JP2544995Y2 - 車載用音響変換装置 - Google Patents

車載用音響変換装置

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JP2544995Y2
JP2544995Y2 JP1988059187U JP5918788U JP2544995Y2 JP 2544995 Y2 JP2544995 Y2 JP 2544995Y2 JP 1988059187 U JP1988059187 U JP 1988059187U JP 5918788 U JP5918788 U JP 5918788U JP 2544995 Y2 JP2544995 Y2 JP 2544995Y2
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Japan
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mounting
vehicle
acoustic transducer
glass plate
buffer member
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純一 早川
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Kenwood KK
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、車載用の音響変換器並びにその取付装置
からなる音響変換装置に係るものであり、特に、自動車
のリアウインド等のガラス板を駆動し、車室内の低音音
場を得るのに有効な車載用音響変換器並びにその取付装
置に関する。
(ロ)従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来の車載用スピーカシステムにおいて、特に、据置
型タイプのものは、キャビネットの内容積が十分に得ら
れなかったり、口径の大きなスピーカユニットを装着す
ることが困難なために、低音域再生が十分に行えないと
いう問題点があった。
この考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、従
来の車載用スピーカシステムに対して補助的な低音域再
生を行うことができる車載用音響変換器並びにその取付
装置を提供しようとするものである。
(ハ)問題を解決するための手段 この考案の車載用音響変換装置は、磁気ギャップを持
つ磁気回路と、当該磁気回路の磁気ギャップ内にサスペ
ンションにより支持されたボイスコイルと、当該ボイル
コイルのボビンに取り付けた緩衝部材とからなる車載用
音響変換器と、 取付基板と、当該取付基板上に所定の間隔をおいて平
行に直立させた一対の取付アームと、当該取付アームを
前後に移動および固定可能にせしめるスライド機構と、
自動車のリアウインドなどのガラス板に前記緩衝部材の
部分を押し当てるように前記車載用音響変換器を前記取
付アームに仰角を可変可能に取付ける角度調整機構とか
らなる取付装置とを備え、 前記緩衝部材を介して前記ガラス板を駆動するように
構成したものである。
(ニ)作用 この車載用音響変換装置は、緩衝部材を自動車のリア
ウインドなどのガラス板面へ押し当てることにより、ガ
ラス板を直接駆動する。自動車のリアウインドなどのガ
ラス板は、その周囲がゴム製等のパッキンによって車体
に嵌め込まれているため、ボイスコイルの運動(振動)
が緩衝部材を通じてガラス板へ伝達され振動する。した
がって、ガラス板は、スピーカユニットの振動板として
の働きをし、例えば、低音域周波数の音波を再生するこ
とができる。
また、取付基板を車室内のリアトレイ上の所定位置に
取り付けた後、車載用音響変換器を取り付けた一対のア
ーム部をスライド機構により前後に移動すると同時に、
車載用音響変換器の取り付け仰角を角度調整機構により
調整して、適切に緩衝部材をリアウインドのガラス板面
へ密着させる。
(ホ)実施例 実施例について図面を参照して説明する。
第1図および第2図は、この考案に係る車載用音響変
換器の実施例を示すもので、第1図は断面側面図、第2
図は平面図である。
第3図および第4図は、この考案に係る車載用音響変
換器の取付装置の実施例を示すもので、第3図は取り付
けた状態を示す要部の側面図、第4図は一部分断面した
正面図である。
まず、第1図および第2図に基づいて、この考案の実
施例の車載用音響変換器Aについて説明する。
図において、1は永久磁石1aを含み磁気ギャップ1bを
持つ磁気回路で、フレーム7に固定されている。2は磁
気ギャップ1b内に配置されたボイルコイル、3はボイル
コイル2を巻き付けたボイスコイルボビン、4はボイル
コイルボビン3の上端部に取り付けたキャップ、5はキ
ャップ4の上面に取り付けた緩衝部材、6はサスペンシ
ョンで、その一端はフレーム7に固定され、他端はキャ
ップ4に取り付けられている。したがって、このサスペ
ンション6によって、ボイスコイル2と、ボイスコイル
ボビン3と、キャップ4と、緩衝部材5とがフレーム7
に懸架される。
上記のように構成した車載用音響変換器の緩衝部材5
を自動車のフロントウインド、ドアウインドあるいはリ
アウインド等のガラス板面へ押し当てることにより、ガ
ラス板を直接駆動することができる。このリアウインド
などのガラス板は、その周囲がゴム製等のパッキンによ
って車体に嵌め込まれているため、ボイスコイル2の運
動(振動)が緩衝部材5を通じてガラス板へ伝達され振
動する。したがって、ガラス板はスピーカユニットの振
動板としての働きをし、音波を再生することができる。
この時、緩衝部材5は、ある程度の柔らかさを持って
いるので、このコンプライアンスを調整することによ
り、適当な周波数帯域のみを再生させることが可能であ
り、不要な高温域をカットして、車室内におけるオーデ
ィオ再生時における低音域の増強用システムとして用い
ることができる。
次に、上述した車載用音響変換器Aを自動車のリアト
レイとリアウインドとの間に装着する時に用いられる取
付装置の実施例について、第3図および第4図に基づい
て説明する。
図において、8は取付基板で、上面に2つの並行した
スライド溝8aが設けられている。9はL字状をした一対
の取付アームで、その折り曲げられた部分は、スライド
溝8a内に嵌め込まれている。この取付アーム9は、スラ
イド溝8aに沿って前後に移動することができる。また、
この取付アーム9を取付基板8上の希望する位置で固定
する場合は、取付基板8の両側面に設けられたネジ10を
スライド溝8aの方向へネジ込むことによって、固定する
ことができる。この実施例においてスライド機構は、ス
ライド溝8a及び固定用のネジ10により構成されている。
この固定用のネジ10は、複数個一定の間隔を置いて設け
てもよいし、また、ネジ穴のみを複数個設けておき、1
つのネジを移動させて固定するように構成してもよい。
さらに、この取付アーム9の上部には、車載用音響変
換器Aを取り付けるための固定用のネジ11がそれぞれ設
けられている。このネジ11を緩めることにより、車載用
音響変換器は、ネジ11を支軸として回動自在であるた
め、その取り付け仰角を可変することができる。この実
施例において角度調整機構は、ネジ11とネジ11を支軸と
して車載用音響変換器を回動自在にする機構から構成さ
れている。
上記のように構成した取付装置を用いて車載用音響変
換器Aを、リアトレイ12とリアウインドのガラス板13と
の間へ装着する時は、取付基板8をリアトレイ12上の所
定位置へ取り付けた後、車載用音響変換器Aを取り付け
た取付アーム9を前又は後に移動すると同時に車載用音
響変換器の取り付け仰角を調整して、第3図に示すよう
に、緩衝部材5をリアウインドのガラス板13へ密着させ
る。このようにリアウインドのガラス板13を積極的にス
ピーカユニットの振動板として利用し、大面積のガラス
板13を駆動することにより、車室内に装備されているカ
ースピーカシステムに対して低音域の増強を図ることが
できる。
ところで、リアウインドのガラス板13は、通常は走行
中の車の振動やカースピーカシステムからの音波によっ
て、100〜200Hz付近の周波数で共振する。したがって、
この共振周波数付近では、さらに、低音域の増強効果も
大きくなる。
なお、上述した実施例においては、車載用音響変換器
Aを用いてガラス板13を駆動し、スピーカユニットと同
様の動作をさせた場合について説明したが、これとは全
く逆に、自動車の走行音をマイク等で検出し、車載用音
響変換器Aを用いて逆相駆動することにより、走行時の
ノイズをマスキングして軽減させることも可能である。
(ヘ)考案の効果 この考案に係る音響変換装置によれば、自動車のリア
ウインド等の面積の大きいガラス板を直接駆動すること
ができるので低音域の増加を図ることができる。
また、音響変換器の緩衝部材をガラス板の傾斜角度に
合わせて押し当てることができるとともにその設定状態
を確実に保持させることができるので設置が容易であ
る。さらに、音響変換器の緩衝部材とガラス板との間は
押圧接触させるだけでよいから、取り外した後も、ガラ
ス板面に接着剤やキズが付く等の虞れは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案に係る車載用音響変換
器の実施例を示すもので、第1図は断面側面図、第2図
は平面図である。 第3図および第4図は、この考案に係る車載用音響変換
器の取付装置の実施例を示すもので、第3図は取り付け
た状態を示す要部の側面図、第4図は一部分断面した正
面図である。 主要部分の符号の説明 A:車載用音響変換器 1:磁気回路 2:ボイスコイル 3:ボイスコイルボビン 4:キャップ 5:緩衝部材 6:ダンパ 7:フレーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ギャップを持つ磁気回路と、当該磁気
    回路の磁気ギャップ内にサスペンションにより支持され
    たボイスコイルと、当該ボイスコイルのボビンに取り付
    けた緩衝部材とからなる車載用音響変換器と、 取付基板と、当該取付基板上に所定の間隔をおいて平行
    に直立させた一対の取付アームと、当該取付アームを前
    後に移動および固定可能にせしめるスライド機構と、自
    動車のリアウインドなどのガラス板に前記緩衝部材の部
    分を押し当てるように前記車載用音響変換器を前記取付
    アームに仰角を可変可能に取付ける角度調整機構とから
    なる取付装置とを備え、 前記緩衝部材を介して前記ガラス板を駆動するように構
    成したことを特徴とする車載用音響変換装置。
JP1988059187U 1988-04-29 1988-04-29 車載用音響変換装置 Expired - Lifetime JP2544995Y2 (ja)

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