JP2549171B2 - エレベータの据付工事法 - Google Patents

エレベータの据付工事法

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JP2549171B2
JP2549171B2 JP1113825A JP11382589A JP2549171B2 JP 2549171 B2 JP2549171 B2 JP 2549171B2 JP 1113825 A JP1113825 A JP 1113825A JP 11382589 A JP11382589 A JP 11382589A JP 2549171 B2 JP2549171 B2 JP 2549171B2
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car frame
hoistway
hoisting machine
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elevator installation
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昭一 大迫
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータの据付工事法に係り、特に巻動式
巻上機により駆動させるエレベータに好適な据付工事法
に関する。
〔従来の技術〕
従来の巻動式巻上機によつて駆動するエレベータの据
付工事法は、特開昭60−52483号公報に記載のように行
なわれていた。すなわち、エレベータ昇降路に足場を仮
設し、これにより昇降路上部に本設プーリを取付け、こ
の本設プーリを介して昇降路下部付近の機械室に設置し
た本設用巻胴式巻上機からのロープを配置し、このロー
プにエレベータの本設機器を連結し、巻胴式巻上機を操
作することによつて本設機器を所定位置に揚重するよう
にしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで巻胴式巻上機を用いたエレベータの需要は、
一般に小型の建築物がほとんどである。このような小型
の建築物の建築に際しては、エレベータの据付工事を除
いて100V電源で間にあうため、元請の建築業者は建屋の
完成間近までエレベータ用としてしか用いない200V電源
を引かない場合が多い。このためエレベータ業者は、エ
レベータ据付工事用として単独に仮設電源を引かなけれ
ばならなかつたり、建築業者の作業日程に合わせなけれ
ばならず経済性や効率の点で問題があつた。
従つて、従来エレベータの据付工事法は、多くの場
合、エンジンによる別電源を手配するか、昇降路に沿つ
て一定のピツチで仮設足場を組み立てなければならず、
前者にあつては騒音や経費高になる問題があり、また後
者にあつては足場の仮設および撤去のために煩雑な手数
を要するという問題があつた。
本発明の目的は、電源と付設時期に拘束されることな
く据付工事を行なうことができるエレベータの据付工事
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、昇降路に立設し
たガイドレールに沿つてかご枠を移動させながら行なう
エレベータの据付工事法において、 昇降路下部で、巻胴式巻上機および前記かご枠を組立
てた後、前記巻胴式巻上機に巻掛けられたロープにより
前記かご枠を懸吊し、かつ、かご枠に設けられた操作ス
イツチからの指令を伝え、巻胴式巻上機のブレーキを操
作する操作ケーブルをかご枠と前記巻胴式巻上機間に設
け、しかる後、前記巻胴式巻上機を手動手巻により駆動
し前記かご枠を昇降路最上階へ吊上げ、前記巻胴式巻上
機のブレーキを前記操作スイツチを操作して寸動的に開
放することにより、前記かご枠を順次下方へ移動させな
がら緒作業を行なうようにしたものである。
〔作用〕
本発明は上述の如き据付工事法であるから、本設用巻
胴式巻上機のブレーキを100V電源で寸動的に開放するこ
とにより、かご枠を自重で降下させることができるの
で、エレベータ用200V電源が引き込まれない現場にあつ
ても、自重で降下させるかご枠を利用して、諸作業を行
なうことができる。また、かご枠の組立てを昇降路の下
部で行なうようにしてあるので、このかご枠の組立てが
容易である。さらに、組立てたかご枠は巻胴式巻上機の
手動手巻により上昇させることができるので、準備のた
めの作業に時間を要さずにこのかご枠の上昇作業を実施
できるとともに、設備費用を抑えることができる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面によつて説明する。
第1図は作業工程図で、先ず第1の工程として昇降路
最上階に仮設作業床を組み立てる。つまり第2図に示す
ように昇降路最上階に持ち込んだ資材によつて仮設作業
床3を組み立てる。次に、第1図に示す第2工程として
プーリ取付けを行なう。これは第2図の仮設作業床3を
足場にしてプーリブラケツト1を取付け、このプーリブ
ラケツト1へ本設プーリ2を取付けている。その後、第
1図の第3の工程として、ガイドレール立設を行なう。
つまり第2図に示す昇降路6の下部近傍から昇降路6内
に搬入したガイドレール4を、仮設作業床3からロープ
で吊つたり、またはウインチを利用して吊り上げ、ガイ
ドレール4のほぼ1本分の長さに相当する分だけ上方へ
引き上げる。次いで、この吊り上げたガイドレール4の
下部に次のガイドレールを接続し、これを更にガイドレ
ールの1本分に相当する高さまで吊り上げるという作業
を繰り返し、各階床出入口13の両側に1対のガイドレー
ルを立設する。
次の第4の工程はガイドレール芯出しおよび固定で、
ガイドレールブラケツト5を用いて各階床出入口13の各
床面に対して芯出しを行ないつつ固定する。次の第5の
工程はかご枠組み立てであり、本設かご枠10を昇降路下
部にて組み立てる。この工程と並行して、第6工程とし
て昇降路6の下部近傍に形成した機械室7に本設用巻胴
式巻上機8と制御盤9を据付、この本設用巻胴式巻上機
8から本設ロープ11を送り出し、第7の工程として本設
プーリ2を介して本設かご枠10を懸吊し、かつ、第8の
工程として本設かご枠10に設けた操作スイツチ14と本設
用巻胴式巻上機8のブレーキ間を操作ケーブル15で接続
した後、第9の工程として仮設作業床3を解体し、本設
かご枠10を本設用巻胴式巻上機8に手巻ハンドルを取付
け、手動手巻で昇降路最上階へ巻き上げる。このとき状
態は第3図に示すとおりである。
次に、第10の工程としてのかご枠移動は、かご枠上に
設けた操作スイツチ14を操作し、100V電流によつて本設
用巻胴式巻上機8のブレーキを電動で操作し、これを寸
動的に開放することにより本設かご枠10を所定の位置ま
で下降させ、第11の工程として図示しない出入口部品や
昇降路内機器の取付け、昇降路内配線および結線作業等
の諸作業を行なう。このブレーキの寸動操作と諸作業を
本設かご枠10が最下階に達するまで繰り返すことにより
昇降路内の作業を全て完了する。
最後に、エレベータ用電源が引き込まれた時点で第12
の工程として試運転・調整を行なう。
〔発明の効果〕
本発明によれば、かご枠を巻胴式巻上機から送りだし
てプーリに掛けたロープによつて懸吊し、巻胴式巻上機
のブレーキをかご枠上の操作スイツチを操作して、寸動
的に開放することによつてかご枠を自重で下降させなが
ら、各階床での緒作業を行なうようにしたため、200V電
源が引き込まれていない状態でも別電源を設けることな
く、100V電源でエレベータの据付工事を行なうことがで
きる。また、かご枠の組立てを昇降路の下部で行なうの
で作業が容易であり、この組立作業を安全に効率よく行
なうことができる。さらに、巻胴式巻上機の手動手巻に
よりかご枠を上昇させることができるので、準備のため
の作業に時間がかからず、また設備費用も抑えることが
でき、このかご枠上昇操作を簡単かつ安価に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例になるエレベータ据
付工事法を示し、第1図はその作業工程図、第2図およ
び第3図は上記据付工事法における所定の工程中を示す
昇降路縦断面図である。 2……本設プーリ、3……仮設作業床、4……ガイドレ
ール、6……昇降路、8……本設用巻胴式巻上機、10…
…本設かご枠、11……本設ロープ、14……操作スイツ
チ、15……操作ケーブル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路に立設したガイドレールに沿つてか
    ご枠を移動させながら行なうエレベータの据付工事法に
    おいて、 昇降路下部で、巻胴式巻上機および前記かご枠を組立て
    た後、前記巻胴式巻上機に巻掛けられたロープにより前
    記かご枠を懸吊し、かつ、かご枠に設けられた操作スイ
    ツチからの指令を伝え、巻胴式巻上機のブレーキを操作
    する操作ケーブルをかご枠と前記巻胴式巻上機間に設
    け、しかる後、前記巻胴式巻上機を手動手巻により駆動
    し前記かご枠を昇降路最上階へ吊上げ、前記巻胴式巻上
    機のブレーキを前記操作スイツチを操作して寸動的に開
    放することにより、前記かご枠を順次下方へ移動させな
    がら緒作業を行なうようにしたことを特徴とするエレベ
    ータの据付工事法。
JP1113825A 1989-05-08 1989-05-08 エレベータの据付工事法 Expired - Lifetime JP2549171B2 (ja)

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JPS63123784A (ja) * 1986-11-13 1988-05-27 株式会社日立ビルシステムサービス エレベ−タの据付工事法
JPH0774074B2 (ja) * 1987-09-02 1995-08-09 株式会社東芝 エレベータの足場なし据付装置

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