JP2552045B2 - ユニット式建築物における住戸ユニットの接続構造 - Google Patents

ユニット式建築物における住戸ユニットの接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット式建築物にお
ける住戸ユニットの接続構造に関し、特に前後左右上下
に複数個隣接して配置されかつ接続されてなる住戸ユニ
ット集合体が2以上当接され、この対向面で接続されて
なるユニット式建築物における前記対向面の接続構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大都市の用地不足と、要請される
住宅戸数の消化のために、市街地集合住宅等において
は、中層から例えば10〜15階の高層の集合住宅が建
築されるようになってきた。
【0003】これらは、一般に柱をH形鋼を主材とする
SRC造とし、けた行は鉄骨梁と壁の部分を一体とした
大型PC板、戸境壁ははりブレース入りPC板、床は現
場打ちとし、基本的に従来のオフィスビルの工法技術を
適用したものであった。ところで、この種の集合住宅に
おいても、時間、資材、労力の冗費を削減し、品質の良
い住宅を得るために、戸建て住宅のようなプレハブ化が
進められるようになってきている。
【0004】そこで、本出願人は、主に低層の建築物に
用いられる工法であって、予め工場等で製造されたボッ
クス型の住戸ユニットを積み重ねることによって建築物
を構成するユニット化工法を、中高層の建築物において
も低コストで適用できるようにした中高層建築物の構造
およびその施工方法(特願平3−115511)を提案
した。
【0005】この中高層建築物の構造およびその施工方
法は、図4に示すように、建物の1階に、1階の住戸を
構成する住戸ユニット1、2を前後左右に複数個配置
し、各住戸ユニット1、2の上に建物の各階を構成する
住戸ユニット1、2を積み重ねて前後左右上下に隣接す
る各住戸ユニット1、2を相互に接続してなるものであ
る。
【0006】そして、前記建築物の各階には、垂直方向
の荷重を受け持たせるために剛性が強化された強化住戸
ユニット2が少なくとも一つ配置され、かつ、これら強
化住戸ユニット2が上下方向に連続して取り付けられる
ものである。
【0007】また、この住戸ユニット1、2は、4本の
柱体1a、2aと、これら柱体1a、2aの上端並びに
下端をそれぞれ連結する上梁部1b、2b並びに下梁部
1c、2cとによりボックス型に組まれてなり、かつ、
住戸ユニット1、2のうち剛性が強化された強化住戸ユ
ニット2は、前後左右上下の各六面のうち少なくとも隣
接する2面に、耐力壁等の剛性強化部材が組み込まれた
ものである。
【0008】そして、建築物を構成する住戸ユニット
1、2の中で、強化住戸ユニット2が積み重ねられた強
化住戸ユニット2の列が、垂直力に対して建築物の剛性
を増した骨組み構造を構築することができるので、建築
物にかかる垂直力が、最も剛性が強化された強化住戸ユ
ニット2の列に伝達されて、この部分で垂直力を負担し
得て、建築物にかかる垂直力が他の住戸ユニット1に構
造設計上大きな負担となるようなことがなく、住戸ユニ
ット1を構成する部材に要求される強度が小さくて済
み、したがって構造全体として安価な建築物を構築する
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なユニット式建築物において、各階の住戸ユニット数が
比較的多いもの、すなわち、建築面積が大きなものにつ
いては、一つの建築物をいくつかの住戸ユニット集合体
(以下、単に「ユニット集合体」という)に分割し、一
つのユニット集合体を建設した後に、これに接続して他
のユニット集合体を順次建設していくという建築方法が
とられる場合がある。これは、住戸ユニットを吊り上げ
るためのクレーンなどを、最後のユニット集合体を建設
するとき以外、建築物を建設するための敷地内におくこ
とができるので、敷地外にクレーン等を配置することに
よる交通の妨げなどを極力避けることができるからであ
る。
【0010】しかし、上記の中高層建築物において、隣
接する住戸ユニットどうしは、従来、例えば前後左右に
互いに隣接する4戸の住戸ユニットにおいて、これら4
戸の住戸ユニットの中心で互いに隣接する4本の柱体の
上面を一体に覆う略正方形状の接続金物により接続され
ている。また、この接続金物は、上下に接続された住戸
ユニットの間に挟持されるようになっている。
【0011】従って、先に建設されるユニット集合体に
おいては、このユニット集合体の他のユニット集合体と
の接続部分に配置された住戸ユニットから、上記接続金
物を延出させておく必要がある。この場合に、前記延出
した接続金物は、先に建設されたユニット集合体の上下
の住戸ユニットに挟時された状態となっていると共に、
後から建設されるユニット集合体の上下の住戸ユニット
間に挟時される必要がある。そのため、先に建設された
ユニット集合体から延出する接続金物の前部は、後から
建設されるユニット集合体の住戸ユニットが配置される
位置の内側まで延出した状態となっている。
【0012】従って、後から建設するユニット集合体の
住戸ユニットをクレーン等により吊り上げて設置する際
に、前記接続金物の前部に邪魔されることになる。すな
わち、後から建設されるユニット集合体の住戸ユニット
を先に建設されたユニット集合体の住戸ユニットに隣接
して設置することが非常に困難になる。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ユニット式建築物にお
いて、一つの建築物を複数のユニット集合体に分けて建
築する際に、上記ユニット集合体間において住戸ユニッ
トを容易に接続することができるユニット式建築物にお
ける住戸ユニットの接続構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のユニット式建築
物における住戸ユニットの接続構造は、4隅に垂直に配
置された柱体と、この柱体の上端部及び下端部で柱体ど
うしの間に架け渡された梁体とからボックス状に形成さ
れてなる住戸ユニットが前後左右上下に複数個隣接して
配置されかつ接続されてなるユニット集合体が2以上当
接され、当接されたユニット集合体どうしがその対向面
において接続されてなるユニット式建築物において、同
一のユニット集合体に属しかつ同一階で隣接して前記の
対向面を構成する住戸ユニットのそれぞれ対向面側で隣
接する柱体どうしが、それぞれの上端部に架け渡された
板状の第一の接続金物により接続され、異なるユニット
集合体に属しかつ相対して前記の対向面を構成する住戸
ユニットのそれぞれ対向面側で対向する梁体どうしが、
それぞれの上面に架け渡された板状の第二の接続金物に
より接続され、これらの第一および第二の接続金物が、
上下に配置された住戸ユニットに挟持されていることを
前記課題の解決手段とした。
【0015】
【作用】上記構成によれば、まず、先に建設されたユニ
ット集合体(ユニット集合体A)側の上記対向面を構成
しかつ同一階で隣接する住戸ユニットを、第一の接続金
物により接合した状態で上記ユニット集合体Aを建設す
る。そして、後から建設されるユニット集合体(ユニッ
ト集合体B)を建設する際に、ユニット集合体Bの一階
目の住戸ユニットを配置した段階で、第二の接続金物を
前記ユニット集合体Aの対向面の上下に配置された住戸
ユニットの梁体の間に挿入すると共に、ユニット集合体
Bの対向面に配置された一階目の住戸ユニットの梁体上
に架け渡す。この際に、ユニット集合体Aの上下に配置
された住戸ユニットの柱体の間には、第一の接続金物が
挟持されているので、上下に配置された住戸ユニットの
梁体の間に第二の接続金物を挿入するための隙間が形成
されている。次に、ユニット集合体Bの一階目の住戸ユ
ニットの上に二階目の住戸ユニットを配置し、各住戸ユ
ニットと第二の接続金物をボルト等により接合する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図3は、本実施例のユニット式建築物
における住戸ユニット10の接続構造を示すものであっ
て、この住戸ユニット10の接続構造は、図3に示すよ
うに、一つのユニット式建築物を建設するにあたって、
ユニット式建築物を複数のユニット集合体A、Bに分け
て、各ユニット集合体A、Bを順次建設する際に適用さ
れるものである。
【0017】すなわち、本実施例の接続構造は、住戸ユ
ニットが前後左右上下に複数個隣接して配置されかつ接
続されててなる二つのユニット集合体A、Bが当接さ
れ、当接されたユニット集合体A、Bどうしがその対向
面Mにおいて接続されてなるユニット式建築物であり、
ユニット集合体A、B毎に、順次、住戸ユニット10を
クレーンC等により積み上げ、接続して建築する際に、
ユニット集合体Aに属しユニット集合体Bとの対向面M
を構成する住戸ユニット10に、後から建設するユニッ
ト集合体Bに属しユニット集合体Aとの対向面Mを構成
する住戸ユニット10を接続しながら建設する建設方法
において用いられるものである。そして、先に建設され
たユニット集合体Aの接続部分の住戸ユニット10と後
から建設されるユニット集合体Bの接続部分の住戸ユニ
ット10を接続するためのものである。
【0018】そして、住戸ユニット10、10…の接続
構造は、図1に示すように、同一のユニット集合体(A
またはB)に属しかつ同一階に隣接して前記の対向面M
を構成する住戸ユニット10、10のそれぞれ対向面M
側で隣接する柱体14、14どうしが、それぞれの上端
部に架け渡された板状の第一の接続金物11により接続
され、異なる住戸ユニット集合体(AまたはB)に属し
かつ相対して前記の対向面Mを構成する住戸ユニット1
0、10のそれぞれ対向面M側で対向する梁体15、1
5どうしが、それぞれの上面に架け渡された板状の第二
の接続金物12により接続されて構成される。
【0019】なお、ここで住戸ユニット10の構造につ
いて簡単に説明すると、住戸ユニット10は、その全体
の形状がボックス型のものであって、図2に示すよう
に、ボックス型の住戸ユニット10の4隅にそれぞれ垂
直に配置された角型鋼管からなる柱体14…と、これら
柱体14…の上下端部において、柱体14…間に架け渡
されたチャンネル型鋼からなる8本の梁体15…を主体
として構成されたものである(図2には、一箇所に接続
された4戸の住戸ユニット10…の中心部だけを図
示)。また、柱体14と梁体15とは、取付金物16お
よび取付金物17を介して溶接により接続されている。
【0020】そして、柱体14の上端部及びに前記取付
金物16の上端部には、住戸ユニット10を上下に接続
するためのアンカーボルト18が第一の接続金物11の
上面に突出した状態で固定されている。また、柱体14
及び取付金物16の下端部には、前記アンカーボルト1
8が挿入される挿入孔(図示略)が形成されている。
【0021】前記第一の接続金物11は、図1に示すよ
うに、隣接する2本の柱体14、14と、この柱体1
4、14にそれぞれ取り付けられた取付金物16のアン
カーボルト18を挿通するための挿通孔(図1にアンカ
ーボルト18が挿通された状態で図示)が形成されてい
る。
【0022】そして、第一の接続金物11は、同一のユ
ニット集合体(AまたはB)内で対向面Mを構成しかつ
左右に隣接する住戸ユニット10、10の、それぞれ対
向面M側で互いに隣接する柱体14、14の上面に架け
渡されて配置され、前記挿通孔にアンカーボルト18が
挿通されるようになっている。
【0023】この状態で下段の左右に隣接する住戸ユニ
ット10、10上にそれぞれ上段の住戸ユニット10、
10を載せて、これら住戸ユニット10、10の柱体1
4…の下端の挿通孔に前記アンカーボルト18を挿通す
ると共にアンカーボルト18にナット(図示略)を螺合
して柱体14、14どうしを上下に接続することによ
り、第一の接続金物11が上下の柱体14に挟持される
と共に、同一ユニット集合体(AまたはB)の対向面左
右に隣接する住戸ユニット10、10どうしが上記第一
の接続金物11によって接続されるようになっている。
【0024】また、第一の接続金物11は、各ユニット
集合体A、Bの対向面Mを構成するユニット集合体10
…に取り付けられた状態で、各ユニット集合体A、Bの
対向面M側にほとんど突出しないようになっている。
【0025】前記第二の接続金物12は、図1に示すよ
うに、その両端部にボルトを挿通するための二つずつの
挿通孔12a…が設けられた矩形板状の板体である。そ
して、第二の接続金物12は、隣接するユニット集合体
A、Bの互いの対向面Mにおいて対向する住戸ユニット
10、10の梁体15、15どうしの上面の間に架け渡
されている。そして、第二の接続金物12は、梁体15
上面の柱体14の近傍、すなわち、住戸ユニット10の
左右の位置にそれぞれ設置されるようになっている。
【0026】また、前記住戸ユニット10の上に住戸ユ
ニット10を配置した状態で、上下に隣接する梁体1
5、15と、その間に挟持された状態の第二の接続金物
12とが、前記第二の接続金物12の挿通孔12aを挿
通して、これら梁体15、15と第二の接続金物12と
を貫通するボルト(図示略)により締結されるようにな
っている。なお、上記梁体15、15には、前記ボルト
を挿通するための挿通孔(図示略)が形成されている。
【0027】次に、ユニット集合体A、Bどうしの対向
面Mにおける住戸ユニット10、10の接続方法及び作
用について説明する。まず、先に建設されるユニット集
合体Aが、住戸ユニット10…をクレーンCにより積み
上げることにより建設される。この際に、ユニット集合
体Aのユニット集合体Bとの対向面Mにおいて同一階で
隣接する住戸ユニット10、10の隣接する柱体間に第
一の接続金物11が架け渡されると共に、第一の接続金
物11の上に、さらに住戸ユニット10、10が設置さ
れ、第一の接続金物11が上下の住戸ユニット10、1
0の間に挟持された状態となる。
【0028】また、上下に接合される住戸ユニット1
0、10間には、第一の接続金物11による隙間が形成
される。そして、上述の作業を繰り返して、ユニット集
合体Aの組立作業を行なう。以上のように、ユニット集
合体Aを建築した段階では、まだ、第二の接続金物12
が使用されておらず、ユニット集合体Aからユニット集
合体Bに向かって延出する接続金物がないので、ユニッ
ト集合体Bの住戸ユニット10をクレーンCにより真上
から降ろして隣接配置することが可能となる。
【0029】次にユニット集合体Bの住戸ユニット10
の一階部分を配置した段階で、第二の接続金物12の一
端部をユニット集合体Aの一階と二階の住戸ユニット1
0、10どうしの隙間に挿入すると共に、接続金物12
の他端部をユニット集合体B側の一階部分の住戸ユニッ
ト10の天井側の梁体15の上面に延出させる。この際
に、ユニット集合体B側の対向面Mにおいて左右に隣接
する柱体14、14は、ユニット集合体A側の住戸ユニ
ット10…と同様に第一の接続金物11で接続される。
そして、ユニット集合体B側の2階部分の住戸ユニット
10を設置する。
【0030】次に、ユニット集合体A及びユニット集合
体Bの接続部分の各住戸ユニット10、10において、
上下の住戸ユニット10に挟持された第二の接続金物
を、下側の住戸ユニット10の天井側の梁体15と、上
側の住戸ユニット10の床側の梁体15と、第二の接続
金物12とをボルトにより締結し、ユニット集合体A側
の住戸ユニット10と、ユニット集合体B側の住戸ユニ
ット10を接続する。
【0031】上述のようにしてユニット集合体B側の住
戸ユニット10を積み上げていき、ユニット集合体Bの
組立を行ないユニット式建築物を建築する。なお、上記
ユニット集合体Aとユニット集合体Bの接続部分以外の
住戸ユニット10は、従来と略同様の接合金物により接
合されるようになっている。
【0032】なお、上記建築方法においては、ユニット
集合体B側の住戸ユニット10を一段積み上げるごと
に、第二の接続金物12をユニット集合体Aとユニット
集合体Bとの間で架け渡すようにしたが、ユニット集合
体B側の上下の住戸ユニット10、10間にも第一の接
続金物11による隙間が形成されているので、ユニット
集合体B側の住戸ユニット10…を全部積み上げた段階
で、ユニット集合体A及びユニット集合体Bの上下の住
戸ユニット10の隙間に、第二の接続金物12を挿入し
て梁体15、15と締結し、ユニット集合体A側の住戸
ユニット10とユニット集合体B側の住戸ユニット10
を接続するようにしても良い。
【0033】以上、説明したように、本実施例のユニッ
ト式建築物における住戸ユニットの接続構造によれば、
接続金物が、ユニット集合体Aとユニット集合体Bとの
対向面Mにおいてそれぞれ同一のユニット集合体に属し
かつ同一階で隣接する住戸ユニット10、10を接続す
る第一の接続金物11と、ユニット集合体Aとユニット
集合体Bとの間に架け渡された第二の接続金物12とに
分けられ、かつ第一の接続金物11が上下の住戸ユニッ
ト10、10に挟持される構成としたことにより、ユニ
ット集合体Aを建築する段階で、ユニット集合体Aの対
向面Mの上下の住戸ユニット10、10の間には、第一
の接続金物11をスペーサーとする隙間が形成され、そ
の隙間に後から第二の接続金物12を挿入することがで
きる。従って、ユニット集合体B側の住戸ユニット10
を、クレーン等により吊り上げて設置した後に、その上
に配置される第二の接続金物12を、ユニット集合体A
側の上下の住戸ユニット10、10の間に挿入して設置
することができるので、従来例のように接続金物が、ユ
ニット集合体B側の住戸ユニット10…を設置する際の
邪魔になることがない。
【0034】なお、本発明の中高層建築物の構造は、前
記実施例に限られるものではなく、各部材の形状、寸
法、材質等の具体的構成要件は、実施に当たり適宜変更
可能である。また、前記実施例では、住戸ユニット10
は、いわゆる骨組みだけで構成された形態とされている
が、住戸ユニット10内部に、バスユニット、サニタリ
ーユニット、間仕切り家具など内装部材を予め組み付け
るような構成としても良いことは言うまでもない。ま
た、住戸ユニット10として、建築物の架構だけを模式
的に示したが、各住戸ユニット10には、耐火被覆等の
施工がされることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のユ
ニット式建築物における住戸ユニットの接続構造によれ
ば、一つの建築物を複数のユニット集合体に分けて、各
ユニット集合体毎に順次建築していく際に、後から建設
されるユニット集合体の住戸ユニットを容易に隣接して
設置して先に建設されるユニット集合体と接続すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例のユニット式建築物における住戸ユ
ニットの接続構造を用いた建築の概略を示す側面図であ
る。
【図2】上記住戸ユニットの接続構造を示す要部斜視図
である。
【図3】上記実施例のユニット式建築物の建築方法の概
略を示す側面図である。
【図4】上記従来の技術の中高層建築物を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 住戸ユニット 11 第一の接続金物 12 第二の接続金物 14 柱体 15 梁体 A 先に建設されるユニット集合体 B 後から建設されるユニット集合体 M ユニット集合体の対向面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4隅に垂直に配置された柱体と、この柱
    体の上端部及び下端部で柱体どうしの間に架け渡された
    梁体とからボックス状に形成されてなる住戸ユニットが
    前後左右上下に複数個隣接して配置されかつ接続されて
    なる住戸ユニット集合体が2以上当接され、当接された
    住戸ユニット集合体どうしがその対向面において接続さ
    れてなるユニット式建築物において、 同一の住戸ユニット集合体に属しかつ同一階で隣接して
    前記の対向面を構成する住戸ユニットのそれぞれ対向面
    側で隣接する柱体どうしが、それぞれの上端部に架け渡
    された板状の第一の接続金物により接続され、 異なる住戸ユニット集合体に属しかつ相対して前記の対
    向面を構成する住戸ユニットのそれぞれ対向面側で対向
    する梁体どうしが、それぞれの上面に架け渡された板状
    の第二の接続金物により接続され、 これらの第一および第二の接続金物が、上下に配置され
    た住戸ユニットに挟持されたことを特徴とするユニット
    式建築物における住戸ユニットの接続構造。
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