JP2549100Y2 - 包装装置におけるフイルム供給装置 - Google Patents

包装装置におけるフイルム供給装置

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JP2549100Y2
JP2549100Y2 JP1990118314U JP11831490U JP2549100Y2 JP 2549100 Y2 JP2549100 Y2 JP 2549100Y2 JP 1990118314 U JP1990118314 U JP 1990118314U JP 11831490 U JP11831490 U JP 11831490U JP 2549100 Y2 JP2549100 Y2 JP 2549100Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばポリエチレン製のフィルムにより生
鮮食料品等の被包装品をストレッチ包装する包装装置に
おけるフィルム供給装置に関する。
(従来の技術) 一般に、発泡スチロール製のトレーに収納された生鮮
食料品等の物品をトレーごとポリエチレン製のストレッ
チフィルムにより包装するストレッチ包装機が知られて
いる。この種の包装機は、概ね、所定の幅寸法とされた
ストレッチフィルムが多重に巻き付けられたフィルムロ
ールを回転自在に支持するロール支持機構と、ストレッ
チフィルムの幅方向の両側部位置にそれぞれ配設されて
所定長さに切断されたストレッチフィルムの両側部を挟
持して包装部に搬送する一対のフィルム搬送機構と、包
装部において緊張保持されたストレッチフィルムの下方
からトレーに収納された物品を押し上げるリフター機構
と、該リフター機構により押し上げられたトレーの底面
側にストレッチフィルムの周縁部を折り込んで包装する
包装機構とから構成されている。
ところで、上記のような包装機を用いてトレーごと物
品をストレッチ包装する場合には、トレーに収納された
物品の大小、換言すれば、トレー寸法の大小に対応させ
てそれぞれのトレー寸法に適した所定の幅寸法とされた
フィルムロールが選択使用されるようになっている。
また、上記のようにトレー寸法に合わせてフィルムロ
ールを交換した場合には、これに伴って、フィルムの幅
方向の両側部をそれぞれ挟持して該フィルムを包装部に
搬送する一対のフィルム搬送機構の少なくとも一方を、
フィルムの幅寸法に対応させてその幅方向に移動させる
ようになっている。例えば、特開昭57−194915号公報に
記載された包装用フィルム等の搬送装置によれば、包装
用フィルムの幅方向の一側部を挟持して該フィルムを搬
送する複数の無端状搬送ベルトが上下に平行に張設され
た移動枠をフィルム幅方向に移動可能に支持することに
より、この移動枠に取り付けられた操作バーを手動操作
して該移動枠を使用するフィルムの幅寸法に対応させて
その幅方向に移動させ得るようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記のようにトレー寸法に対応させてフィ
ルムロールを交換する場合には、その都度、一対のフィ
ルム搬送機構間の間隔が、フィルム幅に対応する間隔と
なるように少なくとも一方のフィルム搬送機構を手動操
作してフィルム幅方向に移動させてその位置を調整する
必要があり、この調整作業が煩わしく面倒なものであっ
た。
一方、上記のような一対のフィルム搬送機構間の間隔
調整に先立って、フィルムロールを交換する場合に、従
来においては、フィルムロールの両端部を支持するフィ
ルムホルダーの両方、もしくはその少なくとも一方の位
置を交換しようとするフィルムロールの幅寸法に応じて
調整する必要があり、その調整作業が煩わしく面倒であ
った。このように、従来においては、フィルムロール交
換時における煩わしさに加えて、更に面倒なフィルム搬
送機構の間隔調整をする必要があり、このため、トレー
寸法に対応させてフィルムロールを交換する場合におけ
る一連の段取り換え作業に長時間を要し、その作業性を
著しく低下させることになっていた。
本考案は、上記の実情に対処するもので、生鮮食料品
等の被包装品をフィルムによりストレッチ包装する包装
装置において、上記フィルムのロール交換ならびにこれ
に伴う一対のフィルム搬送機構間の間隔調整を極めて簡
単に行い得るフィルム供給装置を提供し、以て、それら
の作業性を向上させることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するために本考案は、次のように構
成したことを特徴とする。
まず、本願の第1請求項に係る考案(以下、第1考案
と称する)は、包装ステーションに緊張保持されたフィ
ルムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィル
ムの周縁部を被包装品の底面側に折り込んで包装する包
装装置におけるフィルム供給装置であって、上記フィル
ムのロールを回転可能に支持するロール支持機構と、該
支持機構より繰り出されたフィルムを上記包装ステーシ
ョンに搬送するフィルム搬送機構とを有し、該フィルム
搬送機構を、フィルムの幅方向の両側部を個別に挟持し
て移送する一対の搬送ユニットにより構成すると共に、
これら搬送ユニットのうち、少なくとも一方の搬送ユニ
ットを他方の搬送ユニットとの間隔が調整し得るように
移動可能とし、且つ上記ロール支持機構にセットされた
フィルムロールのセット位置を検出する検出手段を設け
ると共に、この検出手段による検出結果に基づいて、上
記フィルム搬送機構の両ユニットがフィルムの幅方向の
各側部に対応する挟持位置に位置するように少なくとも
一方の搬送ユニットを駆動する駆動手段を備えたことを
特徴とする。
また、本願の第2請求項に係る考案(以下、第2考案
と称する)は、包装ステーションに緊張保持されたフィ
ルムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィル
ムの周縁部を被包装品の底面側に折り込んで包装する包
装位置におけるフィルム供給装置であって、上記フィル
ムのロールを回転可能に支持するロール支持機構と、該
支持機構より繰り出されたフィルムを上記包装ステーシ
ョンに搬送するフィルム搬送機構とを有し、該フィルム
搬送機構を、フィルムの幅方向の両側部を個別に挟持し
て移送する一対の搬送ユニットにより構成すると共に、
これら搬送ユニットのうち、少なくとも一方の搬送ユニ
ットを他方の搬送ユニットとの間隔が調整し得るように
移動可能とし、且つロール支持機構にセットされたフィ
ルムロールのロール幅を検出する検出手段を設けると共
に、この検出手段による検出結果に基づいて、フィルム
搬送機構における両ユニット間の間隔がフィルム幅に対
応する間隔となるように少なくとも一方の搬送ユニット
を駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする。
また、本願の第3請求項に係る考案(以下、第3考案
と称する)は、包装ステーションに緊張保持されたフィ
ルムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィル
ムの周縁部を被包装品の底面側に折り込んで包装する包
装装置におけるフィルム供給装置において、上記フィル
ムのロールを回転可能に支持するロール支持機構と、該
支持機構より繰り出されて被包装品に応じた所定長さに
切断されたフィルムを上記包装ステーションに搬送する
フィルム搬送機構とを有し、上記ロール支持機構を、ロ
ールを支持するロールバーと、該ロールバーに設けられ
た固定ホルダーと、上記ロールバー上を移動可能とされ
て固定ホルダーとの間でロールの両端部を挟持する可動
ホルダーとから構成すると共に、上記フィルム搬送機構
を、フィルムの幅方向の一方の側部を挟持して移送する
固定側搬送ユニットと、同じくフィルムの幅方向の他方
の側部を挟持して移送し、且つ上記固定側搬送ユニット
との間隔を調整し得るように移動可能とされた可動側搬
送ユニットとから構成し、且つ上記ロール支持機構にお
ける可動ホルダーの位置に応じて、上記フィルム搬送機
構における両ユニット間の間隔がフィルム幅に対応する
間隔となるように可動側搬送ユニットを駆動する駆動手
段を設けたことを特徴とする。
また、本願の第4請求項に係る考案(以下、第4考案
と称する)は、上記第1〜第3考案のいずれかにおい
て、上記フィルムのロールを回転可能に支持するロール
支持機構を、包装装置本体側に片持ち状に支持されたロ
ール支持用のロールバーと、該ロールバーの先端部に設
けられた固定ホルダーと、上記ロールバーの基端部側に
移動可能に支持されて固定ホルダーとの間でロールの両
端部を挟持する可動ホルダーと、該可動ホルダーを固定
ホルダーに接近させる方向に付勢する弾性部材とから構
成し、且つ上記固定ホルダーをフィルムのロールを挿通
可能な径とすると共に、該ホルダーにロールを挿通した
のちに固定ホルダーから半径方向外方に突出して該ロー
ルの一端を係止する係止手段を設けたことを特徴とす
る。
(作用) 第1考案によれば、ロール支持機構に対するフィルム
ロールのセット位置に基づいてフィルム搬送機構のフィ
ルム挟持位置が自動調整され、また第2考案によれば、
ロール支持機構にセットされたフィルムロールのロール
幅に基づいてフィルム搬送機構のフィルム挟持間隔が自
動調整されるので、いずれの考案においても、フィルム
ロールの交換に伴うフィルム搬送機構の位置決め操作は
不要となる。
また、第3考案によれば、フィルムのロールを回転自
在に支持するロール支持機構におけるロール上を移動可
能とされて該ロールバーに設けられた固定ホルダーとの
間でロールの両端部を挟持する可動ホルダーの位置に応
じて、駆動手段によりフィルム搬送機構を構成する可動
側搬送ユニットが駆動されて該可動側搬送ユニットと固
定側搬送ユニットとの間の間隔がフィルム幅に対応する
間隔となるように自動的に調整されることになり、これ
により、従来のように、ロール交換時に、その都度、フ
ィルム搬送機構における両ユニット間の間隔を調整する
ことが不要となる。
また、第4考案によれば、ロール支持機構において片
持ち状に支持されたロールバーの先端部に設けられる固
定ホルダーがフィルムのロールを挿通させ得る径とさ
れ、且つ該固定ホルダーにロールを挿通したのちに固定
ホルダーから半径方向外方に突出して該ロールの一端を
係止する係止手段が設けられていると共に、可動ホルダ
ーがロールバー上を移動可能とされているので、上記ロ
ールを固定ホルダー側より挿通させることにより、該ロ
ールの端部により押圧されて可動ホルダーが弾性部材に
抗してロール幅に応じてロールバー上を移動すると共
に、ロール挿通後においては、該ロールの他方の端部が
固定ホルダーに設けられた係止手段により係止され、こ
れにより、装着されるロールのロール幅に関係なく常に
ロールが固定ホルダーと該可動ホルダーとの間に挟持さ
れた状態で確実に支持されると共に、該ロールはその一
端が上記係止手段により位置決めされた所定のセット位
置に正確に保持されることになる。また、上記係止手段
によるロール端部の係止状態を解除するだけで容易にロ
ールを取り外すことができる。このように、第4考案に
よれば、フィルムのロールを固定ホルダー側より挿通さ
せるだけで該ロールを装着状態に保持することができる
と共に、ロールを取り換える場合には、上記固定ホルダ
ーに設けられた係止手段によるロール端部の係止状態を
解除するだけで容易に該ロールを取り外すことができる
ことになり、これにより、極めて簡単にフィルムロール
を交換することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1、2図に示すように、包装装置1は、その本体1a
の正面中央部に設けられた計量搬入機構2と、同じく本
体1aの側部に配設されて所定の幅寸法とされたストレッ
チフィルム3が多重に巻き付けられたフィルムロール3a
を回転自在に支持するロール支持機構4と、該ロール支
持機構4より繰り出されたフィルム3の幅方向の両側部
をそれぞれ挟持して上記計量搬入機構2の上方に位置す
る本体1a内に形成された包装ステーション5に搬送する
フィルム搬送機構6(第2図参照)と、上記包装ステー
ション5に搬送されたフィルム3により生鮮食料品等の
被包装品を包装する折り込み機構7(第2図参照)と、
上記包装ステーション5の前方における計量搬入機構2
の上部に配設されて折り込み機構7により包装された被
包装品の底面側に折り込まれたフィルム3を熱シールす
るシール機構8とを有する。また、上記本体1aの上面部
には、表示器9aと操作部9bとが備えられて上記各機構2,
6,7,8の作動を制御すると共に、上記計量搬入機構2に
より計量された被包装品の重量を示す信号に基づいて該
被包装品の価格の算出等を行う制御装置9と、該制御装
置9からの出力信号に基づいて被包装品の重量や価格等
をラベルに印字するラベルプリンタ10ならびにこれに一
体のラベル発行機11が配設されている。
次に、上記フィルム搬送装置6の構成について説明す
ると、この搬送機構6は、第2、3図に示すように、上
記ロール支持機構4に回転自在に支持されたフィルムロ
ール3aの一方の端部(第2図における左側の端部)の上
方位置に配設されて該フィルムロール3aより繰り出され
たフィルム3の一方の側部を挟持して上記包装ステーシ
ョン5に向けて搬送する固定側搬送ユニット12と、同じ
く上記フィルムロール3aの他方の端部(第2図において
右側の端部)の上方位置に配設されて該フィルムロール
3aより繰り出されたフィルム3の他方の側部を挟持して
上記包装ステーション5に向けて搬送する可動側搬送ユ
ニット13とを有する。そして、上記可動側搬送ユニット
13のフレーム13aの下面には、取付ブラケット14,14を介
して一対のスライド部材15,15が固設されており、これ
らの各スライド部材15,15が本体1aに回転自在に支持さ
れた一対のネジ軸16,16にそれぞれ螺合されていると共
に、各ネジ軸16,16の一端に固設されたスプロケット17,
17と駆動モータ18の回転軸18aの端部に固設されたスプ
ロケット19とがチェーン機構20により連結されている。
そして、上記駆動モータ18により各ネジ軸16,16をそれ
ぞれ所定方向に回転させることにより、上記一対のスラ
イド部材15,15が各ネジ軸16,16に沿ってスライドし、こ
れにより、可動側搬送ユニット13の全体がネジ軸16,16
の軸心方向に移動されることになって、該可動側搬送ユ
ニット13と上記固定側搬送ユニット12との間の間隔を適
宜に調整し得るようになっている。また、固定側搬送ユ
ニット12は、上記各ネジ軸16,16の端部に支持された状
態で本体1a側に固定されている。
しかし、必要とあれば固定側搬送ユニット12を可動側
搬送ユニット13と同様に移動可能に構成して、フィルム
のセット位置に応じて両側の搬送ユニット12,13を移動
させたり、或いは搬送ユニット12,13の各位置を微調整
することにより、フィルム側部の掴み代を調整するよう
にしてもよい。
なお、上記固定側搬送ユニット12と可動側搬送ユニッ
ト13とはそれぞれ同様の構成とされており、従って、可
動側搬送ユニット13の構成について説明し、固定側搬送
ユニット12の構成についてはその説明を省略する。即
ち、第3図に示すように、上記可動側搬送ユニット13
は、そのフレーム13aの上部の両側部に回転自在に支持
された一対のタイミングプーリ21,21間にフィルム3の
搬送方向(図において矢印Aで示す)に沿ってタイミン
グベルトでなる上部搬送ベルト22が張設されていると共
に、同じくフレーム13aの両側部に回転自在に支持され
た一対のタイミングプーリ23,23間に上記上部搬送ベル
ト22の下方において該ベルト22に平行してタイミングベ
ルトでなる下部搬送ベルト24が張設されている。そし
て、下部搬送ベルト24の下方には、その張設方向に沿っ
て複数のクランプ部材25…25が配設されており、これら
の各クランプ部材25は、フレーム13aに揺動自在に支持
された複数の揺動レバー26…26の上部に取り付けられて
いる共に、各揺動レバー26の下端にはバー部材27,27が
支持されており、各バー部材27,27の一端がフレーム13a
の所定位置に配設されたソレノイド28,28に連結レバー2
9,29を介してそれぞれ連結されている。そして、図示の
ように、各クランプ部材25により下部搬送ベルト24を押
し上げて、該搬送ベルト24を上部搬送ベルト22に密着さ
せたクランプ状態より、上記ソレノイド28,28を駆動す
ることにより、各連結レバー29,29を介してバー部材27,
27がフィルム3の送り方向とは逆の方向(反矢印A方
向)に移動し、これに伴って、各揺動レバー26が所定方
向に揺動することになって、各クランプ部材の25が上記
下部搬送ベルト24より離反した非クランプ状態とするこ
とができるようになっている。また、上記のごとく下部
搬送ベルト24を上部搬送ベルト22に密着させたクランプ
状態においては、両搬送ベルト22,24間でフィルム3を
確実に挟持して該両ベルト22,24の移動に伴って所定寸
法に切断されたフィルム3を搬送ステーション5に搬送
するようになっている。
更に、可動側搬送ユニット13における一側部、即ち、
フィルム3の導入側の端部には、上記フィルムロール3a
より繰り出されたフィルム3を上記上部、下部搬送ベル
ト22,24の始端側に搬入するための駆動モータ30により
所定方向に回転される一対の送りローラ31,32と、上記
可動側搬送ユニット13の一側部における本体1a側に支軸
33を中心として実線で示す状態と鎖線で示す状態との間
で回動自在に支持され、且つ上記送りローラ32との間で
フィルム3を挟持する押圧ローラ34と、上記下部搬送ベ
ルト24との間でフィルム3を挟持する搬入ベルト35が設
けられた搬入機構36が配設されている。更に、上記各送
りローラ31,32間にはソレノイド37により駆動されてフ
ィルム3の幅方向にミシン目を形成するカッター38が配
設されていると共に、上記搬入機構36における搬入ベル
ト35の下方には、ソレノイド39により駆動されて搬入ベ
ルト35との間でフィルム3の幅方向の両側部をクランプ
するクランプ部材40が設けられている。また、搬入ベル
ト35は、搬入機構36のフレームに図示しないスプリング
を介して上下動可能に取り付けられて、第3図に鎖線で
示すように、上記搬入機構36を上方に回動させて搬入ベ
ルト35を浮かせた状態で、フィルムロール3aより引き出
したフィルム3の端部を一対の送りローラ31,32上に導
くと共に、上記搬入機構36を、実線で示すように、回動
させて押圧ローラ34と送りローラ32とを対接させること
により、フィルム3の端部が搬送されてその端部が上
部、下部搬送ベルト22,24側に受け渡されることにな
る。そして、上記一対の送りローラ31,32によりフィル
ム3を所定量繰り出して、一旦、フィルム3の送りを停
止すると共に、このとき、上記カッター38によりフィル
ム3の幅方向にミシン目を形成し、その後、再び、フィ
ルム3を搬送し、上記カッター38により形成されたミシ
ン目がクランプ部材40の直下流側に位置した状態で該ク
ランプ部材40によりフィルム3の幅方向の両側部をクラ
ンプすると共に、上記各搬送ベルト22,24を駆動させる
ことにより、フィルム3がミシン目より切断されて、こ
れにより、所定長さに切断されたフィルム3の幅方向の
一方の側部が、上記各搬送ベルト22,24間に挟持されて
包装ステーション5に搬送されることになる。なお、上
記フィルム3の他方の端部は、可動側搬送ユニット13と
同様構成とされた固定側搬送ユニット12により挟持され
て包装ステーション5に搬送されるようになっている。
そして、第4図に示すように、上記フィルム搬送機構
6を構成する固定側搬送ユニット12と可動側搬送ユニッ
ト13とにより包装ステーション5に搬送されたフィルム
3の下方には、トレー(イ)に収納された生鮮食料品等
の被包装品(ロ)を計量搬入機構2より受け取って上記
包装ステーション5に押し上げるリフター機構50が配設
されていると共に、上記フィルム3の直上部には、該フ
ィルム3により上記被包装品(ロ)をトレー(イ)ごと
包装する折り込み機構7が配設されており、上記計量搬
入機構2は、トレー(イ)に収納された被包装品(ロ)
の重量を計量する計量器41と、該計量器41の上面に取り
付けられたブラケット42に支持された一対のローラ43,4
3間に張設された複数の搬入ベルト44…44とを有し、各
搬入ベルト44には、トレー(イ)の端部を押圧して上記
リフター機構50側に搬送する突起44aがそれぞれ固設さ
れており、上記各搬入ベルト44上にトレー(イ)に収納
された被包装品(ロ)を載置することにより、該被包装
品(ロ)の重量が計量器41により計量されると共に、ト
レー(イ)が搬入ベルト44の駆動に伴って突起44aによ
り押圧され上記リフター機構50側に搬送されるようにな
っている。そして、このリフター機構50は、ベース51上
に固設された複数のブラケット52…52にそれぞれ回動自
在に支持されて転倒可能とされた支持バー53と、各支持
バー53の上端部にそれぞれ回動自在に支持されて上記ト
レー(イ)の底面を受支する支持部材54とを有し、上記
ベース51が、第1図に示すように、本体1aの側部下方に
配設されて駆動手段(図示せず)により回転されるカム
部材55により昇降されるリンク機構56等を介して所定の
ストロークで昇降されて、上記各支持部材54の上部に受
支したトレー(イ)を、鎖線で示すように、フィルム3
の下方より押し上げるようになっており、これにより、
上記フィルム3が被包装品(ロ)の上面に密着すると共
に、該フィルム3の幅方向の両側部が固定側搬送ユニッ
ト12および可動側搬送ユニット13における各搬送ベルト
22,24間でクランプされて該フィルム3が張設状態に保
持されるようになっている。
なお、第4図に示すように、上記リフター機構50にお
ける支持バー53をトレー(イ)の寸法に応じて適宜に転
倒させることにより、ベース51の上昇時における支持バ
ー53と他の配設部との干渉を防止するようになってい
る。
そして、上記のように張設状態とされたフィルム3に
より被包装品(ロ)がトレー(イ)ごと折り込み機構7
により包装されるようになっており、この折り込み機構
7は、第4、5図に示すように、本体1aの後部に支持さ
れた各一対のタイミングプーリ57a,57bおよび58a,58b間
にそれぞれ張設された各タイミングベルト59,60と、こ
れらの各タイミングベルト59,60の下方に支持ブラケッ
ト61,62を介して支持された左右一対の折り込み板63,64
と、上記本体1aの所定位置に支持された一対のタイミン
グプーリ65a,65b間にフィルム3の搬送方向と直交する
方向(フィルム3の幅方向)に張設されたタイミングベ
ルト66と、該ベルト66の下方に支持ブラケット67を介し
て支持された折り込み板68と、上記各タイミングプーリ
65a,65bにそれぞれ対向するように配設された一対のタ
イミングプーリ69a,69b間に張設されたタイミングベル
ト70と、該タイミングベルト70の下方に支持ブラケット
71を介して支持された排出用プッシャ72とを有する。そ
して、上記タイミングプーリ57bと58aとが一対のギヤ部
材73a,73bにより連動されると共に、上記タイミングプ
ーリ57aが駆動モータ74により駆動されることにより、
各タイミングベルト59,60が互いに反対方向に移動され
ることになって、左右一対の折り込み板63,64が、第5
図に矢印Bで示すように、互いに離接する方向に移動さ
れるようになっている。また、上記各タイミングプーリ
65b、69bと同軸に支持されたタイミングプーリ65c,69c
がそれぞれ駆動モータ75,76により駆動されることによ
り、上記折り込み板68および排出用プッシャ72が、第5
図に矢印Cで示すように、それぞれフィルム3の幅方向
に移動されるようになっている。そして、上記各折り込
み板63,64,68により、第4図に鎖線で示すように、張設
状態とされたフィルム3の周縁部を被包装品(ロ)が収
納されたトレー(イ)の底面側に折り込むと共に、フィ
ルム3により包装された被包装品(ロ)を、上記折り込
み板68より遅れたタイミングで前進する排出プッシャ72
により前方に向けて押し出して、該被包装品(ロ)を包
装ステーション5の前方位置に配設されたシール機構8
に向けて押し出すようになっている。そして、シール機
構8上に押し出されたトレー(イ)の底面側に折り込ま
れたフィルム3が熱シールされるようになっている。
なお、第1、4図に示すように、上記包装ステーショ
ン5の上部には、被包装品(ロ)の上面部に当接して該
被包装品(ロ)の浮き上がりを防止するための一対の押
さえ部材77,77が回動自在に支持されている。
そして、本実施例においては、第6〜8図に示すよう
に、上記フィルムロール3を回転自在に支持するロール
支持機構4が、本体1aの所定位置に固設された支持ブラ
ケット78に回転自在に片持ち支持されたロールバー79
と、このロールバー79の先端部に固設されて上記フィル
ムロール3aを挿通させ得る径とされ、且つ該フィルムロ
ール3aの一方の端部を支持する固定ホルダー80と、上記
ロールバー79上を、第6図に実線で示す位置と鎖線で示
す位置との間でフィルムロール3aの幅寸法に応じて移動
可能とされて該フィルムロール3aの他方の端部を支持す
る大径のフランジ部81aが一体的に形成された可動ホル
ダー81と、該可動ホルダー81と固定ホルダー80の対向面
にそれぞれ固設された各一対の繋止部材82,82間に装着
されて可動ホルダー81を固定ホルダー80側に接近させる
コイルスプリング83とを有する。更に、上記固定ホルダ
ー80の外周部には、上記フィルムロール3aの芯部材3bの
内周面に当接して該フィルムロール3aのから回りを防止
する複数の板バネ84…84が配設されていると共に、板バ
ネ85により付勢されて固定ホルダー80の外周部より半径
方向外方に突出することにより上記フィルムロール3aに
おける芯部材3bの端部を係止するストッパー部材86が設
けられている。これにより、第6図に示すように、上記
固定ホルダー80と可動ホルダー81との間でフィルムロー
ル3aにおける芯部材3bの両端部を挟持して該フィルムロ
ール3aを装着状態に保持し得るようになっている。
また、上記ロールバー79の本体1a側に支持された端部
には、ブレーキドラム87が一体的に取り付けられている
と共に、このドラム87に摺接するブレーキシュー88が固
設されたレバー89が回動自在に支持されており、該レバ
ー89を本体1aの所定位置に配設されたソレノイド90によ
り回動させることにより、ブレーキシュー88が上記ドラ
ム87の外周面に圧着されることになって、上記ロールバ
ー79の回転が規制されてフィルム3がフィルムロール3a
より必要以上に繰り出されることを防止するようになっ
ている。
更に、本実施例においては、第2、3図に示すよう
に、上記ロール支持機構4における可動ホルダー81の位
置に応じて、フィルム搬送機構6における可動側搬送ユ
ニット13をフィルム3の幅方向に移動させることによ
り、該可動側搬送ユニット13と固定側搬送ユニット12と
の間の間隔がフィルム3の幅となるように調整されるよ
うになっている。即ち、上記可動ホルダー81に一体的に
形成された大径のフランジ部81aに係合する係合部材91
が固設されてフィルムロール3aの挿通時における該可動
ホルダー81の移動に伴って移動するガイド部材92が配設
されており、このガイド部材92の一側部には、取付ブラ
ケット93を介して可動側搬送ユニット13の位置を検出す
る位置検出センサ94が固設されている。一方、上記可動
側搬送ユニット13におけるフレーム13aの所定位置には
取付ブラケット95を介して被検出片96が固設されてお
り、該被検出片96の位置を上記位置検出センサ94により
検出することにより、上記フィルムロール3aの交換に伴
う可動ホルダー81の移動に伴って上記可動側搬送ユニッ
ト13の位置が調整されるようになっている。即ち、上記
フィルムロール3aを交換する場合には、上記駆動モータ
18により各ネジ軸16,16を所定方向に回転させることに
より、一旦、可動側搬送ユニット13を、第2図に示す状
態より右側の側端部に後退させて該可動側搬送ユニット
13に固設された被検出片96を位置検出センサ94より離反
させたのち、フィルムロール3aの挿通時における可動ホ
ルダー81の移動に連動してガイド部材92を介して所定位
置に移動された上記位置検出センサ94により、可動側搬
送ユニット13に固設された被検出片96が検出されるまで
該可動側搬送ユニット13を各ネジ軸16,16に沿って再び
前進させることにより、該可動側搬送ユニット13をフィ
ルム3の幅に応じて移動するようになっている。
次に、本実施例の作用を説明すると、フィルムロール
3aを装着する場合には、第6図に示すように、ロールバ
ー79の一端に固設された固定ホルダー80側よりフィルム
ロール3aを挿通することにより、該ロール3aの芯部材3b
の一方の端部により押圧されて可動ホルダー81がコイル
スプリング83に抗してフィルムロール3aの幅に応じてロ
ールバー79上を移動すると共に、フィルムロール3aの挿
通後においては、該ロール3aの芯部材3bの他方の端部が
固定ホルダー80に設けられたストッパー部材86により係
止され、これにより、固定ホルダー80と該固定ホルダー
80側にコイルスプリング83により付勢された可動ホルダ
ー81との間でフィルムロール3aが確実に支持されること
になって、該ロール3aを装着状態に保持することができ
る。また、上記ストッパー部材86を押圧することにより
該ストッパー部材86によるフィルムロール3aにおける芯
部材3bの端部の係止状態を解除するだけで容易にフィル
ムロール3aをロールバー79より取り外すことができる。
このように、フィルムロール3aを固定ホルダー80側より
挿通させるだけで可動ホルダー81がフィルムロール3aの
幅に応じてロールバー79上を移動し、該可動ホルダー81
と上記固定ホルダー80との間でフィルムロール3aを装着
状態に保持することができると共に、フィルムロール3a
を取り外す場合には、上記固定ホルダー80に設けられた
ストッパー部材86によるフィルムロール3aにおける芯部
材3bの端部の係止状態を解除するだけで容易に該ロール
3aを取り外すことができることになり、これにより、極
めて簡単にフィルムロール3aを交換することができる。
更に、本実施例においては、上記フィルムロール3aの
交換時に、該フィルムロール3aの挿通時における可動ホ
ルダー81の移動に連動してガイド部材92を介して上記位
置検出センサ94が所定位置に移動されると共に、この位
置検出センサ94の位置に応じて、駆動モータ18により可
動側搬送ユニット13が一対のネジ軸16,16に沿って移動
されて、該可動側搬送ユニット13と固定側搬送ユニット
12との間の間隔がフィルム3の幅に対応する間隔となる
ように自動的に調整されることになり、これにより、フ
ィルムロール3aの交換時に、その都度、フィルム搬送機
構6における両搬送ユニット12,13の間隔を調整するこ
とが不要となる。
しかして、フィルムロール3aの交換に伴うフィルム搬
送機構6の自動位置決め機構は、かかる実施例に限定さ
れるものではなく、他の種々の態様が採用可能である。
例えば、第9図に示すように、可動側搬送ユニット13の
下部にリミットスイッチ100を取り付けると共に、該ス
イッチ100の接触子101を可動ホルダー81、或いはフィル
ムロール3aのいずれか一方の側端部に接触し得るように
構成する。そして、フィルムロール3aの交換に伴って上
記接触子101が所定幅以上振れると、リミットスイッチ1
00からの信号でもってネジ軸16を回転させ、可動側搬送
ユニット13を矢印D方向へ移動させるようにする。その
移動の間に新たなフィルムロール3aをロール支持機構4
にセットしておく。一方、可動側搬送ユニット13は、所
定位置まで退避すると、今度はネジ軸16の逆回転により
矢印E方向へと移動するようになっている。そして、接
触子101が新たにセットされたフィルムロール3aに、或
いは可動ホルダー81の側端部に接触すると、リミットス
イッチ100からの信号でもってネジ軸16が停止し、続い
て可動側搬送ユニット13も停止するようになっている。
このようにして、可動側搬送ユニット13は、フィルムロ
ール3aの右側端部に対して上下に対応した位置で自動的
に位置決めされる。
第10図は、上記リミットスイッチ100の代わりに光セ
ンサを使用した例を示したもので、この光センサとして
は、透過型、反射型等の種々のものが採用可能である
が、ここでは投光器と受光器とからなる透過型を採用し
た例を示している。即ち、可動側搬送ユニット13の下部
には、垂直アーム102が固定され、その下端にはC型ア
ーム103が固定され、さらに上下に枝別れしたC型アー
ム103の一方の先端部には、投光器104が、他方の先端部
には受光器105がそれぞれ取り付けられて、投光器104か
ら照射されたビームは、フィルムロール3aのセット領域
を横切って受光器105に入力されるようになっている。
そして、上記搬送ユニット13は、常に可動ホルダー81
と上下に対向する位置で停止するようになっている。即
ち、フィルムロール3aの交換に伴って可動ホルダー81
が、矢印E方向に移動すると、それまで可動ホルダー81
で遮られていたビームが受光器105で検出され、その信
号でもってネジ軸16が回転し、上記搬送ユニット13は、
可動ホルダー81を追跡すべく矢印E方向に進む。しか
し、フィルムロール3aがロール支持機構4にセツトされ
ていない時は、上記搬送ユニット13は、初期位置に居る
可動ホルダー81の手前で停止するようになっている。そ
して、新たなフィルムロール3aがセットされると、セッ
トされたフィルムロール3aでビームが遮られるため、そ
の信号でネジ軸16が逆回転して、可動側搬送ユニット13
が矢印D方向に移動する。そして、上記搬送ユニット13
が、可動ホルダー81のセット位置を通過して、再びビー
ムが受光器105で検出されると、その信号で今度はネジ
軸16が逆回転して、上記搬送ユニット13が矢印E方向に
進行する。そして、再びビームが可動ホルダー81で遮ら
れると、その時点でネジ軸16が停止し、これにより、上
記搬送ユニット13は、可動ホルダー81と上下に対向する
位置で停止する。
一方、反射型の光センサを使用する場合は、ロールバ
ー79の上記光センサと対向する面を反射面として形成
し、該ロールバー79からの反射光が検出されなくなつた
境界において、可動側搬送ユニット13を停止させるよう
にすればよい。
以上、説明してきたものは、フィルムロールの交換時
における搬送ユニットの位置決め作業を自動化するため
に、ロール支持機構4にセットされたフィルムロール3a
のセット位置に基づいて、フィルム搬送機構4のフィル
ム挟持位置(即ち、搬送ユニット13の停止位置)を自動
調整するようにしたものであるが、その他に、ロール支
持機構4にセットされたフィルムロール3aのロール幅に
基づいて、フィルム搬送機構4のフィルム挟持間隔を自
動調整することにより、搬送ユニットの位置決め作業を
自動化することもできる。
第11図は、その構成を示したもので、ロールバー79と
平行にスケールビーム106を設け、そのビーム106の表面
には、反射線と無反射線とが一定ピッチで繰り返すバー
コード状のスケールSを形成しておく。一方、可動ホル
ダー81の側面から延設されたアーム107には、縦縞の反
射線を検出するスキャナー108を取り付け、このスキャ
ナー108の移動軌跡上に、上記スケールSを配置し、さ
らに可動ホルダー81が初期位置に位置する時は、上記ス
キャナー108が、スケールSの始端部である全面反射領
域109に位置するように構成しておく。そして、フィル
ムロール3aをロール支持機構4にセツトすると、可動ホ
ルダー81が、矢印D方向に移動し、その移動に伴って上
記スキャナー108が、スケールSを走査することによっ
てパルス信号を出力し、このパルス信号が、図示しない
カウンタに入力されて、可動ホルダー81の移動量として
カウントされる。そして、そのカウント値から、セット
されたフィルムロール3aのロール幅が算出され、それに
基づいて可動側搬送ユニット13の停止位置が割り出され
て、上記搬送ユニット13の移動制御が行われる。これに
より、両搬送ユニット12,13の間隔は、フィルム幅に対
応した最適な間隔に調整される。
なお、以上の実施例では、一方の搬送ユニット13の位
置決め調整についてのみ説明したが、他方の搬送ユニッ
ト12についても、同様に移動可能に構成して、フィルム
ロール3aの左側端面と搬送ユニット12とが、常に上下に
対応するように調整することもできる。
(考案の効果) 以上のように、第1,第2考案によれば、フィルムロー
ルの交換時における搬送ユニットの位置決め作業を自動
化することができるので、作業性が向上し、しかも、搬
送ユニットの位置決めを、常に一定にすることができる
効果がある。
また、第3考案によれば、フィルムのロールを回転自
在に支持するロール支持機構におけるロールバー上を移
動可能とされて該ロールバーに設けられた固定ホルダー
との間でロールの両端部を挟持する可動ホルダーの位置
に応じて、駆動手段により、フィルム搬送機構を構成す
る可動側搬送ユニットが駆動されて該可動側搬送ユニッ
トと固定側搬送ユニットとの間の間隔が上記ロール支持
機構に支持されたフィルム幅に対応する間隔となるよう
に自動的に調整されることになり、これにより、従来の
ように、ロール交換時に、その都度、フィルム搬送機構
における両ユニット間の間隔を調整する必要がなく作業
性が向上することになる。
また、第4考案によれば、フィルムのロールを固定ホ
ルダー側より挿通させるだけで可動ホルダーがロール幅
に応じてロールバー上を移動し、該可動ホルダーと上記
固定ホルダーとの間でロールを装着状態に保持すること
ができることになって、従来のようにロール交換時に、
その都度、該ロールの両端部を支持するロールホルダー
の位置をロール幅に合わせて調整することが不要とな
る。特に、上記ロールは弾性部材による可動部材の固定
ホルダー側への付勢により固定ホルダーに設けられた半
径方向外方に突出する係止手段に係止されるから、装着
されるロールのロール幅に関係なく常にロールは固定ホ
ルダーと該可動ホルダーとの間に挟持された状態で確実
に支持されると共に、該ロールはその一端が上記係止手
段により位置決めされた所定のセット位置に正確に支持
されることになる。ロールを取り換える場合には、上記
固定ホルダーに設けられた係止手段によるロール端部の
係止状態を解除するだけで容易に該ロールを取り外すこ
とができることになり、これにより、極めて簡単にフィ
ルムのロールを交換することが可能となって、ロール交
換時における作業性を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願考案の実施例を示すもので、第1図は本実施
例に係るフィルム供給装置が装備された包装装置の正面
図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図は
第2図におけるIII−III切断線に沿ってみたフィルム搬
送機構の構成を示す拡大断面図、第4図は第1図におけ
るIV−IV切断線に沿ってみた要部拡大断面図、第5図は
第4図におけるV−V切断線に沿ってみた折り込み機構
の構成を示す要部断面図、第6図はフィルム支持機構の
拡大縦断面図、第7図は第6図におけるVII−VII線断面
図、第8図は同じく第6図におけるVIII−VIII線断面図
である。第9図ないし第11図は、他の実施例の概略構成
図である。 1…包装装置、3…フィルム、3a…フィルムロール、4
…ロール支持機構、5…包装ステーション、6…フィル
ム搬送機構、12…固定側搬送ユニット、13…可動側搬送
ユニット、15,16,18,20…駆動手段(15…スライド部
材、16…ネジ軸、18…駆動モータ、20…チェーン機
構)、79…ロールバー、80…固定ホルダー、81…可動ホ
ルダー、83…弾性部材(コイルスプリング)、86…係止
手段(ストッパー部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−194915(JP,A) 特開 昭62−211255(JP,A) 実開 昭48−66849(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装ステーションに緊張保持されたフィル
    ムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィルム
    の周縁部を被包装品の底面側に折り込んで包装する包装
    装置におけるフィルム供給装置であって、上記フィルム
    のロールを回転可能に支持する支持機構と、該支持機構
    より繰り出されたフィルムを上記包装ステーションに搬
    送するフィルム搬送機構とを有し、該フィルム搬送機構
    が、フィルムの幅方向の両側部を個別に挟持して移送す
    る一対の搬送ユニットにより構成されていると共に、こ
    れら搬送ユニットのうち、少なくとも一方の搬送ユニッ
    トが他方の搬送ユニットとの間隔を調整し得るように移
    動可能とされており、且つ上記ロール支持機構にセット
    されたフィルムロールのセット位置を検出する検出手段
    が設けられていると共に、この検出手段による検出結果
    に基づいて、上記フィルム搬送機構の両ユニットがフィ
    ルムの幅方向の各側部に対応する挟持位置に位置するよ
    うに少なくとも一方の搬送ユニットを駆動する駆動手段
    が備えられていることを特徴とする包装装置におけるフ
    ィルム供給装置。
  2. 【請求項2】包装ステーションに緊張保持されたフィル
    ムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィルム
    の周縁部を被包装品の底面側に折り込んで包装する包装
    装置におけるフィルム供給装置であって、上記フィルム
    のロールを回転可能に支持する支持機構と、該支持機構
    より繰り出されたフィルムを上記包装ステーションに搬
    送するフィルム搬送機構とを有し、該フィルム搬送機構
    が、フィルムの幅方向の両側部を個別に挟持して移送す
    る一対の搬送ユニットにより構成されていると共に、こ
    れら搬送ユニットのうち、少なくとも一方の搬送ユニッ
    トが他方の搬送ユニットとの間隔を調整し得るように移
    動可能とされており、且つ上記ロール支持機構にセット
    されたフィルムロールのロール幅を検出する検出手段が
    設けられていると共に、この検出手段による検出結果に
    基づいて、上記フィルム搬送機構における両ユニット間
    の間隔がフィルム幅に対応する間隔となるように少なく
    とも一方の搬送ユニットを駆動する駆動手段が備えられ
    ていることを特徴とする包装装置におけるフィルム供給
    装置。
  3. 【請求項3】包装ステーションに緊張保持されたフィル
    ムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィルム
    の周縁部を被包装品の底面側に折り込んで包装する包装
    装置におけるフィルム供給装置であって、上記フィルム
    のロールを回転可能に支持する支持機構と、該支持機構
    より繰り出されたフィルムを上記包装ステーションに搬
    送するフィルム搬送機構とを有し、上記ロール支持機構
    が、ロールを支持するロールバーと、該ロールバーに設
    けられた固定ホルダーと、上記ロールバー上を移動可能
    とされて固定ホルダーとの間でロールの両端部を挟持す
    る可動ホルダーとから構成されていると共に、上記フィ
    ルム搬送機構が、フィルムの幅方向の一方の側部を挟持
    して移送する固定側搬送ユニットと、同じくフィルムの
    幅方向の他方の側部を挟持して移送し、且つ上記固定側
    搬送ユニットとの間隔を調整し得るように移動可能とさ
    れた可動側搬送ユニットとから構成されており、且つ上
    記ロール支持機構における可動ホルダーの位置に応じ
    て、上記フィルム搬送機構における両ユニット間の間隔
    がフィルム幅に対応する間隔となるように可動側搬送ユ
    ニットを駆動する駆動手段が備えられていることを特徴
    とする包装装置におけるフィルム供給装置。
  4. 【請求項4】フィルムのロールを回転可能に支持する支
    持機構は、包装装置本体に片持ち状に支持されたロール
    支持用のロールバーと、該ロールバーの先端部に設けら
    れた固定ホルダーと、上記ロールバーの基端部側に移動
    可能に支持されて固定ホルダーとの間でロールの両端部
    を挟持する可動ホルダーと、該可動ホルダーを固定ホル
    ダーに近接させる方向に付勢する弾性部材とから構成さ
    れ、且つ上記固定ホルダーがフィルムのロールを挿通可
    能な径とされていると共に、該固定ホルダーにロールを
    挿通したのちに該固定ホルダーから半径方向外方に突出
    して該ロールの一端を係止する係止手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の包装装置におけるフィルム供給装置。
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