JP2550412Y2 - リクライニングシート - Google Patents

リクライニングシート

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JP2550412Y2
JP2550412Y2 JP9218391U JP9218391U JP2550412Y2 JP 2550412 Y2 JP2550412 Y2 JP 2550412Y2 JP 9218391 U JP9218391 U JP 9218391U JP 9218391 U JP9218391 U JP 9218391U JP 2550412 Y2 JP2550412 Y2 JP 2550412Y2
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JP
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seat
reclining
turnbuckle
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tip
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博治 末永
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Araco Corp
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシートクッションとシー
トバックとを前後方向に回動可能に組み付けられて、シ
ートバックの前後方向の傾角が調節可能なリクライニン
グシートに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示したように、シートクッション
31と、このシートクッション31の後端部に下端をリ
クライニングアジャスタ33を用いて前後方向へ回動可
能に組み付けたシートバック30とで構成されたリクラ
イニングシートは従来より一般に知られている。そして
このリクライニングシートにはシートベルト32がバッ
ク側固定点34とクッション側固定点35で取り付けら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前方車両衝
突時にはこのリクライニングシートに着座している乗員
の身体は前方に動こうとするためシートベルト32には
大きな荷重(約1.6トン)がかかり、シートベルト3
2に大きな張力Tが発生する。この張力Tの大部分はバ
ック側固定点34に作用するため、リクライニングアジ
ャスタ33に負荷される曲げモーメントMはリクライニ
ングアジャスタ33とバック側固定点34間の長さを
l、シートバック30とシートベルト32のなす角度を
θとした場合に、M=Tcos(90−θ)×lの大き
さとなり、このモーメントに耐えるため従来ではリクラ
イニングアジャスタ33として非常に強度の高いものを
用いる必要があった。また、シートバックフレーム30
aも衝撃に耐えうる十分な強度を備える必要があった。
そこで本考案は、シートベルト32のバック側固定点3
4に加わる荷重を効果的にクッション側に伝えて従来の
シートバックフレーム30aやリクライニングアジャス
タ33にかかる大きな曲げモーメントの発生を防ぎ、シ
ートバックフレーム30aやリクライニングアジャスタ
33の簡素化、軽量化を図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案のリクライニングシートは、シートクッション
の後端部に下端部を前後方向へ回動可能に組み付けたシ
ートバックを前後方向の傾角を調整可能に支持するリク
ライニングアジャスタとして自己長さの伸縮機能を有す
る連結機構を採用し、この連結機構の各端部を前記シー
トクッションとシートバックの各側部の中間部に回動可
能に連結したことを特徴とするものである。そして前記
連結機構としてターンバックルを採用し、このターンバ
ックルを構成するナットに同軸的に進退可能に螺合する
一対のシャフトの一方に設けた先端ロッド部が他方に設
けた先端筒部内に軸方向へ摺動可能に嵌合されて、これ
ら両シャフトが互いに同軸的に支持されていることを特
徴とするものである。
【0005】
【考案の作用・効果】このように自己長さの伸縮機能を
有する連結機構をリクライニングアジャスタとして採用
し、この連結機構をシートクッションとシートバックに
懸架して設けたことにより、車両衝突時等にシートベル
トのバック側固定点に加わる荷重を連結機構を介して効
果的にクッション側に伝えることができ、従来のシート
バックフレームやリクライニングアジャスタにかかる大
きな曲げモーメントの発生が抑えられる。また、シート
バックとシートクッションとを回動可能に組み付けてい
た従来のリクライニングアジャスタを用いなくても、本
考案の連結機構はその伸縮機構によりリクライニングシ
ートの前後方向の傾斜角を調節することができるので、
この連結機構の採用により従来のリクライニングアジャ
スタをシートバックの角度調節機能を有していないヒン
ジ部とすることができる。従って本考案は従来のシート
バックフレームやリクライニングアジャスタを軽量化及
び簡素化でき、ひいてはこれら部材の低コスト化が可能
となる。
【0006】そして、自己長さの伸縮機能を有する連結
機構としてターンバックルを採用した場合、このターン
バックルのナット内で一方のシャフトの先端部に設けた
先端ロッド部を他方のシャフトの先端部に形成した先端
筒部に出し入れ自在に挿入できる構成とすればターンバ
ックルの強度は飛躍的に向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案にかかるリクライニングシートの
分解斜視図であり、この図においてシートバックフレー
ム10、シートクッションフレーム11、シートベルト
12及び自己連結機構としてのターンバックル13を主
要構成部材としている。シートクッションフレーム11
の後端部とシートバックフレーム10の下端部とはウエ
ーブワッシャ14,16を介してボルト15,17によ
り回動可能に組み付けられており、ターンバックル13
はシートクッションフレーム11とシートバックフレー
ム10の左右一側の中間点にその両端を回動可能に固定
されてシートバックフレーム10の前後方向の傾斜角を
任意の角度に保てるように支持して設けられている。
【0008】シートベルト12はシートクッションフレ
ーム11の左右のうちの一方の側面中間部にベルトアン
カー18を取り付け、そのベルトアンカー18を取り付
けた側のシートバックフレーム10の上端部にシートベ
ルト12の巻取り装置19を取り付けて装着されてお
り、着座時にはシートベルト12を摺動可能に通したタ
ング20を、シートクッションフレーム11のベルトア
ンカー18を取り付けていない側の側面中間部に取り付
けたバックル21に着脱可能に係合させて使用されるも
のである。
【0009】次に図1に示したターンバックル13の構
造を図2の側面図及び図3の断面図を用いて詳細に説明
する。このターンバックル13は、シートバックフレー
ム10に取り付けたアッパシャフト22と、シートクッ
ションフレーム11に取り付けたロアシャフト23と、
ナット24とを主要構成部材としており、アッパシャフ
ト22及びロアシャフト23のフレーム10,11に固
定されていない側の先端部にきってある右ネジ部22a
と左ネジ部23aが、ナット24の内ネジ部に進退可能
に螺入している。ナット24を覆っている筒状のグリッ
プ25はゴムや合成樹脂等の柔らかい感触の材料からな
り、この実施例では見た目を考慮してアッパシャフト2
2とロアシャフト23のネジ部22a,23aが隠れる
長さになっている。従ってグリップ25を手で回転させ
ることによりこれと一体的にナット24が回転して、ナ
ット24に螺合しているアッパシャフト22とロアシャ
フト23は互いに近づく方向、もしくは離れる方向に進
退し、ターンバックル13の全長が変化する。そしてシ
ートクッションフレーム11とシートバックフレーム1
0は回動可能に組み付けられているためその間に懸架し
て設けたターンバックル13の長さを調節することによ
りシートバックの傾斜角を任意に変化させることができ
る。
【0010】このような構成によれば、シートバックと
シートクッションとを回動可能に組み付けていた従来の
リクライニングアジャスタを用いなくてもよいので、リ
クライニングシートを軽量化及び簡素化でき、低コスト
化が可能となるそして、車両衝突時等にシートベルト1
2のバック側固定点である巻取り装置19に加わる荷重
をターンバックル13を介して効果的にクッション側に
伝えることができ、従来のシートバックフレームやリク
ライニングアジャスタにかかる大きな曲げモーメントの
発生が抑えられる。
【0011】なお、この実施例のターンバックル13で
はアッパシャフト22のネジ部22a側の先端部に突出
させてネジ部の径よりも小さい径の先端ロッド部22b
を設け、一方ロアシャフト23のネジ部23a側の先端
部を筒状にして内部に先端筒部23bを形成して、ナッ
ト24を回転させてターンバックル13の長さが短くな
るときにはこの先端筒部23bの中に先端ロッド部22
bがスライドして深く入り、ターンバックル13の長さ
が長くなるときには先端筒部23bから先端ロッド部2
2bがスライドして出て来るように形成されている。従
ってアッパシャフト22のネジ部22aとロアシャフト
23のネジ部23aとの間で先端ロッド部22bと先端
筒部23bとが互いに補強部材として機能し、ターンバ
ックル13の強度が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例であるリクライニングシー
トの分解斜視図である。
【図2】 図1に示したターンバックルの斜視図であ
る。
【図3】 図1に示したターンバックルの断面図であ
る。
【図4】 従来のリクライニングシートの斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…シートバックフレーム、11…シートクッション
フレーム、12…シートベルト、13…ターンバック
ル、19…巻取り装置、22…アッパシャフト、22a
…ネジ部、22b…先端ロッド部、23…ロアシャフ
ト、23a…ネジ部、23b…先端筒部、24…ナッ
ト、25…グリップ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションの後端部に下端部を前後
    方向へ回動可能に組み付けたシートバックを前後方向の
    傾角を調整可能に支持するリクライニングアジャスタと
    して自己長さの伸縮機能を有する連結機構を採用し、こ
    の連結機構の各端部を前記シートクッションとシートバ
    ックの各側部の中間部に回動可能に連結したことを特徴
    とするリクライニングシート。
  2. 【請求項2】前記連結機構がターンバックルであり、こ
    のターンバックルを構成するナットに同軸的に進退可能
    に螺合する一対のシャフトの一方に設けた先端ロッド部
    が他方に設けた先端筒部内に軸方向へ摺動可能に嵌合さ
    れて、これら両シャフトが互いに同軸的に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のリクライニングシー
    ト。
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JPH0531649U JPH0531649U (ja) 1993-04-27
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