JP2539149B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JP2539149B2
JP2539149B2 JP4342204A JP34220492A JP2539149B2 JP 2539149 B2 JP2539149 B2 JP 2539149B2 JP 4342204 A JP4342204 A JP 4342204A JP 34220492 A JP34220492 A JP 34220492A JP 2539149 B2 JP2539149 B2 JP 2539149B2
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shaving
blade head
reciprocating electric
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利夫 生田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復式電気かみそり、特
に複数個の刃ヘッドを備えている往復式電気かみそりに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数個の刃ヘッドを備えた往復式電気か
みそりは従来より各種のものが提供されているが、その
中に、粗剃り用刃ヘッドの両側に夫々仕上げ剃り用刃ヘ
ッドを配したものが特公昭45−16992号公報に示
されている。このものでは、粗剃り用刃ヘッドとして、
櫛歯状の固定刃と同じく櫛歯状の可動刃とからなるもの
用い、仕上げ剃り用刃ヘッドとして、多数の刃孔を有
する外刃とこの外刃の内面に摺接する内刃とからなるネ
ット刃が用いられている。このように異なる種類の刃ヘ
ッドを配して、両種の刃ヘッドで同時に髭を剃ることが
できるようにしたものは、剃り残しを少なくするととも
に、早剃りを行えるようにすることについて、有効であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
においては、一対の仕上げ剃り用刃ヘッドで挟まれた粗
剃り用刃ヘッドが、固定的に配されて上下にフロートす
ることがない構造であるために、肌への押し付け力の強
弱や肌への当て角度によって、櫛歯状の粗剃り用刃ヘッ
ドの肌との接触圧変化が大となり、肌当たり感触が悪
く、また安定した肌接触当て角度が得られないという問
題を有している。
【0004】特に、往復式電気かみそりでは、その刃往
復方向と直交する方向に刃ヘッドを動かして使用するこ
とになるが、仕上げ剃り用刃ヘッドに通常用いられるネ
ット刃に比して、櫛歯状の刃ヘッドは剛性がはるかに高
いために、刃ヘッドを動かす時に、中央に位置する粗剃
り用刃ヘッドが肌上を滑らずに、肌に対して衝突するた
めに、肌当たり感触が悪い。
【0005】加えるに、粗剃り用刃ヘッドがフロートし
ない場合、各刃ヘッドを肌に押し当てた時、各刃ヘッド
の肌との接触圧がほぼ同じとなるか、中央の粗剃り用刃
ヘッドの肌との接触圧が、両側の仕上げ剃り用刃ヘッド
の肌との接触圧より高くなってしまうものであり、この
ために、両側の仕上げ剃り用刃ヘッドによる肌の引き伸
ばしで寝ている髭が起こされても、粗剃り用刃ヘッドに
導入される時点では、髭が斜め向いてしまって、粗剃り
用刃ヘッドに効率良く導入されないものであり、しか
も、肌の引き伸ばし効果は、肌に所要の接触圧で押し付
けられる刃ヘッドがある程度の間隔で並んでいなくては
発揮されないのに対して、中央の粗剃り用刃ヘッドの肌
との接触圧も高くなっているために、上記間隔が狭すぎ
るという状態になってしまい、従って肌の引き伸ばし効
果も少なくなってしまっている。また、各刃ヘッドの全
てを肌に密着させて肌から離れないようにすることも難
しくなっており、肌との接触状態を良好に保った多接触
状態での早剃りが行い難いものともなっている。
【0006】粗剃り用刃ヘッドとしては、櫛歯状のもの
の外に、多数のスリット状の刃孔を有する外刃とこの外
刃内面に摺接する内刃とからなるスリット刃もあり、こ
の場合、肌に当たる面を平面とすることができるため
に、櫛歯状のものに比して肌当たり感触を良くすること
ができるものの、スリット刃における髭の導入効率を高
めるために、外刃のコーナー部の曲率半径を小さくして
いるために、刃ヘッドを動かす時、コーナー部によって
肌当たり感触が悪くなるほか、粗剃り用刃ヘッドがフロ
ートしないことについては、上記従来例と同じ問題を有
している
【0007】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは粗剃り用刃ヘッドの両
側に仕上げ剃り用ヘッドを配したものにおいて、各刃ヘ
ッドを夫々最適な状態でフロートさせることができて、
剃り残しの無い早剃りを行えると同時に肌に滑らかな感
触を得ることができる往復式電気かみそりを提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、多数
の刃孔が形成された湾曲薄板からなる外刃とこの外刃の
内面を往復摺動する内刃とからなる仕上げ剃り用刃ヘッ
ドと、粗剃り用刃ヘッドとの2種の刃ヘッドを備えると
ともに、ヘッド保持用フレームによって平行並列に保持
されている2つの仕上げ剃り用刃ヘッドの間粗剃り用
刃ヘッドを配している往復式電気かみそりであって、
記ヘッド保持用フレームに夫々上下動可能に支持された
前記両仕上げ剃り用刃ヘッド並びに粗剃り用刃ヘッドは
夫々弾性部材による弾性力で上方に付勢されて全刃ヘッ
ドがフロート自在となっているとともに、粗剃り用刃ヘ
ッドの上下フロートの弾性力仕上げ剃り用刃ヘッドの
上下フロートの弾性力より小さくなっていることに特徴
を有している。
【0009】上記の粗剃り用刃ヘッドとしては、上面壁
と両側壁とからなる断面逆U字形であり且つ上面壁に設
けられたスリットが側方においても開口している外刃
と、この外刃の内部に配されて外刃の上面壁の内面を往
復摺動する内刃とからなるものを好適に用いることがで
き、特に粗剃り用刃ヘッドにおける外刃をその上面幅が
下部幅より大となっているものとすることが好ましい。
【0010】また、刃ヘッドは上下2点の係合部によっ
ヘッド保持用フレームに取り付けられているととも
に、これら2つの係合部は大きさが異なるものとなって
いるものとすることも好ましく、両仕上げ剃り用刃ヘッ
ドと粗剃り用刃ヘッドの各上面を略同一高さとしたり、
粗剃り用刃ヘッドはヘッド保持用フレームに設けられた
E字形の弾性アームに取り付けられて、該弾性アームに
よってフロート弾性力が付加されているとともに、両仕
上げ剃り用刃ヘッド間において一方の仕上げ剃り用刃ヘ
ッド側に寄った位置に配設することも好ましい。
【0011】更には、粗剃り用刃ヘッドは、外刃と、外
刃内面に摺接する内刃と、外刃に固定されたプレートと
内刃との間に配されて内刃を外刃に押し付ける押し上げ
ばねとからなるブロックとして構成し、ヘッド保持用フ
レームに弾性部材を介して取り付けるとともに、ヘッド
保持用フレームとの間に上方移動の規制用のストッパー
を有して、このストッパーでの位置規制による上記弾性
部材のたわみで上記ブロックに初期フロート弾性力が加
えられているものとしたり、一方の仕上げ剃り用刃ヘッ
ドと粗剃り用刃ヘッドとを強制的に下降状態に保つロッ
ク部材を備えたものとしたり、仕上げ剃り用刃ヘッド
を、多数の刃孔を有する外刃と、この外刃を保持して
ッド保持用フレームと外刃との間に介在する矩形枠状の
取付枠と、外刃内面に摺接する内刃とからなるものと
し、取付枠の長手側面に切り欠きを設けたものとするこ
とも好ましく、更には、仕上げ剃り用刃ヘッドの上下フ
ロート用弾性力を発揮する弾性部材は、仕上げ剃り用内
刃を仕上げ剃り用外刃内面に押し付けている押上ばね
と、上下動自在な仕上げ剃り用外刃を押し上げている弾
性アームとからなるものとすることも好ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、肌に押し当てた時、粗剃り用
刃ヘッドが容易に沈むために、粗剃り用刃ヘッドが肌当
たり感触を悪くすることがないのはもちろん、両側の仕
上げ剃り用刃ヘッドによって伸ばされた肌が中央の粗剃
り用刃ヘッドを押し下げることになるために、つまりは
引き伸ばされた肌に粗剃り用刃ヘッドが過度の接触圧で
接触せず、肌が引き延ばされた状態が適切に保たれるた
めに、寝ている髭やくせ髭を肌の引き伸ばしによって起
こした時、これら髭は起きた状態のままで粗剃り用刃ヘ
ッドに導入されるものであって、両側の仕上げ剃り用刃
ヘッドによる肌の引き伸ばし効果に対して中央の粗剃り
用刃ヘッドが悪影響を及ぼすことがないとともに、粗剃
り用刃ヘッドにおける髭の導入効率を良好に保つことが
できるものであり、しかも全刃ヘッドを肌に密着させる
ことも効果的に行え、顎等の凹凸のある部分に対しても
良好な追従性を発揮するものであり、また仕上げ剃り用
刃ヘッドによる髭の深剃りも行うことができる。
【0013】ここにおいて、上記の粗剃り用刃ヘッドと
して、上面壁と両側壁とからなる断面逆U字形であり且
つ上面壁に設けられたスリットが側方においても開口し
ている外刃と、この外刃の内部に配されて外刃の上面壁
の内面を往復摺動する内刃とからなるものを用いたなら
ば、両側の仕上げ剃り用刃ヘッドによって伸ばされた肌
が中央の粗剃り用刃ヘッドにおいては外刃の上面壁によ
って水平に保たれるために、上面壁に設けられたスリッ
トへの髭の導入効率が非常に良いものとなる。この時、
粗剃り用刃ヘッドにおける外刃をその上面幅が下部幅よ
り大となっているものとすると、全体としての幅の増大
を防ぎつつ、粗剃り用刃ヘッドにおける髭の切断有効領
域を大きくとることができる上に、仕上げ剃り用刃ヘッ
ドと粗剃り用刃ヘッドとの間への肌の落ち込みを防いで
肌当たりを更に良くすることができ、また外刃自体も髭
を起こして導入効率を高くすることになる。
【0014】刃ヘッドは2点の係合部によってヘッド保
持用フレームに取り付けられているとともに、これら
つの係合部は大きさが異なるものとなっているものとし
たならば、組立性を良好にすることができる。両仕上げ
剃り用刃ヘッドと粗剃り用刃ヘッドの各上面は略同一高
さとしておくことが肌当たり感の点で良い。粗剃り用刃
ヘッドはヘッド保持用フレームに設けられたE字形の弾
性アームに取り付けて、該弾性アームによってフロート
弾性力が付加されるものとするとともに、両仕上げ剃り
用刃ヘッド間において、一方側に寄った位置に配設する
ようにすれば、刃ヘッド同士の干渉を避ける点において
有利となる。
【0015】更には、粗剃り用刃ヘッドは、外刃と、外
刃内面に摺接する内刃と、外刃に固定されたプレートと
内刃との間に配されて内刃を外刃に押し付ける押し上げ
ばねとからなるブロックとして構成して、ヘッド保持用
フレームに弾性部材を介して取り付けることで、組立の
便を図ることができる上に、ヘッド保持用フレームとの
間に上方移動の規制用のストッパーを有して、このスト
ッパーでの位置規制による上記弾性部材のたわみで上記
ブロックが上方に弾発付勢されて上記ブロックについて
フロート弾性力に予圧が与えられているものとするこ
とにより、フロートのためのばね力の設定を容易に行う
ことができる。
【0016】一方の仕上げ剃り用刃ヘッドと粗剃り用刃
ヘッドとを強制的に下降状態に保つロック部材を備えた
ものとする時には、鼻下のような狭い部分の髭を剃るこ
とが容易となる。仕上げ剃り用刃ヘッドを、多数の刃孔
を有する外刃と、この外刃を保持してヘッド保持用フレ
ームと外刃との間に介在する矩形枠状の取付枠と、外刃
内面に摺接する内刃とからなるものとし、ヘッド保持用
フレームに保持される取付枠の長手側面に切り欠きを設
けたものとするならば、取付枠の存在で仕上げ剃り用刃
ヘッドにおける外刃の着脱が容易となるとともに、取付
枠に設けた切り欠きは、取付枠の存在にもかかわらず、
粗剃り用刃ヘッドの掃除を容易とする。また、仕上げ剃
り用刃ヘッドの上下フロート用弾性力を発揮する弾性部
材は、仕上げ剃り用内刃を仕上げ剃り用外刃内面に押し
付けている押上ばねと、上下動自在な仕上げ剃り用外刃
を押し上げている弾性アームとからなるものとすれば、
仕上げ剃り用刃ヘッドについてのフロートのためのばね
力の設定を容易に行うことができる。
【0017】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図2及び図3に示すように、この往復式電気かみ
そりは、本体5の上端に一対の刃ヘッド1,1と、両刃
ヘッド1間に配された刃ヘッド2とが平行並列に配設さ
れたもので、これら3個の刃ヘッド1,1,2は、モー
タ4によって同時に駆動される。図中6はトリマーブロ
ック、7はスイッチ部である。
【0018】上記刃ヘッド1,2のうち、刃ヘッド1,
1は、図5に示すように、金属薄板から形成されるとと
もに多数の刃孔が形成されている外刃10と、この外刃
10を保持している取付枠11と、外刃内面に摺接する
図4に示した内刃12とからなるもので、取付枠11は
その両外側面に外刃取付のための複数個のヒートシール
用突起13と、連結ボス14と、係合突起15とを備え
ており、両端面にはE字状をなした弾性アーム16を一
体に備え、弾性アーム16における中央片の先端部には
係合突起17を備えている。なお、弾性アーム16の周
囲の切り欠きを大きくとっておくことが、付着した髭屑
の掃除が容易となって好ましい。また、取付枠11を設
けて外刃10の着脱や交換はこの取付枠11ごと行うよ
うにすることで、外刃10の交換の便を良くすることが
できるが、反面、取付枠10は刃ヘッド2の掃除を困難
としてしまうことになる。取付枠10の長手側面に設け
た図5に示す大きな切り欠き10aは、この点に鑑みて
設けたもので、刃ヘッド2 の掃除を容易としている。
【0019】刃ヘッド2は、図8及び図9に示すよう
に、上面壁と両側壁とからなる断面逆U字形であって上
面壁に多数のスリットを備えた外刃20と、外刃20の
長手方向両端に夫々ヒートシールで固定される一対のプ
レート21,21と、外刃20の内面に摺接する内刃2
2と、内刃22に固着された継手23とからなるもの
で、プレート21の下片の上面と、内刃22の両端のば
ね受け材27,27下面との間には、夫々押し上げばね
24,24が配設されている。一つのブロックとして完
結した構成とすることで、組立性を良くしているわけで
ある。
【0020】ここにおけるプレート21は、その外端面
に、上下に並ぶ係合孔25,26を備えている。なお、
上記ヒートシール部は、図9(b)に示すように、外刃2
0に皿穴を設けて、この部分で行うことにより、外刃2
0の外面に突出しないようにしてあり、また、外刃20
及び内刃22は、外刃20の上部を除き、プレート21
及び継手23の厚み内に納まるようにして、全体の厚み
を抑えている。押し上げばね24の配設部分に開口を形
成してあるのは、押し上げばね24と他部品との干渉を
避けつつ、押し上げばね24として用いているコイルば
ねの外径を大きくして、押し上げばね24のばね定数を
小さくすることで、取付精度によるばね押し上げ力のば
らつきを小さくするためであり、また髭屑の排出性を良
くするためである。更に、内刃22の中央部に配した継
手23と、両端に配したばね受け材27,27とを別体
で形成しているのは、髭屑の排出性を良くするためであ
る。
【0021】これら刃ヘッド1,1,2は、ヘッドフレ
ーム3と外刃フレーム56とで構成されたヘッド保持用
フレームを介して本体5の上端部に取り付けられる。ヘ
ッドフレーム3は、図6に示すように、合成樹脂の成形
によって矩形枠状に形成されたもので、その長手方向の
両端面の両側には、夫々係合孔31,31を備え、中央
部にはE字形の弾性アーム32を備えており、弾性アー
ム32の先端部は上下一対の係合突起33,34を備え
ている。また上記の各係合孔31は、ヘッドフレーム3
の内面側において、下端がヘッドフレーム3の底面に至
るガイド溝35の上端がつながっている。またヘッドフ
レーム3はその両端外面に、飾り釦39が付設されたフ
ック部36,36を備えている。これらフック部36,
36は、ヘッドフレーム3を外刃フレーム56に着脱自
在に取り付けるためのものである。
【0022】また、上記ヘッドフレーム3の一方の側面
の外面側にはスライドハンドル50が、内面側にはスラ
イドプレート51が配設されている。スライドハンドル
50とスライドプレート51とは、スライドハンドル5
0が備えているフック52をヘッドフレーム3に設けた
長孔37を通じてスライドプレート51に係合させるこ
とでヘッドフレーム3にスライド自在に取り付けられた
もので、スライドプレート51はその長手方向両端に上
縁が傾斜縁となったカム部53,53を備えている。
【0023】上記のように形成されたヘッドフレーム
に対して、刃ヘッド1における取付枠11は、ヘッドフ
レーム3の下方開口からヘッドフレーム3内に納められ
て、上記係合突起17がヘッドフレーム3の係合孔31
に係合することでヘッドフレーム3に取り付けられる。
この取り付け時、上端が係合孔31に至るガイド溝35
は、係合突起17を係合孔31に誘導する。刃ヘッド2
は、その両端面に設けられた係合孔25,26に、ヘッ
ドフレーム3における係合突起33,34が係合するこ
とによってヘッドフレーム3に取り付けられる。
【0024】なお、係合突起33と係合孔25とを、係
合突起34と係合孔26より小さく且つ突起側の突出長
も短くしているのは、ヘッドフレーム3の下方から刃ヘ
ッド2を組み付ける際に、下段の係合突起34が上段の
係合孔25に係合してしまってそれ以上移動しなくなる
のを防ぐことで、組立性が良くなるようにしているため
である。また、刃ヘッド2の両端上部には、図7に示す
ように、ヘッドフレーム3に当接する肩部28を設け
て、刃ヘッド2の上方への移動を規制しているために、
刃ヘッド2の取り付け前は図10に示すように水平状態
であった弾性アーム32が、弾性アーム32の係合突起
33,34を刃ヘッド2に係合させることで刃ヘッド2
をヘッドフレーム3に取り付けた時、図11に示すよう
に、ストッパーとして機能する肩部28の存在で、弾性
アーム32が下方に撓んで刃ヘッド2を上方に付勢する
力が生じるようにしてある。この予圧でフロートのため
のばね力を設定しているわけであり、このために、フロ
ートのためのばね力の設定が容易となっている上に、両
端でばね力を作用させることで、刃ヘッド2の駆動時に
シーソー振動が生じて大きな騒音が発生するのが防止さ
れている。図12に示すように、ヘッドフレーム3の両
端部に取り付けた線ばねからなる押し上げばね38で刃
ヘッド2の長手方向両端を押し上げるようにしてもよ
い。
【0025】一方、本体5側内に配設されたモータ4の
出力軸には、偏心軸と、この偏心軸の回転を往復動に変
換する一対の駆動子41,42とが連結され、本体5の
上面に上部が突出する駆動子41,42には、図4に示
すように、刃ヘッド1,1における各内刃12,12が
連結される。この時、駆動子41,42と内刃12,1
2との間には、内刃12を上方へと付勢する押し上げば
ね19,19が配設される。また、一方の駆動子41に
は、継手44が取り付けられる。この継手44は、刃ヘ
ッド2における継手23と係合する。
【0026】しかして、2種3個の刃ヘッド1,1,2
が平行並列に並んでいるとともに、粗剃りに適した刃ヘ
ッド2の両側に仕上げ剃りに適した一対の刃ヘッド1,
1が配されているこの往復式電気かみそりにおいて、モ
ータ4を駆動すれば、モータ4の回転が駆動子41,4
2によって往復動に変換され、この往復動で刃ヘッド
1,1の内刃12,12と刃ヘッド2の内刃22とが往
復駆動されるものであり、また肌にこれら刃ヘッド1,
1,2を押し当てた時、刃ヘッド1はその取付枠11に
おける弾性アーム16が撓むことでフロートし、刃ヘッ
ド2はヘッドフレーム3における弾性アーム32が撓む
ことでフロートする。
【0027】ここにおいて、刃ヘッド1の上下動につい
ては、弾性アーム16の弾性力に加えて、駆動子41,
42と内刃12,12との間に介在して内刃12を外刃
10内面に押し付けている押し上げばね19の力も作用
するが、刃ヘッド2の上下動は、その内刃22を外刃2
0に押し付けている押し上げばね24も同時に上下動す
るために、弾性アーム32の弾性力のみが作用するもの
であり、しかも押し上げばね19には切れ味を満足させ
るために通常200〜300grの荷重を設定している
ことから(弾性アーム16,32の荷重は10〜20g
r程度)、肌に刃ヘッド1,2を押し付けた時、刃ヘッ
ド2が最も沈みやすい状態となっている。このために、
全刃ヘッド1,2,1が肌に当たるようにこれらを肌に
押し当てた時、仕上げ剃り用刃ヘッド1の方が粗剃り用
刃ヘッド2よりも肌との接触圧が高くなり、一対の仕上
げ剃り用刃ヘッド1,1が接することで引き伸ばされた
肌は、粗剃り用刃ヘッド2を押し下げる状態となる。従
って、粗剃り用であり且つコーナー部を有している刃ヘ
ッド2が肌当たり感触を悪くすることがないものであ
る。また、刃ヘッド1は、仕上げ剃り用であるために、
肌との間に高い接触圧が生じるほうが髭を肌から絞り出
して短く剃り上げることができることになるために、こ
の点においても、刃ヘッド1,2における弾性力の上記
の差は好ましいものとなっている。
【0028】そして、引き伸ばされた肌に刃ヘッド2が
過度の接触圧で接触することがなく、肌が引き延ばされ
た状態が適切に保たれるために、寝ている髭やくせ髭を
肌の引き伸ばしによって起こした時、これら髭は起きた
状態のままで刃ヘッド2に導入されるものであって、両
側の仕上げ剃り用の刃ヘッド1,1による肌の引き伸ば
し効果に対して中央の粗剃り用刃ヘッド2が悪影響を及
ぼすことがないとともに、粗剃り用刃ヘッド2における
髭の導入効率を良好に保つことができるものであり、し
かも全刃ヘッド1,2,1を肌に密着させることも効果
的に行え、顎等の凹凸のある部分に対しても良好な追従
性を発揮するものであり、また仕上げ剃り用刃ヘッド
1,1による髭の深剃りも行うことができる。
【0029】さらには、これら刃ヘッド1,1,2の上
面は、略同一線上にあることが望ましい。なぜなら、刃
ヘッド2が刃ヘッド1より高い位置にあると、刃ヘッド
2のコーナー部が肌に当たることになり、肌の凸部にお
いて大きな異物感を与えてしまうことになり、逆に刃ヘ
ッド2が刃ヘッド1より低い位置にあると、剃り残しが
生じやすい顎下のような凹部において、刃ヘッド2が肌
に当たらずに、長い髭を刃ヘッド2に導入することが難
しくなるからである。
【0030】同様に、刃ヘッド2の外刃20の上面幅
は、図1に示すように、その下部幅よりも大きくしてお
くことが望ましい。このようにすることにより、刃ヘッ
ド1上部と刃ヘッド2上部との間の窪みαを小さくし
て、その間に潜り込む肌の量を小さくすることができ、
刃ヘッド2の外刃20のコーナー部への肌の衝突を防ぐ
ことができ、また外刃20の幅を大きくしている勾配部
分が髭を起こして外刃20内に導入することを促進する
ことになる。
【0031】そして、このような上面壁に設けられて側
方にも開口するスリットを備えた断面逆U字形の外刃2
0と、この外刃20の上面壁内面に往復摺動する内刃2
2とからなる粗剃り用刃ヘッド2では、その幅方向にお
ける全幅がほぼ切断有効域となっていることから、薄型
化を図るために粗剃り用刃ヘッド2の幅を小さくしてい
るにもかかわらず、前述の櫛歯状の固定刃と可動刃とか
らなるタイプのものを用いる場合に比して、切断有効域
を大きくとることができるものであり、長い毛(髭)の
切断を確実に行えるものである。
【0032】また、図1において、一方の刃ヘッド1と
刃ヘッド2との間の隙間βよりも、刃ヘッド2と他方の
刃ヘッド1との間の隙間γの方を大きくしてあるが、こ
れは刃ヘッド2を保持している弾性アーム32が他方の
刃ヘッド1側から延出しているとともに、刃ヘッド2の
上下動にあたり、弾性アーム32のたわみが回動として
生ずることに鑑みて、刃ヘッド2と刃ヘッド1との衝突
が生じないようにしているものである。
【0033】鼻下のような狭い部位の髭を剃る場合に
は、ヘッドフレーム3に設けたスライドハンドル50を
スライドさせるとよい。スライドハンドル50に連動し
てスライドするスライドプレート51のカム部53,5
3に係合突起15,15を係合させている一方の刃ヘッ
ド1は、スライドプレート51のスライドに伴って下方
へと移動するものであり、この時、この刃ヘッド1の連
結ボス14が連結穴29に差し込まれている刃ヘッド2
も下方へと移動し、図13に示すように、もう一方の刃
ヘッド1のみが突出した状態となる。なお、一方の刃ヘ
ッド1のみを下げることができるようにしていてもよ
い。
【0034】上記実施例では、粗剃り用の刃ヘッド2と
して、上述のようにスリット状の刃孔を備えた外刃20
とこの外刃20の内面に摺接する内刃22とからなるも
のを示したが、図14〜図16に示すように、櫛歯状の
ものであってもよいのはもちろんである。図中の2aは
基板、2bは固定刃、2cは可動刃、2dは押し上げば
ね、2eは固定板である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明においては、粗剃り
用刃ヘッドの両側に仕上げ剃り用刃ヘッドを配している
ために、粗剃りとこれに続く仕上げ剃りとを同時に行う
ことができて、剃り残しの無い早剃りを行えるものであ
り、また全刃ヘッドをフロート自在としていることか
ら、電気かみそりの肌への当て角度が少々傾いていて
も、全刃ヘッドが肌に接する状態を得ることができるも
のであり、しかも全刃ヘッドをフロート自在とするにあ
たり、各刃ヘッドのフロート弾性力を同一とするのでは
なく、中央に配した粗剃り用刃刃ヘッドのフロート弾性
力を両側の仕上げ剃り用刃ヘッドのフロート弾性力より
も小さくして粗剃り用刃ヘッドの方が仕上げ剃り用刃ヘ
ッドの方が沈みやすくなるようにしているために、肌当
たり感触の点で問題となりやすい粗剃り用刃ヘッドが肌
に強く当たるということがなく、粗剃り用刃ヘッドを有
するとはいえ良好な肌当たり感触を得ることができ、さ
らに一対の仕上げ剃り用刃ヘッドによって引き伸ばされ
た肌に粗剃り用刃ヘッドが過度の接触圧で接触しないた
めに肌が引き伸ばされた状態が適切に保たれるものであ
って、寝ている髭やくせ髭を肌の引き伸ばしによって起
こした時、これら髭は起きた状態のままで粗剃り用刃ヘ
ッドに導入されることになり、肌の引き伸ばしによって
粗剃り用刃ヘッドの髭の導入効率を高くすることができ
ると同時に、粗剃り用刃ヘッドが上記肌の引き伸ばし効
果を阻害してしまうということもなく、仕上げ剃り用刃
ヘッドによる深剃りも期待することができて、顎等の凹
凸のある部分に対しても良好な追従性及び肌当たり感触
と高い髭剃り効率とを得ることができるものであり、ま
た仕上げ剃り用刃ヘッドによる髭の深剃りも行うことが
できる。
【0036】上記の粗剃り用刃ヘッドとして、上面壁と
両側壁とからなる断面逆U字形であり且つ上面壁に設け
られたスリットが側方においても開口している外刃と、
この外刃の内部に配されて外刃の上面壁の内面を往復摺
動する内刃とからなるものを用いたならば、両側の仕上
げ剃り用刃ヘッドによって伸ばされた肌が中央の粗剃り
用刃ヘッドにおいては外刃の上面壁によって水平に保た
れるために、上面壁に設けられたスリットへの髭の導入
効率が非常に良いものとなる。この時、粗剃り用刃ヘッ
ドにおける外刃をその上面幅が下部幅より大となってい
るものとすると、全体としての幅の増大を防ぎつつ、粗
剃り用刃ヘッドにおける髭の切断有効領域を大きくとる
ことができる上に、仕上げ剃り用刃ヘッドと粗剃り用刃
ヘッドとの間への肌の落ち込みを防いで肌当たりを更に
良くすることができ、また外刃自体も髭を起こして導入
効率を高くすることになる。
【0037】刃ヘッドは上下2点の係合部によってヘッ
ド保持用フレームに取り付けられているとともに、これ
ら2つの係合部の大きさが異なっているならば、組立性
を良好にすることができる。両仕上げ剃り用刃ヘッドと
粗剃り用刃ヘッドの各上面は略同一高さとしておくこと
が肌当たり感の点で良い。粗剃り用刃ヘッドはヘッド保
持用フレームに設けられたE字形の弾性アームに取り付
けて、両仕上げ剃り用刃ヘッド間において、一方の仕上
げ剃り用刃ヘッド側に寄った位置に配設するようにすれ
ば、刃ヘッド同士の干渉を避ける点において有利とな
る。
【0038】更には、粗剃り用刃ヘッドは、外刃と、外
刃内面に摺接する内刃と、外刃に固定されたプレートと
内刃との間に配されて内刃を外刃に押し付ける押し上げ
ばねとからなるブロックとして構成して、ヘッド保持用
フレームに弾性部材を介して取り付けることで、組立の
便を図ることができる上に、ヘッド保持用フレームとの
間に上方移動の規制用のストッパーを有して、このスト
ッパーでの位置規制による上記弾性部材のたわみで上記
ブロックが上方に弾発付勢されて上記ブロックについて
フロート弾性力に予圧が与えられているものとするこ
とにより、フロートのためのばね力の設定を容易に行う
ことができる。
【0039】一方の仕上げ剃り用刃ヘッドと粗剃り用刃
ヘッドとを強制的に下降状態に保つロック部材を備えた
ものとする時には、鼻下のような狭い部分の髭を剃るこ
とが容易となる。仕上げ剃り用刃ヘッドを、多数の刃孔
を有する外刃と、この外刃を保持している矩形枠状の取
付枠と、外刃内面に摺接する内刃とからなるものとし、
取付枠の長手側面に切り欠きを設けたものとすることも
好ましい。この場合、取付枠の存在で仕上げ剃り用刃ヘ
ッドにおける外刃の着脱が容易となるとともに、取付枠
に設けた切り欠きは、取付枠の存在にもかかわらず、粗
剃り用刃ヘッドの掃除を容易とする。また、仕上げ剃り
用刃ヘッドの上下フロート用弾性力を発揮する弾性部材
は、仕上げ剃り用内刃を仕上げ剃り用外刃内面に押し付
けている押上ばねと、上下動自在な仕上げ剃り用外刃を
押し上げている弾性アームとからなるものとすれば、仕
上げ剃り用刃ヘッドについてのフロートのためのばね力
の設定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の部分縦断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の縦断面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】同上の刃ヘッドの分解斜視図である。
【図6】同上のヘッドフレームと外刃フレームの斜視図
である。
【図7】同上のヘッドフレームに刃ヘッドを装着した状
態の破断正面図である。
【図8】同上の粗剃り用刃ヘッドの分解斜視図である。
【図9】同上の粗剃り用刃ヘッドを示すもので、(a)は
正面図、(b)はヒートシール部の拡大断面図である。
【図10】組立途中の状態を示す側面図である。
【図11】組立後の状態を示す側面図である。
【図12】他例の部分断面図である。
【図13】一方の仕上げ剃り用刃ヘッド及び粗剃り用刃
ヘッドを強制的に沈めた状態の断面図である。
【図14】他の実施例の断面図である。
【図15】同上の分解斜視図である。
【図16】同上のヘッドフレーム及び外刃フレームの斜
視図である。
【符号の説明】
1 仕上げ剃り用刃ヘッド 2 粗剃り用刃ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−231991(JP,A) 特開 平4−220282(JP,A) 特開 昭55−86490(JP,A) 特開 昭59−141983(JP,A) 実公 昭56−35188(JP,Y2) 実公 昭48−4720(JP,Y1) 特公 昭57−35032(JP,B2)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の刃孔が形成された湾曲薄板からな
    る外刃とこの外刃の内面を往復摺動する内刃とからなる
    仕上げ剃り用刃ヘッドと、粗剃り用刃ヘッドとの2種の
    刃ヘッドを備えるとともに、ヘッド保持用フレームによ
    って平行並列に保持されている2つの仕上げ剃り用刃ヘ
    ッドの間粗剃り用刃ヘッドを配している往復式電気か
    みそりであって、上記ヘッド保持用フレームに夫々上下動可能に支持され
    た前記両仕上げ剃り用刃ヘッド並びに粗剃り用刃ヘッド
    は夫々弾性部材による弾性力で上方に付勢されて全刃ヘ
    ッドが フロート自在となっているとともに、 粗剃り用刃ヘッドの上下フロートの弾性力仕上げ剃り
    用刃ヘッドの上下フロートの弾性力より小さくなってい
    ことを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 粗剃り用刃ヘッドは、上面壁と両側壁と
    からなる断面逆U字形であり且つ上面壁に設けられたス
    リットが側方においても開口している外刃と、この外刃
    の内部に配されて外刃の上面壁の内面を往復摺動する内
    刃とからなるものであることを特徴とする請求項1記載
    の往復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 粗剃り用刃ヘッドにおける外刃はその上
    面幅が下部幅より大となっていることを特徴とする請求
    項2記載の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 刃ヘッドは上下2点の係合部によって
    ッド保持用フレームに取り付けられているとともに、こ
    れら2つの係合部は大きさが異なるものとなっているこ
    とを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  5. 【請求項5】 両仕上げ剃り用刃ヘッドと粗剃り用刃ヘ
    ッドは各上面が略同一高さとされていることを特徴とす
    る請求項1記載の往復式電気かみそり。
  6. 【請求項6】 粗剃り用刃ヘッドは、ヘッド保持用フレ
    ームに設けられたE字形の弾性アームに取り付けられて
    該弾性アームによってフロート弾性力が付加されている
    とともに、両仕上げ剃り用刃ヘッド間において一方の仕
    上げ剃り用刃ヘッド側に寄った位置に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  7. 【請求項7】粗剃り用刃ヘッドは、外刃と、外刃内面に
    摺接する内刃と、外刃に固定されたプレートと内刃との
    間に配されて内刃を外刃に押し付ける押し上げばねとか
    らなるブロックとして構成されて、ヘッド保持用フレー
    ムに弾性部材を介して取り付けられているとともに、ヘ
    ッド保持用フレームとの間に上方移動の規制用のストッ
    パーを有して、このストッパーでの位置規制による上記
    弾性部材のたわみで上記ブロックが上方に弾発付勢され
    て上記ブロックについてのフロート弾性力に予圧が与え
    られていることを特徴とする請求項1記載の往復式電気
    かみそり。
  8. 【請求項8】 一方の仕上げ剃り用刃ヘッドと粗剃り用
    刃ヘッドとを強制的に下降状態に保つロック部材を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみ
    そり。
  9. 【請求項9】 仕上げ剃り用刃ヘッドは、多数の刃孔を
    有する外刃と、この外刃を保持してヘッド保持用フレー
    ムと外刃との間に介在する矩形枠状の取付枠と、外刃内
    面に摺接する内刃とからなり、ヘッド保持用フレームに
    保持される取付枠はその長手側面に切り欠きを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそ
    り。
  10. 【請求項10】 仕上げ剃り用刃ヘッドの上下フロート
    用弾性力を発揮する弾性部材は、仕上げ剃り用内刃を仕
    上げ剃り用外刃内面に押し付けている押上ばねと、上下
    動自在な仕上げ剃り用外刃を押し上げている弾性アーム
    とからなることを特徴とする請求項1記載の往復式電気
    かみそり。
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