JP2543621B2 - 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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JP2543621B2 JP26850990A JP26850990A JP2543621B2 JP 2543621 B2 JP2543621 B2 JP 2543621B2 JP 26850990 A JP26850990 A JP 26850990A JP 26850990 A JP26850990 A JP 26850990A JP 2543621 B2 JP2543621 B2 JP 2543621B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は磁気記録媒体用ポリエステルフイルムに関
し、更に詳しくは走行性,電磁変換特性に優れた磁気記
録媒体の製造に有用なポリエステルフイルムに関する。
<従来技術> 高密度磁気記録媒体として、非磁性支持体上に強磁性
金属薄膜を真空蒸着やスパッタリングの如き物理沈着法
やメッキ法によって形成した強磁性金属薄膜磁気記録媒
体が知られている。例えば、Coを蒸着した磁気テープ
(特開昭54−147010号),Co−Cr合金を用いた垂直磁化
記録媒体(特開昭52−134706号)等が知られている。こ
のような蒸着,スパッタ又はイオンプレーティング等の
薄膜形成手段によって形成される金属薄膜は、厚みが1.
5μm以下と非常に薄く、それに拘らず磁気記録層の厚
みが3μm以上である塗布型磁気記録媒体(磁性体粉末
を有機高分子バインダーに混入させて非磁性支持体上に
塗布してなる磁気記録媒体)と同等の性能が得られると
いう特長がある。
ところで、磁気記録媒体の静的特性である保持力Hcま
たはヒステリシスループの角形比のような磁気特性は、
用いられる非磁性支持体の表面状態にあまり依存しない
という考えがある。このような考えになったものの例と
して、米国特許第3787327号明細書には真空蒸着によるC
o−Crの多層構造体が開示されている。
しかしながら、金属薄膜型の磁気記録媒体において
は、非磁性支持体表面に形成される金属薄膜厚さが薄
く、非磁性支持体の表面状態(表面凹凸)がそのまま磁
気記録層表面の凹凸として発現し、それが雑音の原因と
なることが欠点とされている。
雑音の観点からは、非磁性支持体の表面状態ができる
だけ平滑であることが好ましい。一方ベースフイルムの
巻取り、巻出しといったハンドリングの観点からは、フ
イルム表面が平滑であると、フイルム−フイルム相互の
滑り性が悪く、ブロッキング現象が発生し、製品にはな
り得ず、このためベースフイルム表面が粗であることが
要求される。このように、電磁変換特性という観点から
は非磁性支持体の表面が平滑であることが要求され、一
方ハンドリング性の観点からは粗であることが要求され
る。そこで、これら両者の二律相反する性質を同時に満
足することが必要となる。
更に、金属薄膜磁気記録媒体には、実際には使用され
る時の重大な問題点として、金属薄膜面の走行性があ
る。従来の磁性体粉末を有機高分子バインダーに混入さ
せてベースフイルムに塗布してなる塗布型磁気記録媒体
の場合には、該バインダー中に滑剤を分散させて磁性面
の走行性を向上させることができるが、金属薄膜磁気記
録媒体の場合には、このような対策をとることができ
ず、走行性を安定して保つのは非常に困難であり、特に
高温高湿時の走行性が劣るなどの欠点を有していた。
この欠点の改良を目的として、特開昭62−53815号公
報では金属薄膜を形成するポリエステルフイルム表面に
直径0.01〜0.1μm,高さ10〜1000Åの突起を106〜109個/
mm2の割合で形成することが提案され、また特開昭62−6
4545号公報では金属薄膜を形成するポリエステルフイル
ム表面に直径0.2〜2μm,高さ20〜200Åの突起を103〜1
06個/mm2の分布密度で、そして直径0.01〜0.1μm,高さ1
0〜1000Åの突起を106〜109個/mm2の分布密度で形成す
ることが提案されている。しかし、具体例で示されてい
るポリエステルフイルムは、重合触媒として三酸化アン
チモンを用いたポリエステルからなり、三酸化アンチモ
ンに起因するとみられる表面欠陥を有する。かかる欠点
を克服せんとして、国際公開WO88/8437号公報では重合
触媒としてゲルマニウム化合物を用いることが提案され
ているが、いまだ充分な効果をあげるに至っていない。
<発明の目的> 本発明の目的は、従来技術の欠点を解消し、走行性,
電磁変換特性に優れた磁気記録媒体、特に金属薄膜磁気
記録媒体の製造に有用なポリエステルフイルムを提供す
ることにある。
<発明の構成・効果> 本発明の目的は、本発明によれば、有機チタン化合物
を重合触媒として製造したポリエステルからなり、両面
に連続薄膜を塗設した二軸配向フイルムであって、その
上に磁気記録層を設ける第一の薄膜は(A)アクリル系
樹脂,ポリエステル系樹脂及びアクリル−ポリエステル
系樹脂から選ばれる少くとも一種の樹脂、および(B)
平均粒径0.1μm以下の粗面化物質を主成分とする組成
物からなり、該薄膜の表面には(B)成分に由来する突
起が1.0×104〜1.0×109個/mm2の割合でありかつこの表
面粗さが中心線平均粗さで0.001〜0.05μmであり、か
つ易滑面を形成する第二の薄膜は(C)アクリル系樹
脂,ポリエステル系樹脂及びアクリル−ポリエステル系
樹脂から選ばれる少くとも一種の樹脂、(D)セルロー
ス系樹脂、および(E)平均粒径15μm以下の粗面化物
質を主成分とする組成物からなり、該薄膜の表面粗さが
中心線平均粗さで0.002〜0.01μmであることを特徴と
する磁気記録媒体用ポリエステルフイルムによって達成
される。
本発明のフイルムを構成するポリエステルは、芳香族
二塩基酸又はそのエステル形成性誘導体とジオール又は
そのエステル形成性誘導体とから、有機チタン化合物を
重縮合反応の触媒として用いて合成される線状飽和ポリ
エステルである。かかるポリエステルの好ましい具体例
としては、ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン
イソフタレート,ポリテトラメチレンテレフタレート,
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト),ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート等が例示でき、これらの共重合体又はこれらと小割
合の他樹脂とのブレンド物なども含まれる。
重縮合反応の触媒として用いられる有機チタン化合物
は、例えば特開昭63−278927号公報に記載されている如
く公知であり、チタンのアルコラートや有機酸塩,テト
ラアルキルチタネートと芳香族多価カルボン酸又はその
無水物との反応物等を例示でき、好ましい具体例として
チタンテトラブトキサイド,チタンイソプロポキシド,
蓚酸チタン,酢酸チタン,安息香酸チタン,トリメリッ
ト酸チタン,テトラブチルチタネートと無水トリメリッ
ト酸との反応物等を挙げることができる。有機チタン化
合物の使用量は、そのチタン原子がポリエステルを構成
する酸成分に対し3〜10ミリモル%となる割合が好まし
い。
ポリエステルの合成は、有機チタン化合物を用いる他
は公知の方法で行うことができる。
二軸配向ポリエステルフイルムは、通常、上述のポリ
エステルを常法により溶融押出し、二軸方向に延伸配向
し、そして熱固定することによって製造する。二軸延伸
は、例えば逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法等の二軸延
伸法で行うことができる。この二軸配向ポリエステルフ
イルムは通常、差動走査熱量計を用い窒素雰囲気下昇温
速度10℃/minで求めた融解熱が4cal/g以上となる結晶配
向特性を有する。延伸配向後のフイルムの厚さは、一般
に3〜100μm、好ましくは4〜50μmの範囲である。
本発明の二軸配向ポリエステルフイルムは、その両面
に連続薄膜が塗設されているが、その上に磁気記録層、
特に強磁性金属薄膜層が形成される第一の薄膜層は
(A)アクリル系樹脂,ポリエステル系樹脂及びアクリ
ル−ポリエステル系樹脂から選ばれる少くとも一種の樹
脂および(B)平均粒径0.1μm以下の粗面化物質を主
成分とする組成物からなり、該薄膜の表面には(B)成
分に由来する突起が1mm2当り1.0×104〜1.0×109個形成
され、かつ該塗膜の表面粗さが中心線平均粗さで0.001
〜0.005μmであり、かつ易滑面を形成する第二の薄膜
は(C)アクリル系樹脂,ポリエステル系樹脂及びアク
リル−ポリエステル系樹脂から選ばれる少くとも一種の
樹脂、(D)セルロース系樹脂、および(E)平均粒径
0.15μm以下の粗面化物質を主成分とする組成物からな
り、該薄膜の表面粗さが中心線平均粗さが0.002〜0.01
μmである必要がある。これらの条件を満足するなら
ば、ポリエステルフイルム中に当業界でよく知られた粗
面化物質、例えば炭酸カルシウム,カオリナイト,二酸
化チタン,シリカ,アルミナ等を含有させることは一向
に差し支えない。上記第一の薄膜の表面の突起の数と表
面粗さが前述の条件を満足するならば、特に金属薄膜磁
気記録媒体とした時の雑音が飛躍的に減少し、ノイズレ
ベルは格段に優れ、金属薄膜面の走行性にも優れたもの
となる。上記第二の薄膜の表面が前述の条件を満足する
ならば、この表面特性が第一の薄膜層に転写することが
なく、かつ優れた滑り性を奏する。
前記アクリル系樹脂は、例えばアクリル酸エステル
(アルコール残基としては、メチル基,エチル基,n−プ
ロピル基,イソプロピル基,n−ブチル基,イソブチル
基,t−ブチル基,2−エチルヘキシル基,シクロヘキシル
基,フェニル基,ベンジル基,フェニルエチル基等を例
示できる);メタクリル酸エステル(アルコール残基は
上記と同じ);2−ヒドロキシエチルアクリレート,2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート,2−ヒドロキシプロピル
アクリレート,2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等
の如きヒドロキシ含有モノマー;アクリルアミド,メタ
クリルアミド,N−メチルメタクリルアミド,N−メチルア
クリルアミド,N−メチロールアクリルアミド,N−メチロ
ールメタクリルアミド,N,N−ジメチロールアクリルアミ
ド,N−メトキシメチルアクリルアミド,N−メトキシメチ
ルメタクリルアミド,N−フェニルアクリルアミド等の如
きアミド基含有モノマー;N,N−ジエチルアミノエチルア
クリレート,N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート
等の如きアミノ基含有モノマー;グリシジルアクリレー
ト,グリシジルメタクリレート,アリルグリシジルエー
テル等の如きエポキシ基含有モノマー;スチレンスルホ
ン酸,ビニルスルホン酸,及びそれらの塩(例えばナト
リウム塩,カリウム塩,アンモニウム塩等)等の如きス
ルホン酸基又はその塩を含有するモノマー;クロトン
酸,イタコン酸,アクリル酸,マレイン酸,フマール
酸,及びそれらの塩(例えばナトリウム塩,カリウム
塩,アンモニウム塩等)等の如きカルボキシル基又はそ
の塩を含有するモノマー;無水マレイン酸,無水イタコ
ン酸等の無水物を含有するモノマー;その他ビニルイソ
シアネート,アリルイソシアネート,スチレン,ビニル
メチルエーテル,ビニルエチルエーテル,ビニルトリス
アルコキシシラン,アルキルマレイン酸モノエステル,
アルキルフマール酸モノエステル,アクリロニトリル,
メタクリロニトリル,アルキルイタコン酸モノエステ
ル,塩化ビニリデン,酢酸ビニル,塩化ビニル等の単量
体の組合せからつくられたものであるが、アクリル酸誘
導体,メタクリル酸誘導体の如き(メタ)アクリル系単
量体の成分が50%モル%以上含まれているものが好まし
く、特にメタクリル酸メチルの成分を含有しているもの
が好ましい。
かかるアクリル系樹脂は分子内の官能基で自己架橋す
ることができるし、メラミン樹脂やエポキシ化合物等の
架橋剤を用いて架橋することもできる。
また前記ポリエステル系樹脂を構成する酸成分として
は、例えばテレフタル酸,イソフタル酸,フタル酸,1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸,2,6−ナフタレンジカル
ボン酸,4,4′−ジフェニルジカルボン酸,アジピン酸,
セバシン酸,ドデカンジカルボン酸,コハク酸,5−ナト
リウムスルホイソフタル酸,2−カリウムスルホテレフタ
ル酸,トリメリット酸,トリメシン酸,無水トリメリッ
ト酸,無水フタル酸,p−ヒドロキシ安息香酸,トリメリ
ット酸モノカリウム塩等の多価カルボン酸を例示しう
る。また、ヒドロキシ化合物成分としては、例えばエチ
レングリコール,プロピレングリコール,1,3−プロパン
ジオール,1,4−ブタンジオール,1,6ヘキサンジオール,
ネオペンチルグリコール,1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール,p−キシリレングリコール,ビスフェノールA−エ
チレンオキシド付加物,ジエチレングリコール,トリエ
チレングリコール,ポリエチレンオキシドグリコール,
ポリテトラメチレンオキシドグリコール,ジメチロール
プロピオン酸,グリセリン,トリメチロールプロパン,
ジメチロールエチルスルホン酸ナトリウム,ジメチロー
ルプロピオン酸カリウム等の多価ヒドロキシ化合物を例
示しうる。これらの化合物から常法によってポリエステ
ル系樹脂をつくることができる。水性塗布液をつくる場
合には、5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分又はカ
ルボン酸塩基を含有するポリエステル系樹脂を用いるの
が好ましい。かかるポリエステル系樹脂は分子内に官能
基を有する自己架橋型とすることができるし、メラミン
樹脂,エポキシ樹脂のような硬化剤を用いて架橋するこ
ともできる。
さらにまた、前記アクリル−ポリエステル系樹脂はア
クリル変性ポリエステル系樹脂とポリエステル変性アク
リル系樹脂とを包含する意味で用いられ、アクリル系樹
脂成分とポリエステル系樹脂成分が何らかの方法で相互
に結合したものであり、グラフトタイプ,ブロックタイ
プ等があげられる。例えば、ポリエステル系樹脂の両端
にラジカル開始剤を付加してアクリル系単量体の重合を
行わせたり、ポリエステル系樹脂の側鎖にラジカル開始
剤を付けてアクリル系単量体の重合を行わせたり、アク
リル系樹脂の側鎖に水酸基を付け、末端にイソシアネー
ト基やカルボキシル基を有するポリエステルと反応させ
てくし形ポリマーをつくることができる。これらは一種
を用いることもでき、また二種以上を混合して用いるこ
ともできる。
更に前記粗面化物質としては、例えばポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート,メチルメタクリレート共重
合体,メチルメタクリレート共重合体架橋体,ポリテト
ラフルオロエチレン,ポリビニリデンフルオライド,ポ
リアクリロニトリル,ベンゾグアナミン樹脂等の如き有
機質微粉末、又はシリカ,アルミナ,二酸化チタン,カ
オリン,タルク,グラファイト,炭酸カルシウム,長
石,二硫化モリブデン,カーボンブラック,硫酸バリウ
ム等の如き無機質粉末等が挙げられる。これらは乳化剤
等を用いて水性分散液としたものであってもよく、また
微粉末状で水性液に添加できるものであってもよい。
この粗面化物質は、第一の薄膜の形成に用いる場合に
は平均粒径0.1μm以下の微粒子であり、好ましくは0.0
5μm以下である。第二の薄膜の形成に用いる場合には
平均粒径0.15μm以下の微粒子であり、好ましくは0.01
〜0.1μmである。かかる粗面化物質は、塗膜自体の微
小突起の均一形成を促進する作用と微粉末自体による塗
膜の補強作用とを有し、更には樹脂(A),(C)の塗
膜への耐ブロッキング性,摩擦力の低減性等への作用、
及び両者の相乗作用による塗膜への耐スクラッチ性向上
とあいまってポリエステルフイルムに優れた滑り性を付
与する。
更に前記セルロース系樹脂としては、例えばエチルセ
ルロース,メチルセルロース,アセチルセルロース,ア
セトアセチルセルロース,ニトロセルロース,カルボキ
シル化セルロース,カルボキシメチルセルロース,セル
ロースアセテートブチレート等を例示しうる。このセル
ロース系樹脂を用いることで、前記第二の塗膜の表面に
多数の微小ひだを形成することができる。
本発明において、前記第一の薄膜を形成する主成分、
すなわち成分(A),成分(B)の配合割合は自由に選
択しうるが、表面特性の設計で定めることが好ましく、
全固形分当り、成分(A)が30〜95重量%、成分(B)
が1〜重量%であることが好ましい。成分(A)が少な
すぎると、塗膜のポリエステルフイルムへの密着性が低
下し、一方多すぎると耐ブロッキング性が低下する。成
分(B)が少なすぎると、塗膜に均一に所定量の突起を
付与することができず、一方多すぎるとまた分散性が悪
化し、均一に所定量の突起を付与することが難しい。
また、前記第二の薄膜を形成する主成分、すなわち成
分(C),成分(D),成分(E)の配合割合は、自由
に選択しうるが、表面特性の設計で定めることが好まし
く、全固形分当り、成分(C)が30〜80重量%、成分
(D)が1〜50重量%、成分(E)が5〜40重量%であ
ることが好ましい。成分(C)が少なすぎると、塗膜の
ポリエステルフイルムへの密着性が低下し、一方多すぎ
ると耐ブロッキング性や滑り性が低下する。成分(D)
が少なすぎると、塗膜のひだが減って加工性が低下し、
一方多すぎると表面が粗れすぎる。成分(E)が少なす
ぎると易滑性が低下し、一方多すぎると粒子が塗膜から
脱落しやすくなる。
成分(A)と成分(B)の混合、あるいは成分(C)
と成分(D)と成分(E)の混合は、その方法に特に制
限はないが、水分散液の状態で混合するのが好ましい。
例えば、成分(A)の水分散液中に成分(B)を添加
し、あるいは成分(C)の水分散液中、成分(D)の水
分散液中、又は成分(C)と成分(D)の混合物の水分
散液中に成分(E)を添加し、要すれば乳化剤を添加し
て撹拌分散してもよい。
本発明における塗膜の形成は、ポリエステルフイルム
製造過程で行うのが好ましい。例えば、配向結晶化の過
程が完了する前のポリエステルフイルムの表面に水性塗
布液を塗布するのが好ましい。
ここで、結晶配向が完了する前のポリエステルフイル
ムとは、ポリエステルを熱溶融押出してそのままフイル
ム状となした未延伸状フイルム,該未延伸フイルムを縦
方向又は横方向の何れか一方に配向せしめた一軸延伸フ
イルム、更には二軸方向に延伸されているが、少くとも
一方向は低倍率延伸であって更に該方向の延伸配向を要
する二軸延伸フイルム(最終的に縦方向及び/又は横方
向に再延伸せしめて配向結晶化を完了せしめる前の二軸
延伸フイルム)等を含むものである。
本発明のフイルムは、好ましくは結晶配向が完了する
前の未延伸あるいは少くとも一軸方向に延伸された状態
のフイルムに上記組成物を含む水性塗布液を塗布し、次
いで縦延伸及び/又は横延伸と熱固定とを施す。所謂イ
ンラインコーティング方式で製造する。その際、配向結
晶化の過程が完了する前のポリエステルフイルムの表面
に塗膜を円滑に塗設できるようにするために、予備処理
としてフイルム表面のコロナ放電処理を施すか、又は被
覆組成物とともに、これを化学的に不活性な界面活性剤
を併用することが好ましい。かかる界面活性剤は、水性
塗布液の表面張力を70dyne/cm以下に降下でき、ポリエ
ステルフイルムの濡れを促進するものであり、例えばポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル,ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステ
ル,グリセリン脂肪酸エステル,脂肪酸金属石ケン、ア
ルキル硫酸塩,アルキルスルホン酸塩,アルキルスルホ
コハク酸塩等のアニオン型,ノニオン型の界面活性剤等
を挙げることができる。更に、本発明の効果を消失させ
ない範囲において、例えば帯電防止剤,紫外線吸収剤,
潤滑剤等の他の添加剤を混合することができる。
本発明において、塗布液殊に水性塗布液の固形分濃度
は通常30重量%以下であり、15重量%以下が好ましい。
この粘度は通常100センチポイズ(cps)以下、好ましく
は20cps以下である。塗布量は走行しているフイルム1m2
当り約0.5〜20g、更には1〜10gが好ましい。換言すれ
ば、最終的に得られる二軸延伸フイルムにおいて、フイ
ルムの一表面に1m2当り約0.001〜1g、更には約0.005〜
0.3gの固形分量となるのが好ましい。
塗布方法としては、公知の任意の塗工法が適用でき
る。例えばロールコート法,グラビアコート法,ロール
ブラッシュ法,スプレーコート法,エアーナイフコート
法,含浸法,カーテンコート法などを単独又は組合せて
適用するとよい。
本発明における好ましい製造法によれば、上記水性塗
布液は縦一軸延伸が施された直後のフイルムに塗布さ
れ、次いで該フイルムは横延伸及び熱固定のためのテン
ターに導かれる。その際、塗布物は未固化の塗膜の状態
でフイルムの延伸にともなってその面積が拡大されかつ
加熱されて水を揮発し、二軸延伸されたフイルム表面上
で薄い固体連続塗膜層に変換され、二軸延伸されたフイ
ルム表面に強固に固着される。上記の延伸工程及び熱処
理工程は好ましくは約80℃〜約240℃の温度で約1〜約2
0秒間行われる。
ポリエステルフイルムの配向結晶化条件、例えば延伸
熱固定等の条件は従来から当業界に蓄積された条件で行
うことができる。
本発明のポリエステルを用いての金属薄膜磁気記録媒
体の製造は、それ自体既知の方法、例えば特開昭54−14
7010号公報,特開昭52−134706号公報に記載の方法によ
り行うことができ、具体的には、真空蒸着法,イオンプ
レーティング法,スパッタ法が好ましく使用できる。
本発明のポリエステルフイルムは、従来の三酸化アン
チモンに由来するとみられる表面欠陥がなく、そして第
一の表面(第一薄膜層の表面)に平滑で走行性に優れた
磁性層、特に金属薄膜磁性層を形成でき、かつ第二の表
面(第二薄膜層の表面)は微小ひだと微小突起の複合し
た凹凸状態を有して非転写性の易滑面を形成しているこ
とから、雑音が飛躍的に減少し、ノイズレベルが格段に
優れ、かつ磁性面特に金属薄膜面の走行性に優れた磁気
記録媒体、特に金属薄膜磁気記録媒体を製造するのに有
用である。
本明細書における種々の特性は下記のとおりにして測
定されかつ定義される。
(1)表面粗さ Ra(Center Line Average:中心線平均粗さ) JIS B0601に準じ、(株)小坂研究所製の高精度表面
粗さ計SE−3FATを使用して、針の半径2μm,荷重30mgで
拡大倍率20万倍,カットオフ0.08mmの条件下にチャーム
をかかせ、フイルム表面粗さ曲線からその中心線の方向
に測定長さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中
心線をX軸,縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線をY
=f(x)で表わしたとき、次の式で与えられた値をμ
m単位で表わす。
この測定は基準長を1.25mmとして、4個行い、その平
均値で表わす。
(2)フイルム摩擦係数(フイルムスリッパリー) ASTM D1894−63に準じ、東洋テスター社製のスリッパ
リー測定器を使用し、該摩擦係数(μs)を測定する。
但し、スレッド板はガラス板とし、荷重は1kgとする。
フイルムスリッパリーは次の基準で判定する。
○:良好なもの(μs0.6未満) △:やや不良なもの(μs0.6〜0.8) ×:不良なもの(μs0.8以上) (3)走行耐久性 添付図はフイルム走行性を評価するための装置の模式
図である。図面において、1は繰出しリール、2はテン
ションコントローラー、3,5,6,8,9,11はフリーローラ
ー、4はテンション検出器(入口)、7はクロムメッキ
固定ピン(5mmφ)、10はテンション検出器(出口)、1
2はガイドローラー、13は巻取りリールを夫々示す。
図に示す如く20℃,60%RH雰囲気下で、フイルムを外
径5mmの固定ピンに角度θ=(152/180)πラジアン(15
2゜)で接触させ、毎秒3.3cmの速さで移動,摩擦させ
る。入口テンション(T1)が30gとなるようテンション
コントローラー2を調整し、10m走行させ巻戻し、再び
走行を繰り返す。この往復を1回とする。
1) 削れ性 30回繰り返し走行後の固定ピン上に堆積する物質があ
るか、ないかを観察し、下記水準で評価する。
○:堆積物が殆んど認められないもの △:若干付着の形跡のあるもの ×:多いもの 2) 耐スクラッチ性 30回繰り返し走行後のフイルム表面の摩擦状態(スク
ラッチの発生度合)を観察し、下記水準で評価する。
○:スクラッチが殆んど認められないもの ×:かなり発生しているもの (4)電磁変換特性 真空蒸着装置を用い、直径1mの円筒キャンにフイルム
を沿わせて5×10-5(Torr)の酸素中で、最小入射角43
度でCo−Ni(Ni20wt%含有)合金を膜厚約1500Åとなる
ように斜方蒸着し、その後8mm幅にスリットして磁気テ
ープを作成した。この磁気テープを用い、10KBPI記録再
生時のS/N(dB)比及び10KBPI記録再生時の出力に対す
る50KBPI記録再生時の出力の低下率により高密度記録特
性、特にノイズレベルの大きさを評価する。
10KBPI記録再生時のS/N(dB) ○:40dB以上 ×:40dB未満 出力低下率 A=(10KBPI記録再生時の出力) /(50KBPI記録再生時の出力) ○:Aが10未満 ×:Aが10以上 (5)粗面化物質の平均粒径 走査型電子顕微鏡の倍率10万倍の写真から画像解析処
理装置(Luzex500)により、個々の粒子の長径を求め、
100個の粒子の長径の平均値をもって平均粒径とする。
<実施例> 以下、実施例をあげて本発明を更に説明する。
なお、例中の部は重量部であり、[η]はオルソクロ
ロフェノール溶媒中35℃で測定した値から求めた固有粘
度である。またポリエステル中に添加する不活性固体微
粒子の平均粒径は光透過式遠心沈降法により求められた
全粒子の50重量%の点にある粒子の「等価球形直径」を
意味する。
実施例1 ジメチルテレフタレート100部及びエチレングリコー
ル70部とともに酢酸マンガン・4水塩0.019部及び酢酸
ナトリウム・3水塩0.013部を反応器に仕込み、内温を1
45℃から徐々に上げながらエステル交換反応を行った。
エステル交換反応率が95%となった時点で、安定剤とし
てあらかじめトリメチルホスフェート25部とエチレング
リコール75部を密閉系で還流下5時間反応させたのち室
温まで冷却したリン化合物のグリコール溶液を0.044部
添加し、更に重合触媒としてエチレングリコール2.5倍
に無水トリメリット酸0.8部を溶解し、これにテトラブ
チルチタネート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保持し
て60分間反応せしめた後常温に冷却した液(チタン含有
率は11重量%)0.011部を添加した。次いで反応生成物
を重合反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃)に
て重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチレンテレ
フタレートを得た。
このポリエチレンテレフタレートを常法に従って溶融
押出し、急冷して厚さ131μmの未延伸フイルムを作成
し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に90℃で3.6倍、
横方向に105℃で3.7倍の逐次軸延伸を行い、更に205℃
で30秒間熱固定を行って、厚さ9.8μmの二軸配向フイ
ルムを作成した。この際、横延伸前の一軸延伸フイルム
に次の組成の塗液をロールコート法でフイルムの表面
(A)及び(B)に塗布した。この表面(A)は第一の
表面を形成し、表面(B)は第二の表面を形成する。
フィルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)1.5wt%溶液80.8部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)1.5wt%溶液4.2部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部塗布量はウェット
で2.7g/m2である。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)2.0wt%溶液56.7部 ・セルロース系樹脂(信越化学(株)製メチルセルロー
スSM−15)2.0wt%溶液24.3部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)2.0wt%溶液9.0部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部 塗布量はウェットで4.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及びこのフイルムの第
一の表面に磁性層を付けた磁気記録媒体の特性を第1表
に示す。
実施例2 実施例1においてエステル交換反応時の内温が190℃
になった時点で平均粒径0.10μmの二酸化ケイ素のエチ
レングリコールスラリー(二酸化ケイ素の10wt%/エチ
レングリコールスラリー)0.145部を添加する以外は実
施例1と全く同様にしてポリエステルフイルム及び磁気
記録媒体を得た。これらの特性を第1表に示す。
実施例3 実施例2において平均粒径0.10μmの二酸化ケイ素の
エチレングリコールスラリー0.145部を、平均粒径0.08
μmの二酸化ケイ素のエチレングリコールスラリー(二
酸化ケイ素の10wt%/エチレングリコールスラリー)0.
074部に変更する以外は実施例2と全く同様にしてポリ
エステルフイルム及び磁気記録媒体を得た。これらの特
性を第1表に示す。
実施例4 実施例1においてフイルム表面(A)に塗布した塗液
の組成を下記のとおり変更した。
・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)0.7wt%溶液74.3部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)0.7wt%溶液5.5部 但し、この微粒子の平均粒径は0.025μmである。
・ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウ
ム(竹本油脂(株)製)0.7wt%溶液0.2部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)0.7wt%溶液20.0部 塗布量はウェットで2.2g/m2である。
更に、二軸配向フイルムを作成する際、厚さ140μm
の未延伸フイルムを作成し、次いで該未延伸フイルムを
縦方向に90℃で3.2倍、横方向に105℃で4.3倍の逐次二
軸延伸を行い、更に215℃で30秒間熱固定を行って厚さ1
0.2μmの二軸配向フイルムを作成する以外は、実施例
1と全く同様にしてポリエステルフイルム及び磁気記録
媒体を得た。これらの特性を第1表に示す。
実施例5 実施例4においてエステル交換反応時の内温が190℃
になった時点で平均粒径0.05μmの二酸化ケイ素のエチ
レングリコールスラリー(二酸化ケイ素の10wt%/エチ
レングリコールスラリー)0.125部を添加する以外は実
施例4と全く同様にしてポリエステルフイルム及び磁気
記録媒体を得た。これらの特性を第1表に示す。
実施例6 実施例2においてエステル交換反応時に添加する酢酸
ナトリウム・3水塩0.013部を酢酸カリウム0.0092部に
変更する以外は、実施例2と全く同様にしてポリエステ
ルフイルム及び磁気記録媒体を得た。これらの特性を第
1表に示す。
実施例7 テレフタル酸のビス−β−ヒドロキシエチルエステル
100部とテレフタル酸65部とエチレングリコール29部の
混合物を210〜230℃の温度でエステル化反応を行った。
反応により生成する水の流出量が13部となった時点で反
応終了とし、反応生成物100部当り0.0067部の酢酸チタ
ンを添加し、次いで反応生成物を重合反応器に移し、高
温真空下(最終内温285℃)にて重縮合反応を行って固
有粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを得た。
このポリエチレンテレフタレートを常法に従って溶融
押出し急冷して厚さ131μmの未延伸フイルムを作成
し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に90℃で3.6倍、
横方向に105℃で3.7倍の逐次二軸延伸を行い、更に205
℃で30秒間熱固定を行って厚さ9.8μmの二軸配向フイ
ルムを作成した。この際、横延伸前の一軸延伸フイルム
に次の組成の塗液をロールコート法でフイルムの表面
(A)及び(B)に塗布した。この表面(A)は第一の
表面を形成し、表面(B)は第二の表面を形成する。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH416)1.5wt%溶液82.5部 ・コロイダルシリカ(触媒化成(株)製Cataloid−SI−
350)1.5wt%溶液2.5部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.9g/m2である。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH416)2.0wt%溶液54.7部 ・セルロース系樹脂(信越化学(株)製ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースTC−5)2.0wt%溶液24.3部 ・コロイダルシリカ(触媒化成(株)製Cataloid−SI−
30)2.0wt%溶液11.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部 塗布量はウェットで4.3g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及びこのフイルムの第
一の表面に磁性層を付けた磁気記録媒体の特性を第1表
に示す。
実施例8 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100部とエチレ
ングリコール60部の混合物にサリチル酸マンガン0.021
部と酢酸カリウム0.005部を添加し、更にシュウ酸チタ
ン0.007部を加え、150℃から240℃に徐々に昇温しなが
らエステル交換反応を行った。エステル交換反応率が92
%となった時点で、安定剤としてあらかじめトリメチル
ホスフェート25部とエチレングリコール75部を密閉系で
還流下5時間反応させた混合液0.032部を液温140℃の状
態で加え、次いで反応生成物を重合反応器に移し、高温
真空下(最終内温280℃)にて重縮合反応を行って固有
粘度0.57のポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。
このポリエチレン−2,6−ナフタレートを常法に従っ
て溶融押出し、急冷して厚さ60μmの未延伸フイルムを
作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に135℃で4.0
倍、横方向に145℃で3.8倍の逐次二軸延伸を行い、更に
210℃で30秒間熱固定を行って厚さ4.0μmの二軸配向フ
イルムを作成した。この際、横延伸前の一軸延伸フイル
ムに次の組成の塗液をロールコート法でフイルムの表面
(A)及び(B)に塗布した。この表面(A)は第一の
表面を形成し、表面(B)は第二の表面を形成する。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)1.5wt%溶液80.8部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)1.5wt%溶液4.2部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.4g/m2である。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)2.0wt%溶液52.7部 ・セルロース系樹脂(信越化学(株)製メチルセルロー
スSM−15)2.0wt%溶液24.3部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)2.0wt%溶液13.0部 但し、この微粒子の平均粒径は0.05μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部 塗布量はウェットで3.5g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及びこのフイルムの第
一の表面に磁性層を付けた磁気記録媒体の特性を第1表
に示す。
実施例9 実施例2においてフイルムの表面(A)及び(B)に
塗布する塗液を下記の如く変更した。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・ポリエステル系樹脂(互応化学(株)製プラスコート
Z−461)1.5wt%溶液41部 ・アクリル系樹脂(日本アクリル化学(株)製プライマ
ルAC−61)1.5wt%溶液38.3部 ・コロイダルシリカ(触媒化成(株)製Cataloid−SI−
350)1.5wt%溶液5.7部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.0g/m2である。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・ポリエステル系樹脂(互応化学(株)製プラスコート
Z−461)2.5wt%溶液30.0部 ・アクリル系樹脂(日本アクリル化学(株)製プライマ
ルAC−61)2.5wt%溶液20.0部 ・セルロース系樹脂(日本曹達(株)製HPC−SL)2.5wt
%溶液20.0部 ・コロイダルシリカ(触媒化成(株)製Cataloid−SI−
30)2.5wt%溶液15.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)2.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで4.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及びこのフイルムの第
一の表面に磁性層を付けた磁気記録媒体の特性を第1表
に示す。
実施例10 ジメチルテレフタレート100部及びエチレングリコー
ル70部とともに酢酸マンガン・4水塩0.020部を反応器
に仕込み、内温を145℃から徐々に上げながらエステル
交換反応を行った。エステル交換反応率が95%となった
時点で、安定剤としてあらかじめトリメチルホスフェー
ト25部とエチレングリコール75部を密閉系で還流下5時
間反応させたのち室温まで冷却したリン化合物のグリコ
ール溶液を0.044部添加し、更に重合触媒としてエチレ
ングリコール2.5部に無水トリメリット酸0.8部を溶解
し、これにテトラブチルチタネート0.65部を滴下し、空
気中常圧下に保持して60分間反応せしめた後常温に冷却
した液(チタン含有率は11重量%)0.011部を添加し、
更に5分後酢酸カリウム0.0092部を添加し、次いで反応
生成物を重合反応器に移し、高温真空下(最終内温290
℃)にて重縮合反応を行なって、固有粘度0.60のポリエ
チレンテレフタレートを得た。
このポリエチレンテレフタレートを常法に従って溶融
押出し、急冷して厚さ131μmの未延伸フイルムを作成
し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に90℃で3.6倍、
横方向に105℃で3.7倍の逐次二軸延伸を行い、更に205
℃で30秒間熱固定を行って厚さ9.8μmの二軸配向フイ
ルムを作成した。この際、横延伸前の一軸延伸フイルム
に次の組成の塗液をロールコート法でフイルムの表面
(A)及び(B)に塗布した。この表面(A)は第一の
表面を形成し、表面(B)は第二の表面を形成する。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)1.5wt%溶液80.8部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)1.5wt%溶液4.2部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.7g/m2である。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)2.0wt%溶液56.7部 ・セルロース系樹脂(信越化学(株)製メチルセルロー
スSM−15)2.0wt%溶液24.3部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)2.0wt%溶液9.0部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部 塗布量はウェットで4.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及びこのフイルムの第
一の表面に磁性層を付けた磁気記録媒体の特性を第1表
に示す。
比較例1 実施例1において重合触媒としてエチレングリコール
2.5部に無水トリメリット酸0.8部を溶解し、これにテト
ラブチルチタネート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保
持して60分間反応せしめた後、常温に冷却した液(チタ
ン含有率は11重量%)0.011部を添加することを三酸化
アンチモン0.040部に変更する以外は実施例1と全く同
様にしてポリエステルフイルム及び磁気記録媒体を得
た。これらの特性を第1表に示す。
比較例2 実施例1において、ポリエステルフイルムの表面
(A)に塗布する塗液を下記の如く変更した。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)1.5wt%溶液85.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.7g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
比較例3 実施例2において、ポリエステルフイルムの表面
(B)に塗布する塗液を下記の如く変更した。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)2.0wt%溶液65.7部 ・セルロース系樹脂(信越化学(株)製メチルセルロー
スSM−15)2.0wt%溶液24.3部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部塗布量はウェッ
トで4.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
比較例4 実施例2において、ポリエステルフイルムの表面
(B)に塗布する塗液を下記の如く変更した。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)2.0wt%溶液81.0部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)2.0wt%溶液9.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部 塗布量はウェットで4.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
比較例5 実施例1において、ポリエステルフイルムの表面
(A)に塗布する塗液を下記の如く変更した。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)0.13wt%溶液50.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)0.13wt%溶液50.0部 塗布量はウェットで2.7g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
比較例6 実施例2において、ポリエステルフイルムの表面
(B)に塗布する塗液を下記の如く変更した。
フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成: ・セルロースの系樹脂(信越化学(株)製メチルセルロ
ースSM−15)2.0wt%溶液81.0部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)2.0wt%溶液9.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS208.5)2.0wt%溶液10.0部 塗布量はウエットで4.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
比較例7 実施例2において平均粒径0.10μmの二酸化ケイ素の
エチレングリコールスラリー(二酸化ケイ素の10wt%/
エチレングリコールスラリー)0.145部を、平均粒径0.8
μmの炭酸カルシウムのエチレングリコールスラリー
(炭酸カルシウムの10wt%/エチレングリコールスラリ
ー)1.0部に変更する以外は実施例2と全く同様にして
ポリエステルフイルム及び磁気記録媒体を得た。これら
の特性を第1表に示す。
比較例8 実施例1においてフイルム表面(A)に塗布する塗液
の組成を下記の如く変更した。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)15wt%溶液48.0部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)15wt%溶液42.0部 但し、この微粒子の平均粒径は0.07μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)15wt%溶液10.0部 塗布量はウェットで8.0g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
実施例11 実施例3においてフイルム表面(A)に塗布する塗液
の組成を下記の如く変更した。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)1.5wt%溶液82.3部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)1.5wt%溶液2.7部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.7g/m2である。
更に平均粒径0.08μmの二酸化ケイ素のエチレングリ
コールスラリー(二酸化ケイ素の10wt%/エチレングリ
コールスラリー)0.074部を0.15部に変更する以外は実
施例3と全く同様にしてポリエステルフイルム及び磁気
記録媒体を得た。これらの特性を第1表に示す。
実施例12 実施例2においてフイルム表面(A)に塗布する塗液
の組成を下記の如く変更した。
フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)1.5wt%溶液81.6部 ・ポリメタクリル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業
(株)製エポスターMA)1.5wt%溶液3.4部 但し、この微粒子の平均粒径は0.03μmである。
・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部 塗布量はウェットで2.7g/m2である。
得られたポリエステルフイルム及び磁気記録媒体の特
性を第1表に示す。
【図面の簡単な説明】
図はフイルム走行性を評価するため動摩擦係数を測定す
る装置の模式図である。 1:繰出しリール,2;テンションコントローラー,3,5,6,8,
9,11:フリーローラー,4:テンション検出器(入口),7:
固定ピン,10:テンション検出器(出口),12:ガイドロー
ラー,13:巻取りリール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 67:00 B29L 7:00 (56)参考文献 特開 平2−208039(JP,A) 特開 昭63−309533(JP,A) 特開 昭63−194948(JP,A) 特開 昭62−64545(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機チタン化合物を重合触媒として製造し
    たポリエステルからなり、両面に連続薄膜を塗設した二
    軸配向フイルムであって、その上に磁気記録層を設ける
    第一の薄膜は(A)アクリル系樹脂,ポリエステル系樹
    脂及びアクリル−ポリエステル系樹脂から選ばれる少く
    とも一種の樹脂、および(B)平均粒径0.1μm以下の
    粗面化物質を主成分とする組成物からなり、該薄膜の表
    面には(B)成分に由来する突起が1.0×104〜1.0×109
    個/mm2の割合でありかつこの表面粗さが中心線平均粗さ
    で0.001〜0.005μmであり、かつ易滑面を形成する第二
    の薄膜は(C)アクリル系樹脂,ポリエステル系樹脂及
    びアクリル−ポリエステル系樹脂から選ばれる少くとも
    一種の樹脂、(D)セルロース系樹脂、および(E)平
    均粒径0.15μm以下の粗面化物質を主成分とする組成物
    からなり、該薄膜の表面粗さが中心線平均粗さで0.002
    〜0.01μmであることを特徴とする磁気記録媒体用ポリ
    エステルフイルム。
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