JP4747797B2 - 自動車のバンパ取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、バンパフェースを、バンパリテーナを介して車体に取付けるような自動車のバンパ取付構造に関する。
従来、上述例の自動車のバンパ取付構造としては、特許文献1、2に開示された構造がある。
特許文献1に開示された構造は、バンパフェースの上端部を、差込み部が形成されたリテーナの該差込み部に挿入すると共に、バンパフェースの上端部とリテーナとを、位置決めのボスおよびクリップを有する複数の止着具(いわゆるファスナ)を用いて取付けるものである。
この従来構造によれば、バンパフェースの取付け性が良好で、その取付け工数の削減を図ることができる利点がある反面、複数の止着具を用いる関係上、取付けに要する部品点数が多くなり、さらに、止着具によりバンパフェースがリテーナに取付けられた後において、該バンパフェースをリテーナから取外す場合には、複数の止着具による止着を解除する必要があるため、取外しに時間がかかるのみならず、バンパフェースの取外し作業性が悪化する問題点があった。
特許文献2に開示された構造は、リテーナに門形状の係止部を設ける一方、バンパフェースの上端には上記係止部に挿通させる係合片を設け、バンパフェースを取付ける際には、該バンパフェースをリテーナの斜め上方に位置させて、係合片をリテーナの門形状の係止部に斜め上方より挿通させ、この挿通後にバンパフェースを通常位置に下動させる。また取付けられたバンパフェースをリテーナから取外す際には、リテーナの門形状の係止部から係合片が外れるように、バンパフェースを斜め上方へ引っ張り上げるように構成したものである。
この特許文献2に開示された構造においては、バンパフェースの取付け時、取外し時の何れにおいても、該バンパフェースを斜め上方に操作する必要があり、バンパフェースの取付け、取外し作業が煩雑となる問題点があった。
また、従来の自動車のバンパ取付構造としては、図21、図22に示す構造のものもある。なお、図21、図22は同一のバンパ取付構造における異なる部位の断面構造を示すものである。
すなわち、バンパが車両前部(フロントバンパ)または車両後部(リヤバンパ)から車両側面部に廻り込んだ部位において、バンパフェース200の上端には車体側に向かう水平なフランジ部201を形成し、このフランジ部201に係止孔202(図21参照)を開口形成する一方、このバンパフェース200とフェンダパネル203との繋ぎ部において該バンパフェース200を車体に取付けるバンパリテーナ204を設け、このリテーナ204にはバンパフェース200の上述のフランジ部201を差込む断面L字状の被差込み部205(図22参照)と、上方に向けて突出し、上述のバンパフェース200の係止孔202に係合される突起部206(図21参照)とを前後方向に離間形成したもので、バンパフェース200の取付け時には、該バンパフェース200を外方から車体側(図示右側)に押圧すると、バンパリテーナ204の突起部206がバンパフェース200におけるフランジ部201の係止孔202に係入して、バンパフェース200をバンパリテーナ204に取付けることができ、バンパフェース200の取外し時には、フランジ部201を上方に付勢しつつバンパフェース200を外方へ引き出すと、該フランジ部201が突起部206を乗り越えるので、バンパフェース200を簡単に取外すことができるものである。
しかし、図21、図22で示した従来構造の自動車のバンパ取付構造においては、次のような問題点があった。
つまり、上述のフェンダパネル203は薄肉構造(例えば肉厚0.3mm)で撓みやすいものであるから、洗車時その他において、バンパフェース200に上方への荷重が作用すると、フランジ部201がフェンダパネル203を押上げるように上方へ変形し、このフランジ部201がバンパリテーナ204の突起部206を乗り越えるので、バンパフェース200が外れる問題点があった。
このような問題点を解決するために上述の突起部206を高さを高くすることが考えられるが、この場合にはバンパフェース200の取付け性および取外し性が悪化するものである。
実開平4−31645号公報 特開平10−324204号公報
そこで、この発明は、バンパフェースのフランジ部とバンパリテーナとに、バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に掛かり代が増加する係合部および被係合部を形成することで、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制しつつ、バンパフェースに対して上方への荷重が作用した際のバンパフェースの外れを防止することができる自動車のバンパ取付構造の提供を目的とする。
また、この発明は、バンパフェースのフランジ部とバンパリテーナとに、バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に係合する係合部および被係合部を形成することで、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制しつつ、バンパフェースに対して上方への荷重が作用した際のバンパフェースの外れを防止することができる自動車のバンパ取付構造の提供を目的とする。
この発明による自動車のバンパ取付構造は、上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、該奥壁部上端から外方に向けて延び、奥壁部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、奥壁部に形成される係合孔の孔縁で形成された被係合部とから構成され、上記バンパフェースのフランジ部の先端から上記水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部に形成された係合孔を貫通する延出部と、該延出部の先端から上記水平壁部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された係合部を備え、上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とは、掛かり代が増加するように構成されたものである。
上記構成によれば、バンパフェースに外力が付加され、このバンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時、上記係合部被係合部に対する掛かり代が増加して、バンパフェースのフランジ部がバンパリテーナに引っかかるので、外力作用時におけるバンパフェースの外れを防止することができる。
また、上述の係合部と被係合部とは通常時(外力が作用しない時)には、上記掛かり代が必要最小限の僅少値となるものであるから、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制することができる。
また、バンパリテーナの水平壁部とバンパフェースのフランジ部の延出部との間には間隔が形成されているので、水平壁部とフランジ部との密着性(いわゆる相沿い性)を確保することができる。
しかも、バンパフェースに上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、バンパリテーナの奥壁部を支点として水平壁部を上方に変形させることができ、これにより、通常時には上記掛かり代が必要最小限の僅少値に設定された爪部(係合部)が大きい掛かり代にてバンパリテーナの係合孔の孔縁(被係合部)に係合するので、バンパフェースの外れを防止することができる。
また、この発明による自動車のバンパ取付構造は、上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される両側壁部と、該側壁部の上端同士を連結する橋渡し部と、該橋渡し部から外方に向けて延びる水平壁部と、橋渡し部の内奥端で形成された被係合部とから構成され、上記バンパフェースのフランジ部の先端から上記橋渡し部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ橋渡し部を貫通して延びる延出部と、該延出部の先端から橋渡し部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された係合部を備え、上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とは、掛かり代が増加するように構成されたものである。
上記構成によれば、バンパフェースに外力が付加され、このバンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時、上記係合部の被係合部に対する掛かり代が増加して、バンパフェースのフランジ部がバンパリテーナに引っかかるので、外力作用時におけるバンパフェースの外れを防止することができる。
また、上述の係合部と被係合部とは通常時(外力が作用しない時)には、上記掛かり代が必要最小限の僅少値となるものであるから、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制することができる。
また、バンパリテーナの橋渡し部とバンパフェースのフランジ部の延出部との間には間隔が形成されているので、水平壁部とフランジ部との密着性を確保することができる。
しかも、バンパフェースに上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、バンパリテーナの橋渡し部を支点として、水平壁部を上方に変形させることができ、これにより、通常時には上記掛かり代が必要最小限の僅少値に設定された爪部(係合部)が大きい掛かり代にて橋渡し部の内奥端(被係合部)に係合するので、バンパフェースの外れを防止することができる。
また、この発明による自動車のバンパ取付構造は、上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、該奥壁部上端から外方に向けて延び、奥壁部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、奥壁部に形成される開口部の上縁から下方に向けて突出する第2突起部にて形成された係合部とから構成され、上記バンパフェースのフランジ部の先端から水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部を貫通すると共に、奥壁部の第2突起部と対向する位置に孔部を有する延出部で形成された被係合部を備え、上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とが係合するように構成されたものである。
上記構成によれば、バンパフェースに外力が付加され、このバンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時、上記係合部と被係合部とが互に係合して、バンパフェースのフランジ部がバンパリテーナに引っかかるので、外力作用時におけるバンパフェースの外れを防止することができる。
また、上述の係合部と被係合部とは通常時(外力が作用しない時)には係合しないものであるから、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制することができる。
また、バンパリテーナの水平壁部とバンパフェースのフランジ部の延出部との間には間隔が形成されているので、水平壁部とフランジ部との密着性を確保することができる。
しかも、バンパフェースに上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、バンパリテーナの奥壁部を支点として水平壁部を上方に変形させることができ、これにより、通常時には係合しないバンパリテーナ側の第2突起部(係合部)が延出部の孔部(被係合部)に係合するので、バンパフェースの外れを防止することができる。
また、この発明による自動車のバンパ取付構造は、上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される両側壁部と、該側壁部の上端同士を連結する橋渡し部と、該橋渡し部から外方に向けて延び、橋渡し部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、橋渡し部後端から下方に向けて突出する第2突起部にて形成された係合部とから構成され、上記バンパフェースのフランジ部の先端から橋渡し部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ第2突起部と対向する位置に孔部を有する延出部で形成された被係合部を備え、上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とが係合するように構成されたものである。
上記構成によれば、バンパフェースに外力が付加され、このバンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時、上記係合部と被係合部とが互に係合して、バンパフェースのフランジ部がバンパリテーナに引っかかるので、外力作用時におけるバンパフェースの外れを防止することができる。
また、上述の係合部と被係合部とは通常時(外力が作用しない時)には係合しないものであるから、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制することができる。
また、バンパリテーナの橋渡し部とバンパフェースのフランジ部の延出部との間には間隔が形成されているので、水平壁部とフランジ部との密着性を確保することができる。
しかも、バンパフェースに上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、バンパリテーナの橋渡し部を支点として、水平壁部を上方に変形させることができ、これにより、通常時には係合しない第2突起部(係合部)が延出部の孔部(被係合部)に係合するので、バンパフェースの外れを防止することができる。
この発明によれば、バンパフェースのフランジ部とバンパリテーナとに、バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に掛かり代が増加する係合部および被係合部を形成したので、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制しつつ、バンパフェースに上方への荷重が作用した際のバンパフェースの外れを防止することができる効果がある。
また、この発明によれば、バンパフェースのフランジ部とバンパリテーナとに、バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に係合する係合部および被係合部を形成したので、バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制しつつ、バンパフェースに上方への荷重が作用した際のバンパフェースの外れを防止することができる効果がある。
バンパフェースの取外し作業性の悪化を抑制しつつ、バンパフェースに上方への荷重が作用した際のバンパフェースの外れを防止するという目的を、上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、車体に締結されると共に、バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、上方に向けて突出しバンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、該奥壁部上端から外方に向けて延び、奥壁部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、奥壁部に形成される係合孔の孔縁で形成された被係合部とから構成され、バンパフェースのフランジ部の先端から水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部に形成された係合孔を貫通する延出部と、該延出部の先端から水平壁部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された係合部を備え、バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、フランジ部により水平壁部が上方へ変形し、被係合部と係合部とは、掛かり代が増加するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
この発明の自動車のバンパ取付構造は、車両前部のフロントバンパ、車両後部のリヤバンパの何れにも適用できるが、以下の実施例においては説明の便宜上、フロントバンパを例示し、その車両右側のフロントバンパ取付構造について説明する。なお、車両左側のフロントバンパ取付構造は右側のそれと左右対称に構成される。
(第1実施例)
図1〜図3において、合成樹脂製のバンパフェース1を設け、このバンパフェース1の車幅方向側部上側にはヘッドライト配設用の凹部2を形成し、この凹部2の下方にはフォグランプ配設用の開口部3を形成すると共に、正面中央部には車幅方向に延びるエアインテーク部4を形成している。
このバンパフェース1は図1に正面図で、図3に平面図で示すように、車両前面部から車両側面部に廻り込むように形成されており、この車両側面部に廻り込んだ部位で、かつ該バンパフェース1とフロントフェンダパネル5との繋ぎ部Xには、これら両者1,5間に隙間が形成されるのを防止して、見栄えの向上を図る目的で、フェンダ取付けブラケット6を介して車体に締結固定されたバンパリテーナ7(以下単にリテーナと略記する)を設け、このリテーナ7に対して上述のバンパフェース1を取付けるように構成している。
上述のフロントフェンダパネル5は、図1、図3に示すようにヘッドライト配設用の切欠き部8を有すると共に、このフロントフェンダパネル5はその裏面側に配設されるフェンダレインフォースメント9(図2参照)で補強されている。
図2は図1で示す状態からバンパフェース1およびフロントフェンダパネル5を取外した状態の正面図であって、上述のフェンダレインフォースメント9は、上下方向に延びる縦壁片9aと、この縦壁片9aの上端部から車幅方向の内方に延びる上片9bと、この上片9bの車幅方向内方に一体形成された段差状の接合フランジ部9cとを備えている。そして、この接合フランジ部9cの後部はホイールエプロンレインフォースメント10に締結固定されている。なお、図1、図2において、11はサスタワー部、12はホイールハウスである。
図4は、フロントフェンダパネル5を取外して示す図3のE部の拡大平面図、図5は図4の構成を車幅方向内方から見た状態で示す側面図(いわゆる内部側面図)、図6は図5で示したリテーナ7に対して、フロントフェンダパネル5、フェンダ取付けブラケット6およびフェンダレインフォースメント9を組付けた状態で示す図5と同一方向から見た状態の側面図(内部側面図)である。
上述のリテーナ7は合成樹脂で形成されており、このリテーナ7には、図4、図5に示すように、車幅方向内方に向けて突出する有底円筒状の取付け座7a,7bが一体形成されると共に、該リテーナ7は複数のリブ7cにより補強されている。また、リテーナ7の後部と、バンパフェース1の後端屈曲片1aとは図5、図6に示すように1個の2ピースファスナ13にて取付けられている。
図7は図6のA−A線矢視断面図であって、リテーナ7の有底円筒状の取付け座7a,7bは、ボルト、ナット等の取付け部材14,15を用いて、フロントフェンダパネル5およびフェンダレインフォースメント9に共締め固定されている。
図8は図6のB−B線矢視断面図であって、これら図6、図8に示すように、フロントフェンダパネル5の下端部と、フェンダレインフォースメント9の下端部と、フェンダ取付けブラケット6の車幅方向外端部6aとは、ボルト、ナット等の取付け部材16,17を用いて、共締め固定されている。また、上述のフェンダ取付けブラケット6の車幅方向内端部6bは、図2に示すように、ホイールハウス12に固定したブラケット18に対して取付けられている。ここで、図示したように、フェンダ取付けブラケット6とホイールハウス12側のブラケット18とを別体に形成する構造に代えて、これら両ブラケット6,18を一体形成する構造を採用してもよい。
図9は図4のC−C線矢視断面図であって、合成樹脂製のバンパフェース1と、フロントフェンダパネル5との繋ぎ部Xにおいて、バンパフェース1の上端には車体側に向かう水平なフランジ部20が一体形成されると共に、このフランジ部20の前後複数箇所には図4、図5にも示すように係止孔21が形成されている。
この係止孔21と対応するように、リテーナ7の上部には逆L字状断面の可撓片7dを一体形成し、この可撓片7dの先端には、上方に向けて突出し、上述のバンパフェース1の係止孔21に係合される突起部22が一体形成されている。
図10は図4のD−D線矢視断面図、図11は図10の要部拡大図であって、リテーナ7にはバンパフェース1のフランジ部20が差込まれる被差込み部23が形成されている。
図11に拡大図で示すように、この被差込み部23は、リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される奥壁部25と、この奥壁部25の上端から外方に向けて延びる水平壁部26とから構成されている。
上述のバンパフェース1のフランジ部20とリテーナ7の被差込み部23とは、外力が作用しない通常時(図11参照)にあってはオーバラップ量L1(いわゆる掛かり代)が必要最小限の僅少値に設定され、バンパフェース1に対して上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した時(図12参照)には大きいオーバラップ量L2(L2>L1)にて係合するように構成するため、これら両者20,23には係合部と被係合部とが形成されている。
すなわち、被係合部はリテーナ7の奥壁部25に開口形成された係合孔27の上側の孔縁27aで形成されており、上述の係合部は、バンパフェース1のフランジ部20の先端から上述の水平壁部26下面に間隔gを隔てて車体側へ水平方向に延び、かつ奥壁部25の係合孔27を貫通する延出部28と、この延出部28の先端から水平壁部26の下面と略同一高さ位置まで上方に向けて折返される爪部29とで形成されている。
この実施例においては、図11に示すように、外力が作用しない通常時においては、爪部29の被係合部としての孔縁27aに対するオーバラップ量L1が必要最小限の僅少値に設定され、バンパフェース1のリテーナ7に対する着脱性を確保すべく構成している。
このように構成した自動車のバンパ取付構造において、バンパフェース1をリテーナ7に取付けるには、バンパフェース1を外方から車体側(図9、図10、図11の図示右側)に押圧すると、リテーナ7の突起部22がバンパフェース1におけるフランジ部20の係止孔21に係入すると共に、該フランジ部20に一体に延長形成された延出部28およびその先端の爪部29が、被差込み部23の奥壁部25に開口形成された係合孔27を貫通するので、バンパフェース1をリテーナ7に取付けることができる。
ところで、洗車時その他において、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、このバンパフェース1の上方への変位により、図11に示す状態から図12に示すように、リテーナ7の奥壁部25を支点としてリテーナ7の水平壁部26の遊端が上方に変形し、この変形により、通常時(図11参照)にはオーバラップ量L1が必要最小限の僅少値に設定された爪部29が図12示すように大きいオーバラップ量L2(L2>L1)にて係合孔27の上側の孔縁27aに係合するので、バンパフェース1の外れを両者29,27aの係合によって防止することができる。
このように、図1〜図12で示した実施例の自動車のバンパ取付構造は、上端に車体側に向かう水平なフランジ部20が形成され、該フランジ部20に係止孔21(図9参照)が形成されたバンパフェース1と、車体に締結されると共に、上記バンパフェース1のフランジ部20が差込まれる被差込み部23(図11参照)と、上方に向けて突出し上記バンパフェース1の係止孔21に係合される突起部22(図9参照)が形成されたリテーナ7とを備え、上記バンパフェース1のフランジ部20とリテーナ7とに、バンパフェース1に対して上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した時(図12参照)に係合部(爪部29参照)被係合部(孔縁27a参照)とは、オーバラップ量(掛かり代)が増加するように構成されたものである。
この構成によれば、バンパフェース1に外力が付加され、このバンパフェース1に対して上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した時、上記係合部被係合部に対するオーバラップ量が増加して、バンパフェース1のフランジ部20がリテーナ7に引っかかるので、外力作用時におけるバンパフェース1の外れを防止することができる。
また、上述の係合部(爪部29)と被係合部(孔縁27a)とは通常時(外力が作用しない時)には、オーバラップ量L1が必要最小限の僅少値となるものであるから、バンパフェース1の取外し作業性の悪化を抑制することができる。
さらに、上記リテーナ7の被差込み部23は、リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される奥壁部25と、該奥壁部25上端から外方に向けて延びる水平壁部26とから構成され、上記被係合部がリテーナ7の奥壁部25に形成される係合孔27の孔縁27aで形成され、上記係合部が、バンパフェース1のフランジ部20の先端から上記水平壁部26に間隔gを隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部25を貫通する延出部28と、該延出部28の先端から水平壁部26の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部29とで形成されたものである。
この構成によれば、リテーナ7の水平壁部26とバンパフェース1のフランジ部20の延出部28との間には間隔gが形成されているので、水平壁部26とフランジ部20との密着性(いわゆる相沿い性)を確保することができる。
しかも、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した場合には、リテーナ7の奥壁部25を支点として水平壁部26を上方に変形させることができ、これにより、通常時にはオーバラップ量L1が必要最小限の僅少値に設定された爪部29(係合部)が大きいオーバラップ量L2(L2>L1)にてリテーナ7の係合孔27の孔縁27a(被係合部)に係合するので、バンパフェース1の外れを防止することができる。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは
車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示すものである。
(第2実施例)
図13、図14、図15は自動車のバンパ取付構造の他の実施例を示すものである。
但し、フランジ部20に係止孔21が形成された構造と、この係止孔21に係合される突起部22が形成された構造については、図9と同一である。
図13〜図15で示すこの実施例においては、リテーナ7の被差込み部23は、図13、図14に示すように、リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設された両側壁部30,31と、これら両側壁部30,31の上端同士を一体に連結する橋渡し部32と、この橋渡し部32から一体的に外方に向けて延びる水平壁部26とから構成されている。
そして、被係合部は上述の橋渡し部32の内奥端32a(詳しくは内奥端下部)で形成される一方、係合部は、バンパフェース1のフランジ部20の先端から上述の橋渡し部32下面に間隔gを隔てて車体側に水平方向に延び、橋渡し部32を貫通して延びる延出部28と、この延出部28の先端から橋渡し部32の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部29とで形成されている。
この実施例においては、図13に示すように、外力が作用しない通常時においては、爪部29の被係合部としての内奥端32aに対するオーバラップ量L3(いわゆる掛かり代)が必要最小限の僅少値に設定され、バンパフェース1のリテーナ7に対する着脱性を確保すべく構成している。
このように構成した自動車のバンパ取付構造において、バンパフェース1をリテーナ7に取付けるには、バンパフェース1を外方から車体側(図13の図示右側)に押圧すると、リテーナ7の突起部22がバンパフェース1におけるフランジ部20の係止孔21に係入すると共に(図9参照)、該フランジ部20に一体に延長形成された延出部28およびその先端の爪部29が、被差込み部23の橋渡し部32下方を貫通するので、バンパフェース1をリテーナ7に取付けることができる。
ところで、洗車時その他において、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、このバンパフェース1の上方への変位により、図13に示す状態から図15に示すように、橋渡し部32を支点として水平壁部26の遊端が上方に変形し、この変形により、通常時(図13参照)にはオーバラップ量L3が必要最小限の僅少値に設定された爪部29が図15に示すように大きいオーバラップ量L4(L4>L3)にて橋渡し部32の下側の内奥端32aに係合するので、バンパフェース1の外れを両者29,32aの係合によって防止することができる。
このように、図13〜図15で示した実施例においては、上記リテーナ7の被差込み部23は、リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される両側壁部30,31と、側壁部30,31の上端同士を連結する橋渡し部32と、該橋渡し部32から外方に向けて延びる水平壁部26とから構成され、上記被係合部は橋渡し部32の内奥端32aで形成され、上記係合部が、バンパフェース1のフランジ部20の先端から上記橋渡し部32に間隔gを隔てて水平方向に延び、橋渡し部32を貫通して延びる延出部28と、該延出部28の先端から橋渡し部32の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部29とで形成されたものである。
この構成によれば、リテーナ7の橋渡し部32とバンパフェース1のフランジ部20の延出部28との間には間隔gが形成されているので、水平壁部26とフランジ部20との密着性を確保することができる。
しかも、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した場合には、リテーナ7の橋渡し部32を支点として、水平壁部26を上方に変形させることができ、これにより、通常時にはオーバラップ量L3が必要最小限の僅少値に設定された爪部29(係合部)が大きいオーバラップ量L4(L4>L3)にて橋渡し部32の内奥端32a(被係合部)に係合するので、バンパフェース1の外れを防止することができる。
(第3実施例)
図16、図17は自動車のバンパ取付構造のさらに他の実施例を示すものである。但し、フランジ部20に係止孔21が形成された構造と、この係止孔21に係合される突起部22が形成された構造については、図9と同一である。
図16、図17で示すこの実施例においては、リテーナ7の被差込み部23は、該リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される奥壁部25と、この奥壁部25の上端から外方に向けて延びる水平壁部26とから構成されている。
そして、上述の係合部は奥壁部25に形成される開口部33の上縁から下方に向けて突出する第2突起部34にて形成される一方、被係合部は、バンパフェース1のフランジ部20の先端から水平壁部26下面に間隔gを隔てて車体側に水平方向に延び、かつ奥壁部25の開口部33を貫通すると共に、奥壁部25の第2突起部34と対向する位置に孔部35を有する延出部28で形成されている。
ここで、上述の孔部35は延出部28に上下方向に貫通形成されたものである。
このように構成した自動車のバンパ取付構造において、バンパフェース1をリテーナ7に取付けるには、バンパフェース1を外方から車体側(図16の図示右側)に押圧すると、リテーナ7の突起部22がバンパフェース1におけるフランジ部20の係止孔21に係入すると共に(図9参照)、該フランジ部20に一体に延長形成された延出部28が、被差込み部23の奥壁部25に開口形成された開口部33を貫通するので、バンパフェース1をリテーナ7に取付けることができる。
ところで、洗車時その他において、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、このバンパフェース1の上方への変位により、図16に示す状態から図17に示すように、リテーナ7の奥壁部25を支点としてリテーナ7の水平壁部26遊端が上方に変形し、この変形により、通常時(図16参照)には係合しない第2突起部34が図17に示すように延出部28の孔部35に確実に係合するので、バンパフェース1の外れを両者34,35の係合によって防止することができる。
このように、図16、図17で示した実施例は、上記リテーナ7の被差込み部23は、該リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される奥壁部25と、上記奥壁部25の上端から外方に向けて延びる水平壁部26とから構成され、上記係合部が奥壁部25に形成される開口部33の上縁から下方に向けて突出する第2突起部34にて形成され、上記被係合部が、バンパフェース1のフランジ部20の先端から水平壁部26に間隔gを隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部25を貫通すると共に、奥壁部25の第2突起部34と対向する位置に孔部35を有する延出部28で形成されたものである。
この構成によれば、リテーナ7の水平壁部26とバンパフェース1のフランジ部20の延出部28との間には間隔gが形成されているので、水平壁部26とフランジ部20との密着性を確保することができる。
しかも、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した場合には、リテーナ7の奥壁部25を支点として水平壁部26を上方に変形させることができ、これにより、通常時には係合しないリテーナ7側の第2突起部34(係合部)が延出部28の孔部35(被係合部)に係合するので、バンパフェース1の外れを防止することができる。
(第4実施例)
図18、図19、図20は自動車のバンパ取付構造のさらに他の実施例を示すものである。但し、フランジ部20に係止孔21が形成された構造と、この係止孔21に係合される突起部22が形成された構造については、図9と同一である。
図18、図19、図20で示すこの実施例においては、リテーナ7の被差込み部23は、該リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される両側壁部30,31と、これら両側壁部30,31の上端同士を一体に連結する橋渡し部32と、この橋渡し部32から外方に向けて一体的に延びる水平壁部26とから構成されている。
そして、係合部は、上述の橋渡し部32の後端から下方に向けて突出する第2突起部34にて形成される一方、被係合部は、バンパフェース1のフランジ部20の先端から橋渡し部32下面に間隔を隔てて車体側に水平方向に延び、かつ第2突起部34に対向する位置に孔部35を有する延出部28で形成されている。
ここで、上述の孔部35は延出部28に上下方向に貫通形成されたものである。
このように構成した自動車のバンパ取付構造において、バンパフェース1をリテーナ7に取付けるには、バンパフェース1を外方から車体側(図18の図示右側)に押圧すると、リテーナ7の突起部22がバンパフェース1におけるフランジ部20の係止孔21に係入すると共に(図9参照)、該フランジ部20に一体に延長形成された延出部28が、被差込み部23の橋渡し部32下方を貫通するので、バンパフェース1をリテーナ7に取付けることができる。
ところで、洗車時その他において、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した場合には、このバンパフェース1の上方への変位により、図18に示す状態から図20に示すように、リテーナ7の橋渡し部32を支点としてリテーナ7の水平部26遊端が上方に変形し、この変形により、通常時(図18参照)には係合しない第2突起部34が図20に示すように延出部28の孔部35に確実に係合するので、バンパフェース1の外れを両者34,35の係合によって防止することができる。
このように、図18〜図20で示した実施例においては、上記リテーナ7の被被差込み部23は、該リテーナ7のベース面24から上方に向けて立設される両側壁部30,31と、側壁部30,31の上端同士を連結する橋渡し部32と、該橋渡し部32から外方に向けて延びる水平壁部26とから構成され、上記係合部が橋渡し部32後端から下方に向けて突出する第2突起部34にて形成され、上記被係合部が、バンパフェース1のフランジ部20の先端から橋渡し部32に間隔gを隔てて水平方向に延び、かつ第2突起部34と対向する位置に孔部35を有する延出部28で形成されたものである。
この構成によれば、リテーナ7の橋渡し部32とバンパフェース1のフランジ部20の延出部28との間には間隔gが形成されているので、水平壁部26とフランジ部20との密着性を確保することができる。
しかも、バンパフェース1に上方への荷重が作用し、該バンパフェース1が上方へ変位した場合には、リテーナ7の橋渡し部32を支点として、水平壁部26を上方に変形させることができ、これにより、通常時には係合しない第2突起部34(係合部)が延出部28の孔部35(被係合部)に係合するので、バンパフェース1の外れを防止することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の係合部は、実施例の爪部29または第2突起部34に対応し、
以下同様に、
被係合部は、係合孔27の孔縁27a、橋渡し部32の内奥端32a(詳しくは内奥端下部)または孔部35に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては自動車のバンパ取付構造を車両前部のフロントバンパに適用した場合について例示したが、このバンパ取付構造は車両後部のリヤバンパに適用してもよいことは勿論である。
本発明の自動車のバンパ取付構造を示す正面図 バンパフェースおよびフロントフェンダパネルを取外した状態で示す正面図 バンパフェースとフロントフェンダパネルとの繋ぎ部を示す部分平面図 フロントフェンダパネルを取外した図3のE部の拡大平面図 バンパフェースとバンパリテーナとを示す内部側面図 フロントフェンダパネル、フェンダレインフォースメント、フェンダ取付けブラケットを組付けた状態で示す内部側面図 図6のA−A線矢視断面図 図6のB−B線矢視断面図 図4のC−C線矢視断面図 図4のD−D線矢視断面図 図10の要部拡大断面図 上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時の説明図 バンパ取付構造の他の実施例を示す通常時の断面図 被差込み部の斜視図 上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時の説明図 バンパ取付構造のさらに他の実施例を示す通常時の断面図 上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時の説明図 バンパ取付構造のさらに他の実施例を示す通常時の断面図 被差込み部の斜視図 上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時の説明図 従来の自動車のバンパ取付構造を示す断面図 図21のバンパ取付構造における他の部位の断面構造を示す説明図
1…バンパフェース
7…リテーナ(バンパリテーナ)
20…フランジ部
21…係止孔
22…突起部
23…被差込み部
24…ベース面
25…奥壁部
26…水平壁部
27…係合孔
27a…孔縁(被係合部)
28…延出部
29…爪部(係合部)
30,31…側壁部
32…橋渡し部
32a…内奥端(被係合部)
33…開口部
34…第2突起部(係合部)
35…孔部(被係合部)
g…間隔
L1,L2,L3,L4…オーバラップ量

Claims (4)

  1. 自動車のバンパ取付構造であって、
    上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
    車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、
    上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、
    該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、
    該奥壁部上端から外方に向けて延び、奥壁部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、
    奥壁部に形成される係合孔の孔縁で形成された被係合部とから構成され、
    上記バンパフェースのフランジ部の先端から上記水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部に形成された係合孔を貫通する延出部と、
    該延出部の先端から上記水平壁部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された係合部を備え、
    上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とは、掛かり代が増加するように構成された
    自動車のバンパ取付構造。
  2. 自動車のバンパ取付構造であって、
    上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
    車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、
    上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、
    該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される両側壁部と、
    該側壁部の上端同士を連結する橋渡し部と、該橋渡し部から外方に向けて延びる水平壁部と、
    橋渡し部の内奥端で形成された被係合部とから構成され、
    上記バンパフェースのフランジ部の先端から上記橋渡し部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ橋渡し部を貫通して延びる延出部と、該延出部の先端から橋渡し部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された係合部を備え、
    上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とは、掛かり代が増加するように構成された
    自動車のバンパ取付構造。
  3. 自動車のバンパ取付構造であって、
    上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
    車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、
    上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、
    該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、
    該奥壁部上端から外方に向けて延び、奥壁部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、
    奥壁部に形成される開口部の上縁から下方に向けて突出する第2突起部にて形成された係合部とから構成され、
    上記バンパフェースのフランジ部の先端から水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部を貫通すると共に、奥壁部の第2突起部と対向する位置に孔部を有する延出部で形成された被係合部を備え、
    上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とが係合するように構成された
    自動車のバンパ取付構造。
  4. 自動車のバンパ取付構造であって、
    上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
    車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、
    上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、
    該バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される両側壁部と、
    該側壁部の上端同士を連結する橋渡し部と、該橋渡し部から外方に向けて延び、橋渡し部を支点として上方へ変形可能な水平壁部と、
    橋渡し部後端から下方に向けて突出する第2突起部にて形成された係合部とから構成され、
    上記バンパフェースのフランジ部の先端から橋渡し部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ第2突起部と対向する位置に孔部を有する延出部で形成された被係合部を備え、
    上記バンパフェースに対して上方への荷重が作用し、該バンパフェースが上方へ変位した時に、上記フランジ部により上記水平壁部が上方へ変形し、上記被係合部と係合部とが係合するように構成された
    自動車のバンパ取付構造。
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