JP2540465B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2540465B2
JP2540465B2 JP63134602A JP13460288A JP2540465B2 JP 2540465 B2 JP2540465 B2 JP 2540465B2 JP 63134602 A JP63134602 A JP 63134602A JP 13460288 A JP13460288 A JP 13460288A JP 2540465 B2 JP2540465 B2 JP 2540465B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は複写装置に関する。さらに詳しくは、感光材
料を露光して原稿画像を複写する複写装置において、簡
単な機構で、容易に階調の調整を行なうことができる複
写装置に関する。
<従来の技術> 感光材料を露光して原稿画像を複写する複写装置にお
いて、得られる複写画像の画質を調整する方法の一つと
して、画像の階調を調整する方法が知られている。
通常、このような複写装置における階調の調整手段と
しては、露光光源の光量、露光時間等の露光条件を変え
る方法、現像処理温度、現像処理時間等の現像条件を変
える方法、露光光路に各種のフイルタを挿入する方法、
さらには用いる感光材料を変更する方法等が知られてい
る。
また、湿式の複写装置においては、現像液等の処理液
を変更する方法、転写式の複写装置においては、転写圧
力を変化させる方法等も行なわれている。
<発明が解決しようとする課題> ところが、このような各種の階調調整手段は、コス
ト、作業性等の点で問題のあるものも多い。
つまり、露光光源の光量、露光時間、さらには現像処
理時間、現像処理温度、また、転写式の複写装置におい
ては転写圧力等を変える方法による階調の調整は、その
制御が困難であり、要求階調に応じた精度の良い調整を
行なう場合には、コスト等の面で問題がある。また、階
調調整の自由度が低く、希望する階調の調整を行なうこ
とが困難であり、また自由度の高い調整を行なうために
はより複雑な制御が必要となってしまう。
感光材料や、湿式の複写機においては各種の処理液を
変更する方法は、階調を変更するたびに感光材料や処理
液を入れ替えなくてはならず、非常に作業性が悪い。ま
た、希望の階調の調整を行なうためには、高価な感光材
料や処理液を常に多数準備していなくてはならず、コス
ト的にも有利な方法とはいえない。
また、各種のフイルタを露光光路に挿入する方法は、
色補正用のフイルタの他に、階調調整用のフイルタを別
途設けなければならないばかりか、このためのフイルタ
挿入装置や制御装置を複写装置に設けなくてはならず、
やはりコストの面で有利な方法ではない。
本発明の目的は、前記課題を解決することにあり、安
価で、しかも簡単な機構で希望の階調調整を行なうこと
ができ、さらに操作性も良好な複写装置を提供すること
にある。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討を
重ね、カラー複写装置に通常配置されている、ホワイト
バランス調整用の白色基準板等の色補正用基準板と、各
種の色補正用フイルタ、絞り等から形成される調光装置
の主に可変絞りとを用いて、色白基準板等の色補正用基
準板からの反射光を用い、この反射光を調光装置の可変
絞りを用いて通常の露光光の1/50〜1/100程度の光量に
して、感光材料を主露光する前および/または後に副露
光を行なうことにより、容易に、かつ良好な作業性で良
好に階調の調整を行なうことが可能であることを見出
し、本発明を成すに至った。
すなわち本発明は、光量および光質を調整する調光装
置により感光材料上への露光を制御して感光材料上に原
稿画像を複写する複写装置であって、 色補正用基準板を設けるとともに、前記原稿画像の走
査露光の前および/または後に、前記色補正用基準板か
らの反射光を前記調光装置により調光して前記感光材料
上に前記走査露光とは別途の走査により露光する副路光
を行なって、複写画像の階調の調整を行なう複写装置で
ある。
以下に、本発明に係る複写装置を添付の図面に示す好
適実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明に係る複写装置の一実施例である銀塩
写真式カラー複写装置の概略断面図である。本実施例
は、画像形成のための露光および階調調整のための副露
光をスリット走査露光により行うものである。
第1図に示すように、複写装置10の装置本体11は、そ
の右側に感光材料供給部ユニット12、上方に露光部ユニ
ット14、およびその下方に処理部ユニット16が設けられ
ている。
さらに、処理部ユニット16は、右上方に処理部17、そ
の左上方に乾燥部18および下方に予備の処理液補充用の
供給ボトルを保管しておく予備液保管部19とを有してい
る。
感光材料供給部ユニット12は感光材料供給部フレーム
100内に感光材料の搬送路を有し、ロール状の感光材料2
4および26が収納されたマガジン20,22が着脱自在に取り
付けられ、マガジン20,22の外側には開閉蓋101が設けら
れている。
なお、収納される感光材料は、一例として24はカラー
写真原稿の複写に最適な感光材料であり、26はカラー印
刷原稿の複写に最適な感光材料となっている。
各感光材料マガジンの前方(以下、前方とは感光材料
の搬送経路前方をいう)マガジン20の感光材料24に対応
して搬送ローラ104,106が、また、マガジン22の感光材
料26に対応して搬送ローラ142,144がそれぞれ水平状態
で掛け渡されて、感光材料供給部フレーム100へ軸支さ
れている。
ところで、搬送ローラ104および142は感光材料供給部
フレーム100に形成される図示しない長孔内にその軸が
収容され、搬送ローラ106,144と接離する方向に移動可
能となっている。そして、これらの搬送ローラ104,142
は開閉蓋101が開かれている間はそれぞれ搬送ローラ10
6,144と離れる方向に図示しない付勢手段により付勢さ
れ、マガジン20,22が装着され、開閉蓋101が閉じられる
と、逆に搬送ローラ104,142はそれぞれ長孔を移動し、
搬送ローラ106,144を押圧するように構成されている。
これらの搬送ローラ104,106および142,144の前方に
は、それぞれカッタ108および146が配置されており、こ
のカッタ108および146と、露光部28との間には感光材料
搬送ガイド110が配置されて、切断後の感光材料24およ
び26を露光部28へと案内するようになっている。
カッタ108および、カッタ146の搬送ローラ対113,115
を経た前方には、搬送ガイド110の両側に搬送ローラ11
2,114が配置されており、カッタ108(146)から送られ
る感光材料24(26)を搬送ガイド110内で上方へと送り
出すようになっており、さらにその上方には搬送ローラ
116,118が同様の目的で配置されている。
搬送ガイド110の上部は下方に開いた略U字状とさ
れ、感光材料24(26)を下向状態で露光部28へと案内す
るようになっている。
露光部28は感光材料24(26)の露光位置を規定する部
分であって、この露光部28では、露光部ユニット14のレ
ンズユニット205に面して透明ガイド板を構成するガラ
ス板124が固定され、このガラス板124へ背面ガイド板を
構成する押圧板126が圧着されている。
露光部28を挟んで、一対の搬送ローラ128,130および
一対の搬送ローラ132,134が設けられ、それぞれ垂直下
方へと感光材料24(26)を送り出すようになっている。
つまり、感光材料24(26)はこの一対の搬送ローラ128,
130および一対の搬送ローラ132,134に挟持されて露光部
28を搬送され、露光位置28aにて走査露光される。
露光部28の下方には垂直に露光後の感光材料24を下方
へ案内する搬送ガイド136が配置されている。
搬送ガイド136の下方向部には切換ガイド78が設けら
れ、垂直下方に搬送ガイド137を送られる感光材料24(2
6)を、必要時に処理部ユニット16へと連通される分岐
搬送ガイド140へと方向変換できるようになっている。
この切換えガイド78は支軸78aを中心に回動可能となっ
ており、感光材料24(26)を垂直下方に搬送ガイド137
内に送る際には、矢印方向に回動して、感光材料24(2
6)を垂直下方に搬送する。
搬送ローラ130および134による感光材料24(26)の搬
送速度は結像光学系80の光源ユニット36による原稿32の
走査速度と同期される。また、搬送ローラ112,113およ
び116もこれらと同じモータにより駆動されるが、搬送
ローラ116の搬送速度は露光部28における搬送ローラ130
および134の搬送速度に比べて少し速くなるように構成
される。従って搬送ローラ116は、感光材料24(26)を
搬送ローラ130,134の送り速度よりも速く搬送ローラ130
へと送り込むため、搬送ローラ130の手前で感光材料24,
26は撓わむようになっている。これによって搬送ローラ
130,134は搬送ローラ116の送り速度に関係なく、搬送ロ
ーラ130,134の送り速度で感光材料24(26)を露光部28
へと送り込んで正確なスリット走査露光を可能としてい
る。
この場合、第1図に示される如く搬送ローラ128,130
の後方のピン156で軸支される回転ガイド154が矢印方向
に回動し、感光材料の撓わみが無理なく生じるようにす
る。
マガジン20(22)から引出され、感光材料供給部ユニ
ット12を通って露光部28へ送られた感光材料24(26)
は、露光部ユニット14の上方に設けられる透明な原稿台
30上のカラー原稿32の画像が、感光材料24(26)と同期
して走査する結像光学系80によりスリット走査露光され
るようになっている。
ここで、原稿台30の左方にはホワイトバランス修正用
および、本発明においては後述の調光装置と共に副露光
にも使用される色補正用基準板としての白色基準板200
が配置される。
カラー原稿32は原稿押さえ34で原稿台30へ圧着され、
光源ユニット36内の光源38で照射される。
照射光は、カラー原稿32により反射され、この反射光
は、光源ユニット36内のミラー39により反射され、光源
ユニット36の1/2の速度で移動する2枚のミラー40、41
で反射される。
ミラー41に反射された反射光は、光源ユニット36と同
速度で移動する、色フイルタと各種の絞りとを有する調
光装置および結像レンズとからなるレンズユニット205
を通過して調光され、シャッタ44の開放によって露光部
28にある感光材料24(26)上に結像し、露光位置28aに
て感光材料24(26)を露光するようになっている。レン
ズユニット205について後に詳述する。
なお、副露光時には、光源ユニット36およびミラー4
0,41は、白色基準板200を照射可能な位置に移動し、光
源38は白色基準板200を照射する。そしてこの反射光
は、同様の経路を通過し、レンズユニット205内の調光
装置にて光量を1/50〜1/100程度に調整され、感光材料2
4(26)を副露光するものである。
プレスキャンやホワイトバランスの修正時などには、
シャッタ44は図中点線で示す閉止状態となりカラー原稿
32の画像あるいは白色基準板200による像がシャッタ44
で反射され、イメージセンサ45へ入力されて露光修正条
件が決定されるようになっている。
感光材料供給部ユニット12内を搬送され、露光位置28
aにて結像光学系80により露光された嵌合材料24(26)
は、切換えガイド78および分岐搬送ガイド140により処
理部ユニット16に搬送される。
処理部ユニット16においては処理部17内に現像槽46、
漂白・定着槽48、水洗槽50,52が連続して設けられ、こ
れらの内部へ充填される処理液によって現像、漂白、定
着、水洗が行なわれた感光材料24(26)が乾燥部18へと
送られるようになっている。乾燥部18では水洗後の感光
材料24(26)を乾燥して取出トレイ54上へ送り出すよう
になっている。
次に、第1図に示される複写装置10において、露光光
の光量および光質を調整するための調光装置を有するレ
ンズユニット205について第2図を参照にして詳細に説
明する。
レンズユニット205は、結像レンズとしてのレンズの
前群225と後群226とを備え、その間に第1色フイルタ板
227、固定絞り板228、第2色フイルタ板229が順番に配
置される。また後群226の背後には、副露光時に白色基
準板200からの反射光を通常の露光光に対して1/50〜1/1
00程度に調整するためにも用いられる、一対の絞り板23
0a、230bからなる可変絞り230が配置されている。
ここで調光装置とは、第1色フイルタ板227、固定絞
り板228、第2色フイルタ板229および可変絞り230によ
り構成されるものであり、本発明においてはこの調光装
置は主露光のみならず、白色基準板200と共に階調調整
用の副露光にも用いられる物である。
第2図に示される例において、第1色フイルタ板227
は、好ましい態様として裏面(ここで裏面とは露光光進
行方向に対して後方面をいう)に反射防止コートを有す
るものであり、スリット板222のスリット222aの長手方
向に延びた透明ガラス板の両側に、中央部を残すよう
に、シアンフイルタ膜227aとイエローフイルタ227bとが
蒸着によって形成されている。なお、ここで、中央部は
両面に反射防止コートを有することが好ましい。
この第1色フイルタ板227は、スリット222aの長手方
向に移動するフイルタ枠240に取り付けられている。こ
のフイルタ枠240には、ラック259と直線溝250とが形成
されている。このラック259には、減速ギヤ258を介して
ステッピングモータ241に連結したギヤ242が噛合してお
り、また直線溝250には固定ピン243が遊嵌している。そ
して、光質の調整程度に応じステッピングモータ241が
回転してフイルタ枠240を移動させ、各色フイルタ膜を
露光光路に挿入するものである。第2図に示される例に
おいては、ステッピングモータ241が時計方向に回転す
るとシアンフイルタ膜227aがその回転量に応じて露光光
路に挿入され、ステッピングモータ241が反時計方向に
回転するとイエローフイルタ膜227bがその回転量に応じ
て露光光路に挿入される。
また、第2色フイルタ板229も、第1色フイルタ227と
同様に、好ましい態様として少なくとも裏面に反対防止
コートを有するものであり、透明なガラス板の両側に、
シアンフイルタ膜229aとマゼンタフイルタ膜229bとが形
成されている。この第2色フイルタ板229は、第1色フ
イルタ板227と同じ構造であるため、符号のみを付して
その説明を省略する。また、第2色フイルタ板229にお
いても第1色フイルタ板227同様中央部は両面に反射防
止コートを有するものであるのが好ましい。
なお、第2色フイルタ板229においては、ステッピン
グモータ248が時計方向に回転するとその回転量に応じ
てシアンフイルタ膜229aが露光光路に挿入され、反時計
方向に回転するとその回転量に応じてマゼンタフイルタ
膜229bが露光光路に挿入される。
この色フイルタ板227および229の間には固定絞り228
が配置される。第2図に示される例においては、固定絞
り228は円形状の開口部228aを有するものである。
このような固定絞りの配置位置は、第2図に示される
ように、色フイルタ板227、229の間に限定されるもので
はないが、レンズ構成中のレンズの光束が最も絞られた
位置に配置されるのが好ましいのはいうまでもない。
また、前記の色フイルタ板も可能な限りレンズ構成中
のレンズの光束が最も絞られた位置近傍に配置されるの
が好ましい。
レンズ後群の後方には、基本的に一対の絞り板230aお
よび230bと、この絞り板230aおよび230bを上下動させる
ための板カム235とから構成される可変絞り230が配置さ
れる。本発明の複写装置においては、この可変絞りは露
光時の調光のみならず、副露光時にも光量の調整を行な
うものである。
第2図に示される例において、絞り板230aは固定ピン
252a,252a′を、また絞り板230bは固定ピン252bおよび2
52b′を有するもので、この絞り板230aおよび230bを接
離して、その間隔で光量の調整を行なうものである。な
お、この絞り板230aおよび230bはスリット222aの長手方
向と直交する方向には可動であるが、スリット222aの長
手方向は図示しない手段にて固定されている。
板カム235は、前記の各固定ピンが挿入される傾斜溝2
35a,235a′,235bおよび235b′が形成され、さらにラッ
ク231を有するものである。第2図に示される例におい
ては、この傾斜溝235aおよび235a′は右下方に傾斜を有
し、また傾斜溝235bおよび235b′は右上方に傾斜を有す
るものである。そして、傾斜溝235aには固定ピン252a
が、傾斜溝235a′には固定ピン252a′が、傾斜溝235bに
は固定ピン252bが、傾斜溝235b′には固定ピン252b′が
それぞれ挿入可能なように構成される。
また、板カム235のラック231には減速ギヤ254を介し
て、ステッピングモータ255で駆動されるピニオン251が
噛合する。
第1図に示される可変絞り230においては、このステ
ッピグモータ255を回転させることにより、一対の絞り
板230aおよび230bの固定ピンが傾斜溝の傾斜に添って上
下動し、それにより絞り板230aおよび230bを接離してそ
の間隔により光量を調節するものである。ここでステッ
ピングモータ255が時計方向に回転すると、その回転量
に応じ絞り板230aおよび230bが離れ、逆にステッピング
モータ255が反時計方向に回転するとその回転量に応じ
絞り板230aおよび230bが接近する。
この絞り板230aおよび230bによる光量の調整は、主露
光時にはイメージセンサ45の測定結果および複写画像の
使用用途に応じて行ない、また階調調整用の副露光時に
は、階調の調整程度に応じて、副露光の露光光量を通常
の主露光時の1/50〜1/100に調整する。また、本発明に
おいては、主露光時のみならず、副露光時に第1色フイ
ルタ板227および第2色フイルタ板229の各色フイルタを
挿入してもよく、これにより各種の色ごとの階調調整が
可能となる。
なお、第2図に示される例においては可変絞り230を
上記のような構成したが、本発明においてはこれに限定
されるものではなく、各種の公知の可変絞りが適用可能
である。
また、第2図に示される例においては、可変絞り230
はレンズの後群226の後方に配置されているが、本発明
においては、これに限定されるものではなく、可変絞り
230は例えば前群225の前方に配置されてもよい。
<発明の作用> 本発明に係る複写装置は基本的には以上のように構成
されるが、以下にその作用について説明する。
第2図に示されるレンズユニット205を有する、第1
図に示される複写装置10において、マガジン20,22を装
着した後に開閉蓋101を閉止すると、今まで上方に移動
していた搬送ローラ104および142は図示しない長孔に沿
って下方に移動し、それぞれ搬送ローラ106および144に
接触し、感光材料24,26の先端部を挟持する。
ここで、オペレーターがカラー原稿32を原稿台30上に
載置して原稿押さえ34を閉じ、図示しない各種のスイッ
チ等により階調の調整程度を指定した後に、さらに図示
しない複写ボタンを押圧すると、光源ユニット36内の光
源38が点灯して、白色基準板200および原稿32を光源ユ
ニット36が走査して、プレスキャンが開始される。この
際において、レンズユニット205は同速度で、また、ミ
ラー40,41は1/2の速度で光源ユニット36と同方向に移動
する。
プレスキャン時には、シャッタ44は点線で示される位
置に配置され、反射光はシャッタ44により反射されイメ
ージセンサ45に入射し、光量、色の3色成分等が測定さ
れ、光量、光質の調整量および原稿32に応じて用いる感
光材料が決定される。
なお、この感光材料の選択は、ユーザーが手動で原稿
32の種類に応じ選択することもできるように構成しても
よい。
一例として、プレスキャンが終了し、感光材料24が選
択された場合には、搬送ローラ104,106が感光材料24を
送り出し、図示しないセンサにより感光材料24の先端部
が検出されると、カッタ108により感光材料24が所定の
長さに切断される。
その後、感光材料24は搬送ローラ112,114および搬送
ローラ116,118に挟持されて搬送され、露光部28に搬送
される。
これと同時に、結像光学系80においては、シャッタ44
が実線で示す位置に回動し、光源ユニット36、ミラー40
および41が白色基準板200を照射可能な位置に移動す
る。
次いで、感光材料24の先端部が所定の位置に搬送され
ると、光源ユニット36内の光源38が点灯して白色基準板
200を照射し、この反射光をレンズユニット205内の調光
装置の可変絞り230にてその光量を階調の調整程度に応
じて1/50〜1/100程度に調整して、露光位置28aにて感光
材料24を副露光する。つまり、感光材料24は、搬送ロー
ラ128,130および搬送ローラ132,134にて搬送され、レン
ズユニット205の調光装置により光量を調整された、白
色基準板200からの反射光にて露光位置28aで走査露光さ
れ、副露光されるわけである。
なお、通常、副露光時には調光装置の各色フイルタ板
は中央の透明部分が露光光路に挿入されているが、本発
明においてはこれに限定されるものではなく、前記した
ように各種の色フイルタ膜を光路に挿入して、各色ごと
に階調の調整を行なってもよい。
副露光時には、分岐ガイド78は図中矢印の方向に回動
しているため、感光材料24は搬送ガイド137内を垂直下
方に向けて搬送される。
副露光が終了すると、搬送ローラ128,130および搬送
ローラ132,134が逆転して、感光材料24は搬送ガイド136
内を上昇し一部が搬送ガイド110内へと送られ、先端部
が搬送ローラ128,130の位置(露光位置28aよりも上流位
置)に来るまで逆方向(後方)に搬送される。
これと同時に光源ユニット36、ミラー40および41、レ
ンズユニット205が初期位置に復帰して、さらにレンズ
ユニット205においてはイメージセンサ45の測定結果に
応じて各色フイルタの挿入量および可変絞り230絞り量
が調整されて、主露光が開始される。
主露光においては、前記のプレスキャンと同様に、光
源ユニット36およびレンズユニット205は走査速度で原
稿32を走査し、ミラー40、41は前記走査速度の1/2の速
度で移動する。このようにして、カラー原稿32からの画
像が露光部28の露光位置28aにおいて感光材料24に露光
される。
露光時には、搬送ローラ128,130間へ挟持された感光
材料24の後方を送り出す搬送ローラ116,118は、搬送ロ
ーラ128,130の送り速度よりも速い送り速度で感光材料2
4を送り出す。これと共に図示しないソレノイドが作動
して回転ガイド154は搬送ガイド110のループ案内形状を
部分的に拡大するので、搬送ローラ128,130の入口部で
感光材料24が撓んでループ部を形成する。このため搬送
ローラ128,130ではその上流側の搬送ローラ116による搬
送速度の影響を受けることなく、搬送ローラ130,134の
感光材料の搬送速度で感光材料を搬送させることができ
る。
この露光の進行に従い、感光材料24は搬送ローラ132,
134間から搬送ガイド136を通って下方へと送られる。こ
の場合切換ガイド78は副露光時と同様に、矢印方向に回
動しているので、露光部28から送られる感光材料24は搬
送ガイド137内を垂直下方へと移動する。このため露光
後の感光材料24が処理部ユニット16の処理部17へ送り込
まれることによる、感光材料供給部ユニット12と処理部
17との速度差に基づく感光材料24の中間部の弛みがな
い。
主露光が全て終了すると副露光時と同様に、搬送ロー
ラ128,130および搬送ローラ132,134が逆転して、感光材
料24は搬送ガイド136内を上昇し、その先端部が切換え
ガイド78の後方に来るまで逆方向に搬送される。
その後再び前記搬送ローラ128,130および搬送ローラ1
32,134が正転する。この場合、切換ガイド78は実線の位
置に配置されているため、感光材料24の先端部を搬送ガ
イド136から分岐して分岐搬送ガイド140へと送り出す。
このため感光材料24の先端部は分岐搬送ガイド140を通
って処理部ユニット16の処理部17へと送られる。
処理部17内で感光材料24は現像、漂白、定着、水洗が
行なわれた後に乾燥部18へと送られ、乾燥後に取出トレ
イ54上へと取り出される。また原稿台30上に載置される
カラー原稿32の種類によってマガジン22内の感光材料26
が選択された場合も前記と同様の動作が繰り返される。
なお、上記の例においては副露光は主露光を行なう前
に行なったが、本発明においてはこれに限定されるもの
ではなく、主露光を行なった後に副露光を行なうもので
もよい。
また、上記の例においては、副露光は一回のみ行なっ
たが、本発明においては複数回の副露光を行なってもよ
い。この際において、可変絞り230による光量の調整量
および各種の色フイルタを挿入する場合にはその種類を
変更してもよいことは言うまでもない。
また、第1図に示される例においては色補正用基準板
として白色基準板200を用いたが、本発明においてはこ
れに限定されるものではなく、各種の無彩色のものを色
補正用基準板としても用いてもよい。なお、この場合に
おいて、色補正用基準板からの反射光の光量が十分に少
量であり、副露光光としてそのまま用いることが可能で
ある場合には、可変絞り230は全開放としてもよい。
本発明に係る画像形成装置は以上のように構成される
が、本発明はこれに限定されるわけではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の
変更が可能なことは勿論である。
<発明の効果> 以上、詳述したように、本発明によれば、複写画像の
階調調整をカラー複写装置に通常配置されている色補正
用基準板および調光装置を用いた露光の前および/また
は後に行なう副露光にて行なう。
そのため、本発明の複写装置においては、階調調整の
機構が簡単で、良好な階調調整を行なうことができる複
写装置を、コストを上げることなく実現することが可能
である。
また、階調の調整を色補正用基準板および調光装置用
いた副露光にて行なうため、自由度が高く、希望する階
調の調整を容易に行なうことができる。
また、階調の調整に際し感光材料や各種の処理液を交
換を行なう必要がないので、作業性も良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る複写装置の一実施例の概略断面
図である。 第2図は、第1図に示す複写装置のレンズユニットの斜
視図である。 符号の説明 10……複写装置、 11……装置本体、 12……感光材料供給部ユニット、 14……露光部ユニット、 16……処理部ユニット、 17……処理部、 18……乾燥部、 19……予備液保管部、 28……露光部、 36……光源ユニット、 40、41……ミラー、 80……結像光学系、 128,130,132,134……搬送ローラ、 200……白色基準板、 205……レンズユニット、 225……レンズ前群、 226……レンズ後群、 227……第1フイルタ板、 228……固定絞り板、 229……第2フイルタ板、 230……可変絞り

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光量および光質を調整する調光装置により
    感光材料上への露光を制御して感光材料上に原稿画像を
    複写する複写装置であって、 色補正用基準板を設けるとともに、前記原稿画像の走査
    露光の前および/または後に、前記色補正用基準板から
    の反射光を前記調光装置により調光して前記感光材料上
    に前記走査露光とは別途の走査により露光する副路光を
    行なって、複写画像の階調の調整を行なう複写装置。
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