JP2539155Y2 - 気化器の加温装置 - Google Patents

気化器の加温装置

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JP2539155Y2
JP2539155Y2 JP1987169127U JP16912787U JP2539155Y2 JP 2539155 Y2 JP2539155 Y2 JP 2539155Y2 JP 1987169127 U JP1987169127 U JP 1987169127U JP 16912787 U JP16912787 U JP 16912787U JP 2539155 Y2 JP2539155 Y2 JP 2539155Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンの始動性を向上させるための気化器
の加温装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車、自動2輪車あるいは自動3、4輪車などのエ
ンジンに装着される気化器にあっては、燃料が気化する
際に周囲から気化潜熱が奪われることもあって、外気温
度が低い場合(例えば2℃〜5℃以下)、吸気通路内が
冷え過ぎの状態となり、エンジンを始動するのに手間が
かかる場合がある。
そこで、寒冷時のエンジンの始動性を向上させるた
め、ラジエータやエンジンの表面を通過する際に熱せら
れた空気流を気化器表面に導いて気化器全体を加温する
方法(特開昭62−26354号)、ラジエータからの冷却水
(温水)を気化器内部に導入して加温する方法、あるい
は、気化器のフロート室近傍に電熱線ヒーターを取り付
ける方法(特開昭62−26352号)などが提案されてい
る。
しかし、ラジエータ等からの温風や温水を導く方法で
は、ラジエータ自体が外気温度近くまで冷えているエン
ジン始動時にあまり効果がなく、しかもエンジン始動後
有効に気化器を加温できるようになるまでにかなりの時
間を要している。
また、電熱線ヒーター等で直接加温する方法では、ON
・OFF制御するのに温度センサーを必要とし、装置構造
が複雑になり、コストも嵩むものである。
ところで、エンジンの水冷系統では、ウォータジャケ
ットの出口側にインライン式のサーモスタット弁を設
け、冷却水温が一定値以上の時だけラジエータへ循環さ
せて冷却水を冷却する方法が採られている。
そこで、気化器の加温装置として、前記サーモスタッ
ト弁の動きを利用し、該サーモスタット弁が閉じている
時に気化器を通るバイパス水路を連通させることにより
エンジン冷却水(温水)で気化器を暖め、所定温度以上
で前記サーモスタット弁が開く時に前記バイパス水路を
遮断する方式が提案されている。
このような気化器の加温装置は、例えば実開昭60−14
7748号に開示されている。
〔考案が解決しようとする技術課題〕
しかしながら、このような気化器の加温装置の従来構
成にあっては、気化器から還流させるための戻り側水路
をラジエータまたはエンジン(ウォータジャケット)に
接続しているので、バイパス水路内にエアが溜まった場
合、エンジン冷却水を抜かずにバイパス水路を外すこと
が難しく、エア抜きの作業が煩雑で困難である。
また、従来の気化器の加温装置では、外気温度が低い
場合、始動直後に低速燃料供給系を短時間で加温するこ
とが困難である。
本考案は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、
本考案の目的は、生産ラインや点検整備におけるバイパ
ス水路内のエア抜き作業を容易に確実に行うことがで
き、生産ラインや点検整備において気化器の加温装置を
容易に着脱することができ、しかも、簡単かつコンパク
トな構成で気化器を効率よく加温することができる気化
器の加温装置を提供することである。
〔課題解決のための手段〕
上記目的を達成するため、本考案による気化器の加温
装置は、エンジン上部に位置するウォータジャケットの
エンジン冷却水出口部に取付けられたサーモスタット弁
と、エンジン冷却水を流通させるために気化器本体の燃
料供給口の近傍に形成された通路を有する気化器と、前
記サーモスタット弁の下部のエンジン冷却水入口近傍に
設けられた気化器側出口と前記気化器の通路と入口との
間を接続する往きバイパス水路と、前記気化器の通路の
出口と前記サーモスタット弁からラジエータへ至る冷却
水流路の該サーモスタット弁のすぐ下流側との間を接続
する戻りバイパス水路と、を備え、前記サーモスタット
弁は、エンジン冷却水入口部と、エンジン冷却水出口部
と、流入するエンジン冷却水の温度が設定値以上の時に
スプリングに抗して下向きに移動してサーモスタット弁
を開弁状態にするバルブ部材と、前記バルブ部材よりエ
ンジン冷却水入口側に取付けられて該バルブ部材ととも
に下向きに移動可能な補助バルブ部材と、該補助バルブ
部材を下向きに付勢するスプリングと、前記バルブ部材
が下向きに移動した時前記補助バルブ部材により閉じら
れる前記気化器側出口とを有し、ウォータジャケットか
らのエンジン冷却水の温度が設定値以下の時、補助バル
ブ部材が前記気化器側出口を開くことにより、該エンジ
ン冷却水を気化器の前記水路を通して前記冷却水流路の
前記サーモスタット弁のすぐ下流側位置へ還流させるこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案による気化器の加温装置の全体構成を
示す。
第1図において、エンジン1のウォータジャケット2
の出口側(上部の出口部)にサーモスタット弁3が取付
けられ、ウォータジャケット2からの冷却水の温度が設
定値(例えば70℃)以上の場合、該サーモスタット弁3
はこれに感応して開弁状態となり、冷却水はホース10A
からラジエータ4へ流れ、該ラジエータ4で冷却された
後ホース10Bを介して水ポンプ5へ流れ、該水ポンプ5
により再びエンジン1のウォータジャケット2へ送り込
まれる。
冷却水は前記ラジエータ4を循環する間に空気流との
熱交換によって冷やされる。
一方、エンジン1からの冷却水の温度が設定値(例え
ば70℃)以下の場合は、サーモスタット弁3がこれに感
応して開弁状態になる。
この開弁状態では、エンジン1からの冷却水はサーモ
スタット弁3で遮断されラジエータ4へは流れず、図示
しないバイパスがある場合はこれを通して水ポンプ5へ
直接戻され、該水ポンプ5によって再びエンジン1へ送
り込まれる。
前記ウォータジャケット2はエンジン1のシリンダ
(不図示)およびシリンダヘッド(不図示)内に燃焼室
(不図示)を囲むように形成され、図示のように冷却水
を下部から導入し上部から排出するように構成されてい
る。
エンジン1の吸気通路6A、6Bの中間には気化器7が接
続され、ピストン(不図示)のストローク運動による吸
気負圧でエアクリーナ8から吸入した空気に燃料を霧化
混合し、調整した混合気をエンジン1に供給するように
構成されている。
然して、前記気化器7の加温装置として、前記サーモ
スタット弁3の上流側(ウォータジャケット2とサーモ
スタット弁3との間)から気化器7へ還流するバイパス
水路9が設けられ、該バイパス水路9を流れるエンジン
冷却水(ウォータジャケット2から出てくる温水)で気
化器7を暖める構造のものが設けられている。
図示のバイパス水路9は、サーモスタット弁3の上流
側から気化器7へ至る水路9Aと、該気化器7の内部に形
成された水路9Bと、該気化器7からサーモスタット弁3
の下流側へ至る水路9Cとで構成されている。
そこで、本考案によれば、エンジン1のウォータジャ
ケット2の上部の出口部に取付けられたサーモスタット
弁3の開き動作を利用して前記バイパス水路9を閉塞す
るように構成されている。
第2図は前記気化器7の要部構造を示す断面図であ
る。
第2図において、エアクリーナ8(第1図)からの空
気をエンジン1(第1図)へ供給する吸気通路11を横切
って摺動可能にバッキュームピストン12が設けられ、該
バッキュームピストン12に取付けたジェットニードル13
により、フロート室(燃焼溜め)14に通じるメインノズ
ル15の開度を調整するように構成されている。
すなわち、エンジン回転数が高く吸気負圧が強くなる
とバッキュームピストン12が第2図中で上方に引き上げ
られ、メインノズル15の開度が大きくなって燃料供給量
が増大するように構成されている。
吸気通路11の前記バッキュームピストン12の下流側
(エンジン側)には蝶弁式のスロットル弁16が設けられ
ている。このスロットル弁16は運転者のスロットル(ア
クセル)操作により通常ワイヤー(不図示)を介して開
閉される。
前記スロットル弁16の閉じ位置のやや下流側には、ア
イドリングおよび低速運転時の燃料を供給するバイパス
ポート17が形成され、該バイパスポート17はバイパスジ
ェット18を挿設した燃料通路19を介してフロート室14に
通じている。
然して、気化器7の前記バイパスポート17の近くに
は、前記バイパス水路9(第1図)の一部(気化器7を
貫通する部分)を構成する通路9Bが設けられている。こ
の通路9Bは例えば直径2mm程度の孔で形成される。
前記水路9Bは、例えば第2図に示すごとく、気化器本
体(アルミダイカストなど)のバイパスポート17近傍位
置を貫通するように形成され、その入口端にはサーモス
タット弁3(第1図)の上流側(ウォータジャケット2
の出口部)からのバイパス水路部分9A(第1図)が接続
され、その出口端には、サーモスタット弁3(第1図)
からラジエータ4へ至る冷却水路10Aの該サーモスタッ
ト弁3のすぐ下流側位置へ戻るバイパス水路部分9C(第
1図)が接続されている。
第3図は本考案による気化器7の加温装置に使用され
る前記サーモスタット弁3を示す。
第3図において、エンジン1のウォータジャケット2
の上部の出口に取付けられたサーモスタット弁3は、水
路を形成するケース21内に弁機構22を収納し、該ケース
21の出口側に蓋23を取付けた構造を有している。
図示の例では、サーモスタット弁3をエンジン1のウ
ォータジャケット2の上部の出口部すなわちシリンダヘ
ッド24に一体的に組付ける場合を示し、エンジン1から
の冷却水はケース21の下側開口部25から上向きに導入さ
れる。
一方、前記蓋23には配管10A(第1図)を介してラジ
エータ4(第1図)の入口へ通じるラジエータ側出口26
が設けられている。
また、サーモスタット弁3の前記ケース21側にはバイ
パス水路9A(第1図)を介して気化器7(第1図、第2
図)内の水路9Bに接続される気化器側出口27が形成され
ている。
第3図のサーモスタット弁3は、ワックス式のもので
あり、該サーモスタット弁3の弁機構22は可動部と枠部
で構成されている。
前記サーモスタット弁3の可動部は、図3に示すよう
に、ワックスが封入された容器28と、ワックスの体積変
化により前記容器28からの突出長さが変化するピストン
29と、前記容器28の外面に固定されたバルブ部材31と、
前記容器28の下部に上下方向摺動可能に取り付けられた
補助バルブ部材33と、前記容器28と前記補助バルブ部材
33との間に装着されて該補助バルブ部材33を下向きに付
勢するスプリング32と、を備えている。
一方、前記サーモスタット弁3の枠部は、図3に示す
ように、前記バルブ部材31が衝当して閉弁状態を形成す
るバルブシート34と前記バルブ部材31を該バルブシート
34に弾性力で押し付けるスプリング35とを備え、前記ピ
ストン29及び前記バルブ部材31を介して前記可動部を下
向き移動可能に保持するように構成されている。
すなわち、サーモスタット弁3は、前記可動部および
前記枠部から成る弁機構22をケース21および蓋23で形成
される室(水路の一部)内に組付けたものであり、前記
補助バルブ部材33を有するボトムバイパス式の構造にな
っている。
然して、本考案によれば、冷却水温が上昇するなどし
て前記ピストン29の突出長さが増大し、二点鎖線で示す
ように、前記バルブ部材31がスプリング35に抗して下方
へ移動することによりサーモスタット弁3が開いた時、
前記補助バルブ部材33が気化器側出口27を閉鎖し、気化
器7(第1図、第2図)へ通じるバイパス水路9Aを遮断
するように構成されている。
以上第1図〜第3図で説明した構成によれば、冷却水
温が設定温度(例えば70℃)より低い場合には、サーモ
スタット弁3が第3図中の実線で示す開弁位置にあり、
かつ前記補助バルブ部材33が気化器側出口27を解放する
位置にあるので、エンジン1からの冷却水はバイパス水
路9A、9B、9Cを通して気化器7へ循環され、該気化器7
を加温することになる。
冷却水温が上昇すると(例えば70℃以上)、これに感
応してサーモスタット弁3が第3図中に二点鎖線で示す
開弁位置になり、かつ前記補助バルブ部材33が気化器側
出口27を閉塞する位置になるので、気化器7への高温水
の循環が阻止(停止)される。
なお、この時、エンジン1からの冷却水(温水)はラ
ジエータ4に対しては自由に還流するので、エンジン1
の冷却には支障がない。
以上説明した実施例によれば、エンジン1のウォータ
ジャケット2の上部の出口部にサーモスタット弁3を取
付け、気化器7へエンジン冷却水を循環させる往きバイ
パス水路9Aを前記サーモスタット弁3のエンジン冷却水
入口部に接続するとともに、該気化器7からの戻りバイ
パス水路9Cを前記サーモスタット弁3のすぐ下流側(図
示ではすぐ上側)に接続するので、気化器7を還流する
バイパス水路9の出口端がエンジン上部の高い位置でエ
ンジン冷却水循環系に接続されることになり、生産ライ
ンや点検整備におけるバイパス水路9内のエア抜き作業
を容易に確実に行うことができる。
また、気化器7を加温するためのエンジン冷却水通路
として、気化器本体のバイパスポート17の近傍に直径2m
m程度の細い水路9Bを形成するので、該水路9Bをバイパ
スポート17に近づけて配置するとともに、該水路9B内の
流速を高めて熱伝達を向上させることができ、それによ
って、バイパスポート17を効率よく加温することが可能
になる。
そのため、外気温度が低い場合でも低速燃料供給系を
短時間で加温することが可能になり、始動直後における
気化器の不調を防止することが可能になる。
さらに、気化器7側としては、気化器本体に水路9Bを
形成するだけでよく、余分な部品及びスペースを必要と
しない簡単な構成のものを使用することができる。
また、上記実施例では、サーモスタット弁3をウォー
タジャケット2を有するシリンダヘッド24と一体に設け
るので、サーモスタット弁3自体のコンパクト化を図る
こともできる。
さらにまた、スプリング32で下向きに付勢された補助
バルブ部材33の下向き移動でバイパス水路9を遮断する
ので、上向き移動で遮断する場合よりも小さいばね力で
遮断することができ、これによってもサーモスタット弁
3自体のコンパクト化を図ることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案の気化器の加
温装置によれば、エンジン上部に位置するウォータジャ
ケットのエンジン冷却水出口部に取付けられたサーモス
タット弁と、エンジン冷却水を流通させるために気化器
本体の燃料供給口の近傍に形成された通路を有する気化
器と、前記サーモスタット弁の下部のエンジン冷却水入
口近傍に設けられた気化器側出口と前記気化器の通路の
入口との間を接続する往きバイパス水路と、前記気化器
の通路の出口と前記サーモスタット弁からラジエータへ
至る冷却水流路の該サーモスタット弁のすぐ下流側との
間を接続する戻りバイパス水路と、を備え、前記サーモ
スタット弁は、エンジン冷却水入口部と、エンジン冷却
水出口部と、流入するエンジン冷却水の温度が設定値以
上の時にスプリングに抗して下向きに移動してサーモス
タット弁を開弁状態にするバルブ部材と、前記バルブ部
材よりエンジン冷却水入口側に取付けられて該バルブ部
材とともに下向きに移動可能な補助バルブ部材と、該補
助バルブ部材を下向きに付勢するスプリングと、前記バ
ルブ部材が下向きに移動した時前記補助バルブ部材によ
り閉じられる前記気化器側出口とを有し、ウォータジャ
ケットからのエンジン冷却水の温度が設定値以下の時、
補助バルブ部材が前記気化器側出口を開くことにより、
該エンジン冷却水を気化器の前記水路を通して前記冷却
水流路の前記サーモスタット弁のすぐ下流側位置へ還流
させる構成としたので、気化器を還流するバイパス水路
の出口端がエンジン上部の高い位置でエンジン冷却系に
接続されることから、生産ラインや点検整備におけるバ
イパス水路内のエア抜き作業を容易に確実に行うことが
でき、また、バイパス水路の両端をサーモスタット弁の
両端部の互いに近接した位置に接続することから、生産
ラインや点検整備において気化器の加温装置を容易に着
脱することができ、しかも、簡単かつコンパクトな構成
で気化器を効率よく加温することができる気化器の加温
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による気化器の加温装置の全体構成を示
す概略構成図、第2図は第1図中の気化器の縦断面図、
第3図は第1図中のサーモスタット弁の縦断面図であ
る。 1……エンジン、2……ウォータジャケット、3……サ
ーモスタット弁、4……ラジエータ、5……水ポンプ、
7……気化器、9(9A、9B、9C)……バイパス水路、17
……燃料供給口(バイパスポート)、22……弁機構、25
……下側開口部(エンジン冷却水入口部)、26……ラジ
エータ側出口(エンジン冷却水出口部)、27……気化器
側出口、31……バルブ部材、32……スプリング、33……
補助バルブ部材、35……スプリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(1)上部に位置するウォータジ
    ャケット(2)のエンジン冷却水出口部に取付けられた
    サーモスタット弁(3)と、 エンジン冷却水を流通させるために気化器本体の燃料供
    給口の近傍に形成された通路(9B)を有する気化器
    (7)と、 前記サーモスタット弁(3)の下部のエンジン冷却水入
    口近傍に設けられた気化器側出口(27)と前記気化器
    (7)の通路(9B)の入口との間を接続する往きバイパ
    ス水路(9A)と、 前記気化器の通路(9B)の出口と前記サーモスタット弁
    (3)からラジエータ(4)へ至る冷却水流路(10A)
    の該サーモスタット弁(3)のすぐ下流側との間を接続
    する戻りバイパス水路(9C)と、 を備え、 前記サーモスタット弁(3)は、エンジン冷却水入口部
    (25)と、エンジン冷却水出口部(26)と、流入するエ
    ンジン冷却水の温度が設定値以上の時にスプリング(3
    5)に抗して下向きに移動してサーモスタット弁(3)
    を開弁状態にするバルブ部材(31)と、前記バルブ部材
    (31)よりエンジン冷却水入口側に取付けられて該バル
    ブ部材(31)とともに下向きに移動可能な補助バルブ部
    材(33)と、該補助バルブ部材(33)を下向きに付勢す
    るスプリング(32)と、前記バルブ部材(31)が下向き
    に移動した時前記補助バルブ部材(33)により閉じられ
    る前記気化器側出口(27)とを有し、 ウォータジャケット(2)からのエンジン冷却水の温度
    が設定値以下の時、補助バルブ部材(33)が前記気化器
    側出口(27)を開くことにより、該エンジン冷却水を気
    化器(7)の前記水路(9B)を通して前記冷却水流路
    (10A)の前記サーモスタット弁(3)のすぐ下流側位
    置へ還流させることを特徴とする気化器の加温装置。
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