JP2543052Y2 - ルーフモールの取付構造 - Google Patents

ルーフモールの取付構造

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JP2543052Y2
JP2543052Y2 JP8612290U JP8612290U JP2543052Y2 JP 2543052 Y2 JP2543052 Y2 JP 2543052Y2 JP 8612290 U JP8612290 U JP 8612290U JP 8612290 U JP8612290 U JP 8612290U JP 2543052 Y2 JP2543052 Y2 JP 2543052Y2
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clip
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sealing material
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清 半田
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Fuji Jukogyo KK
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のルーフに設けられるルーフモールの
取付構造に関する。
(従来の技術) 自動車の板金構造端末や継目の美感向上を図るためル
ーフに設けられるルーフモールの取付構造は、例えば実
開昭63−112154号公報に示され、かつ第5図に示すよう
に、ルーフパネル11の外側端11aとクオータパネル12の
上端12aとの結合部13をこれら両パネル11,12の一般面よ
りも凹ませて溝14を形成し、この溝14内の底面14aと側
面14bとにそれぞれ接着材15,15で接着されたクリップ16
によってモール17を係止して溝14の開口を塞ぐようにし
たものがある。
このモールの取付構造にあっては、モールを取付ける
クリップが溝内の底面及び側面に接着されることから、
強固にモールを保持することができる。しかし、溝内の
底面及び側面にクリップを接着することからモールの取
付作業が厄介である等の不具合がある。
そこで、第6図に示すようにルーフパネル21の外側端
21aとサイドレールアウタパネル22の内側端22aとを重畳
結合し、この結合部23を両パネル21,22の一般面より凹
ませて形成した結合凹部24内にモール取付用のクリップ
25を熱硬化性の粘着テープ26を使用して塗装時の加温に
よりテープ26を熱溶融させ、かつ硬化させることにより
強固に結合することが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来技術によると、クリップを熱硬化性の粘着テ
ープによって粘着し、更に塗装時の加温によりテープを
溶融軟化させ、かつ硬化させることによって強固に結合
することができる。しかし、テープを加温によって溶融
軟化させた際、クリップが自重によって第6図に一点鎖
線25′で示すように傾き倒れ、モールを止着した際、モ
ールが捩れ、浪打ち状に変形して取付けられ、装飾機能
を充分に発揮し得ない等の不具合がある。
従って本考案の目的は、加温によってもクリップが傾
倒することなく、モールの捩れ、浪打ち等の変形を防止
して装飾的機能を充分に発揮し得るルーフモールの取付
構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本考案によるルーフモールの取付
構造は、ルーフパネルの外側端とサイドレールアウタパ
ネルの内側端とを重畳結合し、該結合部をこれら両パネ
ルの一般面より凹ませて形成した結合凹部内に結合凹部
に沿ってクリップを介してモールを取付けるルーフモー
ルの取付構造において、ルーフパネルの外側端とサイド
レールアウタパネルの内側端との接合部に沿って塗布し
た熱硬化性シーリング材と、モールを取着させる係止部
及び結合凹部内面に接着される脚部を有するクリップ本
体から延設され、かつ頂部が前記シーリング材に至る支
脚部を有するクリップと、クリップの脚部を結合凹部内
面に止着する熱硬化性粘着テープとを具備するものであ
る。
(作用) 熱硬化性粘着テープによってテープを加温硬化させて
クリップの脚部を結合凹部に接着させる際、加温によっ
てテープが溶融軟化しても支脚部の頂部がシーリング材
に当接支持され、クリップの傾倒が未然に防止されるこ
とからクリップが正常な状態で設けられ、モールを止着
してもモールの捩れ、浪打ち状の変形が発生することな
く、モールの装飾機能を充分に発揮でき、かつモールを
強固に取付け得る。
(実施例) 以下、本考案によるルーフモールの取付構造の一実施
例を第1図乃至第4図によって説明する。
第4図は本考案の適用部位を示す自動車の斜視図であ
り、第1図は第4図のI−I線に沿う拡大断面図、第2
図は分解斜視図である。
図中符号1は自動車のルーフ側方においてルーフパネ
ル2の外側端とサイドレールアウタパネル(以下アウタ
パネルと称する)3の内側端との結合部を覆って前方か
ら後方に亘って設けられるモールである。
ルーフパネル2の外側端2aとアウタパネル3の内側端
3aは重畳され、重畳部をスポット溶接等で結合し、この
結合部をルーフパネル2及びアウタパネル3の一般面よ
り車体前後方向に沿って凹ませて結合凹部4を形成して
いる。
結合凹部4の底部を構成するルーフパネル2の外側端
2aの先端2bは上方へ折曲され、ルーフパネル2の外側端
2aとアウタパネル3の内側端3aとの接合部に沿って熱硬
化性シーリング材5が塗布されている。熱硬化性シーリ
ング材5は第3図に実線aで示すように、加温に従って
硬化する例えば塩化ビニル樹脂材から構成されている。
結合凹部4の底部を構成するルーフパネル2の外側端
2a上には適宜個数のクリップ6がその脚部6bを熱硬化性
粘着テープ7によって接着してある。熱硬化性テープ7
は第3図に一点鎖線bで示すように加温に従って次第に
軟化し、溶融軟化した後、再度硬化して強固に接着する
例えばオリゴマー型粘着剤を用いたテープである。
クリップ6は熱硬化性テープ7によって結合凹部4の
底部に接着される脚部6bの外に、モール1を取着する係
止部6c,6c及び結合凹部4の側部に当接する突起部6d,6d
を有するクリップ本体6aと、クリップ本体6aから下方へ
突出する支脚部6e,6eから構成されている。クリップ本
体6aから下方へ突出した支脚部6e,6eの長さlは、クリ
ップ6の脚部6を結合凹部4の底部に熱硬化性テープ7
によって接着した際、熱硬化性シーリング材5の中に頂
部6e′,6e′が2〜3mm挿入される寸法になっている。
以上のように構成したクリップ6の突起部6d,6dを結
合凹部4の側部に当接させて位置決めし、かつ支脚部6
e,6eを熱硬化性シーリング材5の中に挿入して、脚部6b
を熱硬化性テープ7によって結合凹部4の底部を構成す
るルーフパネル2の外側端2aに接着固定する。
このようにルーフパネル2とアウタパネル3とによっ
て形成される結合凹部4内にクリップ6を取付けた後、
塗装焼付け工程において、約140℃で所定時間以上加温
して熱硬化性シーリング材5及び熱硬化性粘着テープ7
を硬化させ、クリップ6を強固にルーフパネル2とアウ
タパネル3とによって構成される結合凹部4内に止着す
る。
この際、加温に従って一時熱硬化性粘着テープ7が溶
融軟化してクリップ6の粘着力が低下するが、ある程度
硬化した熱硬化性シーリング材5に支脚部6e,6eが支持
されることから、クリップ6が傾き倒れを発生すること
なく、正常な状態で結合凹部4内に取付けられる。
従って、クリップ6の上部に形成した係止部6c,6cに
モール1の係合部1a,1aを係止することによって捩れ、
浪打ち状に変形することなくモール1を結合凹部4内に
結合凹部4に沿って車体前後方向に亘って強固に取付け
られる。
なお、クリップ6に形成した支脚部6e,6eの頂部6e′,
6e′は熱硬化性シーリング材5の底部まで貫通すること
なく、シーリング材5の中に留めることにより従来同様
のシール性が確保される。
(効果) 本考案におけるルーフモールの取付構造によれば、熱
硬化性粘着テープを加温硬化させてクリップの脚部を結
合凹部に接着させる際、加温によってテープが溶融軟化
しても支脚部の頂部が熱硬化性シーリング材に当接支持
されることからクリップの傾倒が防止され、クリップが
正常な状態で設けられ、捩れ、浪打ち状の変形を招くこ
となくモールを止着でき、装飾機能を充分に発揮し、自
動車の外観品質向上が期待でき、更にクリップに支持部
を設ける簡単な構造と相俟って実用的効果大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案におけるルーフモールの取付構造の一実
施例を示す要部拡大断面図、第2図は同じく要部拡大分
解斜視図、第3図は同じく本実施例に用いる熱硬化粘着
テープ及び熱硬化シーリング材の焼付温度と硬度変化の
相対関係を示す図、第4図は本考案の適用される部位を
示す自動車の斜視図、第5図及び第6図は従来のルーフ
モールの取付構造の説明図である。 1……モール、2……ルーフパネル、2a……外側端、3
……サイドレールアウタパネル、3a……内側端、4……
結合凹部、5……熱硬化性シーリング材、6……クリッ
プ、6a……クリップ本体、6b……脚部、6c……係止部、
6e……支脚部、6e′……頂部、7……熱硬化性粘着テー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフパネルの外側端とサイドレールアウ
    タパネルの内側端とを重畳結合し、該結合部をこれら両
    パネルの一般面より凹ませて形成した結合凹部内に結合
    凹部に沿ってクリップを介してモールを取付けるルーフ
    モールの取付構造において、ルーフパネルの外側端とサ
    イドレールアウタパネルの内側端との接合部に沿って塗
    布した熱硬化性シーリング材と、モールを取着させる係
    止部及び結合凹部内面に接着される脚部を有するクリッ
    プ本体から延設され、かつ頂部が前記シーリング材に至
    る支脚部を有するクリップと、クリップの脚部を結合凹
    部内面に止着する熱硬化性粘着テープとを具備すること
    を特徴とするルーフモールの取付構造。
JP8612290U 1990-08-17 1990-08-17 ルーフモールの取付構造 Expired - Lifetime JP2543052Y2 (ja)

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JPH0443541U JPH0443541U (ja) 1992-04-14
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