JP2550260B2 - 建築用成形板の製造法 - Google Patents
建築用成形板の製造法Info
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- JP2550260B2 JP2550260B2 JP4120213A JP12021392A JP2550260B2 JP 2550260 B2 JP2550260 B2 JP 2550260B2 JP 4120213 A JP4120213 A JP 4120213A JP 12021392 A JP12021392 A JP 12021392A JP 2550260 B2 JP2550260 B2 JP 2550260B2
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- Japan
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- plate
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- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面を化粧した建築用
成形板の製造法に関する。
成形板の製造法に関する。
【０００２】
【従来の技術】住宅の外装材に用いられるセメント成形
板は、底面を凹凸模様面にした成形型にモルタルを流し
込み、養生して硬化し、脱型して、表面を凹凸模様面に
したセメント成形板を成形する。
板は、底面を凹凸模様面にした成形型にモルタルを流し
込み、養生して硬化し、脱型して、表面を凹凸模様面に
したセメント成形板を成形する。
【０００３】セメント成形板の凹凸模様面には、着色用
の水性塗料を全面に塗布する。水性塗料の乾燥後、セメ
ント成形板の水性塗料塗布面をブラシを用いて水洗し、
水性塗料を擦り落とす。この際、セメント成形板の凹凸
模様面の凸部に塗布された水性塗料は、ほとんどを除去
するが、凹凸模様面の凹部に塗布された水性塗料は、一
部が残るように擦る。
の水性塗料を全面に塗布する。水性塗料の乾燥後、セメ
ント成形板の水性塗料塗布面をブラシを用いて水洗し、
水性塗料を擦り落とす。この際、セメント成形板の凹凸
模様面の凸部に塗布された水性塗料は、ほとんどを除去
するが、凹凸模様面の凹部に塗布された水性塗料は、一
部が残るように擦る。
【０００４】その後、セメント成形板の凹凸模様面に仕
上げ用透明塗料を塗布する。
上げ用透明塗料を塗布する。
【０００５】このようにして製造されたセメント成形板
は、凹凸模様面の凸部が着色されずに、凹凸模様面の凹
部が着色されている。
は、凹凸模様面の凸部が着色されずに、凹凸模様面の凹
部が着色されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の建築
用成形板の製造法は、セメント成形板の凹凸模様面に塗
布した水性塗料をブラシで擦り落とす水洗工程の能率が
悪く、表面を化粧した建築用成形板の生産性が低い。
用成形板の製造法は、セメント成形板の凹凸模様面に塗
布した水性塗料をブラシで擦り落とす水洗工程の能率が
悪く、表面を化粧した建築用成形板の生産性が低い。
【０００７】また、前記の建築用成形板は、凹凸模様面
の着色されていない凸部と着色されている凹部の間で着
色量が連続的に変化し難く、凹凸模様面の着色が人造的
な美感を呈する。自然石や木材のような自然物の美感を
呈しない。
の着色されていない凸部と着色されている凹部の間で着
色量が連続的に変化し難く、凹凸模様面の着色が人造的
な美感を呈する。自然石や木材のような自然物の美感を
呈しない。
【０００８】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
を解決することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形型の底面
の凹凸模様面に離型剤を付着し、離型剤の付着量を凹凸
模様面の凸部では凹凸模様面の凹部より多くし、離型剤
が付着した凹凸模様面に顔料を散布し、顔料を凹凸模様
面に高い部分程強く押し付けて、顔料を離型剤で凹凸模
様面に高い部分程多く付着し、凹凸模様面に付着してい
ない顔料を吸い取りや吹き飛ばし等により除去し、成形
型に原料を流し込み、硬化し、脱型して、表面を、顔料
が転写した凹凸模様面にした成形板を得ることを特徴と
する建築用成形板の製造法である。
の凹凸模様面に離型剤を付着し、離型剤の付着量を凹凸
模様面の凸部では凹凸模様面の凹部より多くし、離型剤
が付着した凹凸模様面に顔料を散布し、顔料を凹凸模様
面に高い部分程強く押し付けて、顔料を離型剤で凹凸模
様面に高い部分程多く付着し、凹凸模様面に付着してい
ない顔料を吸い取りや吹き飛ばし等により除去し、成形
型に原料を流し込み、硬化し、脱型して、表面を、顔料
が転写した凹凸模様面にした成形板を得ることを特徴と
する建築用成形板の製造法である。
【００１０】
【作用】本発明の建築用成形板の製造法においては、成
形型の底面の凹凸模様面に高い部分程多く付着した顔料
を、成形板の表面の凹凸模様面に転写するので、顔料が
表面の凹凸模様面に低い部分程多く付着した成形板が得
られる。この成形板は、表面の凹凸模様面の凸部と凹部
の間で顔料の付着量即ち着色量が連続的に変化し、表面
の凹凸模様面の着色が自然物の美感を呈する。
形型の底面の凹凸模様面に高い部分程多く付着した顔料
を、成形板の表面の凹凸模様面に転写するので、顔料が
表面の凹凸模様面に低い部分程多く付着した成形板が得
られる。この成形板は、表面の凹凸模様面の凸部と凹部
の間で顔料の付着量即ち着色量が連続的に変化し、表面
の凹凸模様面の着色が自然物の美感を呈する。
【００１１】また、凹凸模様面に付着していない顔料を
吸い取りや吹き飛ばし等により除去する工程は、能率が
良いので、表面を化粧した建築用成形板の生産性が高
い。
吸い取りや吹き飛ばし等により除去する工程は、能率が
良いので、表面を化粧した建築用成形板の生産性が高
い。
【００１２】
【発明の効果】本発明の建築用成形板の製造法において
は、表面の凹凸模様面の着色が自然物の美感を呈する建
築用成形板が能率よく製造される。
は、表面の凹凸模様面の着色が自然物の美感を呈する建
築用成形板が能率よく製造される。
【００１３】
【実施例】本例の建築用成形板の製造法において使用す
る成形型１は、図１に示すように、長方形板状の成形凹
部２の底面を、自然石の破断面を模倣した凹凸模様面３
に形成している。
る成形型１は、図１に示すように、長方形板状の成形凹
部２の底面を、自然石の破断面を模倣した凹凸模様面３
に形成している。
【００１４】成形型１は、水平に搬送され、図１に示す
ように、離型剤噴霧装置４の下を通過して、成形凹部２
の底面の凹凸模様面３や成形凹部２の側面等に油性の離
型剤ａがほぼ均一に噴霧される。
ように、離型剤噴霧装置４の下を通過して、成形凹部２
の底面の凹凸模様面３や成形凹部２の側面等に油性の離
型剤ａがほぼ均一に噴霧される。
【００１５】離型剤噴霧工程の後、成形型１は、図２に
示すように、塗布ロール５が塗布位置と待機位置の間を
昇降する離型剤塗布装置の下を通過し、凹凸模様面３の
凸部に、油性の離型剤ａが付着した布ロール５が当接し
て回転する。凹凸模様面３の凸部は、離型剤ａが噴霧さ
れた後に更に離型剤ａが塗布されて、離型剤ａの付着量
が凹凸模様面３の凹部より多くなる。
示すように、塗布ロール５が塗布位置と待機位置の間を
昇降する離型剤塗布装置の下を通過し、凹凸模様面３の
凸部に、油性の離型剤ａが付着した布ロール５が当接し
て回転する。凹凸模様面３の凸部は、離型剤ａが噴霧さ
れた後に更に離型剤ａが塗布されて、離型剤ａの付着量
が凹凸模様面３の凹部より多くなる。
【００１６】離型剤塗布工程の後、成形型１は、図３に
示すように、顔料を入れた金網ロール６が回転する顔料
散布装置の下を通過して、離型剤ａ付きの凹凸模様面３
の全面に無機顔料ｂがほぼ均一に散布される。
示すように、顔料を入れた金網ロール６が回転する顔料
散布装置の下を通過して、離型剤ａ付きの凹凸模様面３
の全面に無機顔料ｂがほぼ均一に散布される。
【００１７】顔料散布工程の後、成形型１は、図４に示
すように、ブラッシングロール７が当接位置と待機位置
の間を昇降する顔料付着装置の下を通過し、離型剤ａ付
きの凹凸模様面３を被覆した顔料ｂにブラッシングロー
ル７が当接して回転する。顔料ｂは、ブラッシングロー
ル７で凹凸模様面３に押し付けられて、離型剤ａによっ
て凹凸模様面３に付着する。凹凸模様面３の高い部分上
の顔料ｂ程強く押し付けられて多く付着する。
すように、ブラッシングロール７が当接位置と待機位置
の間を昇降する顔料付着装置の下を通過し、離型剤ａ付
きの凹凸模様面３を被覆した顔料ｂにブラッシングロー
ル７が当接して回転する。顔料ｂは、ブラッシングロー
ル７で凹凸模様面３に押し付けられて、離型剤ａによっ
て凹凸模様面３に付着する。凹凸模様面３の高い部分上
の顔料ｂ程強く押し付けられて多く付着する。
【００１８】顔料付着工程の後、成形型１は、図５に示
すように、吸引ノズル８が吸引位置と待機位置の間を昇
降する顔料除去装置の下を通過し、凹凸模様面３に十分
に付着していない顔料ｂが吸い取られて凹凸模様面３上
から除去される。
すように、吸引ノズル８が吸引位置と待機位置の間を昇
降する顔料除去装置の下を通過し、凹凸模様面３に十分
に付着していない顔料ｂが吸い取られて凹凸模様面３上
から除去される。
【００１９】顔料吸取工程の後、成形工程に至り、図６
に示すように、成形型１の成形凹部２に、補強用繊維を
混入したセメントモルタルｃを流し込み、養生して硬化
し、脱型して、繊維補強セメント成形板を得る。
に示すように、成形型１の成形凹部２に、補強用繊維を
混入したセメントモルタルｃを流し込み、養生して硬化
し、脱型して、繊維補強セメント成形板を得る。
【００２０】この繊維補強セメント成形板ｄは、図７に
示すように、表面が凹凸模様面９に成形され、その凹凸
模様面９に顔料ｂが転写されて付着し、顔料ｂの付着量
が凹凸模様面９の低い部分程多く、凹凸模様面９の凸部
と凹部の間で顔料ｂの付着量即ち着色量が連続的に変化
し、凹凸模様面９の形状と着色が自然石の破断面を模倣
している。
示すように、表面が凹凸模様面９に成形され、その凹凸
模様面９に顔料ｂが転写されて付着し、顔料ｂの付着量
が凹凸模様面９の低い部分程多く、凹凸模様面９の凸部
と凹部の間で顔料ｂの付着量即ち着色量が連続的に変化
し、凹凸模様面９の形状と着色が自然石の破断面を模倣
している。
【００２１】成形工程の後、実加工工程に至り、繊維補
強セメント成形板ｄは、図８に示すように、側面に実加
工を施して、建築用成形板ｅになる。この建築用成形板
ｅは、表面が自然石の美感を呈し、住宅の外装材に用い
られる。
強セメント成形板ｄは、図８に示すように、側面に実加
工を施して、建築用成形板ｅになる。この建築用成形板
ｅは、表面が自然石の美感を呈し、住宅の外装材に用い
られる。
【図１】本発明の実施例の建築用成形板の製造法におけ
る離型剤噴霧工程の概略縦断面図である。
る離型剤噴霧工程の概略縦断面図である。
【図２】同例の建築用成形板の製造法における離型剤塗
布工程の概略縦断面図である。
布工程の概略縦断面図である。
【図３】同例の建築用成形板の製造法における顔料散布
工程の概略縦断面図である。
工程の概略縦断面図である。
【図４】同例の建築用成形板の製造法における顔料付着
工程の概略縦断面図である。
工程の概略縦断面図である。
【図５】同例の建築用成形板の製造法における顔料吸取
工程の概略縦断面図である。
工程の概略縦断面図である。
【図６】同例の建築用成形板の製造法における成形工程
の概略縦断面図である。
の概略縦断面図である。
【図７】同例の建築用成形板の製造法における成形板の
概略縦断面図である。
概略縦断面図である。
【図８】同例の建築用成形板の概略縦断面図である。
１ 成形型 ３ 成形型の凹凸模様面 ９ 繊維補強セメント成形板の凹凸模様面，建築用成形
板の凹凸模様面 ａ 離型剤 ｂ 無機顔料 ｃ 原料，補強用繊維混入セメントモルタル ｄ 繊維補強セメント成形板 ｅ 建築用成形板
板の凹凸模様面 ａ 離型剤 ｂ 無機顔料 ｃ 原料，補強用繊維混入セメントモルタル ｄ 繊維補強セメント成形板 ｅ 建築用成形板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｇ 9/10 １０１ Ｅ０４Ｇ 9/10 １０１
Claims (1)
- 【請求項１】 成形型の底面の凹凸模様面に離型剤を付
着し、離型剤の付着量を凹凸模様面の凸部では凹凸模様
面の凹部より多くし、 離型剤が付着した凹凸模様面に顔料を散布し、顔料を凹
凸模様面に高い部分程強く押し付けて、顔料を離型剤で
凹凸模様面に高い部分程多く付着し、凹凸模様面に付着
していない顔料を吸い取りや吹き飛ばし等により除去
し、 成形型に原料を流し込み、硬化し、脱型して、表面を、
顔料が転写した凹凸模様面にした成形板を得ることを特
徴とする建築用成形板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120213A JP2550260B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 建築用成形板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120213A JP2550260B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 建築用成形板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309621A JPH05309621A (ja) | 1993-11-22 |
| JP2550260B2 true JP2550260B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=14780699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4120213A Expired - Lifetime JP2550260B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 建築用成形板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550260B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3521883B2 (ja) * | 2001-05-16 | 2004-04-26 | ニチハ株式会社 | 着色建築板及びその製造方法 |
| JP3521890B2 (ja) * | 2001-06-25 | 2004-04-26 | ニチハ株式会社 | 着色建築板の製造方法 |
| JP4567997B2 (ja) * | 2004-03-16 | 2010-10-27 | ニチハ株式会社 | 無機質化粧板の製造方法 |
| JP5640392B2 (ja) * | 2010-02-16 | 2014-12-17 | 株式会社大林組 | 目地状模様を有したセメント組成体の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP4120213A patent/JP2550260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05309621A (ja) | 1993-11-22 |
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