JP2549349B2 - シェル型静電複写機 - Google Patents

シェル型静電複写機

Info

Publication number
JP2549349B2
JP2549349B2 JP6259700A JP25970094A JP2549349B2 JP 2549349 B2 JP2549349 B2 JP 2549349B2 JP 6259700 A JP6259700 A JP 6259700A JP 25970094 A JP25970094 A JP 25970094A JP 2549349 B2 JP2549349 B2 JP 2549349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support frame
frame
support
center axis
copy paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6259700A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08101621A (ja
Inventor
彬武 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP6259700A priority Critical patent/JP2549349B2/ja
Publication of JPH08101621A publication Critical patent/JPH08101621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549349B2 publication Critical patent/JP2549349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シェル型と称される静
電複写機、更に詳しくは開閉自在な上部支持枠体を具備
する静電複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く下部支持枠体とこの下部支持
枠体に開位置と閉位置との間を旋回自在に装着された、
シェル型と称される静電複写機が提案され実用に供され
ている。かようなシェル型静電複写機においては、一般
に、上部支持枠体を旋回させて開位置にせしめると、複
写紙搬送径路の大部分が開放され、それ故に、複写紙搬
送径路において複写紙が詰まった場合に、詰まった複写
紙を容易に取り出すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、従来のシェル
型静電複写機においては、現像装置が上部支持枠体に装
着されていて、上部支持枠体の開閉動に付随して移動
し、従って現像装置へトナー粒子を補給する際には、例
えば複写機の前面側から古いトナーカートリッジを引抜
いて新しいトナーカートリッジを挿入することが必要で
あり、かようなトナー粒子補給方式にはトナー粒子の補
給が前後方向に不均一になる虞がある。また、周表面に
感光体が配設されている、回転ドラムの如き無端状支持
部材も上部支持枠体に装着されていて、上部支持枠体の
開閉動に付随して移動し、従って上部支持枠体を開動せ
しめても、無端状支持部材の上面部を目視することが困
難である。一般に、感光体上から残留トナーを除去する
ためのクリーニング装置の作用をチェックする場合には
無端状支持部材の上面部において感光体の表面をチェッ
クすることが必要であり、従ってクリーニング作用のチ
ェックが困難である。本発明は上記事実に鑑みてなされ
たものであり、その技術的解決課題は、従来のシェル型
静電複写機の利点を損なうことなく維持し、且つ回転ド
ラムの如き無端状支持部材及び現像装置における磁気ブ
ラシ機構の駆動に不都合を生成せしめる等の別個の問題
を付随せしめることなく、従来のシェル型静電複写機に
おける上記問題を解決することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明においては、(イ)下部支持枠体に対する上
部支持枠体の旋回中心軸線即ち第1の旋回軸線に対して
実質上平行に延びる第2の旋回中心軸線を中心として旋
回自在に支持ユニット枠を下部支持枠体に装着し、
(ロ)この支持ユニット枠に無端状支持部材及び現像装
置を装着し、(ハ)上記支持ユニット枠を上部支持枠体
に連結して、上部支持枠体が上記第1の旋回中心軸線を
中心として旋回せしめられると、この上部支持枠体の旋
回に付随して支持ユニット枠も上記第2の旋回中心軸線
を中心として旋回せしめられるように構成し、(ニ)回
転中心軸線を上記第2の旋回中心軸線と合致せしめて回
転伝動部材を回転自在に装着し、支持ユニット枠に装着
された現像装置における磁気ブラシ機構及び回転ドラム
の如き無端状支持部材を下部支持枠体に装着された回転
駆動源に上記回転伝動部材を介して駆動連結する。
【0005】即ち、本発明によれば、下部支持枠体及び
第1の旋回中心軸線を中心として開位置と閉位置との間
を旋回自在に該下部支持枠体に装着された上部支持枠体
から構成された支持構造体と、周表面の少なくとも一部
に感光体が配設された無端状支持部材と、該感光体の表
面に形成された静電潜像を現像するための、磁気ブラシ
機構を含む現像装置と、複写紙を該支持構造体の一端側
から他端側に導くための複写紙搬送機構と、を具備する
シェル型静電複写機において、該下部支持枠体には該第
1の旋回中心軸線に実質上平行に延びる第2の旋回中心
軸線を中心として旋回自在に支持ユニット枠が装着さ
れ、該支持ユニット枠体には該無端状支持部材と該現像
装置が装着されており、該支持ユニット枠は該上部支持
枠体に連結されていて、該上部支持枠体を該第1の旋回
中心軸線を中心として旋回せしめると、該上部支持枠体
の旋回に付随して該支持ユニット枠が該第2の旋回中心
軸線を中心として旋回せしめられるように構成されてお
り、該下部支持枠体には回転駆動源が配設されており、
該現像装置の該磁気ブラシ機構及び該無端状支持部材は
回転伝動部材を介して該回転駆動源に駆動連結されてお
り、該回転伝動部材の回転中心軸線は該第2の旋回中心
軸線に合致せしめられている、ことを特徴とするシェル
型静電複写機が提供される。
【0006】該第1の旋回中心軸線は該支持構造体の該
他端側に配置され、該第2の旋回中心軸線は該支持構造
体の該一端側である該支持ユニット枠の一端側に配置さ
れ、該支持ユニット枠の他端側が該上部支持枠体に連結
されており、該上部支持枠体を該第1の旋回中心軸線を
中心として旋回せしめると、該支持ユニット枠は該第2
の旋回中心軸線を中心として該上部支持枠体とは反対方
向に旋回せしめられる、のが好ましい。
【0007】
【作用】本発明のシェル型静電複写機においては、第1
の旋回中心軸線を中心として上部支持枠体を旋回せしめ
ると、これに付随して支持ユニット枠が第2の旋回中心
軸線を中心として旋回せしめられ、従って支持ユニット
枠体の装着されている無端状支持部材及び現像装置を下
部支持枠体と上部支持枠体との双方から部分的に離隔せ
しめてこれらの所要部位を露呈せしめることができ、か
くして現像装置へのトナー粒子の補給或いは無端状支持
部材の上面部の目視を充分容易に遂行するとができる。
回転伝動部材の回転中心軸線は支持ユニット枠の旋回中
心軸線である第2の旋回中心軸線と合致せしめられてい
る故に、支持ユニット枠の旋回に起因して回転駆動源と
回転伝動部材との間の駆動連結或いは回転伝動部材と現
像装置の磁気ブラシ機構及び無端状支持部材との駆動連
結が毀損されることはない。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成されたシェル型静電複写機の一実施例を説明する。
【0009】まず、静電複写機の概略断図面である図1
を参照して、図示のシェル型静電複写機の全体の構成を
概説する。図示の静電複写機は、全体を番号2で示すハ
ウジングを有する。このハウジング2の上面には、複写
すべき原稿が載置される透明板4が配設されている。ま
た、ハウジング2の上面上には、透明板4及びその上に
載置される原稿を覆うための開閉自在な原稿押え6が装
着されている(図1においては、原稿押え6は透明板4
を覆った閉位置で図示されている)。
【0010】ハウジング2内は水平板7によって上部空
間と下部空間に区画されており、下部空間の略中央上部
には無端状支持部材が配設されている。図示の実施例に
おいては、無端状支持部材は所謂回転ドラム8から構成
され、この回転ドラム8の周表面の少なくとも一部、通
常はその全周面に感光体が配設されている。回転ドラム
8に代えて、それ自体周知の無端状ベルトから無端状支
持部材を構成することもできる。矢印10で示す方向に
回転せしめられる回転ドラム8の周囲には、その回転方
向に見て順次に、充電域12、露光域14、現像域1
6、転写域18、剥離域20及びクリーニング域22が
配設されている。充電域12には充電用コロナ放電器2
4が配設され、現像域16には適宜の現像装置26が配
設され、転写域18には転写用コロナ放電器28が配設
され、剥離域20には剥離用コロナ放電器30が配設さ
れ、そしてクリーニング域22にはクリーニング装置3
2が配設されている。図示の現像装置26は、トナー粒
子とキャリア粒子から成る現像剤が収容される現像容器
34を備え、現像容器34内の回転ドラム8に対向する
部位には所定方向に回動される磁気ブラシ機構36が配
設されている。この現像容器34内には、現像剤を攪拌
するための攪拌機構38も配設されている。現像容器3
4の上面には開口が形成され、この開口部にはトナー粒
子収容容器40が装着されている。トナー粒子収容容器
40の上面は開放されており、この上面開口部には開閉
自在な蓋体42が装着されている。また、トナー粒子収
容容器40の底壁には排出開口が形成され、この排出開
口にはトナー粒子供給ローラ44が回転自在に装着され
ている。従って、新しいトナー粒子は後述する如くして
蓋体42を開放することによってトナー粒子収容容器4
0内に補給され、トナー粒子収容容器40内に収容され
たトナー粒子はトナー粒子供給ローラ44の回動によっ
て排出開口を通して現像容器34内に供給され、現像容
器34内の現像剤は磁気ブラシ機構36に保持されて現
像域16において回転ドラム8の周表面に接触せしめら
れる。また、図示のクリーニング装置は、回転ドラム8
の感光体表面に作用するクリーニングブレード46を備
えている。
【0011】ハウジング2の下部には、全体を番号48
で示す複写紙搬送機構が配設されている。この複写紙搬
送機構48の一端部、図1において右端部には、複写紙
供給手段が設けられている。具体例においては、複写紙
供給手段は、カセット給紙型式である第1の複写紙供給
装置50a及び第2の複写紙供給装置50bと、テーブ
ル給紙型式である第3の複写紙供給装置50cとから構
成されている。第1の複写紙供給装置50aは送給ロー
ラ52が設けられているカセット受部と、ハウジング2
の右壁に形成された開口を通して上記カセット受部に着
脱自在に装填される複写紙カセット54との組合せから
構成されており、送給ローラ52の作用によって複写紙
カセット54内に収容されているシート状複写紙層(図
示せず)から1枚毎複写紙を送給する。複写紙カセット
54から送出された複写紙は、案内板56及び58間を
通って搬送ローラ対60及び62に送給される。
【0012】第1の複写紙供給装置50aの上方に配設
されている第2の複写紙供給装置50bは、送給ローラ
64が設けられているカセット受部と、ハウジング2の
右壁に形成された開口を通して上記カセット受部に着脱
自在に装填される複写紙カセット66との組合せから構
成されており、送給ローラ64の作用によって複写紙カ
セット66内に収容されているシート状複写紙層(図示
せず)から1枚毎複写紙を送給する。複写紙カセット6
6から送給された複写紙は、案内板58と案内板68及
び70間を通って搬送ローラ対60及び62に送給され
る。
【0013】また、第2の複写紙供給装置50bの上方
に配設されている第3の複写紙供給装置50cは、ハウ
ジング2の右壁に形成された開口に配設されている給紙
テーブル72と、給紙テーブル72の上方に上下方向に
移動自在に設けられた送給ローラ74と、給紙テーブル
72の先端に設けられた分離ローラ対76及び78との
組合せから構成され、送給ローラ74並びに分離ローラ
対76及び78の作用によって給紙テーブル72上に載
置されているシート状複写紙層(図示せず)から1枚毎
複写紙を送給する。シート状複写紙の分離を確実にする
ために、下方の分離ローラ76は複写紙の搬送方向と反
対方向に回動され、上方の分離ローラ78は複写紙搬送
方向と同一方向に回動される。給紙テーブル72から送
給された複写紙は、案内板80及び82間を通って搬送
ローラ対84及び86に送給され、次いで、搬送ローラ
対84及び86の作用によって案内板68及び58と案
内板70間を通って搬送ローラ対60及び62に送給さ
れる。例えば、複写紙カセット54内にはJIS・A3
サイズの複写紙が収容され、複写紙カセット66内には
JIS・A4サイズの複写紙が収容され、また、給紙テ
ーブル72上には所望サイズの複写紙が載置される。
【0014】また、図示の複写紙搬送機構48は、搬送
ローラ対60及び62、搬送ローラ対90及び92、搬
送ベルト機構94、定着装置96の上ローラ98及び下
ローラ100、切換搬送ローラ対102及び104、並
びに排出ローラ対106及び108を含んでいる。従っ
て、複写紙供給手段(第1の複写紙供給装置50a、第
2の複写紙供給装置50b又は第3の複写紙供給装置5
0c)から上述した如くして搬送ローラ対60及び62
に送給された複写紙は、その後搬送ローラ対60及び6
2の作用によって案内板110上を通って搬送ローラ対
90及び92に搬送され、搬送ローラ対90及び92の
作用によって案内板112及び114間を通って転写域
18及び剥離域20に搬送される。次いで、上述した複
写紙は、搬送ベルト機構94の作用によって搬送され
て、内部に加熱ヒータ116が配設されている上ローラ
98とこの上ローラ98に圧接されている下ローラ10
0に送給される。
【0015】図示の静電複写機は両面複写が可能なもの
であり、上述した複写紙搬送機構48の下方には複写紙
反転搬送機構118が配設されている。図示の複写紙反
転搬送機構118は、搬送ローラ対120及び122、
搬送ローラ対124及び126、送給ローラ128、並
びに搬送ローラ対130及び132を備えている。更
に、この複写紙反転搬送機構118は、上ローラ98及
び下ローラ100と切換搬送ローラ対102及び104
間に配設された第1の搬送方向切換手段、切換搬送ロー
ラ対102及び104と排出ローラ対106及び108
間に配設された第2の搬送方向切換手段、及び第2の搬
送方向切換手段の下方に配設された搬送方向切換用保持
部を含んでいる。第1の搬送方向切換手段は図1に実線
で示す第1の位置と二点鎖線で示す第2の位置との間を
揺動自在である切換案内部材134を備えており、切換
案内部材134は後述する如くして複写紙を上ローラ9
8及び下ローラ100から切換搬送ローラ対102及び
104に向けて導くときには上記第1の位置に位置付け
られ、後述する如くして複写紙を搬送方向切換用保持部
から切換搬送ローラ対102及び104の作用によって
複写紙反転搬送機構118の搬送ローラ対120及び1
22に向けて導くときには上記第2の位置に位置付けら
れる。
【0016】また、第2の搬送方向切換手段は図1に二
点鎖線で示す第1の位置と実線で示す第2の位置との間
を揺動自在である切換案内部材136を備えており、切
換案内部材136は後述する如く複写紙を切換搬送ロー
ラ対102及び104から排出ローラ対106及び10
8に向けて導くときには上記第1の位置に位置付けら
れ、後述する如くして、複写紙を上ローラ98及び下ロ
ーラ100から切換搬送ローラ対102及び104の作
用によって搬送方向切換用保持部に導くとき、或いは後
述する如くして複写紙を搬送方向切換用保持部から切換
搬送ローラ対102及び104の作用によって複写紙反
転搬送機構118の搬送ローラ対120及び122に向
けて導くときには上記第2の位置に位置付けられる。切
換案内部材134及び136の上述した位置付けは例え
ば電磁ソレノイドの如き作動器によって達成される。更
に、搬送方向切換用保持部は間隔を置いて配設された一
対の案内保持板138及び140から構成されている。
そして、切換搬送ローラ対102及び104は正逆転可
能になっている。上述した複写紙反転搬送機構118に
おいては、複写紙をハウジング2外に排出する場合に
は、切換案内部材134及び136が上記第1の位置に
位置付けられ、かくして定着装置96の上ローラ98及
び下ローラ100の作用によって搬送された複写紙は、
切換案内部材134の上面を通って切換搬送ローラ対1
02及び104に送給され、正転(複写紙を下流側に向
けて搬送する方向)している切換搬送ローラ対102及
び104の作用によって切換案内部材136上を通って
排出ローラ対106及び108に搬送され、更に排出ロ
ーラ対106及び108の作用によってハウジング2の
左壁に形成されている開口を通して受皿142に排出さ
れる。他方、複写紙を複写紙搬送機構48の上流側部に
導く場合には、まず、切換案内部材134が上記第1の
位置に位置付けられると共に切換案内部材136が上記
第2の位置に位置付けられ、定着装置96の上ローラ9
8及び下ローラ100の作用によって搬送された複写紙
は、切換案内部材134の上面を通って切換搬送ローラ
対102及び104に送給され、正転している切換搬送
ローラ対102及び104の作用によって切換案内部材
136の下面に案内されて案内保持板138及び140
間に導れる。そして、上述した如くして搬送されている
複写紙の後端が切換案内部材134を通過すると(かか
る時点においては、複写紙の後端部は切換搬送ローラ対
102及び104間にニップされている)、切換案内部
材134が上記第2の位置に位置付けられると共に切換
搬送ローラ対102及び104が逆転(複写紙を上流側
に向けて搬送する方向)され、案内保持板138及び1
40間に導れた複写紙は、逆転する切換搬送ローラ対1
02及び104の作用によってその後端側から切換案内
部材134の下面に案内され、更に案内板対144及び
145間を通って搬送ローラ対120及び122に送給
される。搬送ローラ対120及び122と搬送ローラ対
124及び126の間には、実線で示す第1の位置と二
点鎖線で示す第2の位置の間を揺動自在である揺動案内
部材147が配設されている。揺動案内部材147は、
複写する複写紙のサイズが比較的小さいときには上記第
1の位置に位置付けられ、そのサイズが比較的大きいと
きには上記第2の位置に位置付けられる。従って、複写
紙のサイズが比較的小さい場合には、搬送ローラ対12
0及び122に送給された複写紙は、搬送ローラ対12
0及び122作用によって揺動案内部材147と案内板
148間を通って搬送ローラ対124及び126に搬送
され、更に搬送ローラ対124及び126の作用によっ
て中間ストック部149の中間トレイ150上に載置さ
れる。他方、複写紙のサイズが比較的大きい場合には、
搬送ローラ対120及び122に送給された複写紙は、
搬送ローラ対120及び122の作用によって搬送さ
れ、揺動案内部材147の下面に案内されて直接中間ス
トック部149の中間トレイ150上に載置される。中
間ストック部149に一時的に蓄えられた複写紙は、送
給ローラ128の作用によってこのストック部149か
ら送出され、後述する搬送ローラ対130及び132の
作用によって案内板151及び152間を通って複写紙
搬送機構48の上流側部(実施例では、搬送ローラ対9
0及び92の上流側)に送給され、しかる後上述した複
写紙搬送機構48の作用によってハウジング2外に排出
される。
【0017】一方、ハウジング2内の上部空間には、透
明板4上に載置された原稿を走査露光して露光域14に
て回転ドラム8上の感光体上に原稿像を投射するため
の、全体を番号153で示す光学装置が設けられてい
る。この光学装置153は、透明板4上に載置された原
稿を照射するための原稿照射ランプ154と共に、原稿
からの反射光を感光体上に投射するための第1の反射鏡
155、第2の反射鏡156、第3の反射鏡157、レ
ンズ組立体158及び第4の反射鏡159を有する。走
査露光の際には、原稿照射ランプ154及び第1の反射
鏡155は、実線で示す走査露光開始位置から実質上水
平に所要位置(例えば二点鎖線で示す最大走査露光終了
位置)まで所要速度Vで移動せしめられ、第2の反射鏡
156及び第3の反射鏡157は、実線で示す走査露光
開始位置から所要位置(例えば二点鎖線で示す最大走査
露光終了位置)まで上記所要速度の半分の速度V/2で
移動せしめられる。この際に、原稿照射ランプ154に
よって照射される原稿からの反射光は、第1の反射鏡1
55、第2の反射鏡156及び第3の反射鏡157に順
次に反射されてレンズ組立体158に至り、次いで第4
の反射鏡159に反射されて水平板7に形成されている
開口を通って露光域14にて感光体上に至る。走査露光
が終了すると、原稿照射ランプ154、第1の反射鏡1
55、第2の反射鏡156及び第3の反射鏡157は、
実線で示す走査露光開始位置に戻される。
【0018】上述した通りの静電複写機においては、回
転ドラム8が矢印10で示す方向に回転せしめられる間
に、充電域12にて、充電用コロナ放電器24が感光体
を特定極性に実質上均一に充電し、次いで露光域14に
て、光学装置153が原稿像を投射し、かくして感光体
上に原稿に対応した静電潜像が形成される。しかる後
に、現像域16にて現像装置26が感光体上の静電潜像
にトナーを施して静電潜像をトナー像に現像する。次い
で、転写域18にて複写紙供給手段(第1の複写紙供給
装置50a、第2の複写紙供給装置50b又は第3の複
写紙供給装置50c)から送給されてきた複写紙が感光
体に接触せしめられ、転写用コロナ放電器28の作用に
よって感光体上のトナー像が複写紙上に転写される。し
かる後に、剥離域20にて剥離用コロナ放電器30の作
用によって感光体から複写紙が剥離される。回転ドラム
8は更に回転を続け、クリーニング域22にてクリーニ
ング装置32のクリーニングブレード46の作用によっ
て転写後の感光体上に残留するトナー粒子が除去され
る。一方、トナー像が転写された複写紙は、次いで定着
装置96に搬送され、定着装置96においてトナー像が
加熱定着される。片面複写の場合、或いは両面複写にお
いて複写紙の両面に複写が施された場合には、トナー像
が定着された複写紙は、切換案内部材134及び136
上を通って受皿142に排出される。また、両面複写に
おいて複写紙の片面にしか複写が施されていない場合に
は、トナー像が定着された複写紙は、上述した如く中間
ストック部149に載置される。中間ストック部149
に蓄えられた複写紙は、次いで複写紙搬送機構48の上
流側部に送給され、その他面側にも複写が施され、受皿
142に排出される。
【0019】図示の静電複写機は、図2及び図3とから
容易に理解される如く、下部支持枠体160と下部支持
枠体160に旋回自在に装着された上部支持枠体162
から構成された所謂シェル型の支持構造体を備えてい
る。図1と共に図2及び図3を参照して説明すると、支
持構造体の一端側、即ち図1乃至図3において右側に複
写紙供給手段が配設され、支持構造体の他端側、即ち図
1乃至図3において左側に受皿142が配設され、複写
紙搬送機構48は支持構造体の上記一端側からその上記
他端側に向けて図1乃至図3において左右方向に延びて
いる。支持構造体の下部支持枠体160の下面には支持
脚164が設けられており、かかる支持脚164を支持
テーブル(図示せず)等の上面に位置せしめることによ
って下部支持枠体160は所要位置に載置される。図4
をも参照して、上記下部支持枠体160は、前後方向
(図1乃至図3において紙面に垂直な方向、図4におい
て左下方から右上方に向う方向)に間隔を置いて配設さ
れた垂直前基板166及び垂直後基板168を有してい
る。下部支持枠体160の垂直前基板166及び垂直後
基板168の上記他端側である他端部(複写機の排出側
部)には、夫々、上方に突出した支持突部170が設け
られており、かかる支持突部170の各々には支持ピン
172が固定されている(図1乃至図3においては、垂
直後基板168側のみを示す)。垂直前基板166に固
定された支持ピン(図示せず)は垂直前基板166の前
面から幾分前方に突出し、垂直後基板168に固定され
た支持ピン172は垂直後基板168の後面から幾分後
方に突出している。
【0020】上部支持枠体162も前後方向(図1乃至
図3において紙面に垂直な方向、図4において左下方か
ら右上方に向う方向)に間隔を置いて配設された垂直前
基板174(図5乃至図7参照)及び垂直後基板176
(図4参照)を有している。上部支持枠体162の垂直
前基板174と垂直後基板176との前後方向の間隔
は、上記下部支持枠体160の垂直前基板166と垂直
後基板168との前後方向の間隔よりも若干大きく、従
って、上部支持枠体162の垂直前基板174及び垂直
後基板176は、夫々、下部支持枠体160の垂直前基
板166及び垂直後基板168の若干前方及び後方に位
置する(下部支持枠体160の垂直前基板166及び上
部支持枠体162の垂直前基板174については、図5
乃至図7を参照されたい)。この上部支持枠体162の
垂直前基板174及び垂直後基板176の上記他端側で
ある他端部(複写機の排出側部)には、夫々、下方に突
出した支持突部178が設けられており、かかる支持突
部178の各々には孔が形成されている。上部支持枠体
162の垂直前基板174に形成された孔は下部支持枠
体160の垂直前基板166に固定された支持ピンに受
入れられ、上部支持枠体162の垂直後基板176に形
成された孔は下部支持枠体160の垂直後基板168に
固定された支持ピン172に受入れられている(図1乃
至図3においては、垂直後基板168及び176側のみ
を示す)。かくの通りであるので、上部支持枠体162
は支持ピン172の中心軸線(前後方向に延びる第1の
旋回中心軸線を構成する)を中心として旋回自在に下部
支持枠体160に装着され、支持構造体の上記他端側に
存在する支持ピン172を支点として図1に示す閉位置
と図2及び図3に示す開位置との間を旋回自在である。
図示していないが、下部支持枠体160と上部支持枠体
162との間には、下部支持枠体160に対して上部支
持枠体162を矢印180(図2、図3)で示す方向に
弾性的に偏倚せしめるばね手段が介在され、また上部支
持枠体162には、この上部支持枠体162を上記ばね
手段の弾性偏倚作用に抗して上記閉位置にロックするた
めのロック手段が設けられている。尚、ばね手段及びロ
ック手段の構成及び作用は、例えば、特開昭59−18
8670号公報に開示されているものと実質上同一でよ
い。
【0021】上述した静電複写機においては、図1乃至
図3から理解される如く、上述した下部支持枠体160
に支持ユニット枠182(その詳細については後述す
る)が旋回自在に装着されている。そして、図1乃至図
3を対比することによって容易に理解される如く、水平
板7と共にこの水平板7より上方に位置する構成要素
(原稿押え6、透明板4、光学装置153等)が上部支
持枠体162に装着され、水平板7より下方に位置する
構成要素(複写紙供給手段、複写紙搬送機構48、複写
紙反転搬送機構118、転写用コロナ放電器28、剥離
用コロナ放電器30等)が下部支持枠体160に装着さ
れ、水平板7より下方に位置する構成要素のうち特に回
転ドラム8、充電用コロナ放電器24、現像装置26及
びクリーニング装置32が下部支持枠体160に旋回自
在に装着された支持ユニット枠182に装着されてい
る。
【0022】次に、主として図4を参照して、支持ユニ
ット枠182について説明する。図示の支持ユニット枠
182は、前後方向(図1乃至図3において紙面に垂直
な方向、図4において左下方から右上方に向う方向)に
間隔を置いて配設された前壁184及び後壁186を有
している。この支持ユニット枠182の前壁184と後
壁186との前後方向の間隔は、上記下部支持枠体16
0の垂直前基板166と垂直後基板168との前後方向
の間隔より若干小さく、従って、支持ユニット枠182
の前壁184及び後壁186は、夫々、下部支持枠体1
60の垂直前基板166及び垂直後基板168の若干後
方及び前方に位置する(図5乃至図7も参照されて
い)。この支持ユニット枠182の前壁184及び後壁
186の一端部(支持構造体の一端側である一端部)に
は、夫々、支持構造体の一端側、即ち図1乃至図3にお
いて右方に突出する突起部188が設けられており、か
かる突起部188の各々にはU字状の切欠き190が形
成されている(図1乃至図4においては後壁186に形
成されている切欠き190のみを示す)。他方、下部支
持枠体160の垂直前基板166の後面には後方に突出
する支持ピン192が固定され、下部支持枠体160の
垂直後基板168の前面には前方に突出する支持ピン1
94が固定されている。従って、支持ユニット枠182
の前壁184に形成された切欠きは下部支持枠体160
の垂直前基板166に固定された支持ピン192に着脱
自在に受入れられ、支持ユニット枠182の後壁186
に形成された切欠き190は下部支持枠体162の垂直
後基板168に固定された支持ピン194に着脱自在に
受入れられる。かくして、支持ユニット枠182は下部
支持枠体160に着脱自在に装着され、支持ピン194
(支持ピン194の中心軸線が前後方向に延びる第2の
旋回中心軸線を構成する)を中心として図1及び図2に
示す第1の位置と図3に示す第2の位置の間を旋回自在
である。図1乃至図3から理解される如く、支持ユニッ
ト枠182に装着される構成要素(回転ドラム8、現像
装置26、クリーニング装置32及び充電用コロナ放電
器24)は、上述した前壁184及び後壁186間に着
脱自在に装着されるようになっている。図3から理解さ
れる如く、上部支持枠体162が支持構造体の他端側を
支点として旋回自在であると共に、現像装置26が支持
ユニット枠182の一端側(図1乃至図3において右
側)に配置され、また回転ドラム8が上記現像装置26
に対して支持ユニット枠182の他端側(図1乃至図3
において左側)に配置される構成であることに関連し
て、支持ユニット枠182がその一端側を支点として旋
回自在になっている。
【0023】上述した静電複写機においては、上記支持
ユニット枠182を上部支持枠体162に解除自在に連
結するための連結手段196が設けられている。図4と
共に図5乃至図7を参照して更に説明すると、図示の連
結手段196は、係合手段198と係合手段198に係
脱自在である被係合手段200を有し、係合手段198
が上部支持枠体162に設けられ、被係合手段200が
支持ユニット枠182に設けられている。上部支持枠体
162に被係合手段を設けると共に支持ユニット枠18
2に係合手段を設けるようにしてもよい。図示の係合手
段198は一対の移動部材202a及び202bを有
し、片方の移動部材202aが上部支持枠体162の垂
直前基板174側に配設され、他方の移動部材202b
が上部支持枠体162の垂直後基板176側に配設され
ている。移動部材202a及び202bは実質上同一の
構成であり、それらの両端部には長手方向に延びている
長孔204a及び204bが形成されている。また、移
動部材202a及び202bの中間部にはL字状の開口
206a及び206bが形成され、開口206a及び2
06bは長手方向に延びる長孔部208a及び208b
と、長孔部208a及び208bの左端(図2乃至図4
において左端)から下方に延びてその下端側が開放され
ている開口部210a及び210bを有している。開口
206a及び206bの長孔部208a及び208bの
長手方向の長さは、長孔204a及び204bの長手方
向の長さより幾分長く設定されている。他方、上部支持
枠体162の下端部に装着された水平部7の前端及び後
端には、横方向(図1乃至図3において左右方向、図4
において右下方から左上方に向う方向、図5乃至図7に
おいて紙面に垂直な方向)に間隔を置いて一対の垂下部
212a及び212bが設けられている(図4において
は水平板7の後端側を示し、図5乃至図7においては水
平板7の前端側を示す)。水平板7の前端に設けられて
いる一対の垂下部212aには後方に突出するピン21
4aが設けられ、水平板7の後端に設けられている一対
の垂下部212bには前方に突出するピン214bが設
けられている。そして、上部支持枠体162の垂直前基
板174側においては、片方の移動部材202aの両端
部に形成された長孔204aが、夫々、水平板7の垂下
部212aに固定されたピン214aに滑動自在に受入
れられ、また上部支持枠体162の垂直後基板176側
においては、他方の移動部材202bの両端部に形成さ
れた長孔204bが、夫々、水平板7の垂下部212b
に固定されたピン214bに滑動自在に受入れられ、更
にピン214a及び214bの先端部には係止部材21
5が装着されている。かくの通りであるので、移動部材
202a及び202bは、ピン214a及び214bが
長孔204a及び204bの一端に当接する位置(図3
に示す係合位置)とピン214a及び214bが長孔2
04a及び204bの他端に当接する位置(図2に示す
非係合位置)との間を横方向に移動自在である。上述し
た移動手段202a及び202bは、連動機構を介して
相互に連結し、複写機の前側から両者を移動可能にする
のが好ましい。
【0024】また、図示の被係合手段200は前後方向
に延びる支持軸216から構成されている。支持ユニッ
ト枠182の前壁184及び後壁186の他端部(支持
構造体の他端側である他端部)には、夫々、支持構造体
の他端側、即ち図1乃至図3において左方に突出する突
起部218及び220が設けられており、かかる突起部
218及び220間に上記支持軸216が装着されてい
る。図4及び図5乃至図7に示す如く、支持軸216の
前端側は上記前壁184を越えて更に前方に突出し、ま
た支持軸216の後端側は上記後壁186を越えて更に
後方に突出している。この支持軸216は上述した移動
部材202a及び202bの開口206a及び206b
に係脱自在になっている。即ち、上部支持枠体162が
上記閉位置に位置付けられている場合において、上記移
動部材202a及び202bを図2に示す非係合位置に
せしめると、支持軸216の両端部(前壁184より前
方に位置する前突出端部及び後壁186より後方に位置
する後突出端部)が開口206a及び206bの開口部
210a及び210b内に位置し、移動部材202a及
び202bと支持軸216が非係合状態になり、上記移
動部材202a及び202bを図3に示す係合位置にせ
しめると、支持軸216の上記両端部が開口206a及
び206bの長孔部208a及び208b内の長手方向
中間部に位置し、移動部材202a及び202bと支持
軸216が係合状態になる。かかる係合状態において
は、容易に理解される如く、移動部材202a及び20
2bと支持軸216の相対移動が所定範囲内において許
容される。この支持軸216に関連して、下部支持枠体
160には支持軸216を支持するための受部が設けら
れている。図示の受部は、下部支持枠体160の垂直前
基板166の上端に形成された略U字状の凹所222と
下部支持枠体160の垂直後基板168の上端に形成さ
れた略U字状の凹所224から構成されている。上記凹
所222及び224は、夫々、支持ユニット枠182が
図1及び図2に示す第1の位置にあるときに支持軸21
6の両端部(詳しくは、上記前突出端部の移動部材21
2aに係合する部位より内側の部位、及び上記後突出端
部の移動部材212bに係合する部位より内側の部位)
を支持する(特に、図5乃至図7を参照されたい)。
【0025】次に、図1乃至図3と共に図5乃至図7を
参照して、上部支持枠体162の開閉操作について説明
する。
【0026】上部支持枠体162が上記閉位置にあると
きには、上部支持枠体162と下部支持枠体160及び
この下部支持枠体160に装着された支持ユニット枠1
82は図1及び図5に示す位置関係に保持される。(即
ち、支持ユニット枠182も上記第1の位置に位置付け
られ、支持ユニット枠182の支持軸216の両端部
は、下部支持枠体160の垂直前基板166及び垂直後
基板168に形成された凹所222及び224に支持さ
れる)。従って、下部支持枠体160に装着された種々
の構成要素(複写紙供給装置、複写紙搬送機構48、複
写紙反転搬送機構118等)、支持ユニット枠182に
装着された種々の構成要素(回転ドラム8、現像装置2
6等)、及び上部支持枠体162に装着された種々の構
成要素(光学装置153等)は、図1に示す位置に保持
され、かくして上述した通りの複写操作が可能である。
【0027】回転ドラム8又は現像装置26を支持ユニ
ット枠182から取外す、或いは現像装置26のトナー
粒子収容容器40内にトナー粒子を補給する場合等にお
いては、移動部材202a及び202bを図2に示す非
係合位置に位置付けて上部支持枠体162を所要の通り
にして上記閉位置から矢印180(図2)で示す方向に
旋回せしめる。かくすると、移動部材202a及び20
2bと支持軸216とが非係合状態である故に、図2及
び図6に示す如く、上部支持枠体162のみが支持ピン
172(第1の旋回中心軸線)を中心として矢印180
で示す方向に旋回される(かかる状態においては、支持
ユニット枠182の一端側が支持ピン192及び194
に支持され、支持ユニット枠182の他端側が支持軸2
16を介して下部支持枠体160の凹所222及び22
4に支持されており、従って支持ユニット枠182は図
2に示す如く上記第1の位置に保持されている)。そし
て、かく旋回させて上部支持枠体162を図2に示す開
位置に位置付けると、図2に示す通りに下部支持枠体1
60の上面が開放される。上述した複写機においては、
複写紙搬送機構48が前後方向に対して実質上垂直な方
向に延びていると共に、上部支持枠体162が複写機の
排出側を支点として旋回されるために、特に複写機の給
紙側が大きく開放され、下部支持枠体160の上記給紙
側上方に充分な空間が生じる。従って、かかる空間を利
用して回転ドラム8、現像装置26、支持ユニット枠1
82の取付け及び取外しが著しく容易になる。即ち、回
転ドラム8及び現像装置26にあっては、これらを所要
の通りに上方に持上げることによって支持ユニット枠1
82から取外すことができ、まり、これらを上方から支
持ユニット枠182の前壁184及び後壁186間に所
要の通りに挿入することによって取付けることができ
る。また、支持ユニット枠182にあっては、この支持
ユニット枠182の他端側を幾分持上げて図2において
左方に移動させた後(かくすると、図2及び図4から理
解される如く、支持ユニット枠182の前壁184及び
後壁186に形成された切欠き190と下部支持枠体1
60に固定された支持ピン912及び194の係合が解
除される)にこれを持上げることによって、下部支持枠
体160から取外すことができ、また、支持ユニット枠
182を下部支持枠体160の垂直前基板166と垂直
後基板168間に所要の通り位置けて支持ユニット枠1
82の切欠き190と下部支持枠体160の支持ピン1
92及び194を係合させた後この支持ユニット枠18
2を矢印226(図3、図4)で示す方向に下方に旋回
させることによって、下部支持枠体160に取付けるこ
とができる。この支持ユニット枠182の取付け及び取
外しは、支持ユニット枠182に種々の構成要素(回転
ドラム8、現像装置26等)が装着されている状態にお
いても可能である。更に、上部支持枠体162が上記開
位置にあるときには、図2から理解される如く上記空間
を通して回転ドラム8の上部に存在する感光体表面(か
かる感光体表面は、図1から理解される如く、クリーニ
ング装置32によるクリーニング作用を受けているが、
現像装置26による現像作用を受けていない)を容易に
目視することができ、クリーニング装置32によるクリ
ーニング作用の確認も極めて容易である。更にまた、現
像装置26のトナー粒子収容容器40の上方も大きく開
放されるため、トナー粒子収容容器40の蓋体42を図
2に二点鎖線で示す如く開放することによって、上記空
間を通してトナー粒子収容容器40内のトナー粒子の残
留量を容易に確認することができると共に、トナー粒子
の補給をも容易に行うことができる。また、後の記載か
ら容易に理解される如く、トナー粒子とキャリア粒子と
から成るスタート用現像剤の補給をも、複写機を動かし
ながらトナー粒子収容容器40を通して行うことができ
る。更に、かかる状態においては、図2に示す如く、複
写紙搬送機構48の下流側の部位も後述する如く開放さ
れ、かくしてこの部位に詰った紙を上述した空間を通し
て容易に取除くことができる。
【0028】複写紙搬送機構48の支持ユニット枠18
2の下方に存在する部位を開放する場合等においては、
移動部材202a及び202bを図3に示す係合位置に
位置付けて上部支持枠体162を所要の通りにして上記
閉位置から矢印180(図3)で示す方向に旋回せしめ
る。かくすると、移動部材202a及び202bと支持
軸216とが係合状態になり、図3及び図5に示す如
く、上部支持枠体162が支持ピン172(第1の旋回
中心軸線)を中心として矢印180で示す方向に旋回さ
れると共に、上記上部支持枠体162の旋回動に伴って
支持ユニット枠182が支持ピン192及び194(第
2の旋回中心軸線)を中心として矢印228(図3)で
示す方向に旋回される。移動部材202a及び202b
と支持軸216の係合状態においても所定範囲内におい
て両者の相対移動が可能であるために、上部支持枠体1
62を矢印180で示す方向に回動しても支持ユニット
枠182の矢印228で示す方向の旋回動が許容さる。
(このとき、支持ユニット枠182の支持軸216は移
動部材202a及び202bに形成された開口206a
及び206bの長孔部208a及び208b内を相対的
に一端側、即ち図3及び図4において右方に移動するよ
うになる)。そして、かく旋回させて上記支持枠体16
2を図3に示す開位置に位置付けると、図3に示す通り
に下部支持枠体160の上面が開放されると共に支持ユ
ニット枠182の下方も開放される。上述した複写機に
おいては、更に、複写紙搬送機構48が前後方向に対し
て実質上垂直な方向に延びていると共に支持ユニット枠
182が一端側、即ち上記給紙側を支点として旋回され
るために、支持ユニット枠182の現像装置26に対し
て他端側に配設されている回転ドラム8の下方付近(一
般に、かかる部位に複写紙の紙詰りが多発する)が大き
く開放されると共に、支持ユニット枠182の上面が複
写機の給紙側に向って下方に傾斜して下部支持枠体16
0と上部支持枠体162間の空間に位置する。かくの通
りであるので、複写紙搬送機構48の支持ユニット枠1
82の下方に存在する部位に紙詰りが発生した場合、こ
の詰った紙を容易に除去することができる。また、かか
る状態においては、図2と図3を対比することによって
容易に理解される如く、支持ユニット枠182の上面が
下部支持枠体160と上部支持枠体162間の大きく開
放された空間に面する故に、上述した回転ドラム8及び
現像装置26の取付け及び取外し、或いはクリーニング
作用の確認、トナー粒子の残留量の確認及びトナー粒子
の補給が一層容易になる。例えば、トナー粒子の補給に
あっては、図3に示す如く、トナー粒子収容容器40の
上面開口が大きく開放された空間側に幾分傾斜するの
で、上記空間を利用してトナー容器230からのトナー
粒子の補給が著しく容易になる。
【0029】上述した静電複写機においては、複写紙搬
送機構48、複写紙反転搬送機構118等において紙詰
りが発生した場合に詰った紙を容易に除去できるよう
に、更に次の通りの改良が施されている。主として、図
3を参照して、図示の定着装置96は、下部支持枠体1
60に装着された下部支持枠体232と、下部支持枠体
160に下流端部(図1乃至図3において左端部)を支
点として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図2及び
図3に示す位置)との間を旋回自在に装着された上部支
持体234を有し、上記下部支持体232には下ローラ
100及び切換搬送ローラ102が回転自在に装着さ
れ、また上記上部支持体234には上ローラ98及び切
換搬送ローラ104が回転自在に装着されている。下部
支持体234には、更に、切換案内部材134も装着さ
れている。従って、図2及び図3に示す如く、上部支持
枠体162を上述した如くして上記開位置にせしめる
(上部支持枠体162のみを上記開位置にせしめる、或
いは上部支持枠体162を上記開位置にせしめると共に
支持ユニット枠182を上記第2の位置にせしめる)
と、下部支持体232と上部支持体234間に介在され
ているばね手段(図示せず)の作用によって上部支持体
234が上記開位置にせしめられる。かくすると、図2
及び図3から容易に理解される如く、上ローラ96と下
ローラ100、及び切換搬送ローラ102と切換搬送ロ
ーラ104のニップ状態が解放され、かくして、この部
位に詰った紙を下部支持枠体160と上記開位置にある
上部支持枠体162間の空間を通して容易に取除くこと
ができる。尚、上部支持枠体162を上記閉位置にせし
めると上部支持枠体162の下端部がこの上部支持体2
34の上面に作用し、かくして上部支持体232は上記
閉位置に保持される。
【0030】中間ストック部149はユニットとして構
成され、ストック部ユニット枠236には中間トレイ1
50、搬送ローラ対120及び122、搬送ローラ対1
24及び126、案内板148、揺動案内部材147、
送給ローラ128、並びに搬送ローラ対130及び13
2が装着され、このストック部ユニット枠236が下部
支持枠体160の垂直前基板166(図4)より前方に
位置する引出し位置と下部支持枠体160の垂直前基板
166と垂直後基板168間の所要位置に位置する作用
位置(かかる作用位置にあるときには両面複写可能とな
り、切換搬送ローラ対102及び104から送給された
片面複写済みの複写紙は、搬送給ローラ120及び12
2並びに124及び126の作用によって中間トレイ1
50上に所要の通り載置される)との間を前後方向に移
動自在に下部支持枠体160に装着されている(このこ
とに関連して、下部支持枠体160の垂直前基板166
及び垂直後基板168には、ストック部ユニット枠23
6の形状に対応した開口が形成されている)。従って、
ストック部ユニット枠236を前後方向に移動させて上
記引出し位置に位置付けると、ストック部ユニット枠2
36が下部支持枠体160の前方に位置し、かくして中
間ストック部149及びその近傍に詰った紙を容易に取
除くことができる(尚、図3においては、ストック部ユ
ニット枠236が作用位置にあるときの状態を二点鎖線
で示しており、従って、引出し位置にせしめると、かか
る部位に空間が生じる)。また、搬送方向切換用保持部
を構成する一対の案内保持板138及び140のうち片
方の案内保持板140がその上端部(切換案内部材13
6が配設されている側の端部)を支点として旋回自在に
装着されている。従って、上述した如くしてストック部
ユニット枠236を上記引出し位置に位置付けることに
よって、下部支持枠体160の垂直前基板166に形成
されている開口(図示せず)及びそれによって生じる空
間を通して案内保持板140を図3に実線で示す如く開
放することができ、かくして搬送方向切換用保持部にお
いて詰った紙を容易に除去することができる。
【0031】更にまた、第3の複写紙供給装置50cに
関連して、案内板82及び案内板70がそれらの下端部
(搬送ローラ対60及び62が存在する側の端部)を支
点として旋回自在に装着されている。従って、上述した
如くして上部支持枠体162を上記開位置に位置付ける
(上部支持枠体162のみを上記開位置にせしめる、或
いは上部支持枠体162を上記開位置にせしめると共に
支持ユニット枠182を上記第2の位置にせしめる)こ
とによって、下部支持枠体160と上記開位置にある上
部支持枠体162との間の空間を通して案内板82及び
70を図3に実線で示す如く開放することができ、かく
してこれらの部位に詰った紙をも容易に除去することが
できる。
【0032】尚、第1の複写紙供給装置50a及び第2
の複写紙供給装置50bのカセット受部、及びこれらの
近傍に紙詰りが発生した場合には、図3に示す如く、複
写紙カセット54及び56をハウジング2から所要の通
り離脱せしめることによって、ハウジング2の右壁に形
成された開口を通して詰った紙を容易に除去することが
できる。(図3においては、複写紙カセット54及び5
6が着脱自在に装着されている状態を二点鎖線で示
す)。
【0033】次に、図8を参照して、上述した静電複写
機の駆動系について説明する。図1乃至図3と対比して
説明するために下部支持枠体160の垂直後基板168
及び支持ユニット枠182の後壁186の後面に配設さ
れている駆動系を前側から見て示す図8において、図示
の駆動系は複写機の主駆動源を構成する電動モータの如
き回転駆動源238を備えている。下部支持枠体160
に装着された駆動源238からは、無端状の第1の伝動
部材240、第2の伝動部材242及び第3の伝動部材
244が延びている。例えばチェーンから構成すること
ができる第1の伝動部材240は、駆動源238の出力
軸に固定された多段スプロケット246(図示の場合は
3段スプロケット)のスプロケット部から連結部材24
8のスプロケット部、連結部材250のスプロケット部
及び連結部材252のスプロケット部に巻掛けられ、更
にスプロケット254、256、258及び260に巻
掛けられた後多段スプロケット246に至る。連結部材
248の歯車部は歯車262に噛合され、この歯車26
2はクラッチ手段(図示せず)を介して送給ローラ52
に駆動連結されている。また、連結部材250の歯車部
は歯車264に噛合され、この歯車264はクラッチ手
段(図示せず)を介して送給ローラ64に駆動連結され
ている。更に、連結部材252の歯車部はクラッチ手段
(図示せず)を介して分離ローラ76に駆動連結されて
いる歯車266に噛合され、歯車266は歯車267を
介して分離ローラ78に駆動連結されている歯車268
に噛合されている。尚、送給ローラ74はベルト手段を
含む適宜の伝動機構(図示せず)を介して歯車268に
駆動連結されている。更にまた、スプロケット254に
はクラッチ手段(図示せず)を介して搬送ローラ84が
駆動連結され、スプロケット258にはクラッチ手段
(図示せず)を介して搬送ローラ60が駆動連結され、
スプロケット260には搬送ローラ90が駆動連結され
ている、(尚、搬送ローラ60に設けられたクラッチ手
段は、光学装置153の走査移動中においてその一部が
所定位置に到達したときに作動状態になり、かくして搬
送ローラ対60及び62は回転ドラム8の回動に同期し
て複写紙の搬送を開始する)。従って、駆動源238が
作動すると、多段スプロケット246が矢印270で示
す方向に回動され、これによって第1の伝動部材240
が矢印272で示す方向に移動され、かくして複写紙を
搬送するための種々のローラは複写紙を上述した如く搬
送するように回動される。
【0034】例えばチェーンから構成することができる
第2伝動部材242は、上記多段スプロケット246の
スプロケット部から連結部材274のスプロケット部に
巻掛けられ、更にスプロケット276に巻掛けられた後
多段スプロケット246に至る。回転伝動部材を構成す
る連結部材274は回転自在に装着され、その回動中心
軸線は支持ユニット枠182の上記第2の旋回中心軸線
と合致している。一方、チェーンの如き無端状の伝動部
材278は、支持ユニット枠182の後壁186に装着
された連結部材280のスプロケット部から連結部材2
82のスプロケット部に巻掛けられ、更に回転ドラム8
の後端に装着されたスプロケット284に巻掛けられた
後上記連結部材280に至る。連結部材274と連結部
材280とは、両者の歯車部を噛合させることによって
駆動連結され、支持ユニット枠182を上記第1の位置
から上記第2の位置に旋回せしめたとき、図8から理解
される如く、上記両者の歯車部の係合状態が保持された
まま支持ユニット枠182が旋回されるようになってい
る。連結部材282は現像装置26の磁気ブラシ機構3
6に駆動連結され、連結部材282の歯車部は攪拌機構
38に駆動連結されている歯車286に噛合されてい
る。尚、現像装置26のトナー粒子供給ローラ44は、
図示していない専用の駆動源によって回転駆動される。
また、回転ドラム8の後端部には歯車部が設けられてお
り、かかる歯車部が歯車288を介して、回転ドラム8
表面から除去されたトナー粒子を所定方向に移動させる
ための移動手段290(図1参照)に駆動連結されてい
る歯車292に噛合されている。かくの通りであるの
で、駆動源238が作動すると、矢印270で示す方向
に回動される多段スプロケット246によって第2の移
動部材242が矢印292で示す方向に移動され、これ
によって連結部材274及び280を介して伝動部材2
78が矢印294で示す方向に移動される。かくして、
回転ドラム8は上述した如く矢印10(図1)で示す方
向に回動され、また磁気ブラシ機構36及び攪拌機構3
8も所要の通りに回動される。
【0035】また、例えばチェーンから構成することが
できる第3の伝動部材244は、上記多段スプロケット
246のスプロケット部からスプロケット296、連結
部材298のスプロケット部、及びスプロケット300
に巻掛けられ、更に正逆転回動機構302に所要の通り
巻掛けられ、しかる後スプロケット304、306及び
308に巻掛けられた後に多段スプロケット246に至
る。スプロケット296は搬送ベルト機構94の駆動ロ
ーラ(図1乃至図3において右方のローラ)に駆動連結
されている。連結部材298の回動中心軸線は定着装置
96の上部支持体234の旋回中心軸線と合致してお
り、連結部材298の歯車部が連結部材310の歯車部
に噛合され、連結部材310のスプロケット312にチ
ェーンの如き伝動部材314を介して駆動連結されてい
る。上記スプロケット312は定着装置96の上ローラ
98に駆動連結されている。従って、上部支持枠体16
2を上記開位置にせしめると、図8から理解される如
く、連結部材298の歯車部と連結部材310の歯車部
が係合した状態でもって上記上部支持枠体234が上記
開位置に保持される。また、正逆転回動機構302は、
第3の伝動部材244に所要の通り巻掛けられたスプロ
ケット316及び318を含み、スプロケット316が
クラッチ手段(図示せず)を介して歯車320に駆動連
結され、この歯車320が歯車322を介して歯車32
4に駆動連結され、更にスプロケット318がクラッチ
手段(図示せず)を介して歯車324に駆動連結され、
上記歯車324が切換搬送ローラ102に駆動連結され
ている。かかる構成の正逆転回動機構302はそれ自体
公知のものであり、2個のクラッチ手段(図示せず)を
選択的に作動状態にすることによって切換搬送ローラ1
02が正転又は逆転される。更に、スプロケット300
は排出ローラ106に駆動連結されている。かくの通り
であるので、駆動源238が作動すると、矢印270で
示す方向に回動される多段スプロケット246によって
第3の伝動部材244が矢印326で示す方向に移動さ
れ、かくして複写紙を搬送するための種々の要素(搬送
ベルト機構94、切換搬送ローラ対102及び104、
定着装置96等)は複写紙を上述した如く所要の通り搬
送するように回動される。
【0036】更にまた、上記スプロケット308に関連
して、ストック部ユニット枠236の後面にはスプロケ
ット328が配設されている。スプロケット308とス
プロケット328は、図示していない係脱自在なクラッ
チ手段(ストック部ユニット枠236を前後方向に移動
させることによって連結、連結解除することができる適
宜のクラッチ手段)を介して駆動連結される。スプロケ
ット328に巻掛けられた伝動部材330は、スプロケ
ット332及び334に巻掛けられ、更にスプロケット
336及び338に巻掛けられた後にスプロケット32
8に至る(これらの要素は、いずれもストック部ユニッ
ト枠236の後面に配設されている)。スプロケット3
28はクラッチ手段(図示せず)を介して搬送ローラ1
30に駆動連結され、スプロケット334は搬送ローラ
120に駆動連結され、スプロケット336は搬送ロー
ラ126に駆動連結され、スプロケット338はクラッ
チ手段(図示せず)を介して送給ローラ128に駆動連
結されている(尚、スプロケット328と搬送ローラ1
30との間に介在されているクラッチ手段は、光学装置
153の走査移動中において、その一部が所定位置に到
達したときに作動状態になり、かくして搬送ローラ13
0及び132は回転ドラム8の回転に同期して片面複写
後の複写紙の搬送を開始する)。従って、第3の伝動部
材244が矢印326で示す方向に移動されると、スプ
ロケット308及び328を介して伝動部材330が矢
印340で示す方向に移動され、かくして複写紙を搬送
するための種々のローラは複写紙を上述した如く所要の
通り搬送するように回動される。尚、光学装置153
は、上部支持枠体162に設けられた専用の駆動源(図
示せず)によって所要の通り移動される。
【0037】以上、本発明に従って構成された静電複写
機の一実施例について説明したが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱する
ことなく種々の変形乃至修正が可能でる。
【0038】例えば、図示の実施例においては両面複写
可能な両面複写機に適用して説明したが、これに限定さ
れることなく、通常の片面複写用の複写機にも適用する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のシェル型静電複写機において
は、複写紙搬送径路において詰まった複写紙を充分容易
に除去することができることに加えて、現像装置へのト
ナー粒子の補給を充分容易に所要通りに遂行することが
でき、そしてまたクリーニング装置の作用等のチェック
のために回転ドラムの如き無端状支持部材の上面部にお
いて感光体を充分容易に目視することができる。第1の
旋回中心軸線を中心とする上部支持枠体の旋回及び第2
の旋回中心軸線を中心とする支持ユニット枠の旋回によ
って駆動連結関係が毀損されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたシェル型静電複写機
の一実施例を示す簡略断面図。
【図2】図1の静電複写機において上部支持枠体を開位
置にせしめた状態を示す簡略断面図。
【図3】図1の静電複写機において上部支持枠体を開位
置にせしめると共に支持ユニット枠を第2の位置に位置
付けた状態を示す簡略断面図。
【図4】図1の静電複写機における支持ユニット枠及び
その関連構成を示す分解部分斜面図。
【図5】図1の静電複写機において上部支持枠体が閉位
置にある状態を示す部分断面図。
【図6】図1の静電複写機において上部支持枠体と支持
ユニット枠との連結を解除して上部支持枠体を幾分開動
せしめた状態を示す部分断面図。
【図7】図1の静電複写機において上部支持枠体と支持
ユニット枠とを連結して上部支持枠体を幾分開動せしめ
た状態を示す部分断面図。
【図8】図1の静電複写機における駆動系を前方から見
た状態で示す簡略図。
【符号の説明】 2:ハウジング 8:回転ドラム(無端状支持部材) 26:現像装置 36:磁気ブラシ機構 160:下部支持枠体 162:上部支持枠体 182:支持ユニット枠 192:連結手段 238:回転駆動源 272:連結部材(回転伝動部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部支持枠体及び第1の旋回中心軸線を
    中心として開位置と閉位置との間を旋回自在に該下部支
    持枠体に装着された上部支持枠体から構成された支持構
    造体と、周表面の少なくとも一部に感光体が配設された
    無端状支持部材と、該感光体の表面に形成された静電潜
    像を現像するための、磁気ブラシ機構を含む現像装置
    と、複写紙を該支持構造体の一端側から他端側に導くた
    めの複写紙搬送機構と、を具備するシェル型静電複写機
    において、 該下部支持枠体には該第1の旋回中心軸線に実質上平行
    に延びる第2の旋回中心軸線を中心として旋回自在に支
    持ユニット枠が装着され、 該支持ユニット枠体には該無端状支持部材と該現像装置
    が装着されており、 該支持ユニット枠は該上部支持枠体に連結されていて、
    該上部支持枠体を該第1の旋回中心軸線を中心として旋
    回せしめると、該上部支持枠体の旋回に付随して該支持
    ユニット枠が該第2の旋回中心軸線を中心として旋回せ
    しめられるように構成されており、 該下部支持枠体には回転駆動源が配設されており、該現
    像装置の該磁気ブラシ機構及び該無端状支持部材は回転
    伝動部材を介して該回転駆動源に駆動連結されており、
    該回転伝動部材の回転中心軸線は該第2の旋回中心軸線
    に合致せしめられている、 ことを特徴とするシェル型静電複写機。
  2. 【請求項2】 該第1の旋回中心軸線は該支持構造体の
    該他端側に配置され、該第2の旋回中心軸線は該支持構
    造体の該一端側である該支持ユニット枠の一端側に配置
    され、該支持ユニット枠の他端側が該上部支持枠体に連
    結されており、該上部支持枠体を該第1の旋回中心軸線
    を中心として旋回せしめると、該支持ユニット枠は該第
    2の旋回中心軸線を中心として該上部支持枠体とは反対
    方向に旋回せしめられる、請求項1記載のシェル型静電
    複写機。
JP6259700A 1994-09-30 1994-09-30 シェル型静電複写機 Expired - Lifetime JP2549349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259700A JP2549349B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 シェル型静電複写機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259700A JP2549349B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 シェル型静電複写機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60036655A Division JPH0799448B2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27 シエル型静電複写機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08101621A JPH08101621A (ja) 1996-04-16
JP2549349B2 true JP2549349B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=17337720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6259700A Expired - Lifetime JP2549349B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 シェル型静電複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549349B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4474178B2 (ja) * 2004-02-27 2010-06-02 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08101621A (ja) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4702587A (en) Shell-type electrostatic copying apparatus
EP0110398B1 (en) Electrostatic copying apparatus
EP0353790B1 (en) Electrostatic copying apparatus
JPH0437988B2 (ja)
JPH0358510B2 (ja)
JPH0454949B2 (ja)
JP2549349B2 (ja) シェル型静電複写機
JP3487536B2 (ja) 画像形成装置
JPS5937558A (ja) 電子写真複写機
JPH01142764A (ja) 画像形成装置
JP2551438B2 (ja) 画像形成装置
JPH0722673Y2 (ja) 画像形成装置
JP2528318B2 (ja) 静電複写機
JP2520087B2 (ja) 静電複写機
JPS62116431A (ja) 静電複写装置
JP2520088B2 (ja) 静電複写機
JP2024001697A (ja) 画像形成装置
JP2507270B2 (ja) 用紙搬送機構
JPH0734043Y2 (ja) カセット形式給紙機構
JPH06161167A (ja) 複写装置
JPH0764449B2 (ja) 電子複写装置用テ−ブル
JP2602864B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH0757650B2 (ja) 画像形成装置
JP2606307B2 (ja) 画像形成装置の給紙装置
JPS6260733A (ja) 複写機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960528