JP2021104227A - 宅配ボックス - Google Patents

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Tomio Kobayashi
富夫 小林
林 伸昭
Nobuaki Hayashi
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Abstract

【課題】郵便物の受け取り機能を有する構成で、利便性を向上する折り畳み可能な宅配ボックスを提供する。【解決手段】宅配ボックス1は、本体と、本体の扉側である前側の上側に回動可能に支持され組み立て状態で天板となる上蓋20と、本体の前側の下側に回動可能に支持され組み立て状態で底板となる下蓋30とを含み、折り畳み可能に構成される。上蓋及び下蓋の一方の蓋に郵便物収納空間31が形成される。一方の蓋に、郵便物を投函するための少なくとも1つの投函口35が形成される。【選択図】図1

Description

本開示は、宅配ボックスに関する。
従来から、一般家庭等で使用され、宅配荷物を無人で受け取り可能な宅配ボックスが知られている。
特許文献1には、組み立て状態から折り畳み状態に変更可能な宅配荷受け用ボックスが記載されている。宅配荷受け用ボックスは、扁平な矩形フレームにおける2つの側壁の内面に両側の端部を回動可能に連結した折り畳み式の迫り出し枠壁構造を設ける。迫り出し枠壁構造を展開した状態で、頂部開口は蓋体でカバーする。宅配員は、迫り出し枠壁構造内の空間に宅配荷物を投入した後、蓋体を閉じ施錠をする。さらに、矩形フレームの頂壁には投函開口を形成し、その開口にフラップを設ける。これにより、宅配荷受け用ボックスを郵便受けとして使用できるとされている。
実用新案登録第3168254号公報
形状が固定の宅配ボックスでは、設置場所の確保が難しいという問題がある。一方、折り畳み可能な宅配ボックスによれば、折り畳み状態で周囲の空間を確保できる。さらに、特許文献1に記載の構成のように、折り畳み可能な宅配ボックスにおいて、宅配荷物の受け取り機能に加えて、郵便受けの機能を有する構成によれば、宅配ボックスの機能を拡大できる可能性がある。しかしながら、特許文献1に記載された構成では、投函口から投入された郵便物が宅配荷物と同じ空間に入るので、受取人が宅配ボックス内の収納物を受け取るときに収納物の種類に分けて取り出しにくい。これにより、宅配ボックスの利便性向上の面から改良の余地がある。
本開示の目的は、折り畳み可能な宅配ボックスにおいて、郵便物の受け取り機能を有する構成で、利便性を向上することである。
本開示の一態様である宅配ボックスは、本体と、本体の扉側である前側の上側に回動可能に支持され組み立て状態で天板となる上蓋と、本体の前側の下側に回動可能に支持され組み立て状態で底板となる下蓋とを含み、折り畳み可能に構成される宅配ボックスであって、上蓋及び下蓋の一方の蓋に郵便物収納空間が形成され、一方の蓋に、郵便物を投函するための少なくとも1つの投函口が形成される、宅配ボックスである。
本開示の一態様によれば、折り畳み可能な宅配ボックスにおいて、郵便物の受け取り機能を有する構成で、一方の蓋に郵便物収納空間と投函口とが形成されるので、投函口から郵便物収納空間に投入された郵便物は、宅配荷物と異なる空間に入る。これにより、受取人が収納物を受け取るときに収納物の種類に分けて取り出すことが容易であるので、宅配ボックスの利便性を向上できる。
実施形態の宅配ボックスの折り畳み状態を示す斜視図である。 図1から組み立て状態に移行するときに、上蓋及び下蓋を前側に伸ばした状態を示す斜視図である。 実施形態の宅配ボックスの組み立て状態を示す斜視図である。 実施形態の別例の宅配ボックスの折り畳み状態を示す斜視図である。 実施形態の別例の宅配ボックスの折り畳み状態を示す斜視図である。 図5に示す宅配ボックスにおいて、下蓋を前側に伸ばした状態を示す斜視図である。 図5に示す宅配ボックスにおいて、折り畳み状態から組み立て状態に移行するときの基本的な動作を示す斜視図である。 実施形態の別例の宅配ボックスの折り畳み状態を示す斜視図である。 図8に示す宅配ボックスの組み立て状態を示す斜視図である。 実施形態の別例の宅配ボックスの組み立て状態を示す斜視図である。 実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、折り畳み状態から組み立て状態に移行するときの基本的な動作を示す斜視図である。 図11(b)の拡大図である。 実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、折り畳み状態から上蓋を前側に伸ばした状態を示す斜視図である。 実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、折り畳み状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例を詳細に説明する。実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであるから、図面に描画された構成要素の寸法などは、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において、「略〜」との記載は、略同一を例に説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められる場合を含む意図である。以下で説明する実施形態は例示であって、本開示の宅配ボックスはこれに限定されない。
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料及び個数は、説明のための例示であって、宅配ボックスの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。
図1から図3を用いて、実施形態の宅配ボックス1を説明する。図1は、宅配ボックス1の折り畳み状態を示す斜視図である。図2は、図1から組み立て状態に移行するときに、上蓋20及び下蓋30を前側に伸ばした状態を示す斜視図である。図3は、宅配ボックス1の組み立て状態を示す斜視図である。
宅配ボックス1は、組み立て状態から折り畳み状態に変更可能であり、かつ、折り畳み状態から組み立て状態に変更可能である。宅配ボックス1は、戸建て住宅の玄関脇の壁面または門柱等に設置されるが、これに限定されない。宅配ボックス1は、例えば集合住宅等に設置されても良い。
以下では、宅配ボックス1が折り畳まれる方向を前後方向と定義する。宅配ボックス1の組み立て状態において、扉46(図2、図3)が配置される側を前側と定義し、扉46と反対側を後側と定義する。宅配ボックス1の組み立て状態において、前側から見た場合の横方向を左右方向と定義する。宅配ボックス1を前側から見た場合における左右方向について、右側及び左側を定義する。左右方向と前後方向とに直交する鉛直方向を上下方向と定義する。
宅配ボックス1は、宅配業者によって宅配荷物100(図7(d)参照)が預けられるまでは、図1に示すように折り畳まれた状態(折り畳み状態)とすることが可能である。また、宅配ボックス1は、図3に示すように宅配業者等によって組み立てられて組み立て状態とすることが可能であり、その状態で内部に宅配荷物100が収容されて、受取人の受け取りを待つ待機状態とすることができる。
宅配ボックス1は、本体カバー10と、上蓋20と、下蓋30と、扉フレーム40(図2、図3)と、扉46(図2、図3)及び左右両側の2つの側板50(図3)とを備える。本体カバー10は、本体に相当する。図3に示すように、左側の側板50は、前側の側板要素51と、後側の側板要素52とを含み、互いに上下方向の軸を中心に回動可能に連結される。図3では、右側の側板の図示を省略するが、その基本構成は、左右が逆になるだけで左側の側板50と同様である。これにより、2つの側板50は、それぞれ内側に折れ曲がり可能となっている。2つの側板50のそれぞれは、折り畳み状態で後述の本体カバー10に折り畳んで収納される。2つの側板50の各側板要素51,52は、略同一の長方形状であり、例えば樹脂により形成される。
図3に示すように、本体カバー10は、前端が開口する箱形状に構成される。本体カバー10は、前端が開口し後端が塞がれた略直方体の箱形状の箱部11と、箱部11の開口周縁部に結合された複数の金属製のフレーム12と、2つのアーム13とを含む。箱部11は、例えば樹脂製である。2つのアーム13は、箱部11の下端開口の周縁部に連結される。2つのアーム13は、後述の下蓋30が下方に開かれたとき、下蓋30の下面の左右方向中央部が水平面と略平行に沿うように支持する。
箱部11の上端部の前端部には、上蓋20が左右方向の軸を中心に回動可能にヒンジにより連結される。これにより、上蓋20が、本体カバー10の上部に上下方向に回動可能に連結される。このため、上蓋20が、本体カバー10の前側の上側に回動可能に支持され組み立て状態で天板となる。上蓋20は、例えば樹脂製である。
箱部11の下端部の前端部には、下蓋30が左右方向の軸を中心に回動可能にヒンジにより連結される。このため、下蓋30が、本体カバー10の前側の下側に回動可能に支持され組み立て状態で底板となる。下蓋30は、例えば樹脂製である。箱部11の後端部の内面の左端部には、後側の側板要素52の後端部が上下方向の軸を中心に回動可能にヒンジにより連結される。箱部11の後端部の内面の右端部には、後側の側板要素の後端部が上下方向の軸を中心に回動可能にヒンジにより連結される。
上述したように、上蓋20が本体カバー10の上部に上下方向に回動可能に連結されるので、上蓋20は、図1に示す折り畳み状態における本体カバー10の前端開口の上側を覆った状態から、図2のように上方に開かれる。
下蓋30は、本体カバー10の下部にヒンジにより連結されるので、下蓋30は、図1に示す本体カバー10の前端開口の下側を覆った状態から、図2のように下方に開かれる。下蓋30が下方に開かれた状態で、下蓋30は、2つのアーム13(図2では右側のアームの図示を省略する。)によって水平面と略平行に沿うように本体カバー10に支持される。
図2に示すように、下蓋30の内面側(図2の上面側)には、2つのレール84が設けられる。2つのレール84は、組み立て状態における下蓋30の前後方向に沿って設けられる。
扉フレーム40は、折り畳み状態では本体カバー10に収納される。扉フレーム40は、略矩形枠状であり、内側に矩形状の開口を塞ぐように扉46が取り付けられる。扉46は、扉フレーム40の左右方向一端部、例えば右側端部に上下方向の軸を中心に回動するようにヒンジにより連結される。扉フレーム40及び扉46は、例えば樹脂製である。
扉フレーム40の左端部は、左側の側板50の前側の側板要素51の前端部に、上下方向の軸を中心に回動可能にヒンジにより連結される。扉フレーム40の右端部は、右側の側板の前側の側板要素の前端部に、上下方向の軸を中心に回動可能にヒンジにより連結される。これにより、扉フレーム40は、本体カバー10に、左右方向両側の2つの側板50を介して前後方向に移動可能に連結される。扉フレーム40が本体カバー10に近づくように移動するときには、2つの側板50が互いに近づくように内側に折れ曲がる。
扉46には、図3で矩形により模式的に示す施錠装置43が取り付けられている。施錠装置43は、鍵穴を有し、鍵穴に入れられた鍵を回すことで、扉46が扉フレーム40に施錠または解錠される。
次に、図1〜図3を用いて、宅配ボックス1を組み立てるときの基本的な動作について説明する。宅配ボックス1は、宅配業者によって宅配荷物が預けられるときに、宅配業者等によって組み立てられる。
まず、図1に示すように、宅配ボックス1は、折り畳み状態として折り畳まれている。このとき、扉フレーム40、扉46及び各側板50は、折り畳まれて本体カバー10に収容されている。また、本体カバー10の前端開口を塞ぐように、上蓋20が下方に、下蓋30が上方に回動して本体カバー10の前端開口を塞いでいる。
次に、図2に示すように、宅配業者等によって、本体カバー10から上蓋20が上方に回動され、水平面と略平行な位置まで移動される。また、宅配業者等によって、本体カバー10から下蓋30が下方に回動され、水平面と略平行な位置まで移動される。このとき、下蓋30は、アーム13によって本体カバー10に支持され、下方への移動が制限される。アーム13は、図2に示すような三角形状に限定せず、直線方向に伸びる板状としてもよい。
最後に、図3に示すように、宅配業者等によって、扉フレーム40が本体カバー10から前側に引き出される。このとき、扉フレーム40の下端部に設けられた一対の摺動部(図示せず)が下蓋30の2つのレール84を摺動する。扉フレーム40が前方へ引き出されることによって、扉フレーム40に追従するように、折り畳まれて収納されていた2つの側板50のそれぞれが前方に伸ばされて、宅配ボックス1の左右両側の側面を形成する。この状態で、宅配ボックス1は、扉46を開けて開口される荷物室に宅配荷物100を収納することが可能である。宅配ボックス1を組み立て状態から折り畳み状態に移行させるときには、上記の組み立てるときの動作と逆の動作を行う。この折り畳み状態への移行は、受取人によって宅配ボックス1から宅配荷物が取り出された後に、受取人等のユーザによって行われる。
上記の宅配ボックス1によれば、宅配業者によって荷物が預けられるまでは、折り畳まれることによってコンパクトに設置することができると共に、折り畳まれることによって、外観上のシンプルな構成を実現することができる。これにより、意匠性を向上できる。
また、宅配ボックス1によれば、宅配業者によって荷物が預けられた後は、組み立てられることによって外観上の形状が大きくなり、荷物が預けられたことが分かり易い。
以上が、宅配ボックス1の基本的構成と基本的な動作であるが、本例の場合には、さらに、下蓋30は、郵便物101(図3)の受け取り機能を有する。具体的には、下蓋30は、上蓋20より折り畳み状態での前後方向の厚みを大きくし、内部に、郵便物収納空間31が形成される。下蓋30は、折り畳み状態での前側面32の左右方向両端部に、左右方向両端に向かうほど後側に傾斜した2つの傾斜面33が形成される。なお、下蓋の全体形状は、このような形状に限定するものではなく、傾斜面を有しない扁平な直方体状としてもよい。
さらに、折り畳み状態で下蓋30において上端部に位置する上端側面34には、郵便物101を投函するための投函口35が形成される。また、上端側面34には投函口35を覆う板状のフラップ36が、後側端部において左右方向の軸を中心に回動可能に取り付けられる。これにより、図1のように宅配ボックス1が折り畳まれた状態で、郵便物101の配達員は、このフラップ36を開けて、投函口35から郵便物収納空間31に郵便物101を投函することができる。さらに、宅配ボックス1への宅配荷物100の受け取りを可能とするように、宅配ボックス1が図3のように組み立てられた状態で、下蓋30の前側端に投函口35及びフラップ36が配置されるので、郵便物101の配達員がこのフラップ36を開けて投函口35から郵便物収納空間31に郵便物101を投函することができる。これにより、折り畳み状態及び組み立て状態のいずれの状態でも郵便物101の投函が可能となる。
一方、図2のように扉46及び扉フレーム40を本体カバー10に収容し、かつ下蓋30を前側に伸ばした状態で、下蓋30の上面となる部分に郵便物101の取り出し口(図示せず)と、その取り出し口を覆う回動可能なカバー(図示せず)とを設けることができる。受取人は、図2の状態でそのカバーを開けて取り出し口から郵便物101を取り出すことが可能である。これにより、受取人が、宅配ボックス1から宅配荷物100を取り出した後、郵便物101の有無を確認するために宅配ボックス1を折り畳む必要が生じるので、受取人による宅配ボックス1の折り畳み忘れが生じにくくなる。
上記の宅配ボックス1によれば、折り畳み可能な宅配ボックス1において、郵便物101の受け取り機能を有する構成で、上蓋20及び下蓋30の一方の蓋としての下蓋30に、郵便物収納空間31と投函口35とが形成される。これにより、投函口35から郵便物収納空間31に投入された郵便物101は、宅配荷物100と異なる空間に入る。このため、受取人が宅配ボックス1から収納物を受け取るときに収納物の種類で分けて、すなわち郵便物101と宅配荷物100とで分けて取り出すことが容易であるので、宅配ボックス1の利便性を向上できる。
図4は、実施形態の別例の宅配ボックス1aの折り畳み状態を示す斜視図である。本例の構成の場合には、図1〜図3の構成と異なり、宅配ボックス1aの折り畳み状態で投函口35及びフラップ36の上側を覆う雨除け部60が設けられる。雨除け部60は、断面L字形の板状であり、折り畳み状態における下蓋30の上端の後側端部に回動可能に取り付けられている。これにより、図4のように雨除け部60を上側に直立するように回動させて上蓋20の前側面に支持させた状態で、雨水がフラップ36及び投函口35にかかることを抑制できる。また、この場合に雨除け部60を十分に投函口35の上側を覆う大きさにすることにより、フラップ36を省略してもよい。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図3の構成と同様である。
図5は、実施形態の別例の宅配ボックス1bの折り畳み状態を示す斜視図である。図6は、図5に示す宅配ボックス1bにおいて、下蓋30aを前側に伸ばした状態を示す斜視図である。
本例の場合には、図1のように宅配ボックス1bの折り畳み状態で、下蓋30aの前側面となる側面を前側に凸となるように湾曲した曲面状としている。また、図4の構成と同様に、宅配ボックス1bの折り畳み状態で投函口35及びフラップ36の上側を覆う雨除け部60が設けられている。後述の図7(c)では雨除け部の図示を省略している。
さらに、上蓋20aにおいて、折り畳み状態で上側となる部分における前後方向となる厚み方向を、下蓋30aと同程度に大きくしている。さらに、宅配ボックス1bの折り畳み状態で、上蓋20aの上側となる部分における前側面となる側面を前側に凸となるように湾曲した曲面状としている。これにより、折り畳み状態で、上蓋20aの厚みが大きくなった部分が、下蓋30aのフラップ36及び投函口35の上側を覆う雨除け部の役目を果たす。また、図1〜図4の各構成の場合と異なり、折り畳み状態で下蓋だけが厚みが大きくなることがないので、デザイン性の向上を図れる。
さらに、図6のように、折り畳み状態から下蓋30aを前側に伸ばした状態で、下蓋30aの上側面となる側面には、矩形の開口である郵便物101の取り出し口38が形成されると共に、下蓋30aには、取り出し口38を覆う回動可能なカバー39が取り付けられる。取り出し口38は、折り畳み状態で、下蓋30aの内端部に位置する開口に相当する。カバー39は、例えば90度の範囲で回動可能である。カバー39は、断面L字形の板状であるが、平板状としてもよい。これにより、カバー39は、折り畳み状態で、内端部に位置する郵便物収納空間31の開口を覆う。図6のように受取人がカバー39を持ち上げて、内側の郵便物収納空間31から郵便物101を取り出すことができる。
図7は、宅配ボックス1bにおいて、折り畳み状態から組み立て状態に移行するときの基本的な動作を示す斜視図である。図7(a)に示すように、折り畳み状態では、下蓋30aの郵便物収納空間31に投函口35を通じて郵便物101を投函することができる。図7(a)で郵便物101が投函された後には、図7(b)のように、受取人が下蓋30aを前側に伸ばしてカバー39を開けて郵便物101を取り出すことができる。その後、図7(c)のように再び折り畳み状態とした後、宅配ボックス1bで宅配荷物100を受け取る必要が生じたときには、図7(d)のように宅配ボックス1bを組み立てる。この状態で、下蓋30aの投函口35を通じて前側から郵便物101を投函することも可能である。この組み立て状態では、上蓋20aの上側面となる側面には、山形に盛り上がった曲面が形成されるので、雨天時に宅配ボックス1bの上端に降った雨水を、この曲面で宅配ボックス1bの左右方向両側に流すことができるので、宅配ボックス1bに宅配荷物100または郵便物101を配達するときに、宅配荷物100または郵便物101が雨水で濡れることを抑制できる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図3の構成、または図4の構成と同様である。なお、本例の構成において、下蓋30aに取り付けた雨除け部60を省略することもできる。
図8は、実施形態の別例の宅配ボックス1cの折り畳み状態を示す斜視図である。図9は、図8に示す宅配ボックス1cの組み立て状態を示す斜視図である。本例の構成では、郵便物収納空間21が、下蓋30bではなく、上蓋20bに形成される。このため、折り畳み状態における上蓋20bの前後方向の厚みが、下蓋30bの厚みより大きくなっていると共に、上蓋20bの内部に郵便物収納空間21が形成される。さらに、上蓋20bの折り畳み状態で前側面となる側面の左右方向両端部に、図1〜図3の構成の下蓋30と同様に、2つの傾斜面22が形成される。さらに、折り畳み状態で上蓋20bにおいて上端部に位置する上端側面23には、郵便物を投函するための第1投函口25が形成される。また、上端側面23には第1投函口25を覆う板状のフラップ26が、後側端部において左右方向の軸を中心に回動可能に取り付けられる。これにより、図1のように宅配ボックス1cが折り畳まれた状態で、郵便物の配達員は、このフラップ26を開けて、第1投函口25から郵便物収納空間21に郵便物を投函することができる。また、折り畳み状態における上蓋20bの上端の後側端部には、雨除け部61が回動可能に取り付けられている。雨除け部61は、第1投函口25及びフラップ26を覆うように設けられる。また、上蓋20bに設けられた係止部(図示せず)と雨除け部61との係止により、雨除け部61が図8のように回動した状態で固定可能としてもよい。係止部は、例えば凹凸嵌合またはスナップフィットである。また、フラップ26を省略することもできる。
さらに、図9に示すように、組み立て状態で上蓋20bの扉46側端部となる前側端部には第2投函口27が形成される。第2投函口27にも第1投函口25と同様に回動可能なフラップ28が取り付けられる。これにより、図9のように宅配ボックス1cの組み立て状態で、郵便物の配達員は、矢印A方向に、上蓋20bの後側から第1投函口25を通じて郵便物収納空間21に郵便物を投函することもできるが、矢印B方向に、上蓋20bの前側から第2投函口27を覆うフラップ28を開けて、第2投函口27から郵便物収納空間21に郵便物を投函することもできる。
一方、図8のように扉46及び扉フレーム40を本体カバー10に収容した状態から、上蓋20bを前側に伸ばした状態で、上蓋20bの下面となる部分に郵便物の取り出し口(図示せず)と、その取り出し口を覆う回動可能なカバー(図示せず)とを設けることができる。受取人は、その状態でカバーを開けて取り出し口から郵便物を取り出すことが可能である。これにより、受取人が、宅配ボックス1cから宅配荷物を取り出した後、郵便物の有無を確認するために宅配ボックス1cを折り畳む必要が生じるので、受取人による宅配ボックス1cの折り畳み忘れが生じにくくなる。
上記の構成によれば、折り畳み可能な宅配ボックス1cにおいて、郵便物の受け取り機能を有する構成で、上蓋20b及び下蓋30bの一方の蓋としての上蓋20bに、郵便物収納空間21と第1投函口25及び第2投函口27とが形成される。これにより、各投函口25,27から郵便物収納空間21に投入された郵便物は、宅配荷物と異なる空間に入る。このため、受取人が宅配ボックス1cから収納物を受け取るときに、収納物の種類で分けて、すなわち郵便物と宅配荷物とで分けて取り出すことが容易であるので、宅配ボックス1cの利便性を向上できる。
図10は、実施形態の別例の宅配ボックス1dの組み立て状態を示す斜視図である。本例の場合には、図8、図9の構成と異なり、宅配ボックス1dの組み立て状態で、上蓋20cの上側面となる側面には、山形に盛り上がった曲面が形成される。これにより、雨天時に宅配ボックス1dの上端に降った雨水を、この曲面で宅配ボックス1dの左右方向両側に流すことができるので、宅配ボックス1dに宅配荷物または郵便物を配達するときに、宅配荷物または郵便物が雨で濡れることを抑制できる。本例において、その他の構成及び作用は、図8、図9の構成と同様である。
図11は、実施形態の別例の宅配ボックス1eにおいて、折り畳み状態から組み立て状態に移行するときの基本的な動作を示す斜視図である。図12は、図11(b)の拡大図である。
本例の構成では、図11(a)(c)のように、上蓋20d及び下蓋30dにおいて、折り畳み状態で前後方向となる厚みをほぼ同じ大きさとしている。上蓋20d及び下蓋30dの全体形状は、扁平な直方体状としている。さらに、図11(b)、図12に示すように、上蓋20dは、第1投函口25が形成された上蓋本体70と、上蓋本体70の裏側に回動可能に取り付けたカバー71とを含んでいる。上蓋本体70は、折り畳み状態で後側となる内側端が開口する扁平な箱状である。上蓋本体70の内側に郵便物収納空間21が形成される。カバー71は、上蓋本体70の開口を塞ぐように取り付けられる。図11(b)のように扉46を本体カバー10に収容した状態から、上蓋20dを前側に伸ばした状態で、上蓋20dの上蓋本体70に対し、カバー71を下側に回動させることにより、郵便物収納空間21から郵便物101を取り出すことができる。このとき、カバー71は、回動角度を90度より小さい所定角度(例えば30度、45度等)に制限するストッパ構造を設けることが好ましい。これにより、カバー71を回動させるように開けたときに郵便物101が地面に落下することを抑制できる。本例の構成では、図8〜図10の構成と異なり、上蓋20dに第2投函口は形成されていない。図11(d)のように組み立て状態では、宅配ボックス1eの後側から第1投函口25を通じて郵便物101の投函が可能である。この状態で、扉46をあけて宅配ボックス1eの荷物室に宅配荷物100を収容することが可能である。本例において、その他の構成及び作用は、図8、図9の構成と同様である。
図13は、実施形態の別例の宅配ボックス1fにおいて、折り畳み状態から上蓋20eを前側に伸ばした状態を示す斜視図である。本例の場合には、図11、図12の構成と異なり、上蓋20eを折り畳み状態から上側に直立するように、または斜め上側に伸びるように、上蓋20eの回動範囲を大きくしている。上蓋20eは、折り畳み状態で上端となる側面に第1投函口(図示せず)が形成される略平板状である上蓋本体73と、上蓋本体73に回動可能に取り付けたカバー74とを含んでいる。カバー74は、折り畳み状態で前側となる外側端が開口する扁平な箱状である。カバー74の内側に郵便物収納空間21が形成される。カバー74がP1の位置にあるときに、カバー74の開口が上蓋本体73によって塞がれている。カバー74の折り畳み状態で後側となる内側端には、ダイアル錠75が取り付けられており、カバー74と上蓋本体73とが一体に組み合わされた状態で、ダイアル錠75の係止部が上蓋本体73に係止されて施錠される。ダイアル錠75が解錠された状態で、カバー74は、上蓋本体73に対し回動させて、P2の位置に移動させることができる。この状態でカバー74の内側の郵便物収納空間21から郵便物101を取り出すことができる。また、郵便物101を取り出すときに、図12で示した構成のように上蓋20eを前側に略水平方向に伸ばした状態で維持する必要がないので、上蓋20eの保持構造を簡素化できると共に、受取人が上蓋20eを保持するために必要な力を小さくできる。本例において、その他の構成及び作用は、図11、図12の構成と同様である。
なお、図13の構成で、カバー74が、上蓋本体73に対し回動角度が90度以内の所定範囲に規制されるように、カバー74と上蓋本体73との間にストッパ構造を設けることもできる。これにより、郵便物101を取り出すときにカバー74が垂れ下がって郵便物101が地面に落下することをより効果的に抑制できる。
図14は、実施形態の別例の宅配ボックス1gにおいて、折り畳み状態を示す斜視図である。本例の構成の場合には、図8、図9の構成において、下蓋30eにおける、折り畳み状態で前後方向となる厚み方向を、上蓋20bと同程度に大きくしている。さらに、宅配ボックス1gの折り畳み状態で、下蓋30eの前側面となる側面の左右方向両端部に、上蓋20bと同様に2つの傾斜面80が形成されている。上蓋20b及び下蓋30eの全体形状は、互いに同じとなっている。これにより、図8、図9構成の場合と異なり、折り畳み状態で上蓋だけが厚みが大きくなることがないので、デザイン性の向上を図れる。本例において、その他の構成及び作用は、図8、図9の構成と同様である。なお、図14の構成において、図5〜図7の構成と同様に、上蓋及び下蓋において、宅配ボックスの折り畳み状態で、前側面となる側面を前側に凸となるように湾曲した曲面状としてもよい。
1,1a〜1g 宅配ボックス、10 本体カバー、11 箱部、13 アーム、20,20a〜20e 上蓋、21 郵便物収納空間、25 第1投函口、26 フラップ、27 第2投函口、28 フラップ、30,30a,30b,30d,30e 下蓋、31 郵便物収納空間、35 投函口、36 フラップ、40 扉フレーム、41 フレームガイド、43 施錠装置、46 扉、50 側板、70 上蓋本体、71 カバー、73 上蓋本体、74 カバー、75 ダイアル錠、100 宅配荷物、101 郵便物。

Claims (10)

  1. 本体と、前記本体の扉側である前側の上側に回動可能に支持され組み立て状態で天板となる上蓋と、前記本体の前側の下側に回動可能に支持され前記組み立て状態で底板となる下蓋とを含み、折り畳み可能に構成される宅配ボックスであって、
    前記上蓋及び前記下蓋の一方の蓋に郵便物収納空間が形成され、
    前記一方の蓋に、郵便物を投函するための少なくとも1つの投函口が形成される、
    宅配ボックス。
  2. 請求項1に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記一方の蓋が前記下蓋である、
    宅配ボックス。
  3. 請求項2に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記投函口は、前記下蓋において折り畳み状態で上端部に位置する側面に形成される、
    宅配ボックス。
  4. 請求項3に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記投函口を覆うフラップが取り付けられる、
    宅配ボックス。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記下蓋は、折り畳み状態で内端部に位置する前記郵便物収納空間の開口を覆うカバーであって、回動可能なカバーを含む、
    宅配ボックス。
  6. 請求項1に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記一方の蓋が前記上蓋である、
    宅配ボックス。
  7. 請求項6に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記投函口は、前記上蓋において折り畳み状態で上端部に位置する側面に形成される、
    宅配ボックス。
  8. 請求項7に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記投函口を覆うフラップが取り付けられる、
    宅配ボックス。
  9. 請求項7または請求項8に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記少なくとも1つの投函口は、
    前記上蓋において、折り畳み状態で上端部に位置する側面に形成された第1投函口と、
    前記上蓋において、組み立て状態で扉側端部となる前側端部に形成された第2投函口とである、
    宅配ボックス。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記上蓋は、上蓋本体と、前記上蓋本体に対し回動可能なカバーとを含み、内側に前記郵便物収納空間が形成される、
    宅配ボックス。
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