JP2544575Y2 - 盗難防止装置付き郵便受箱 - Google Patents

盗難防止装置付き郵便受箱

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JP2544575Y2
JP2544575Y2 JP1990407052U JP40705290U JP2544575Y2 JP 2544575 Y2 JP2544575 Y2 JP 2544575Y2 JP 1990407052 U JP1990407052 U JP 1990407052U JP 40705290 U JP40705290 U JP 40705290U JP 2544575 Y2 JP2544575 Y2 JP 2544575Y2
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JP1990407052U
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Inventor
光昭 丹下
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田島メタルワーク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は郵便物及び新聞・書籍等
を投函する受箱の改良に係り、殊に投函作動と連動する
盗難防止遮蔽板を設けた盗難防止装置付き郵便受箱に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の郵便物及び新聞・書籍等の受箱
は、投函されたものの盗難を回避するため、一般に投函
口を手が入らない寸法に構成するか又は、投函口が大き
い場合は螺旋或は直線の滑り台を内部に装備して手の侵
入を防止する構造の装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、前者のように
投函口寸法の小さい郵便受箱では、厚い郵便物が入らず
受箱の外に放置される場合がある。また後者のように滑
り台の構造を内部に構成したものでは、郵便物あるいは
新聞・書籍等が落下移動する空間が必要となり、その空
間の容量分だけ受箱が大型となる問題を有していた。
【0004】本考案は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、厚いものや束ねられた郵便物や新聞・書籍等が投
入でき、且つ投函された内容物を投函口から取り出すこ
とができないようにすると共に、投函物収納部の容量が
大きく受箱全体を小型化することができる盗難防止装置
付き郵便受箱を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】即ち、本考案に係る盗難防止装
置付き郵便受箱は、開閉自在になると共に錠前によって
施錠することができる取出扉を枢設した箱形の器筺の上
部に開閉自在に枢設し、比較的大きい開口面を形成して
成る投函口扉と、前記投函口扉の投函口部の下に位置し
て前記器筺の内腔を上下に分割開閉し、水平位置から下
側に90度の角度範囲で揺動自在に枢設した一対の観音
開き式盗難防止板と、前記両盗難防止板を前記投函口扉
の開閉動作と連動して開閉作動し、投函口扉を開扉した
とき両盗難防止板を水平に維持し、器筺の下部内腔を投
一口側と区画するように連動せしめる機械式連動手段と
から構成した郵便受箱であり、前記投函口扉が前倒し開
閉構造となり、機械式連動手段が該前倒れによる梃子構
造の変位により前記両盗難防止扉をピン軸を介して押し
上げ閉止させる構造になるか、或は、背前記投函口扉が
上下摺動開閉構造となり、機械式連動手段が該上下動変
位による楔構造の変位により前記両盗難防止扉をピン軸
を介して押し上げ閉止させる構造にしたことを要旨とす
るものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、投函口扉を開放操作するこ
とにより、該投函口扉に連結された連動手段を介して観
音開き状に枢設した一対の盗難防止板が器筐内腔を投函
口側と遮断する方向に変位して仕切区画し、投函口側か
ら既に投函されている収容物を取り出すことができない
構造となる。そしてこの両盗難防止板上に投函物を載置
して投函口扉を放すと、投函物の荷重及び自重によって
両盗難防止板が開き、該投函物は器筐下部に落下収容さ
れる。
【0007】
【実施例】以下本考案に係る盗難防止装置付き郵便受箱
の好ましい具体例について図面を参照して説明する。
【0008】 図1乃至図3は第一の実施例を示すもの
である。符号1は前面が開放した箱形の器筺であり、該
開放面には充分な高さの投函口部2を上部に残して取出
扉3を枢設し、蝶番4を介して開閉自在になると共に錠
前5によって施錠することができるようになる。上記投
函口部2には器筺1の両側板1a,1aの前端に突設し
た軸受金具6,6間に架設した開閉軸7に下端を軸設し
た投函口扉8を設け、前側に90°の角度範囲で開閉自
在(矢印A)になる。また符号9,9は、上記投入口部
2の下に位置して観音開き式に開閉し、器筺の内腔を上
下に分割する盗難防止板であり、両盗難防止板9,9は
それぞれ外側端部をピン軸10,10を介して左右の側
板1a,1aに枢設してあり、水平位置から下側に90
°の角度範囲で揺動自在(矢印B)になる。該盗難防止
板9,9は上記投函口扉8の開閉(矢印A)と連動する
後述の機械式になる連動手段11を介して揺動(矢印
B)作動し、両盗難防止板9,9を水平に位置したとき
器筺の内腔を投入腔部12と収容腔部13に区画する仕
切構造を形成する。
【0009】符号14は両側板1a,1a間に架設した
案内板であり、該案内板14の左右両端部近傍にはそれ
ぞれ上記盗難防止板9,9の枢着基部近傍の側板部に穿
設してなる長孔15,15と対応する案内用長孔16,
16が傾斜穿設してあり、作動ピン17,17がそれぞ
れの長孔15,16間を摺動自在に貫挿している。そし
て該両作動ピン17,17の前端は、上記投函口扉8の
下端部に固着したL字状側面形状の跳上金具18,18
と干渉し、該投函口扉8を前に倒したとき眺上金具1
8,18が作動ピン17,17を押し上げ(矢印C)、
両盗難防止板9,9を水平に位置せしめる連動手段11
を構成してなる。尚、両盗難防止板9,9は作動ピン1
7を介して跳上金具18に加わる荷重で投函口扉8を閉
上維持する充分な重さを有するのであるが、補助的に扉
閉止用の復帰発条を設けることもできる。
【0010】上記構成になる盗難防止装置付き郵便受箱
は、通常姿勢では盗難防止用板9,9は下方に位置して
開放状態にあり、投函口扉8は閉止している。郵便物や
新聞・書籍等を投函しようとして投函口扉8を手前に引
き倒すと、該投函口扉8に固設した跳上金具18,18
が作動ピン17,17を押し上げ(矢印C)、案内板1
4の案内用長孔16,16に沿って摺動変位せしめる。
この作動ピン17,17の摺動変位によって長孔15,
15を係合している両盗難防止板9,9は、ピン軸1
0,10を中心として水平位置まで揺動変位(矢印B)
し、器筺1の内腔を投入腔部12と収容腔部13に区画
するようになる。従って、郵便物等は該両盗難防止板
9,9によって形成された仕切構造の上に一端載置され
る状態になるが、投函口扉8を放すと盗難防止板9,9
は自重と投函物の荷重によって垂れ下がり復帰し、投函
物が収容腔部13に落下すると同時に投函口扉8が閉止
復帰する。投函された郵便物及び新聞・書籍等は、錠前
5を開けて取出扉3を手前に開くことによって器筐1の
内腔が開放され、自由に取り出すことができる。
【0011】次に図4及び図5は連動手段11を異にす
る他の実施例を示すものであり、前記第一の実施例と異
なる構造の部分について説明する。(前記第一の実施例
と同一作動をする同一部材には同一符号を付してあ
る。)この実施例では、投函口扉19が器筐1の両側板
1a,1aの前端に固設したスライド部材20,20に
対して両縁のガイド溝21,21を摺動自在(矢印D)
に嵌合し、下方に押し下げて開扉する構成にしたもので
あり、該投函口扉19がガイド溝21,21がスライド
部材20,20と当突係合し、抜落を阻止する構造にな
る。連動手段11は作動ピン17,17の先端と干渉す
る部材を異にするもので、上記投函口扉19の裏面に固
着した楔形押上金具22,22のテーパ縁23,23と
それぞれ当接干渉し、投函口扉19の下昇変位によって
作動ピン17,17をそれぞれ内方(矢印E)に変位す
る構造になる。尚、両盗難防止板9,9は作動ピン17
を介して楔形押上金具22,22に加わる荷重で投函口
扉19を閉止維持する充分な重さを有するのであるが、
補助的に扉閉止用の復帰発条を設けることもできる。
【0012】上記実施例の郵便受箱は、郵便物や新聞・
書籍等を投函しようとして投函口扉19を下方に引き下
げると、該投函口扉19に固設した楔形押上金具22,
22が作動ピン17,17を内方(矢印E)に押圧し、
案内板14の案内用長孔16,16に沿って摺動変位せ
しめる。この作動ピン17,17の摺動変位によって長
孔15,15を係合している両盗難防止板9,9は、ピ
ン軸10,10を中心として水平位置まで揺動変位(矢
印B)し、投函時に器筐1の内腔を投入腔部12と収容
腔部13に区画するようになる。
【0013】更に図6は本考案に係る盗難防止装置付き
郵便受箱の第三の実施例を示すもので、前記第一の実施
例における盗難防止板9,9と連動する投函口扉8の上
側に隣接して手が入らない程度の通常投函口扉24を構
成したものである。即ち、器筐の前面上端に構成される
該通常投函口扉24は、両側板1a,1a間に架設した
開閉軸25に上端を軸設し、通常は自重によって垂れ下
がり、内方(矢印F)に押し開けられる構造になってい
る。
【0014】従って、通常郵便物等の投函を行う場合は
この通常投函口扉24をおしながら投函物を投入するも
ので、このとき投函口扉8は閉止状態にあるため、盗難
防止扉9,9は開放位置にあり、投函物は器筐1の内腔
を落下して収容腔部13に収容される。またこの実施例
の構成では、投函口扉24を使用するとき上記通常投函
口扉24も同時に押し開くことができるため、更に厚い
投函物等を投函することが可能になる。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係る盗難防止
装置付き郵便受箱は、開口面を大きくした投函口扉を設
け、該扉と連動手段を介して連動して器筐内腔を投入腔
部と収容腔部に区画する盗難防止板を枢設したことによ
り、厚いものや束ねられた郵便物や新聞・書籍が投入で
き、且つ投函された内容物の盗難を防止する特徴を有す
るものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る盗難防止装置付き郵便受箱の第一
の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同連動手段の作動を示す要部正面図である。
【図3】同連動手段の作動を示す要部側面図である。
【図4】本考案に係る盗難防止装置付き郵便受箱の第二
の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】同連動手段の作動を示す要部正面図である。
【図6】本考案に係る盗難防止装置付き郵便受箱の第三
の実施例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 器筐 3 取出扉 5 錠前 7,25 開閉軸 8,19 投函口扉 9 盗難防止板 10 ピン軸 11 連動手段 14 案内板 15 長孔 16 案内用長孔 17 作動ピン 18 眺上金具 20 スライド部材 21 ガイド溝 22 楔形押上金具 24 通常投函口扉

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在になると共に錠前によって施錠
    することができる取出扉を枢設した箱形の器筐の上部に
    開閉自在に枢設し、比較的大きい開口面を形成して成る
    投函口扉と、 前記投函口扉の投函口部の下に位置して前記器筐の内腔
    を上下に分割開閉し、水平位置から下側に90度の角度
    範囲で揺動自在に枢設した一対の観音開き式盗難防止板
    と、 前記両盗難防止板を前記投函口扉の開閉動作と連動して
    開閉作動し、投函口扉を開扉したとき両盗難防止板を水
    平に維持し、器筐の下部内腔を投函口側と区画するよう
    に連動せしめる機械式連動手段とから構成した郵便受箱
    であり、 前記投函口扉が前倒し開閉構造となり、機械式連動手段
    が該前倒れによる挺子構造の変位により前記両盗難防止
    扉をピン軸を介して押し上げ閉止させる構造になるか、 或は、背前記投函口扉が上下摺動開閉構造となり、機械
    式連動手段が該上下動変位による楔構造の変位により前
    記両盗難防止扉をピン軸を介して押し上げ閉止させる構
    造になる、 ことを特徴とする盗難防止装置付き郵便受箱。
  2. 【請求項2】 投入口扉が前倒し開閉構造になり、連動
    手段が該前倒れによる挺子構造の変位により両盗難防止
    扉をピン軸を介して押し上げ閉止させることを特徴とす
    る請求項1記載の盗難防止装置付き郵便受箱。
  3. 【請求項3】 投入口扉が上下摺動開閉構造になり、連
    動手段が該上下摺動変位による楔構造の変位により両盗
    難防止扉をピン軸を介して押し上げ閉止させることを特
    徴とする請求項1記載の盗難防止装置付き郵便受箱。
  4. 【請求項4】 連動手段と連結した投入口扉の上側に隣
    接して手が侵入しない程度の通常投入口を開設したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の盗難防止装置
    付き郵便受箱。
JP1990407052U 1990-12-28 1990-12-28 盗難防止装置付き郵便受箱 Expired - Lifetime JP2544575Y2 (ja)

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