JP2538947B2 - ヘ―ル加工方法 - Google Patents
ヘ―ル加工方法Info
- Publication number
- JP2538947B2 JP2538947B2 JP62268238A JP26823887A JP2538947B2 JP 2538947 B2 JP2538947 B2 JP 2538947B2 JP 62268238 A JP62268238 A JP 62268238A JP 26823887 A JP26823887 A JP 26823887A JP 2538947 B2 JP2538947 B2 JP 2538947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hail
- tool
- gear
- axis
- spindle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Turning (AREA)
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、加工表面に応じてヘールバイトのすくい角
を一定角度に調節しながら加工を行なうヘール加工方法
に関する。
を一定角度に調節しながら加工を行なうヘール加工方法
に関する。
＜従来の技術＞ 互いに直交する三軸方向（X,Y,Z軸）に相対移動可能
で、駆動回転（Ｃ軸）可能な主軸を備えた工作機械とし
てマシニングセンタがある。マシニングセンタの主軸に
成型バイト（ヘールバイト）を保持してヘール加工を行
なう場合、主軸の回転（Ｃ軸）のみを数値制御して行な
っていた。
で、駆動回転（Ｃ軸）可能な主軸を備えた工作機械とし
てマシニングセンタがある。マシニングセンタの主軸に
成型バイト（ヘールバイト）を保持してヘール加工を行
なう場合、主軸の回転（Ｃ軸）のみを数値制御して行な
っていた。
＜発明が解決しようとする問題点＞ マシニングセンタの主軸に成型バイトを取り付けた場
合、成型バイトは主軸の中心線に固定され、バイトのす
くい角度は常に一定である。このため、原理的には二次
元面のヘール加工しか加工できず、傾斜面や三次元曲面
のヘール加工を行なうことはできなかった。
合、成型バイトは主軸の中心線に固定され、バイトのす
くい角度は常に一定である。このため、原理的には二次
元面のヘール加工しか加工できず、傾斜面や三次元曲面
のヘール加工を行なうことはできなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、所定のす
くい角でもって傾斜面や三次元曲面のヘール加工が行な
えるヘール加工方法を提供することを目的とする。
くい角でもって傾斜面や三次元曲面のヘール加工が行な
えるヘール加工方法を提供することを目的とする。
＜問題点を解決するための手段＞ 上記目的を達成するための本発明のヘール加工方法
は、互いに三軸方向に相対移動可能な主軸を備えた工作
機械において、前記主軸の軸心に直交する軸回りで回動
自在な工具取付台を備え、該工具取付台にヘールバイト
を取り付け、被加工物の加工表面に応じて前記工具取付
台を回動させて該加工表面に対して前記ヘールバイトの
すくい角を調節しながらヘール加工を行なうことを特徴
とする。
は、互いに三軸方向に相対移動可能な主軸を備えた工作
機械において、前記主軸の軸心に直交する軸回りで回動
自在な工具取付台を備え、該工具取付台にヘールバイト
を取り付け、被加工物の加工表面に応じて前記工具取付
台を回動させて該加工表面に対して前記ヘールバイトの
すくい角を調節しながらヘール加工を行なうことを特徴
とする。
＜実施例＞ 第１図には本発明の一実施例に係るヘール加工方法を
実施する工作機械の概略外観、第２図には工具把持装置
の断面、第３図にはその駆動系の概念、第４図には加工
状態を表す側面を示してある。
実施する工作機械の概略外観、第２図には工具把持装置
の断面、第３図にはその駆動系の概念、第４図には加工
状態を表す側面を示してある。
第１図に示すように、主軸１は主軸頭２に支持され、
互いに直交するＸ軸,Y軸,Z軸方向に移動自在となり、Ｃ
軸回りで駆動回転される。
互いに直交するＸ軸,Y軸,Z軸方向に移動自在となり、Ｃ
軸回りで駆動回転される。
第２図に示すように、主軸１には主軸テーパ３を介し
て工具把持装置４が嵌合している。工具把持装置４は、
主軸テーパ３と一体の中心軸５と、中心軸５を回転自在
に支持し主軸頭２に対して駆動軸６により回転方向に固
定されている工具把持装置本体７と、中心軸５に固着さ
れた支持部材８と、中心軸５の軸心に直交する軸回り
（Ａ軸）で支持部材８に回転自在に支持される回転軸９
と、回転軸９に支持される工具取付台としてのバイト取
付台10と、駆動軸６側に連結され主部材間の回転位置を
保持する遊星歯車装置11と、遊星歯車装置11側に連結さ
れベベルギヤ、ウォーム軸12及びウォームホイール13を
含みバイト取付台10の回動を行なう歯車系列14と、駆動
軸６の駆動を行なう数値制御駆動のサーボモータ15とに
より構成される。
て工具把持装置４が嵌合している。工具把持装置４は、
主軸テーパ３と一体の中心軸５と、中心軸５を回転自在
に支持し主軸頭２に対して駆動軸６により回転方向に固
定されている工具把持装置本体７と、中心軸５に固着さ
れた支持部材８と、中心軸５の軸心に直交する軸回り
（Ａ軸）で支持部材８に回転自在に支持される回転軸９
と、回転軸９に支持される工具取付台としてのバイト取
付台10と、駆動軸６側に連結され主部材間の回転位置を
保持する遊星歯車装置11と、遊星歯車装置11側に連結さ
れベベルギヤ、ウォーム軸12及びウォームホイール13を
含みバイト取付台10の回動を行なう歯車系列14と、駆動
軸６の駆動を行なう数値制御駆動のサーボモータ15とに
より構成される。
第３図において、主軸駆動モータ16により主軸１が回
転（Ｃ軸）した場合、歯車17により遊星歯車装置11の歯
車18を回転させ、遊星歯車19を介して歯車20が回転し、
これに噛み合った歯車21を駆動する。この時、遊星歯車
装置11の太陽歯車22の回転を停止した状態で歯車17と歯
車21の回転数が一致するように、歯車17、遊星歯車装置
11、歯車20,21の歯数を決定する。これにより、太陽歯
車22の回転を停止させておけば、歯車23と歯車21は相対
的に回転運動は起こらず、主軸１が回転してもバイト取
付台10は回動しない。
転（Ｃ軸）した場合、歯車17により遊星歯車装置11の歯
車18を回転させ、遊星歯車19を介して歯車20が回転し、
これに噛み合った歯車21を駆動する。この時、遊星歯車
装置11の太陽歯車22の回転を停止した状態で歯車17と歯
車21の回転数が一致するように、歯車17、遊星歯車装置
11、歯車20,21の歯数を決定する。これにより、太陽歯
車22の回転を停止させておけば、歯車23と歯車21は相対
的に回転運動は起こらず、主軸１が回転してもバイト取
付台10は回動しない。
サーボモータ15により駆動軸６を介して歯車22を回転
させると、歯車17と歯車21の間に相対回転が起こり、歯
車21と歯車23が相対的に回転し、歯車23、ベベルギヤ、
ウォーム軸12を介してウォームホイール13を回転させ、
Ａ軸回りでバイト取付台10の回動を行なうことができ
る。
させると、歯車17と歯車21の間に相対回転が起こり、歯
車21と歯車23が相対的に回転し、歯車23、ベベルギヤ、
ウォーム軸12を介してウォームホイール13を回転させ、
Ａ軸回りでバイト取付台10の回動を行なうことができ
る。
加工に際しては、第４図に示すように、主軸駆動モー
タ16により主軸中心線回りにヘールバイト25の歯面を制
御するＣ軸制御とは独立して、工作物24の加工面の変動
（θ1,θ２）に対し、ヘールバイト25のすくい角θ０を
一定角度に調節するように、Ａ軸回りの制御を行なう。
タ16により主軸中心線回りにヘールバイト25の歯面を制
御するＣ軸制御とは独立して、工作物24の加工面の変動
（θ1,θ２）に対し、ヘールバイト25のすくい角θ０を
一定角度に調節するように、Ａ軸回りの制御を行なう。
このように、被加工物である工作物24の加工表面（加
工曲面）に応じてバイト取付台10を回動させ、ヘールバ
イト25のすくい角θ０を加工表面に対して一定角度に調
節しながらヘール加工を行なうことで、常時所定のすく
い角でもって傾斜面や三次元曲面のヘール加工が可能に
なる。
工曲面）に応じてバイト取付台10を回動させ、ヘールバ
イト25のすくい角θ０を加工表面に対して一定角度に調
節しながらヘール加工を行なうことで、常時所定のすく
い角でもって傾斜面や三次元曲面のヘール加工が可能に
なる。
＜発明の効果＞ 本発明のヘール加工方法は、被加工物の加工表面に応
じて工具取付台を回動させて、加工表面に対してヘール
バイトのすくい角を調節しながらヘール加工を行なうよ
うにしたので、常時所定のすくい角でもって傾斜面や三
次元曲面のヘール加工が可能になる。この結果、プラス
チック金型等複雑な形状のヘール加工が可能になる。
じて工具取付台を回動させて、加工表面に対してヘール
バイトのすくい角を調節しながらヘール加工を行なうよ
うにしたので、常時所定のすくい角でもって傾斜面や三
次元曲面のヘール加工が可能になる。この結果、プラス
チック金型等複雑な形状のヘール加工が可能になる。
第１図は本発明の一実施例に係るヘール加工方法を実施
する工作機械の概略外観図、第２図は工具把持装置の断
面図、第３図はその駆動系統図、第４図は加工状態を表
す側面図である。 図面中、 １は主軸、 ２は主軸頭 ４は工具把持装置 ５は中心軸 ６は駆動軸 ７は工具把持装置本体 ８は支持部材 10はバイト取付台 11は遊星歯車装置 12はサーボモータである。
する工作機械の概略外観図、第２図は工具把持装置の断
面図、第３図はその駆動系統図、第４図は加工状態を表
す側面図である。 図面中、 １は主軸、 ２は主軸頭 ４は工具把持装置 ５は中心軸 ６は駆動軸 ７は工具把持装置本体 ８は支持部材 10はバイト取付台 11は遊星歯車装置 12はサーボモータである。
Claims (1)
- 【請求項１】互いに三軸方向に相対移動可能な主軸を備
えた工作機械において、前記主軸の軸心に直交する軸回
りで回動自在な工具取付台を備え、該工具取付台にヘー
ルバイトを取り付け、被加工物の加工表面に応じて前記
工具取付台を回動させて該加工表面に対して前記ヘール
バイトのすくい角を調節しながらヘール加工を行なうこ
とを特徴とするヘール加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62268238A JP2538947B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ヘ―ル加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62268238A JP2538947B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ヘ―ル加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01115501A JPH01115501A (ja) | 1989-05-08 |
| JP2538947B2 true JP2538947B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=17455823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62268238A Expired - Lifetime JP2538947B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ヘ―ル加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538947B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2729248B2 (ja) * | 1992-02-25 | 1998-03-18 | オークマ株式会社 | 非真円形状加工旋盤 |
| US20100111632A1 (en) * | 2006-12-22 | 2010-05-06 | Tingley Iii William Q | Method and apparatus for non-rotary machining |
| US8821086B2 (en) | 2006-12-22 | 2014-09-02 | Tennine Corporation | Method and apparatus for controlled-fracture machining |
| WO2009028329A1 (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-05 | Konica Minolta Opto, Inc. | 多軸加工機 |
| JP4382133B2 (ja) | 2008-03-11 | 2009-12-09 | ファナック株式会社 | シャトルを備えた加工機 |
| US9101991B1 (en) | 2014-07-17 | 2015-08-11 | Tennine Corp. | Method and apparatus for non-spindle multi-axis machining |
| JP6963833B2 (ja) * | 2019-07-24 | 2021-11-10 | 株式会社レイズエンジニアリング | 車両用ホイールの製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039482B2 (ja) * | 1981-07-23 | 1985-09-06 | 東芝機械株式会社 | 工作機械の主軸ヘッド |
| JPS60155310A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-15 | Makino Milling Mach Co Ltd | 切削加工方法およびその装置 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP62268238A patent/JP2538947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01115501A (ja) | 1989-05-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4316850B2 (ja) | 複合加工工作機械における加工方法 | |
| USRE33732E (en) | Method of machining a workpiece in a turret lathe and an NC lathe for performing this method | |
| US6840720B2 (en) | Machine for deburring and fine machining of tooth flanks of toothed workpieces | |
| JP2001198702A (ja) | 複合加工機 | |
| JPS62162417A (ja) | まがり歯かさ歯車歯切盤 | |
| JP2002103139A (ja) | 歯車研削加工方法、並びに歯車研削用タレットヘッド及び歯車研削工具 | |
| JP2538947B2 (ja) | ヘ―ル加工方法 | |
| JPH089124B2 (ja) | 自由曲面の加工方法 | |
| JP2747523B2 (ja) | 可搬式管開先加工機 | |
| JP7036662B2 (ja) | 工作機械 | |
| JPH0788737A (ja) | ５軸加工機 | |
| US4936051A (en) | Method and device for trimming grinding wheels | |
| JPH0871803A (ja) | 開先加工装置 | |
| JPH0441102A (ja) | タレット旋盤による加工方法とタレット旋盤 | |
| JPS63144941A (ja) | 複合研削加工装置 | |
| JP3412507B2 (ja) | 歯車ホーニング盤 | |
| JPH02152718A (ja) | 複合加工ｎｃ旋盤 | |
| CN216913082U (zh) | 一种四轴转台 | |
| JPH01205915A (ja) | Ｎｃスカイビング盤 | |
| JPH08267320A (ja) | ウォームラックの歯形加工ヘッド | |
| JP2702127B2 (ja) | 倣い研削装置 | |
| JP3395701B2 (ja) | 加工機 | |
| JPH01240202A (ja) | 工作機械 | |
| JPH0661650B2 (ja) | ２軸制御装置を備えた複合加工機 | |
| JPS5844970Y2 (ja) | 異形軸加工機械 |