JP2541174B2 - 冷凍装置の保護装置 - Google Patents

冷凍装置の保護装置

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JP2541174B2
JP2541174B2 JP2404993A JP40499390A JP2541174B2 JP 2541174 B2 JP2541174 B2 JP 2541174B2 JP 2404993 A JP2404993 A JP 2404993A JP 40499390 A JP40499390 A JP 40499390A JP 2541174 B2 JP2541174 B2 JP 2541174B2
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hps
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賢治 宮田
元 飯田
伸夫 道明
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧側圧力の過上昇及び
低圧側圧力の過低下に応じて冷凍装置を異常停止させる
ようにした冷凍装置の保護装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実公昭58―3358
1号公報に開示される如く、2つの常閉接点を直列に接
続して直列回路を形成した電気回路において、各常閉接
点の端子間に、電磁コイルを内蔵する押しボタン状の表
示体をそれぞれ設け、常開接点の開作動と共に電磁コイ
ルに電流が流れると表示体が突出するようにしておき、
直列回路における通電の遮断時、この表示体の出没状態
から各接点のいずれが開いたかを識別しようとするもの
は公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷凍装置の
圧縮機等の機器を保護する保護装置では、冷媒回路の高
圧側圧力の過上昇や低圧側圧力の過低下により開作動す
る高圧保護スイッチ及び低圧保護スイッチを保護回路に
介設し、さらに保護回路の通電の遮断に応じて冷凍装置
を異常停止させる停止装置を設けて、上記各保護スイッ
チの開作動に応じて停止装置を作動させることにより、
圧縮機等の機器を保護するようにしている。通常、この
ような高圧,低圧保護スイッチは停止装置と共に保護回
路において互いに並列に接続されているが、制御の都合
等で直列に接続しなければならない場合がある。斯かる
場合、高圧保護スイッチが作動したときと低圧スイッチ
が作動したときとではとるべき処理が異なるためにいず
れが作動したかを識別する必要があるが、直列に接続さ
れているためにその識別が困難となるという問題が生じ
る。そこで、上記従来のものを利用して、各保護スイッ
チのいずれが作動したかを検知することが考えられる
が、このような特殊な構造を有する表示体を別途設ける
ことはコストアップを招くことになる。
【0004】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、保護回路に直列に接続された高圧
保護スイッチ又は低圧保護スイッチによる装置の異常停
止時、保護回路の接続状態からいずれの保護スイッチが
作動したかを検知しうる手段を講ずることにより、別途
識別のための特殊な機器等を設けることなくかつ簡素な
回路構成でもって、各保護スイッチの作動を識別するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の解決手段は、上記保護スイッチのう
ち高圧保護スイッチと低圧保護スイッチとでは、圧力の
回復に伴なう復帰時間が異なる点に着目し、所定時間に
おける保護回路の通電状態からどの保護スイッチが作動
したかを表示しうる手段を講ずることにある。
【0006】具体的に請求項1の発明の講じた手段は、
図1に示すように、冷凍装置の冷媒回路の高圧側圧力の
過上昇により開作動した後圧力の低下に応じて復帰する
高圧保護スイッチ(HPS)と、低圧側圧力の過低下によ
り開作動した後圧力の上昇に応じて復帰する低圧保護ス
イッチ(LPS)と、上記各保護スイッチ(HPS),(L
PS)の常閉接点(63H),(63L)を直列に接続す
る回路(2b)と、該回路(2b)の通電の遮断に応じ
て冷凍装置を異常停止させる停止装置(3)とを備え
上記低圧保護スイッチ(LPS)が作動後復帰するまでの
時間が上記高圧保護スイッチ(HPS)が作動後復帰する
までの時間よりも短くなるように構成された冷凍装置の
保護装置を対象とする。
【0007】そして、上記停止装置(3)による冷凍装
置の異常停止後、上記低圧保護スイッチ(LPS)の復帰
時間として推定される時間よりも長く上記高圧保護スイ
ッチ(HPS)の復帰時間として推定される時間よりも短
い値に予め設定された所定時間が経過したときに、上記
回路(2b)が通電状態か否かを判別する判別手段(5
1A)と、該判別手段(51A)の判別に基づき、回路
(2b)が通電状態であるときには低圧保護スイッチ
(LPS)の作動を表示する一方、回路(2b)が非通電
状態であるときには高圧保護スイッチ(HPS)の作動を
表示する表示手段(52)とを設ける構成としたもので
ある。
【0008】第2の解決手段は、圧縮機の起動時に低圧
保護スイッチの作動による異常停止を阻止すべく配置さ
れた起動リレ―を利用して、各保護スイッチの作動を識
別することにある。
【0009】具体的に請求項2の発明の講じた手段は、
上記請求項1の発明と同様の冷凍装置の保護装置を前提
とし、さらに、上記回路(2b)において上記低圧保護
スイッチ(LPS)の常閉接点(63L)とは並列に接続
され、上記停止装置(3)の作動に応じて閉作動するリ
レ―の常開接点(RyP)を設ける。
【0010】そして、上記停止装置(3)による冷凍装
置の異常停止後、上記低圧保護スイッチ(LPS)の復帰
時間として推定される時間が経過する前に、上記回路
(2b)が通電状態か否かを判別する判別手段(51
B)と、該判別手段(51B)の判別に基づき、回路
(2b)が通電状態であるときには低圧保護スイッチ
(LPS)の作動を表示する一方、回路(2b)が非通電
状態であるときには高圧保護スイッチ(HPS)の作動を
表示する表示手段(52)とを設ける構成としたもので
ある。
【0011】
【作用】以上の構成より、請求項1の発明では、冷凍装
置の運転中、運転状態の変化により高圧側圧力の過上昇
や低圧側圧力の過低下が生じて、いずれかの保護スイッ
チ(HPS),(LPS)が作動すると、回路(2b)にお
いてその常閉接点(63H),(63L)が開かれ、
路(2b)の通電が遮断されるので、停止装置(3)の
作動により冷凍装置が異常停止する。そのとき、高圧保
護スイッチ(HPS)と低圧保護スイッチ(LPS)とが
路(2b)内で直列に接続されている場合、そのままで
はいずれの保護スイッチ(HPS),(LPS)が作動した
か識別できないが、本発明では、判別手段(51A)に
より、異常停止後低圧保護スイッチ(LPS)の復帰時間
として予め推定される時間よりも長く高圧保護スイッチ
(HPS)の復帰時間として予め推定される時間よりも短
い所定時間が経過したときに、回路(2b)が通電状態
か否かが判別される。つまり、通電状態であれば低圧保
護スイッチ(LPS)の作動により開いた常閉接点(63
L)が復帰により再び閉じたことになり、非通電状態で
あれば、高圧保護スイッチ(HPS)の作動により開いた
常閉接点(63H)が未だ復帰していないことになる。
そして、この判別手段(51A)の判別結果に応じて、
表示手段(52)により、高圧保護スイッチ(HPS)又
は低圧保護スイッチ(LPS)の作動表示がなされるの
で、いずれの保護スイッチ(HPS),(LPS)の作動に
よる異常停止かが明確に識別されることになる。
【0012】請求項2の発明では、各保護スイッチ(
PS),(LPS)の作動による装置の異常停止時、判別手
段(51B)により、低圧保護スイッチ(LPS)が復帰
すると推定される時間が経過する前に、回路(2b)
通電状態が判別される。そのとき、低圧保護スイッチ
(LPS)の常閉接点(63L)と並列に接続されている
リレ―の常開接点(RyP)が異常停止と同時に閉じられ
ている。つまり、低圧保護スイッチ(LPS)の常閉接点
(63L)が圧力の上昇に応じて閉じるように復帰する
までの間は、常閉接点(63L)が開かれていても回路
(2b)は通電状態となっている。逆にいうと、低圧保
護スイッチ(LPS)の作動による異常停止の場合には、
回路(2b)は非通電状態とはならない。したがって、
回路(2b)が非通電状態であれば、高圧保護スイッチ
(HPS)の常閉接点(63H)が開かれていることにな
る。よって、判別手段(51B)の判別結果からいずれ
の保護スイッチ(HPS),(LPS)の作動による異常停
止かが識別される。その場合、圧縮機の起動時に低圧保
護スイッチ(LPS)の作動による保護回路(2)の遮断
を阻止すべく使用される起動リレ―が利用されうるの
で、別途部材を設けることによるコストの増大を招くこ
となくことがなく、制御が簡素化されることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図2及
び図3に基づき説明する。図2は冷凍装置のコントロ―
ラの一部の構成を示し、単相交流電源に接続される制御
回路(1)内に、冷凍装置の各機器を保護するための保
護回路(2)が設けられている。該保護回路(2)内に
は、冷凍装置の運転状態の異常に応じて装置を異常停止
させるための停止装置(3)が配置されている。上記保
護回路(2)には、制御回路(1)の交流電源が印加さ
れる一対のライン(1a),(1b)の一方のライン
(1a)上の一点(S)と他方のライン(1b)上の一
点(T)との間を接続する主要路(2a)が設けられて
いる。該主要路(2a)内には、圧縮機の温度過上昇時
に作動する温度保護用リレ―の常閉接点(49F)と、
圧縮機のオイルフォ―ミング防止用リレ―の常閉接点
(26CH)と、ファンモ―タの過電流保護用リレ―の
常閉接点(51C)とが点(S)側から順に直列に介設
されているとともに、この主要路(3a)の点(T)側
に、上記停止装置(3)が第1,第2端子(3a),
(3b)を介して接続されている。また、上記停止装置
(3)内には、第1端子(3a)側に第3端子(3c)
が設けられていて、この第3端子(3c)と上記主要路
(2a)の常閉接点(51C)−第1端子(3a)間の
点(P)との間に第1分岐路(2b)が設けられてい
る。該第1分岐路(2b)内には、冷凍装置の高圧側圧
力の過上昇に応じて開作動する高圧保護スイッチ(HP
S)の常閉接点(63H)と、低圧側圧力の過低下に応
じて開作動する低圧保護スイッチ(LPS)の常閉接点
(63L)とが点(P)側から順に直列接続されてお
り、さらに上記低圧保護スイッチ(LPS)と並列に圧縮
機の起動時等に作動する起動リレ―(図示せず)の常開
接点(RyP)が接続されている。また、第1分岐路(2
b)の上記常閉接点(63)−第3端子(3c)間の
点(Q)と制御回路(1)の他方のライン(1b)上の
点(U)とは第2分岐路(2c)により接続されてい
て、該第2分岐路(2c)に、上記停止装置(3)内に
配置される保護リレ―(図示せず)の常開接点(RyC)
と、圧縮機及びファン停止用リレ―(52C)とが直列
接続されている。
【0014】すなわち、通常運転時には、上記主要路
(2a)及び第1分岐路(2b)が通電されていて、停
止装置(3)が作動しないが、運転状態が異常となって
各常閉接点(63H),(63L)のいずれかが開く
と、第1分岐路(2b)の通電の遮断に応じ停止装置
(3)内の保護リレ―が作動して、第2分岐路(2c)
で保護リレ―の常開接点(RyC)が閉じることにより、
圧縮機及びファン停止用リレ―(52C)が作動して冷
凍装置を異常停止させるようになされている。そのと
き、主要路(2a)と第1分岐路(2b)とに分岐して
各常閉接点を設けることにより、高圧又は低圧保護スイ
ッチ(LPS)の作動による異常停止とその他の保護スイ
ッチによる異常停止とを識別しうるようになされてい
る。また、低圧保護スイッチ(LPS)の常閉接点(63
L)と並列に起動リレ―の常開接点(RyP)を設けるこ
とにより、圧縮機起動時の低圧が極端に低い状態でも停
止装置(3)を作動させることなく円滑な冷凍装置の立
上がり運転を確保するようになされている。
【0015】ここで、上記高圧保護スイッチ(HPS)は
高圧側圧力が約28.0(kg /cm2)に過上昇したとき
に作動して常閉接点(63H)を開き、その後冷凍装置
の停止により高圧側圧力が低下して約20.5(kg/cm
2 )に達すると閉状態に復帰させるものであって、常閉
接点(63H)の開作動から閉じるまでの時間つまり高
圧保護スイッチ(HPS)の復帰に要する時間は略10秒
間程度である。また、上記低圧保護スイッチ(LPS)は
低圧側圧力が約−0.3(kg/cm2 )に低下したときに
作動して常閉接点(63L)を開き、その後装置の停止
により低圧側圧力が上昇して約0.5(kg/cm2 )に達
すると閉状態に復帰するものであって、常閉接点(63
L)の開作動から閉じるまでの時間つまり低圧保護スイ
ッチ(LPS)の復帰に要する時間は2秒以内の時間であ
る。そして、この各保護スイッチ(HPS),(LPS)の
復帰時、停止装置(3)の作動により異常停止していた
圧縮機,ファンが運転を再開するように、つまり自動復
帰するようになされている。
【0016】次に、上記高圧保護スイッチ(HPS)又は
低圧保護スイッチ(LPS)の作動時における保護装置の
制御内容について、図3のフロ―チャ―トに基づき説明
する。冷凍装置の運転中、ステップST1の判別で高圧
保護スイッチ(HPS)又は低圧保護スイッチ(LPS)の
作動によりいずれかの常閉接点(63H),(63L)
が開かれるまで、通常運転を行い、いずれかの保護スイ
ッチ(HPS),(LPS)が作動すると、ステップST2
で、上記停止装置(3)の作動により冷凍装置を異常停
止させる。次に、ステップST3で、圧縮機の停止後
圧保護スイッチ(LPS)が復帰すると推定される時間よ
りも長く高圧保護スイッチ(HPS)が復帰すると推定さ
れる時間よりも短く設定された所定時間である2秒が
過したか否かを判別して、2秒が経過すると、ステップ
ST4に進んで、保護回路(2)(第1分岐路(2
b))が通電状態か否かを判別し、通電状態であればス
テップST5に進んで低圧保護スイッチ(LPS)が作動
したことを表示する一方、保護回路(2)が通電状態で
なければ、ステップST6に進んで高圧保護スイッチ
(HPS)が作動したことを表示する。つまり、各保護ス
イッチ(HPS),(LPS)の復帰時間の差に鑑み、低圧
保護スイッチ(LPS)の復帰時間として推定される時間
(2秒以内)よりも長く高圧保護スイッチ(HPS)の復
帰時間として推定される時間(10秒)よりも短く設定
された所定時間2秒が経過したときに、第1分岐路(2
b)の通電,非通電を判別することで、いずれの保護ス
イッチ(HPS),(LPS)の作動による異常停止かを識
別するようにしている。
【0017】上記フロ―において、ステップST4の制
御により、停止装置(3)による冷凍装置の異常停止
、所定時間が経過したときに、上記第1分岐路(2
b)が通電状態か否かを判別する判別手段(51A)が
構成され、ステップST5及びST6の制御により、該
判別手段(51A)の判別に基づき、第1分岐路(2
b)が通電状態であるときには低圧保護スイッチ(LP
S)の作動を表示する一方、第1分岐路(2b)が非通
電状態であるときには高圧保護スイッチ(HPS)の作動
を表示する表示手段(52)が構成されている。
【0018】したがって、上記第1実施例では、冷凍装
置の運転中、運転状態の変化により高圧側圧力の過上昇
や低圧側圧力の過低下が生じ、保護スイッチ(HPS),
(LPS)が作動すると、いずれかの常閉接点(63
H),(63L)が開かれて第1分岐路(2b)の通電
が遮断される。そして、この第1分岐路(2b)の通電
の遮断に応じて、停止装置(3)内のリレ―が作動して
その常開接点(RyC)が閉じ、電磁リレ―(50C)の
作動により圧縮機,ファンが停止つまり冷凍装置が異常
停止する。そのとき、上記実施例のように、制御の都合
上高圧保護スイッチ(HPS)と低圧保護スイッチ(LP
S)とが第1分岐路(2b)内で直列に接続されている
場合、そのままではいずれの保護スイッチ(HPS),
(LPS)が作動したか識別できないが、上記実施例で
は、判別手段(51A)により、異常停止後所定時間
(上記実施例では2秒間)が経過したときに第1分岐路
(2b)が通電状態か否かが判別される。ここで、上記
高圧保護スイッチ(HPS)の復帰時間は10秒程度であ
り、低圧保護スイッチ(LPS)の復帰時間は2秒以内で
あるので、通電状態であれば低圧保護スイッチ(LPS)
が復帰したことになり、低圧保護スイッチ(LPS)の作
動による異常停止であることがわかる。また、非通電状
態であれば、未だ高圧保護スイッチ(HPS)が復帰して
いないことになり、高圧保護スイッチ(HPS)の作動に
よる異常停止であることがわかる。そして、この判別手
段(51A)の判別結果に応じて、表示手段(52)に
より、高圧保護スイッチ(HPS)又は低圧保護スイッチ
(LPS)の作動表示がなされるので、いずれの保護スイ
ッチ(HPS),(LPS)の作動による異常停止かを明確
に識別することができるのである。
【0019】次に、請求項2の発明に係る第2実施例に
ついて、図4に基づき説明する。第2実施例において
も、電気回路の基本的な構成は上記第1実施例における
図2に示すものである。図4は保護装置の制御内容を示
し、ステップSR1,SR2で上記第1実施例における
ステップST1,ST2(図3参照)と同様の制御を行
った後、ステップSR3で、上記起動リレ―の常開接点
(Ry P)を閉じる。そして、ステップSR4で回路
(第1分岐路(2b))の通電状態を判別し、以下、ス
テップSR5,SR6で、上記第1実施例におけるステ
ップST5.ST6と同様の制御を行う。上記フロ−に
おいて、ステップSR3の制御により、停止装置(3)
による冷凍装置の異常停止時に、上記第1分岐路(2
b)が通電状態か否かを判別する判別手段(51B)が
構成されている。
【0020】したがって、上記第2実施例では、各保護
スイッチ(HPS),(LPS)の作動による装置の異常停
止時、判別手段(51B)により、第1分岐路(2b)
の通電状態が判別される。そのとき、本実施例では、低
圧保護スイッチ(LPS)の常閉接点(63L)と並列に
接続されている起動リレ―の常開接点(RyP)が異常停
止と同時に閉じられている。つまり、低圧保護スイッチ
(LPS)の常閉接点(63L)が開かれていても第1分
岐路(2b)は通電状態となっているので、低圧保護ス
イッチ(LPS)の作動による異常停止の場合には第1分
岐路(2b)が非通電状態となることはない。したがっ
て、第1分岐路(2b)が非通電状態であれば、高圧保
護スイッチ(HPS)の常閉接点(63H)が開かれてい
ることになる。よって、判別手段(51B)の判別結果
からいずれの保護スイッチ(HPS),(LPS)の作動に
よる異常停止かが識別されるのである。
【0021】ここで、上記起動リレ―は通常圧縮機の起
動時に作動するものであり、一般に冷凍装置に配備され
ているものである。すなわち、圧縮機の起動時には低圧
が低いことから低圧保護スイッチ(LPS)の作動により
常閉接点(63L)が開かれるので、そのままでは停止
装置(3)が作動して装置が異常停止する。そこで、常
閉接点(63L)と並列に接続された常開接点(RyP)
を閉じることにより圧縮機の起動時における異常停止を
阻止するものである。したがって、この起動リレ―を異
常停止と同時に作動させることにより、保護スイッチ
(HPS),(LPS)のいずれが作動したかを識別するこ
とが可能になるものであって、別途部材を設ける必要は
なく、しかも制御をより簡素化しうる利点がある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、冷凍装置の保護装置として、高圧側保護スイッチの
常閉接点と低圧保護スイッチの常閉接点とを直列に接続
した回路の通電の遮断により冷凍装置を異常停止させる
停止装置を設けるとともに、停止装置による異常停止
後、低圧保護スイッチが復帰すると推定される時間より
も長く高圧保護スイッチが復帰すると推定される時間
りも短い所定時間が経過したときに、回路の通電状態を
判別し、回路が通電状態であれば低圧保護スイッチの作
動を表示する一方、回路が通電状態でなければ高圧保護
スイッチの作動を表示するようにしたので、別途部材を
設けることなく簡素な構成でいずれの保護スイッチの作
動による異常停止かを識別することができる。
【0023】請求項2の発明によれば、冷凍装置の保護
装置として、上記請求項1の回路構成に加えて、低圧保
護スイッチの常閉接点と並列に接続され、異常停止と同
時に閉じられるリレ―の常開接点を設けておき、異常停
止と同時に回路の通電状態を判別するようにしたので、
冷凍装置に配備される起動リレ―を利用しながら、制御
の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例に係る冷凍装置の制御回路の一部を
示す電気回路図である。
【図3】第1実施例における保護装置の制御内容を示す
フロ―チャ―ト図である。
【図4】第2実施例における保護装置の制御内容を示す
フロ―チャ―ト図である。
【符号の説明】
2 保護回路 2a 主要回路2b 第1分岐路(回路) 2c 第2分岐路 3 停止装置 51 判別手段 52 表示手段 HPS 高圧保護スイッチ LPS 低圧保護スイッチ 63H 常閉接点 63L 常閉接点 RyP 常開接点
フロントページの続き (72)発明者 北野 愼二 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍装置の冷媒回路の高圧側圧力の過上
    昇により開作動した後圧力の低下に応じて復帰する高圧
    保護スイッチ(HPS)と、低圧側圧力の過低下により開
    作動した後圧力の上昇に応じて復帰する低圧保護スイッ
    チ(LPS)と、上記各保護スイッチ(HPS),(LPS)
    の常閉接点(63H),(63L)を直列に接続する回
    路(2b)と、該回路(2b)の通電の遮断に応じて冷
    凍装置を異常停止させる停止装置(3)とを備え、上記
    低圧保護スイッチ(LPS)が作動後復帰するまでの時間
    が上記高圧保護スイッチ(HPS)が作動後復帰するまで
    の時間よりも短くなるように構成された冷凍装置の保護
    装置において、 上記停止装置(3)による冷凍装置の異常停止後、上記
    低圧保護スイッチ(LPS)の復帰時間として推定される
    時間よりも長く上記高圧保護スイッチ(HPS)の復帰時
    間として推定される時間よりも短い値に予め設定された
    所定時間が経過したときに、上記回路(2b)が通電状
    態か否かを判別する判別手段(51A)と、該判別手段
    (51A)の判別に基づき、回路(2b)が通電状態で
    あるときには低圧保護スイッチ(LPS)の作動を表示す
    る一方、回路(2b)が非通電状態であるときには高圧
    保護スイッチ(HPS)の作動を表示する表示手段(5
    2)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の保護装置。
  2. 【請求項2】 冷凍装置の冷媒回路の高圧側圧力の過上
    昇により開作動した後圧力の低下に応じて復帰する高圧
    保護スイッチ(HPS)と、低圧側圧力の過低下により開
    作動した後圧力の上昇に応じて復帰する低圧保護スイッ
    チ(LPS)と、上記各保護スイッチ(HPS),(LPS)
    の常閉接点(63H),(63L)を直列に接続する
    路(2b)と、該回路(2b)の通電の遮断に応じて冷
    凍装置を異常停止させる停止装置(3)とを備え、上記
    低圧保護スイッチ(LPS)が作動後復帰するまでの時間
    が上記高圧保護スイッチ(HPS)が作動後復帰するまで
    の時間よりも短くなるように構成された冷凍装置の保護
    装置において、 上記回路(2b)において上記低圧保護スイッチ(LP
    S)の常閉接点(63L)とは並列に接続され、上記停
    止装置(3)の作動に応じて閉作動するリレ―の常開接
    点(RyP)を備えるとともに、 上記停止装置(3)による冷凍装置の異常停止後、上記
    低圧保護スイッチ(LPS)の復帰時間として推定される
    時間が経過する前に、上記回路(2b)が通電状態か否
    かを判別する判別手段(51B)と、該判別手段(51
    B)の判別に基づき、回路(2b)が通電状態であると
    きには低圧保護スイッチ(LPS)の作動を表示する一
    、回路(2b)が非通電状態であるときには高圧保護
    スイッチ(HPS)の作動を表示する表示手段(52)と
    を備えたことを特徴とする冷凍装置の保護装置。
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