JP2539170Y2 - 蓋の開閉操作機構 - Google Patents

蓋の開閉操作機構

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JP2539170Y2
JP2539170Y2 JP1990091062U JP9106290U JP2539170Y2 JP 2539170 Y2 JP2539170 Y2 JP 2539170Y2 JP 1990091062 U JP1990091062 U JP 1990091062U JP 9106290 U JP9106290 U JP 9106290U JP 2539170 Y2 JP2539170 Y2 JP 2539170Y2
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範通 高橋
真也 鈴鹿
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばカメラの電池収容室の開口部に設け
られる蓋に関し、特にこの蓋の開閉操作機構に関する。
〔従来の技術および課題〕
従来、例えば電池等の小さいものを収容するためのケ
ースを開閉する蓋として、例えばカメラの電池収容室に
設けられる電池蓋がある。電池蓋には、これを開閉操作
するために操作部材が回転自在に設けられており、開閉
操作部材が第1の回転位置にある時、蓋は開放可能とな
り、また開閉操作部材が第2の回転位置にある時、蓋は
閉塞位置に固定される。
開閉操作部材を所定の回転位置において位置決めする
ため、開閉操作部材の外周にはV形溝が形成され、また
開閉操作部材と蓋との間には、V形溝に係合可能な突起
部分を有する板ばね等が挿設される。すなわち、開閉操
作部材が第1および第2の回転位置にある時、それぞれ
板ばねの突起部分がV形溝に係合し、開閉操作部材はそ
の位置において固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところがこのように開閉操作部材と蓋との間に板ばね
等の部材を設ける構成によると、蓋と開閉操作部材の組
立てにおいて、板ばねを蓋に固定する作業が必要であ
り、また部品点数が多いという問題がある。
本考案は、蓋と開閉操作部材の組立てを容易にし、か
つ部品点数を削減することのできる蓋操作部材の位置決
め機構を提供することを目的としてなされたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る蓋の開閉操作機構は、蓋に変位自在に支
持された開閉操作部材と、この開閉操作部材の蓋に対す
る位置決めをする手段とを備え、この位置決め手段が、
蓋の所定の位置に形成された係止溝と、開閉操作部材に
一体的に形成され、弾性的に変位するとともに係止溝に
係止可能な位置決め突起とによって構成され、位置決め
突起が開閉操作部材の周縁部に沿って形成された長穴に
よって弾性が付与されることを特徴としている。
〔実施例〕
以下図示実施例により本考案を説明する。
第1図は本考案の第1実施例に係る蓋の開閉操作機構
を分解して示す斜視図である。この蓋10は、カメラのボ
ディに形成された電池収容室の開口部を開閉するための
ものである。
蓋10は、底部11の端部に形成された一対の爪12、13
と、側壁部14に穿設されたガイド穴15とを有する。第2
図に示すように、爪12、13はカメラのボディ20に形成さ
れた受容部21に係合し、またガイド穴15はカメラのボデ
ィ20に形成されたガイド突起22に嵌合可能である。した
がって蓋10は、ガイド穴15をカメラボディのガイド突起
22に嵌合させるとともに爪12、13を受容部21に係合さ
せ、第2図の矢印A方向に沿ってカメラのボディに取付
けられる。
蓋10には円形溝16が形成され、この円形溝16の外周に
は断面V形の係止溝17、18が刻設される。係止溝17はガ
イド穴15の近傍に設けられ、係止溝18は蓋10を第1図の
上方から見た時係止溝17から約90°反時計周りに移動し
た位置に設けられる。開閉操作部材30は、円形溝16に回
転自在かつ摺動自在に嵌合され、また開閉操作部材30の
外周面には、係止溝17、18に係止可能な位置決め突起31
が設けられる。開閉操作部材30の下面には操作部32が形
成され、この操作部32は円形溝16の中央に穿設された開
口19に挿入される。開閉操作部材30の上面には係止用ボ
ス33が突設され、この係止用ボス33は第2図に示すよう
に、カメラボディ20に形成された***部23に当接し、こ
れにより係止用ボス33と蓋10の側壁部14が***部23を挟
持することとなり、蓋10がカメラボディ10に対して固定
される。
開閉操作部材30は合成樹脂から成形され、また周縁部
に沿って円弧状に延びる長穴34が形成される。位置決め
突起31は、この長穴34の反対側であって長穴34の略中央
に対応する部分に設けられる。このように位置決め突起
31は開閉操作部材30に一体的に設けられており、また長
穴34を設けたことにより、径方向に弾性的に変位可能と
なっている。しかして、位置決め突起31の両側に形成さ
れる帯状部分35により、クリック用ばねが構成される。
すなわち位置決め突起31は、円形溝16の外周壁面に係合
する時帯状部分35を撓ませて後退し、係止溝17、18に係
合する時帯状部分35のばね力によって突出する。
板状の電池接片40は蓋10の底部11に取付けられる。電
池接片40は、底部11に形成された複数の固定突起11aが
それぞれ挿入される連結穴41を有しており、固定突起11
aを連結穴41に挿通させてこれらの固定突起11aの先端を
加熱して変形させることにより、低部11に固定される。
また電池接片40は、図示しない電池の電極に係合する電
極部42、43を有し、これらの電極部42、43は円錐台状に
***している。円弧状に延びる制限スリット44は、電極
部42、43の間に穿設されており、開閉操作部材30の係止
用ボス33はこの制限スリット44を通って電池接片40から
突出する。制限スリット44は、係止用ボス33が回転移動
する経路に沿って形成され、開閉操作部材30の軸心を中
心として約90°に渡って設けられる。制限スリット44の
両端は、係止用ボス33が当接可能なストッパ部45、46と
なっている。
本実施例の作用を第3図(a)、(b)を用いて説明
する。
蓋10をカメラボディ20に対して開閉させる時、第3図
(a)に示すように、開閉操作部材30は開放位置にあ
る。すなわち、位置決め突起31はガイド穴15側の係止溝
17に係合している。この状態において、係止用ボス33は
カメラボディ20の***部23(第2図)から開放されてお
り、したがって蓋10はカメラボディ20に対して移動可能
であり、図の右方向に変位させ受容部21から爪12、13が
外れた後、図の鉛直下方向に変位させることにより蓋10
は開放され、その逆の動作により蓋10は閉塞される。ま
た係止用ボス33は、制限スリット44の一方のストッパ部
46に当接し、開閉操作部材30がこれ以上時計方向へ回転
するのを制限している。
蓋10が電池収容室の開口部を閉塞した状態において、
この蓋10をカメラボディ20に対して固定する時、開閉操
作部材30を第3図(a)に示す状態から反時計方向に回
転させる。これにより、位置決め突起31は係止溝17から
外れて円形溝16の外周壁部に係合し、帯状部分35を撓ま
せて内方へ後退する。その後、位置決め突起31が係止溝
18の部分まで来ると、第3図(b)に示すように、帯状
部分35のばね力によって位置決め突起31が係止溝18に係
合する。この状態において係止用ボス33は、カメラボデ
ィ20の***部23(第2図)に当接し、これにより蓋10は
開放方向に移動できなくなる。また、この時係止用ボス
33は制限スリット44の他方のストッパ部45に当接してお
り、開閉操作部材30がこれ以上反時計方向へ回転するの
を制限している。
第4図は本考案の第2実施例に係る蓋の開閉操作機構
を分解して示す斜視図である。
本実施例は、第1実施例と基本的に同じ構成を有する
が、開閉操作部材30の回転変位を制限する構成が異な
る。すなわち、開閉操作部材30の外周面には径方向に突
出する係止凸部51が形成され、円形溝16の外周壁面には
この係止凸部51が係合する制限溝52が設けられる。この
制限溝52は開閉操作部材30の軸心を中心として約90°に
わたって延びている。
一方、電池接片40に形成された円弧状のスリット44は
第1実施例における制限スリット44よりも長く形成さ
れ、その両端部は係止用ボス33が当接可能なストッパ部
とはなっていない。つまり係止用ボス33は、第5図
(a)、(b)から理解されるように、開閉操作部材30
の位置決め突起31が係止溝17、18に係止した状態におい
て、スリット44の両端から離間した位置にある。
その他の構成は第1実施例と同様であり、その詳細な
説明は省略する。
本実施例の作用は第1実施例と基本的に同じであり、
開閉操作部材30の回転を制限する作用のみが異なる。
第5図(a)に示すように、蓋10をカメラボディ20に
対して開閉させる時、位置決め突起31はガイド穴15側の
係止溝17に係合し、またこの状態において、係止用ボス
33はカメラボディ20の***部23(第2図)から開放され
ている。係止凸部51は、制限溝52の一方のストッパ部53
に当接し、開閉操作部材30がこれ以上時計方向へ回転す
るのを制限している。
蓋10が電池収容室の開口部を閉塞した状態においてこ
の蓋10をカメラボディ20に対して固定する時、開閉操作
部材30を第5図(a)に示す状態から反時計方向に回転
させると、位置決め突起31は係止溝17から外れ、円形溝
16の外周壁部に係合しつつ移動し、係止溝18に係合す
る。この時係止凸部51は、制限溝52の他方のストッパ部
54に当接し、開閉操作部材30がこれ以上反時計方向へ回
転するのを制限する。
以上のように上記各実施例は、従来のように開閉操作
部材30と蓋10との間に板ばね等の部材が設けられず、組
立てにおいては、蓋10の円形溝16に開閉操作部材30を嵌
め込んだ後、電池接片40を取付けるだけでよい。したが
って、蓋10と開閉操作部材30の組立てが非常に容易であ
る。また弾性を有する位置決め突起31が開閉操作部材30
に一体的に設けられるので、板ばね等が不要となり、部
品点数が従来の構成よりも削減される。
なお、上記各実施例では開閉操作部材30は蓋10に対し
て回転変位する構成を有していたが、本考案は、開閉操
作部材30が平行移動する構成にも適用できることは言う
までもない。
また、上記各実施例は蓋体20がカメラ本体11に対して
スライドする構造であったが、本考案は、蓋体20がカメ
ラ本体に対してヒンジにより結合された構造にも適用で
きる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、蓋と開閉操作部材の組
立てが容易になり、また部品点数を従来の構成よりも削
減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る蓋の開閉操作機構示
す分解斜視図、 第2図は蓋をカメラボディに取付けた状態を示し、第3
図(b)のII−II線に沿う断面図、 第3図(a)は第1実施例の開閉操作部材が開放位置に
ある時の蓋を示す平面図、 第3図(b)は第1実施例の開閉操作部材が閉塞位置に
ある時の蓋を示す平面図、 第4図は本考案の第2実施例に係る蓋の開閉操作機構示
す分解斜視図、 第5図(a)は第2実施例の開閉操作部材が開放位置に
ある時の蓋を示す平面図、 第5図(b)は第2実施例の開閉操作部材が閉塞位置に
ある時の蓋を示す平面図である。 10……蓋 17、18……係止溝 30……開閉操作部材 31……位置決め突起 33……係止用ボス 34……長穴 35……帯状部分 44……制限スリット 45、46……ストッパ部 51……係止凸部 52……制限溝

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋に変位自在に支持された開閉操作部材
    と、この開閉操作部材の上記蓋に対する位置決めをする
    手段とを備え、この位置決め手段が、上記蓋の所定の位
    置に形成された係止溝と、上記開閉操作部材に一体的に
    形成され、弾性的に変位するとともに上記係止溝に係止
    可能な位置決め突起とによって構成され、上記位置決め
    突起が上記開閉操作部材の周縁部に沿って形成された長
    穴によって弾性が付与されることを特徴とする蓋の開閉
    操作機構。
  2. 【請求項2】開閉操作部材が係止用ボスを有し、蓋が制
    限スリットを形成された電池接片を取り付けられ、上記
    開閉操作部材の変位に伴い、上記係止用ボスが上記制限
    スリット内を移動して上記制限スリットの両端に形成さ
    れたストッパ部に係止し、上記開閉操作部材の変位が制
    限されることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の蓋の開閉操作機構。
  3. 【請求項3】開閉操作部材が係止凸部を有し、蓋が制限
    溝を形成され、上記開閉操作部材の変位に伴い、上記係
    止凸部が上記制限溝内を移動して上記制限溝の両端に形
    成されたストッパ部に係止し、上記開閉操作部材の変位
    が制限されることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の蓋の開閉操作機構。
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DE4101746A DE4101746C2 (de) 1990-01-22 1991-01-22 Kamera mit einem Kameragehäuse, in dem ein Batteriegehäuse ausgebildet ist

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