JP2547680Y2 - パン型シートクッションフレーム - Google Patents
パン型シートクッションフレームInfo
- Publication number
- JP2547680Y2 JP2547680Y2 JP1595991U JP1595991U JP2547680Y2 JP 2547680 Y2 JP2547680 Y2 JP 2547680Y2 JP 1595991 U JP1595991 U JP 1595991U JP 1595991 U JP1595991 U JP 1595991U JP 2547680 Y2 JP2547680 Y2 JP 2547680Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- pipe
- seat cushion
- spring
- type seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、乗り物シート、特
に、自動車シートに使用されるパン型シートクッション
フレームに関する。
に、自動車シートに使用されるパン型シートクッション
フレームに関する。
【０００２】
【背景技術】自動車のパンフレーム型フロントシート
は、フレーム後部にパイプフレームを使用し、リアシー
トに腰掛けられたヒトのフットスペースを確保してき
た。ところが、この種のフレーム構造では、フレームに
パッドサポートを張るコイルスプリングが、そのパイプ
フレーム上にずれ、異音が発生されたり、また、そのコ
イルスプリングの撓みが大きく変化してかけ心地が低下
された。
は、フレーム後部にパイプフレームを使用し、リアシー
トに腰掛けられたヒトのフットスペースを確保してき
た。ところが、この種のフレーム構造では、フレームに
パッドサポートを張るコイルスプリングが、そのパイプ
フレーム上にずれ、異音が発生されたり、また、そのコ
イルスプリングの撓みが大きく変化してかけ心地が低下
された。
【０００３】
【考案の課題】この考案の課題は、パイプフレームにパ
ッドサポートを張るためのコイルスプリングのずれを防
止し、そのスプリングのずれによる異音の発生およびス
プリング撓みの大きな変化を防止し、かけ心地を確保す
るところのパン型シートクッションフレームの提供にあ
る。
ッドサポートを張るためのコイルスプリングのずれを防
止し、そのスプリングのずれによる異音の発生およびス
プリング撓みの大きな変化を防止し、かけ心地を確保す
るところのパン型シートクッションフレームの提供にあ
る。
【０００４】
【課題のための手段およびそれの作用】この考案は、主
パンフレームと、略Ｕ字状に曲げられてその主パンフレ
ームの後方に突き出される後部パイプフレームと、所定
の位置において、そのパイプフレームの外周面に突き出
され、そのパイプフレームにパッドサポートを張るコイ
ルスプリングがそのパイプフレーム上にずれ止めされる
複数のスプリング止めとを含んでシートクッションフレ
ームを構成し、そのスプリング止めが、そのパイプフレ
ーム上にそのコイルスプリングの前方向ずれを阻止して
その主パンフレームとそのコイルスプリングとの干渉を
回避し、また、そのコイルスプリングの後方向ずれを阻
止してスプリング撓みの大きな変化を避けるところであ
る。
パンフレームと、略Ｕ字状に曲げられてその主パンフレ
ームの後方に突き出される後部パイプフレームと、所定
の位置において、そのパイプフレームの外周面に突き出
され、そのパイプフレームにパッドサポートを張るコイ
ルスプリングがそのパイプフレーム上にずれ止めされる
複数のスプリング止めとを含んでシートクッションフレ
ームを構成し、そのスプリング止めが、そのパイプフレ
ーム上にそのコイルスプリングの前方向ずれを阻止して
その主パンフレームとそのコイルスプリングとの干渉を
回避し、また、そのコイルスプリングの後方向ずれを阻
止してスプリング撓みの大きな変化を避けるところであ
る。
【０００５】
【具体例】図１および図２は、乗用車のサイドシートに
適用されたこの考案のパン型シートクッションフレーム
の具体例１を示している。このパン型シートクッション
フレーム１では、主パンフレーム２が、鋼板から所定の
形状にプレス加工され、また、後部パイプフレーム３
が、所定の長さに切断されたパイプから略Ｕ字状に曲げ
加工されてその主パンフレーム２の後方に突き出され、
さらに、複数のスプリング止め４，５が、所定の位置に
おいて、そのパイプフレーム３の外周面に突き出され
た。
適用されたこの考案のパン型シートクッションフレーム
の具体例１を示している。このパン型シートクッション
フレーム１では、主パンフレーム２が、鋼板から所定の
形状にプレス加工され、また、後部パイプフレーム３
が、所定の長さに切断されたパイプから略Ｕ字状に曲げ
加工されてその主パンフレーム２の後方に突き出され、
さらに、複数のスプリング止め４，５が、所定の位置に
おいて、そのパイプフレーム３の外周面に突き出され
た。
【０００６】特に、その主パンフレーム２は、底壁６の
後方部分および後方端壁が省かれた形状に成形され、そ
のパイプフレーム３は、その主パンフレーム２の上面に
高さを合わせてその主パンフレーム２の後端に両端を溶
接してその主パンフレーム２の後端に突き出され、その
主パンフレーム２と共にシートの後方で下方に十分なフ
ットスペースを確保可能にし、そして、その複数のスプ
リング止め４，５は、それぞれそのコイルスプリング１
１，１１を間に嵌め込み可能にする間隔でそのパイプフ
レーム３の両側部分に潰し加工を施してそのパイプフレ
ーム３の外周面に突き出された一対の突起７，７であ
る。
後方部分および後方端壁が省かれた形状に成形され、そ
のパイプフレーム３は、その主パンフレーム２の上面に
高さを合わせてその主パンフレーム２の後端に両端を溶
接してその主パンフレーム２の後端に突き出され、その
主パンフレーム２と共にシートの後方で下方に十分なフ
ットスペースを確保可能にし、そして、その複数のスプ
リング止め４，５は、それぞれそのコイルスプリング１
１，１１を間に嵌め込み可能にする間隔でそのパイプフ
レーム３の両側部分に潰し加工を施してそのパイプフレ
ーム３の外周面に突き出された一対の突起７，７であ
る。
【０００７】このシートクッションフレーム１におい
て、８はフロントパッドサポート、９はリアパッドサポ
ート、そして１０，１０はコイルスプリングである。
て、８はフロントパッドサポート、９はリアパッドサポ
ート、そして１０，１０はコイルスプリングである。
【０００８】したがって、そのコイルスプリング１１，
１１はそのスプリング止め４，５でそのパイプフレーム
３上にずれ止めされ、換言すれば、その突起７，７間に
嵌め込まれてそのパイプフレーム３上にずれ止めされ、
そして、そのパイプフレーム３にそのリアパッドサポー
ト９の後方部分を支持させた。勿論、そのリアパッドサ
ポート９は、そのコイルスプリング１０，１０で前方部
分がその主パンフレーム２に支持された。そのようにし
て、そのリアパッドサポート９は、そのコイルスプリン
グ１０，１０，１１，１１でその主パンフレーム２およ
び後部パイプフレーム３に張られた。そして、この場
合、そのコイルスプリング１１，１１がそのスプリング
止め４，５でそのパイプフレーム３上に前後方向にずれ
止めされたことによって、その主パンフレーム２とその
コイルスプリング１１，１１の干渉やそのコイルスプリ
ング１１，１１の撓みの大きな変化が回避された。
１１はそのスプリング止め４，５でそのパイプフレーム
３上にずれ止めされ、換言すれば、その突起７，７間に
嵌め込まれてそのパイプフレーム３上にずれ止めされ、
そして、そのパイプフレーム３にそのリアパッドサポー
ト９の後方部分を支持させた。勿論、そのリアパッドサ
ポート９は、そのコイルスプリング１０，１０で前方部
分がその主パンフレーム２に支持された。そのようにし
て、そのリアパッドサポート９は、そのコイルスプリン
グ１０，１０，１１，１１でその主パンフレーム２およ
び後部パイプフレーム３に張られた。そして、この場
合、そのコイルスプリング１１，１１がそのスプリング
止め４，５でそのパイプフレーム３上に前後方向にずれ
止めされたことによって、その主パンフレーム２とその
コイルスプリング１１，１１の干渉やそのコイルスプリ
ング１１，１１の撓みの大きな変化が回避された。
【０００９】
【考案の便益】上述から理解されるように、この考案の
パン型シートクッションフレームは、主パンフレーム
と、略Ｕ字状に曲げられてその主パンフレームの後方に
突き出される後部パイプフレームと、所定の位置におい
て、そのパイプフレームの外周面に突き出され、そのパ
イプフレームにパッドサポートを張るコイルスプリング
がそのパイプフレーム上にずれ止めされる複数のスプリ
ング止めとを含むので、そのコイルスプリングのずれに
よるその主パンフレームとそのコイルスプリングとの干
渉が回避されて異音の発生が防止され、また、そのコイ
ルスプリングの撓みの大きな変化が阻止されてかけ心地
が確保され、加えて、そのスプリング止めがそのパイプ
フレームの外周面に突き出されることによってそのパイ
プフレームの強度低下が避けられ、そして、シートの後
方で下方に十分なフットスペースが確保可能になり、乗
用車のフロントシートにとって非常に有用で実用的であ
る。
パン型シートクッションフレームは、主パンフレーム
と、略Ｕ字状に曲げられてその主パンフレームの後方に
突き出される後部パイプフレームと、所定の位置におい
て、そのパイプフレームの外周面に突き出され、そのパ
イプフレームにパッドサポートを張るコイルスプリング
がそのパイプフレーム上にずれ止めされる複数のスプリ
ング止めとを含むので、そのコイルスプリングのずれに
よるその主パンフレームとそのコイルスプリングとの干
渉が回避されて異音の発生が防止され、また、そのコイ
ルスプリングの撓みの大きな変化が阻止されてかけ心地
が確保され、加えて、そのスプリング止めがそのパイプ
フレームの外周面に突き出されることによってそのパイ
プフレームの強度低下が避けられ、そして、シートの後
方で下方に十分なフットスペースが確保可能になり、乗
用車のフロントシートにとって非常に有用で実用的であ
る。
【００１０】先のように、図面を参照しながら説明され
たこの考案の具体例からして、この考案の属する技術の
分野における通常の知識を有する者にとって、種々の設
計的修正や変更は容易に行われることであり、さらに
は、この考案の内容が、その考案の課題を遂行ならしめ
る考案の成立に必須であり、その考案の性質であるその
考案の技術的本質に由来し、そして、それを内在させる
と客観的に認められる態様に容易に置き換えられる。
たこの考案の具体例からして、この考案の属する技術の
分野における通常の知識を有する者にとって、種々の設
計的修正や変更は容易に行われることであり、さらに
は、この考案の内容が、その考案の課題を遂行ならしめ
る考案の成立に必須であり、その考案の性質であるその
考案の技術的本質に由来し、そして、それを内在させる
と客観的に認められる態様に容易に置き換えられる。
【図１】乗用車のサイドシートに適用されたこの考案の
パン型シートクッションフレームの具体例を示した斜視
図である。
パン型シートクッションフレームの具体例を示した斜視
図である。
【図２】図１に示されたパン型シートクッションフレー
ムの後方パイプフレームを示した斜視図である。
ムの後方パイプフレームを示した斜視図である。
２ 主パンフレーム ３ 後方パイプフレーム ４ スプリング止め ５ スプリング止め ７ 突起
Claims (1)
- 【請求項１】 主パンフレームと、略Ｕ字状に曲げられ
てその主パンフレームの後方に突き出される後部パイプ
フレームと、所定の位置において、そのパイプフレーム
の外周面に突き出され、そのパイプフレームにパッドサ
ポートを張るコイルスプリングがそのパイプフレーム上
にずれ止めされる複数のスプリング止めとを含むパン型
シートクッションフレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1595991U JP2547680Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | パン型シートクッションフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1595991U JP2547680Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | パン型シートクッションフレーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04107642U JPH04107642U (ja) | 1992-09-17 |
| JP2547680Y2 true JP2547680Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=31903071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1595991U Expired - Lifetime JP2547680Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | パン型シートクッションフレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547680Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP1595991U patent/JP2547680Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04107642U (ja) | 1992-09-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61247419A (ja) | 自動車用シ−トバツクスプリング | |
| JP2007006961A (ja) | シート、およびその組立方法 | |
| JP2547680Y2 (ja) | パン型シートクッションフレーム | |
| JP3636614B2 (ja) | シートのシートバック緩衝構造 | |
| JPH0655176B2 (ja) | 樹脂製シ−トフレ−ム | |
| JPH0750994Y2 (ja) | トラックにおけるシートクッション構造 | |
| JPH0513242Y2 (ja) | ||
| JPH0515239Y2 (ja) | ||
| JPH08182573A (ja) | 座席のフレーム構造 | |
| JPH0546351U (ja) | ベンチ型自動車用シートのフレーム構造 | |
| JP2582548Y2 (ja) | シートクッションのフレーム構造体 | |
| JPH0231001Y2 (ja) | ||
| JP2929448B2 (ja) | 車両用シートクッション | |
| JPS6111114Y2 (ja) | ||
| JPH056831Y2 (ja) | ||
| JPH01171507A (ja) | 車両用シート等のバネ構造 | |
| JP3346714B2 (ja) | 自動車用シートの構造 | |
| JP2549333Y2 (ja) | 車両用シートのアームレスト構造 | |
| JP3736759B2 (ja) | ３人掛けリヤシートのセンタ乗員着座部の構造 | |
| JPH058198Y2 (ja) | ||
| JPS6337305Y2 (ja) | ||
| JPS6030103Y2 (ja) | 車両用シ−トのベツト兼用装置 | |
| JPH0137981Y2 (ja) | ||
| JP2519927Y2 (ja) | 車両用仮眠ベッド | |
| JPH0430934Y2 (ja) |