JP2547469B2 - 内視鏡の送気体送水切換え装置 - Google Patents

内視鏡の送気体送水切換え装置

Info

Publication number
JP2547469B2
JP2547469B2 JP2158921A JP15892190A JP2547469B2 JP 2547469 B2 JP2547469 B2 JP 2547469B2 JP 2158921 A JP2158921 A JP 2158921A JP 15892190 A JP15892190 A JP 15892190A JP 2547469 B2 JP2547469 B2 JP 2547469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
cylinder
valve
water supply
air supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2158921A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0332633A (ja
Inventor
中島  茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2158921A priority Critical patent/JP2547469B2/ja
Publication of JPH0332633A publication Critical patent/JPH0332633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547469B2 publication Critical patent/JP2547469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は送気体および送水動作を選択する内視鏡の送
気体送水切換え装置に関する。
[従来の技術] 内視鏡を用いて体腔内、特に下部消火器官の部位を高
周波処理する場合、その体腔内に可燃性ガスが残ってい
ると、爆発を起こす危険がある。そこで、従来から内視
鏡を通じて体腔内に炭酸ガスなどの不燃性のガスを送り
込み、可燃性のガスと置換することが行なわれている。
このため、従来の内視鏡では送ガス管路および送ガス
制御弁を通常の送空気管や送空気送水切換え弁とは別に
設けたものが多く用いられている(実開昭61−29704号
公報、実開昭60−32902号公報等を参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかして、内視鏡の操作部には送空気送水操作釦と送
ガス操作釦との両方を備える。しかしながら、この送ガ
ス操作を実際に行なう場合、通常の送空気も行なうこと
はほとんどない。つまり、一回の症例中に送ガス操作と
通常の送空気を併用することはないと考えてよい。した
がって、内視鏡の操作部に送空気送水操作釦と送ガス操
作釦との両方を備えることは大型化するだけでなく、そ
の操作性を損う。
そこで、1個の弁座体に第1、第2の弁体を選択的に
使用し、その弁体を選択して弁座体に装着することによ
り送空気送水と送ガス(送水)とのいずれかを使用する
ようにしたものも提供されている(特開昭57−103621号
公報)。
確かに、送ガスと送空気を1回の症例中に併用するこ
とは滅多にないが、爆発の危険のない別の症例で高価な
ガスを使うのは勿体ないので、症例と症例との間で送空
気送水と送ガス(送水)とを切り換えるために弁体を交
換する場合も少なくない。したがって、ユーザは第1の
弁体と第2の弁体を常に保管用意しておかなければなら
ないが、物が小さいだけに紛失し易いとともに、その交
換作業がきわめて面倒であった。
また、第1と第2の弁体を間違えて取り付けた場合の
ことを考えると、本来、送ガスを行なうべきときところ
で、誤って送空気用弁体を装着すると、その送空気用弁
体のリーク孔から不燃性ガスがリークし、不経済である
とともに、その不燃性ガスが検査室に充満してしまう。
また、逆に、送ガス用の弁体を装着しているときに送空
気を行なうと、術者は送ガスを行なっているとばかり思
い込んでいるのに実は空気しか送っていないことにな
り、爆発の可能性が高くなり危険である。
そこで、たとえば送空気時と送ガス時のいずれにも同
じ弁体をそのまま使用できる構成の内視鏡の送気体送水
切換え装置を考えている。
しかし、この種の送気体送水切換え装置を考えた場
合、複数のシリンダを使用し、また、そのシリンダ間に
逆止弁を設けることになるが、この逆止弁は比較的柔軟
な弾性材料によって形成するため、外側のシリンダに内
側のシリンダを差し込んで装着する際、その逆止弁がシ
リンダ間で擦れたりめくれたり、本来の装置に正しく装
着されなかったり、破損したりする虞れが考えられる。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは、外側のシリンダに内側のシリンダを
着脱する際、その逆止弁がシリンダ間で擦れたりめくれ
たり、本来の位置に正しく装着されなかったり、破損し
たりする虞れがない、特別な対策を施した内視鏡の送気
体送水切換え装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明の送気体送水切換え装置は、内視鏡操作部に第
1のシリンダを設け、この第1のシリンダにはこの第1
のシリンダ内に気体を供給する気体供給管と上記第1の
シリンダ内から内視鏡挿入部の先端側へ気体を送り出す
気体送出管とを接続し、さらに上記第1のシリンダ内に
上記気体送出管の開口部と上記気体供給管の開口部とに
近接した位置に対応して着脱自在に第2のシリンダを設
けるとともにその第2のシリンダの側壁には上記気体送
出管の開口部に通じる連通口を設け、上記第2のシリン
ダ内には送気体送水切換え用ピストンを装着するととも
に上記連通口に上記気体供給管を連通する気体連通部を
形成し、上記第2のシリンダの外周には逆流防止用弁体
が装着され、この逆流防止用弁体は弾性体で形成され、
上記弾性体の先端側外径を小さく形成して上記気体送出
管側か流入する逆向きの流れに対して上記連通口を遮断
する弁膜部を設け、上記第1のシリンダに対して着脱す
る際にこの第1のシリンダの内壁に少なくとも上記弁膜
部が接触しないように、この弁膜部の外径よりも先端側
の上記第2のシリンダの外径が大きく形成したものであ
る。
しかして、第1のシリンダから第2のシリンダを着脱
する際、逆流防止用弁体の少なくとも弁膜部は第1のシ
リンダの内径より小さく擦れにくいので、逆止弁が第1
のシリンダに擦れたりめくれたり、本来の位置に正しく
装着されなかったり、破損したりすることがない。
[実施例] 図面は本発明の一実施例を示すものである。第3図中
1はこの実施例を適用した内視鏡である。内視鏡1は操
作部2、挿入部3、ユニバーサルコード4からなり、操
作部2には接眼部が設けられている。また、ユニバーサ
ルコード4の延出先端には図示しない内視鏡用電光源装
置に連結するコネクタ6が設けられている。この内視鏡
1の内部にはイメージガイドファイバ束7とライトガイ
ドファイバ束8とが挿通されている。イメージガイドフ
ァイバ束7の先端は挿入部3の先端部に設けた対物レン
ズ9に対して光学的に連結されている。イメージガイド
ファイバ束7の後端は接眼部5の接眼レンズ11に対して
光学的に連結されている。ライトガイドファイバ束8の
先端は挿入部3の先端部に設けた照明窓(図示しな
い。)に対して光学的に連結されている。ライドガイド
ファイバ束8の後端部分はコネクタ6のガイド管12内に
取着されている。
さらに、内視鏡1内には送気管路15、送水管路16、お
よび送ガス管路17が配設されている。送気管路15は操作
部2に設けた後述する切換え弁装置18を境にして気体供
給管としての上流側送気管路部15aと気体送出管として
の下流側送気管路部15bとに分れている。そして、送気
管路15の下流送気管路部(気体送出管)15bの先端は挿
入部3の先端部に設けたノズル19に接続されている。ま
た、送気管路15の上流側送気管路部(気体供給管)15a
の基端はユニバーサルコード4のコネクタ6に設けた送
気口金21に接続されている。この送気口金21には圧力空
気を送出する送気ポンプ20が接続されるようになってい
る。
上記送水管路16も操作部2に設けた切換え弁装置18を
境にして上流側送水管路部16aと下流側送水管路部16bと
に分れている。そして、送水管路16の下流側送水管路部
16bの先端は挿入部3の先端部に設けた上記ノズル19に
同じく接続されている。また、送水管路16の上流側送水
管路部16aの基端はユニバーサルコード4のコネクタ6
に設けた送水口金22に接続されている。
さらに、上記送ガス管路17も操作部2に設けた切換え
弁装置18を境にして気体供給管としての上流側送ガス管
路部17aと気体送出管としての下流側送ガス管路部とに
分れているが、この実施例では下流側送ガス管路部が上
記送気管路15の下流側送気管路部15bを兼用している。
そして、この気体送出管の先端は挿入部3の先端部に設
けた上記ノズル19に接続されることになる。また、上記
側送ガス管路部(気体供給管)17aの基端はユニバーサ
ルコード4のコネクタ6に設けた送ガス口金23に接続さ
れている。
上記送水口金22はコネクタ6に設けられた送水タンク
受け口金24によって形成され、この送水タンク受け口金
24には上記上流側送気管路15aの途中に連通する分岐管
路25が付設されている。さらに、送水タンク受け口金24
には送水タンク口金26が着脱自在に接続されるようにな
っている。この送水タンク口金26には送水チューブ27と
送気チューブ28が接続されている。そして、送水タンク
受け口金24に送水タンク口金26を装着したとき、送水チ
ューブ27は送水口金22に接続され、送気チューブ28は分
岐管路25に接続されるようになっている。また、送水チ
ューブ27と送気チューブ28は送水タンク31内に導入さ
れ、送水チューブ27の開口端は送水タンク31内の液中に
あり、送気チューブ28の開口端は送水タンク31内の上部
空間に開口している。
一方、上記コネクタ6には送気体と送ガスを択一的に
選択するための切換え弁32が組み込まれている。この送
気体送ガス切換え弁32はシリンダ33とこれに嵌挿したピ
ストン34とからなり、上記シリンダ33は上流側送気管路
部15aと上流側送ガス管路部17aとの両者に介在してい
る。さらに、ピストン34はコイルばね35により上記送ガ
ス口金23側に付勢されている。そして、通常は第3図で
示すようにそのピストン34が上流側送ガス管路部17aの
通路を遮断するが、このとき上流側送気管路部15aはそ
のシリンダ33の底部空間を通じて連通されるようになっ
ている。また、コイルばね35に抗してピストン34を押し
込めば、上流側送ガス管路部17aの通路を開放する一
方、上流側送気管路部15aを遮断するようになってい
る。
上記送ガス口金23にはガス口金36が着脱自在に装着で
きる。ガス口金36には連通操作管37が突設されている。
そして、上記送ガス口金23にはガス口金36を装着したと
きに連通操作管37が送切送ガス切換え弁32のピストン34
を押し込み、自動的に上記切換え操作を行なうようにな
っている。また、ガス口金36にはガスチューブ38が接続
されており、このガスチューブ38には不燃性ガスのガス
ボンベ39が接続されている。また、ガスチューブ38の途
中には圧力調整弁41、圧力計42、およびリリーフバルブ
43が付設されている。
なお、上記操作部2には切換え弁装置18と並んで吸引
切換え弁45が設けられている。
上記切り換え弁装置18は第1図および第2図で示すよ
うに構成されている。すなわち、この切換え弁装置18
は、弁座体を構成する第1のシリンダ50と、これに挿入
して装着される第2のシリンダ51と、この第2のシリン
ダ51に挿入して装着されるピストン52とからなり、弁座
体を兼ねた第1のシリンダ50は操作部2の本体ケース53
に対して取着固定されている。つまり、操作部2の本体
ケース53に形成した孔54に第1のシリンダ50の開口端部
に貫通させるとともに、この開口端部外周にねじ込む装
着座55と上記第1のシリンダ50に形成した鍔56により本
体ケース53を締め付けることにより取着固定されてい
る。装着座55には弾性樹脂製の装着筒体57が着脱自在に
嵌着されている。この装着筒体57の内周面部には筒状の
受け座58が取着固定されている。
第2のシリンダ51は筒状に形成され、ピストン52はそ
の第2のシリンダ51の内部に挿通されて上記第1のシリ
ンダ50内に配置されている。そして、第2のシリンダ51
の上端は受け座58の内周面に形成した第1のフランジ61
に対して下側から当り待機させられるようになってい
る。また、受け座58の内部においてピストン52の外周に
はばね受け筒62が嵌挿されている。このばね受け筒62は
上端内方に突き出す第2のフランジ64を設け、この第2
のフランジ64と上記第1のフランジ61との間に第1の圧
縮スプリング65を介在し、ばね受け筒62を上方に向けて
付勢している。この第2のフランジ64はピストン52の先
端に当り追従するようになっている。
ばね受け筒62の外周には第3のフランジ66が形成さ
れ、この第3のフランジ66の下面は受け座58の段部面67
に当り移動を規制されている。さらに、ピストン52の上
端には連結管68がねじ止め取着され、この連結管68の上
端には第4のフランジ69が形成されている。そして、こ
の第4のフランジ69と上記第3のフランジ66との間には
第2の圧縮スプリング72が介在されていて、この第2の
圧縮スプリング72によりピストン52を上方に向けて付勢
するようになっている。また、この第2の圧縮スプリン
グ72は第1の圧縮スプリング65より強く、したがって、
ピストン52をその上端が第2のフランジ64に当る位置ま
で上昇待機させている。
また、連結管68の上端には操作釦73が取着されてい
る。そして、この操作釦73の外面にはこの操作釦73と連
結管68およびピストン52にわたって形成されるリーク孔
74の開口端75が形成されている。ピストン52は第2のシ
リンダ51より長く、リーク孔74を形成する外端側部材76
の下端に内端側部材77が連結されている。外端側部材76
と内端側部材77との連結部分の外周にはリングパッキン
グ状の第1の弁81が嵌着されている。そして、この弁81
には第2のシリンダ51の下端が当るようになっている。
一方、上記第1のシリンダ50の周壁には内端(下方)
側から上流側送水管路部16a、下流側送水管路部16b、上
流側送ガス管路部(気体供給管)17a、上流側送気管路
部(気体供給管)15a、下流側送気管路部(気体送出
管)15bの順で接続されている。そして、上流側送水管
路部16aを除き、第1のシリンダ50に対するそれらの接
続側開口部は対応する上記第2のシリンダ51またはピス
トン52の周面に対向している。上流側送水管路部16aは
第1のシリンダ50の内端底部内の空間部に連通してい
る。また、下流側送水管路部16bの接続開口端はピスト
ン52の内端側部材77の外周に嵌着した筒状の第2の弁82
の窪み部83に対向している。第2の弁82は中間部外周を
小径な窪み部83として形成し、窪み部83を第1のシリン
ダ50の内部から遮断するようになっている。また、この
突条部84,84が摺接する第1のシリンダ50の内面部分85a
は上流側送水管路16aの接続開口端のある部分よりも小
径に形成されている。したがって、通常はこの第2の弁
82の窪み部83は下流側送水管路部16bの接続開口端にの
み対向するが、一定以上、このピストン52を降下させる
と、上流側送水管路部16aの接続開口端にも連通し、こ
の窪み部83を通じて上流側送水管路部16aと下流側送水
管路部16bを連通するようになっている。上流側送ガス
管路部17aの接続開口端は第1の弁81のある周辺部分に
連通する。また、上流側送気管路部15aの接続開口端は
第2のシリンダ51の下端部外周にリングパッキング状に
設けた第3の弁85と第4の弁86との間に形成される弁室
90に連通するようになっている。第3の弁85と第4の弁
86との間に位置する第2のシリンダ51の部分には連通孔
87,87が形成されている。そして、その各連通孔87,87は
ピストン52の周面部にその軸方向に沿って形成した連通
溝88,88に連通するようになっている。そして、これら
は気体供給管としての上流側送気管路部15aの接続開口
端または同じく気体供給管としての上流側送ガス管路部
17aの接続開口端に連通する気体連通部を構成してい
る。
また、下流側送ガス管路部を兼ねる下流側送気管路部
15bの接続開口端は第4の弁86より上の部分において第
2のシリンダ51の外周に対向している。そして、この第
2のシリンダ51の外周には逆止弁を構成する第5の弁89
が装着されている。この第5の弁89は第2のシリンダ51
の壁部に孔を貫通して形成した複数の連通口91,91をそ
の第2のシリンダ51の外周側から覆い閉塞するものであ
り、連通口91,91の内側からの流れのみ通し、その逆の
流れを阻止する逆流防止機能を奏するようになってい
る。また、この連通口91,91は上述した気体連通部とし
ての連通溝88,88と連通している。この逆流防止用弁体
としての第5の弁89は第1図および第2図で示すように
弾性体から略筒状に形成されている。そして、この逆流
防止用弁体としての第5の弁89が装着される第2のシリ
ンダ51の外周部分は小径な凹部51aとして形成され、こ
の凹部51a内に第5の弁89が配置されている。さらに第
5の弁89はその上端側部分89aが内外に拡がる肉厚に形
成されている。そして、この上端側部分89aの内面部が
これに対応して第2のシリンダ51の凹部51aにさらに深
く形成した溝部51bに嵌まり込んで係着している。第5
の弁89の下端側部分は外径を小さくしてその肉厚を薄く
形成して上記連通口91,91を覆う弁膜部89cとしてある。
すなわち、第5の弁89の特に弁膜部89cは第1のシリン
ダ50の内面から離れ、接触しない状態になっている。
さらに、ピストン52の外周において上記連通溝88より
上端側には第6の弁92が嵌装され、この第6の弁92はピ
ストン52を押し下げたときにこの第6の弁92より下側に
位置して第2のシリンダ51の内周に形成した段部端面93
に当り閉塞するようになっている。さらに、ピストン52
の外周には上記第6の弁92より上端側にはリーク防止用
の第7の弁94が装着され、この第7の弁94は上方への流
れを遮断するようになっている。この第6の弁92と第7
と弁94との間に位置するピストン52の部分には上記リー
ク孔74に連通する連通孔95,95が形成されている。
次に、上記切換え弁装置18の作用について説明する。
まず、通常の使用にあたっては送空気および送水を行な
うが、その場合にはコネクタ6の送水タンク受け口金24
に送水タンク口金26を接続し、送水できるように準備す
る。さらに、コネクタ6の送気口金21には送気ポンプ20
を接続する。なお、送ガス口金23にはガス口金36を接続
しないでおく。したがって、送気送ガス切換え弁32は第
3図で示すように送ガス管路17側を遮断し、送気管路15
側を連通させている。一方、操作部2にある切換え弁装
置18は通常第1図の図中左側(A)の状態にある。つま
り、第1および第2の圧縮スプリング65,72の弾性付勢
力により第1および第2のシリンダ50,51とも上昇した
位置にあり、第2のシリンダ51の下端は第1の弁81に当
り、連通溝88と上流側送ガス管路17aとの間を遮断して
いる。もっとも、この場合は上流側送ガス管路17aを通
じて送ガスがなされないので、送ガス作用はおきない。
また、上流側送水管路部16aと下流側送水管部16bは第2
の弁82により遮断されているので、送水もなされない。
また、上流側送気管路部15aの接続開口端は第3およ
び第4の弁85,86により遮断されるとともに、第2のシ
リンダ51の連通口87,87を通じてピストン52における連
通溝88に連通し、さらに、第2のシリンダ51側の第6の
弁92がピストン52側の段部端面93から離れ、この間を開
放しているので、ピストン52側の連通孔95,95を通じて
リーク孔74に連通し、外部に通じている。しかして、リ
ーク孔74の開口端75を術者が指で塞がない限り、上流側
送気管路部15aから送り込まれる空気は上記各通路を通
じて外部にリークし続ける。なお、連通溝88,88と下流
側送気管路部15bとの間は第5の弁89を介するが、上記
リーク現象によりその第5の弁89を押し開く程には強く
ならないので、その下流側送気管路部15bには流れ込ま
ない。
送気操作を行なう場合には第1図中右側(B)の状態
で示すように術者は操作釦73に指を当て、リーク孔74の
開口端75を閉塞しながら、ピストン52を1段(l1)押し
込む。つまり、ばね力が弱い第1の圧縮スプリング65の
みが圧縮され、ばね受け筒62の第3のフランジ66の段部
面67に当る位置において停止させる。この状態において
はリーク孔74が閉塞されるので、送気される空気の圧力
が高まり、その結果、連通溝88,88を通じて送り込まれ
てきた空気が第5の弁89の弁膜部89aを押し開いて送出
管路としての下流側送気管路部15b側に流れ込み、その
下流側送気管部15bを通じて挿入部3の先端にあるノズ
ル19から患者の体腔内に送気することができる。また、
リーク孔74の開口端75の閉塞量を変えれば、送気量を微
調整できる。なお、第2のシリンダ51の下端は第1の弁
81から離れ、このために連通溝88と上流側送ガス管路17
aとが連通するが、上述したように上流側送ガス管路17a
を通じての送ガスがないので、特別な作用はない。ま
た、この場合も上流側送水管路部16aと下流側送水管路
部16bは第2の弁82により遮断されているので、送水は
なされない。
送水を行なう場合には2図の状態で示すように操作釦
73に指を当てたまま、リーク孔74の開口端75を閉塞しな
がら、ピストン52をさらにもう1段(l1)強く押し込
む。これによりばね力の強い第2の圧縮スプリング72も
第1の圧縮スプリング65とともに圧縮される。したがっ
て、ばね受け筒62の第3のフランジ66が段面部67に当る
位置からさらにピストン52は降下し、第6の弁92が第2
のシリンダ51の段部端面93に当り連通溝88,88側を遮断
し、リーク孔74および下流側送気管路部15bとの連通が
遮断される。このため、送気は行なわれなくなる。この
送気が阻止されることによりその送気圧力は上流側送気
管路部15a、分岐管路25および送気チューブ28を通じて
送水タンク31に加わりその内部を加圧する。したがっ
て、送水タンク31内の圧力が高まり、その結果、送水タ
ンク31内の水を送水チューブ27を通じて上流側送水管路
部16aに流れる。そして、その流れは第1のシリンダ50
の底部空間に達するが、この場合、ピストン52の第2の
弁82は降下位置しているので、その窪み部83は上流側送
水管路部16aと下流側送水管路部16bとを連通する。した
がって、その窪み部83を通じて下流側送水管路部16bに
流れ、挿入部3のノズル19から送水させることができ
る。
また、この切換え弁装置18をそのまま用いて送ガスも
行なうことができる。すなわち、内視鏡1のコネクタ6
における送ガス口金23にガス口金36を装着する。これに
より連通操作管37が送気送ガス切換え弁32のピストン34
を押し込み、上流側送気管路部15aを遮断するととも
に、上流側送ガス管路部17aを開放する。そして、不燃
性ガスのガスボンベ39からガスチューブ38および上流側
送ガス管路部17aを通じて不燃性ガスを送ることができ
るようになる。
しかし、第1図の図中左側(A)の状態では上流側送
ガス管路部17aの接続端は第1の弁81と第2の弁82とに
より遮断され、閉止するので、不燃性のガスが外部に漏
れることがない。
第1図の図中右側(B)の操作状態とすれば送ガスを
行なうことができる。すなわち、第1の弁81が第2のシ
リンダ51の下端から離れ、連通溝88,88を開放するの
で、上述した送気操作時と同じように第5の弁89を押し
開けて下流側送ガス管路部を兼ねた下流側送気管路部15
bに送り込むことができる。そして、挿入部3のノズル1
9から患者の体腔内に不燃性のガスを送り込むことがで
きる。しかも、この送ガス動作の場合にはそのガスがリ
ーク孔74等を通じて外部に漏れることがない。
また、送水タンク31は上記同様に分岐管路25を通じて
送気ポンプ20からの送気圧力により加圧されているの
で、上流側送水管路部16aを通じて送水する状態にあ
る。そこで、第2図の状態まで押し込めば上述したと同
様に送水を行なうことができる。
なお、送気、送ガスの切換えはガス口金36の着脱のみ
で行なうため、その作業性がよく、便利であるととも
に、その使用状態の認識が明確になり、誤操作を防止で
きる。
しかして、上記切換え弁装置18によれば、第2のシリ
ンダ51やピストン52等をいちいち差し換えることなく、
そのままで送空気、送水、送ガスの各作用を行なわせる
ことができる。したがって、着脱交換作業の面倒がなく
操作性がよいとともに、誤った状態で意図する作用以外
の作用を逐行する危険を未然に防止し、安全性を確保で
きる。
また、ガスボンベ39の出力の圧力設定は一般にユーザ
が行なうため、ガス圧のばらつきが大きいと思われる。
もし、仮に、高いガス圧により第1の弁81が破れたりあ
るいは第2のシリンダ51の着脱その他によりその第1の
弁81が破れたりした場合でも、リーク孔74側に連通する
ので、下流側送気管路部15bに流れこむことがなく、安
全である。また、第1の弁81が破れた場合でも第1図の
左側の状態(A)では上流側送ガス管路部17aより下流
側送気管路部15bの方の圧力が体腔内圧力等の作用によ
り高くなるので、自然送気送ガスがなされない。
一方、前述した説明から明らかなように上記構成によ
れば、装着座55に対して装着筒体57を着脱することによ
り第2のシリンダ51とピストン52は第1のシリンダ50に
対して同時に一体的に着脱することができる。このと
き、第2のシリンダ51の外周に装着された第5の弁89
(逆流防止用弁体)は特に損傷を受けやすい弁膜部89c
の部分の外径は、第1のシリンダ50の内径より小さく、
その第1のシリンダ50の内面に擦れにくい。
なお、本発明は上記発明のものに限定されない。たと
えば、内視鏡1の形式としてはファイバスコープだけで
なく、電子スコープであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、外側の第1のシ
リンダに内側の第2のシリンダを着脱する際、その第2
のシリンダの外周に装着した逆止弁が第1のシリンダで
擦れたりめくれたり、本来の位置に正しく装着されなか
ったり、破損したりする虞れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す左右の動作状態
(A)(B)が異なる内視鏡用切換え弁装置の断面図、
第2図は同じくその第1の実施例を示す内視鏡用切換え
弁装置の片側半分の断面図、第3図はこの第1の実施例
の切換え弁装置を組み込んだ内視鏡の概略的な構成説明
図である。 1……内視鏡、3……挿入部、15……送気管路、15a…
…上流側送気管路部、15b……上流側送気管路部、17…
…送ガス管路、17a……上流側送ガス管路部、17b……下
流側送ガス管路部、18……切換え弁装置、50……第1の
シリンダ、51……第2のシリンダ、52……ピストン、88
……連通溝、89……第5の弁、89c……弁膜部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡操作部に設けられた第1のシリンダ
    と、 上記第1のシリンダに接続されこの第1のシリンダ内に
    気体を供給する気体供給管と、 上記第1のシリンダに接続されこの第1のシリンダ内か
    ら内視鏡挿入部の先端側へ気体を送り出す気体送出管
    と、 上記第1のシリンダ内に上記気体送出管の開口部と上記
    気体供給管の開口部とに近接した位置に対応して着脱自
    在に設けられ側壁に上記気体送出管の開口部に通じる連
    通口を有した第2のシリンダと、 上記第2のシリンダ内に送気体送水切換え用ピストンを
    装着するとともにそのピストンを装着した第2のシリン
    ダ内に形成され上記連通口に上記気体供給管を連通する
    気体連通部と、 上記第2のシリンダの外周に装着されるとともに弾性体
    で形成され、上記弾性体の先端側外径を小さく形成して
    上記気体送出管側から流入する逆向きの流れに対して上
    記連通口を遮断する弁膜部を設け、上記第1のシリンダ
    に対して着脱する際にこの第1のシリンダの内壁に少な
    くとも上記弁膜部が接触しないように、この弁膜部の外
    径よりも先端側の上記第2のシリンダの外径が大きく形
    成された逆流防止用弁体とを具備したことを特徴とする
    内視鏡の送気体送水切換え装置。
JP2158921A 1990-06-18 1990-06-18 内視鏡の送気体送水切換え装置 Expired - Lifetime JP2547469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2158921A JP2547469B2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 内視鏡の送気体送水切換え装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2158921A JP2547469B2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 内視鏡の送気体送水切換え装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62084409A Division JPH064059B2 (ja) 1987-02-13 1987-04-06 内視鏡用切換え弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0332633A JPH0332633A (ja) 1991-02-13
JP2547469B2 true JP2547469B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=15682253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2158921A Expired - Lifetime JP2547469B2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 内視鏡の送気体送水切換え装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547469B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5414759B2 (ja) * 2011-09-26 2014-02-12 富士フイルム株式会社 流体管路切換装置および内視鏡
WO2014087745A1 (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用管路切換装置
CN110840382A (zh) * 2019-12-18 2020-02-28 上海澳华光电内窥镜有限公司 内窥镜流体输送控制装置及流体输送***

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0332633A (ja) 1991-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4800869A (en) Endoscope
US4667655A (en) Endoscope apparatus
US4261343A (en) Endoscope
US4325362A (en) Endoscope
US4527551A (en) Connector device for checking leakage in an airtight endoscope
US20060135851A1 (en) Adapter unit for connecting cleaning fluid supply device to endoscopes
JPS5886133A (ja) 内視鏡用送液装置
US9615724B2 (en) Fluid control apparatus for endoscope
US4489712A (en) Endoscope with a gas/liquid switching mechanism
JP2547469B2 (ja) 内視鏡の送気体送水切換え装置
JPH0242491B2 (ja)
JPH064059B2 (ja) 内視鏡用切換え弁装置
JP2719376B2 (ja) 内視鏡装置
JP3874292B2 (ja) 内視鏡装置
JP4190252B2 (ja) 内視鏡の送気管路通水用アダプタ
JP2942387B2 (ja) 内視鏡の流体通路接続装置
JPH0416169B2 (ja)
JP2627520B2 (ja) 内視鏡の送気装置
JPH0580896B2 (ja)
JPS5949731A (ja) 内視鏡
EP0100069A2 (en) Connector device for checking leakage in an airtight endoscope
JPH0337601Y2 (ja)
JPH01280437A (ja) 内視鏡用送液装置
JP2011015782A (ja) 内視鏡用送気送水装置
JP2000287918A (ja) 内視鏡の送気バルブ構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 11