JP2535676Y2 - 産業車両のエンジンフード - Google Patents

産業車両のエンジンフード

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JP2535676Y2
JP2535676Y2 JP1991059579U JP5957991U JP2535676Y2 JP 2535676 Y2 JP2535676 Y2 JP 2535676Y2 JP 1991059579 U JP1991059579 U JP 1991059579U JP 5957991 U JP5957991 U JP 5957991U JP 2535676 Y2 JP2535676 Y2 JP 2535676Y2
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air cleaner
engine hood
engine
air
cap
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俊明 小島
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Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,フォークリフト等の産
業車両,特にエアコンユニットを搭載した産業車両にお
けるエンジンフードの前面部分の構造に関する。
【0002】
【従来技術】近年は,フォークリフト等の産業車両にお
いても,空調設備を設けることが要求されるようになっ
てきた。この種のエアコン仕様のフォークリフトは,図
5に示すごとく,運転席94の側方にエアコンユニット
91を配設している。該エアコンユニット91は,ハウ
ジング910を有しており,該ハウジング910内にク
ーラユニット(図示略),ヒータユニット(図示略),
エアクリーナ92などを収納している。
【0003】上記エアクリーナ92は,その前部にキャ
ップ922を着脱可能に装着している。該キャップ92
2は,エアクリーナ92内のエレメント920を交換す
る際に着脱する。また,上記ハウジング910の前面に
は,上記キャップ922と対応する位置に,開口部91
4を設けている。該開口部914は,キャップ922を
着脱するためのものである。そして,該開口部914に
は,クリップ916により,エアクリーナカバー913
を着脱可能に取り付けている。該エアクリーナカバー9
13は,ハウジング910内のエアクリーナ92の前部
を保護するためのものである。
【0004】一方,上記運転席94の下面には,エンジ
ンフード93を配設している。該エンジンフード93
は,エンジンルーム930を覆うためのものである。該
エンジンフード93は,フォークリフトのフレーム90
に対して,ヒンジ(図示略)により開閉可能に取り付け
ている。上記エンジンルーム930は,エアクリーナ9
2の側方に位置しており,ハウジング910内とエンジ
ンルーム930とは,相互に連通している。即ち,ハウ
ジング910及びエンジンフード93は,対面する側面
を開口させた構造となっている。これにより,エンジン
ルーム930側からハウジング910内のエアクリーナ
92の緊締用バンド(図4参照)を着脱できるようにし
ている。
【0005】また,上記のごとく,エンジンフード93
は,側面を開口させた構造となっているため,該エンジ
ンフード93内にはこれを補強するための補強板(図示
略)を設けている。なお,図5において,符号911は
エアコンユニット91の操作スイッチ,符号912は空
調空気の吹出口,符号931はエンジンフード93を閉
止状態にロックするためのフック,符号95はヘッドガ
ードのピラーを示す。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の産業車
両においては,エアクリーナのエレメント交換作業が面
倒であった。また,エアクリーナカバー等のエアクリー
ナ保護部材がコスト高となっていた。この点について,
図5を用いて詳しく説明する。従来のエンジンフード9
3は,エアクリーナカバー913とは別体となってい
る。そのため,エンジンルーム930内の点検作業と,
エアクリーナ92のエレメント交換作業とは,別操作で
行っている。
【0007】エアクリーナ92のエレメント920の交
換に当たっては,まずクリップ916を弛めて,エアク
リーナカバー913をハウジング910の前面より取り
外す必要がある。次に,エアクリーナ92のキャップ9
22を取り外す必要がある。これにより,エアクリーナ
92内のエレメント920を取り出すことが可能とな
る。このように,従来は,エアクリーナカバー913を
着脱しなければならず,エアクリーナのエレメント交換
作業が面倒であった。更に,緊締用のバンドを使用して
いる場合には,エンジンフード93を開いてから,バン
ドの取り外し作業を行わねばならず,エレメント交換作
業が一層面倒となる。
【0008】また,従来は,上記エアクリーナカバー9
13を,エンジンフード93とは別個に作製する必要が
あった。更に,エアクリーナカバー913を着脱するた
めに,クリップ916を作製する必要があった。また,
エアクリーナカバー913には,クリップ916を挿通
させるための通穴917を設け,一方ハウジング910
には,クリップ916を嵌合させるための係合穴918
を設ける必要もあった。そのため,従来の産業車両にお
いては,これらのエアクリーナカバー913等のエアク
リーナ保護部材がコスト高となっていた。本考案は,か
かる従来の問題点に鑑み,エレメント交換作業をスムー
ズに行うことができ,かつエアクリーナ保護部材のコス
トダウンを図ることができる,産業車両のエンジンフー
ドを提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】本考案は,エアコンユニットと,該
エアコンユニットに設けたエアクリーナと,該エアクリ
ーナの前部に設けたエレメント交換用のキャップと,
エアクリーナの側方に配置したエンジンルームとを有
する産業車両において,上記エレメント交換用のキャッ
プの前方を覆うエアクリーナ保護部と,上記エンジンル
ームを覆うエンジンルーム保護部とを一体的に形成した
開閉可能なエンジンフードを設けてなることを特徴とす
る産業車両のエンジンフードにある。本考案において最
も注目すべきことは,エンジンフードに,エンジンルー
ム保護部とエアクリーナ保護部を兼用させるように構
成したことにある。即ち,従来のエンジンルーム保護部
であるエンジンフードにエアクリーナ保護部材に相当
する部分(以下「エアクリーナ保護部」という)を一体
的に形成したことにある。
【0010】上記エンジンフードのエアクリーナ保護部
は,キャップの前方を覆うように形成する。そして,上
記エアクリーナ保護部は,エンジンフードにおける他の
部分(エンジンルーム保護部)と面一となるように形成
することが望ましい(図1参照)。これにより,外観性
に優れたエンジンフードを得ることが可能となる。ま
た,エアクリーナ保護部には,補強部を設けることが望
ましい(図1参照)。これにより,従来のようにエンジ
ンフード内に別途補強板を設ける必要がなくなり,コス
トダウンを図ることが可能となる。
【0011】
【作用及び効果】本考案においては,エンジンフード
は,エアクリーナのキャップの前方を覆うエアクリーナ
保護部と,エンジンルームを覆うエンジンルーム保護部
を一体的に形成している。そのため,従来のようにエ
アクリーナ保護部材をエンジンフードと別体に作製する
場合と比較して,大幅に低コストとなる。そして,エン
ジンフードを閉止したときには,該エンジンフードは,
エアクリーナのキャップの前方とエンジンルームとを一
体的に覆う。そのため,エンジンフードによりエアクリ
ーナの前部及びエンジンルームの保護を図ることができ
る。
【0012】また,エンジンフードを開放したときに
は,エンジンルームが露出すると共にエアクリーナのキ
ャップが露出する。そのため,該キャップを取り外し
て,エアクリーナのエレメントを交換することが可能と
なる。また,エンジンルーム内のメンンメテンスを同時
に行なうこともできる。それ故,本考案によれば,エレ
メント交換作業をスムーズに行うことができ,かつエア
クリーナ保護部材のコストダウンを図ることができる,
産業車両のエンジンフードを提供することが可能とな
る。
【0013】
【実施例】本考案の実施例にかかる産業車両のエンジン
フードにつき,図1〜図4を用いて説明する。本例は,
産業車両としてのフォークリフトのエンジンフードにつ
いて適用したものである。本例のフォークリフトは,図
1及び図2に示すごとく,エアコンユニット91と該エ
アコンユニット91に設けたエアクリーナ2と,該エア
クリーナ2の前面に設けたエレメント交換用のキャップ
22と,エアクリーナ2の側方に配置したエンジンルー
ム930と,該エンジンルーム930を覆う開閉可能な
エンジンフード1とを有する。該エンジンフード1は,
エアクリーナ2のキャップ22の前方を一体的に覆うよ
うに構成してある。
【0014】上記エンジンフード1は,図1に示すごと
く,エンジンルーム930を覆うためのエンジンルーム
保護部11と,エアクリーナ2のキャップ22の前方を
覆うためのエアクリーナ保護部12とよりなる。該エン
ジンルーム保護部11とエアクリーナ保護部12とは,
一体的にかつ面一となるように形成してある。また,該
エアクリーナ保護部12の側方及び上面には,補強部1
20を設けてある。上記エアクリーナ2は,図3及び図
4に示すごとく,円筒状に形成した本体ケース21と,
該本体ケース21内に収納したエレメント23と,本体
ケース21の開口端に着脱可能に装着した上記キャップ
22と,緊締用のバンド26とよりなる。
【0015】該本体ケース21は,アウトレット25を
有している。そして,該アウトレット25を介して,エ
アクリーナ2とエアコンユニット91内のダクト(図示
略)とを接続してある。その他は,前記従来例と同様で
ある。なお,図2において,符号932は前述のフック
931と係合するロック金具,符号96はエンジンを示
し,これらは従来と同様のものである。また,図3及び
図4において,符号24はエレメント着脱用の止めね
じ,符号27はバンド着脱用の止めねじを示す。
【0016】本例のエンジンフードは,上記のように構
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,図1
に示すごとく,エンジンフード1には,エアクリーナ2
のキャップ22の前方を覆うためのエアクリーナ保護部
12を一体的に形成している。そのため,従来のように
エアクリーナ保護部材をエンジンフードと別体に作製す
る場合と比較して,工数が少なくなり,大幅にコストダ
ウンを図ることができる。
【0017】そして,同図に示すごとく,エンジンフー
ド1を閉止したときには,該エンジンフード1は,エア
クリーナ2のキャップ22の前方とエンジンルーム93
0とを一体的に覆う。そのため,エンジンフード1によ
り,エンジンルーム930の保護とエアクリーナ2の前
部の保護とを同時に行うことができる。また,エンジン
フード1の前面部分は,面一となっている。そのため,
上記のごとくエアクリーナ保護部12を設けても,エン
ジンフード全体の外観を損なうことがない。
【0018】また,エンジンフード1の閉止状態におい
ては,上記エアクリーナ保護部12の補強部120が,
エンジンフード1の前面右端部分を支持している。その
ため,従来のように,エンジンフード1内に補強板を別
途設ける必要がなく,コストダウンを図ることができ
る。一方,図2に示すごとく,フック931とロック金
具932との係合状態を解除して,エンジンフード1を
開放したときには,エンジンルーム930内のエンジン
96,エアコンユニット91のハウジング910内のエ
アクリーナ2が露出する。そのため,該エンジンフード
1を開放するだけで,エンジンルーム930内の修理点
検やエアクリーナ2のエレメント23の交換を同時に行
うことができる。
【0019】エアクリーナ2のエレメント23の交換に
当たっては,まず止めねじ27を弛めてエンジンルーム
930側から緊締用のバンド26(図4)を取り外す。
次に,ハウジング910の開口部914から,エアクリ
ーナ2のキャップ22を前方へ取り外す。その後,止め
ねじ24(図4)を弛めて,エレメント23を交換す
る。このように,本例によれば,エレメント交換作業を
スームズに行うことができる。また,エアクリーナ保護
部材等のコストダウンを図ることができる。また,本例
のエンジンフードは,外観性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるエンジンフードを設けたフォー
クリフトの要部斜視図。
【図2】実施例のエンジンフードを開き,エアクリーナ
のキャップを取り外した状態を示す作用説明図。
【図3】実施例における,エアクリーナ付近の要部断面
正面図。
【図4】実施例のエアクリーナの一部断面側面図。
【図5】従来のエンジンフード付近の要部展開斜視図。
【符号の説明】
1...エンジンフード, 2...エアクリーナ, 22...キャップ, 23...エレメント, 91...エアコンユニット, 930...エンジンルーム,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアコンユニットと,該エアコンユニッ
    トに設けたエアクリーナと,該エアクリーナの前部に設
    けたエレメント交換用のキャップと,上記エアクリーナ
    の側方に配置したエンジンルームとを有する産業車両に
    おいて,上記エレメント交換用のキャップの前方を覆うエアクリ
    ーナ保護部と,上記エンジンルームを覆うエンジンルー
    ム保護部とを一体的に形成した開閉可能なエンジンフー
    ドを設けてな ることを特徴とする産業車両のエンジンフ
    ード。
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JPH053084U JPH053084U (ja) 1993-01-19
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JPS5465276U (ja) * 1977-10-11 1979-05-09
JPS6226001Y2 (ja) * 1980-05-22 1987-07-03
JPS5778801U (ja) * 1980-10-31 1982-05-15
JP2554993Y2 (ja) * 1991-12-24 1997-11-19 小松フォークリフト株式会社 産業車両のエアコン装置

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