JP2540288Y2 - 手押し運搬車 - Google Patents

手押し運搬車

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JP2540288Y2
JP2540288Y2 JP1993026789U JP2678993U JP2540288Y2 JP 2540288 Y2 JP2540288 Y2 JP 2540288Y2 JP 1993026789 U JP1993026789 U JP 1993026789U JP 2678993 U JP2678993 U JP 2678993U JP 2540288 Y2 JP2540288 Y2 JP 2540288Y2
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政雪 竹中
良司 上田
俊裕 米沢
穂積 横田
隆男 大塚
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株式会社日本技術センター
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、特に建築現場に仮設
されたデッキプレート等の凹凸の多い不整地において、
セメント、砂、タイル、脚立、足場板、パイプ、ロー
プ、ホースおよび鉄筋等の各種の資材や工具等を運搬す
るのに適し、かつ必要に応じて折畳んで工事用エレベー
タにも積むことが可能な手押し運搬車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築現場等の不整地で各種の資材を運搬
するための手押し運搬車として、一輪車が多用されてい
るが、この一輪車は手軽に使用することができ、小回り
がきく反面、不安定であり、かつ鉄筋、仮設パイプおよ
び型枠等の長尺物を積むことができなかった。したがっ
て、従来は、上記の長尺物は、作業員が肩にかついだ
り、手に下げたりして運搬していた。また、直方体(長
さ1.2m、幅1m、高さ0.9m)の籠形荷箱の下面
四隅に直径200mm程度の自在車輪を取付けた籠形運搬
車が知られているが、従来の籠形運搬車は、車輪がすべ
て小径の自在車輪であったため、上記のデッキプレート
の上で使用した場合は、デッキプレートの幅180mm、
深さ75mmの溝に上記の自在車輪が落ち込む結果にな
り、ほとんど使用できなかった。また、この籠形運搬車
は、長さが1.2m程度であるため、上記の長尺物を運
ぶことができなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、デッキプ
レート等の不整地上でセメントや砂、丸めたロープ、ホ
ース等の短尺物はもちろん、必要に応じて鉄筋、メッシ
ュ筋等の長尺物を運ぶことができ、かつエレベータ等に
乗せる際は、コンパクトな形に折畳むことができる手押
し運搬車を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案に係る手押し運
搬車は、前後に長い直方体形状の荷箱10を、該荷箱後
部の底面下中央に取付けた小径の後部自在輪17と上記
荷箱の前部左右に取付けられた大径の前輪16とによっ
て支持し、上記荷箱10の左右の上縁枠を連結する横枠
11bをU字形またはV字形に形成し、上記荷箱10の
上縁前部に左右一対の前部レバー14bを前後揺動自在
、かつ前部レバー14bを後向きに倒した際に先端が
上記荷箱の後に突出しないように連結し、この左右の前
部レバー14bの先端をU字形またはV字形の横ステー
14cで接続して前部レバーの前向き位置で横ステー1
4cの上面が凹む前部受け具14を形成し、かつ上記荷
箱10の上縁後部に左右一対の後部レバー15bを前後
揺動自在に連結し、この左右の後部レバー15bの先端
をU字形またはV字形の横ステー15cで接続して後部
レバーの後向き位置で横ステー15cの上面が凹む形の
後部受け具15を形成し、上記の前部受け具14および
後部受け具15をそれぞれ前向き位置および後向き位置
の双方に支持するための係止手段を設けたことを特徴と
する。
【0005】上記の荷箱10は、多数本のパイプの接続
からなる直方体形状の枠11と、その内側底部に嵌め込
まれた長方形の薄板製の皿形底板12と、この皿形底板
の上方部分に張設された金網製の側壁13とで形成する
ことが好ましい。なお、荷箱の大きさは、エレベータに
積むことを考慮した場合、長さ2m以下、幅0.75m
以下、地面からの高さ1m以下に設計することがそれぞ
れ好ましい。そして、後部自在輪の直径17は、200
〜300mmが、また前輪16の直径は、600〜800
mmがそれぞれ好ましい。
【0006】また、左右の前輪の接地点の若干後方に接
地するように左右一対の小径の前部補助輪30を昇降自
在に設け、かつこの左右の前部補助輪30の中間と後部
自在輪17との中間に小径の後部補助輪37を上記の前
輪および後部自在輪が接する平面から10〜20mm程度
浮くように設けることが好ましい。
【0007】
【作用】この考案の手押し運搬車は、その前部受け具1
4を前向き位置に、また後部受け具15を後向き位置に
それぞれ倒して係止すると、この前後の受け具の長さに
応じて荷箱10の上縁が前後に延長された形となり、か
つ前後の受け具の先端にはU字形またはV字形の横ステ
ー14c、15cが設けられているので、この前後の横
ステーのU字形またはV字形の凹み間に鉄筋等の長尺物
を乗せることができ、かつ荷箱内にはセメント、丸めた
ロープ等の短尺物を積むことができる。また、反対に前
部受け具14を後向き位置に、また後部受け具15を前
向き位置にそれぞれ倒して係止すると、荷箱10は、
部受け具14が荷箱の後に突出しないコンパクトな形状
になり、荷箱内に上記の短尺物を積んで運搬することが
でき、また空の場合は、荷箱10を後端が下になるよう
に起立させて、エレベータや倉庫に収容することが可能
になる。
【0008】また、この考案の運搬車では、荷箱10が
その前部左右に取付けられた一対の大型の前輪16と荷
箱後部の底面下中央に取付けた小径の後部自在輪17と
によって支持され、前輪の直径が大きいので、段差の乗
り越えが容易で、走行抵抗が小さくなり、かつ建築現場
のデッキプレートのような不整地において、後部自在輪
が溝に落ちることがあっても、前輪だけは落ちることが
ほとんど無くなり、任意の資材や工具を円滑に運搬する
ことが可能になる。特に、後部自在輪の直径を200mm
以上に、前輪の直径を600mm以上にそれぞれ設定した
ときは、溝に落ちることが一層少なくなり、かつ段差の
乗り越えが一層容易になる。ただし、後部自在輪の直径
が300mmを超えたり、また前輪の直径が800mmを超
えたりした場合は、荷箱が高くなって好ましくない。
【0009】なお、荷箱10をパイプ製の枠11と、薄
板製の皿形底板12と、金網製の側壁13とで形成した
場合は、荷箱にボルト、ナット等の小物を入れた場合に
こぼれることがなく、かつ軽量化が可能になる。また、
左右の前輪16の後方に左右一対の小径の前部補助輪3
0を昇降自在に設けた場合は、この前部補助輪および前
輪の接地点距離をデッキプレートの山部と谷部の距離に
設定することにより、上記の前輪および前部補助輪の少
なくとも一方を常にデッキプレートの山部に接地させて
運搬車の走行を一層円滑にすることができる。また、後
部自在輪17の前方に後部補助輪37を設けた場合は、
後部自在輪および後部補助輪の距離をデッキプレートの
山部と谷部の距離に設定することにより、後部自在輪お
よび後部補助輪の少なくとも一方を常にデッキプレート
の山部に接地させて運搬車の走行を一層円滑にすること
ができる。ただし、前輪および後部自在輪が接する平面
に対する後部補助輪の浮き量が10mm未満では、後部補
助輪が常に接地するため、平坦面での走行が不円滑にな
り、上記浮き量が20mmを超えると、不整地における後
部補助輪の機能が発揮されなくなる。
【0010】
【実施例】図3、図4および図5において、荷箱10
は、多数本のパイプの接続からなる直方体形状の枠11
と、その内側底部に嵌め込まれた長方形の薄板製の皿形
底板12と、この皿形底板12の上方部分に張設された
金網製の側壁13とによって構成され、左右の側壁13
の上縁に位置する上縁枠11a、11aは、その前端、
後端および中間の3箇所がそれぞれV字形に屈曲する横
枠11bで接続される(図7および図8参照)。また、
左右の側壁13の前端に位置する上下方向の前枠11
c、11cおよび後端に位置する上下方向の後枠11
d、11dは(図5および図8参照)、それぞれ上記の
V字形に屈曲する横枠11bの底と等しい高さの部分が
直線状の横枠11eで連結される。なお、前端に位置す
るV字形の屈曲横枠11bは(図8参照)、その左右両
端が上縁枠11aの下面に沿って側方に突出している。
【0011】上記左右の上縁枠11a、11aの前部内
側には、上記中間の横枠11bの接続部よりも前方部分
に支点14aを有する左右一対の前部レバー14b、1
4bが揺動自在に取付けられ、その先端間に上記の横枠
11bと同様のV字形に屈曲する横ステー14c(図3
参照)が接続されて前部受け具14を形成する。一方、
上縁枠11a、11aの後部外側には、上記中間の横枠
11bの接続部よりも後方部分に支点15aを有する左
右一対の後部レバー15b、15bが揺動自在に取付け
られ、その先端間にV字形の横ステー15cが接続され
て後部受け具15を形成し、横ステー15cの両端にハ
ンドル15dが突設される。
【0012】上記の前部受け具14は、前方に倒したと
き(図3の鎖線14参照)、荷箱10の前端の横枠11
b(図4参照)によって前向き位置に係止され、反対に
後方に倒したとき、後端の横枠11bによって後向き位
置に係止される。また、後部受け具15は、後方に倒し
たとき(図3の鎖線15参照)、後枠11dの上部に設
けた係止装置20によって後向き位置に係止され、反対
に前方に倒したとき、前端の横枠11bの側方突出端に
よって前向き位置に係止される(図8の鎖線15参
照)。
【0013】上記の係止装置20は(図6参照)、後枠
11dの上部に円筒状の受け金具21を介してJ形ピン
22の軸部22aを摺動自在に、かつフック部22bを
幅方向外向きにして支持し、この軸部22aを圧縮コイ
ルスプリング23で幅方向外向きに付勢して形成された
ものであり、上記の後部受け具15は、後向き位置に倒
されたとき、後部レバー15bに設けられている横孔1
5eに上記J形ピン22のフック部22bの先端22c
を嵌め込むことによって固定される。なお、後部受け具
15を前向き位置に倒すときは、J形ピン22を圧縮コ
イルスプリング23の付勢力に抗して外向きに摺動して
外し(鎖線参照)、フック部22bを下向きにして待機
させる。なお、24はスプリング受けのワッシャであ
る。
【0014】一方、上記荷箱10の前部下端には(図3
参照)、枠11の下面に固定した車軸16aによって左
右一対の前輪16が回転自在に、かつ荷箱10の下部の
外側に位置するように取付けられる。この前輪は、ゴム
のソリッドタイヤを有する直径650mmのものである。
そして、荷箱10の後部の下面中央に後部自在輪17が
取付けられ(図3、図5参照)、この後部自在輪17と
上記の一対の前輪16とにより荷箱10がほぼ水平に支
持される。なお、この後部自在輪17の車輪17aは、
ゴムのソリッドタイヤを有する直径250mmのものであ
る。
【0015】図3の実施例では、左右の後枠11d、1
1dが荷箱10の底よりも下方に延びており、この後枠
11dの下端と枠11の後部下面とが斜めの補助枠11
fで連結される。そして、上記後枠11dの上下両端付
近にそれぞれスタンド18が突設され、合計4個のスタ
ンド18が同じ鉛直平面上に並ぶように荷箱10の後方
に突出する。
【0016】上記の構造において、図3の鎖線に示すよ
うに前部受け具14を前方に倒し、前端の横枠11bで
前向き位置に係止し、かつ後部受け具15を後方に倒
し、後端の係止装置20で後向き位置に係止したとき
は、前部受け具14の横ステー14c、荷箱10上の前
端、中間および後端の各横枠11b、並びに後部受け具
15の横ステー15cの上に鉄筋F(図7参照)等の長
尺物を乗せ、真ん中の荷箱10内には他の短尺物を積
み、後部受け具15に突設したハンドル15dを作業員
が手に把持して運搬することができる。この場合、後部
受け具15のレバー15bは、係止装置20で係止され
ているので、後部受け具15のハンドル15dを持ち上
げても、レバー15bが支点15aで折れることがな
い。
【0017】また、前部受け具14を後方に倒して後端
の横枠11bで後向き位置に係止し、かつ後部受け具1
5を前方に倒して前端の横枠11bの突出端で前向き位
置に係止して前部受け具14および後部受け具15を荷
箱10上に折畳んだときは、荷箱10のみを使用して短
尺物を運搬することができる。また、荷箱10が空のと
きは、後端の合計4個のスタンド18が下を向くように
荷箱10を起こすことにより、運搬車全体を立てること
が可能になり、この場合は占有面積が狭くなり、エレベ
ータに積んだり、倉庫に収容したりするのが容易にな
る。
【0018】図1および図2に示す実施例は、上記の図
3ないし図8に示した実施例と同様に荷箱10をパイプ
製の枠11、皿形底板12および金網製の側壁13で形
成し、この荷箱10を後部自在輪17と左右一対の前輪
16とによってほぼ水平に支持し、荷箱10の上縁前部
および上縁後部にそれぞれ左右一対の前部受け具14お
よび後部受け具15を前後揺動自在に接続し、上記の前
部受け具14および後部受け具15をそれぞれ前向き位
置および後向き位置の双方に支持するようにしたもので
あるが、図4の前後両端におけるV字形横枠11b、直
線状横枠11e、中間のV字形横枠11bの代わりに図
1の実施例では、前端、中間および後端にそれぞれU字
形の横枠11bのみが設けられると共に、前部受け具1
4の横ステー14cおよび後部受け具15の横ステー1
5cがそれぞれU字形に形成される。
【0019】そして、前端の縦枠11cの上端付近に係
止ピン11gが横向きに突設され、この係止ピン11g
上に後部受け具15が前向き位置に係止される(図2参
照)。また、この図1の実施例では、上記後枠11dの
上下両端付近にそれぞれ半円形のスタンド18が突設さ
れている。
【0020】図9および図10に示した実施例では、左
右一対の前輪16の後方に左右一対の前部補助輪30が
昇降自在に設けられる。すなわち、荷箱10の底部を構
成する枠11の下端水平部に扇形板31を支軸32で回
転自在に取付け、この扇形板31の一端にゴム製ソリッ
ドタイヤを有する直径200mmの前部補助輪30を取付
け、上記扇形板31の外周付近に設けた円弧状の溝孔3
1aにボルト33を通し、その先端を上記の枠11にね
じ込み、このボルト33をその頭部に通した締結ハンド
ル34で締付けることにより扇形板31を任意の位相で
固定する。
【0021】そして、扇形板31の他端に係止ハンドル
35が後向きに突設され、かつ上記の枠11にフック状
のストッパ36が上向きに固定され、係止ハンドル35
を図示の後向き水平方向に向けてストッパ36に引っ掛
け、前部補助輪30を支軸32の垂直下方に位置させた
とき、前部補助輪30が前輪16の接地点の後方150
mmの距離(デッキプレートの山間距離の1/2と等しい
距離)に、かつ前輪16の内側に接地するように位置決
めされる。したがって、デッキプレート等の不整地走行
時に前輪16または前部補助輪30のいずれかが山部に
接地して円滑走行が可能になり、かつ前部補助輪30に
荷重がかかった場合に、扇形板31が旋回して前部補助
輪30が上向きに変位することがない。なお、平坦地走
行の場合は、ボルト33を緩め、係止ハンドル35をス
トッパ36から外して上向きに回動し、ボルト33を締
結することにより、前部補助輪30を地面から浮かせて
円滑に走行させることができる。
【0022】また、この実施例では、上記左右の前部補
助輪30の中間と後部自在輪17との中間(後部自在輪
17の480mm前方)に後部補助輪37が、その直径2
50mmの車輪37aが上記の前輪16および後部自在輪
17が接する平面から約10mm浮くように設けられる。
したがって、デッキプレート等の不整地走行時に後部自
在輪または後部補助輪37の一方が凹部に落ちるのを他
方で防止することができ、円滑走行を可能にする。な
お、この実施例では、後部自在輪17としてブレーキ付
きのものが使用され、荷箱10を折畳んで立てたとき、
回転不能に固定された車輪17aがスタンド18として
機能する。
【0023】
【考案の効果】請求項1に記載された考案は、前後に長
い直方体形状の荷箱の上縁前部に左右一対の前部レバー
とU字形またはV字形の横ステーからなる前部受け具
を、また上縁後部に左右一対の後部レバーとU字形また
はV字形の横ステーからなる後部受け具をそれぞれ揺動
自在に、かつ前向き位置および後向き位置の双方に係止
できるように設けたものであるから、前部受け具を前向
き位置に、また後部受け具を後向き位置にそれぞれ倒し
て係止すると、この前後の受け具の横ステー間に鉄筋等
の長尺物を乗せることができ、反対に前部受け具を後向
き位置に、また後部受け具を前向き位置にそれぞれ倒し
て係止すると、荷箱がコンパクトな形状になり、荷箱内
に短尺物のみを収容して運搬することができ、また空の
場合は、荷箱を後端が下になるように起立させて、エレ
ベータや倉庫に収容することが可能になる。
【0024】また、荷箱を、その後部の底面下中央に取
付けた小径の後部自在輪と上記荷箱の前部左右に取付け
られた大径の前輪とによって支持したものであるから、
建築現場のデッキプレートのような不整地において、後
部自在輪が溝に落ちることがあっても、前輪だけは落ち
ることがほとんど無くなり、かつ段差を容易に乗り越え
ることができ、任意の資材や工具を円滑に運搬すること
ができる。
【0025】また、請求項2に記載された考案は、上記
請求項1に記載された考案における荷箱を多数本のパイ
プの接続からなる直方体形状の枠と、その内側底部に嵌
め込まれた長方形の薄板製の皿形底板と、この皿形底板
の上方部分に張設されたネット製の側壁とで形成したも
のであるから、荷箱にボルト、ナット等の小物を入れた
場合にこぼれることがなく、しかも荷箱を軽量化するこ
とができる。
【0026】また、請求項3に記載された考案は、左右
の前輪の若干後方に左右一対の小径の前部補助輪を昇降
自在に設け、かつ後部自在輪の前方に後部補助輪を若干
浮かせて設けたものであるから、特に凹凸の多い場所で
使用する際に前部補助輪を接地させることにより、上記
前輪や後部自在輪が凹部に落ちるのを防ぐことができ、
平坦地では、前部補助輪を上昇させることにより、前部
補助輪および後部補助輪を地面から浮かせて支障なく走
行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の前後の受け具を広げた状態
の斜視図である。
【図2】図1の受け具を折畳んだ状態の斜視図である。
【図3】他の実施例の側面図である。
【図4】図3の実施例の平面図である。
【図5】図3の実施例の背面図である。
【図6】係止装置の正面図である。
【図7】図4のA−A線断面図である。
【図8】図4のB−B線断面図である。
【図9】更に他の実施例の側面図である。
【図10】図9の要部の斜視図である。
【符号の説明】
10:荷箱、11:パイプからなる直方体形状の枠、1
2:皿形底板、13:金網製の側壁、14:前部受け
具、14b:前部レバー、14c、15c:横ステー、
15:後部受け具、15b:後部レバー、16:前輪、
17:後部自在輪、18:スタンド、20:係止装置、
22:J形ピン、30:前部補助輪、31:旋回可能な
扇形板、37:後部補助輪。
フロントページの続き (72)考案者 横田 穂積 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地株式会 社日本技術センター内 (72)考案者 大塚 隆男 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地株式会 社日本技術センター内 (56)参考文献 実開 昭58−64323(JP,U) 実開 昭62−102766(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に長い直方体形状の荷箱を、該荷箱
    後部の底面下中央に取付けた小径の後部自在輪と上記荷
    箱の前部左右に取付けられた大径の前輪とによって支持
    し、上記荷箱の左右の上縁枠を連結する横枠をU字形ま
    たはV字形に形成し、上記荷箱の上縁前部に左右一対の
    前部レバーを前後揺動自在に、かつ前部レバーを後向き
    に倒した際に先端が上記荷箱の後に突出しないように
    結し、この左右の前部レバーの先端をU字形またはV字
    形の横ステーで接続して前部レバーの前向き位置で横ス
    テーの上面が凹む前部受け具を形成し、かつ上記荷箱の
    上縁後部に左右一対の後部レバーを前後揺動自在に連結
    し、この左右の後部レバーの先端をU字形またはV字形
    の横ステーで接続して後部レバーの後向き位置で横ステ
    ーの上面が凹む形の後部受け具を形成し、上記の前部受
    け具および後部受け具をそれぞれ前向き位置および後向
    き位置の双方に支持するための係止手段を設けたことを
    特徴とする手押し運搬車。
  2. 【請求項2】荷箱が多数本のパイプの接続からなる直方
    体形状の枠と、その内側底部に嵌め込まれた長方形の薄
    板製の皿形底板と、この皿形底板の上方部分に張設され
    た金網製の側壁とで形成された請求項1に記載の手押し
    運搬車。
  3. 【請求項3】左右の前輪の接地点の若干後方に接地する
    ように左右一対の小径の前部補助輪が昇降自在に設けら
    れ、この左右の前部補助輪の中間と後部自在輪との中間
    に小径の後部補助輪が上記の前輪および後部自在輪が接
    する平面から浮くように設けられた請求項1または2に
    記載の手押し運搬車。
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