウタパネルを間にして車体外板をはぜ折りした
ものに限らす、両パネルを重ね合わせて溶接したもので
もよい。
【0007】
【実施例】図1は本考案が適用されたバン型車の後部を
示す。後輪のホイールアーチ部1の外側には樹脂製のオ
ーバーフェンダ10が取り付けられている。ホイールア
ーチ部1の内側には図2に示すように、アウタパネル2
とインナパネル3とでホイールハウスが形成され、アウ
タパネル2の外側部下端は内向きに折り曲げられ、この
折曲部の下面には車体外板を構成するクオータパネル4
の下端部が重ね合わせて溶接接合されている。
【0008】オーバーフェンダ10は横断面略C字形に
形成されており、車体内側に向かって水平に延びた下端
部10aが上記クオータパネル4とアウタパネル2との
接合部5の下面にリベット等の締結具11により固定さ
れている。また、オーバーフェンダ10の上縁部にはク
オータパネル4の外面に密着するエッジプロテクタ12
が連続的に取り付けられている。オーバーフェンダ10
の内面にはクオータパネル4の傾斜とほぼ平行な傾斜状
の座面10bが形成され、この座面10bから車体内側
に向かって突出する円筒状のボス10cが一体成形され
ている。ボス10cの先端部には図3に示すように横長
な鍔10dが形成されており、この鍔10dの内面も座
面10bと平行な斜面となっている。クオータパネル4
には上記鍔10dに対応する横長な取付穴4a(図4参
照)が形成されており、上記ボス10cは取付穴4aに
挿入されている。クオータパネル4の内面と鍔10dと
の間には板ばねよりなる二股状クリップ13が圧入され
ており、クリップ13のばね力によりエッジプロテクタ
12はクオータパネル4に密着保持されている。また、
オーバーフェンダ10の座面10bとクオータパネル4
の外面との間にはパッキン14が介装され、取付穴4a
を介してクオータパネル4内部に水が侵入するのを防止
している。なお、上記ボス10cはオーバーフェンダ1
0の内側に複数個突設され、これに対応して取付穴4a
もクオータパネル4の複数箇所に設けられている。
【0009】ここで、上記オーバーフェンダ10の車体
への取付方法を説明する。まず、オーバーフェンダ10
の下端部10aをクオータパネル4とアウタパネル2と
の接合部5の下面に沿わせ、リベット等の締結具11に
より締付固定する。この状態で、オーバーフェンダ10
の鍔付きボス10cをクオータパネル4の取付穴4aに
挿入する。取付穴4aは取付誤差や製作誤差を見込んで
鍔10dより大き目に形成されているので、ボス10c
を取付穴4aに簡単に挿入できる。そして、アウタパネ
ル2およびインナパネル3の上部に固定された室内側パ
ネル6の作業穴6aからクリップ13を挿入し、図2に
示すように指でクオータパネル4の内面と鍔10dとの
間に差し込む。クリップ13のばね力により、オーバー
フェンダ10の上縁に取り付けたエッジプロテクタ12
と座面10bに配置したパッキン14がクオータパネル
4の外面に密着し、オーバーフェンダ10は安定に取り
付けられる。
【0010】なお、上記実施例では後輪側のオーバーフ
ェンダの取付構造について説明したが、同様にして前輪
側のオーバーフェンダを取り付けることができる。
【0011】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、オーバーフェンダの下端部を車体外板とホイー
ルハウスアウタパネルとの接合部に締結具により固定
し、オーバーフェンダの鍔付きボスを車体外板の取付穴
に挿入し、クリップを車体外板の内側面と鍔との間に圧
入してオーバーフェンダの上縁部を車体外板に密着させ
るようにしたので、ボスと取付穴との位置精度に多少の
誤差があっても簡単に取り付けることができ、かつクリ
ップのばね力によりオーバーフェンダを車体外板に密着
させるため、オーバーフェンダの上縁部にガタやズレが
発生せず、安定に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されるバン型車の後部斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII −III 矢視図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1 ホイールアーチ部 2 ホイールハウスアウタパネル 4 クオータパネル(車体外板) 5 接合部 10 オーバーフェンダ 10a 下端部 10c ボス 10d 鍔 11 リベット(締結具) 13 クリップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のホイールアーチ部の外側に取り付け
    られるオーバーフェンダの取付構造において、 オーバーフェンダの下端部を車体外板とホイールハウス
    アウタパネルとの接合部に締結具により固定するととも
    に、オーバーフェンダの上縁部近傍の内側面に先端部に
    鍔を有するボスを突設し、車体外板には上記ボスの鍔を
    挿入自在な取付穴を形成し、上記ボスの鍔を上記取付穴
    に挿入した状態で、板ばねよりなるクリップを車体外板
    の内側面と鍔の裏面との間に圧入することにより、オー
    バーフェンダの上縁部を車体外板に密着させたことを特
    徴とするオーバーフェンダの取付構造。
JP1991112201U 1991-12-24 1991-12-24 オーバーフェンダの取付構造 Expired - Fee Related JP2553494Y2 (ja)

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JPH0554101U JPH0554101U (ja) 1993-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57103274U (ja) * 1980-12-18 1982-06-25
JPH0746605Y2 (ja) * 1988-07-12 1995-10-25 スズキ株式会社 自動車のフエンダーモール取付構造

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JPH0554101U (ja) 1993-07-20

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