JP2548785Y2 - 受け架台の構造 - Google Patents
受け架台の構造Info
- Publication number
- JP2548785Y2 JP2548785Y2 JP1989083380U JP8338089U JP2548785Y2 JP 2548785 Y2 JP2548785 Y2 JP 2548785Y2 JP 1989083380 U JP1989083380 U JP 1989083380U JP 8338089 U JP8338089 U JP 8338089U JP 2548785 Y2 JP2548785 Y2 JP 2548785Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- vertical member
- receiving
- upper half
- lower half
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はユニット化され、浴槽が設置された浴槽設置
部と洗い場フロアとを具備する取付用枠体を支持する受
け架台の構造に関するものである。
部と洗い場フロアとを具備する取付用枠体を支持する受
け架台の構造に関するものである。
［従来の技術］ 従来、ユニットバスにおいて、浴槽設置部1aと洗い場
フロア1bとが一体に設けられた所謂防水パンと称される
取付用枠体１の浴室内への設置にあたっては、受け架台
２にて荷重が支持されて浴室内に設置されるというもの
であった。この受け架台２は第６図に示されるように各
部材を枠組みして形成してあり、洗い場フロア1bの底部
を支持する洗い場受け部2bと、浴槽７の底部を支持する
浴槽受け部2aと、取付用枠体１の外周端のフランジ1cを
支持する縦材４とにより構成されたものであり、浴室の
外壁３間に亘って設置されるものである。そして、下部
を浴室内底部に設置すると共に浴槽受け部2aにて浴槽７
の底部を支持し、洗い場受け部2bにて洗い場フロア1bを
支持し、縦材４にて取付用枠体１のフランジ1cを支持す
るというものであった。
フロア1bとが一体に設けられた所謂防水パンと称される
取付用枠体１の浴室内への設置にあたっては、受け架台
２にて荷重が支持されて浴室内に設置されるというもの
であった。この受け架台２は第６図に示されるように各
部材を枠組みして形成してあり、洗い場フロア1bの底部
を支持する洗い場受け部2bと、浴槽７の底部を支持する
浴槽受け部2aと、取付用枠体１の外周端のフランジ1cを
支持する縦材４とにより構成されたものであり、浴室の
外壁３間に亘って設置されるものである。そして、下部
を浴室内底部に設置すると共に浴槽受け部2aにて浴槽７
の底部を支持し、洗い場受け部2bにて洗い場フロア1bを
支持し、縦材４にて取付用枠体１のフランジ1cを支持す
るというものであった。
［考案が解決しようとする課題］ ところで、上記受け架台２は布基礎６に近接させて設
置されるものであるが、上述のような従来例にあって
は、布基礎６の巾が大きい場合、布基礎６の上部が縦材
４に当たることとなり、納まりが悪く、受け架台２を設
置することができないという問題があった。また、受け
架台２をちいさめに形成することで布基礎６の巾が大き
い場合であっても、設置を行うようにすることも考えら
れるが、このように受け架台２がちいさめに形成されて
いると外壁３に対しての受け架台２の設置位置が定めに
くく、縦材４と外壁３との間に大きい隙間ハが形成され
ることとなり、縦材４より上方に向けて内装材を設置し
て内装材と外壁３との間に窓枠を介して窓を設置する場
合には、窓枠の寸法も一定にすることができず、窓枠の
取付けを正確に行うことができないという問題があっ
た。
置されるものであるが、上述のような従来例にあって
は、布基礎６の巾が大きい場合、布基礎６の上部が縦材
４に当たることとなり、納まりが悪く、受け架台２を設
置することができないという問題があった。また、受け
架台２をちいさめに形成することで布基礎６の巾が大き
い場合であっても、設置を行うようにすることも考えら
れるが、このように受け架台２がちいさめに形成されて
いると外壁３に対しての受け架台２の設置位置が定めに
くく、縦材４と外壁３との間に大きい隙間ハが形成され
ることとなり、縦材４より上方に向けて内装材を設置し
て内装材と外壁３との間に窓枠を介して窓を設置する場
合には、窓枠の寸法も一定にすることができず、窓枠の
取付けを正確に行うことができないという問題があっ
た。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、
その目的とするところは、布基礎の巾が大きい場合や建
物躯体の条件に制限がある場合であっても、納まりよく
設置を行うことができる受け架台の構造を提供するにあ
る。
その目的とするところは、布基礎の巾が大きい場合や建
物躯体の条件に制限がある場合であっても、納まりよく
設置を行うことができる受け架台の構造を提供するにあ
る。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案における受け架台
の構造は浴槽設置部1aと洗い場フロア1bとにより構成さ
れた取付用枠体１を支持する受け架台２の建物外壁３側
に位置する縦材４の上下方向のほぼ中間部に基礎逃げ用
の段部５を設け、縦材４の下半部4bを上半部4aよりも内
側に位置させたものである。
の構造は浴槽設置部1aと洗い場フロア1bとにより構成さ
れた取付用枠体１を支持する受け架台２の建物外壁３側
に位置する縦材４の上下方向のほぼ中間部に基礎逃げ用
の段部５を設け、縦材４の下半部4bを上半部4aよりも内
側に位置させたものである。
［作用］ 縦材４は基礎逃げ用の段部５を設けて下半部4bを上半
部4aよりも内側に位置させてあるため、基礎６の巾が大
きい場合であっても、下半部4bの外方に基礎６を位置さ
せて上半部4aを外壁３に沿った状態に位置させることが
でき、基礎６の巾に対応しながら縦材４の上半部4aを外
壁３に沿わせて納まりよく設置することができる。
部4aよりも内側に位置させてあるため、基礎６の巾が大
きい場合であっても、下半部4bの外方に基礎６を位置さ
せて上半部4aを外壁３に沿った状態に位置させることが
でき、基礎６の巾に対応しながら縦材４の上半部4aを外
壁３に沿わせて納まりよく設置することができる。
［実施例］ 以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述す
る。
る。
第１図に示されるように浴槽７が設置された浴槽設置
部1aと、洗い場フロア1bとによって構成された所謂床パ
ンと称される取付用枠体１は浴室８の底部に設置された
コンクリートブロック９上に設置された受け架台２にて
支持されるようにしてある。この受け架台２は第３図、
第４図に示されるように各部材を枠組みして形成してあ
り、底部には浴槽設置部1aを支持する浴槽受け部2aと、
洗い場フロア1bを支持する洗い場受け部2bを設けてあ
る。この浴槽受け部2aは長尺な支持材10を相対向するよ
うに設置して形成してあり、四隅には浴槽７の底部を支
持するための支持片11を設けてある。洗い場受け部2bは
浴槽受け部2aと隣合うように浴槽受け部2aよりも上方の
位置で支持材10を設置して形成している。４は取付用枠
体１の外周端のフランジ1cを支持するための縦材であ
り、この縦材４にて取付用枠体１のフランジ1cを支持す
ると共に上記浴槽受け部2aにて浴槽７を支持し、洗い場
受け部2bにて洗い場フロア1bを支持することによって取
付用枠体１を支持してある。上記縦材４は建物の外壁３
内面に沿って配置されるものであり、上下方向のほぼ中
間部には基礎逃げ用の段部５を設けてあり、縦材４の下
半部4bを上半部4aよりも内側に位置させてある。つま
り、四隅より上方に向けて突設された下半部4bの上端の
外面に上半部4aの下端を固着具によって固定することで
下半部4bを上半部4aよりも内側に位置させ、上部に位置
する上半部4a間の寸法イよりも下部に位置する下半部4b
間の寸法ロが小さくなるようにして縦材４を形成してあ
る。そして、第２図に示されるように下半部4bの外方に
基礎６を位置させるようにして、コンクリートブロック
９上に受け架台２を設置し、この受け架台２に取付用枠
体１を載置するものであり、基礎６の巾が大きい場合で
あっても、下半部4bを上半部4aよりも内側に位置させ、
下半部4bの外方に基礎６を位置させてあるため基礎６の
巾が大きい場合であっても基礎６を避けた状態で上半部
4aを外壁３に沿った状態で位置させることができるよう
にしてあり、第５図に示されるように上半部4aより上方
に向けて内装材12が設置され、この内装材12と外壁３と
の間に窓枠13を介して窓14が取付けてある。このように
内装材12が外壁３に沿った状態で配置されていると、窓
枠13の寸法を正確に出すことができ、窓枠13の取付けを
正確に行うことができ、納まりよく窓14を設置すること
ができる。このとき、第２図に示されるように上半部4a
と下半部4bとの接合位置の高さ寸法Ｈは基礎６の寸法Ｉ
に対してＨ＞Ｉとしてあり、巾の大きい基礎６は上半部
4aにかかることなく必ず下半部4bの外方に位置するよう
にしてある。
部1aと、洗い場フロア1bとによって構成された所謂床パ
ンと称される取付用枠体１は浴室８の底部に設置された
コンクリートブロック９上に設置された受け架台２にて
支持されるようにしてある。この受け架台２は第３図、
第４図に示されるように各部材を枠組みして形成してあ
り、底部には浴槽設置部1aを支持する浴槽受け部2aと、
洗い場フロア1bを支持する洗い場受け部2bを設けてあ
る。この浴槽受け部2aは長尺な支持材10を相対向するよ
うに設置して形成してあり、四隅には浴槽７の底部を支
持するための支持片11を設けてある。洗い場受け部2bは
浴槽受け部2aと隣合うように浴槽受け部2aよりも上方の
位置で支持材10を設置して形成している。４は取付用枠
体１の外周端のフランジ1cを支持するための縦材であ
り、この縦材４にて取付用枠体１のフランジ1cを支持す
ると共に上記浴槽受け部2aにて浴槽７を支持し、洗い場
受け部2bにて洗い場フロア1bを支持することによって取
付用枠体１を支持してある。上記縦材４は建物の外壁３
内面に沿って配置されるものであり、上下方向のほぼ中
間部には基礎逃げ用の段部５を設けてあり、縦材４の下
半部4bを上半部4aよりも内側に位置させてある。つま
り、四隅より上方に向けて突設された下半部4bの上端の
外面に上半部4aの下端を固着具によって固定することで
下半部4bを上半部4aよりも内側に位置させ、上部に位置
する上半部4a間の寸法イよりも下部に位置する下半部4b
間の寸法ロが小さくなるようにして縦材４を形成してあ
る。そして、第２図に示されるように下半部4bの外方に
基礎６を位置させるようにして、コンクリートブロック
９上に受け架台２を設置し、この受け架台２に取付用枠
体１を載置するものであり、基礎６の巾が大きい場合で
あっても、下半部4bを上半部4aよりも内側に位置させ、
下半部4bの外方に基礎６を位置させてあるため基礎６の
巾が大きい場合であっても基礎６を避けた状態で上半部
4aを外壁３に沿った状態で位置させることができるよう
にしてあり、第５図に示されるように上半部4aより上方
に向けて内装材12が設置され、この内装材12と外壁３と
の間に窓枠13を介して窓14が取付けてある。このように
内装材12が外壁３に沿った状態で配置されていると、窓
枠13の寸法を正確に出すことができ、窓枠13の取付けを
正確に行うことができ、納まりよく窓14を設置すること
ができる。このとき、第２図に示されるように上半部4a
と下半部4bとの接合位置の高さ寸法Ｈは基礎６の寸法Ｉ
に対してＨ＞Ｉとしてあり、巾の大きい基礎６は上半部
4aにかかることなく必ず下半部4bの外方に位置するよう
にしてある。
上述した実施例にあっては、縦材４は上半部4aと下半
部4bとを固着具によって連結して形成したものを示して
あるが、下半部4bを上半部4aよりも内側に位置させるよ
うにて上半部4aと下半部4bとを一体に形成するようにて
あってもよい。
部4bとを固着具によって連結して形成したものを示して
あるが、下半部4bを上半部4aよりも内側に位置させるよ
うにて上半部4aと下半部4bとを一体に形成するようにて
あってもよい。
［考案の効果］ 本考案は叙述のように浴槽設置部と洗い場フロアとに
より構成された取付用枠体を支持する受け架台の建物外
壁側に位置する縦材の上下方向のほぼ中間部に基礎逃げ
用の段部を設け、縦材の下半部を上半部よりも内側に位
置させてあるので、基礎の幅が大きい場合であっても、
下半部の外方に基礎を位置させて縦材の上半部を外壁に
沿った状態に位置させることができ、基礎の巾に対応し
ながら縦材の上半部を外壁に沿わせて納まりよく設置す
ることができるものである。
より構成された取付用枠体を支持する受け架台の建物外
壁側に位置する縦材の上下方向のほぼ中間部に基礎逃げ
用の段部を設け、縦材の下半部を上半部よりも内側に位
置させてあるので、基礎の幅が大きい場合であっても、
下半部の外方に基礎を位置させて縦材の上半部を外壁に
沿った状態に位置させることができ、基礎の巾に対応し
ながら縦材の上半部を外壁に沿わせて納まりよく設置す
ることができるものである。
第１図は本考案の一実施例の浴槽取付用枠体の設置状態
を示す側面図、第２図は同上の基礎の納まり状態を示す
部分拡大断面図、第３図、第４図は受け架台の平面図、
側面図、第５図は浴室内への設置状態を示す断面図、第
６図は従来例の設置状態を示す側面図、第７図は基礎の
納まり状態を示す部分拡大断面図であって、１は取付用
枠体、1aは浴槽設置部、1bは洗い場フロア、２は受け架
台、３は外壁、４は縦材、4aは上半部、4bは下半部、５
は段部である。
を示す側面図、第２図は同上の基礎の納まり状態を示す
部分拡大断面図、第３図、第４図は受け架台の平面図、
側面図、第５図は浴室内への設置状態を示す断面図、第
６図は従来例の設置状態を示す側面図、第７図は基礎の
納まり状態を示す部分拡大断面図であって、１は取付用
枠体、1aは浴槽設置部、1bは洗い場フロア、２は受け架
台、３は外壁、４は縦材、4aは上半部、4bは下半部、５
は段部である。
フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭60−50852号（実開 昭61− 165688号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) 実願 昭61−141184号（実開 昭63− 45691号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】浴槽設置部と洗い場フロアとにより構成さ
れた取付用枠体を支持する受け架台の建物外壁側に位置
する縦材の上下方向のほぼ中間部に基礎逃げ用の段部を
設け、縦材の下半部を上半部よりも内側に位置させて成
る受け架台の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989083380U JP2548785Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 受け架台の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989083380U JP2548785Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 受け架台の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0322787U JPH0322787U (ja) | 1991-03-08 |
| JP2548785Y2 true JP2548785Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31631001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989083380U Expired - Lifetime JP2548785Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 受け架台の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548785Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61165688U (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-14 | ||
| JPS6345691U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-28 |
-
1989
- 1989-07-15 JP JP1989083380U patent/JP2548785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0322787U (ja) | 1991-03-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2548785Y2 (ja) | 受け架台の構造 | |
| JPH0721198Y2 (ja) | 浴室へのカウンター取り付け構造 | |
| JP2529342Y2 (ja) | ユニットバスの床パネル支持架台 | |
| JPH085670Y2 (ja) | 浴床ユニットの取付部の構造 | |
| JPH0430948Y2 (ja) | ||
| JP2887905B2 (ja) | 浴槽用防水パンの設置施工法 | |
| JP2606658Y2 (ja) | 水回りユニットの取り付け構造 | |
| JPH077409Y2 (ja) | 浴室ユニットの防水パン支持構造 | |
| JPH0430947Y2 (ja) | ||
| JPH0746231Y2 (ja) | 浴槽のエプロン取付構造 | |
| JP2552393Y2 (ja) | 衛生設備室用据付架台 | |
| JPH0633907Y2 (ja) | 浴槽取付構造 | |
| JP2603413Y2 (ja) | バルコニー取付構造 | |
| JPH1025781A (ja) | 分割式防水パン | |
| JPH0732686Y2 (ja) | オ−バ−ハング部の構造 | |
| JPH0747476Y2 (ja) | ユニットバスの張出し防水パン | |
| JPH06327577A (ja) | ユニットバスの支持装置 | |
| JP2004254873A (ja) | カウンターの支持構造 | |
| JPH09234165A (ja) | 浴槽の据え付け構造 | |
| JPH07147Y2 (ja) | 洗面台の扉取付構造 | |
| JP2585497Y2 (ja) | 水回りユニットの取り付け構造 | |
| JPH0673769A (ja) | 組立式浴室用基礎フレーム | |
| JPH0440391Y2 (ja) | ||
| JPH0449316Y2 (ja) | ||
| JPH11210036A (ja) | 防水パンの支持構造 |