JP2542370B2 - 半導体リ−ド用銅合金 - Google Patents

半導体リ−ド用銅合金

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた機械的強度,電気・熱伝導性及び精密
加工成型性と共に、半導体パッケージに特有のメッキ
性,半田付け性,ボンディング性及びエッチング性に優
れた半導体リード用銅合金に関するものである。
〔従来の技術〕
IC,LSI,VLSI等の半導体パッケージは、リードフレー
ムに素子を搭載してリード線によりワイヤーボンディン
グした後、外部回路との配線を可能にして合成樹脂等に
より封止したものである。リードフレームには熱膨張率
の点からFe−Ni合金やFe−Ni−Co合金が用いられていた
が、近年放熱性の面からCu合金が検討され、ペーストの
利用などにより、ダイボンドの制約が緩和されるに従
い、強度が優れたCu合金が求められるようになった。
リン青銅はFe系合金に近い強度を有し、加工性も優れ
ているが、多量のSnを用いるため高価であり、Fe−Ni系
合金に比較して経済上のメリットは小さい。更に応力腐
食割れ(SCC)の感受性を有するばかりか、半田接合強
度の経時劣化が起り易い等致命的な欠点がある。即ち半
導体はリード部をプリント基板等に半田付けして使用す
るのが一般的で、接合部の信頼性は重大であり、スルホ
ールを用いない面実装方式の導入発展により顕著化して
いる。
リン青銅より安価なCu−Fe系合金、例えばC195(Cu−
1.5wt%Fe−0.8wt%Co−0.6wt%Sn−0.03wt%P合金)
(以下wt%を単に%と略記)が一部で利用されている。
この合金はFeとCoの化合物を析出分散した組織を示し、
導電率は50%IACS以上であるが、強度はリン青銅より劣
るばかりか、加工性に乏しく、精密微細な高集積化さ
れ、かつ小型・高密度化された最近のリードフレームに
は不適である。更にメッキ性が劣るため、ボンディング
等の信頼性も劣る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
最近の高集積化と小型・高密度化にともない、これに
必要な下記特性を有するリード材が求められるようにな
った。
(1)強度がFe−Ni系合金と同等以上、即ち60〜70kg/m
m又はこれ以上であること。
(2)導電率がFe−Ni系合金の数倍以上、即ち2〜30%
IACS又はこれ以上であること。
(3)プレス成型性,曲げ加工性及びエッチング性が優
れていること。
(4)メッキ性に富むこと。即ちAgメッキの加熱フクレ
がなく、かつワイヤーボンディング性に富むメッキが可
能であること。
(5)半田付け性が優れていること。特に半田濡れ性と
共に半田接合強度の経時的劣化がないこと。これはCu−
Sn固相反応に起因するものであり、アウターリードなど
のSn,Sn−Pb合金メッキの密着性についても同様であ
る。
(6)耐熱性が優れていること。即ちダイボンド方式に
もよるが、400〜450℃までの加熱で軟化しないこと。
(7)応力腐食割れ(SCC)のないこと。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々研究の結果、上記諸特性を満
足する半導体リード用銅合金を開発したものである。
本発明銅合金は、Ni0.8〜4.0%,Si0.1〜1.2%の範囲
内でNiとSiの比(Ni/Si)が3〜6となるようにNiとSi
を含み、Sn1.0超〜4.0%を含み、更にAg0.2%以下、Be
0.1%以下,Mg0.2%以下,Ca0.1%以下,Cd0.2%以下,B0.1
%以下,Al0.5%以下,Y0.1%以下,希土類元素(RE)0.2
%以下,In0.1%以下,Tl0.1%以下,Pb0.05%以下,Ge0.1
%以下,Ti0.5%以下,Zr0.2%以下,P0.1%以下,V0.05%
以下,Nb0.05%以下,Ta0.05%以下,Sb0.5%以下,As0.1%
以下,Fe0.1%以下,Mn0.5%以下,Cr0.5%以下,Te1.0%以
下,Co1%以下の範囲内で何れか1種以上を合計5%以下
含有し、O2含有量を0.004%以下、S含有量を0.001%以
下に制限し、残部Cuと不可避的不純物からなることを特
徴とするものである。またこの銅合金において、粒径が
5μを越える析出物を103個/mm2以下に制限する合金で
ある。
本発明銅合金は上記組成からなり、溶解鋳造した鋳塊
を熱間加工してから冷間加工により所望寸法に仕上げる
ことができる。熱間加工は700〜950℃で行ない、熱間加
工後は可及的速やかに冷却する。冷間加工は少なくとも
1回以上の加熱処理を含み、加熱処理は400〜650℃で10
sec以上行なう。加熱処理までの加工率は少なくとも30
%以上とし、加熱処理後に再び冷間加工して所望寸法に
仕上げるか、又は加熱処理と冷間加工を繰返す。冷間加
工における過剰な加工や過剰な加熱処理は避けるほうが
望ましく、低温焼鈍,テンションレベラー,テンション
アニーラ等により調質することは有益である。
〔作 用〕
本発明銅合金はCuとSnの均一固溶マトリックスにNi−
Si系化合物(主にNi2Si,NiSi)を適度に析出分散せしめ
たもので、リン青銅などのCu−Sn系合金に比べ大巾な強
度向上を実現し、かつ導電率の低下を僅かにとどめると
共に、良好な加工性を保持せしめたものである。Cu,Ni
及びSiのみで本発明合金と同等の強度(60Kg/mm2以上)
を得ようとすると、加工性が劣るばかりか、メッキ性,
半田付け性等の実用特性を損なう。また多量のNi−Si化
合物を析出分散せしめたり、焼入れ時効により強度を高
めることは可能であるが、上記特性を損なう。更に多量
のNiとSiを含有する銅合金を処理することは、鋳造,熱
間加工等を困難にし、製造コストの上昇を招く。
本発明はSn含有量を1.0超〜4%とすることにより、
導電率の大巾な低下を避け、強度と加工性を改善したも
ので、特にSnと共にNiとSiを併用することにより、応力
腐食割れ(SCC)を起し難くしたものである。Sn含有量
が本発明合金の範囲であるリン青銅ではSCCの感受性が
最大であるが、Snと共にNiとSiを併用することによりSC
C感受性は顕著に低下する。しかしてSn含有量が下限以
下では十分な強度が得られず、上限を越えると導電率の
低下が著しいためである。
次にNi0.8〜4.0%,Si0.1〜1.2%、のぞましくはNi1.2
〜3%,Si0.2〜1.0%の範囲内でNiとSiの比(Ni/Si)が
3〜6となるようにNiとSiを含有せしめたのは、Ni−Si
化合物の析出による強度作用を最も有効に発揮させるた
めで、何れも下限未満では十分な強度が得られず、上限
を越えると実用特性を損なうためである。高密・高集積
パッケージのリードフレームの多くは、エッチング法で
打抜成型される場合が多く、過剰のNi2Si化合物はスラ
ッジ状に残留してその後のメッキなどの工程で致命的欠
陥となる。
またNiとSiの比(Ni/Si)を3〜6と限定したのは、N
i−Si化合物の化学量論比よりも著しく偏るとNi又はSi
を遊離して固溶し、導電率を低下するばかりか、半田接
合強度を損なうためで、経験的に定めたものである。
本発明において、粒度5μ以上の析出物を103個/mm2
以下としたのは、Ni−Si化合物の析出は微細均一に分散
していることが必要で、粒径5μ以上の粗大析出物が10
3個/mm2を越えると、ボンディングや精密加工に重大な
障害となるためである。通常リードフレームはリード先
端にAgメッキを施し、素子のパッドと直径15〜30μのAu
線で超音波又は熱的或いは両者併用のボンディングを行
なっている。粗大析出物はCu合金マトリックスと著しく
異なった機械的性質、即ち硬さと表面物理化学的性質を
保有するので、直接的に又はAgメッキ膜を介して間接的
にボンディングを阻害する。
更に合金のO2含有量を0.004%以下、S含有量を0.001
%以下に制限したのは、過剰なO2やSは製造加工上割れ
などの欠陥発生の原因となるばかりか、合金の成型加工
性,メッキ性,半田付け性等の障害となるためである。
更に下記付加的元素の少なくとも1種以上の添加によ
り、合金を強化し、かつ実用特性を一層向上することが
できる。しかして1種以上の含有量は合計5%以下とす
る必要があり、これを越えて含有せしめると導電率を低
下せしめるばかりか、実用特性に悪影響を及ぼすように
なる。
Ag≦0.2%,Be≦0.1%,Mg≦0.2%, Ca≦0.1%,Cd≦0.2%,B≦0.1%, Al≦0.5%,Y≦0.1%,RE≦0.2%, In≦0.1%,Tl≦0.1%,Pb≦0.1%, Ge≦0.1%,Ti≦0.5%,Zr≦0.2%, P≦0.1%,V≦0.05%,Nb≦0.05%, Ta≦0.05%,Sb≦0.5%,As≦0.1%, Te≦0.1%,Mn≦0.5%,Cr≦0.5%, Fe≦1%,Co≦1% Agは強化作用と共に導電率を低下させることなく耐熱
性、即ち耐食性及び半田付け性を向上する。Beは強化作
用と共に結晶を微細化し、脱S作用を示し、かつ高温加
熱を多用する半導体のパッケージングにおいて耐酸化及
びスケール密着性に有効である。MgはBeと同様に作用
し、特に導電率をあまり低下せしめることなく、耐熱性
及び半田付け性を向上する。Caは強化作用と共に脱S作
用を示す。Cdは有毒元素であるが、強化作用と共に導電
率をあまり低下させることなく耐熱性及び半田付け性を
向上する。Bは強化作用と共に脱O2作用を示し、かつ過
剰のNiと化合して導電率を回復する。Alは強化作用と共
に脱O2作用を示し、高温酸化防止に有効であるが、過剰
の添加は導電率の低下をまねく。Y,RE,In,Tlは何れも強
化作用と共に脱O2,脱S作用を示し、同時に組織を微細
均一化するばかりか、耐熱性及び耐酸化性を向上する。
Pbは強化作用と共に脱S作用を示し、耐熱性を向上する
と共に高速プレス性に大きく貢献する。Geは強化作用と
共に組織を均質化する。Ti,Zrは強化作用と共に脱S作
用を有し、組織を微細化する。特にZrはCu−Zr化合物を
析出し、導電率を低下することなく耐熱性を向上し、Ti
はTi−Ni化合物やTi−Ni−Si化合物を析出するなど強化
作用が大きい。Pは過剰のNiとNixP化合物を生成して強
度を向上すると共に脱O2作用を示し、同時に0.0001%以
上で湯流れを向上するも、過剰の添加は半田付け性、特
に半田接合強度を劣化する。V,Nb,Taは強化作用と共に
結晶を微細化し、かつ脱S作用を示し、製造加工時の欠
陥発生を防止する。Sbは強化作用と共に半田付け性を向
上する。As,Teは強化作用と共に結晶粒を微細化し、か
つ耐熱性及び高速プレス性を向上する。Mnは強化作用と
共に脱O2,脱S作用を有し、かつ耐酸化性や半田付け性
を向上する。しかし過剰の添加は導電率を低下するので
添加量は0.01〜0.2%とすることが望ましい。Crは結晶
微細化と共に強度を向上する。これはCrの一部がCr−Si
化合物として析出するためであり、過剰では粗大析出と
なり易いため含有量は0.05〜0.4%とすることが望まし
い。Fe,Coも結晶を微細化すると共に、一部Siと化合析
出して合金を強化する。しかし過剰な添加は導電率,加
工性,半田付け性,メッキ性等を劣化するので含有量は
0.05〜0.5%とすることが望ましい。以上付加的元素の
添加は単独でも有効であり、また複数を利用して各々作
用を併用することもできる。
〔実施例〕
実施例(1) 第1表に示す組成の合金鋳塊(巾40mm,厚さ40mm,長さ
300mm)を外削してから、850℃で15分間加熱して熱間圧
延により厚さ10mmとした。圧延時間は約3分であり、上
り温度は670〜700℃であった。これを直ちに水冷して10
0℃以下とした後、酸洗してから厚さ1.2mmまで冷間圧延
し、次に450℃で25分間加熱処理した。これを厚さ0.40m
mまで冷間圧延し、再び420℃で30分間加熱処理してから
厚さ0.20mmまで冷間圧延し、更に300℃で5分間加熱処
理して仕上げた。
これについて、引張強さ,伸び及び導電率を測定する
と共に、V曲げ試験及び応力腐食割れ試験を行ない、更
に半田付け性とAgメッキ性を調べた。これ等の結果を従
来合金であるC195及びリン青銅と比較して第2表に示
す。
V曲げ試験は各種先端半径(R)の90゜角曲げを行な
い、曲げ部の割れ状態を検鏡により調べ、マイクロクラ
ックのない最小先端半径(R)と板厚(t)の比(R/
t)を求めた。応力腐食割れはJIS C 8306に準じ、3vol
%NH3蒸気中の定荷重法により割れ発生の時間を求め
た。荷重は引張強さの50%とした。半田付け性は直径9m
mの部分にリード線を共晶半田により半田付けしてか
ら、150℃で300hrエージングを行なってプル試験により
接合強度を求めた。またメッキ性はアルカリ電解脱脂し
てから各々H2SO4によるエッチング(Oμ)とH2SO4+H2
O2浴によるエッチング(約10μ)を行い、下記条件で厚
さ5μのAgメッキを施し、これを475℃のホットプレー
ト上で3分間加熱し、フクレの発生を調べた。
Agストライクメッキ AgCN 4g/ KCN 30g/ 電流密度 5A/dm2 時間 5sec Agメッキ AgCN 30g/ KCN 55g/ K2CO3 10g/ 浴温 25℃ 電流密度 3A/dm2 第1表及び第2表から明らかなように、本発明合金N
o.4〜11は何れも従来合金であるC195(No.24)及びリン
青銅(No.25)と比較して特性が優れている。尚、Ni含
有量が3%を越える本発明合金No.4、11では、10μのエ
ッチング後のメッキにフクレの発生が見られた。これは
エッチング部に多量の析出物が露出し、メッキ密着性を
低下させたためである。通常のメッキでは、0.1μ前後
のエッチングであり、本例はエッチング成型したエッチ
ング部の特性を示すものである。
これに対し本発明で規定する合金組成より外れる比較
合金No.12〜23、及び31〜33は、種々の特性全体とし
て、本発明合金に劣る。即ちSnを含有しないか又は含有
量が少ない比較合金No.12〜14では成型加工性が劣るば
かりか、延びが欠ける。Sn含有量が過剰な比較合金No.1
5では導電率の低下が著しい。NiとSiの比(Ni/Si)が3
〜6より外れる比較合金No.16、17では強度、半田付け
性が劣る。Ni含有量とSi含有量が不足する比較合金No.1
8では強度が劣るばかりか、応力腐食割れを起こしやす
い。またO2含有量が多い比較合金No.19では成型加工性
とメッキ性が劣り、半田付け性も劣化の傾向にある。S
含有量の多い比較合金No.20も同様で、製造中、特に熱
間加工中に割れ欠陥が発生し、歩留りが低下した。同様
の割れは程度の大小はあるが、比較合金No.13、22、23
にも見られた。更にZn含有量が過剰な比較合金No.21は
導電率が低下しており、また応力腐触割れを起こしやす
いものと言える。CrやFeの含有量が多い比較合金No.2
2、23では成型加工性、メッキ性及び半田付け性が劣
る。
実施例(2) 第1表中、本発明合金No.4〜11、比較合金No.19、22
及び従来合金であるC195(No.24)につき、板面をNH4OH
−H2O2で浴で軽くエッチグしてから、電子顕微鏡により
1000倍で表面観察し、直径5μ以上の析出物の分布を調
べた。また実施例(1)におけるAgメッキのフクレテス
ト後、H2SO4によるエッチング(Oμ)材について、自
動式超音波併用熱圧着式ボンダーにより、直径23μのAu
線をボールボンドとステッチボンドして長さ2mmのルー
プを1000個形成し、これについてループをプルテストし
てボンディング収率を求めた。これ等の結果を第3表に
示す。
尚ボンディング条件は温度250℃,荷重50g,USパワー
0.1W,US時間50μsecとし、Au線の切断を正常とし、その
他(ステッチボンド側の剥離)を不良とした。
第3表から明らかなように本発明合金No.4〜11は何れ
も粗大析出物の数が少なく、高いボンディング収率を示
した。これに対し比較合金No.19、22及びC195(No.24)
は何れも粗大析出物が多く、ボンディング収率が低いこ
とが判る。
〔発明の効果〕
このように本発明銅合金は、従来のFe−Ni系やFe−Ni
−Co系よりも安価で、導電性及び放熱性に優れ、特に半
導体リードフレームとして優れた特性を有し、近年要求
の強い高集積化,高密度化を可能にする等顕著な効果を
奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 重雄 日光市清滝町500番地 古河電気工業株 式会社日光電気精銅所内 審査官 三宅 正之 (56)参考文献 特開 昭58−123846(JP,A) 特開 昭60−218442(JP,A) 特開 昭60−158650(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Ni0.8〜4.0wt%、Si0.1〜1.2wt%の範囲内
    でNiとSiの比(Ni/Si)が3〜6となるようにNiとSiを
    含み、Sn1.0超〜4.0wt%を含み、更にAg0.2wt%以下、B
    e0.1wt%以下、Mg0.2wt%以下、Ca0.1wt%以下、Cd0.2w
    t%以下、B0.1wt%以下、A10.5wt%以下、Y0.1wt%以
    下、希土類元素(RE)0.2wt%以下、In0.1wt%以下、T1
    0.1wt%以下、Pb0.05wt%以下、Ge0.1wt%以下、Ti0.5w
    t%以下、Zr0.2wt%以下、P0.1wt%以下、V0.05wt%以
    下、Nb0.05wt%以下、Ta0.05wt%以下、Sb0.5wt%以
    下、As0.1wt%以下、Te0.1wt%以下、Mn0.5wt%以下、C
    r0.5wt%以下、Fe1.0wt%以下、Co1wt%以下の範囲内で
    何れか1種以上を合計5wt%以下含有し、O2含有量を0.0
    04wt%以下、S含有量を0.001wt%以下に制限し、残部C
    uと不可避的不純物からなる半導体リード用銅合金。
  2. 【請求項2】粒径が5μを越える析出物を103個/mm2
    下に制限する特許請求の範囲第1項記載の半導体リード
    用銅合金。
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