JP2545733B2 - 電気自動車の駆動装置 - Google Patents

電気自動車の駆動装置

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JP2545733B2
JP2545733B2 JP5253619A JP25361993A JP2545733B2 JP 2545733 B2 JP2545733 B2 JP 2545733B2 JP 5253619 A JP5253619 A JP 5253619A JP 25361993 A JP25361993 A JP 25361993A JP 2545733 B2 JP2545733 B2 JP 2545733B2
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KANKYOCHO KOKURITSU KANKYO KENKYUSHOCHO
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/20Type of damper
    • B60G2202/25Dynamic damper

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気モータによって減
速機構を介して車輪が駆動されるようになっている電気
自動車の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の代わりに電気モータを備えた
電気自動車の駆動装置は、従来から色々提案されてい
る。例えば電気モータを車輪の内部に組み込んだインホ
イールモータ駆動方式、このインホイールモータ駆動方
式において電気モータの回転軸と車両の回転軸との間に
自動変速機を設けた駆動装置、卷線式のアウターロータ
型の直流モータのロータに車輪のリムを直結した直流モ
ータ型ダイレクト駆動方式、この直流モータ型ダイレク
ト駆動方式と略同じ構造をし、モータがブラシレス直流
モータであるいわゆるブラシレス直流モータ型ダイレク
ト駆動方式等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のいずれの駆動方
式によっても電気自動車を駆動することはできる。特に
インホイール駆動方式は、駆動系が車輪の中に収納され
ているので、車体側の有効な空間を広げることができ、
また車体重量も比較的軽くすることができる等の利点は
認められる。またダイレクト駆動方式によると車体重量
を小さくすることもできる。しかしながら、従来の駆動
方式には色々な問題点もある。例えば、インホイールモ
ータ駆動方式による直流モータ型ダイレクト駆動方式の
ような電気モータによって直接車輪を駆動するダイレク
ト駆動方式は、充分な駆動力は得られるにしても、加速
時と回生時におけるモータのエネルギ効率を高くするこ
とができず、発進・停止が頻繁に必要な市街地走行での
1充電当たりの走行距離が伸びないという欠点がある。
これに対し、電気モータの回転軸と車両の回転軸との間
に自動変速機を設けると、加・減速時のモータのエネル
ギ効率はよくなるが自動変速機の重量が大きく、駆動装
置全体の効率は悪くなる。したがって、本発明は電気モ
ータと車輪との間に減速機構は設けられているが、軽量
で、且つ全体の効率の良い電気自動車の駆動装置を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電気モータによって、減速機構を介して
駆動されるようになっている電気自動車の駆動装置であ
って、前記減速機構は、電気モータの回転軸に取り付け
られているサンギヤ、このサンギヤと噛み合うプラネタ
リーギヤ、このプラネタリーギヤが噛み合うリングギヤ
とからなり、前記プラネタリーギヤあるいはリングギヤ
の出力軸は、ドラムブレーキのドラムに結合され、前記
ドラムには車輪のハブが直結されていると共に、前記電
気モータ、サンギヤ、プラネタリーギヤ、リングギヤお
よびドラムブレーキは、車輪のホイール内に納められて
いる。請求項2記載の発明は、請求項1記載の電気モー
タが、ブラシレス直流モータあるいは誘導モータのイン
ナーロータ型であり、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載のドラムブレーキのドラムと協働するブレ
ーキシューのアンカーピン等の静止部材が、電気モータ
の電機子が固定されている外枠に接続されている。そし
て請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項
に記載の電気モータの電機子の外枠が、サスペンション
アームに取り付けられている。
【0005】
【作用】例えばアクセルペダルを踏む。そうすると、踏
み込んだ量に比例して、モータのコイルに通電される。
そうするとモータの回転軸が回転し、サンギヤが回転す
る。サンギヤが回転するので。サンギヤと噛み合ってい
るプラネタリーギヤは、リングギヤ24と噛み合いなが
らサンギヤの周りを決められた減速比で公転する。した
がって、プラネタリーギヤの出力軸によりドラムブレー
キのドラムが回転駆動される。ドラムブレーキのドラム
と一体の車輪のハブも徐々に回転し、電気自動車はゆっ
くりと発車する。踏み込んだ量に比例して、回転軸の回
転数が上がり加速される。アクセルペダルを離し、ブレ
ーキペダルを踏むと、回生制動がかかり、モータから回
生電流が流れて電池に再充電される。緊急時にはドラム
ブレーキのドラムに制動がかかる。
【0006】
【実施例】本発明は色々な形で実施することができる。
例えば電気モータには誘導モータも適用できるし、ブラ
シレス直流モータで実施することもできる。また、ブレ
ーキには構造的に単純なドラムブレーキを適用するのが
望ましい。電気自動車では回生ブレーキで制動エネルギ
のほとんどが回生されるので、重量の大きいディスクブ
レーキを適用する必要がないからである。このとき、ド
ラムブレーキのブレーキシューは、アンカーピンで車体
側の部材に固定される。本実施例では、これらのブレー
キシューは、電気モータを固定している外枠に直接ある
いはステイを介して取り付けられている。本発明は乗用
車にもトラックにも適用できる。本実施例の電気自動車
も、アクセルペダルを備えている。そしてこのアクセル
ペダルを踏むと、踏み込んだ量に比例してモータに電流
が流れるようになっている。またブレーキペダルも備
え、このブレーキペダルを踏むと回生制動がかかり、さ
らに踏み込むと、ドラムブレーキのドラムに制動がかか
るようになっている。しかしながら、これらのペダル類
の具体的な例は図には示されていない。また、以下の実
施例の説明から明らかなように、モータの出力をプラネ
タリーギヤから取り出す代わりに、リングギヤから取る
こともできる。しかしながら、この例も図には示されて
いない。以上のように、本発明は色々な形で実施するこ
とができるが、以下ブラシレス直流モータを車輪の内部
に組み込んだインホイール駆動方式モータの出力を、プ
ラネタリーギヤから取り出した実例を、図1により説明
する。
【0007】本実施例に係わる駆動装置は、図1に示さ
れているように、ブラシレス直流モータ1を備えてい
る。このブラシレス直流モータ1は、固定子である電機
子2を外周部に、そして内側に界磁3を有する。界磁3
には希土類元素から形成されている永久磁石5が固定さ
れている。またブラシレス直流モータ1はエンコーダ4
も備えている。このエンコーダ4により、界磁3の位置
が検出され、その位置に応じて電機子2のコイル6、6
に給電される。電機子2は、外枠10内に固定されてい
る。そして外枠10はボールジョイント11、11を介
してサスペンションアーム12、12に取り付けられて
いる。サスペンションアーム12、12の端部は、車体
を支持しているので固定部材である。したがって、外枠
10内に固定されている電機子2は固定され、電機子2
と対をなす界磁3が回転することになる。なお、図中の
符号13はショックアブソーバを示している。
【0008】外枠10は、電機子2とコイル6、6とを
包むようにして半径中心方向に延び、その先端部は軸受
部14、14となっている。そしてこの軸受部14、1
4によって、界磁3を支持している回転部材20が回転
自在に軸受けされている。回転部材20の一方からは回
転軸21が一体的に延び、この回転軸21に減速機構を
構成しているサンギヤ22が固定されている。減速機構
は、上記のサンギヤ22と、このサンギヤ22に噛み合
いサンギヤ22の周りを公転する複数個のプラネタリー
ギヤ23、23、…と、プラネタリーギヤ23、23、
…が公転するように噛み合っているリングギヤ24とか
ら構成されている。そしてプラネタリーギヤ23、2
3、…のキャリヤ25、25、…は、ブレーキドラム3
0を回転駆動するように、このブレーキドラム30に取
り付けられている。リングギヤ24は、摩擦部材26を
介して外枠10に固定されている。したがってブレーキ
ドラム30は、プラネタリーギヤ23、23、…の公転
によりキャリヤ25、25、…により減速されて回転駆
動されることになる。
【0009】ブレーキドラム30と対をなすブレーキシ
ュー31は、ブレーキドラム30の内側に設けられ、そ
の端部はアンカーピン32により外枠10のステー15
に取り付けられている。このブレーキシュー31は、流
体シリンダ35で拡径されブレーキドラム30のブレー
キパット33に接し制動がかかる。車輪のハブ40は、
ブレーキドラム30に同心状に固定されている。そして
この車輪のハブ40にはホイール41がボルト42、4
2、…でタイヤ40が取り付けられている。ホイール4
1の外周部には、周知のようにタイヤ43が取り付けら
れている。
【0010】次に上記実施例の作用について説明する。
例えばアクセルペダルを踏む。そうすると、踏み込んだ
量に比例して、ブラシレス直流モータ1のコイル6、6
に電流が通電される。そうすると界磁3は、軸受部1
4、14により外枠10に対して軸受けされているの
で、車軸27の周りを回転する。これと一体の回転軸2
1も車軸27の周りを回転する。したがって、サンギヤ
22が回転する。サンギヤ22と噛み合っているプラネ
タリーギヤ23、23、…は、リングギヤ24の周りを
決められた減速比で公転する。したがって、プラネタリ
ーギヤ23、23、…のキャリヤ25、25、…により
ブレーキドラム30は回転駆動される。ブレーキドラム
30と一体の車輪のハブ40も徐々に回転し、電気自動
車はゆっくりと発車する。踏み込んだ量に比例して、界
磁3のトルクが上がり加速される。アクセルペダルを離
し、例えばブレーキペダルを踏む。そうすると回生制動
がかかり、ブレーキペダルの踏み込み量に応じてブラシ
レス直流モータ1より回生電流が流れて電池に再充電さ
れる。それに伴って電気自動車は減速あるいは停止す
る。以下前述したようにして発車、走行、停車する。緊
急時にさらにブレーキペダルを踏み込むと、流体シリン
ダ35に例えば圧縮空気が供給されブレーキシュー31
がブレーキパット33に接し、機械的な制動がかかる。
【0011】本実施例によると、色々な効果が得られる
が、以下ブラシレス直流モータを使用した場合の効果
を、数式を用いて説明する。一般に、ブラシレス直流モ
ータの効率ηBは次式(1)で表される。 ηB=1/(1+AT/n+Bn0.6/T) (1) 上式において、Aは卷線抵抗とトルク定数に依存するモ
ータの定数、Bはモータの鉄損に依存するモータの定数
である。またTはモータのトルク、nは回転数である。
なお、式(1)の分母の第2項の「AT/n」は銅損に
基づくもので、また第3項の「Bn0.6/T」鉄損に基
づくものである。インホイールモータ駆動方式の電気自
動車においてブラシレス直流モータの回転軸を車輪に直
接接続した従来の駆動方式の効率ηDは、(1)式を変
形して次式(2)で表される。 ηD=1/(1+AT/nN+Bn0.6N/T) (2) ここでNは駆動輪の数である。
【0012】本実施例において駆動系の効率ηHは、ブ
ラシレス直流モータの効率ηBにサンギヤ、プラネタリ
ーギヤ23、23、…、リングギヤ24等からなる減速
機構の効率ηGを掛け合わせて次式(3) ηH=ηG/{1+AT/(nNi2)+B(ni)0.6N/(i/T)}(3 ) で与えられる。ここでiはギヤ比である。一般に減速機
構の効率ηGは、1にかなり近い値となる。電気自動車
のモータが特に加速状態であったり、時速40km程度
の低速走行においては、モータの鉄損は銅損よりかなり
小さい。したがって、(2)、(3)式における効率η
D、ηHは銅損が主である。(2)、(3)式の銅損を比
較すると、すなわち従来の駆動方式の銅損と本実施例の
銅損とを比較すると、本実施例の銅損はギヤ比iの2乗
分だけ小さい。したがって、卷線抵抗とトルク定数に依
存するモータの定数Aと、駆動輪の数Nとが同一であれ
ば、本実施例の銅損は従来の駆動方式の銅損の1/i2
となる。また(2)、(3)式において同じ銅損になる
ようにすると、(3)式の卷線抵抗とトルク定数に依存
するモータの定数Aまたは駆動輪の数Nを小さくするこ
とができる。このことは、ブラシレス直流モータのサイ
ズを小さくすること、または駆動輪の数Nを減らすこと
が可能であることを示している。すなわち本実施例によ
ると、従来の駆動方式に比較してブラシレス直流モータ
のサイズを小さくすることができ、または駆動輪の数N
を減らすことができることを意味している。
【0013】今具体的な例として(2)式に対応する電
気自動車と、(3)式に対応する本実施例の電気自動車
について検討する。これらの電気自動車に搭載されるモ
ータは共にブラシレス直流モータとし、これらのモータ
の個数、ギヤ比等はそれぞれ表1に示すものとする。表
1においてモータ(2)は(2)式に対応し、モータ
(3)は(3)式に対応し重量は略同一とする。また、
電気自動車に搭載されるモータは、(2)式に対応する
電気自動車には4個、(3)式に対応する本実施例の電
気自動車には2個とする。本実施例の電気自動車のギヤ
比は4.4とした。 表1(モータの特性) モータ(2) モータ(3) トルク定数(Nm/A) 1.96 0.3822 一相当りの電機子抵抗(Ω) 0.0675 0.0064 漂遊付加損 1.15 1.15 無負荷損失係数 0.00477 0.0012 1 コントローラ損失ー1 0.0156 0.0078 (電流の自乗に比例) コントローラ損失ー2(電流に比例) 9.02 4.51 電池の回生時内部抵抗(Ω) 1.112 0.556 電池の放電時内部抵抗(Ω) 0.864 0.432 最大電流(A) 212 480 電池電圧(V) 329 329 ギヤ比 1 4.4 ギヤの伝達効率 1 0.95 モータ個数 4 2
【0014】上記条件のモータを、電池重量が531k
g、4人乗りの電気自動車に搭載するものとする。また
車体の総重量は(2)式に対応する電気自動車に比較し
て本実施例に係わる電気自動車の総重量は、モータおよ
びコントローラが4個から2個に減った分だけ軽くなっ
たものとする。このような条件の下でそれぞれの電気自
動車の仕様の例を表2に示す。なお、表2において車両
(2)は、モータ(2)を、そして車両(3)はモータ
(3)を搭載した電気自動車とする。 表2(電気自動車の特性) 車両(2) 車両(3) 前面投影面積(m2) 1.83 1.83 空気抵抗係数 0.25 0.25 転がり摩擦係数 0.0072 0.0072 回転部分相当重量 1.03 1.025 タイヤ直径(m) 0.633 0.633 総重量(kg) 1660 1560 電池のエネルギ密度(Wh/kg) 56.7 56.7 電池重量(kg) 531.2 531.2 電池の種類 NiCd NiCd
【0015】表2の仕様に基づき、それぞれの電気自動
車の1充電当たりの走行距離、加速性能、最高速度等を
計算し、次の表3に示す。 表3(電気自動車の性能) 車両(2) 車両(3) 40km/h定速走行時の1充電走行距離 557km 566km 100km/h定速走行時の1充電走行距離 272km 264km 4モードパターン速走行時の1充電走行距離 232km 349km 10モードパターン速走行時の1充電走行距離 198km 306km 0から50km/hまでの加速時間 4.65s 4.75s 0から400m走行に要する時間 17.9s 17.4s 最高速度 166km/h 188km/ h 上記表3から明らかなように、定速走行時には一充電当
たりの走行距離において両車両(2)、(3)の間に格
別差はないが、パターン走行において性能に大きな差が
出ることが理解される。その理由は、銅損の大きさが特
に影響を与える加速および回生の条件では、本実施例の
駆動方式の効率が大きいためである。また従来のブラシ
レス直流モータを車輪に直結する方式に比較して、モー
タ数を減らすことができる経済的な効果もある。
【0016】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
ると、車輪を駆動する減速機構が、電気モータの回転軸
に取り付けられているサンギヤ、このサンギヤと噛み合
うプラネタリーギヤ、このプラネタリーギヤが噛み合う
リングギヤとから構成されているので、駆動装置の効率
を高めることが可能で、従来の方式に比較して駆動用の
モータ数を減らすことができる。また、軽量なモータを
適用することもできる。さらには、プラネタリーギヤあ
るいはリングギヤの出力軸は、ドラムブレーキのドラム
に結合されて、このドラムには車輪のハブが直結されて
いるので、さらには電気モータ、サンギヤ、プラネタリ
ーギヤ、リングギヤおよびドラムブレーキが、車輪のホ
イール内に納められているので、構造が簡単で、全体が
コンパクトにまとめられ、したがって軽量で、電気エネ
ルギの消費も少なくて済む、電気自動車の駆動装置が得
られるという本発明特有の効果が得られる。請求項2記
載の発明によると、上記効果に加えて電気モータがイン
ナーロータ型であるので、アウターロータ型の電気モー
タに比較して同じ重量で銅損を小さくできる効果が得ら
れる。また、請求項3記載の発明によると、ドラムブレ
ーキのドラムと協働するブレーキシューのアンカーピン
等の静止部材が、電気モータの電機子が固定されている
外枠に接続されているので、駆動装置全体の構造を簡単
にし、軽量化することができ、したがって電気エネルギ
の消費が少なくて済む利点が得られる。請求項4記載の
発明によると、電気モータの電機子の外枠は、サスペン
ションアームに取り付けられているので、同様に駆動装
置全体の構造を簡単にし、且つ軽量化することができ
る。したがって電気エネルギの消費が少なくて済む利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブラシレス直流モータ 3 界磁 10 外枠 11 ボールジョイント 12 サスペンションアーム 21 回転軸 22 サンギヤ 23 プラネタリーギヤ 24 リングギヤ 25 キャリヤ 30 ブレーキドラム 40 車輪のハブ 41 ホイール

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気モータによって、減速機構を介して
    駆動されるようになっている電気自動車の駆動装置であ
    って、 前記減速機構は、電気モータの回転軸に取り付けられて
    いるサンギヤ、このサンギヤと噛み合うプラネタリーギ
    ヤ、このプラネタリーギヤが噛み合うリングギヤとから
    なり、 前記プラネタリーギヤあるいはリングギヤの出力軸は、
    ドラムブレーキのドラムに結合され、 前記ドラムには車輪のハブが直結されていると共に、
    記電気モータ、サンギヤ、プラネタリーギヤ、リングギ
    ヤおよびドラムブレーキは、車輪のホイール内に納めら
    れていることを特徴とする電気自動車の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気モータが、ブラシレ
    ス直流モータあるいは誘導モータのインナーロータ型で
    ある、電気自動車の駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のドラムブレーキの
    ドラムと協働するブレーキシューのアンカーピン等の静
    止部材が、電気モータの電機子が固定されている外枠に
    接続されている、電気自動車の駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの項に記載の電気
    モータの電機子の外枠が、サスペンションアームに取り
    付けられている、電気自動車の駆動装置。
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