JP2533907Y2 - 差込プラグ - Google Patents

差込プラグ

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JP2533907Y2
JP2533907Y2 JP1989127058U JP12705889U JP2533907Y2 JP 2533907 Y2 JP2533907 Y2 JP 2533907Y2 JP 1989127058 U JP1989127058 U JP 1989127058U JP 12705889 U JP12705889 U JP 12705889U JP 2533907 Y2 JP2533907 Y2 JP 2533907Y2
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plug
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bridge
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JP1989127058U
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達男 卯野
博文 井上
弘行 谷口
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丸豊電線株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、先端がコンセント等への差込となり他端が
電線コードに接続された二組の栓刃と、この栓刃を平行
に揃えた状態で前記接続部を含む栓刃の他端を被覆固定
する樹脂成形体とからなる差込プラグに関する。
〔従来の技術〕
従来この種差込プラグとしては、第4図に示すものが
知られていた。第4図において、差込プラグ11は、栓刃
2と、軟質樹脂成形体12とを主な構成部分とするもので
ある。栓刃2はその先端2Aが図示されないコンセント等
への差込となっており、その他端2Bは薄くて平板状とな
って、電線コード3の電線3Aをかしめ等で保持する保持
部2Cとネック部2Dが形成されている。そして、軟質樹脂
成形体12は、平行に揃えられた栓刃2の接続部(保持部
2Cやネック部2D)を含む他端2Bを、電線コード3と共に
一体的に被覆固定している。以上説明した構造の差込プ
ラグ11は軟質樹脂成形体12が軟質PVC等であり、栓刃2
の自由度を確保して栓刃2の差込時の曲げ応力や衝撃を
吸収するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で説明した差込プラグ11においては、軟質
樹脂成形体12が柔らかいため、コードをもってプラグを
強く引き抜いた場合等に、栓刃の保持部2Cの電線3Aに張
力が作用して電線3Aが断線するということがある。ま
た、プラグを強く左右に振らせた場合等に、曲げが栓刃
の深くまで及び、最も薄い部分であるネック部2Dに強い
曲げ応力が発生し、このネック部2Dが折れるということ
がある。このように、通常の使い方より乱暴な使い方を
されるような場合には、差込プラグの寿命が短くなると
いう問題点があった。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、乱
暴な使い方をされるような場合でも、長寿命である差込
プラグを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の請求項1の差込
プラグは、先端がコンセント等への差込となり他端が電
線コード3に対する接続部となった二組の栓刃2と、こ
の栓刃2を平行に揃えた状態で前記接続部を含む栓刃2
の他端を前記電線コード3と共に被覆固定する樹脂成形
体とからなり、前記栓刃2と電線コード3は同方向に配
設される差込プラグにおいて、前記樹脂成形体は、各栓
刃2の前記接続部を個別に被覆固定する被覆固定部5A,5
Bと、この個別の被覆固定部5A,5Bを互いに屈曲可能に接
続するブリッジ5Cとを有する硬質樹脂製内部成形体5
と、この硬質樹脂製内部成形体5を被覆固定する軟質樹
脂製外部成形体6とで構成し、前記ブリッジ5Cは、前記
栓刃2の前記他端側から前記電線コード3が露出する部
分に相当する位置で前記被覆固定部5A,5Bを互いに接続
する構成としたものである。
そして、請求項2の差込プラグは、前記栓刃2の前記
接続部は薄くなったネック部2Dを有し、前記被覆固定部
5Aにはこのネック部2Dに相当する部分に対する拡径部5D
が設けられているものである。
〔作用〕
請求項1の差込プラグにおいて、硬質樹脂製内部成形
体5のうち、各栓刃2の接続部を個別に被覆固定する被
覆固定部5A,5Bは、硬質樹脂製であって、接続部を補強
し断線等を防止する。そして、この個別の被覆固定部5
A,5Bを互いに屈曲可能に接続するブリッジ5C及び成形内
部成形体を被覆固定する軟質樹脂製外部成形体6とは、
栓刃2の自由度を確保する。
そして、前記ブリッシ5Cが栓刃2の前記他端側から前
記電線コード3が露出する部分に相当する位置で前記被
覆固定部5A,5Bを互いに接続するので、ウィークポイン
トである電線コードの栓刃2からの露出部分が支点とな
って、この露出部分に曲げ荷重が加わるのを防止する。
そして、請求項2の差込プラグは、被覆固定部5A,5B
のネック部2Dに相当する部分に対する拡径部5Dが設けら
れているので、他のウィークポイントであるネック部2D
がより確実に補強される。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の差込プラグの一実施例を示す図であ
り、第1図(a)は正面図、第1図(b)は側面図、第
1図(c)は平面図である。なお、栓刃2と電線コード
3の接続の仕方は第4図で説明したものと同様であるの
で、第4図と同じ符号を付してその説明を省略する。
第4図と異なる点は、樹脂成形体が硬質樹脂製内部成
形体5と軟質樹脂製外部成形体6とからなる点である。
第1図(a)において、硬質樹脂製内部成形体5は、
各栓刃2枚の被覆固定部5A,5Bと、被覆固定部5A,5B間の
ブリッジ5Cとから成っている。被覆固定部5A,5Bは、接
続部を構成する保持部2Cやネック部2D、その他、他端部
2Bの一部や電線コード3の電線3A等の弱い部分全体を被
覆固定し、補強材として作用するようになっている。5D
はネック部2Dの補強をより確実とするための拡径部であ
る。つぎに、ブリッジ5Cは被覆固定部5A,5Bの電線コー
ド3側を連結し、ブリッジ5Cの弾力によって被覆固定部
5A,5Bを屈曲自在に接続している。そして、被覆固定部5
A,5Bとブリッジ5Cは射出成形等により一体的な硬質樹脂
製内部成形体5として成形されており、この硬質樹脂製
内部成形体5は例えばポリプロピレン(PP)であり、例
えば軟質ポリ塩化ビニール(軟質PVC)の軟質樹脂製外
部成形体6に比較して硬い樹脂である。なお、この硬質
樹脂製内部成形体5は保持部2Cの発熱に耐える耐熱樹脂
とすることが望ましい。
軟質樹脂製外部成形体6は硬質樹脂製内部成形体5全
体と電線コード3とを被覆固定しており、例えば軟質PV
Cの射出成形により一体的に成形されている。
上述の構成の差込プラグ1は以下のように作動する。
プリッジ5Cの弾力と柔らかい軟質樹脂製外部成形体6に
よって、コンセントへの差込時や抜き取り時における栓
刃2の自由度が確保される。しかしながら、硬質樹脂の
被覆固定部5A,5Bがウイークポイントである保持部2Cや
ネック部2Dの接続部等を一体的に被覆固定しているの
で、栓刃2に対する強い曲げや衝撃は軟質樹脂製外部成
形体6と被覆固定部5A,5Bの間で吸収され、保持部2Cや
ネック部2Dの接続部等への伝達は阻止される。さらに、
軟質樹脂製外部成形体6が被覆される前の栓刃2には、
ブリッジ5Cを介することによって若干の寸法吸収性があ
り、軟質樹脂製外部成形体6の金型における栓刃2の位
置合わせが容易にできるという利点もある。例えば、ブ
リッジ5Cがなく被覆固定部5A,5B同士が一体であるとす
ると、以上のような寸法吸収性がないため、金型に栓刃
2をセットできない不良品が多発する恐れがある。
なお、上述の実施例では、ブリッジ5Cが被覆固定部5
A,5Bの電線コード3側にある場合を説明したが、栓刃2
間の自由度が確保される限り、被覆固定部5A,5Bの栓刃
2側に設けるものも考えられる。しかし、第1図(a)
に図示されるように、ブリッジ5Cは、ウィークポイント
のひとつである栓刃2の他端側から電線コード3が露出
する部分に相当する位置で前記被覆固定部5A,5Bを互い
に接続するのがよい。また、被覆固定部5A,5Bは少なく
とも保持部2Cとネック部2Dから成る接続部を被覆固定す
るものであればよい。さらに、軟質樹脂製外部成形体6
の形状は図示例に限定されず、種々のものがある。
つぎに、本考案の差込プラグと従来の差込プラグとの
性能比較(栓刃曲げテスト及び衝撃引張テスト)を表1
により説明する。考案例と比較例は栓刃と外部形状が同
じである。しかし、考案例は、軟質樹脂製外部成形体6
が軟質PVCであり、硬質樹脂製内部成形体5がPPのもの
である。一方、比較例は軟質PVCのみで被覆固定された
ものである。
なお、栓刃曲げテストはJIS-C-8303によった。すなわ
ち、第2図示のように、差込プラグ1を固定し、栓刃2
をアーム21で→で一回、→で一回の曲げを繰り
返し加えて、栓刃2の切断に至る回数を測定した。
衝撃引張テストはUL-817によった。すなわち、第3図
示のように、差込プラグ1を斜め45°上方に差し込み、
1.1kgの重り31を178mmの高さから落とした時の衝撃を繰
り返し加えて、電線コード3の断線に至るまでの回数を
測定した。
これらのテストの結果を表1に示す。
表1から明らかなように、栓刃曲げテストでは若干向
上しており、衝撃引張テストでは43倍以上に向上してい
る。したがって、乱暴な使い方がなされるのに適してい
ることが明瞭である。
〔考案の効果〕
本考案の差込プラグは、先端がコンセント等への差込
となり他端が電線コード3に対する接続部となった二組
の栓刃2と、この栓刃2を平行に揃えた状態で前記接続
部を含む栓刃2の他端を前記電線コード3と共に被覆固
定する樹脂成形体とからなり、前記栓刃2と前記電線コ
ード3は同方向に配設される差込プラグにおいて、前記
樹脂成形体は、各栓刃2の前記接続部を個別に被覆固定
する被覆固定部5A,5Bと、この個別の被覆固定部5A,5Bを
互いに屈曲可能に接続するブリッジ5Cとを有する硬質樹
脂製内部成形体5と、この硬質樹脂製内部成形体5を被
覆固定する軟質樹脂製外部成形体6とで構成し、前記ブ
リッジ5Cは、前記栓刃2の前記他端側から前記電線コー
ド3が露出する部分に相当する位置で前記被覆固定部5
A,5Bを互いに接続する構成としたものであり、硬質樹脂
製の個別被覆固定部が接続部の断線等を防止すると共に
この個別の被覆固定部を互いに屈曲可能に接続するブリ
ッジ及び前記内部成形体を被覆固定する軟質樹脂製外部
成形体とが栓刃の自由度を確保する。そして、前記ブリ
ッジ5Cが栓刃2の前記他端側から前記電線コード3が露
出する部分に相当する位置で前記被覆固定部5A,5Bを互
いに接続するので、このウィークポイントである電線コ
ードの栓刃2からの露出部分が支点となって、この露出
部分に曲げ荷重が加わるのを防止する。したがって、乱
暴な使い方をされるような場合でも、寿命が長くなる。
さらに、ブリッジを有する内部成形体の屈曲性が優れて
いるので、内部成形体に対して外部成形体を成形する際
の栓刃の位置合わせが容易にできる。また、被覆固定部
5A,5Bのネック部2Dに相当する部分に拡径部を設ける
と、他のウィイークポイントであるネック部2Dがより確
実に補強され、さらに寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の差込プラグの一実施例を示す図、第2
図は差込プラグの栓刃曲げテストを示す図、第3図は差
込プラグの衝撃引張テストを示す図、第4図は従来の差
込プラグの断面図である。 1……差込プラグ、2……栓刃、2C……保持部(接続
部)、2D……ネック部(接続部)、3……電線コード、
3A……電線、5……硬質樹脂製内部成形体、5A,5B……
被覆固定部、5C……ブリッジ、6……軟質樹脂製外部成
形体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷口 弘行 大阪府藤井寺市国府2丁目4番51号 丸 豊電線株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−60884(JP,U) 実公 昭44−12992(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端がコンセント等への差込となり他端が
    電線コード3に対する接続部となった二組の栓刃2と、
    この栓刃2を平行に揃えた状態で前記接続部を含む栓刃
    2の他端を前記電線コード3と共に被覆固定する樹脂成
    形体とからなり、前記栓刃2と前記電線コード3は同方
    向に配設される差込プラグにおいて、 前記樹脂成形体は、各栓刃2の前記接続部を個別に被覆
    固定する被覆固定部5A,5Bと、この個別の被覆固定部5A,
    5Bを互いに屈曲可能に接続するブリッジ5Cとを有する硬
    質樹脂製内部成形体5と、この硬質樹脂製内部成形体5
    を被覆固定する軟質樹脂製外部成形体6とで構成し、 前記ブリッジ5Cは、前記栓刃2の前記他端側から前記電
    線コード3が露出する部分に相当する位置で前記被覆固
    定部5A,5Bを互いに接続するものであることを特徴とす
    る差込プラグ。
  2. 【請求項2】前記栓刃2の前記接続部は薄くなったネッ
    ク部2Dを有し、前記被覆固定部5A,5Bにはこのネック部2
    Dに相当する部分に対する拡径部5Dが設けられている請
    求項1記載の差込プラグ。
JP1989127058U 1989-10-30 1989-10-30 差込プラグ Expired - Lifetime JP2533907Y2 (ja)

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