JP2547846B2 - 車両用燃料タンクの燃料流出防止装置 - Google Patents

車両用燃料タンクの燃料流出防止装置

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JP2547846B2
JP2547846B2 JP1123929A JP12392989A JP2547846B2 JP 2547846 B2 JP2547846 B2 JP 2547846B2 JP 1123929 A JP1123929 A JP 1123929A JP 12392989 A JP12392989 A JP 12392989A JP 2547846 B2 JP2547846 B2 JP 2547846B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両用燃料タンクの燃料流出防止装置に
関する。
従来の技術 車両用燃料タンクには、タンク本体の上部空間部にタ
ンク本体外のキャニスタに接続されるエバポチューブが
設けられ、このエバポチューブの開放端にフロートバル
ブが設けられたものがある。
この一例を第12図によって説明すると、タンク本体1
の上部空間部2に略中央には図外のキャニスタに接続さ
れるエバポチューブ3が挿入され、このエバポチューブ
3の挿入端にはフロートバルブ4が取付けられている。
上記フロートバルブ4はフロート室5内にフロート6
を備えたものであって、フロート室5の下壁にはオリフ
ィス7が、側壁には連通孔8が、上壁にはフロート6に
よって開閉される連通孔9が各々に設けられている。
したがって、燃料液面Gが低位になる場合には、フロ
ート6が下がり連通孔9が開放されるため、空間部2の
蒸発燃料は連通孔8,9を経てエバポチューブ3を通りキ
ャニスタに導かれて吸着処理され、燃料液面Gが高位に
ある場合には、フロート6の上昇により連通孔9が閉塞
されるため、燃料がエバポチューブ3に流入するのを防
止している(この類似構造は例えば、実開昭59−50826
号公報に示されている)。
発明が解決しようとする課題 例えば、傾斜した路面で駐車をする場合に燃料液面G
も傾斜するが(第12図に鎖線で示す)、この燃料液面G
の傾斜時にフロートバルブ4が燃料中に没したり、空間
部2が分断して孤立したりすると、蒸発燃料により空間
部2の内圧が上昇するため、これを回避する手段とし
て、燃料液面Gの傾斜時においてもフロートバルブ4が
燃料中に没しないよう満タン時の燃料液面Gの位置を低
くする必要があり、その結果有効タンク容量が小さくな
ってしまう。
これに対して、第13図に示すように、タンク本体1の
上部空間部2の両側にフロートバルブ4を各々設け、燃
料液面Gがどちら側に傾斜しても常に一方のフロートバ
ルブ4が空間部2に位置するようにして、有効タンク容
量を大きく確保することも案出されているが、フロート
バルブ4を複数用いるためコスト高になってしまう。
そこで、この発明は、タンク容量を大きく確保できる
と共に低コストで対処できる車両用燃料タンクの燃料流
出防止装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 タンク本体の上部の一側に、フロートを収容したフロ
ート室と、このフロート室と上記タンク本体内の上部空
間とを連通すべくケーシングに設けた連通孔と、上記フ
ロート室の上方に隣接配置した液溜め室と、この液溜め
室と上記フロート室とを仕切る隔壁に形成され、かつ上
記フロートによって開閉される連通孔とを備えたフロー
トバルブが配設され、上記液溜め室の下部には、先端が
上記タンク本体内の上部空間の他側まで延びて開口する
通導チューブが接続される一方、上記液溜め室の上部に
は、この導通チューブあるいは上記フロート室を経て送
られる蒸発燃料をキャニスタに導くエバポチューブが接
続され、上記液溜め室は、導通チューブ内に滞留した燃
料を収納しうる大きさに形成されている。
タンク本体の上部に一側に、フロートを収容したフロ
ート室と、このフロート室と上記タンク本体内の上部空
間とを連通すべくケーシグに設けた連通孔と、上記フロ
ート室の側方に隣接配置した液溜め室と、この液溜め室
と上記フロート室の上方に隣接配置したエバポ排出通路
と、このエバポ排出通路と上記フロート室とを仕切る隔
壁に形成され、かつ上記フロートによって開閉される連
通孔と、上記液溜め室とエバポ排出通路とを仕切る隔壁
に形成された連通孔とを備えたフロートバルブが配設さ
れ、上記液溜め室には、先端が上記タンク本体内の上記
空間の他側まで延びて開口する導通チューブが接続され
る一方、上記エバポ排出通路には、この導通チューブあ
るいは上記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニ
スタに導くエバポチュープが接続され、上記液溜め室
は、導通チューブ内に滞留した燃料を収納しうる大きさ
な形成されている。
タンク本体の上部の一側に、フロートを収容したフロ
ート室と、このフロート室と上記タンク本体内の上部空
間とを連通すべくケーシングに設けた連通孔と、上記フ
ロート室の側方に隣接配置した液溜め室と、上記フロー
ト室の上方に隣接配置したエバポ排出通路と、このエバ
ポ排出通路と上記フロート室を仕切る隔壁に形成され、
かつ上記フロートによって開閉される連通孔と、上記液
溜め室とフロート室を仕切る隔壁の上部に形成された連
通孔とを備えたフロートバルブが配設され、上記液溜め
室の下部には、先端が上記タンク本体内の上記空間の他
側まで延びて開口する導通チューブが接続される一方、
上記エバポ排出通路には、この通導チューブあるいは上
記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニスタに導
くエバポチューブが接続され、上記液溜め室は、導通チ
ューブ内に滞留した燃料を収納しうる大きさに形成され
ている。
タンク本体の上部の一側に、フロートを収容したフロ
ート室と、このフロート室の側方に隣接配置した液溜め
室と、上記フロート室の上方に隣接配置したエバポ排出
通路と、このエバポ排出通路と上記フロート室を仕切る
隔壁に形成され、かつ上記フロートによって開閉される
連通孔と、上記液溜め室とフロート室を仕切る隔壁の少
なくとも下部に形成された通路と、上記液溜め室とタン
ク本体内の上部空間とを連通すべくケーシングに設けた
連通孔とを備えたフロートバルブが配設され、上記フロ
ート室の下部には、先端が上記タンク本体内の上部空間
の他側まで延びて開口する導通チューブが接続される一
方、上記エバポ排出通路には、この導通チューブあるい
は上記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニスタ
を導くエバポチューブが接続され、上記液溜め室は、導
通チューブ内に滞留した燃料を収納しうる大きさに形成
されている。
作用 駐車時に燃料液面が傾斜してフロートバルブが燃料中
に没しても、空間部に開口している導通チューブが液溜
め室あるいはフロート室を介してエバポチューブに連通
し蒸発燃料をタンク本体外のキャニスタに導く。このと
き導通チューブ内に燃料が残留していてもこの燃料は液
溜め室に押し出され蒸発燃料の導出路を確保する。
また、タンク本体の空間部が燃料液面傾斜時に、分断
されるようなタンク本体形状のものでは、駐車時等にお
いてフロートバルブを燃料中に没しない位置に配置する
ことで、導通チューブからは一方の空間部に発生する蒸
発燃料を液溜め室あるいはフロート室を介してエバポチ
ューブに導き、他方の空間部の蒸発燃料はフロート室か
ら開放された連通孔を経てエバポチューブに導出され
る。
実施例 以下、この発明の実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一態様部分に同一符号を付して詳述する。
第1,2図に示す実施例において、4はフロートバルブ
を示し、タンク本体1の上部空間部2の一側に配置され
ている。
このフロートバルブ4はフロート6を備えたフロート
室5の上部に液溜め室10が隣接配置されている。
上記フロート6はスプリング11を介してフロート室5
の底壁に支持され、フロート室5と液溜め室10を仕切る
隔壁21に形成された連通孔9を開閉するようになってい
る。
また、ケーシング17の側壁、底壁には連通孔8、オリ
フィス7が各々形成されている。
上記液溜め室10には、上下にポート12,13が各々設け
られ、下即のポート13にはタンク本体1の上部空間部2
の他側(例えば対角線上の)に延びる導通チューブ14が
取付けられ、上側のポート12には、タンク本体1外のキ
ャニスタに連通するエバポチューブ3が取付けられてい
る。尚、Gは燃料液面を示す。
上記実施例構造によれば、燃料液面Gが実線で示すよ
うに水平位置にある場合には、フロートバルブ4のフロ
ート6は下がっており、したがってタンク本体1の上部
空間部2に発生する蒸発燃料はフロート室5あるいは導
通チューブ14から液溜め室10を経て、エバポチューブ3
を通りキャニスタに導出される。
また、傾斜した路面において駐車したため、フロート
バルブ4が露出する方向に燃料液面G1が傾斜した場合に
も、燃料液面Gが水平位置にある場合と同様に蒸発燃料
はフロート室5から連通孔9を経て液溜室10に至り、こ
こからエバポチューブ3によりキャニスタに導出され
る。
したがって、上述したいづれの場合にもタンク本体1
の上部空間部2の内圧上昇を防止することができる。
一方、上記駐車時にフロートバルブ4が燃料中に没す
る方向に燃料液面G2が傾斜した場合には、フロート6に
より連通孔9は閉塞され、燃料のエバポチューブ3側へ
の流出は防止される。
このとき、空間部2内に発生する蒸発燃料によりタン
ク本体1の内圧が高まるが、空間部2内に位置する導通
チューブ14に圧力が作用して、導通チューブ14内に燃料
が液溜め室10に押し出され、この燃料の液面は液溜め室
10内でタンク本体1の燃料液面G2と平行に傾斜する。し
たがって、導通チューブ14は液溜め室10を介してエバポ
チューブ3に連通し、前記蒸発燃料はキャニスタに導か
れて吸着処理され、タンク本体1の内圧上昇が回避され
るのである。
このようにして、単一のフロートバルブ4により、燃
料液面Gが傾斜した場合でも蒸発燃料のキャニスタへの
導出が可能となるため満タン時の燃料液面Gを高くでき
タンク容量をアップすることができる。
尚、この実施例においては、液溜め室10をフロート室
5の上部に設けたが、第3図に示すように、フロート室
5の側方に液溜め室10を隣接配置するとともに、この液
溜め室10とフロート室5の上方にエバポ排出通路22を隣
接配置し、このエバポ排出通路22のフロート室5とを仕
切る隔壁21に連通孔9を形成し、液溜め室10とエバポ排
出通路22とを仕切る隔壁23に連通孔15を形成してもよ
い。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
第4〜8図において、タンク本体1は一側が高く、他
側が低い形状に形成されており、燃料液面の傾斜の仕方
によっては空間部2が分断されるものである。
タンク本体1の空間部2の一例、具体的には、膨出高
さの大きい方の空間部2aにはフロートバルブ4が配設さ
れている。
上記フロートバルブ4はフロート6を備えたフロート
室5の側部に液溜め室10が隣接配置されている。また、
この液溜め室10とフロート室5を仕切る隔壁24の上部に
は、連通孔16が形成されている。
フロート室5の上壁にはフロート6によって開閉され
る連通孔9が設けられ、この連通孔9はキャニスタに接
続されるエバポチューブ3のポート12連設されている。
尚、フロート室5の底壁にはオリフィス7が、フロート
室5の側壁には連通孔8が形成されている。
そして、上記液溜め室10にはポート13が設けられ、こ
のポート13には空間部2の他側、具体的には膨出高さの
低い空間部2bに延びる導通チューブ14が接続されてい
る。ここで、上記エバポチューブ3は、空間部2bに沿っ
てタンク本体1外に延び、導通チューブ14はエバポチュ
ーブ3に対して略直角をなし、先端開口部がフロートバ
ルブ4の略対角線上に位置するようになっている。尚、
上記フロートバルブ4が配設されている空間部2aは駐車
時に燃料液面が傾斜しても燃料中に没しないように十分
に上位に配置されている。
上記実施例構造によれば、燃料液面が第7図に示すよ
うに前後方向(FRが前方を示す)に傾斜する(燃料液面
G1,G2)駐車時、とりわけ前側に下がり空間部2が空間
部2a,2bに分断される場合(燃料液面G1の場合)であっ
ても、分断された空間部2a,2b内に発生する蒸発燃料
は、連通孔8あるいは導通チューブ14から連通孔16を介
してフロート室5に導かれ、開放された連通孔9からエ
バポチューブ3を経てキャニスタに導出される。したが
って空間部2の圧力が高まりタンク本体1が変形するよ
うなことはない。このとき、上記導通チューブ14内の燃
料は液溜め室10に押し出されてここに溜まり、蒸発燃料
の導出路を閉塞するようなことはない。
一方、駐車時に、燃料液面が左右方向に傾斜した場合
にも(燃料液面G3,G4)、上記前後方向に傾斜した場合
と同様である。また、車両急旋回時において燃料液面が
大きく左右方向に傾き、とりわけフロートバルブ4が没
する方向に傾斜した場合には(燃料液面G5)フロート6
が連通孔9を閉塞するため蒸発燃料は逃げ場を失い、空
間部2の圧力は高まるがこれは一時的なものであるた
め、タンク本体1が変形するには至らない。
このようにして、単一のフロートバルブ4によりタン
ク本体の容量を十分確保して蒸発燃料の流出防止を確実
に行うのである。また、この実施例では、車両転倒時に
おいて、フロート6の自重とスプリング11により連通孔
9が閉塞されると、エバポチューブ3に至る通路が全て
遮断されるため、車両転倒時における燃料流出防止をロ
ールオーバーバルブを用いることなく可能とすることが
できるメリットがある。
次に、この発明の第3実施例の第2図を援用し第9〜
11図によって説明する。
この実施例のフロートバルブ4もタンク本体1の上部
空間部2の一側に設けられるものであって、ケーシング
17内は隔変18によってフロート室5と液溜め室10に仕切
られており、隔壁18の上下部には、通路25が所定の間隔
をおいて複数個形成されている。
フロート室5の上方にはエバポ排出通路22が隣接配置
されており、この通路22との隔壁21には連通9が形成さ
れている。この連通孔9は、スプリング11で付勢された
フロート6によって開閉される。尚、フロート6にはそ
の上壁に孔19が形成されている。
上記フロート室5の上壁に設けられた連通孔9にはフ
ロート室6を経て送られる蒸発燃料を図外のキャニスタ
に導くエバポチューブ3のポート12が設けられている。
一方、フロート室5の下部にはタンク本体1の上部空
間部2の他側に延びる導通チューブ14のポート13が設け
られている。
ところで、上記液溜め室10は上記導通チューブ14内の
燃料が押し出された際にこれを十分に収容する体積を有
するものであって、その上壁には連通孔20が形成されて
いる。尚、上記フロートバルブ4を第6図に示すタンク
本体1に適用しても良い。
上記実施例構造によれば、フロートバルブ4が燃料液
面上に露出する通常あるいは傾斜時の燃料液面状態で
は、液溜め室10の上壁に設けられた連通孔20から蒸発燃
料が液溜め室10に導入されてフロート室5に至り、下降
しているフロート6によって開放された連通孔9からエ
バポチューブ3を経て図外のキャニスタに導出される。
一方、フロートバルブ4が燃料液面下に没する燃料液
面傾斜時においては通導チューブ14の端末はタンク本体
1の空間部2に位置しているため、空間部2に発生する
蒸発燃料の圧力上昇により導通チューブ14内の燃料が液
溜め室10に押し出される。
したがって、フロート室5の連通孔9は下降したフロ
ート6によって開放されているため、導通チューブ14か
らフロート室5に導かれた蒸発燃料は連通孔9からエバ
ポチューブ3に導かれキャニスタに至る。
したがって、単一のフロートバルブ4によってタンク
本体1の容量を十分確保して蒸発燃料の流出防止を確実
に行うのである。
尚、この実施例においても前述した実施例と同様に車
両転倒時においてフロート6の自重とスプリング11によ
り連通孔9が閉塞されると、エバポチューブ3に至る通
路が全て遮断されるため、ロールオーババルブを用いる
ことなく車両転倒時における燃料流出防止を行えるメリ
ットがある。
また、第11図に示すように、フロートバルブ4のケー
シング17の形状を平面から見て略三角形状に形成し、燃
料液面の傾斜方向が偏っている場合でも対応することが
できるようにしても良い。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、単一のフ
ロートバルブを用いて、有効タンク容量を減少させるこ
となく、蒸発燃料を確実にキャニスタに導出させること
ができるという効果がある。
とりわけ、傾斜した路面において駐車した場合であっ
ても、導通チューブあるいは、フロート室のいづれかが
タンク本体の上部空間部に露出しているため、蒸発燃料
が閉じ込められてタンク本体の内圧が高まりタンク本体
が変形を生ずることはない。
また、液溜め室を介して導通チューブをフロート室と
連通させた発明にあっては、車両転倒時にフロートによ
りエバポチューブが遮断されるため、車両転倒時に燃料
流出防止を図るロールオーバーバルブの機能をも発揮さ
れる点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの発明の第1実施例を示し、第1図はフ
ロートバルブの断面図、第2図はタンク本体の模式的側
断面図、第3図はフロートバルブの他の態様を示す断面
図、第4〜8図は第2実施例を示し、第4図はフロート
バルブの断面図、第5図はフロートバルブの斜視図、第
6図は燃料タンクの斜視図、第7図はタンク本体の側面
図、第8図はタンク本体の模式的後断面図、第9,10図は
各々第3実施例のフトートバルブの平面図と側断面図、
第11図は第3実施例の他の態様の斜視図、第12,13図は
各々従来技術の模式的側断面図である。 1……タンク本体、2……空間部、3……エバポチュー
ブ、4……フロートバルブ、5……フロート室、7……
オリフィス、8,9,20……連通孔、10……液溜め室、14…
…導通チューブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−193719(JP,A) 実開 昭63−138236(JP,U) 実開 昭64−32226(JP,U) 実開 昭59−50826(JP,U) 実開 昭64−45533(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク本体の上部の一側に、フロートを収
    容したフロート室と、このフロート室と上記タンク本体
    内の上部空間とを連通すべくケーシングに設けた連通孔
    と、上記フロート室の上方に隣接配置した液溜め室と、
    この液溜め室と上記フロート室とを仕切る隔壁に形成さ
    れ、かつ上記フロートによって開閉される連通孔とを備
    えたフロートバルブが配設され、 上記液溜め室の下部には、先端が上記タンク本体内の上
    部空間の他側まで延びて開口する導通チューブガ接続さ
    れる一方、 上記液溜め室の上部には、この導通チューブあるいは上
    記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニスタに導
    くエバポチューブが接続され、 上記液溜め室は、導通チューブ内に滞留した燃料を収納
    しうる大きさに形成されている ことを特徴とする車両用燃料タンクの燃料流出防止装
    置。
  2. 【請求項2】タンク本体の上部の一側に、フロートを収
    容したフロート室と、このフロート室と上記タンク本体
    内の上部空間とを連通すべくケーシングに設けた連通孔
    と、上記フロート室の側方に隣接配置した液溜め室と、
    この液溜め室と上記フロート室上方に隣接配置したエバ
    ポ排出通路と、このエバポ排出通路と上記フロート室と
    を仕切り隔壁に形成され、かつ上記フロートによって開
    閉される連通孔と、上記液溜め室とエバポ排出通路とを
    仕切る隔壁に形成された連通孔とを備えたフロートバル
    ブが配設され、 上記液溜め室には、先端が上記タンク本体内の上部空間
    の他側まで延びて開口する導通チューブが接続される一
    方、 上記エボポ排出通路には、この導通チューブあるいは上
    記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニスタに導
    くエバポチューブが接続され、 上記液溜め室は、導通チューブ内に滞留した燃料を収納
    しうる大きさに形成されている ことを特徴とする車両用燃料タンクの燃料流出防止装
    置。
  3. 【請求項3】タンク本体の上部の一側に、フロートを収
    容したフロート室と、このフロート室と上記タンク本体
    内の上部空間とを連通すべくケーシングに設けた連通孔
    と、上記フロート室の側方に隣接配置した液溜め室と、
    上記フロート室の上方に隣接配置したエバポ排出通路
    と、このエバポ通路と上記フロート室を仕切る隔壁に形
    成され、かつ上記フロートによって開閉される連通孔
    と、上記液溜め室とフロート室を仕切る隔壁の上部に形
    成された連通孔とを備えたフロートバルブが配設され、 上記液溜め室の下部には、先端が上記タンク本体内の上
    記空間の他側まで延びて開口する導通チューブが接続さ
    れる一方、 上記エバポ排出通路には、この通導チューブあるいは上
    記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニスタに導
    くエバポチューブが接続され、 上記液溜め室は、導通チューブ内に滞留した燃料を収納
    しうる大きさに形成されている ことを特徴とする車両用燃料タンクの燃料流出防止装
    置。
  4. 【請求項4】タンク本体の上部の一側に、フロートを収
    容したフロート室と、このフロート室の側方に隣接配置
    した液溜め室と、上記フロート室の上方に隣接配置した
    エバポ排出通路と、このエバポ排出通路と上記フロート
    室を仕切る隔壁に形成され、かつ上記フロートによって
    開閉される連通孔と、上記液溜め室とフロート室を仕切
    る隔壁の少なくとも下部に形成された通路と、上記液溜
    め室とタンク本体内の上部空間とを連通すべくケーシン
    グに設けた連通孔とを備えたフロートバルブが配設さ
    れ、 上記フロート室の下部には、先端が上記タンク本体内の
    上部空間の他側まで延びて開口する導通チューブが接続
    される一方、 上記エバポ排出通路には、この導通チューブあるいは上
    記フロート室を経て送られる蒸発燃料をキャニスタを導
    くエバポチューブが接続され、 上記液溜め室は、導通チューブ内に滞留した燃料を収納
    しうる大きさに形成されている ことを特徴とする車両用燃料タンクの燃料流出防止装
    置。
  5. 【請求項5】上記液溜め室への上記導通チューブからの
    燃料の流入方向と、上記液溜め室から上記エバポチュー
    ブへの蒸発燃料の排出方向とが非同一方向に設定されて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の車両用燃料タンクの燃料流出防止装置。
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