JP2719376B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2719376B2
JP2719376B2 JP63313250A JP31325088A JP2719376B2 JP 2719376 B2 JP2719376 B2 JP 2719376B2 JP 63313250 A JP63313250 A JP 63313250A JP 31325088 A JP31325088 A JP 31325088A JP 2719376 B2 JP2719376 B2 JP 2719376B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、送気と送ガスを選択的に行なうことができ
るようにした内視鏡装置に関する。
[従来の技術] 内視鏡を使用して例えば腸内の部位を電気メスやレー
ザ等により処置する場合、その腸内に可燃性のガスが発
生していると、このガスに引火して爆発を起こすおそれ
がある。
そこで、処置する前にその腸内に炭酸ガスなどの不燃
性のガスをあらかじめ送り込み、可燃性のガスと置換し
て爆発を未然に防止する対策が行なわれている。
このような対策はきわめて有効であり、このため、従
来の内視鏡にあってはその内視鏡本体内に不燃性のガス
を送り込む管路手段が組み込まれている(実開昭62−12
5501号公報)。すなわち、この従来の内視鏡にあっては
送気管路送とガス管路を共通の管路として使用し、操作
部に設けた切換え操作弁における弁体(ピストン)を取
り換えることによって送気または送ガスの切換え状態に
変更できるようになっている。このように送気送水用の
弁体と送ガス送水用の弁体とその使用する用途に応じて
置換する方式はこれまでの送気管路をそのまま送ガス管
路として使用でき、別に、送ガス系統を新たに設ける必
要がないことから、内視鏡がコンパクトで済むとともに
その内視鏡の良好な操作性をそのまま維持できるという
利点がある。
また、その共通な管路に対する送気ポンプとガスボン
ベの接続は内視鏡のユニバーサルコードの延出先端にあ
るコネクタ部に設けた送ガス送気用切換弁でその一方の
ものに接続するようにしている。すなわち、ガスボンベ
側のガスチューブを接続すると、切換弁が切り替わり、
そのガスチューブが共通管路に連通する。また、そのガ
スチューブを取り外すと、この接続口側が閉塞するとと
もに、送気管路には送気チューブを接続する接続口側の
管路が連通する。つまり、この送ガス送気用切換弁はガ
スチューブのコネクタの着脱によって送ガス側の管路の
閉塞と連通を制御するようになっている。
[発明が解決しようとする問題点] この従来方式のものにあってはガスボンベ側の供給チ
ューブを内視鏡の送気管路に接続して送ガスを行なった
のち、その送ガス用供給チューブのコネクタを取り外す
と、送ガス送気用切換弁はガスチューブ側を遮断する。
そして、同時に送気口金側を開放し、内視鏡の送気管路
を送気ポンプ側に連通する。
ところで、送ガス源(ガスボンベ)の圧力は一般の送
気源(送気ポンプ)の圧力よりも高いので、送ガスを行
なったのちは、内視鏡の共通な送気管路内は高い圧力の
状態に維持される。したがって、送ガス用供給チューブ
のコネクタを取り外すことにより内視鏡の共通な管路が
送気ポンプ側に連通すると、その高圧のガスが送気ポン
プに流入する。このため、送気ポンプがその高圧によっ
て破損するおそれがあった。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは送気源と高圧流体源とを同じ管路に接
続して送気と送ガスを選択的に切り換えて使用する内視
鏡装置において、その共通の管路に残留した高圧流体が
送気ポンプに流入しないようにして安全性を確保するよ
うにすることにある。
[問題点を解決するための手段及び作用] 上記課題を解決するために本発明の内視鏡装置は、内
視鏡に配設される送気管路と、この送気管路に第1の流
体を供給する第1の流体源と、この第1の流体源の送気
圧より高い圧力で第2の流体を前記送気管路に供給する
第2の流体源と、前記送気管路と前記第1の流体源とを
連通させる第1の状態と、前記送気管路と前記第2の流
体源とを連通させる第2の状態とを切り換えることによ
り、前記第1の流体源と前記第2の流体源を選択的に前
記送気管路に連通させる接続用管路切換手段とを備えた
内視鏡装置において、前記接続用管路切換手段が、前記
第2の状態から前記第1の状態に切り換わる前に、前記
送気管路を大気に開放するリーク路を形成するものであ
る。
したがって、接続用管路切換手段が、第2の状態から
第1の状態に切り換わる前に、リーク路によって送気管
路が大気に開放されるから、送気管路に残留する高圧の
第2の流体が、送気圧の低い第1の流体源へ流入するこ
とがなく、その安全性を確保することができる。
[実施例] 第1図ないし第8図は本発明の第1の実施例を示すも
のである。第3図はその内視鏡装置全体の構成を概略的
に示している。第3図中1は内視鏡(ファイバースコー
プ)であり、この内視鏡1は操作部2、その操作部2の
前部側に連結された挿入部3、操作部2の側部に連結さ
れたユニバーサルコード4からなり、これらによって内
視鏡1の本体側を構成している。
挿入部3および操作部2内にはイメージガイドファイ
バ5が挿通されている。このイメージガイドファイバ5
の先端は挿入部3の先端部に設けた観察用対物レンズ系
7に対して光学的に連結され、また、後端は操作部2の
手元側端に設けた接眼部8に対して光学的に連結されて
いる。そして、接眼部8を通じて対物レンズ系7から見
える前方の視野を観察することができるようになってい
る。
また、内視鏡1の挿入部3、操作部2およびユニバー
サルコード4内には以下のような各種配管が配設されて
いる。この配管としては吸引管路9、送気管路10、送水
管路11がある。
また、送気管路10と送水管路11の先端部は、挿入部3
の先端部付近で合流し、その挿入部3の先端に設けた1
つの噴出ノズル12に対して接続されている。また、送気
管路10と送水管路11の後端部は、吸引管路9の後端部と
共に、ユニバーサルコード3の延出先端に取着されたコ
ネクタ13にそれぞれ対応して後述するように設ける各口
金に連結されるようになっている。すなわち、コネクタ
13には図示しない光源装置側に組み込まれる送気ポンプ
P1に通じる送気チューブ14が接続される細管状の送気口
金15、コネクタ13の側面に突出され送水タンクTに接続
される送水口金16、この送水口金16と並んでコネクタ13
の側面に突設された送ガス口金17、それらとは反対側の
コネクタ13の側面部位に突設され吸引ポンプP2の吸引チ
ューブ18が接続される吸引口金19とが設けられている。
送水口金16の構造は例えばその中央部分に洗浄水Wを
流す第1の管腔を形成するとともに、その第1の管腔の
回りに気体が流す第2の管腔をもつ2重管構造に構成さ
れる。そして、送水口金16の中央の第1の管腔部分に送
水管路11の後端が接続され、送水口金16の外周側の第2
の管腔部分に送気管路10の後端が連通している。
また、送気管路10の後端側はそのコネクタ13に設けら
れる後述する管路切換弁20を介して送気管路15と送ガス
口金17に対して選択的に接続される。また、この送ガス
口金17には後述する接続具21を着脱自在に装着し、供給
チューブとしての送ガスチューブ22を接続するようにな
っている。送ガスチューブ22からなる送ガス系路の途中
には開閉弁23と圧力計24が介挿されており、さらに、ガ
スボンベBの吐出口直近にはレギュレータ25が介挿され
ている。
一方、操作部2には送気管路10と送水管路11の途中に
介挿する送気送水切換弁26と、吸引管路9の途中に介挿
する吸引切換弁27が設けられている。なお、吸管路9の
先端側部分は挿入部3内に配された処置具挿通用チャン
ネル28を兼用して形成されている。そして、この処理具
挿通用チャンネル28の先端開口を利用してこれより体腔
内に対する吸引を行なうようになっている。但し、処置
具挿通用チャンネル28の基端は操作部2において外部に
開口し、その開口で形成される挿入口29には鉗子栓30が
着脱自在に装填されている。
ここで、上記送水タンクTについて説明すれば、これ
は内部が洗浄水Wで満たされた密閉容器50に送気チュー
ブ51、送水チューブ52を接続する他、各チューブ51,52
の先端に上記送水口金16と接続自在な2重筒状構造(中
央に洗浄水が、外周囲に気体が流れる管腔をもつ)の接
続具53を接続して構成される。そして、送気チューブ51
の後端は液層上方の空気層に開口し、また、送水チュー
ブ52の後端は液内に開口している。そして、この接続具
53を送水口金16に接続した状態で使用されるようになっ
ている。
一方、上記送気送水切換弁26はその弁体を交換するこ
とにより送気送水の切換え操作の他に送ガス送水の切換
え操作を行える構造になっている。具体的には、交換自
在な送気送水切換用の第1の弁体56と送ガス送水切換用
の第2の弁体57との2種類の弁体を用い、送気送水を行
なう場合には第1の弁体56を送気送水切換弁26の弁座体
58に対して装着するとともに、送気口金15には光源装置
等に組み込まれた送気ポンプP1を接続する。このとき、
送ガス口金17には何も接続しない。また、送ガス送水を
行なう場合には第1の弁体56の代わりに第2の弁体57を
装着するとともに、送ガス口金17にはガスチューブ22の
接続具21を接続する。なお、いずれのときも送水口金16
には送水タンクTを接続しておくものである。
第4図は送気送水の切換え操作を行なう場合の送気送
水切換弁26の組立て構成を示している。また、第5図お
よび第6図は送ガス送水の切換え操作を行なう場合の送
気送水切換弁26の組立て構成を示している。
この第1の弁体56と第2の弁体57のいずれかが装着さ
れる弁座体58は第4図ないし第6図で示すように構成さ
れている。すなわち、弁座体58は略有底筒状に形成さ
れ、この開口側部分を大径筒部58aとし、底部側部分を
小径筒部58bとしてある。この弁座体58の取付け構造は
その底部側部分を操作部2の内部に配設するとともに、
開口端側部分を操作部2の外部に突き出してその開口端
部を外郭壁2aに取着した装着環63にねじ止めして固定す
るようになっている。弁座体58の周壁における上段部位
には上記送気管路10の下流側管路10bを接続し、同じく
弁座体58の周壁における中段部位には送気管路10の上流
側管路10bを接続し、さらに、同じく弁座体58の周壁に
おける下段部位には送水管路11の上流側管路11aを接続
している。また、弁座体58の周壁上において、上流側管
路11aと上流側管路10aとの間には送水管路11の下流管路
11bを接続している。なお、装着環63の口金部分63aの径
は従来のものに比べ若干大きく設定したものを用い、そ
の上部に装着フランジ63bを形成する構造が用いられて
いる。
一方、送気送水を切換えるための第1の弁体56は第4
図で示すように構成されている。つまり、大径筒部58a
と対応する軸部65a、および小径筒部58bと対応する軸部
65bとからなるピストン65を有してなり、この軸部65a側
には操釦66が連結管67を介し連結されている。また、軸
部65aの外周には突当フランジ部68が形成され、この突
当フランジ部68と上記操作釦66との間には上記装着フラ
ンジ63bに嵌着自在な装着座69が設けられている。そし
て、装着座69と操作釦66との間に圧縮スプリング70が介
装され、第4図で示すようにピストン65を弁座体58内に
挿入しつつ、装着座69を装着フランジ63bに嵌着するこ
とにより、弁座体58に対して第1の弁体56を脱着自在に
装着できるようになっている。
この第1の弁体56には軸部65bの内挿側先端部外周に
位置して略断面コ字状をなす密封リング71が被嵌されて
いる。さらに、第1の弁体56の中段部位外周には弁座体
58の大径筒部58aと小径筒部58bとの境界のテーパ部分に
対応して逆止弁72が設けられている。なお、軸部65aの
先端外周にも密封リング73が設けられている。そして、
これら密封リング71,73、および逆止弁72は、これらの
配置が第4図の左側で表わされるAの待機状態のとき、
上流側管路10aから流入された気体が軸部65aの外周に設
けた開孔74、同じく軸心に設けたリーク孔75、さらには
操作釦66に設けたリーク孔76を通じ外部にリークするよ
うな配置に設定される。また、この状態のままリーク孔
76を指で塞げば、上流側管路10aから流入された気体を
逆止弁72、逆止弁72と密封リング73との間の空間を通じ
下流側管路10bに導くように設定されるようになってい
る。
さらに、第1の弁体56はリーク孔76を指で塞ぎつつ操
作釦66を圧縮スプリング70の弾性力に抗して押し込むこ
とにより第4図の右側のBで表わされる状態になる。つ
まり、上流側管路11aと下流側管路11bとを密封リング71
の空間を通じて連通させるとともに、上流側管路10aか
らの流入を逆止弁72での閉止、および密封リング71のシ
ール作用で遮断するような配置に設定され、これにより
第1の弁体56の装着により送気と送水が可能な構造とな
る。なお、待機状態では密封リング71で、上流側管路11
aと下流側管路11bとの間を遮断する。
一方、送ガス送水の切り換えを行なうための第2の弁
体57は次に述べるような構造になっている。すなわち、
第5図および第6図で示すように弁座体58の内径形状に
ならう形状の外形状をもつ送水切換用のピストン80を有
し、このピストン80には送ガス切換用のピストン81が内
蔵されている。ピストン80はその先端部に先の第1の弁
体56と同様な断面コ字状の密封リング82をもつ他、中央
から後端に至る部位に弁室83をもつ第1のピストン部80
aと、先端部に弁座80bが形成された筒状の第2のピスト
ン部80cと連結して構成されている。またピストン部80c
の後端には連結管路80dが連結されており、この連結管
路80dには中空状の操作釦84が連結されている。そし
て、連結管路80dとピストン部80cとの境部に形成された
突当段部85と、操作釦84との間には先の装着座69と同じ
形状の装着座86が設けられている他、この装着座86と操
作釦84との間には圧縮スプリング87が介装されている。
そして、この装着座86を装着フランジ63bに嵌着するこ
とにより、第2の弁体57の全体を第1の弁体56のときと
同様に弁座体58に装着すことができるようにしている。
圧縮スプリング87で押し下げられる装着座86には突当段
部85と突き当たる段部が形成されていて、これにより当
該動きが規制される。
なお、このような構成において、口金部分63aの径が
従来のものとは異なるために先の第1の弁体56および第
2の弁体57以外の弁体が取付けられることはない。した
がって、従来の送気送水と誤って使用されることがな
い。
さらに、送ガス切換用のピストン81は挿入側先端部外
周に弁部88(常閉の開閉弁に相当)を有している。そし
て、このピストン81の軸部が、操作釦84を通じて第2の
ピストン部80cの内部に進退自在に挿入されることによ
り、その弁部88を弁室83に納めるようになっている。ま
たピストン81の上端部には中空状の釦部89が連結されて
いる。また、この操作釦89の下端とその直下の連結管部
分に形成されたスプリング座との間にはピストン81を持
上げる圧縮スプリング90が巻装されている。そして、こ
のピストン81を持ち上げるにより、弁部88を弁座80bに
突き当てて弁座80bのポートを常時閉じるようにしてい
る。また、釦部89を押すことにより弁座88のポートを開
くことができる。
なお、ピストン80とピストン81の間には高圧のガスが
送り込まれたときに弁部88が必要以上に潰れることを防
ぐためのストッパ91a,91bが設けられている。
さらに、第2の弁体57には次のような切換構造が用い
られている。すなわち、第1のピストン部80aの周壁上
において、弁室83の最下段と対応する部位にはその弁室
83の内外を連通する第1の孔部92を設け、第2のピスト
ン部80cの周壁上にはその第2のピストン部80cの内腔と
連通する第2の孔部93を設けて、弁座80bのポートを介
して第1および第2のピストン部80a,80cの内外を連絡
するようにする。そして、第1および第2のピストン部
80a,80c上において、第1の孔部92の直上部、第2の孔
部93の直上部にそれぞれ密封リング94,95を設けるとと
もに、大径筒部58aと小径筒部58bとの境界のテーパ部分
と対応する位置には密封リング96を設けて、送ガスと送
水の切換えを行なえるような構造としてある。
次に、これについて述べれば、密封リング82,95,96
は、当該配置から第5図の左側で表わされるCの待機状
態時(ストッパ91a,91bならびに突当段部85で規制され
るまでピストン80,81が押し上げられている状態)、い
ずれも弁座体58の内面と密着して、弁座体58とピストン
80との間にそれぞれ弁室97,98,99(送ガス,送水の流
路)を形成している。そして、この配置を使って、待機
状態時、密封リング82と密封リング96とのシール、さら
には弁部88の閉塞で、上流側管路10aと下流側管路10bと
の間を遮断し、かつ同時に密封リング82のシールにて上
流側管路11aと上流側管路11bとの間を遮断するようにし
ている。また、その状態から第5図の右側に示すように
釦部89を押込んだとき(Dの状態)、弁座80bのポート
が開放して第1および第2の孔部92,93を通じ上流側管
路10aと下流側管路10bとの間を連通するようにしてい
る。さらに、第2の弁体57は、それに続けて第6図に示
すように操作釦84を押込んだとき、内接解除から上流側
管路11aと下流側管路11bとを弁室97を通じ連通すると同
時に、密封リング94の内接により上流側管路10aからの
流入を当接密封リング94および密封リング96のシールで
遮断するようにしており、これにて送ガス送水の切換え
を可能としている。
このような第2の弁体57にはリーク路が設けられてい
る。つまり、このリーク路は第5図および第6図に示さ
れるようにピストン81の内部に、弁部88の直上部分から
釦部89の孔部に渡り軸方向沿いにリーク穴100を形成し
てなる。そして、このリーク穴100の底部側部分の周壁
にはこのリーク穴100と、2つのピストン80,81間の空間
とを連通させる孔部101を設けた構造が用いられてい
る。これによって弁部88の下流側部分、ならびに送ガス
が流れる流路を確保する密封リング96の下流側部分を大
気に連通する構造を構成している。つまり、弁部88,密
封リング96を越えてリークする送ガスを外部に逃すこと
ができる構造となっている。但し、リーク穴100の開孔
は、送ガスの際には指で塞ぐものである。
なお、第5図および第6図において、102は孔部101の
上方の摺動面部分をシールするための密封リングであ
り、第5図において、103は内視鏡1の挿入部3、操作
部2、ユニバーサルコード4に渡ってその内部に挿通さ
れたライトガイドファイバである。
次に、上記送ガス口金17とこれに接続されるガスボン
ベ用接続具21について述べる。まず、送ガス口金17はコ
ネクタ13の外郭壁13aにから突設された筒状の口金部材3
1を設けてなり、この口金部材31の内端部にはシリンダ3
2を連結する。そして、このシリンダ32の内底部中央に
は送気管路10の上流側、つまり、送気口金15側に連通す
る口部10cが設けられている。また、シリンダ32の内底
部側部斜面部分には送気管路10の下流側に連通する口部
15aが設けられている。つまり、送気管路10と送気口金1
5はそのシリンダ32内を通じて連通する。そして、この
連通状態はシリンダ32内にその軸方向に移動自在に設け
られたピストン33によって遮断または連通されるように
なっている。つまり、ピストン33の内端部分にはゴム製
のシール部材34が装着されていて、このシール部材34は
シリンダ32の内面に形成される弁座35に対向して配設さ
れ、ピストン33を押し込んだときには互いに突き当りそ
の連通を遮断するようになっている。
また、ピストン33の外端周囲にはばね受けリング36が
装着され、また、口金部材31の内面には上記ばね受けリ
ング36と対向してフランジ37が一体に形成されている。
また、上記シール部材34は上記口金部材31のフランジ37
の内側端面に対向しており、この対向面には突当て用突
起34aが突設されている。ばね受けリング36とフランジ3
7との間には圧縮コイルばね38が介装されている。しか
して、ピストン33は圧縮コイルばね38より付勢され、こ
のため、通常は第1図の右側部分で示す状態Aのように
そのシール部材34は弁座35から退避して待機し、弁室32
aを開放することにより口部10cと口部15aとを連通して
いる。つまり、送気管路10と送気口金15は連通状態にあ
る。そして、このときのシール部材34はその突当て用突
起34aをフランジ37の内側面に突き当てその間を気密的
に遮断するようになっている。
さらに、口金部材31の内面には筒状の突当て部材39が
ねじ込まれて係着されている。ピストン33には通気穴33
aが同軸的に形成されるとともに、この通気穴33aに連通
する一対の横孔33b,33cが上記フランジ37を間に挟んで
軸方向にずれて設けられている。そして、この通気穴33
aと一方の横孔33cは送ガスチューブ22からなる送ガス系
路に連通されるガス供給路40を形成するようになってい
る。このようにシリンダ32内には送気管路10に対して送
気口金15または送ガス口金17を選択的に接続する管路切
換弁20を構成している。
なお、ピストン33のばね受けリング36には部分的に切
欠して形成されたリーク孔36aが設けられている。
一方、この管路切換弁20を組み込んでなる送ガス内金
17に対して接続される送ガスチューブ22の接続具21は次
のように構成されている。すなわち、接続具21は送ガス
口金17の突当て部材39内に差し込まれる接続管41を有
し、この接続管41は連結管42を介して送ガスチューブ22
の先端部に気密的に連結されている。また、接続管41の
外周には装着用リング43が被嵌して装着されている。装
着用リング43の先端部外周には上記口金部材31の外端部
内面に形成しためねじ部44にねじ込まれるおねじ部45が
形成されている。さらに、装着用リング43の外端周縁に
は上記接続管41と連結管42の両者に形成されたフランジ
41a,42aとの間に係着して回転自在に取り付けられてい
る。なお、装着用リング43の外端周縁にはリーク用切欠
部46が形成され、また、装着用リング43の中間部にはリ
ーク孔47が形成されている。また、接続管41の中途部外
周にはゴム製のシール部材48が装着されている。また、
このシール部材48における先端側端面には突当て用突起
48aが突設されている。そして、接続具21を送ガス口金1
7に装着したとき、そのシール部材48はその突当て用突
起48a側の端面を上記突当て部材39の先端面に対して気
密的に突き当てるようになっている。なお、32aはシー
ル用接着剤である。
一方、装着用リング43の先端部内面には第8図で示す
ような形式の異なる送ガス口金17aに対しても適合する
ように係着用めねじ51が形成され、さらに、接続管41の
先端部外周は注射器等に使用される規格のテーパ面52に
形成されている。
ところで、第8図で示す形式の送ガス口金17aは従来
の内視鏡に使用されていた送ガス専用のもので、その接
続筒111の内面は上記テーパ面52に適合するテーパ面112
として形成されている。さらに、接続筒55の先端部外周
には突起113が形成されている。そこで、その突起113を
利用してこれを装着用リング43の内面にある係着用めね
じ51にねじ込んで係着できるようになっている。つま
り、この送ガスチューブ22の接続具21は従来の内視鏡に
使用されていた送ガス専用のものにも、そのまま接続し
て使用できる。
なお、第7図はこの第8図のものとの対比で上記構成
の送ガス口金17とこれに接続する接続具21との接続した
構成を示すものである。
次に、上記構成の内視鏡装置を使用する場合の作用に
ついて説明する。まず、送気送水を行なう通常の使用を
行なうときにはその送気送水切換弁26の弁座体58には第
4図で示すように第1の弁体56を装着する。この装着は
そのピストン65を弁座体58に挿入するとともに、装着座
69を装着フランジ63bに嵌着することにより行なわれ
る。また、内視鏡1の送水口金16には接続具62を差込ん
で送水タンクTを送水管路11に接続するとともに、内視
鏡1の送気口金15には送気ポンプP1の送気チューブ14を
接続する。一方、送ガス口金17にはガスボンベBの接続
具21を接続しないでおく。これにより送ガス口金17にお
ける管路切換弁20はその送ガス口金17側を遮断し、送気
口金15側を送気管路10に連通する。しかして、送気ポン
プP1から吐出する空気はその送気口金15から管路切換弁
20を通じて内視鏡1の送気管路10の上流側管路10aに入
る。この上流側管路10aは送気送水切換弁26において、
逆取弁72の部分を通じて下流側管路10bに連通するとと
もにリーク孔75を通じて外部にも連通する。したがっ
て、その両者の管路抵抗の差異から第4図で左側部分で
示す待機状態Aの送気送水切換弁26では上流側管路10
a、リーク孔75を通じて外部へリークしていく。したが
って、先端側への送気は行なわれない。
この待機状態から操作釦66のリーク孔76の開口を指で
塞げば、そのリーク孔76が閉塞されるため、リークが遮
断されて通常の送気が行なわれる。
また、そのリーク孔76を指で塞ぎつつ、操作釦66を第
4図の右側部分の状態Bで示すように押し込めば、上流
側管路10aの開口が密封リング71、逆止弁72でシールさ
れると同時に、上流側管路11aと下流側管路11bとの間が
密封リング71を通じ連通して、通常の送水が行なわれ
る。すなわち、送気ポンプP1からの加工した空気が、送
気口金15、管路切換弁20、送気管路10、および送気チュ
ーブ51を通じ送水タンクTの洗浄液Wを加圧して、洗浄
水Wを送水チューブ52を通じて内視鏡1の送水管路11へ
と送り込む。
一方、このような送気と送水でなく、送ガスと送水を
行なう場合には、送気送水切換弁26における第1の弁体
56に代えて、その弁座体58に対して送ガス送水用の第2
の弁体57を、先に第1の弁体56を取付けたときと同じ要
領で装着する。ついで、送ガス口金17に対してガスボン
ベ用の接続具21を差し込んで、ガスボンベTを内視鏡1
の送気管路10に接続する。
なお、送ガス口金17に接続具21を装着しないときにお
いて、管路切換弁20は第1図の右側部分Aの状態で示す
ようにその弁室32aを開放して口部10cと口部15aとを連
通して上述したように送気管路10を開通する状態にして
ある。また、シール部材34がフランジ37に当り、この間
を遮断して送ガス口金17側を閉塞している。
そして、この状態からその送ガス口金17に対してガス
ボンベ用の接続具21は次のような手順で装着される。す
なわち、接続具21の装着用リング43を送ガス口金17の口
金部材31に差し込むようにしてそのめねじ44とおねじ45
を螺合する。このようにして装着用リング43をねじ込む
と、接着管41が第1図の左側半分の状態Bで示すように
それに伴って前進してこの先端に突き当るピストン33を
圧縮コイルばね38の弾性付勢力に抗して押し込む。そし
て、このピストン33に装着されているシール部材34を弁
座35に圧着し、その間を遮断する。しかして、管路切換
弁20は第1図の左側部分の状態Bで示すようにその弁室
32aを通じて連通していた口部10cと口部15aとの通路を
遮断する。さらに、この状態Bにおいて、シール部材34
は口金部材31のフランジ37から離れ、ガス供給路40を開
放する。このため、送ガスチューブ22はそのガス供給路
40を通じて送気管路10に連通する。しかして、開閉弁23
を開放することによりガスボンベBから炭酸ガスなどの
不燃性のガスを送気管路10側に供給することができる。
そこで、上記同様にして送気送水切換弁26を操作する
ことにより送ガスと送水作用を選択できる。すなわち、
第5図の左側半分で示す状態Cのように送気送水切換弁
26が待機状態にあるときには送気管路10の上流側管路10
aと下流側管路10bとの間が、弁座80bにより遮断されて
いるために炭酸ガス(不燃性ガス)が流出しない。しか
も、送水管路11の上流側管路11aと下流側管路11bとの間
も密封リング82により遮断されているために洗浄水も流
出することがない。
そこで、この待機状態から指でリーク穴100を塞ぎつ
つ、釦部89を押し込めば、第1図の右側半分の状態Dに
示されるようにピストン81が下降し、弁座80bのポート
を開き、弁室83と弁座80bの直上の弁室104とが連通す
る。しかして、送気管路10の上流側管路10aから炭酸ガ
スが第1の孔部92、弁室83、弁座80b、弁室104、および
第2の孔部93を通じて、送気管路10の下流側管路10bへ
送り込まれ、これによって送ガスが行なわれる。この
際、リーク穴100の開口部分は操作する指で塞がれてい
るために、炭酸ガスが第2の弁体57を通して大気(外
部)へ漏れ出すことはない。
一方、リーク孔100の開口部分を指で塞ぎながら、操
作釦84を押し込めば、第6図に示されるように送気管路
10の上流側管路10aの先端開口が密封リング94,96で遮断
されると同時に、密封リング82を内接が解除されて送水
管路11の上流側管路11aと下流側管路11bとを連通する。
これにより先の送気送水操作時に説明した場合と同様と
同様に、送水タンク14の洗浄水Wが加圧され、この加圧
された洗浄水Wは送水管路11を通じて先端の噴出ノズル
12に供給され、送水作用が行なわれる。
なお、ここで、第1図の左側半分の部分で示す待機状
態Cのときにおいて、ユーザーの設定のミス等により、
ガスボンベBの送ガス圧を通常以上に高圧にしてしま
い、送ガス圧が密封リング96の遮断能力を超えていた場
合や、密封リング96および弁部88の劣化や損傷した場
合、あるいは何らかの原因で弁部88が完全に戻らなくな
るトラブルの発生から、過送ガスが起こしてしまう問題
に至るが、上記構成によれば、たとえこのようなトラブ
ルが発生したとしても、弁部88および密封シール96の下
流側にリーク路が形成されているために、弁室99および
弁室104に流れ込んだガスは、ほとんど患者側(下流側
管路10b)に流れ込まずにリーク穴100から大気(外部)
へリークしていくことになる。むろん、これには下流側
管路10bの管路抵抗がリーク部の抵抗よりもはるかに大
きいことも起因している。これ故、常に安全に処置を行
なうことができる。
また、送ガス口金17に対する接続具21の接続で、自動
的に送気と送ガスとを切換えるようにしたので、その扱
いが容易である。
さらに、内視鏡1の送ガス口金17から送ガスチューブ
22の接続具21を取り外すときには次に述べるように一
旦、送気管路10内を大気(外部)に対して開放し、その
送気管路10内の圧力を低下させるように作用する。した
がって、高圧のガスが送気管路10内に残り、これが送気
口金15に接続されている送気ポンプP1に流入してその送
気ポンプP1を破損することを未然に防止するようになっ
ている。
すなわち、内視鏡1の送ガス口金17から送ガスチュー
ブ22の接続具21を取り外す際、装着用リング43を口金部
材31から外していくと、接続具21の接続管41が第2図で
示すようにそれに伴って後退する。この接続管41の先端
に突き当るピストン33は圧縮コイルばね38の弾性付勢力
により同じく後退する。したがって、ピストン33に装着
されているシール部材34は弁座35から離れるが、この初
期段階では第2図で示すように開放しない。そして、こ
の初期段階において、接続具21の接続管41にあるシール
部材48はそれまで突き当っていた突当て部材39から離
れ、その間に通路sを形成する。
しかして、管路切換弁20におけるピストン33の通気孔
33aと横孔33bからその通路sを通じて装着用リング43の
リーク孔47またはリーク用切欠部供給路40から外部に放
出する。したがって、内視鏡1の送気管路10内は大気
(外部)に対して開放し、その送気管路10内の圧力が瞬
時に低下する。つまり、高圧のガスが送気管路10、およ
び送気口金15に連通する送気チューブ14内に残ることが
ない。
このようなリーク作用が行なわれる初期段階を経て、
さらに、送ガスチューブ22の接続具21を外して行くと、
ピストン33の退避に伴ってそのピストン33にあるシール
部材34における突当て用突起34a側端面が、送ガス口金3
1のフランジ37に突き当り、圧縮コイルばね38の付勢力
によって突き当り、その間を気密的に遮断する。つま
り、第1図の右側半分で示す状態Aとなり、その送ガス
口金17は自動的に閉塞する。
このように、管路切換弁20の切り換えはその送ガス口
金17から送ガスチューブ22の接続具21を装着するか否か
により自動的に行なわれる。したがって、術者は特別な
作業を行なう必要がない。そして、接続具21を取り外す
ときには一旦、送気管路10内を大気(外部)に対して開
放し、その送気管路10内の圧力を低下させるから、高圧
のガスが送気管路10や送気チューブ14内に残り、これが
送気口金15に接続されている送気ポンプP1に流入してそ
の送気ポンプP1を破損することを未然に防止することが
できる。
また、送ガス口金17からガスチューブ22を取り外して
送気ポンプP1を停止しても、送水がなされるような事態
を防止できる。
第9図は本発明の第2の実施例を示すものである。こ
の実施例は内視鏡1の送気管路10の内部の気体を大気中
にリークさせる手段を内視鏡用光源装置120内に組み込
んだものである。すなわち、内視鏡用光源装置120の本
体121にガスチューブ22の接続具21を着脱自在に装着す
る装着口部122を設け、この装着口部122には装着するガ
スチューブ22に連通する管路部123を設け、この管路部1
23は内視鏡1の送気口金15に接続される光源装置側送気
管路124の中途部に連通している。また、この管路部123
の途中と、この管路部123が接続する部分と送気ポンプP
1との間の光源装置側送気管路124の管路部にはそれぞれ
バルブ125a,125bが設けられている。さらに、装着口部1
22にはこれに装着する接続具21の装着状態を検知するセ
ンサ126が設けられている。そして、このセンサ126で検
出した装着信号を受ける制御回路127によって上記各バ
ルブ125a,125bの開閉動作を後述するように制御するよ
うになっている。なお、上記バルブ125aは大気中にも開
放する位置が選択できるように構成されている。
また、この実施例における内視鏡1においては送気管
路10と送水行管路11の各途中部位にそれぞれ別のバルブ
128a,128bが介装され、この各バルブ128a,128bの開閉動
作は後述するように内視鏡用光源装置120の本体121に設
けた制御回路129によって行なわれるようになってい
る。また、この制御回路129は内視鏡1の操作部2に設
けた切換え操作釦130から操作指令を受けるようになっ
ている。なお、この切換え操作釦130は2段押し込み式
のスイッチになっていて、1段目は送気または送ガス、
2段目は送水を指令するようになっている。なお、その
他の構成は上記第1の実施例のものとほぼ同様に構成さ
れている。
しかして、この内視鏡装置において、送ガス送気動作
を行なわせる場合にはガスチューブ22の接続具21を装着
口部122に装着すると、これがセンサ126によって検知さ
れ、この検知信号を受けて制御回路127はバルブ125aを
開放し、バルブ125bを閉塞する。このため、ガスボンベ
Bからのガスはその光源装置側送気管路124からこれに
通じる内視鏡側の送気管路10に送り込まれる。また、送
水タンクT内にも供給され、その内部の洗浄水Wを加圧
する。
そこで、内視鏡1の操作部2にある切換え操作釦130
を送ガスするように操作すると、送気管路10側のバルブ
128aのみが開放し、その送気管路10を通じて送ガスを行
なうことができる。また、切換え操作釦130を送水する
ように操作すると、送水管路11側のバルブ128bのみが開
放し、加圧されている送水タンクTの洗浄水Wをその送
気管路11を通じて送水することができる。
一方、この内視鏡装置において、送水送気動作を行な
わせる場合にはガスチューブ22の接続具21を装着口部12
2から取り外しておく。この状態はセンサ126によって検
知され、この検知信号を受けて制御回路127はバルブ125
aを閉塞してバルブ125bを開放する。このため、ガスボ
ンベBからのガスの供給は遮断されるとともに、送気ポ
ンプP1からの空気はその光源装置側送気管路124からこ
れに通じる内視鏡側の送気管路10に送り込むことができ
るようになる。また、この加圧された空気は送水タンク
T内にも供給され、その内部の洗浄水Wを加圧する。
そこで、内視鏡1の操作部2にある切換え操作釦130
を送気するように操作すると、送気管路10側のバルブ12
8aのみが開放し、その送気管路10を通じて送気を行なう
ことができる。また、切換え操作釦130を送水するよう
に操作すると、送水管路11側のバルブ128bのみが開放
し、加圧されている送水タンクTの洗浄水Wをその送気
管路11を通じて送水することができる。
ところで、ガスチューブ22の接続具21を光源装置120
側の装着口部122から取り外す場合、その初期動作をセ
ンサ126が検知し、この検知信号によって制御回路127は
短時間、例えば1秒間バルブ125aを開き、大気中に開放
する。したがって、光源装置側送気管路124とこれに通
じる内視鏡側の送気管路10内に残留している高圧のガス
が大気中に放出される。この後にバルブ125aが閉塞する
ともにバルブ125bが開放する。そして、このリーク動作
は接続具21の取り外し操作に伴って自動的に行なわれ
る。
なお、この第2の実施例ではその管路切り換弁20が光
源装置側に設けるため、内視鏡1のコネクタ13に設ける
場合に比べてそのコネクタ13が小形軽量になり、取り扱
えが容易になる。
第10図は本発明の第3の実施例を示すものである。こ
の実施例は上記第2の実施例とその基本的な構成を同じ
くするが、、特に、送水タンクTと送気管路10を開閉す
るバルブ128bを内視鏡用光源装置120の本体121内に組み
込んだものである。さらに、送気ポンプP1は送水タンク
Tに接続されている。したがって、送気、送ガスの切換
え操作に拘らず、送水作用はその送気ポンプP1の送気圧
力によって行なわれる。その他の作用は上記第2の実施
例のものと同様である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は内視鏡の同じ管路を利用
して送気源と高圧流体源による送気と送ガスを行なう内
視鏡装置において、接続用管路切換手段は第2の状態か
ら第1の状態に切り換わる前に、送切管路を大気に開放
するリーク路を形成することにより、接続用管路切換手
段が、第2の状態から前記第1の状態に切り換わる前
に、リーク路により送気管路が大気に開放されるから、
送気管路に残留する高圧の第2の流体が、送気圧の低い
第1の流体源へ流入することがなく、第1の流体源の損
傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図および第2図はそれぞれ送ガス口金部分の管路切換
弁とガスチューブの接続具との構成を示す断面図、第3
図は内視鏡装置全体の概略的な構成を示す説明図、第4
図は内視鏡の送気送水時の操作切換弁の断面図、第5図
および第6図はそれぞれ内視鏡の送ガス送水時の操作切
換弁の断面図、第7図はガス口金に対して接続具を接続
した部分の断面図、第8図は送ガス専用ガス口金に対し
て接続具を接続した部分の断面図、第9図は本発明の第
2の実施例の内視鏡装置の概略的な構成を示す説明図、
第10図は本発明の第3の実施例の内視鏡装置の概略的な
構成を示す説明図である。 1……内視鏡、10……送気管路、11……送水管路、15…
…送気口金、17……ガス口金、20……管路切換弁、B…
…ガスボンベ、P1……送気ポンプ、T……送水タンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡に配設される送気管路と、 この送気管路に第1の流体を供給する第1の流体源と、 この第1の流体源の送気圧より高い圧力で第2の流体を
    前記送気管路に供給する第2の流体源と、 前記送気管路と前記第1の流体源とを連通させる第1の
    状態と、前記送気管路と前記第2の流体源とを連通させ
    る第2の状態とを切り換えることにより、前記第1の流
    体源と前記第2の流体源を選択的に前記送気管路に連通
    させる接続用管路切換手段とを備えた内視鏡装置におい
    て、 前記接続用管路切換手段は、前記第2の状態から前記第
    1の状態に切り換わる前に、前記送気管路を大気に開放
    するリーク路を形成することを特徴とする内視鏡装置。
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