JP2538599Y2 - スタータ装置 - Google Patents
スタータ装置Info
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- JP2538599Y2 JP2538599Y2 JP1991003707U JP370791U JP2538599Y2 JP 2538599 Y2 JP2538599 Y2 JP 2538599Y2 JP 1991003707 U JP1991003707 U JP 1991003707U JP 370791 U JP370791 U JP 370791U JP 2538599 Y2 JP2538599 Y2 JP 2538599Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- output shaft
- helical spline
- outer diameter
- cylindrical portion
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/022—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
- F02N15/023—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch of the overrunning type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/043—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer
- F02N15/046—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer of the planetary type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/06—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
- F02N2015/061—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement said axial displacement being limited, e.g. by using a stopper
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、直流電動機の電機子
軸の回転を減速し、又は直接に出力軸に伝え、出力軸の
回転をオーバランニングクラッチを介しピニオンに伝達
し、機関を始動させるスタータ装置に関する。
軸の回転を減速し、又は直接に出力軸に伝え、出力軸の
回転をオーバランニングクラッチを介しピニオンに伝達
し、機関を始動させるスタータ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、例えば実公昭５５−５３７２７
号公報に示された従来のスタータ装置の要部縦断面図で
ある。１は直流電動機で、電機子軸２が出され、前方に
延長された部分が出力軸３をなしている。４は出力軸３
に形成されたヘリカルスプラインで、円周方向に対し等
ピッチの複数条の谷部４ａと、これらの各谷部４ａ間に
１条宛の通し用谷部４ｂとが設けられている。５はヘリ
カルスプライン４から前方に環状溝６を隔てた同一外径
のストッパ部で、通し用谷部４ｂと連通する通し用谷部
５ａが設けられている。ヘリカルスプライン４部及びス
トッパ部５を図３に示す。７は直流電動機１の前ブラケ
ット、８は仕切り板である。
号公報に示された従来のスタータ装置の要部縦断面図で
ある。１は直流電動機で、電機子軸２が出され、前方に
延長された部分が出力軸３をなしている。４は出力軸３
に形成されたヘリカルスプラインで、円周方向に対し等
ピッチの複数条の谷部４ａと、これらの各谷部４ａ間に
１条宛の通し用谷部４ｂとが設けられている。５はヘリ
カルスプライン４から前方に環状溝６を隔てた同一外径
のストッパ部で、通し用谷部４ｂと連通する通し用谷部
５ａが設けられている。ヘリカルスプライン４部及びス
トッパ部５を図３に示す。７は直流電動機１の前ブラケ
ット、８は仕切り板である。
【０００３】１０は出力軸３に装着されたオーバランニ
ングクラッチで、次のように構成されている。１１はク
ラッチアウタで、後端部の円筒部の内周にヘリカルスプ
ラインの山部１１ａが設けられ、出力軸３のヘリカルス
プライン４の谷部４ａにはめ合わされている。１２は複
数のローラ１３を介し一方向回転伝達するクラッチイン
ナで、前方に延長された円筒部１２ａの前端部にピニオ
ン１４が形成されている。クラッチインナ１２は、円筒
部１２ａで軸受１５を介し前ブラケット７に支持され、
円筒部１２ａの内周に軸受１６を介し出力軸３の前端を
支持している。クラッチインナ１２の円筒部１２ａの外
径は、軸受１５に支持されるため、ピニオン１４の外径
と同一又はそれ以上にする必要があり、重量が重くなっ
ている。
ングクラッチで、次のように構成されている。１１はク
ラッチアウタで、後端部の円筒部の内周にヘリカルスプ
ラインの山部１１ａが設けられ、出力軸３のヘリカルス
プライン４の谷部４ａにはめ合わされている。１２は複
数のローラ１３を介し一方向回転伝達するクラッチイン
ナで、前方に延長された円筒部１２ａの前端部にピニオ
ン１４が形成されている。クラッチインナ１２は、円筒
部１２ａで軸受１５を介し前ブラケット７に支持され、
円筒部１２ａの内周に軸受１６を介し出力軸３の前端を
支持している。クラッチインナ１２の円筒部１２ａの外
径は、軸受１５に支持されるため、ピニオン１４の外径
と同一又はそれ以上にする必要があり、重量が重くなっ
ている。
【０００４】１７は前ブラケット７に取付けられた電磁
スイッチで、励磁コイル（図示しない）の通電によりプ
ランジャ１８を磁気吸引し後退させる。１９は二またの
上端部でプランジャ１８に係合されたシフトレバーで、
二またの下端部でオーバランニングクラッチ１０に軸方
向に係合している。シフトレバー１９は反時計方向及び
時計方向の回動により、オーバランニングクラッチ１０
を前進及び後退復帰させる。２０はシフトレバー１９を
図で時計方向に回動復帰させるとともに、プランジャ１
８を前進復帰させるトーションばね、２１はピニオン１
４の前進によりかみ合わされ、始動回転させる機関のリ
ングギヤである。
スイッチで、励磁コイル（図示しない）の通電によりプ
ランジャ１８を磁気吸引し後退させる。１９は二またの
上端部でプランジャ１８に係合されたシフトレバーで、
二またの下端部でオーバランニングクラッチ１０に軸方
向に係合している。シフトレバー１９は反時計方向及び
時計方向の回動により、オーバランニングクラッチ１０
を前進及び後退復帰させる。２０はシフトレバー１９を
図で時計方向に回動復帰させるとともに、プランジャ１
８を前進復帰させるトーションばね、２１はピニオン１
４の前進によりかみ合わされ、始動回転させる機関のリ
ングギヤである。
【０００５】上記オーバランニングクラッチ１０の出力
軸３への装着は、次のようにする。クラッチアウタ１１
のヘリカルスプラインの山部１１ａをストッパ部５の通
し用谷部５ａに通し、ヘリカルスプライン４の通し用谷
部４ｂに通過させてから、出力軸３の後部の小径の逃げ
部３ａにおいて、クラッチアウタ１１を山部１１ａの半
ピッチだけ回動し、山部１１ａを出力軸３のヘリカルス
プライン４の谷部４ａに合わせ、前進させ、双方をヘリ
カルスプライン結合する。この状態では、クラッチアウ
タ１１の山部１１ａの前端面が、ストッパ部５の後端段
部面に当接し前進が規制される。
軸３への装着は、次のようにする。クラッチアウタ１１
のヘリカルスプラインの山部１１ａをストッパ部５の通
し用谷部５ａに通し、ヘリカルスプライン４の通し用谷
部４ｂに通過させてから、出力軸３の後部の小径の逃げ
部３ａにおいて、クラッチアウタ１１を山部１１ａの半
ピッチだけ回動し、山部１１ａを出力軸３のヘリカルス
プライン４の谷部４ａに合わせ、前進させ、双方をヘリ
カルスプライン結合する。この状態では、クラッチアウ
タ１１の山部１１ａの前端面が、ストッパ部５の後端段
部面に当接し前進が規制される。
【０００６】次に、動作を説明する。電磁スイッチ１７
の励磁コイル（図示しない）に通電すると、プランジャ
１８が内方に吸引後退され、シフトレバー１９を図で反
時計方向に回動させる。これにより、オーバランニング
クラッチ１０を前進移動させ、ピニオン１４がリングギ
ヤ２１にかみ合わされる。プランジャ１８の後退により
可動接点が後退され、１対の固定接点（いずれも図示し
ない）に圧接し、直流電動機１の電機子回路を閉じる。
これにより電機子が回転し、電機子軸２及び一体の出力
軸３の回転がオーバランニングクラッチ１０を介しピニ
オン１４に伝えられ、リングギヤ２１を回転させ機関を
始動させる。
の励磁コイル（図示しない）に通電すると、プランジャ
１８が内方に吸引後退され、シフトレバー１９を図で反
時計方向に回動させる。これにより、オーバランニング
クラッチ１０を前進移動させ、ピニオン１４がリングギ
ヤ２１にかみ合わされる。プランジャ１８の後退により
可動接点が後退され、１対の固定接点（いずれも図示し
ない）に圧接し、直流電動機１の電機子回路を閉じる。
これにより電機子が回転し、電機子軸２及び一体の出力
軸３の回転がオーバランニングクラッチ１０を介しピニ
オン１４に伝えられ、リングギヤ２１を回転させ機関を
始動させる。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来のス
タータ装置では、クラッチインナ１２の円筒部１２ａの
外径が大きくなり、重量が重く、ピニオン１４のリング
ギヤ２１へのかみ合い性が低下する。そのうえオーバラ
ンニングクラッチ１０を出力軸３へ結合するのに、いっ
たん、後方へ押込み、クラッチアウタ１１のヘリカルス
プラインの山部１１ａを通し用谷部４ｂからかわしてか
ら、谷部４ａに山部１１ａを合わせ、前方に戻して結合
する必要があるので、クラッチインナ１２の後端は、ス
トッパ部５の前端から間隔Ｌをあけておかねばならず、
それだけオーバランニングクラッチ１０が前方に長くな
り、外形が軸方向に大きくなるという問題点があった。
この考案は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、クラッチインナの重量を軽減し、ピニオンの
リングギヤへのかみ合い性を向上し、さらに、オーバラ
ンニングクラッチの長さを短縮し、軸方向外形を小さく
したスタータ装置を得ることを目的としている。
タータ装置では、クラッチインナ１２の円筒部１２ａの
外径が大きくなり、重量が重く、ピニオン１４のリング
ギヤ２１へのかみ合い性が低下する。そのうえオーバラ
ンニングクラッチ１０を出力軸３へ結合するのに、いっ
たん、後方へ押込み、クラッチアウタ１１のヘリカルス
プラインの山部１１ａを通し用谷部４ｂからかわしてか
ら、谷部４ａに山部１１ａを合わせ、前方に戻して結合
する必要があるので、クラッチインナ１２の後端は、ス
トッパ部５の前端から間隔Ｌをあけておかねばならず、
それだけオーバランニングクラッチ１０が前方に長くな
り、外形が軸方向に大きくなるという問題点があった。
この考案は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、クラッチインナの重量を軽減し、ピニオンの
リングギヤへのかみ合い性を向上し、さらに、オーバラ
ンニングクラッチの長さを短縮し、軸方向外形を小さく
したスタータ装置を得ることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この考案にかかるスター
タ装置は、クラッチインナの中間円筒部を、内径が出力
軸のヘリカルスプライン及びクラッチアウタ用ストッパ
部の外径よりわずかに大きく、外径が後端部より小さい
ものにし、かつ、長さを短縮し、中間円筒部の前端部を
さらに小径にし、ピニオンを結合したものである。
タ装置は、クラッチインナの中間円筒部を、内径が出力
軸のヘリカルスプライン及びクラッチアウタ用ストッパ
部の外径よりわずかに大きく、外径が後端部より小さい
ものにし、かつ、長さを短縮し、中間円筒部の前端部を
さらに小径にし、ピニオンを結合したものである。
【０００９】
【作用】この考案においては、クラッチインナの中間円
筒部が出力軸のヘリカルスプライン部とクラッチアウタ
用ストッパ部の外周に重なり、オーバランニングクラッ
チの長さが短縮される。さらに、クラッチインナの円筒
部の外径が後端部外径より小さいので重量が軽減され、
軸方向移動体の前進移動が容易になり、ピニオンのリン
グギヤへのかみ合い性が向上される。
筒部が出力軸のヘリカルスプライン部とクラッチアウタ
用ストッパ部の外周に重なり、オーバランニングクラッ
チの長さが短縮される。さらに、クラッチインナの円筒
部の外径が後端部外径より小さいので重量が軽減され、
軸方向移動体の前進移動が容易になり、ピニオンのリン
グギヤへのかみ合い性が向上される。
【００１０】
【実施例】図１は、この考案によるスタータ装置の一実
施例の要部縦断面図である。直流電動機３０の電機子か
ら電機子軸３１が出され、電機子軸３１の前端部には小
歯車からなる太陽歯車３１ａが形成されている。３２は
継鉄、３３は中間ブラケットで、軸受３４を介し電機子
軸３１の前部側を支持している。３５は中間ブラケット
３３を介し継鉄３２に結合された前ブラケットである。
施例の要部縦断面図である。直流電動機３０の電機子か
ら電機子軸３１が出され、電機子軸３１の前端部には小
歯車からなる太陽歯車３１ａが形成されている。３２は
継鉄、３３は中間ブラケットで、軸受３４を介し電機子
軸３１の前部側を支持している。３５は中間ブラケット
３３を介し継鉄３２に結合された前ブラケットである。
【００１１】３６は電機子軸３１の前端に鋼球３７を介
し同軸心配設された出力軸で、中間部にヘリカルスプラ
イン３７が形成されている。このヘリカルスプライン３
７の前方には、環状溝３８とクラッチアウタ用ストッパ
部３９が設けられている。ヘリカルスプライン３７には
円周方向に対し等ピッチの複数条の谷部３７ａが形成さ
れ、これらの隣接する谷部３７ａ間にそれぞれ１条宛の
通し用谷部３７ｂが形成されている。ストッパ部３９に
は、通し用谷部３７ｂに連通する通し用切欠き３９ａが
形成されている。また、出力軸３６には、ヘリカルスプ
ライン３７部の後方に小径の逃がし部３６ｂが設けられ
ている。
し同軸心配設された出力軸で、中間部にヘリカルスプラ
イン３７が形成されている。このヘリカルスプライン３
７の前方には、環状溝３８とクラッチアウタ用ストッパ
部３９が設けられている。ヘリカルスプライン３７には
円周方向に対し等ピッチの複数条の谷部３７ａが形成さ
れ、これらの隣接する谷部３７ａ間にそれぞれ１条宛の
通し用谷部３７ｂが形成されている。ストッパ部３９に
は、通し用谷部３７ｂに連通する通し用切欠き３９ａが
形成されている。また、出力軸３６には、ヘリカルスプ
ライン３７部の後方に小径の逃がし部３６ｂが設けられ
ている。
【００１２】４０は遊星歯車減速装置で、次のように構
成されている。４１は太陽歯車31ａにかみ合わされた複
数の遊星歯車で、軸受４３を介し支持ピン４２に支持さ
れている。支持ピン４２は出力軸３６の後端のフランジ
部からなるキャリア３６ａに固着されている。４４は前
ブラケット３５内に固定された内歯歯車枠で内周に内歯
部４４ａが設けられ、かみ合った遊星歯車４１を公転運
動させる。内歯歯車枠４４の前端部内周で、軸受４５を
介し出力軸３６の後端部を支持している。
成されている。４１は太陽歯車31ａにかみ合わされた複
数の遊星歯車で、軸受４３を介し支持ピン４２に支持さ
れている。支持ピン４２は出力軸３６の後端のフランジ
部からなるキャリア３６ａに固着されている。４４は前
ブラケット３５内に固定された内歯歯車枠で内周に内歯
部４４ａが設けられ、かみ合った遊星歯車４１を公転運
動させる。内歯歯車枠４４の前端部内周で、軸受４５を
介し出力軸３６の後端部を支持している。
【００１３】４７は出力軸３６の外周に装着されたオー
バランニングクラッチで、次のように構成されている。
４８はクラッチアウタで、出力軸３６のヘリカルスプラ
イン３７の谷部３７ａに結合するヘリカルスプラインの
山部４８ａが設けられている。４９はクラッチアウタ４
８にローラ５０を介し一方向回転伝達するクラッチイン
ナで、中間の円筒部４９ａは、内径を出力軸３６のヘリ
カルスプライン３７及びストッパ部３９の外径よりわず
かに大きくし重ねられるようにし、外径を後端部４９ｂ
の外径より小さくし、重量を軽減している。クラッチイ
ンナ４９は中間円筒部４９ａで軸受５２を介し前ブラケ
ット３５に支持され、軸受５３を介し出力軸３６を支持
している。５１は係合環、５７は出力軸３６にはめら
れ、クラッチアウタ４８の後端を受止める止め輪であ
る。
バランニングクラッチで、次のように構成されている。
４８はクラッチアウタで、出力軸３６のヘリカルスプラ
イン３７の谷部３７ａに結合するヘリカルスプラインの
山部４８ａが設けられている。４９はクラッチアウタ４
８にローラ５０を介し一方向回転伝達するクラッチイン
ナで、中間の円筒部４９ａは、内径を出力軸３６のヘリ
カルスプライン３７及びストッパ部３９の外径よりわず
かに大きくし重ねられるようにし、外径を後端部４９ｂ
の外径より小さくし、重量を軽減している。クラッチイ
ンナ４９は中間円筒部４９ａで軸受５２を介し前ブラケ
ット３５に支持され、軸受５３を介し出力軸３６を支持
している。５１は係合環、５７は出力軸３６にはめら
れ、クラッチアウタ４８の後端を受止める止め輪であ
る。
【００１４】５４はクラッチインナ４９の前端小径部４
９ｃにスプライン結合されたピニオンで、ストッパ５５
により前端が受止められており、圧縮ばね５６により前
進方向に押圧されている。
９ｃにスプライン結合されたピニオンで、ストッパ５５
により前端が受止められており、圧縮ばね５６により前
進方向に押圧されている。
【００１５】オーバランニングクラッチ４７の出力軸３
６への装着は次のようにする。結合されたオーバランニ
ングクラッチ４７のクラッチアウタ４８のヘリカルスプ
ラインの山部４８ａを、ストッパ部３９の通し用切欠き
３９ａに通し、ヘリカルスプライン３７部の通し用谷部
３７ｂを通過し、逃がし部３６ａに至らす。ここで、ク
ラッチアウタ４８を山部４８ａの半ピッチ分だけ回動
し、山部４８ａを出力軸３６のヘリカルスプライン３７
の谷部３７ａに係合させて前進戻しをする。そこで、出
力軸３６に止め輪５７をはめ、クラッチアウタ４８の後
退位置を規制する。この状態でオーバランニングクラッ
チ４７が前進すると、クラッチアウタ４８の山部４８ａ
の前端がストッパ部３９に当たり、前進位置が規制され
る。
６への装着は次のようにする。結合されたオーバランニ
ングクラッチ４７のクラッチアウタ４８のヘリカルスプ
ラインの山部４８ａを、ストッパ部３９の通し用切欠き
３９ａに通し、ヘリカルスプライン３７部の通し用谷部
３７ｂを通過し、逃がし部３６ａに至らす。ここで、ク
ラッチアウタ４８を山部４８ａの半ピッチ分だけ回動
し、山部４８ａを出力軸３６のヘリカルスプライン３７
の谷部３７ａに係合させて前進戻しをする。そこで、出
力軸３６に止め輪５７をはめ、クラッチアウタ４８の後
退位置を規制する。この状態でオーバランニングクラッ
チ４７が前進すると、クラッチアウタ４８の山部４８ａ
の前端がストッパ部３９に当たり、前進位置が規制され
る。
【００１６】５８はオーバランニングクラッチ４７を前
進，後退させるシフトレバーで、電磁スイッチ（図示は
略す）のプランジャに支持されたフックの後退及び前進
復帰により時計方向及び反時計方向に回動される。５９
は前ブラケット３５の切欠き部にはめられたゴム状材か
らなるふさぎ体である。
進，後退させるシフトレバーで、電磁スイッチ（図示は
略す）のプランジャに支持されたフックの後退及び前進
復帰により時計方向及び反時計方向に回動される。５９
は前ブラケット３５の切欠き部にはめられたゴム状材か
らなるふさぎ体である。
【００１７】上記一実施例の装置の機関を始動させる動
作は、電機子軸３１の回転を減速しピニオン５４に伝え
ることの外は、上記従来装置と同様である。
作は、電機子軸３１の回転を減速しピニオン５４に伝え
ることの外は、上記従来装置と同様である。
【００１８】なお、上記実施例では遊星歯車減速装置４
０を介在させたが、減速装置を設けず、電機子軸の前端
部を延長し、出力軸を兼用した場合にも適用できるもの
である。
０を介在させたが、減速装置を設けず、電機子軸の前端
部を延長し、出力軸を兼用した場合にも適用できるもの
である。
【００１９】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、軸受
５３により支承された、クラッチインナ４９の中間円筒
部４９ａの内径を、出力軸３６のヘリカルスプライン部
３７とクラッチアウタ用ストッパ部３９の外径よりわず
かに大きくし、これらの外周に重ねられるようにしたの
で、クラッチインナのローラ５０下の後端部４９ｂの形
状（肉厚）に制約がないため安定した強度が得られると
ともに、オーバランニングクラッチの長さが短縮され、
軸方向外形が小さくでき、かつ中間円筒部４９ａの外径
を後端部４９ｂの外径より小さくし、さらに小径にした
前端部４９ｃにピニオン５４を結合したので、重量が軽
減され、軸方向移動体の前進移動が容易になり、ピニオ
ンのリングギヤへのかみ合い性が向上される。
５３により支承された、クラッチインナ４９の中間円筒
部４９ａの内径を、出力軸３６のヘリカルスプライン部
３７とクラッチアウタ用ストッパ部３９の外径よりわず
かに大きくし、これらの外周に重ねられるようにしたの
で、クラッチインナのローラ５０下の後端部４９ｂの形
状（肉厚）に制約がないため安定した強度が得られると
ともに、オーバランニングクラッチの長さが短縮され、
軸方向外形が小さくでき、かつ中間円筒部４９ａの外径
を後端部４９ｂの外径より小さくし、さらに小径にした
前端部４９ｃにピニオン５４を結合したので、重量が軽
減され、軸方向移動体の前進移動が容易になり、ピニオ
ンのリングギヤへのかみ合い性が向上される。
【図１】 この考案によるスタータ装置の一実施例の要
部縦断面図である。
部縦断面図である。
【図２】 従来のスタータ装置の要部縦断面図である。
【図３】 図２の出力軸のヘリカルスプライン部及びス
トッパ部の拡大図である。
トッパ部の拡大図である。
３０ 直流電動機、３１ 電機子軸、３６ 出力軸、３
７ ヘリカルスプライン、３９ ストッパ部、４０ 遊
星歯車減速装置、４７ オーバランニングクラッチ、４
８ クラッチアウタ、４９ クラッチインナ、４９ａ
円筒部、４９ｂ後端部、５０ ローラ、５２，５３ 軸
受、５４ ピニオン。
７ ヘリカルスプライン、３９ ストッパ部、４０ 遊
星歯車減速装置、４７ オーバランニングクラッチ、４
８ クラッチアウタ、４９ クラッチインナ、４９ａ
円筒部、４９ｂ後端部、５０ ローラ、５２，５３ 軸
受、５４ ピニオン。
Claims (1)
- 【請求項１】 直流電動機３０の電機子の回転が伝えら
れる出力軸３６と、この出力軸３６にヘリカルスプライ
ン３７により結合されたクラッチアウタ４８と、このク
ラッチアウタ４８にローラ５０を介し結合され一方向回
転を前端側のピニオン５４に伝えるクラッチインナ４９
と、上記ピニオン５４を前進，後退復帰させるオーバラ
ンニングクラッチ４７と、上記出力軸３６のヘリカルス
プライン３７の前部に設けられクラッチアウタ４８の前
進を所定位置で規制するストッパ部３９を備え、上記ク
ラッチインナ４９は中間の円筒部４９ａの外周で軸受５
２を介して、上記直流電動機３０の前ブラケット３５に
支持されるとともに、内周は軸受５３を介して上記出力
軸３６を支持するスタータ装置であって、 上記クラッチインナ４９の中間の円筒部４９ａの内径
を、上記出力軸３６のヘリカルスプライン３７とストッ
パ部３９の外径よりわずかに大きくしてこれらの外周に
重ねられるようにし、かつ、この中間の円筒部４９ａの
外径を上記ローラ５０位置の後端部４９ｂの外径より小
さくし、さらにこの中間円筒部４９ａの前端部４９ｃの
外径を該円筒部４９ａの外径よりさらに小さくしてこれ
に上記ピニオン５４を結合したことを特徴とするスター
タ装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
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| JP1991003707U JP2538599Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | スタータ装置 |
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