JP2539053Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JP2539053Y2
JP2539053Y2 JP1645391U JP1645391U JP2539053Y2 JP 2539053 Y2 JP2539053 Y2 JP 2539053Y2 JP 1645391 U JP1645391 U JP 1645391U JP 1645391 U JP1645391 U JP 1645391U JP 2539053 Y2 JP2539053 Y2 JP 2539053Y2
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JP
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vehicle body
lamp
light
lens
auxiliary reflector
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JP1645391U
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高也 伊藤
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一部レンズが車体側面
部にまで回り込む所謂回り込みレンズを備えた灯具、例
えば、ターンシグナルランプ、コーナリングランプ、ク
リアランスランプ等に適用して好適な車輛用灯具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車輌用灯具、特に交通安全性
の面から車体前面(または後面)のコーナー部に配置さ
れるターンシグナルランプ等にあっては、実開昭62−
25403号公報等に見られるように、車体側方からも
確認できるように、灯具ボディおよび前面レンズを車体
コーナー部に沿って略L字状もしくは車体後方に向かっ
て傾斜させ、光源からの光の一部を車体側方に出射させ
るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の車輌用灯具にあっては、車体前方および車体側
方からの確認はできても、車体後方からは確認できない
という問題があった。そこで、このような問題点を解決
する方法として、前面レンズの側面部に三角柱体からな
る突起を一体に突設し、この突起により光源からの光を
車体側方および後方に出射させるようにしたものが知ら
れている。しかし、このようなものにおいても、車体後
方を照射する光量が不十分で、十分に機能を発揮し得
ず、リフレクタを設けて車体後方への光量を増加させよ
うとすると、車体側方への光量が減少するばかりか、点
灯時にリフレクタによる影が生じ、外観上体裁が悪いと
いう問題があった。
【0004】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、点灯時に影とならず、また車体側方および車体後
方への光量配分を自由に設定でき、車体側方および車体
後方の照射機能を共に満足させることができるようにし
た車輌用灯具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、車体コーナー部に設けられ前面レンズの一部
が車体側面にまで回り込む車輌用灯具において、前記前
面レンズの側面部に山形の突起部を一体に突設し、この
突起部の内側に光源から出た車体側方に向かう光の一部
を透過させ、残りを車体後方に反射させる補助リフレク
タを設けたものである。
【0006】
【作用】本考案において、補助リフレクタは、光源から
出た車体側方に向かう光の一部をそのまま透過させ、残
りを車体後方に反射させる。また、補助リフレクタは半
透光性のため、点灯時に完全な影にはならない。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は図2のI−I線断面図、図2は
本考案に係る車輌用灯具をフロントターンシグナルラン
プに適用した場合の一実施例を示す正面図、図3は同ラ
ンプの側面図、図4は補助リフレクタの要部正面図であ
る。
【0008】本実施例は車体の左側コーナー部に取り付
けられるフロントターンシグナルランプに適用した場合
の例を示すものである。1は車体、2は前照灯、3は前
照灯2の外側に位置して車体1の左コーナー部に配設さ
れたフロントターンシグナルランプで、このランプ3
は、前記車体1に複数個の取付ボルト(図示せず)等に
よって強固に固定される灯具ボディ4と、灯具ボディ4
の前面開口部および側面開口部を気密に閉鎖する前面レ
ンズ5を備えている。
【0009】前記灯具ボディ4は、ABS樹脂等の射出
成形によって一体成形されて前面および車体左側面側が
開放しており、内部がシェード6によって車体前方に開
放する第1の灯室7と、車体前方および車体側方に開放
する第2の灯室8とに仕切られている。第1の灯室7は
パーキングアンドクリアランスランプ10の灯室を形成
し、パーキングアンドクリアランスランプ用バルブ11
とリフレクタ12を収納し、第2の灯室8はフロントタ
ーンシグナルランプ3の灯室を形成してターンシグナル
ランプ用バルブ14と補助リフレクタ15を収納してい
る。パーキングアンドクリアランスランプ用バルブ11
とターンシグナルランプ用バルブ14は、バルブソケッ
ト18、19に保持されて灯具ボディ4の背面に開設さ
れたバルブ挿通孔16、17より灯具ボディ4内にそれ
ぞれ挿入配置されている。そして、灯具ボディ4の内面
は、シルバー塗装等によって反射面を形成している。
【0010】前記灯具ボディ4に取り付けられる前記前
面レンズ5は、前記第1の灯室7を気密に覆う第1レン
ズ21と、第2の灯室8を気密に覆う第2レンズ22と
からなり、裏面周縁部に一体に突設された枠状のシール
脚23が、灯具ボディ4の外周面前端部に形成された前
方に開放するU字状のシール溝24に挿入され、かつ接
着剤25によって固着されると共に、不図示のランス結
合、止めねじ等によって灯具ボディ4に機械的に結合固
定されている。第1レンズ21は白色、第2レンズ22
はアンバー色をそれぞれ呈している。このような構成か
らなる前面レンズ5は、第1、第2レンズ21、22の
色が異なって形成されているため、1つの金型によって
同時成形することができず、周知の多色成形法によって
製作される。すなわち、この多色成形法は、予め一方、
例えば第1レンズ21を第1レンズ成形用金型によって
射出成形し、しかる後この第1レンズ21を第2レンズ
成形用金型内に装填し、そのキャビティ内に溶融樹脂を
射出充填して第2レンズ22を第1レンズ21に一体的
に接合し、1つの前面レンズ5を製作するものである。
なお、このようにして製作された前面レンズ5の裏面に
はレンズ同士の接合強度を増大させるため、接合突部2
7が一体に突設されている。また、前面レンズ5の内面
には前記バルブ11、14からの光を所定の方向に拡散
させるレンズステップ(図示せず)が形成されている。
【0011】前記第2レンズ22は、車体1の前面側コ
ーナー部の曲面と略一致するよう平面視略L字状に湾曲
形成されることにより、車体側面に一部が回り込む回り
込みレンズを形成している。また、第2レンズ22の車
体側面に回り込む回り込み部、すなわち側面部30には
上下方向に延在し、車体側方に凸となる平面視山形の突
起部31が一体に突設されている。この突起部31は、
ターンシグナルランプ用バルブ14の光を斜め前方およ
び斜め後方に出射させることにより、斜線変更時、左折
時等における他車ドライバの視認を容易にするもので、
略垂直で車体の幅方向中心線に対して交叉し斜め前方を
指向する第1斜面32aと、同じく略垂直で車体の幅方
向中心線に対して交叉し斜め後方を指向する第2斜面3
2bとを備えている。
【0012】前記補助リフレクタ15は、図4に示すよ
うに透明樹脂板35の一表面にアルミニウムの蒸着等に
より多数の反射部36をメッシュ状(又はストライブ
状)に設けて形成され、前記突起部31の内側に第1傾
斜面32aと背中合わせになるように配設されている。
ターンシグナルランプ用バルブ14から出た光のうち、
前方に向かう直射光L1 は、第2レンズ22を透過し車
体1の前方を照射する。また、側方に向かう光L2 は、
第2レンズ22の側面部30を照射し透過する。このと
き、補助リフレクタ15を照射する光L2 の一部は、透
明樹脂板35を透過して第1傾斜面32aを透過し、車
体1の斜め前方を照射する一方、残りは反射部36に当
たって後方に反射し、第2傾斜面32bを透過して車体
1の斜め後方を照射する。反射部36の大きさおよび数
は自由に変更でき、これによって、透明樹脂板35を透
過する透過光の光量と、反射部36によって反射される
反射光の光量を決定することができる。
【0013】かくしてこのような構成からなるランプ1
においては、補助リフレクタ15によってバルブ14か
らの光の一部を車体後方に反射させているので、車体後
方に向かう光量を増大させることができ、また補助リフ
レクタ15は半透光性のミラーを形成しているので、バ
ルブ点灯時に完全な影とはならず、単に全反射鏡を配置
した場合と比較して車体側方に向かう光量を増大させる
ことができる。従って、車体側方および後方からの視認
性が向上し、ランプとしての機能を満足させる。さら
に、補助リフレクタ15は反射部36の大きさ、数を変
えることにより透過光量と反射光量の割合を自由に変更
し得る。
【0014】図5は補助リフレクタ15の他の実施例を
示す断面図である。この実施例は補助リフレクタ15を
透明樹脂板35にハーフ蒸着(半透過性の蒸着)を施し
たハーフミラーで構成したものである。補助リフレクタ
15の透過光量と反射光量は蒸着膜の膜厚を変えること
により自由に変更し得る。このような構成においても上
記実施例と同様な効果が得られることは明らかである。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る車輛用
灯具によれば、前面レンズの回り込み部分に突設した突
起部の内側に補助リフレクタを配置し、この補助リフレ
クタによってバルブからの光の一部を透過させ、残りを
後方に反射させるように構成したので、車体側方および
車体後方を照射する光量を増大させることができ、灯具
としての視認性を向上させる。また、補助リフレクタは
半透光性のミラーを形成しているので、バルブ点灯時に
完全な影とはならず、点灯時の灯具の見栄えを向上させ
るなど、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線断面図である。
【図2】本考案に係る車輌用灯具をフロントターンシグ
ナルランプに適用した場合の一実施例を示す正面図であ
る。
【図3】同ランプの側面図である。
【図4】補助リフレクタの要部正面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車体 3 ターンシグナルランプ 4 灯具ボディ 5 前面レンズ 14 ターンシグナルランプ用バルブ 15 補助リフレクタ 31 突起部 35 透明樹脂板 36 反射部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体コーナー部に設けられ前面レンズの
    一部が車体側面にまで回り込む車輌用灯具において、前
    記前面レンズの側面部に山形の突起部を一体に突設し、
    この突起部の内側に光源から出た車体側方に向かう光の
    一部を透過させ、残りを車体後方に反射させる補助リフ
    レクタを設けたことを特徴とする車輌用灯具。
JP1645391U 1991-02-28 1991-02-28 車輌用灯具 Expired - Lifetime JP2539053Y2 (ja)

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JPH04106801U JPH04106801U (ja) 1992-09-16
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JP4486668B2 (ja) * 2007-11-01 2010-06-23 サカエ理研工業株式会社 ドアミラーのサイドターンランプ装置
JP4486669B2 (ja) * 2007-11-07 2010-06-23 サカエ理研工業株式会社 ドアミラーのサイドターンランプ装置

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