JP2538207Y2 - コイル用端子付ボビン - Google Patents

コイル用端子付ボビン

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JP2538207Y2
JP2538207Y2 JP8809291U JP8809291U JP2538207Y2 JP 2538207 Y2 JP2538207 Y2 JP 2538207Y2 JP 8809291 U JP8809291 U JP 8809291U JP 8809291 U JP8809291 U JP 8809291U JP 2538207 Y2 JP2538207 Y2 JP 2538207Y2
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JP
Japan
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coil
bobbin
terminals
terminal
hole
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JP8809291U
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English (en)
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JPH0531217U (ja
Inventor
満男 高橋
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Publication date
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薄型のチョークコイル
等に用いるコイル用端子付ボビンの構造に関係するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、薄型のコイルは、図5の下方に示
すような平板状の中央に磁芯の中央磁脚を通す貫通孔7
が加工され、左右端部に複数個の端子2が加工されてい
るコイル用端子付ボビン1に、図5に示すように、U字
形導体4が中央の貫通孔7の周りを取り巻くように配置
し、その端部を端子2に電気的に接続固定し、必要によ
り、絶縁シート等を間に配置して、次のU字型導体4を
一つずらせた端子2に接続して、貫通孔7の周りに端子
数Nより1少ない巻数のコイルを形成して、その後、こ
のコイル用端子付ボビンの貫通孔7に磁芯5の中央磁脚
を貫通させて、コイルを作成していた。また図6に示す
ように、図5と同じようにコイルを磁芯5の左右に一組
ずつ作成していた。従来は、片側の端子の数Nより1少
ない巻数の両側にある2個コイルを外部で結線し2Nー
2巻数のコイルとして使用していた。従って、コイルの
巻数はボビンの片側の端子数できまり、コイルの巻数が
十分取れなかったり、改めて外部で接続する煩雑さがあ
ると言う問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、これ
らの問題点を解消して、外部で接続する事なく、ほぼ2
倍の巻数のコイルが組み立てられるコイル用端子付ボビ
ンを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
を解消するため、ボビンの左右に構成される2個のコイ
ルを電気的に直列に接続する導体を予めボビンの巻線部
表面の端子間に加工したコイル用端子付ボビンを供する
ものである。
【0008】即ち、本考案は、貫通孔を中央に設け、か
つ、該貫通孔の周りに巻線用導体を収納する凹部が加工
され、左右の両端部に複数の端子が加工されたコイル用
端子付ボビンに、巻線用のU字形導体を前記貫通孔の周
りに配置し、その導体の端部を前記端子に順次一個ずつ
ずらせて電気的に接続固定して、コイル状にし、外側よ
り磁芯の磁脚を貫通孔に通して、コイルやトランスを構
成するコイル用端子付ボビンにおいて、前記ボビンの両
端部に加工された端子の一番外側に位置する端子間をボ
ビンの凹部表面に設けた接続用導体により接続したこと
を特徴とするコイル用端子付ボビンである。
【0009】
【作用】コイル用端子付きボビンの左右に一個ずつ設け
らるコイルを、予めボビンの各々外側の端子間を導体で
接続しておくことで、改めて外部で接続作業をする事な
くほぼ2倍の巻線数のコイルが製造できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本考案の実施例のコイル用端子付
ボビンの外観斜視図である。図2は、図1に示す実施例
のコイル用端子付ボビンに、コイルを組み立てる手順を
示す分解外観斜視図である。図3は、図1に示す本考案
の実施例のコイル用端子付ボビンを用いて組み立てた薄
型コイルの部分外観斜視図である。図4は、本考案の他
の実施例のコイル用端子付ボビンの外観斜視図である。
【0011】図1に示すように、本実施例におけるコイ
ル用端子付ボビン1は、絶縁樹脂製の平板状で、中央
に、組み込まれるE形磁芯の中央磁脚を通す貫通孔7が
設けられ、その周りはコイルの巻線用導体を収納する凹
部8が設けられ、長手方向の両端部には複数の端子2
(図1では各々4個)が設けてある。両端の端子の一番
外側の端子2間は接続用導体3で電気的接続されてい
る。次に、図2に示すように、銅箔の両面を絶縁処理し
た巻線用のU字形導体4を貫通孔7の周りにコイルを形
成するように配置し、その端部を一番外側の端子と次の
端子に半田付けし、次のU字形導体4を同様に2番目と
3番目の端子2に接続し、同様に最後の端子2まで接続
すると、片側の両端の端子間に端子の数Nより1回少な
い巻数の巻コイルが貫通孔の周りに形成される。次に、
図面向こう側の端子2にもU字形導体4を配置して同様
に巻コイルを作成する。図3に示すように、巻コイルを
施したコイル用端子付ボビン1に上下方向より薄型のE
形磁芯を組み付けコイルを完成する。図3において、接
続用導体3が接続された2個の端子2とは反対側の各端
子間で一つのコイルが形成され、巻数は片側の端子の数
をNとすると、2N−2.5回の巻数のコイルが得られ
る。
【0012】他の実施例として、図4に示すように、接
続用導体3を貫通孔7の向こう側の凹部8に設けた場
合、前述の実施例と同様にU字形導体4で巻コイルを作
成すると貫通孔の周りに2N−1.5回の巻数のコイル
が得られる。
【0013】
【考案の効果】以上、実施例で説明したように、本考案
によれば、コイル用端子付ボビンの両側に形成される2
個のコイルを外部で接続する事なくほぼ2倍の巻数のコ
イルを経済的に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のコイル用端子付ボビンの外観
斜視図。
【図2】図1に示す実施例のコイル用端子付ボビンに、
コイルを組み立てる手順を示す分解外観斜視図。
【図3】図1に示す本考案の実施例のコイル用端子付ボ
ビンを用いて組み立てた薄型コイルの外観斜視図。
【図4】本考案の他の実施例のコイル用端子付ボビンの
外観斜視図。
【図5】従来のコイル用端子付ボビンに、一個のコイル
を組み立てる手順を示す分解外観斜視図。
【図6】従来のコイル用端子付ボビンに 2個のコイル
を組み立てる手順を示す分解外観斜視図。
【符号の説明】
1 コイル用端子付ボビン 2 端子 3 接続用導体 4 U字形導体 5 磁芯 6 絶縁シート 7 貫通孔 8 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を中央に設け、かつ、該貫通孔の
    周りに巻線用導体を収納する凹部が加工され、左右の両
    端部に複数の端子が加工されたコイル用端子付ボビン
    に、巻線用のU字形導体を前記貫通孔の周りに配置し、
    その導体の端部を前記端子に順次一個ずつずらせて電気
    的に接続固定して、コイル状にし、外側より磁芯の磁脚
    を貫通孔に通して、コイルやトランスを構成するコイル
    用端子付ボビンにおいて、前記ボビンの両端部に加工さ
    れた端子の一番外側に位置する端子間をボビンの凹部表
    面に設けた接続用導体により接続したことを特徴とする
    コイル用端子付ボビン。
JP8809291U 1991-09-30 1991-09-30 コイル用端子付ボビン Expired - Lifetime JP2538207Y2 (ja)

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JPH0531217U JPH0531217U (ja) 1993-04-23
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