JP2548475Y2 - アウターロータ型の密閉型ブラシレスモータ - Google Patents

アウターロータ型の密閉型ブラシレスモータ

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JP2548475Y2
JP2548475Y2 JP1989021368U JP2136889U JP2548475Y2 JP 2548475 Y2 JP2548475 Y2 JP 2548475Y2 JP 1989021368 U JP1989021368 U JP 1989021368U JP 2136889 U JP2136889 U JP 2136889U JP 2548475 Y2 JP2548475 Y2 JP 2548475Y2
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武志 保足
利法 比知屋
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株式会社 コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はアウターロータ型の密閉型ブラシレスモータ
に関する。
[従来の技術] レーザプリンタ装置のポリゴンミラーの回転用や、光
ディスク装置、ハードディスク装置のデイスク回転駆動
用として用いられるモータは外部に油、ゴミ等の汚染物
を一切放出してはならない。従来は密閉構造が比較的に
簡単に実現可能なブラシ付直流モータが多く使用されて
おり、潤滑油を使用する軸受部等からモータ外部に汚染
物等が放出しないようにしていた。また、このブラシ付
直流モータは摺動摩耗部を有しており信頼性に乏しいこ
とから、近年は密閉型ブラシレスモータに移行しつつあ
る。
第2図は従来のアウターロータ型の密閉型ブラシレス
モータの中心断面図であり、第2図において、固定子を
構成するコア8とこのコア8の回りに捲きつけられるコ
イル7は図示のように基台12の取付面12aに垂設されて
いる軸体9により固定されている。
また、磁気検出を行なうホールICもしくはホール素子
からなる磁気センサ10は、図示のような取付部材19を介
して軸体9に固定して内蔵している。
一方、上記の軸体9により回転自在かつ密閉状態にさ
れて軸支される回転子の構成は、アウターロータ1の内
周面に多極着磁された環状の永久磁石2を設けるととも
に、蓋体14とアウターロータ1にベアリング6と磁性流
体を使用したシール5とを夫々設けて回転子を図示のよ
うな密閉状態にして組み付けるようにしている。
このように構成される従来の密閉型ブラシレスモータ
は磁気センサ10により、回転子の回転位置の検出に基づ
いてコイル7への通電を行ない回転子の回転駆動制御を
するように構成されている。
一方、第3図は従来の別のアウターロータ型の密閉型
ブラシレスモータの中心断面図である。第3図に示され
たアウターロータ型の密閉型ブラシレスモータの構造と
第2図に示されたアウターロータ型の密閉型ブラシレス
モータの構造との相違部分は磁気センサ10の配設方法だ
けであるので、第3図に示された部品に第2図と同一の
番号を付して説明を割愛して、相違部分のみ説明する。
非磁性材料のアルミニウムやステンレス等からなる蓋
体40は図示のように永久磁石2の下端に当接するように
して設けられる。磁気センサ10は基台12の取付面12a上
に図示のように設けられており、磁気センサ10を回転子
の内部に内蔵させないようにして、部品点数と組み立て
工数を削減するように配慮している。
このように構成される従来のアウターロータ型の密閉
型ブラシレスモータは永久磁石2の下端から蓋体40中を
矢印C方向に伝達される磁束変化を磁気センサ10により
検出して、回転子の回転の位置検出を行ない、この位置
検出に基づいてコイル7への通電を行ない回転子の回転
駆動制御をするようにしている。
[本考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のいづれのアウターロータ型の密
閉型ブラシレスモータも上記のように構成されていたの
で、磁気センサを回転子の内部に内蔵させる場合には、
永久磁石の全長が制限されるので発生トルクが小さくな
る問題点と、磁気センサの配線が複雑になる問題点と、
部品点数と組み立て工数が掛かる問題点とがあつた。さ
らにまた、磁気センサを外付けにする場合には、永久磁
石の着磁方向と磁気センサにより検出される磁束の方向
が異なることから、磁気センサの検出が不安定になる問
題があった。
そこで、永久磁石を固定子側にして、コイルとコアと
を回転子として構成するようにしても、永久磁石の着磁
方向と磁気センサの検出方向が異なることになるので、
磁気センサの検出精度はいずれにせよ低下する問題点が
あった。
したがって、本考案のアウターロータ型の密閉型ブラ
シレスモータは上述の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、モータ内部からの汚染物
などの外部放出を防止したアウターロータ型の密閉型ブ
ラシレスモータにおいて、発生トルクが小さくならず、
磁気センサの配線が簡単で、部品点数と組み立て工数の
削減ができ、かつまた、アウターロータの回転駆動制御
のための磁気センサの検出精度を高い精度で保証できる
アウターロータ型の密閉型ブラシレスモータを提供する
点にある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決して、上記目的を達成するために、本
考案は固定子(8)を設けた軸体(9)を基台(12)の
取付面(12a)上に垂設し、前記軸体(9)との密閉状
態を保持するシール手段(5)を設け、多極着磁された
永久磁石(2)を設けた回転子(1)を前記軸体(9)
により回転自在かつ密閉状態で軸支して磁性体よりなる
アウターロータを構成して、前記固定子(8)と前記永
久磁石(2)とにより前記アウターロータを回転駆動
し、かつ前記アウターロータの回転位置の検出を前記取
付面(12a)上に配設される磁気検出手段(10)により
高精度で検出可能にしたアウターロータ型の密閉型ブラ
シレスモータであって、前記永久磁石(2)を前記回転
子(1)の内周面に設け、前記アウターロータの下側に
位置する前記取付面(12a)に対向させて非磁性体の蓋
体(4)を設けて前記アウターロータを前記密閉状態に
構成するとともに、前記永久磁石(2)の発生する磁束
が前記アウターロータ及び前記磁気検出手段(10)の間
を結ぶ閉磁束(F)を形成するように前記蓋体(4)内
に第1磁性体(3)を埋設し、かつ、前記閉磁束(F)
内に位置するように前記磁気検出手段(10)を前記取付
面(12a)上に配設したことを特徴としている。
また、好ましくは、前記磁気検出手段(10)を第2磁
性体(11)を介して前記取付面(12a)上に配設して、
前記閉磁束(F)内の磁束密度を高めて前記磁気検出手
段(10)による検出をより確実にすることを特徴として
いる。
そして、好ましくは、前記第1磁性体(3)が前記永
久磁石(2)の着磁極数個内周方向に一部または全域に
渡り分割されていることを特徴としている。
[作用] 本考案のアウターロータ型の密閉型ブラシレスモータ
は上記の構成により、永久磁石と磁気検出手段との間に
介在される第1磁性体を介して、回転子の回転時におい
て永久磁石から発生される磁束変化を磁気検出手段によ
り確実に検出するように働く。
また、第2磁性体を介して取付面に設けられた磁気検
出手段により、回転子の回転時に永久磁石から発生され
る磁束変化をより確実に検出するように働く。
更に、第1磁性体を円周方向に一部または全域に極数
対応個に分割することにより検出が確実となるように働
く。
[実施例] 以下に本考案の実施例に係るアウターロータ型の密閉
型ブラシレスモータの説明を添付図面により説明する
と、第1図は実施例のアウターロータ型の密閉型ブラシ
レスモータの中心断面図である。
第1図において、固定子を構成するコア8とこのコア
8の周りに捲きつけられるコイル7は、図示のように基
台12の取付面12aに垂設されている軸体9により固定さ
れている。また、磁束変化の検出を行なうホールICもし
くは、ホール素子からなる磁気センサ10は図示のように
基台12の取付面12a上の所定位置に設けられている。
一方、上記の軸体9により回転自在かつ密閉状態にさ
れて軸支される回転子の構成は、矢印A方向に多極着磁
された環状の永久磁石2をアウターロータ1の内周面に
設けるとともに、蓋体4とアウターロータ1にベアリン
グ6と磁性流体を使用したシール5とを夫々設けてなる
回転子を図示のような密閉状態にして上記軸体9に対し
て組み付けるようにしている。この蓋体4は非磁性材料
のアルミニウムやステンレス等からなり、第4図に示す
ような上記の永久磁石の着磁極数個に円周方向に一部
(第4図(a))または全部(第4図(b))が分割さ
れた第1磁性体3を第1図に図示のように永久磁石2の
内周面が第1磁性体3の外周面と略当接するようにして
環状に設けるようにしている。
磁気センサ10は基台12の取付面12a上に第2磁性体11
を介して図示のように設けられており、破線Fで表され
る閉磁束を形成するようにしている。ドライバ20は磁気
センサ10からの検出信号を入力する一方、コイル7に駆
動電流を供給するものである。
このように構成されるアウターロータ型の密閉型ブラ
シレスモータは磁気センサ10により検出される回転子の
回転位置信号に基づいてコイル7への通電を行ない回転
子の回転駆動制御をする。
以上の説明から分かるように、実施例のアウターロー
タ型の密閉型ブラシレスモータは磁気センサ10を回転子
の内部に内蔵させないようにして、部品点数と組み立て
工数を削減するように配慮するとともに、永久磁石2の
着磁方向と磁気センサ10により検出される磁束の方向を
一致させていることから、磁気センサ10の検出が安定に
できるようになる。
尚、永久磁石2を固定子側にして、コイル7とコア8
とを回転子側として構成した場合にも、磁気センサ10の
検出精度が低下することはなくなる。
[考案の効果] 以上、述べたように本考案によれば、モータ内部の汚
染物などが外部へ放出することを防止したアウターロー
タ型の密閉型ブラシレスモータにおいて、発生トルクが
小さくならず、磁気センサの配線が簡単で、部品点数と
組み立て工数の削減ができ、かつまた、回転子の回転駆
動制御のための磁気センサの検出精度を高い精度で保証
できるアウターロータ型の密閉型ブラシレスモータを提
供できる。
また、上記効果に加えて、磁束の外部漏洩を少なくし
て、磁気センサが受ける利得を大きくできるアウターロ
ータ型の密閉型ブラシレスモータを提供できる。
そして、上記効果に加えて、磁気的バラツキを少なく
して、均一な磁束を磁気センサに作用できるアウターロ
ータ型の密閉型ブラシレスモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のアウターロータ型の密閉型ブラシレス
モータの中心断面図、 第2図は従来のアウターロータ型の密閉型ブラシレスモ
ータの中心断面図、 第3図は従来のアウターロータ型の密閉型ブラシレスモ
ータの中心断面図、 第4図(a)、(b)は第1磁性体3の外観斜視図であ
る。 図中、1……アウターロータ、2……永久磁石、3……
第1磁性体、4……蓋体、5……シール、6……ベアリ
ング、7……コイル、8……コア、9……軸体、10……
磁気センサ、11……第2磁性体、12……基台、12a……
取付面、A……着磁方向、F……磁束方向である。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子(8)を設けた軸体(9)を基台
    (12)の取付面(12a)上に垂設し、前記軸体(9)と
    の密閉状態を保持するシール手段(5)を設け、多極着
    磁された永久磁石(2)を設けた回転子(1)を前記軸
    体(9)により回転自在かつ密閉状態で軸支して磁性体
    よりなるアウターロータを構成して、前記固定子(8)
    と前記永久磁石(2)とにより前記アウターロータを回
    転駆動し、かつ前記アウターロータの回転位置の検出を
    前記取付面(12a)上に配設される磁気検出手段(10)
    により高精度で検出可能にしたアウターロータ型の密閉
    型ブラシレスモータであって、 前記永久磁石(2)を前記回転子(1)の内周面に設
    け、前記アウターロータの下側に位置する前記取付面
    (12a)に対向させて非磁性体の蓋体(4)を設けて前
    記アウターロータを前記密閉状態に構成するとともに、 前記永久磁石(2)の発生する磁束が前記アウターロー
    タ及び前記磁気検出手段(10)の間を結ぶ閉磁束(F)
    を形成するように前記蓋体(4)内に第1磁性体(3)
    を埋設し、 かつ、前記閉磁束(F)内に位置するように前記磁気検
    出手段(10)を前記取付面(12a)上に配設したことを
    特徴とするアウターロータ型の密閉型ブラシレスモー
    タ。
  2. 【請求項2】前記磁気検出手段(10)を第2磁性体(1
    1)を介して前記取付面(12a)上に配設して、前記閉磁
    束(F)内の磁束密度を高めて前記磁気検出手段(10)
    による検出をより確実にすることを特徴とする請求項1
    に記載のアウターロータ型の密閉型ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】前記第1磁性体(3)が前記永久磁石
    (2)の着磁極数個内周方向に一部または全域に渡り分
    割されていることを特徴とする請求項1に記載のアウタ
    ーロータ型の密閉型ブラシレスモータ。
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